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[原発・フッ素44] 3号機プール,目視妨げる瓦礫群やっと着手も即中断こっそり延期=燃料飛散済隠蔽か 命を大切に思う者
140. 2016年4月02日 21:13:22 : ldEXyi95da : _4taq4_kNZU[1]
朝日新聞は反原発のためなら、意図的に平気でわざと嘘をつく。

これは第2の「吉田調書誤報」か! 2016年3月31日

「原子力規制委員長」が犯罪的と怒った「朝日新聞」の問題点

過ち改めざる、是を過ちという。あるいは、過ちては即ち改むるに憚ること勿れ。今さら、これら論語の言葉を重く受け止めたわけでもあるまいが、朝日新聞には日々、「訂正・おわび」が掲載される。それも驚くほど頻々と。

<18日付1面の急行はまなすレストランの記事で、「『北東北フリーきっぷ』と東北新幹線の立ち席を使ったとき、札幌と盛岡を1人2万4020円で往復した」とあるのは、「立ち席」ではなく「指定席」の誤りでした。乗客の話を取り違え、確認が不十分でした>(2016年3月19日付夕刊)

<20日付総合3面「EU難民送還 窮余の合意」の記事で、「対岸のトルコの島からフェリーで着いた約5千人>とあるうち、「対岸トルコの島」とあるのは「対岸にトルコを望むギリシャの島」の誤りでした。記事編集の際に、思い違いをしました。(2016年3月21日付朝刊)

こうした「訂正・おわび」が掲載されるのは、社会面と決まっている。従軍慰安婦大誤報などを検証した第三者委員会の提言をもとに進めてきた改革の1つで、2015年4月から「訂正・おわび」の掲載面が固定されたのである。

ご承知の通り、朝日新聞が従軍慰安婦報道の過ちを認めたのは2014年8月。同じ年、朝日新聞は福島第一原発事故に関わる「吉田調書」報道でも大誤報を打ち、記事の取り消しに追い込まれている。こうした大不祥事を引き起こした反省から、記事に誤りが発見された場合、すみやかに改め、謝罪する。ゆえに「訂正・おわび」が頻繁に掲載される事態となっているのだとしたら、それは朝日新聞に兆した小さな変化と言って良いのかもしれない。だが、それはあくまで小さな変化に過ぎず、以下に紹介する現在進行形の騒動は、結局のところ朝日新聞が本質的には何も変わっていないことを教えてくれる。それどころか、今回の騒動については、「第2の吉田調書誤報になりかねない」と指摘する声すら上がっているのだ。

問題の記事が掲載されたのは2016年3月14日の朝刊。
<川内原発周辺の線量計、半数が避難基準値測れず>

1面トップにデカデカと掲げられたそんな見出しに続く記事にはこうある。
<運転中の九州電力川内原発(鹿児島県)周辺に設置されたモニタリングポストのうち、ほぼ半数が事故時の住民避難の判断に必要な放射線量を測れないことがわかった。9日の大津地裁の仮処分決定で運転が止まった関西電力高浜原発(福井県)の周辺でも、計画する数が設置できていなかった。事故時の住民避難の態勢が十分に整わないまま、原発が再稼働した>

福島第一原発事故後に改定された国の原子力災害対策指針によると、原発から5〜30`圏では事故の際にはまず屋内退避した上で、モニタリングポストで測った放射線値をみて国が避難を判断することになっている。また、毎時20マイクロシーベルトが1日続いたら1週間以内に避難、毎時500マイクロシーベルトに達したら即時避難することになっているが、朝日新聞の2016年3月14日の問題の記事によると、
<鹿児島県は昨年8月の川内原発1号機の再稼働までに、5〜30キロ圏に判断の基準となる48台のポストを設置。うち22台は毎時80マイクロまでしか測れず、すぐに避難する判断には使えない>

この記事に触れた読者の多くは次のような感想を抱いたのではなかろうか。川内原発の5〜30`圏に設置されたモニタリングポストの半数は80マイクロシーベルトまでしか測れないもので、避難の判断には「使えない」のか。それは問題だ、と。

実際には、指摘されたモニタリングポストは避難判断に「使えない」どころか「大いに使える」のだが、朝日新聞は翌15日の社説でも<放射線量計 事故の教訓はどこへ>として、しつこくこのテーマを取り上げ、過ちに過ちを重ねたのである。

真逆のことを書いた

一連の朝日新聞の記事に対して激烈な反応を示したのは、原子力規制委員会の田中俊一委員長だった。

「モニタリングによって、我々が色々な判断をするために必要十分かどうかということが基本になるのです。それが、あたかも全く判断できないような報道をするということは、原発の立地自治体とか、その周辺の方たちに無用な不安を煽り立てたという意味では、非常に犯罪的だと私は思っています」

2016年3月16日、規制委の定例会で田中俊一委員長はそう述べ、朝日新聞に対し、訂正か謝罪記事を出さなければ今後の取材対応を拒否すると通告したのである。しかし、朝日新聞は頑として訂正も謝罪もせず、2016年3月17日の紙面に形ばかりの釈明記事を掲載。そこには、「大いに使える」モニタリングポストについて、なぜ「使えない」と真逆のことを書いたのかという理由は一言も記されていなかった。無論、そんな内容で規制委が納得するはずはなく、「明確な修正がされていない」として朝日新聞に対して再抗議した。

繰り返しになるが、朝日新聞記事の最大の問題は、「使える」モニタリングポストを「使えない」と書いたことである。そのモニタリングポストの正式名称は「NaI式検出器」という。

東京工業大学原子炉工学研究所の松本義久准教授が説明する。
「NaI式検出器の測定範囲は、バックグラウンドレベルから毎時80マイクロシーベルトまで。バックグラウンドレベルというのは普段の放射線数値のことで、東京なら毎時0.05マイクロシーベルト、全国であれば0.03から0.07マイクロシーベルトという数値。それを計測できるというのは、非常に感度が高いということです」

朝日新聞は80マイクロシーベルトまでしか測れない、と書いた。しかし、正確には、80マイクロシーベルトまでの比較的低線量を検出することに能力を発揮するのが、NaI式検出器なのだ。

一方、高線量率をカバーするために設置されているのが、電離箱式検出器である。朝日新聞の記事ではその存在にすら全く触れられていなかったこの検出器の測定範囲は、1マイクロシーベルト程度から100マイクロシーベルト程度となっている。

「意図的なものを感じる」

「朝日の記事には、”80マイクロシーベルトまでしか測れず、すぐに避難する判断には使えない”とありますが、これでは読者に、NaI式だけでは被曝に気付かない、不十分なものだという誤解を与えてしまいます。また、NaI式と電離箱式の2つの検出器を併用するのは、日本だけではなく、世界の常識。記事にはその説明もありませんでした」

そう語る松本准教授は、朝日新聞が「使えない」と書いたNaI式検出器の優れた点を次々と明かす。

「事故の際、放射線量はいきなり上がるわけではない。バックグラウンドレベルから、NaI式で測れるレベルを通り過ぎて上がっていく。ですので、事故の際にはむしろ微細な数値が測れるNaI式の方が適しているともいえる。また、細かい数値が見られることから、いつもと数値が変わっていないという確認の目的でも有効で、住民に安心感を与えることもできるのです」

NaI式と電離箱式の「守備範囲」の違いについて、東京大学大学院の岡本孝司教授(原子力専攻)は、「車の運転席にある速度メーターを思い浮かべてみて下さい。100まで測れるメーターで1を計測したとしても針はほとんど動かない。が、10までのメーターだったら、1を計測しただけでも針の動きはハッキリと分かる、ということです」

そう説明するが、問題の記事を書いた記者は、2種類の検出器の併用が「常識」であることを知らなかったのか。原子力規制庁の担当者は首を傾げる。

「記者はおそらく、2種類の検出器の組み合わせで測るという常識を知っていたのではないかと思うのですが・・・・・。規制庁に取材をすれば分かることだし、取材をしたと言っていますから。そう考えると、あの記事にはかなり意図的なものを感じてしまいます」

問題の2016年3月14日の記事の末尾には、2人の記者の名がある(石川智也、関根慎一)。朝日新聞の関係者によると、
「2人とも、原発に関して極めて意識の高い記者です。1人は反原発デモに行ったことがあり、もう1人は脱原発関連の本の共著者となっています」

一連の記事や、それを執筆した記者について朝日新聞に取材を申し込んだところ、
「(原発)周辺住民が安心して暮らすにはどのようなモニタリング態勢であるべきなのか、という視点で取材し、紙面化しました」
との回答が寄せられた。

先の岡本教授が言う。
「今回の記事については、原子力規制委員会が言っていることが100%正しいので、朝日新聞は早めに白旗を揚げたほうがいい」

2年前、朝日新聞の「吉田調書」に関する記事の過ちをいち早く指摘したノンフィクション作家の門田隆将氏は次のように語る。

「今回の記事も、吉田調書に関する誤報の時と同じことを繰り返している。自らの主義主張のためには、事実はそっちのけ。原発の再稼働を阻止するために思い込みだけで記事を書いているのです」

「吉田調書誤報記事」の第一報は、
<自治体は何を信用して避難計画を作れば良いのか。その問いに答えを出さないまま、原発を再稼働して良いはずはない>
と締め括られていた。今回の問題記事にも、
<事故時の住民避難の態勢が十分に整わないまま、原発が再稼働した>(2016年3月14日付)
という一文がある。

両者が酷似しているのは、偶然ではあるまい。

<川内原発周辺の線量計、半数が避難基準値測れず>
2016年3月14日05時04分
http://www.asahi.com/articles/ASJ346QWDJ34UTIL076.html

<放射線量計 事故の教訓はどこへ>2016年3月15日付朝日新聞社説
http://no-nukes.blog.jp/archives/8531412.html

規制委、朝日新聞記事を批判 川内原発周辺の放射線量計
2016年3月17日05時00分
http://www.asahi.com/articles/DA3S12261598.html

http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/813.html#c140

   

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