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※紙面抜粋

※2026年2月26日 日刊ゲンダイ2面
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「勝てば官軍」の危険思想 石破はダメだが早苗ならいいのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/384610
2026/02/26 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

女王気取り、「私は特別」/(C)日刊ゲンダイ
あれだけ政治とカネで国民の怒りを買ったのに、「私は特別」とばかりに大金をバラマキ、平然の鉄面皮。一事が万事で、権力者のたしなみどころか女王気取りの危うさが今後、次々に露呈していくだろう。国会は形骸化し、数の横暴で国が変わり、似た者同士、トランプとは蜜月のおぞましさ。
◇ ◇ ◇
化けの皮はどんどん剥がれている。それなのにビクともしない。真冬の総選挙で巨大与党を手にした高市早苗首相の面の皮の厚さには目を見張るものがある。
奇襲解散で放り出した新年度予算案の年度内成立をゴリ押しする中、文春砲によって新たな醜聞が炸裂。特別国会召集翌日の19日、当選した自民党の全議員にカタログギフトをバラまいたというのである。
高市の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問が始まった24日の晩、「文春オンライン」が〈高市早苗首相が「当選祝い」カタログギフトを衆院議員に配っていた!〉などと題して特報。政策秘書を務める実弟が「御祝 高市早苗」と記された熨斗をつけた近鉄百貨店のカタログギフトを議員会館で配り歩いていたという。「危機管理」に一家言ある高市はおよそ3時間後、Xにこんな長文の釈明を投稿した。
〈自民党衆議院議員の全員宛に、今回の大変厳しい選挙を経て当選したことへの労いの気持ちも込め、今後の議員としての活動に役立てていただきたいと考え、奈良県第二選挙区支部(高市早苗支部長)として、品物を寄付させていただきました。
議員としての活動に役立つものをと思いましたが、一人一人に適当な品物を選ぶ時間もなく、事務所での応接や会議、日常業務に使えるものなど、政治活動に役立つものを各議員のご判断で選んでいただこうと思い、カタログギフトを差し上げることとしました〉
弁解はさらに続く。
〈数回に分けて夕食会を開催して欲しいとの要望もありましたが、施政方針演説の準備や答弁準備、今日の電話会談をはじめ外交日程まで考えると、それも困難でしたので、ささやかな品に致しました。
もちろん、今回の支出には、政党交付金は一切使用することはありません〉
会食オファーが殺到してさばききれず、当選祝いとしてカタログギフトを贈ることにした、というのである。新手の札束政治のにおいがぷんぷんするし、言うまでもなくカネに色はない。
例の口調で総額言及を回避
25日の参院代表質問で立憲民主党の田名部匡代幹事長がこの問題を追及。石破前首相の事務所が2024年秋の衆院選で初当選した自民議員15人に対し、石破が「ポケットマネーで用意した」という10万円相当の商品券を配布したことが発覚して国会で陳謝に追い込まれ、返却された事例を挙げて「総額いくらになりますか。報道された3万円だとしたら、1000万円近くになりませんか。総額、原資と目的についてもご説明願います」と質問した。
答弁に立った高市は、媚を含んだ例の口調で「私が支部長を務める奈良県第2選挙区支部の政治資金からの拠出」だと繰り返し、「品物は本体価格プラス、システム料プラス、送料に消費税を掛けまして、1人分約3万円で、合計315人分になります」と説明。どういうわけか総額への言及を避け、「政党支部から議員個人への寄付として、法令上も問題はないものと認識しております」と強調した。
石破の商品券配布をめぐっては、当時野党だった日本維新の会代表の吉村大阪府知事は「違法だ」と真っ向批判。議員個人間の金銭の寄付に当たるとしていた。ところが、連立政権樹立を声掛けした高市のギフトに関しては「政党支部から議員個人への寄付は認められている。大きな差がある」と擁護。確かに、高市のやり方は脱法的なのだろう。
けれども、商品券だろうがカタログギフトだろうが、金品は金品だし、政治団体が原資を出しても贈り主は個人だ。石破はダメだが高市ならいいのか。腹落ちしないのが庶民感情というものだろう。
旧安倍派が震源地の裏金事件が火種となった「政治とカネ」の再燃で自民は国民の怒りをあれほど買ったのに、何のことはない。戦後最多議席を引っ張った「私は特別」とばかりに大金をバラまき、平然の鉄面皮なのである。
自民党改憲草案の頭でこすい買収

石破前首相のときは商品券で大炎上(C)日刊ゲンダイ
そうでなくても、高市が代表を務める自民党奈良県第2選挙区支部をめぐる「政治とカネ」の問題は枚挙にいとまがない。24年の政治資金収支報告書で政治資金規正法の上限を超える企業献金を受領していたことが判明したほか、「政治活動費」としてスナックにも支出。05年以降の7回の衆院選で計6474万円の寄付を受けたことも発覚している。反日カルトの統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体に政治資金パーティー券を販売し、複数の地元支援者が出元のパー券収入を資金管理団体への個人献金として処理して双方で寄付金控除の適用を受けたとも報じられている。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう指摘する。
「商品券ではなくカタログギフトを選び、ポケットマネーではなく政党支部を通したのがこすいところではありますが、ガラスの天井を破った高市氏も金権政治にどっぷり漬かっていることを改めて証明した。行政府のトップが立法府のメンバーに金品を配る行為は、買収と何ら変わりはない。自民党が衆院で3分の2を占めていると言っても、高市氏の党内基盤は脆弱。スパイ防止法制をはじめとする右寄り政策を強行採決で実現することを念頭に、足元を固めようとしたのでしょう。『サナ活』でも話題の女性支持者は、旧態依然のやり方に興ざめしたのではないか。高市氏のつまずきの始まりになる予感がします。一般市民は国民主権の日本国憲法に立脚しているのに対し、高市氏は独裁の道をひらく自民党の改憲草案(12年)の頭で政治をやっている。懸念されていた傾向が強まってきています」
「雌鶏鳴けば国滅ぶ」のか
一事が万事で、権力者のたしなみを求むべくもなく、女王気取りの危うさは今後、ますます露呈していくだろう。権力の抑制と均衡は豚に真珠、もとい馬の耳に念仏なのだ。このままいけば議会制民主主義も財政民主主義も形骸化し、数の横暴で国のかたちが無理やり変えられてしまう。それで、似た者同士のトランプ米大統領とはセッセと蜜月なんて、おぞましいというほかない。もっとも、過去最長の1時間47分40秒も大言壮語を吐き散らかした2期目初の一般教書演説について、米メディアはすぐさまファクトチェック。AP通信は「多くが誤情報に基づいている」と問題視し、嘘や誇張を細かく批判している。政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「極端な言い方をすれば、自民党は腐敗で成り立っている政党です。それにしたって、高市氏は筋が悪い。〈自分は戦後生まれだから、戦争責任など問われる立場にない〉と公言しているのにも開いた口が塞がりませんが、政治記者時代に若手議員だった高市氏をインタビューした際、皇国史観をべらべらとしゃべられ、二の句が継げなくなったことがありました。02年に放送されたテレビ番組で先の大戦を〈セキュリティーのための戦争だったと思う〉と主張した高市氏に対し、ジャーナリストの田原総一朗氏が〈下品で無知な人にバッジつけて靖国のことを語ってもらいたくない〉などと面罵して謝罪に追い込まれましたが、至極当たり前の指摘だった。日本国憲法を理解する能力のない問題人物に権力を握らせ続けたら、この国もわれわれの暮らしもメチャクチャになってしまいます」
「勝てば官軍」と言わんばかりの危険思想に満ち満ちた高市の暴走を看過すれば、この国は法治国家の看板を下ろさなければならなくなる。高市を評して「雌鶏鳴けば国滅ぶ」と揶揄する声も聞こえるが、女性首相が問題なのではない。高市早苗を首相に就けたのが問題なのだ。
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