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私たちは程なく、選挙のツケを骨の髄まで知ることになる 二極化・格差社会の真相
https://www.nikkan-gendai.com/?p=news_detail&id=384001
2026/2/10 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

恐ろしいのは、高市首相のいう「国論を二分する政策、改革」がどんな姿で現れてくるのか… (C)共同通信社
衆議院選挙は自民党の圧勝で終わった。いかにも彼ららしいと言うべきか、安倍晋三時代にも増して汚らしい選挙だった。
通常国会冒頭での唐突かつ大義のない解散に始まり、争点潰しや“余計なことは言わないリスクマネジメント”とやらばかりがまかり通った。高市首相はNHKの討論番組をドタキャンして統一教会や裏金問題の追及から逃げたばかりか、遊説先でも党公約の柱であるはずの安保3文書の改定や外国人政策、限定的な消費税減税等々についても、ほとんど語らなかった(朝日新聞4日付朝刊)。
それでいて大見えだけは切りまくった。「高市が総理大臣でよいのかどうか、国民の皆さんに決めていただく」「国論を二分するような大胆な政策、改革にも、批判を恐れることなく果敢に挑戦していきたい」うんぬん。
具体的な内容への言及は皆無に等しい。要は有権者に判断材料を与えず、ムードだけを盛り上げて、物事をまともに考えたくない人々の“白紙委任”を取り付けようとし、それは果たされた。
一方で左派やリベラル系の軒並み惨敗もむべなるかな。創価学会票欲しさで最近までの与党にすり寄り、戦争法制や原発で変節した旧立憲民主党の無節操は論外。彼らには近年の、“共生”とか“多様性”といった、賢しげで、生活実感とかけ離れた観念論を振りかざしては支持者を失った醜態への反省もまるでない。今こそ格差社会や、その元凶たる新自由主義イデオロギーからの克服を、丁寧に力説しなくて、どうする気だったのか。
選挙戦中からあちこちで指摘されていた、目新しくもない分析モドキ。結果が出た後で重ねてみても詮ないことだ。ともあれ、これが現代日本の“選挙”なのである。
恐ろしいのは今後、高市の言う「国論を二分する政策、改革」がどんな姿で現れてくるのか、だ。スパイ防止法の制定や憲法“改正”だけでなく、核武装への道筋も大いにあり得よう。
そうなった場合、自民党支持者の大方の期待とは裏腹に、日本は名実ともにトランプ以降の政権に「運営(run)」される対象ないし米軍の鉄砲玉&戦場に成り下がる。幾度も書いてきた悪夢だから、今さらくどく繰り返したくもないけれど。
米国とは帝国主義の権化以外の何物でもない。抽象論では断じてない実態は、正月早々のベネズエラの一件でご案内の通り。投票とは面白半分でやるものではない真理を、私たちは骨の髄まで思い知らされることになる。

斎藤貴男 さいとうたかお ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
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