4. 2016年8月21日 12:06:11 : hTzcyeIzGM : CLUKQJCBjpg[1]
アベノミクスという世紀の愚策は実体経済ではなく日経平均株価だけが拠り所という虚構のイリュージョン相場。
これは為替相場を恣意的に操作しようとする国ぐるみの意図的な愚策ですね。
随分以前に日経平均価格が17000円を割れる事があれば元には戻らないと書きましたが、現実の相場も正にその通りとなっておりますね。
官制相場による株価の買支えという円安誘導によって大好きな経団連大企業に為替差益による黒字計上をもたらす。そして大企業の黒字決算が国全体に好循環をもたらし、いずれはトリクルダウンになるであろうという安倍政権の妄想。
中身ゼロの張りぼて経済なのですからトリクルダウンなど出来る訳も無く、為替差益が生じる事により内部留保がただ積み上がるだけ、こんな施策では逆もまた然りの為、当然ながらトリクルダウンなど起き得る訳が有りません。
政府日銀は何としてでも17000円の壁を突破して再び2万円の大台に乗せたい。
そして経団連大企業に経営上の実態利益ではなく、見せ掛けだけでも良いので為替差益よる黒字を再び計上したい。
でも株価は操作できても為替相場は無理なのですよね、規模が違い過ぎます。
この愚策は海外ファンド勢にとって格好の餌でしょうね、何しろアベノミクスは買い支えでの株価維持が前提であり、事実上売りが出来ないのですから、こんな状態で禿鷹ファンドに勝てる筈が無く、年金運用のGPIFも運用などと呼べる代物では無く最早単なる貢物でしょう。
何しろ経済は必ず上向くという前提で永遠と買い続けるのですから円キャリー取引と同じく根拠の無い妄想を元に我々の年金は運用という名の元に体裁作りのマネーゲームに湯水の如く注ぎ込まれている状況ですから投機筋から見ればこんなに美味しい事はありません。
何しろ意地でも政府日銀が買支える事が明確に分かっているのですから、買支えて17000円辺りで海外勢が戻り売り、また買支え、戻り売り買支えの繰り返し。
かなり前から値動きがおかしい事には個人投資家でさえ気付いており、株式相場ば本来の機能を失い、単なるマネーゲームの温床と化しておりますね。
しかも、個別銘柄のテコ入れは面倒だからとまとめてETFの倍買い宣言です。
もう、単なる日経平均株価頼みですから、ゲーム参加者からすれば正に裸の王様が貢物をいつ迄続けられるかというゲームであり、一般庶民がポケモンGOで浮かれているのとは別に、巨額を動かす海外マネーゲーム参加者は皆アベノミクスというゲームに夢中な事でしょう。
何しろ、どんなに実体経済が悪くなろうが、どんなに国民の生活が疲弊しようが
アベノミクスは成功してると言いたい。この規則に沿って市場変動を繰り返すゲームなのですから、安倍政権が存続する限りこのゲームは続くのです。
しかも、売り相場を無理して買支えすればする程、それに比例する様に実体経済は益々悪くなりますから、このゲームは進めば進むほどより簡単になり、同時に確実性も増すという負のスパイラル。
何しろ実体経済という肝心の中身が伴わないのですから、当然ながら買支える力が増す事は無い事は明白。
実体経済はどんどん悪くなる一方ですから、当然ながら実体経済に連動して為替相場は円高に進む事となり、為替差益頼みの大企業の利益は反転して赤字計上に転換するというお粗末さ。
安倍総理はサミットの時にリーマンショックと同じ状態というような言葉を用いて海外勢から顰蹙を買いましたが、不用意な発言という意味を除けばその表現は日本にとってあながち間違いという訳でも無いかもしれません。何しろショック当時の下落幅を単に日銀の買支えで数日に分割していたような状況であり、このテコ入れが無ければ500円、1000円単位の暴落が普通に起きていたであろう局面が幾度も有りましたから、通常であればとうに15000円を割れていてもおかしく有りません。
この買支えが、ある意味ショックを和らげる緩衝材の役目を果たしておりますが、実体経済回復の為の施策を打たないと大変な事になると思いますね。
仮に何処かの時点で17000円を超えて数日その価格を保つ事が出来れば多分2万円の大台を目指す事になるかもしれませんが、逆に15000円を割れて数日価格が保たれれば、政府日銀は追金を更に積み増すしかないという悪循環に。
こんなると最終的には戦争経済に頼るしか手が無く、現実としてその方向に進んでいるのが現在の政権のやっている事。
きっと安倍総理という人物はそこ迄しても自らの過ちを認める事が出来ず、永遠とアベノミクスは成功ですと同じ様に言い続ける事でしょう。
付き合わされる国民は溜まったものではありませんが、国内金融関係者や経団連大企業達もそろそろ安倍総理が唱えるアベノミクスという世紀の愚策にそろそろNo!を突き付けた方が良いのではないかと個人的には思います。
株価と為替相場が乖離し過ぎておりますし、政府日銀の買支えによって溜まっている相場のエネルギーがいずれはどちらかに大きく動く事になりますよ。奇跡的に上に放出されれば良いですが、仮に下落方向にこのエネルギーが向かうなら、為替相場と連動して最早国ですら止められない状況になり兼ねませんし、それで挙げ句の果てには最終手段であるお国の為に戦争になどと言われても喜ぶのは時代錯誤も甚だしい武器商人だけであり、殆どの人は困った事になるのではないだろうか。
安倍政権は全ての面に於いて、全体の役に立っておらず、地球規模で甚大な被害をもたらしております。マジでそろそろ勘弁して欲しいです。
都民
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。