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※紙面抜粋
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野党は何を言っても負け犬の遠吠え まざまざと見せつけられた「形だけ国会」の無残
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/385276
2026/03/14 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

予算案可決でニッコリ(C)日刊ゲンダイ
横暴与党が予算案を強行突破したが、案の定の展開だ。国会は形骸化し、高市独裁の隠れ蓑になっていく。形だけの審議で、民主主義は完全崩壊だが、これが有権者の悪夢の選択。もはや野党になす術はないのか。
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数の力をカサにきて強行突破──。案の定の展開だ。
一般会計総額が122兆3092億円と過去最大の2026年度予算案が13日夜の衆院本会議で可決され、参院に送付されたが、今回の国会審議は異常な展開だった。
昨年は92時間を費やした衆院予算委員会での審議は59時間に短縮され、詳細な審議を行って地方の声を届けるために必要な分科会も省略された。分科会が開かれなかったのは37年ぶりだ。
高市首相が出席して開かれた集中審議はわずか2回、計11時間で、昨年の32時間と比べて約3分の1という“時短”だった。過去最大規模の予算案だというのに、これでは「一応やりましたよ」というアリバイづくりでしかない。
年度内に予算を成立させたいという高市の願望が先走り、それに引きずられた与党が圧倒的多数を有する衆院で乱暴な予算審議を進めていく。マトモな議会人であれば認められるはずがない手法だ。
中道改革連合や国民民主党、参政党からチームみらいまで、普段は与党におもねるしか能がない政党も含め、すべての野党が予算案に反対したことからも、異常事態だということが分かる。
予算案の採決に先立って、強引な委員会運営を行った自民党の坂本哲志予算委員長の解任決議案が衆院本会議で採決された。これにもすべての野党が賛成したのだが、与党の圧倒的な数の力にねじ伏せられた。
もちろん、圧倒的な議席数差を見れば、野党が解任決議案を出したところで可決しないことは百も承知だ。それでも、与党の横暴をきっちり議事録に残し、全野党が異議を申し立てたことには大きな意味がある。いつもバラバラな野党がはからずも一致するほど、ひどい国会運営だったということだ。
委員会の開催は、与野党の合意を基本にするのが国会の慣例であり、流儀だ。しかし坂本は、丁寧な審議を求める野党の声をガン無視して、職権で9回もの委員会を強行。本来、職権による委員会立ては最後の手段だが、序盤から職権を乱発して、予算案の13日衆院通過ありきの日程で進めてきた。委員長は中立的な立場が求められるのに、高市に忖度して首相答弁を極力減らすような議事運営をしてきた。
国会は政権の下請け機関ではないはず

与党も情けない(C)日刊ゲンダイ
「国権の最高機関である国会が高市政権の下請けになり、審議は形骸化してしまった。そもそも、通常は1カ月かけていた衆院での予算審議を2週間に短縮するほど日程がタイトになったのは、高市首相が通常国会の冒頭で解散を打ったせいなのです。仮に予算案が年度内に成立しなくても、それを野党のせいにするのは筋違いだし、衆院選の圧勝に驕って国会を軽視する高市首相の横暴を黙認して追従している自民党議員も情けない。採決で賛成票を投じるだけが自民党議員の仕事なら、国民の代表とは言えず、総理総裁の下僕だと自ら認めているようなものです」(政治評論家・本澤二郎氏)
国会審議は、議会制民主主義の土台だ。最後は多数決になるとしても、議論の中でさまざまな意見を聞き、可能性を考慮し、合意を形成していく。そのプロセスこそが民主主義の要諦なのである。議会軽視は、この国の民主主義を踏みにじる行為にほかならない。
ハナから数の力で押し切るつもりならば、議会は不要だ。トップの独断、独裁で何でも決められることになる。突き詰めれば、国会議員は必要なくなる。数だけやたら多い採決要員というのであれば、議員定数削減論が国民の側から出てきても不思議はない。
衆院を通過した来年度予算案は、16日から参院で審議入りすることが決まったが、昨年末に編成されたものであるということも考慮する必要がある。従来であれば、2月のまるまる1カ月かけて衆院で予算案を審議するところ、高市が解散に打って出たことで遅れが生じ、その間に国際情勢も激変した。
米国とイスラエルによる攻撃でイラン情勢は混乱し、原油価格の高騰は必至だ。物価高対策は考え直す必要がある。
だからこそ野党は暫定予算の策定を提案してきた。暫定予算を組めば国民生活に支障はないし、現下の状況を反映させて予算を組み替え、じっくり審議することができる。ところが、高市は暫定予算の準備を「指示していない」と言い張り、「国民生活への影響」を盾にして、とにかく年度内に予算を成立させたいの一点張り。数の力を背景に、対話を拒んできた。
国会軽視は民意を無視するということ
「高市首相のメンツで年度内成立の命を下し、与党幹部が唯々諾々と従う構図には、自民党内からも『よろしくない』という声は上がっています。政権の強さとは、強引さのことではない。国民生活を人質にとるような言論を権力者がすべきではありません。圧倒的な数の力を持った時こそ、丁寧な国会審議を心がけなければ、必ずしっぺ返しが来る。自民党が永遠に与党でいられるとは限らないのだから、今回のような悪しき前例をつくってしまえば、逆の立場になった時に自分たちが困ることになります。数の力で好き放題にすることを許せば、議会制民主主義は崩壊してしまう。もっとも、どれだけ騒いでも負け犬の遠吠えになってしまう野党が、高市政権を助けている面もある。野党がなぜ支持を得られないのかという自省は必要でしょう」(ジャーナリスト・山田厚俊氏)
高市は国民生活が最優先と口では言うが、本当に国民生活を考えていたら、各自治体が来年度予算の編成で最も多忙な時期に抜き打ち解散なんてやるはずがないのだ。それが責任与党の矜持というもので、さすがに歴代の自民党政権もそこまでの暴挙に出ることは控えてきた。建前であっても、権力の行使は「謙抑的であるべき」と説き、おそらくは自身にも言い聞かせてきたはずだ。
政府は提示する予算案を国会で「審議していただく」立場なのだから、野党議員の質問に真摯に向き合うことは当たり前なのである。ところが高市は、国会でたくさん答弁させられるのがつらいと言って異例の1月解散に踏み切り、圧倒的多数を得たから自分の好きにできると勘違いしている。この無邪気さは危うい。
自民党の当選議員全員に3万円分のカタログギフトを配った件もそうだが、違法でなければ何をやってもいいというのは、驕り以外の何物でもない。
「国会を軽視するというのは、民意を無視するということ。予算案だけでなく、今後も増税や戦争推進など国民にとって望ましくない法案を数の力で押し通す可能性がある。その時になって有権者が歯ぎしりしても遅いのですが、米国のトランプ大統領に取り入ることしか考えていない高市首相は、国民生活など眼中にないのでしょう。これが有権者の悪夢の選択です」(本澤二郎氏=前出)
予算案を衆院で強引に採決した前夜、高市は「風邪の疑い」で公務をキャンセル。一晩明けた13日はマスクもせずに元気に出勤していてひと安心だが、リウマチの持病もあり、衆院選の期間中には党首討論を直前にドタキャンした経緯もある。重要なタイミングで体調が悪化するのは気の毒で、同情するしかない。
潰瘍性大腸炎という難病を抱えていた安倍元首相も、国会審議にはもっと応じていたのに、例年よりかなり短時間の審議でもグッタリしてしまう高市の体調が心配だ。来週の訪米も中止した方がいいのではないか。
来年度予算案は参院での審議入りは決まったものの、参院では少数与党だ。野党の譲歩案も無視して強引に採決してしまった以上、参院での追及は、衆院選の高市圧勝に腰が引けている衆院の比ではないはず。高市が体調不良に陥らないことを願うが、良識の府としてのプライドを見せてもらいたい。
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