現代におけるファシズムの定義は「いじめの肯定」だと思われ、少数が多数を責める構図にはなっていない。

出てくる構成部位は３つ、１つが「少数」ではあるが、これは明確に「政府かマスコミ」と断定できる。

もう１つがファシズムを否定する者として、虐め被害に遭うことを「政府かマスコミ」によって「仕掛けられた者達」である。

最後に登場する多数、この多数が、「政府かマスコミ」によってターゲットにされた「仕掛けられた者達」である。

虐めるものも虐められる者も被支配者で、政府・マスコミは自ら手を下さず「こんなけしからん奴がいる」という発信を行うだけだ。

それによって、政府・マスコミの意思を忖度した多数が、誰にも命じられていないのに、政府・マスコミによってターゲットにされた者を自殺に追い込むほど責め立てる＝これが現在のファシズムの構図と言えよう。

これは「現代における」と断りがなされていることからも、本来のファシズムではなく、別のものをファシズムと呼んでいると理解のうえで使用されている。

本来、ファシズムはそういうものではない。

ファシズムの定義は３つの要件を満たした物である。

⑴ 国家または民族もしくはその両方が「束ねられる媒体」であって、グローバルなものはファシズムの定義に入らない
⑵ 束ねられる意義は「束にならねば勝てない何かと戦う」という、立ち向かうべき相手が特定されねば、ファシズムの定義に入らない
⑶ 束ねられる者は、ファシズム（結束組織）の代表者を選挙で選出する

現代のファシズムとは、強い者に立ち向かうため結束していない。

現代のファシズムとは、弱い者を虐めることで、強い者に媚びることを指していると思われるが、これはファシズムではない。

またファシズムとは選挙絶対主義であり、不正選挙を絶対に許さない（ムッソリーニ/ファシスト党の定義）し、選挙によらない指導者の指名による権力の移行であった共産主義を絶対と敵と断ずるので、現在の日本、今回のアメリカのように、不正選挙を見過ごすということはファシズムではなく共産主義における正義と言える。
http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/301.html#c44