http://www.asyura2.com/26/cult51/msg/799.html
| Tweet |

【中国崩壊】これは“失敗”ではない。習近平が14億人を犠牲にして始めたこと
https://www.youtube.com/watch?v=XTvEx1bEzvk
<中国経済「プログラムされた衰退」の真実:新質生産力と監視国家のゆくえ>
/1. 意図的に引き起こされた「デフレと衰退」
[要約]最近、メディアでは中国経済の崩壊や深刻なデフレ、若者の異常な失業率が連日のように報じられている。多くの経済評論家はこれを「一時的な景気循環による不景気であり、いずれ回復する」と無邪気に語っているが、私は断言しよう。その見立ては全くの的外れである。現在の中国経済の冷え込みは、政策の失敗でも単なるサイクルでもない。北京の首脳陣があらかじめ綿密に計算し、意図的に引き起こしている「プログラムされた衰退」なのだ 。
海外メディアは、なぜ中国政府が金利を下げてお金をばらまくような大規模な景気刺激策を打たないのかと不思議がっている 。しかし、彼らがそれをしない理由を知るには、国家の資金の流れを追うのが一番である 。IMF(国際通貨基金)の推計によると、現在中国が投じている産業補助金はGDPの約4%〜4.4%に達している 。アメリカ(0.39%)や日本(0.5%〜0.7%程度)と比較すれば、中国が他国の5倍から7倍という、常軌を逸した規模の国家資金を特定の産業に注ぎ込んでいることがわかる 。
彼らが資金を集中投下しているのは、半導体、人工知能(AI)、電気自動車(EV)といった、いわゆる「新質生産力(しんしつせいさんりょく)」と呼ばれる最先端の戦略的産業である 。そして、その恩恵を受けているのは共産党の強い影響下にある国有企業や特権的な巨大企業ばかりなのだ 。
/2. クラウディングアウトと「予防的貯蓄」の罠
国家がGDPの4%以上もの資金をごく一部のエリート産業に強制投下した結果、社会全体で「クラウディングアウト(押し出し効果)」が猛烈な勢いで発生している 。庶民の税金や銀行の融資枠、土地などのリソースがすべてハイテク産業に吸い上げられ、人口の9割以上を雇用している一般の民間企業やサービス業にはお金が一切回らなくなってしまった 。これは戦時中の「国家総動員法」の経済版のようなものであり、特定のターゲットに血液を集中させるために、あえて手足の先(民間セクター)への血流を止めている状態にすぎない 。
この結果、民間企業は賃上げができずリストラを断行せざるを得なくなり、労働者の雇用は不安定化した 。さらに深刻なのは、中国の脆弱な社会保障制度である 。北京のトップは「過度な福祉は怠け者を養うだけだ」として欧米型の社会保障を公然と嫌悪しており、教育費の高騰、重い医療費負担、残酷な年金格差が放置されている 。国が自分たちを守ってくれないと理解している庶民は、恐怖からの自己防衛として「予防的貯蓄」に走り、絶対に財布の紐を緩めない 。
世界各国のGDPに対する家計消費の割合は平均して60%程度(アメリカは約70%)だが、中国は長年40%前後を低迷している 。需要なき供給は自らを破壊する。14億人の市場が冬眠状態にある中で、国家主導の過剰投資を続けた結果、生まれるのは世界中を巻き込むデフレと、行き場を失った恐ろしいほどの過剰生産能力だけなのである 。
/3. 構造的失業と地方財政の次元爆弾
北京が叫ぶ「新質生産力」は、莫大な設備投資と一握りの天才がいれば回る「資本・技術集約型」の産業であり、大量の労働力を必要としない 。一方で、中国の労働市場には2億8000万人を超える農民工と、毎年1100万〜1200万人もの大学新卒者がなだれ込んでいる 。彼ら圧倒的多数が求めているのは「労働集約型」の雇用だが、政府がその受け皿である民間セクターを締め付けたため、数億人規模の労働者が働く場所を失ってしまった 。
正規雇用を失った若者たちはフードデリバリーなどのギグエコノミーに殺到したが、すでに市場は完全飽和し、労働価値は暴落している 。実家に引きこもる「寝そべり族」を含めた若者の実際の失業率は46%に達するという推計もあり、これは一時的な不景気ではなく、治療困難な「構造的失業」という経済の癌である 。
さらに、この天文学的なハイテク投資の請求書は「融資平台(ゆうしへい)」と呼ばれる投資会社を通じ、地方政府の隠れ債務という形で回されている 。抗議の財政赤字はすでにGDP比で8%〜12%という異常値に達しており、まさに次元爆弾のタイマーがカチカチと音を立てている状態だ 。マクロ経済学的に見ても、現在の中国の全要素生産性(TFP)は-1.2%という深刻な損失を出しており、市場の競争原理ではなく「政治的メンツ」で配分された資金は利益を生み出さない「死に金」と化している 。
/4. 究極の政治的計算と歴史の審判
地方財政が火の車になり、経済効率が地に落ちていることを、北京の最高エリートたちが知らないはずはない 。それなのになぜ、彼らはこの破滅的な政策を止めないのか。そこには、体制の根幹に関わる恐ろしい政治的計算が隠されている 。
「公共選択論」の視点から彼らの心理を解剖すれば、政治家や官僚が最優先するのは国益ではなく「自分たちの権力の維持」である 。もし針路を転換して民間企業を支援し、手厚い社会保障を提供すれば、庶民は豊かになり分厚い中間層や強力な民間資本家が誕生する 。歴史が示す通り、経済的力を得た大衆は遅かれ早かれ政治的権利の分配を要求し始める 。富の分散による権力の分散こそが、一党支配の体制にとって究極の悪夢なのだ 。
だからこそ彼らは「国進民退」を推し進め、富と権力の源泉をすべて党の金庫に閉じ込めようとしている 。民間が衰退し庶民が貧しくなることは、体制への脅威を削ぐための「望ましい副作用」ですらあるのだ 。彼らには、国防費をも上回る巨額の「治安維持費」と、最新の顔認証やAIを用いた「デジタル全体主義」の監視網によって、社会の不満を完璧にねじ伏せられるという不気味な自信がある 。
しかし、この行き詰まるようなシステムに未来はあるのだろうか。歴史経済学が示すソ連の崩壊や中南米の債務危機という教訓、そして何より現在の中国で毎年800万人以上の労働力が消滅している「人口動態の崩壊」という物理的なタイムリミットは、彼らの絶対的な自信を全否定している 。
このまま名目GDP成長率が低迷し続ければ、2035年頃には債務残高がGDPの150%〜200%という天文学的領域に突入し、完全な財政破綻を迎えるだろう 。地獄のレールから抜け出す唯一の出口は、無駄なハイテク補助金を打ち切り、その数兆元を医療・教育・年金などの社会保障に全額振り向けて庶民の恐怖を解消することである 。しかし、支配権力を手放したくない彼らがその正しい選択をする可能性は極めて低い 。体制が自ら変われないのであれば、水面下で高まった圧力がいつかダムを決壊させ、歴史という残酷な審判によって強制退場させられるしかないのだ 。(Gemini)
|
|
|
|
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
|
|
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。