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[政治・選挙・NHK227] 前川前次官が田崎史郎、山口敬之、読売、NHKら安倍応援団を批判!安倍政権によるメディアの私物化は、民主主義を殺すと  赤かぶ
37. 2017年6月25日 00:11:16 : FEZHsV73BY : t14_htSZgdU[2]
本文>「民主主義の死。前川氏はもっとも強い言葉でそう表現」


            「官僚を矯めて、エエことがあるんか?」


  前川さんの登場の意味は、大きい。我が国政治史においても、最大級の意味を持つ。その大きさは目先より、後世になれば成る程強調される。“苦悶するデモクラシ−”つう言葉があったが、我が民主主義は順調にきた分けでない。自由民権以来波風に揺られ、国会(政党)も官僚も内閣も、横風に抗して民主主義の舵取りに懸命に携わってきた。とりわけ戦前では、陸海軍部官僚の横紙破りは凄く、226後は絶対的であった。総力戦体制を研究した企画院も、スタッフは各省から派遣された官僚であったが、チーフは軍人でありチーフの指示に刃向えず、軍需物資も“ない物を在る”と机上の計算で算出せねばならなかった。正に官僚の死の時代であり、民主主義の死の時代であった。
  戦後は平和憲法の下、官僚が自由に力を発揮した時代だった。護送船団方式とかいっても官僚の存在抜きでは語れず、経済発展・高度成長でもその基盤を支えたのは官僚であった。その戦後官僚が転機迎えたのが、村松岐夫『政官スクラムカ型リーダーシップの崩壊』等が指摘のごとく、1990年代の金融危機であった。バブル崩壊後の時期であったが、日債信銀東郷など多くの金融トップが罪をとわれたが、官僚も叉無傷とはいかなかった。こうした背景から、省庁再編や金融庁設置とか組織改革がなされたが、この時代の官僚は、形式的な変革に曝されたが、未だ実質的な力は失うことはなかった。郵政民営化など小泉改革も、官僚の勢力に切り込んだようだが、官僚が自主的な人事権を掌握してる限り、その影響は限定的であった。
  我が国官僚が真に危機に直面したのは、2次安倍の内閣人事院の創設で、官僚サイドが自主的な人事権を喪失した時であった。我が国の民主主義の大きな柱の1つであった官僚が、内閣に絶対的な人事権を掌握され、以後内閣の恣意的な行政運営に対しても、官僚は“ご無理ごもっとも”と抵抗できなくなった。内閣の旗振りの先頭にたてば、迫田出世出来るし、抵抗すれば前川パージだ。
  ここに我が国の民主主義は、大げさに言えば、開闢以来の危機を迎えた。民主主義といっても、いろいろなスタイルがある。フランス型もあれば、アメリカ型もある。それは当然だ。かって、トクヴィルが分析したように、フランスは立法府優位であり、アメリカは行政府(大統領)優位だが、権力分けると言う点ではおんなしだ。我が国の民主主義は、フランスとも違うし、アメリカとも違うつうんは当然だ。我が国の民主主義は、平和的な憲法と平和的な皇室の存在によって、基本的に支えられている民主主義であり、これ等を自由で有能な官僚が支える構造である、基本は違うのに、形式的にアメリカ型つうかアメリカの物真似してはイカンと思うが,その誤ちを犯したのが安倍内閣人事院である。未だ運用する安倍が、高邁な叡智と先見性を持ち合わせちょるなら未だしも、狐狸や鼬や猿カニレベルの浅知恵で、忽ち権力に酔い痴れ、モリカケレイプ溺れを招いたのが、現状だ。我が民主主義は風前の灯の状況だ。法と正義が雲散霧消だ。パンツ泥棒が大臣となり、凶悪暴行犯罪のプロの強姦魔が官邸の最側近で、我が物顔を利かす、正論吐く官僚はパージされる。葉が沈み、石が流れる時代となった。
  こうした時に、“在る物はないと言えない”といって、前川さんが颯爽と登場した。前川さんは、印籠はニセじゃと言って、メッキのブリキ製の印籠だいって、正体見破った、ひれ伏す筈の官僚が刃向ってくる、ひれ伏しおる他の官僚も、一斉に眼を挙げ、“言われてみりゃあブリキ製で錆びついちょるぞ”と、立ち上がる状況になってきた。全国民も動き出した、足元の身内からも騒音が聞こえだした。内閣改造ちゅうアメとムチで脅しても、モグラ叩き化しだした。すなわち、我が国の民主主義を元に戻すために、捨身の嚆矢を放ったのが前川さんなんだ。前川さんの登場がなかったなら、我が国の民主主義はズルズルとかっての道を辿ったんは、必定であった。後世、政治史論者は、前川蹶起をいかに著わすか。前川蹶起を、流れを反転させたターニングポイント、独ソ東部戦線のスターリンググラードと、描き
出しそうだ。あとは、他の官僚が、全国国民がいかに蜂起するかだ。
  追記だが、“我が国の民主主義は、平和的な憲法と平和的な皇室の存在によって、基本的に支えられている”と著したが、最近朝日に載った、敬宮 愛子さんの学習院中等科卒業記念文集の、修学旅行広島訪問を中心とした文章、平和の大切さと思う心が充実した、実に立派な文章である。これは、東宮ご一家の気持ちでもあろうし、平和的な皇室の気持ちでもあろう。今、日本共産党は、平和憲法と共に平和な皇室制度を最も強く擁護している。小生は共産党支持であるが、同じ気持ちだ。逆に、平和的な両陛下を、最もないがしろにし、胡散臭く思い、邪魔扱いしよるんが、安倍一味だ。日本はアメリカとは違うんだ、日本のの民主主義はアメリカとは違うんだと、よいとこだけを真似すればいいんだと、肝に銘ずるべきだ。

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