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[政治・選挙・NHK228] 森ゆうこ議員、菅官房長官の「面会記録廃棄」に激怒!「国民をバカにするのいい加減にして!なぜ、官邸は確認できない!」 赤かぶ
33. 母系社会[1323] leqMbo7Qie8 2017年7月11日 20:31:47 : rN7e455b8k : 6fTUscu56NY[1]
今治市の加計誘致は同市の活性化策なのだろうが、経済システムが効率重視の資本主義である限り、人口が多い都市が全ての面で競争には有利であり、人口が少ない地方の衰退は避けられない。

幸い今治市は四国一の工業都市のようで、簡単には衰退しないだろうが、資本主義が始まった17〜18世紀以来、全世界的規模で都市の益々の巨大化(スラム化)と、地方・農村の衰退が続いている。だから、今治市の場合は成功しても、一般的に地方・農村の衰退を、一大学の誘致程度で阻むことは不可能だろう。

●この件は、@獣医学部の新設の是非の問題と、A新設する獣医学部に、加計が選ばれた経緯の是非の問題という別の二つの問題があるが、自民党は@の問題で、前川氏を獣医学部の新設に抵抗する「岩盤規制派」とし、「岩盤規制派」対「規制改革派」の戦いという構図にしようと必死である。

しかし、前川氏の講演を良く聞けばわかるのだが、前川氏は現実と適合しなくなった規制は撤廃すべきという常識的な「規制改革派」である。また、正確に言えば、前川氏は獣医学部の新設に反対という判断をしていたわけではなく、判断の材料となるデータが無いために、<賛成>とか<反対>以前の<どちらでもない立場>だった。

●この件に賛成なら、獣医師会や他の獣医学部がある大学などから恨まれ、反対すると人事権を握る内閣府=安倍から恨まれると思われる。

つまり、賛成・反対のどちらの立場で関わっても、災難が降りかかる可能性が高いため、農水省や厚労省は逃げ腰だった。そこで、おそらく和泉洋人首相補佐官は農水省や厚労省が、この厄介な問題から逃げることを許し、その代わりに3者が協力して文科省を犠牲にする計画を立案したのではないか。

●それで、前川氏は文科省として、獣医学部の新設に賛成とか、あるいは反対という判断を下すための基礎的データを農水省や厚労省から得られない状態になり、<賛成>とか<反対>以前の<どちらでもない立場>に置かれたまま、「安倍首相の意向」を根拠に、和泉洋人首相補佐官らに賛成しろと強要され、納得できないまま、仕方なく了解してしまった。

つまり、前川氏が賛成しないから、前川氏は反対派=「岩盤規制派」というわけではなく、前川氏は第三の判断保留という立場だっただけで、その結果として、判断が下せない状態が続き、前川氏は文科省の天下りをバラされて粛清されたと思われる。

(しかし、この粛清が前川氏を自由な立場にし、反撃される羽目になったと思われる。最も獣医師界の現状に詳しいのは農水省であり、最もライフサイエンスなどの先端技術界に詳しいのは厚労省のはずなので、両省がデータを出さずに、文科省が代わりにデータ作成を行うのであれば、農水省も厚労省も存在する必要が無いことになる)

●ただし、前川氏は、仮に判断を下すための基礎的データが農水省や厚労省から得られて検討した結果、獣医学部の新設が必要であると判断したとしても、次の加計が選ばれた経緯が公平ではなかったので、Aには納得していなかった。

それで、この問題には、@獣医学部の新設の是非の問題と、A新設する獣医学部に、今治の加計が選ばれた経緯の是非の問題という別の二つの問題があるのだが、自民党は前川氏を、@の件で、既得権益守護の「岩盤規制派」として葬ろうとしている。しかし、前川氏は自ら述べているように「岩盤規制派」ではなく、基本的には常識的「規制改革派」である。

●また、挙証責任を問題にし、挙証責任は文科省にあるという内閣府の主張は明らかに間違いで、挙証責任を問題にするなら、獣医学部の新設を提案した内閣府側、つまり、言い出した側に挙証責任はある。

しかし、そもそも同じ政府内のことなので、どちらが勝ったとか負けたという話ではない。まずは、何らかの提案した側が、その提案の新設の必要性を関係省庁に訴えて納得させ、次に関係する省庁が協力して実現すべきである。そして、この問題では、「石破4条件」こそが、その提案理由となる。だから、文科省としては、「石破4条件」に沿った提案理由を提起できない内閣府側が間違っているとしか言いようがないだろうし、それでも提起したいなら、「石破4条件」を取り消して、別の条件を閣議決定すべきである。

★しかし、私学であれ、獣医学部の新設や獣医師の養成には多額の血税も投入されるので、国民としては一大学や一地方の栄枯盛衰だけでなく、成果の国民全体への還元も必要。

★そもそも「鳥インフル」などの病気への対処を問題にしているので、一大学や一地方の競争的利益よりも、大学同士の連携・協力で早く成果を得ることが特に重要。そのためには全国の獣医学部との協力体制や、あるいは獣医学部を越えた全関係研究部門との学際的な連携が必要だろう。

★更に言えば、生物に関わる問題なので、国境を越えた全世界的な連携・協力体制の構築も必要だろう。このような視点での検討はしているのだろうか?

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