伊東市市長選挙において、日本共産党重岡秀子市議が個人的に支持していただけであって、組織的に日本共産党が活動していたという事実は認められず、公式においても田久保真紀氏が日本共産党の支持を取り付けたとの話もありません。
更に”市民派候補”を前面に押し出しての立候補だったため、組織依存の選挙戦はなるだけ避けていたようです。
しかも、経歴詐称が明らかになった後は、個人的に支持していた重松秀子市議は田久保真紀氏に苦言を呈しており、田久保市長への辞職勧告決議案にも賛成票を投じているのでダンマリなわけでもありません。

それにしても、利権に逆らうという事は、利権関係者による一斉攻撃を食らってしまう事となるのは過去枚挙にいとまがないにも拘わらず、このような隙を作ってしまったのは田久保真紀氏の甘さによるものでしょう。
実際のところ、本人ではないので心中どうなのかというのは判りませんが、三反園 訓氏のように利権反対票を取り込めば自分が当選できると安直に思ったのならば、学歴詐称もさもありなんと思えるし、問題が持ち上がった後の対応も合点は行きます。

こうなってくると、利権や権力に対し不正をただす人間というのは、どこをとっても批判のしようがない聖人君子ぐらいなものですが、存在しようもなく、利権や権力に逆らう事は社会的に抹殺されるのと同義語な日本においては、社会に迎合し同じ方向を向いて生きていくことこそが肝要ですね。

なにがあってもみんな一緒(微笑)
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