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※紙面抜粋
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いよいよ正体が割れてきた 薄気味悪い「スマイル高市」の嘘八百
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/388019
2026/05/23 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

絡みついてくる⁉(C)日刊ゲンダイ
補正予算を巡る国会答弁では大嘘をつき、そのくせ、検討させていたことをイケシャーシャーと語る笑顔の首相の神経はマトモなのか。息を吐くように何のためらいもなく嘘をつく。解散、消費税、自身の疑惑と挙げていけばきりがないが、国民もその正体に呆れ始めている。
◇ ◇ ◇
「平和はほほ笑みから始まる」という言葉を残したマザー・テレサは、「笑顔には計り知れない力がある」と説いていた。
さて、高市首相の「サナエスマイル」は、未来の平和につながるものなのか。
野党党首はその笑顔を「破壊力」という言葉で表した。
中道改革連合の小川代表は22日の記者会見で、20日に行われた党首討論の際に「破壊力のある笑顔にやられそうだが、心を鬼にして厳しいお尋ねをする」と切り出したことについて、こう振り返った。
「ものすごい笑顔で、なんていうのか、絡みついてくるというか……。私の志を砕こうとする笑顔に、ある種の破壊力を感じた」
「極めて至近距離で笑顔を絶やさない。私の心中は高市政権の経済対策の遅れなど厳しいことを聞かないといけない。ニコニコからめとろうとしてくる人に厳しいことを聞くのは、生身の人間としてしんどい作業だ」
小川なりの皮肉を込めた表現なのかもしれないが、笑顔にからめとられる野党では情けない。
予算委員会への出席を嫌がる高市は、原油不安と物価高が加速する中でも、野党が求めてきた補正予算の編成を「必要ない」とかたくなに拒んできた。
ところが、党首討論の直前になって突然、補正予算の早期編成を表明。小川から「補正予算の検討指示が遅れたのではないか」と指摘されると、笑顔で「遅れたとは思っていません」と反論し、「わりと早くから考えていた」と言ってのけた。
補正予算編成に関する自分の発言が「『現時点では』とか『ただちに』とか『今日の時点では』と変わっていっていたのは、みなさま、お気づきだと思う」と開き直る始末。イケシャーシャーとはこのことで、野党も国民も完全にナメられている。笑顔にからめとられている場合ではない。
嘘をゴマかすための作り笑顔
「高市氏は前週の国会審議で補正予算の編成は考えていないと言っていたのに、今になって連休前には指示を出していたと言い出した。いずれかの発言は嘘ということです。もっとも、高市氏が嘘ばかり言うのは今に始まったことではないし、間違っていたことが分かっても決して訂正しないから、対策が後手後手になってしまう。最初に原油もナフサも十分あると言ってしまったから、中東情勢に伴う物価高騰で国民生活が苦しくなっても、ナフサ不足で企業が悲鳴を上げても、補正予算は必要ないと言い続けた。結局、どうにもならなくなって、嘘で上塗りする。嘘をゴマカすために作り笑顔になる。笑顔で断言すれば、余裕があるように見えて、国民に安心感を与えられるという計算もあるのでしょう」(法大名誉教授・五十嵐仁氏= 政治学)
政府は原油もナフサも足りていると言うが、現場ではナフサ不足が深刻化している。本来なら、国民の命と暮らしを預かる首相が笑っていられるような状況ではないはずだ。
発売中の「週刊新潮」も、巻頭で「スマイル高市首相が目を背ける日本経済の“危機”」という特集記事を掲載している。
<訪中後のトランプ大統領と電話会談した旨を笑顔で語った高市早苗首相。日米の親密さを高市スマイルでアピールしたが、先の見えないイラン情勢で原油やナフサの調達不安は増すばかり>で、企業倒産件数は東日本大震災以来の高水準という深刻な状況に対し、何の対策も講じようとしない高市のことをこう断じた。
<日本経済の状況が深刻さを増しても、お得意の高市スマイルを見せるだけでは、笑い話で済まなくなるのだ>──。
笑顔レッスンで総理の座をつかんだ成功体験

デモが静かに拡大(C)日刊ゲンダイ
首相就任後の高市の言動を見ていると、外交などの注目を集める機会には常に笑顔を心がけていることが分かる。首脳会談では不自然なほどの笑顔で話し、笑うタイミングがおかしいこともある。加えて、最近は心にもないこと、嘘を言う時も笑顔とセットになる傾向が顕著だ。
閣僚時代の高市は、予算委員会で厳しい質問をする野党議員を睨みつけたり、ふてくされた態度を取ることが多かった。自身に関わる放送法の 政治的公平に関する行政文書を「捏造」と言い放ち、「信用できないなら、もう質問なさらないでください」と不機嫌な顔でタンカを切って、委員長から注意を受けたこともある。
転機は昨年の自民党総裁選だろう。出馬するにあたり、化粧を変えて笑顔のレッスンを受けたとされる。
「媚びる笑顔もあれば、嘘を隠す笑顔や、相手に圧力をかける笑顔もある。それで上りつめたことが高市首相の成功体験になっているはずです。困っている国民や企業の声には耳を貸そうともせず、笑顔でイメージを高めて、自分の主張をゴリ押しするのが高市流のやり方なのです」(五十嵐仁氏=前出)
そういえば、先日の党首討論でも、直前の訪韓から帰国したばかりの高市は、委員会室に入って来て着席するなり「ただいま〜、結局、二日酔い」と満面の笑みで話していた。
高市が患っているという関節リウマチは、酒やたばこの影響で病状が悪化しやすいといわれている。愛煙家の高市が二日酔いになるほど深酒して大丈夫なのか。今年2月の総選挙期間中、リウマチの痛みを理由にNHK「日曜討論」をドタキャンしたことを思い返すと、症状の悪化は相当つらいはずだ。高市の体が心配になってしまう。
ワンオペ介護も嘘なのか
「討論番組をドタキャンしたのに、その日の選挙応援では笑顔で手を振っていました。旧統一教会と知らずにインタビューに応じた、暗号資産サナエトークンも知らなかったと、息を吐くように何のためらいもなく嘘をつく首相だとしたら、どうやって信用すればいいのでしょうか。激務の傍ら、夫の山本拓元衆院議員の介護をワンオペでこなし、『家事に時間を取られる』とこぼしていた件も、当の山本氏が雑誌のインタビューで『高市に世話をかけることはない』と言い、食事も自分が作っていると明かした。一事が万事で、家族の健康状態まで平気で嘘を言って同情を引こうとするのであれば、とてもマトモな神経ではない。嘘をゴマカす笑顔の薄気味悪さに国民も気づき始めているから、全国で反高市デモが静かに拡大しているのでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)
解散を考える暇もないと言いながら、異例の1月解散に踏み切り、大量議席をかすめとった挙げ句、「悲願」とまで言っていた公約の消費税ゼロは手つかず。高市の言葉は何ひとつ信じられなくなっている。
22日の参院本会議で高市は、昨年の自民党総裁選や今年の衆院選で、高市陣営が他候補への誹謗中傷動画を作成してSNSに投稿していたという「週刊文春」の報道を改めて否定してみせた。
証拠メールが次々と報じられても、「事務所および陣営としては他の候補者に関するネガティブな動画の作成、発信は一切行っておらず、第三者に依頼したこともない」というのだ。
中傷動画の大量拡散によって選挙結果が歪められたとすれば、それは民主主義に対する重大な挑戦であり、冒涜であり、万死に値する卑劣な行為だ。笑顔で覆い隠せるような話ではない。ヘラヘラ笑ってゴマカすのではなく、真摯に説明責任を果たしてもらいたい。
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