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仁王立ち kG2JpJengr8 全コメント
[ペンネーム登録待ち板7] 野党勢力は奴隷化の法則(経済弱者が、その原因を作った政府を攻撃しない屈折した深層心理)の呪縛から人々を解放せよ
この国の一般大衆はどこへ拉致されようとしているのか、静かな語り口で警鐘を鳴らす作家・中村文則さんの新聞寄稿を転載します。


「お前は人権の臭いがする」 国と同化、自己肯定の差別 (2016年1月11日 朝日新聞掲載)

 僕の大学入学は一九九六年。既にバブルは崩壊していた。

 それまで、僕達(たち)の世代は社会・文化などが発する「夢を持って生きよう」とのメッセージに囲まれ育ってきたように思う。「普通に」就職するのでなく、ちょっと変わった道に進むのが格好いい。そんな空気がずっとあった。

 でも社会に経済的余裕がなくなると、今度は「正社員になれ/公務員はいい」の風潮に囲まれるようになる。勤労の尊さの再発見ではない。単に「そうでないと路頭に迷う」危機感からだった。

 その変化に僕達は混乱することになる。大学を卒業する二〇〇〇年、就職はいつの間にか「超氷河期」と呼ばれていた。「普通」の就職はそれほど格好いいと思われてなかったのに、正社員・公務員は「憧れの職業」となった。

 僕は元々、フリーターをしながら小説家になろうとしていたので関係なかったが、横目で見るに就職活動は大変厳しい状況だった。

 正社員が「特権階級」のようになっていたため、面接官達に横柄な人達が多かったと何度も聞いた。面接の段階で人格までも否定され、精神を病んだ友人もいた。

 「なぜ資格もないの? この時代に?」。そう言われても、社会の大変化の渦中にあった僕達の世代は、その準備を前もってやるのは困難だった。「ならその面接官達に『あなた達はどうだったの? たまたま好景気の時に就職できただけだろ?』と告げてやれ」。そんなことを友人達に言っていた僕は、まだ社会を知らなかった。

 その大学時代、奇妙な傾向を感じた「一言」があった。

 友人が第二次大戦の日本を美化する発言をし、僕が、当時の軍と財閥の癒着、その利権がアメリカの利権とぶつかった結果の戦争であり、戦争の裏には必ず利権がある、みたいに言い、議論になった。その最後、彼が僕を心底嫌そうに見ながら「お前は人権の臭いがする」と言ったのだった。

 「人権の臭いがする」。言葉として奇妙だが、それより、人権が大事なのは当然と思っていた僕は驚くことになる。問うと彼は「俺は国がやることに反対したりしない。だから国が俺を守るのはわかるけど、国がやることに反対している奴(やつ)らの人権をなぜ国が守らなければならない?」と言ったのだ。

 当時の僕は、こんな人もいるのだな、と思った程度だった。その言葉の恐ろしさをはっきり自覚したのはもっと後のことになる。

 ログイン前の続きその後東京でフリーターになった。バイトなどいくらでもある、と楽観した僕は甘かった。コンビニのバイト採用ですら倍率が八倍。僕がたまたま経験者だから採用された。時給八百五十円。特別高いわけでもない。

 そのコンビニは直営店で、本社がそのまま経営する体制。本社勤務の正社員達も売り場にいた。

 正社員達には「特権階級」の意識があったのだろう。叱る時に容赦はなかった。バイトの女の子が「正社員を舐(な)めるなよ」と怒鳴られていた場面に遭遇した時は本当に驚いた。フリーターはちょっと「外れた」人生を歩む夢追い人ではもはやなく、社会では「負け組」のように定義されていた。

 派遣のバイトもしたが、そこでは社員が「できない」バイトを見つけいじめていた。では正社員達はみな幸福だったのか? 同じコンビニで働く正社員の男性が、客として家電量販店におり、そこの店員を相手に怒鳴り散らしているのを見たことがあった。コンビニで客から怒鳴られた後、彼は別の店で怒鳴っていたのである。不景気であるほど客は王に近づき、働く者は奴隷に近づいていく。

 その頃バイト仲間に一冊の本を渡された。題は伏せるが右派の本で第二次大戦の日本を美化していた。僕が色々言うと、その彼も僕を嫌そうに見た。そして「お前在日?」と言ったのだった。

 僕は在日でないが、そう言うのも億劫(おっくう)で黙った。彼はそれを認めたと思ったのか、色々言いふらしたらしい。放っておいたが、あの時も「こんな人もいるのだな」と思った程度だった。時代はどんどん格差が広がる傾向にあった。

 僕が小説家になって約一年半後の〇四年、「イラク人質事件」が起きる。三人の日本人がイラクで誘拐され、犯行グループが自衛隊の撤退を要求。あの時、世論は彼らの救出をまず考えると思った。

 なぜなら、それが従来の日本人の姿だったから。自衛隊が撤退するかどうかは難しい問題だが、まずは彼らの命の有無を心配し、その家族達に同情し、何とか救出する手段はないものか憂うだろうと思った。だがバッシングの嵐だった。「国の邪魔をするな」。国が持つ自国民保護の原則も考えず、およそ先進国では考えられない無残な状態を目の当たりにし、僕は先に書いた二人のことを思い出したのだった。

 不景気などで自信をなくした人々が「日本人である」アイデンティティに目覚める。それはいいのだが「日本人としての誇り」を持ちたいがため、過去の汚点、第二次大戦での日本の愚かなふるまいをなかったことにしようとする。「日本は間違っていた」と言われてきたのに「日本は正しかった」と言われたら気持ちがいいだろう。その気持ちよさに人は弱いのである。

 そして格差を広げる政策で自身の生活が苦しめられているのに、その人々がなぜか「強い政府」を肯定しようとする場合がある。これは日本だけでなく歴史・世界的に見られる大きな現象で、フロイトは、経済的に「弱い立場」の人々が、その原因をつくった政府を攻撃するのではなく、「強い政府」と自己同一化を図ることで自己の自信を回復しようとする心理が働く流れを指摘している。

 経済的に大丈夫でも「自信を持ち、強くなりたい」時、人は自己を肯定するため誰かを差別し、さらに「強い政府」を求めやすい。当然現在の右傾化の流れはそれだけでないが、多くの理由の一つにこれもあるということだ。今の日本の状態は、あまりにも歴史学的な典型の一つにある。いつの間にか息苦しい国になっていた。

 イラク人質事件は、日本の根底でずっと動いていたものが表に出た瞬間だった。政府側から「自己責任」という凄(すご)い言葉が流れたのもあの頃。政策で格差がさらに広がっていく中、落ちた人々を切り捨てられる便利な言葉としてもその後機能していくことになる。時代はブレーキを失っていく。

 昨年急に目立つようになったのはメディアでの「両論併記」というものだ。政府のやることに厳しい目を向けるのがマスコミとして当然なのに、「多様な意見を紹介しろ」という「善的」な理由で「政府への批判」が巧妙に弱められる仕組み。

 否定意見に肯定意見を加えれば、政府への批判は「印象として」プラマイゼロとなり、批判がムーブメントを起こすほどの過熱に結びつかなくなる。実に上手(うま)い戦略である。それに甘んじているマスコミの態度は驚愕(きょうがく)に値する。

 たとえば悪い政治家が何かやろうとし、その部下が「でも先生、そんなことしたらマスコミが黙ってないですよ」と言い、その政治家が「うーん。そうだよな……」と言うような、ほのぼのとした古き良き場面はいずれもうなくなるかもしれない。

 ネットも今の流れを後押ししていた。人は自分の顔が隠れる時、躊躇(ちゅうちょ)なく内面の攻撃性を解放する。だが、自分の正体を隠し人を攻撃する癖をつけるのは、その本人にとってよくない。攻撃される相手が可哀想とかいう善悪の問題というより、これは正体を隠す側のプライドの問題だ。僕の人格は酷(ひど)く褒められたものじゃないが、せめてそんな格好悪いことだけはしないようにしている。今すぐやめた方が、無理なら徐々にやめた方が本人にとっていい。人間の攻撃性は違う良いエネルギーに転化することもできるから、他のことにその力を注いだ方がきっと楽しい。

 この格差や息苦しさ、ブレーキのなさの果てに何があるだろうか。僕は憲法改正と戦争と思っている。こう書けば、自分の考えを述べねばならないから少し書く。

 僕は九条は守らなければならないと考える。日本人による憲法研究会の草案が土台として使われているのは言うまでもなく、現憲法は単純な押し付け憲法でない。そもそもどんな憲法も他国の憲法に影響されたりして作られる。

 自衛隊は、国際社会における軍隊が持つ意味での戦力ではない。違憲ではない。こじつけ感があるが、現実の中で平和の理想を守るのは容易でなく、自衛隊は存在しなければならない。平和論は困難だ。だが現実に翻弄(ほんろう)されながらも、何とかギリギリのところで踏み止(とど)まってきたのがこれまでの日本の姿でなかったか。それもこの流れの中、昨年の安保関連法でとうとう一線を越えた。

 九条を失えば、僕達日本人はいよいよ決定的なアイデンティティを失う。あの悲惨を経験した直後、世界も平和を希求したあの空気の中で生まれたあの文言は大変貴重なものだ。全てを忘れ、裏で様々な利権が絡み合う戦争という醜さに、距離を取ることなく突っ込む「普通の国」。現代の悪は善の殻を被る。その奥の正体を見極めなければならない。日本はあの戦争の加害者であるが、原爆・空襲などの民間人大量虐殺の被害者でもある。そんな特殊な経験をした日本人のオリジナリティを失っていいのだろうか。これは遠い未来をも含む人類史全体の問題だ。

 僕達は今、世界史の中で、一つの国が格差などの果てに平和の理想を着々と放棄し、いずれ有無を言わせない形で戦争に巻き込まれ暴発する過程を目の当たりにしている。政府への批判は弱いが他国との対立だけは喜々として煽(あお)る危険なメディア、格差を生む今の経済、この巨大な流れの中で、僕達は個々として本来の自分を保つことができるだろうか。大きな出来事が起きた時、その表面だけを見て感情的になるのではなく、あらゆる方向からその事柄を見つめ、裏には何があり、誰が得をするかまで見極める必要がある。歴史の流れは全て自然発生的に動くのではなく、意図的に誘導されることが多々ある。いずれにしろ、今年は決定的な一年になるだろう。

 最後に一つ。現与党が危機感から良くなるためにも、今最も必要なのは確かな中道左派政党だと考える。民主党内の保守派は現与党の改憲保守派を利すること以外何をしたいのかわからないので、党から出て参院選に臨めばいかがだろうか。その方がわかりやすい。

     ◇
 1977年生まれ。2005年、「土の中の子供」で芥川賞。近著に「教団X」「あなたが消えた夜に」。「掏摸(スリ)」をはじめ、作品は各国で翻訳されている

http://www.asyura2.com/13/nametoroku7/msg/594.html

[ペンネーム登録待ち板7] 野党勢力は奴隷化の法則(経済弱者が、その原因を作った政府を攻撃しない屈折した深層心理)の呪縛から人々を解放せよ 仁王立ち
1. 仁王立ち[1] kG2JpJengr8 2016年5月18日 00:03:34 : MLyvk16c16 : 1SHl3l2QeHE[1]
「阿修羅掲示板の投稿規定2011.09.12版を3回読み終わりました。
http://www.asyura2.com/13/nametoroku7/msg/594.html#c1
[政治・選挙・NHK206] 野党陣営は、経済的弱者を「奴隷化の法則」(*)の呪縛から解き放て
(*) 経済的弱者が、その原因を作った政府を肯定しようとする屈折した深層心理メカニズムのこと (投稿者注:「件名」字数制限のため、とりあえずの造語として使用しました)


静かな語り口で今日の世相に警鐘を鳴らす芥川賞作家・中村文則さんの新聞寄稿です。掲載から少し日が経っていますが、現代日本の病巣を的確にとらえており、ある意味予言的でもあります。

この寄稿で特筆すべきことの一つは、「格差を広げる政策で自身の生活が苦しめられている」人々、すなわち経済的に「弱い立場」に追いやられた人々は、無意識のうちに、「その原因をつくった政府を攻撃するのではなく、「強い政府」と自己同一化を図ることで自己の自信を回復しようとする」傾向を示すことが、歴史的・世界的にも確認されているという指摘です(本文真中あたり)。

この現象は、野党陣営にとって、経済的に抑圧された階層の人々(=圧倒的多数を形成する人々)の支持を集めることが、決して生易しいものではないということを意味します。この屈折した奇妙な深層心理の呪縛から人々を解放するためには何を為すべきなのか、野党陣営はこの問いを自らに投げかけ、解を見出してほしいのです。そして大同団結して悪政の前に立ちはだかり、大同団結して人々の盾となる覚悟を示してもらいたいのです。そうすれば、人々の声なき声は一夜にして天の声となり、閉塞した空気を一変させる力をもつでしょう。彼らは、一縷の望みを捨てきれない心の片隅のどこかで、野党各党の一挙手一投足を固唾をのんで見守っているに違いないのですから。


【以下、全文転載開始】

「お前は人権の臭いがする」 国と同化、自己肯定の差別 (2016年1月11日 朝日新聞デジタル)

 僕の大学入学は一九九六年。既にバブルは崩壊していた。

 それまで、僕達(たち)の世代は社会・文化などが発する「夢を持って生きよう」とのメッセージに囲まれ育ってきたように思う。「普通に」就職するのでなく、ちょっと変わった道に進むのが格好いい。そんな空気がずっとあった。

 でも社会に経済的余裕がなくなると、今度は「正社員になれ/公務員はいい」の風潮に囲まれるようになる。勤労の尊さの再発見ではない。単に「そうでないと路頭に迷う」危機感からだった。

 その変化に僕達は混乱することになる。大学を卒業する二〇〇〇年、就職はいつの間にか「超氷河期」と呼ばれていた。「普通」の就職はそれほど格好いいと思われてなかったのに、正社員・公務員は「憧れの職業」となった。

 僕は元々、フリーターをしながら小説家になろうとしていたので関係なかったが、横目で見るに就職活動は大変厳しい状況だった。

 正社員が「特権階級」のようになっていたため、面接官達に横柄な人達が多かったと何度も聞いた。面接の段階で人格までも否定され、精神を病んだ友人もいた。

 「なぜ資格もないの? この時代に?」。そう言われても、社会の大変化の渦中にあった僕達の世代は、その準備を前もってやるのは困難だった。「ならその面接官達に『あなた達はどうだったの? たまたま好景気の時に就職できただけだろ?』と告げてやれ」。そんなことを友人達に言っていた僕は、まだ社会を知らなかった。

 その大学時代、奇妙な傾向を感じた「一言」があった。

 友人が第二次大戦の日本を美化する発言をし、僕が、当時の軍と財閥の癒着、その利権がアメリカの利権とぶつかった結果の戦争であり、戦争の裏には必ず利権がある、みたいに言い、議論になった。その最後、彼が僕を心底嫌そうに見ながら「お前は人権の臭いがする」と言ったのだった。

 「人権の臭いがする」。言葉として奇妙だが、それより、人権が大事なのは当然と思っていた僕は驚くことになる。問うと彼は「俺は国がやることに反対したりしない。だから国が俺を守るのはわかるけど、国がやることに反対している奴(やつ)らの人権をなぜ国が守らなければならない?」と言ったのだ。

 当時の僕は、こんな人もいるのだな、と思った程度だった。その言葉の恐ろしさをはっきり自覚したのはもっと後のことになる。

 その後東京でフリーターになった。バイトなどいくらでもある、と楽観した僕は甘かった。コンビニのバイト採用ですら倍率が八倍。僕がたまたま経験者だから採用された。時給八百五十円。特別高いわけでもない。

 そのコンビニは直営店で、本社がそのまま経営する体制。本社勤務の正社員達も売り場にいた。

 正社員達には「特権階級」の意識があったのだろう。叱る時に容赦はなかった。バイトの女の子が「正社員を舐(な)めるなよ」と怒鳴られていた場面に遭遇した時は本当に驚いた。フリーターはちょっと「外れた」人生を歩む夢追い人ではもはやなく、社会では「負け組」のように定義されていた。

 派遣のバイトもしたが、そこでは社員が「できない」バイトを見つけいじめていた。では正社員達はみな幸福だったのか? 同じコンビニで働く正社員の男性が、客として家電量販店におり、そこの店員を相手に怒鳴り散らしているのを見たことがあった。コンビニで客から怒鳴られた後、彼は別の店で怒鳴っていたのである。不景気であるほど客は王に近づき、働く者は奴隷に近づいていく。

 その頃バイト仲間に一冊の本を渡された。題は伏せるが右派の本で第二次大戦の日本を美化していた。僕が色々言うと、その彼も僕を嫌そうに見た。そして「お前在日?」と言ったのだった。

 僕は在日でないが、そう言うのも億劫(おっくう)で黙った。彼はそれを認めたと思ったのか、色々言いふらしたらしい。放っておいたが、あの時も「こんな人もいるのだな」と思った程度だった。時代はどんどん格差が広がる傾向にあった。

 僕が小説家になって約一年半後の〇四年、「イラク人質事件」が起きる。三人の日本人がイラクで誘拐され、犯行グループが自衛隊の撤退を要求。あの時、世論は彼らの救出をまず考えると思った。

 なぜなら、それが従来の日本人の姿だったから。自衛隊が撤退するかどうかは難しい問題だが、まずは彼らの命の有無を心配し、その家族達に同情し、何とか救出する手段はないものか憂うだろうと思った。だがバッシングの嵐だった。「国の邪魔をするな」。国が持つ自国民保護の原則も考えず、およそ先進国では考えられない無残な状態を目の当たりにし、僕は先に書いた二人のことを思い出したのだった。

 不景気などで自信をなくした人々が「日本人である」アイデンティティに目覚める。それはいいのだが「日本人としての誇り」を持ちたいがため、過去の汚点、第二次大戦での日本の愚かなふるまいをなかったことにしようとする。「日本は間違っていた」と言われてきたのに「日本は正しかった」と言われたら気持ちがいいだろう。その気持ちよさに人は弱いのである。

 そして格差を広げる政策で自身の生活が苦しめられているのに、その人々がなぜか「強い政府」を肯定しようとする場合がある。これは日本だけでなく歴史・世界的に見られる大きな現象で、フロイトは、経済的に「弱い立場」の人々が、その原因をつくった政府を攻撃するのではなく、「強い政府」と自己同一化を図ることで自己の自信を回復しようとする心理が働く流れを指摘している。

 経済的に大丈夫でも「自信を持ち、強くなりたい」時、人は自己を肯定するため誰かを差別し、さらに「強い政府」を求めやすい。当然現在の右傾化の流れはそれだけでないが、多くの理由の一つにこれもあるということだ。今の日本の状態は、あまりにも歴史学的な典型の一つにある。いつの間にか息苦しい国になっていた。

 イラク人質事件は、日本の根底でずっと動いていたものが表に出た瞬間だった。政府側から「自己責任」という凄(すご)い言葉が流れたのもあの頃。政策で格差がさらに広がっていく中、落ちた人々を切り捨てられる便利な言葉としてもその後機能していくことになる。時代はブレーキを失っていく。

 昨年急に目立つようになったのはメディアでの「両論併記」というものだ。政府のやることに厳しい目を向けるのがマスコミとして当然なのに、「多様な意見を紹介しろ」という「善的」な理由で「政府への批判」が巧妙に弱められる仕組み。

 否定意見に肯定意見を加えれば、政府への批判は「印象として」プラマイゼロとなり、批判がムーブメントを起こすほどの過熱に結びつかなくなる。実に上手(うま)い戦略である。それに甘んじているマスコミの態度は驚愕(きょうがく)に値する。

 たとえば悪い政治家が何かやろうとし、その部下が「でも先生、そんなことしたらマスコミが黙ってないですよ」と言い、その政治家が「うーん。そうだよな……」と言うような、ほのぼのとした古き良き場面はいずれもうなくなるかもしれない。

 ネットも今の流れを後押ししていた。人は自分の顔が隠れる時、躊躇(ちゅうちょ)なく内面の攻撃性を解放する。だが、自分の正体を隠し人を攻撃する癖をつけるのは、その本人にとってよくない。攻撃される相手が可哀想とかいう善悪の問題というより、これは正体を隠す側のプライドの問題だ。僕の人格は酷(ひど)く褒められたものじゃないが、せめてそんな格好悪いことだけはしないようにしている。今すぐやめた方が、無理なら徐々にやめた方が本人にとっていい。人間の攻撃性は違う良いエネルギーに転化することもできるから、他のことにその力を注いだ方がきっと楽しい。

 この格差や息苦しさ、ブレーキのなさの果てに何があるだろうか。僕は憲法改正と戦争と思っている。こう書けば、自分の考えを述べねばならないから少し書く。

 僕は九条は守らなければならないと考える。日本人による憲法研究会の草案が土台として使われているのは言うまでもなく、現憲法は単純な押し付け憲法でない。そもそもどんな憲法も他国の憲法に影響されたりして作られる。

 自衛隊は、国際社会における軍隊が持つ意味での戦力ではない。違憲ではない。こじつけ感があるが、現実の中で平和の理想を守るのは容易でなく、自衛隊は存在しなければならない。平和論は困難だ。だが現実に翻弄(ほんろう)されながらも、何とかギリギリのところで踏み止(とど)まってきたのがこれまでの日本の姿でなかったか。それもこの流れの中、昨年の安保関連法でとうとう一線を越えた。

 九条を失えば、僕達日本人はいよいよ決定的なアイデンティティを失う。あの悲惨を経験した直後、世界も平和を希求したあの空気の中で生まれたあの文言は大変貴重なものだ。全てを忘れ、裏で様々な利権が絡み合う戦争という醜さに、距離を取ることなく突っ込む「普通の国」。現代の悪は善の殻を被る。その奥の正体を見極めなければならない。日本はあの戦争の加害者であるが、原爆・空襲などの民間人大量虐殺の被害者でもある。そんな特殊な経験をした日本人のオリジナリティを失っていいのだろうか。これは遠い未来をも含む人類史全体の問題だ。

 僕達は今、世界史の中で、一つの国が格差などの果てに平和の理想を着々と放棄し、いずれ有無を言わせない形で戦争に巻き込まれ暴発する過程を目の当たりにしている。政府への批判は弱いが他国との対立だけは喜々として煽(あお)る危険なメディア、格差を生む今の経済、この巨大な流れの中で、僕達は個々として本来の自分を保つことができるだろうか。大きな出来事が起きた時、その表面だけを見て感情的になるのではなく、あらゆる方向からその事柄を見つめ、裏には何があり、誰が得をするかまで見極める必要がある。歴史の流れは全て自然発生的に動くのではなく、意図的に誘導されることが多々ある。いずれにしろ、今年は決定的な一年になるだろう。

 最後に一つ。現与党が危機感から良くなるためにも、今最も必要なのは確かな中道左派政党だと考える。民主党内の保守派は現与党の改憲保守派を利すること以外何をしたいのかわからないので、党から出て参院選に臨めばいかがだろうか。その方がわかりやすい。

     ◇
 1977年生まれ。2005年、「土の中の子供」で芥川賞。近著に「教団X」「あなたが消えた夜に」。「掏摸(スリ)」をはじめ、作品は各国で翻訳されている

【転載終了】
http://www.asyura2.com/16/senkyo206/msg/354.html

[ペンネーム登録待ち板7] 野党勢力は奴隷化の法則(経済弱者が、その原因を作った政府を攻撃しない屈折した深層心理)の呪縛から人々を解放せよ 仁王立ち
3. 仁王立ち[10] kG2JpJengr8 2016年5月19日 21:43:59 : DZuvZas8K6 : KAg@H9ffSuk[1]
ありがとうございました。
リード文を少し加筆修正して、先程正式投稿させて頂きました。

貴重な情報空間の維持管理に当られている管理人さん様に心より敬意を表します。
http://www.asyura2.com/13/nametoroku7/msg/594.html#c3

[政治・選挙・NHK207] 《号外超光速版》 護憲連合『新政権樹立宣言』発表、総選挙開票手集計、ムサシダウンは「想定外大差で計算処理機能が麻痺」え?

『新政権樹立宣言』
護憲連合
(∞ 民進一皮むけた党 ∞ 日本には日本的共産党 ∞ どっこい社民の党 ∞ 国民の生活が第一の党と小沢の一郎と山本の太郎と全国津々浦々のなかまたち ∞ 聞け国民の怒り声 ∞)


わたしたちは本日、国民の圧倒的支持に支えられ、反民主非自由党(民自党)による‘壊’憲まっしぐらの暴走政治を撃破し、終焉に至らしめたことをここに宣言します。
そして只今より、国民の安全と安心を守るための政治を取り戻し、公平な社会と持続的平和を活力源とする人間性豊かな国づくりに向けて、一致団結して邁進していくことを宣言します。

わたしたちは、生存権、幸福追求権など「個人」としての尊厳を保障する日本国憲法(以下『憲法』)の恩恵が、すべての国民に行き渡らなければならないとの共通の政治理念によって固く結ばれており、各党の掲げる綱領の違いを受容し合い互いに補完し合いながら、国民にとって最善最良の政策は何かをあらゆる角度から吟味追究し、その実現に向かって力を合わせ、着実に前進し続けて参ります。


【基本方針】
わたしたちは、わたしたちの目指す政治の方向性を明確にし、国民と共有していくために、次の五項目を基本方針として定めます。
1 財政: 「公正」かつ「均整の取れた」富の再配分の仕組みを再構築し、弱者切り捨ての格差社会と決別する。
1 産業経済: 国民の健やかで安定した暮らしに直結する幅広い職域及び産業分野の活性化を促すことにより、好不況の波に左右されにくい層の厚い高耐性の経済体質へと脱皮を図り、雇用規模の安定化につなげていく。
1 行政: 天下りに象徴される官民癒着は、利益誘導及び便宜供与の形で国家行政の健全な運営を阻害しているのみならず、『憲法』第十五条2(すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。)への明らかな違反であり、かつ同第九十九条で定めた公務員の憲法擁護義務にも違反しており、公務員としての適格性を備えない者に行政権行使の資格なしとの基本に立ち返り、主権者国民の名においてその完全廃絶を宣告する。
1 外交: 世界の恒久平和を希求する尊厳ある独立国家として、世界の国々との経済的・文化的交流を維持発展させ、相互理解と揺るぎない信頼関係に根差した外交を全方位的に推進する。
1 憲法: 『憲法』は、筆舌に尽くし難い戦争の惨禍を代償に日本国民が獲得した、絶大な国家権力の猛威から「個人」を保護する唯一無二の防波堤であり、戦争の犠牲となられた数知れない尊い命に報いるためにも、わたしたちの子々孫々の代まで引き継がれるべく、とりわけその三大原則である国民主権(序文)、基本的人権の尊重(第十一条、第十二条、第十三条、第十四条)、戦争の放棄(第九条)に係る文言は、寸毫たりとも棄損乃至制限を蒙ることがあってはならない。また、憲法改正手続は、これを定めた『憲法』第九十六条に従って厳正な手続きで実施され、かつ厳正な手続きで実施されたことが客観的に立証された場合のみを有効としなければならない。

【最重要課題】
わたしたちは、国政の具体的運営に当たり、当面する最重要課題として次の二十二項目を掲げます。

-公平、安心、安全のために-
1 年度予算編成では、旧年度予算との接続性及び現場の混乱回避等に十分配慮しつつも、可能な限り基本方針に沿った施策を盛り込んでいく。また併せて、国家財政の一角を占める特別会計については、『憲法』第八十三条(国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。)の適用を免れ得るものではなく、国会の議決に付すよう合憲的なものへ速やかに制度改正する。
1 税体系については、累進課税の原則に立ち、さらに租税回避地への資金移動問題への対応も加味して、「公平性」の視点から抜本的見直し作業に着手する。
1 TPPについては、国民の生存の基本に関わる農業政策をも自由貿易原理で拘束するに止まらず、国際大資本の論理を国の主権より上位に位置付け国内の問題に主権を行使できなくするものであり、国民の安全と資産をその脅威から守り抜くため、これを離脱する。
1 原子力発電については、国民の生存権を脅かす放射能汚染と常時表裏一体を成すものである以上、国民の安全・安心を守り抜くため一切の稼働を認めず、かつ明確な期限を定めてこれを完全撤廃する。

-負の遺産の撤回-
1 前政権の趣味的ギャンブル的破綻的経済対策(*)、いわゆる ‘abendomics’から、健全で正常な経済金融政策へ即時方向転換する。  (* abendomicsは、abend [異常終了]とomi [陳旧性心筋梗塞]とcs [セシウム]を合成した経済学界の隠語。巷では‘ah, on comics’が一般的)
1 2000年代初頭に民自党政権下で施行された経済関連諸法(会社法、派遣法等)は、新自由主義の負の側面、すなわち弱肉強食的収奪の仕組みを取り込み、日本国民を絶望的な格差社会に突き落とした元凶であり、抜本改正する。
1 前政権下で発生した巨額の年金運用損問題に関しては、行政府の長として制度的にこれを容認した当時のABEND内閣総理大臣に対し、損害賠償責任追及も視野に入れつつ、損金が具体的にどのような経緯でどのような経路でどこへ流出したかについて国民への説明責任を果すよう要求する。
1 民自党政権下で成立した諸法のうち、『憲法』第九十八条(この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。)に該当する安全保障関連法及びその他の諸法については、国会で修正法案もしくは廃止法案を発議していく。 

-国民生活の向上が国の経済活力を支える-
1 地域経済の活性化推進のための財源を確保し、国民の幅広い層が生活水準の向上を実感できるよう有効な取り組みを継続的に進める。
1 時代環境に即応した新規産業の育成および必要な産業転換の円滑化を制度的に育み、これにより雇用の創出を促す。
1 地球的干ばつ等に備えた食糧安全保障の視点に基づき、主要作物の自給率引き上げを推進する。 
1 教育の機会均等のため、経済格差が教育格差につながらないよう、十分に配慮された教育助成制度を整備する。
1 福祉を必要とする人に必要な福祉が行き渡るよう、機動的かつ適正かつきめ細かい財源配分の仕組みを構築する。
1 男女間就業格差是正に不可欠な要素である保育士の確保と定着率促進のため、保育士待遇の大幅改善を速やかに実施する。
1 正規雇用と非正規雇用の間の所得格差是正の端緒として、法定最低賃金を1000円(基本時給。各種割増は法定通り)に引き上げる。
 

-‘言論の自由’は民主主義の命綱-
1 『憲法』で言論の自由を保障されていながら、‘壊’憲まっしぐらで基本的人権の形骸化を企図した前政権下において、国民の‘事実’を知る権利が大きく損なわれるという状況が生じた。報道機関の間で何らかの報道統制圧力への屈服または翼賛的自主規制報道の風潮が蔓延したためで、民守党政権下で世界11位であった報道の自由度は、ABEND内閣の民自党政権下で世界72位にまで急転落した。わたしたちは、戦前の大本営発表を彷彿とさせるような権力におもねる風潮が平然と、事もなげに一部報道界に蔓延したことに対し、重大な危機意識を国民と共有しており、自由闊達にして公明正大な報道機能が今後決して損なわれることのないよう、上記原因を究明のうえ必要な手立てを講じていく。

-外交と国防について-
1 諸外国との外交関係は現状を起点に連続性を重視しつつ、すべての国々との間で平和維持のための可能なあらゆる手立てを講じ続けていく。
1 米国はわが国の重要なパートナーであり、友好関係を今後も永続化させていくためにも、戦後占領期の名残である「日米地位協定」についてはこれを即時撤廃すべく、米国政府に協議を要請する。
1 民意に反して前政権が推し進めようとした辺野古新基地建設は、これを中止する。
1 仮にわが国の主権が及ぶ区域に対する威嚇、侵犯等があった場合には、国際連合を最大活用し、早期に主権の回復を確保乃至担保する。
1 自衛隊を専守防衛の‘防人機能’と災害時の被災者‘救援機能’に特化させるための法整備を行う。
1 前項の法整備完了後、「日米安全保障条約」については同第10条に基づき1年後の廃棄を米国政府に予告し、これに合わせて米軍基地の完全撤収が実現されるよう米国政府に要請する。

(付)想定問答集より「問の部」
・民自党のどこが‘壊’憲まっしぐらの暴走政治なのか?
・「押し付け憲法から自主憲法へ」というのが民自党の主張だが、この点はどうか?
・TPPはどこが問題なのか?
・脱原発は本当に可能なのか?
・前政権の経済対策(abendomics)が趣味的ギャンブル的破綻的であるという根拠は?
・「基本的人権の形骸化を企図した前政権」とは何を指して言っているのか?
・「何らかの報道統制圧力への屈服または翼賛的自主規制報道の風潮が蔓延」とは、何を指しているのか?
・民自党政権下で成立した諸法のうち、『憲法』第九十八条に該当すると認められる諸法とは?
・安保条約廃棄後、アメリカの核の傘なしに国の安全は保たれるのか?
・民進一皮むけた党には内部破壊工作議員が潜伏しているそうだが、大丈夫か? 前回の民守党政権自爆のような有権者への裏切りはないのか?
・日本には日本的共産党の綱領にある「民主主義革命」は憲法と矛盾しないのか?
・前回の民守党政権でもそうだったが、今回も既得権益層はAKSO巡回バスを大増発し、あの手この手の攻撃を仕掛けてくるだろう(某自己チュー国の覆面パシリの暗躍。民自党と持ちつ持たれつの官僚利権組による面従腹背と情報かく乱、公安組のえん罪捏造。ダマスゴミ族の露骨な偏向報道による印象操作と世論誘導。貪欲財界による上から目線ワケ知り顔の声明攻勢。等々々々)。起こり得る限りの攻撃パターンを想定し、その1つ1つに実効性ある対策は準備できているか? 
(以下省略)


(おことわり) この「号外超光速版」は近未来の先取り情報ですが現時点ではフィクションです。ここに登場する政党及び団体は現時点では架空のものであり実在するものとは一切関係ありません。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/562.html

[政治・選挙・NHK209] 10日参議選で要注意! 票を無効扱いされないために (7月9日付朝日新聞より抜粋)
(書き)間違いに気付いたら、・・(中略)・・用紙の交換もできます。
 名前以外を余計に書き込むことを「他事記載」といい、原則として無効になります。候補者名を正しく書いても、「頑張ってください」と書き添えたり、記号を書き加えたりすれば無効です。
 12年の山口県周南市議選では、候補者名の下に書かれた長さ1センチの縦線が他事記載かどうか最高裁まで争われ、無効とされました。憲法は誰がどの候補に投票したか明かされない「投票の秘密」を保障しており、他事記載は投票者の特定に結びつく恐れがあるため、厳密に判断されます。
(社会部・後藤遼太)

以上、7月9日付朝日新聞3面「投じる票 無効にしないためには」より抜粋しました。
*正*挙対策として何か目印を残すのは、目立たない方法で、せめて筆跡を工夫するなどにした方がよさそうです。

http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/243.html

[政治・選挙・NHK209] 不首尾に終った支持者分断工作。三宅洋平は衆院10区補選に立てば必ず勝てる (付録・ツイート解説と三宅洋平語録抄)

暇にあかせて、先般の昭恵狂想曲への書き込みを分析し、わかったことは、「応援していたのに残念だぁ〜」「裏切り者めぇ〜」「票返せぇ〜カネも返せぇ〜」「支持者に説明せよぉ〜」「山本太郎に免じてイヤイヤ応援したのにぃ〜」「山本太郎の顔に泥塗るなぁ〜」等々座布団投げよろしき諸コメントの投稿主は、そのほとんど(99%以上)が三宅支持者でも何でもない工作員だったということです。支持者分断の任務を帯びた隠密桜だったということです。(残り1%未満は、寂しさ紛れの冷やかしと一部の酔客でした。)

虚心坦懐に読めば、本当の支持者であったかどうかは行間に滲み出るもので、ごまかし切れるものではありません。彼らのコメントに共通していることは、底が浅いというか、芝居掛かっているというか、クサいというか、馬脚が覗いているというか、虚構だということが見え見えなのです。選挙フェスを正視してさえいれば思いつくはずもない‘とんでも言いがかり’が飛び出してくるビックリ箱だということです。

ということで、小笠原村を筆頭に東京都25万7,036名(あくまで公表ベース。手集計していればその数倍はあったはずともいわれる)、全国換算で241万7,678名 and more の善男善女が三宅洋平を支持している構図に異変はなかったと推認できます。衆院東京10区補選で大輪の花を咲かせてもらいたいと心から願っています。

「参院選では、護憲各党の候補者と票の奪い合いにならないよう、これまで棄権していた人たちに長髪・髭面で投票をお願いしてきました。今回は違います。野党統一候補として、有権者すべての皆様に訴えを聞いて頂けるよう、断髪し、髭もきれいに剃ってきました。鏡を見て、あまりの男前ぶりに一瞬引いてしまいましたが、大丈夫、中身は長髪・髭面のときの三宅洋平そのままです。よりよい日本を築いていくため、どうか力を貸してください。どん詰まりまで追い込まれたこの国の「自由」が懸かっています。皆さん、どうか「今」動き出してください。お願いします!!」・・・あっ、夢か。それとも、正夢?


(付録・ツイート解説)

ツイート1 《昭恵さんは、その場で総理と俺を繋いでくれた。「立場は各々ながら、国を思い世界を憂う国士として同じ気持ちだと思っています。選挙では多少口を荒らしましたが、失礼します。」と伝え「大丈夫です、それが選挙ですから」と。》

【解説】 いきなり電話を振られても礼儀正しく正々堂々しのぎ切った危機管理能力は計り知れない。その場の状況を想像し、もし自分だったらと思うと、三宅洋平の非凡さがわかるはず。

[参照・三宅洋平語録(国士編)】 「今の政権取ってる人たちの会議ではっきり言ってますよね。安部さんのブレーンの人たちが。『平和主義、国民主権、基本的人権。こんなものがあるからいけないんですよ』って。それは彼らの強い思いかもしれないけど、だったら同じぐらい強い思いで俺たちと同じ土俵に立って、そんなに戦争したいんなら、そこに理があるんなら、義があるなら、俺を納得させてから始めてくれって。それと同様に、俺が何を言いたいかも、俺は何も反対反対反対ではないし、テロリストでもないし、同じ国を思う一人として俺の意見も聞いてくれって納得させたいんだ。」(6.23高円寺フェス14:00)

[参照・三宅洋平語録(口を荒らしました編)】 「だから日本は徹底的な平和外交を繰り広げるしかないはずなんですよ。俺たちが生き延びるにはそれしかないにもかかわらず、安倍晋三は世界を煽り中東を煽り、ついにまたダッカで7人殺されたじゃないか。・・・(中略)・・・ところがその70年の日本人の心、9条に宿された精神を、たった一人でぶち壊したのが安倍晋三なんですよ。・・・(中略)・・・後藤さんのとき何と言いました、安部首相は。「もう日本人には指一本触れさせない」って言ったじゃないですか。約束破ってんですよ、7人殺されたじゃねえかよ。お前のせいなんだよって。俺たちはもっと憤らなきゃいけないんだよこれに。(拍手) なんで参議院選挙がもっと報道されないんだ、憤らなきゃいけないんですよ。そして、責任政党と言ってきた、自分たちで責任政党と言ってきた人たちに、我々は責任与党だと言ってきた人たちに、ユルシを与えるためにこそ、責任を取ってもらわなきゃいけないんです。それが選挙だってことを自覚して下さい、皆さん。(拍手) それをできるのは俺たちだっていう自信を持ってほしいんです。」(7.8池袋フェス44:58)


ツイート2 《高江の住民の気持ちを込めて「okinawa no problem」capを昭恵さんに預けました。とてもチャーミングな方でした。かつ、こちらの率直な言い分を、胆で受け止める人でした。だから最後は、泣いてました。 ココカラ…♪》

【解説】 もちろん虚々実々の高度な腹芸の世界です。「歩み寄りなく、争いもなし」でOKなのです。多少のリップサービスはご愛きょうです。あの昭恵夫人を相手に、一歩も引かない大健闘と言ってよいでしょう。


ツイート3 《総理、何なら一緒に高江に行きませんか、とは云えませんでした。三宅はまだそんなもんです。 昭恵さんはチャーミングな方でした。幾ら批判の声があろうが、そう思います。 しかし私は間違っても自民党改憲草案にほだされるような事はありません。》

[解説] 前半は、「いきなり電話で話せと言われて正直参りました。okinawa noproblem capを預けたことですべてを察してください。」の意。後半は、ここももちろん腹芸で、キツネとタヌキの化かし合い。化かし負けないぞと気合が入っています。

[参照・okinawa no problem cap】 ‘全ては見方、捉え方。みんな仲良く沖縄からはじめていこう!’との思いがロゴに込められた帽子だそうです。沖縄言葉で「なんくるないさ」に意味の近い、わかりやすい英語がno problemということでしょう。

以下は、『なんくるないさ の正しい使い方』からの引用です。
・・・「なんくるないさ」は、苦労して苦労して今まで一生懸命に頑張っていたヒトが、自分の力ではどうにもこうにも立ち行かなくなった時。目上の方、もしくはその苦労を十分理解している人が「大丈夫、あんたはあんなに苦労して、毎日頑張ってるんだから。しわすなけーなんくるないーさ。」(心配するな、大丈夫だよ)という風に目上の方や、身内の方にかけてもらう、本当はとってもとっても温かく、ふかーい言葉なんですよね。(引用終り)


【全体講評】 魑魅魍魎、海千山千、外面只菩薩内面如夜叉が跋扈する政治の世界は想像を絶するものがあろうかと思いますが、三宅洋平氏は敵を作らず、懐柔もされず、初心貫徹してくれるものと期待してよいのではないでしょうか。

【三宅洋平語録(おまけ)】 「そうやって軍需産業に加担し、金融に利し、何百万人の人々の命なんか、もう何とも思っていない、こういう精神状態に陥っている超富裕層こそが‘貧困’層なんですよ。心の貧困なんですよ。(拍手) そして、最後に俺たちは彼らをユルシたいんです。そのために立ち上がり、ちゃんと自分たちの声を代表する政治的な権力を手にし、政権を自分たちのコントロールに置き、自衛隊もちゃんと文民統制、シビリアンコントロールが利く状態にして、ちゃんと俺たちで愛を以って運営していく、こういう世界を何十年かけてでも実現して、最後に彼らをユルシたいんです。「ああ、そういうバカもいたよね」って。「そういうバカに騙されて、テレビや新聞を鵜呑みにしてた俺たちがいたよね」って。「俺たちもバカだったよね」って。「ハハハ、今は最高だぜ」って。そういう大調和の時代が、もう何十年後かには必ずできると僕は信じてるんです。(拍手)」(7.8池袋フェス1:05:50)



http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/942.html

[政治・選挙・NHK215] 選挙報道に見るメディアの危機・週刊金曜日
選挙報道に見るメディアの危機
テレビは「時代の潮流」に抗えるのか
岩崎貞明(メディア総合研究所事務局長)

メディア報道に対する安倍政権の干渉が執拗に続く中、今回の参議院選挙は異様なほど番組の時間量が少なかった。さらに内容も、当たり障りのないものが目立つ。結果としてテレビは、安倍政権に委縮したのか。


 今回の参議院選挙では、NHKや民放キー局の選挙報道量が少なかった点が目立ちました。『毎日新聞』7月13日付によれば、NHKを含む在京地上波テレビ6局の参院選関連の放送時間が前回の2013年より3割近く減り、特に民放の情報・ワイドショー系番組に至っては、6割減になったといいます。
 今回の選挙で投票率が戦後4番目の低さに終わったのも、テレビが積極的に選挙を取り上げなかった要素が影響しているのは間違いないでしょう。この原因については、各局とも「選挙では視聴率が取れない」と判断している点が大きい。後述するように選挙報道については外部からの圧力が常にあるため、気をつかってやたらと各政党、各候補者を均等に扱わねばならず、何かのテーマ性を打ち出す番組作りが難しくなっています。
 これは、ある候補者を取り上げたら、必ず別の候補者も取り上げるのが公職選挙法の「公正」だと思われている面も影響しているでしょう。その結果、必然的に「番組が面白くない」――「視聴者が見ないから、視聴率が取れない」――「各局が選挙報道を減らす」、という悪循環に陥っている。
 しかし同法では、148条で「選挙運動の制限に関する規定は(中略)報道及び評論を掲載する自由を妨げるものではない」とも規定しています。事実をねじ曲げたりしない限り、本来、もっと自由に報道できるはずなのです。
 ただ、安倍政権はこの間、支持率が6割前後の高止まりを維持しているため、番組の制作者は、どうしても視聴者の半分以上が安倍政権支持者だという現状を意識せざるをえません。
 そうなると政権批判を盛り込んだ番組を作るなら、よほど脇を固めないといけない。必然的に時間がかかり、連続してそうした番組を制作するのは困難です。結局そうした番組は作るのが面倒だから少なくなり、ますます支持率高止まりに貢献してしまう。
 一方で、それほど気をつかわずとも視聴率がより取れる題材があれば、局としてはそちらに関心がいく。今回は東京都の舛添要一前知事をめぐるスキャンダルが典型で、一時、本人は袋叩き状態でしたから、抗議が来るのを気にせず、好きなように番組を制作できました。各局とも、選挙報道よりこちらにエネルギーを注いだのは当然だったかもしれません。

テレビ番組干渉のルーツ
 このように、各局がそれぞれ判断してやっていることが、結果として無意識のまま集合的な動きになってしまう。一つの局ごとに「面倒くさいから、そんなに選挙報道はやらなくていいかな」と考えてしまうと、それが全体的に報道の少なさを招いている。しかし選挙報道の使命とは、有権者に対し、投票の際の判断材料を提示することにあるはず。この点からすると、参議院選挙での各局の報道は、ほとんど評価に値しませんでした。
 やはり問題は、新聞とは違って免許事業のテレビ局が、構造的に政府や自民党から圧力をかけられている現状にあるでしょう。そのきっかけは、1993年の総選挙で自民党が初めて下野し、細川連立内閣が誕生したことでした。当時の自民党は、「選挙で負けたのは自分たちの問題のためではなく、メディアが自分たちを悪く言ったからだ」と総括したのは疑いありません。
 そしてこの選挙では、「テレビ朝日」の椿貞良局長が、「反自民の連立政権を成立させる手助けとなる報道をしよう」との発言をきっかけに、自民党などの要求により衆議院で証人喚問を受ける事態になりました。
 注意すべきなのは安倍晋三首相がこの選挙で初当選し、野党の一員として「メディアを制することで、自民党の復権は可能になる」と考えた形跡がある点です。現在も歴代首相の中でも際立ってメディア対策に安倍首相が熱心なのは、おそらくこうした「原点」があるためではないか。
 その後、与党に返り咲いた自民党は2000年ぐらいに、全国の党支部に対し、「ローカルでやっているテレビのニュースや情報番組で、自民党を批判するものがあったら全部党本部にあげるように」との通知を出します。その仕組みは、現在もなくなっていません。
 そして二度目の安倍内閣が誕生した12年以降、さらにテレビ報道への締め付けが強化されます。14年の衆議院選挙前11月20日、自民党は在京テレビ局に対し、「選挙時期における報道の公平中立並びに公正の確保についてのお願い」なる文書を配布しました。
 その2日前に、解散を表明した安倍首相が民放テレビに出演した際、放映されたアベノミクスへの賛否両論の街頭インタビューに「(局が声を)選んでいる」などと、怒ったのがきっかけでした。その文書は、「政治的中立」を口実に、不当にも街頭インタビューや資料映像の放映について報道を縛ろうという内容です。テレビの選挙報道の時間が激減するのは、この文書が配布されて以降の減少です。

なぜ反論しない
 さらに民放各局を驚かせたのはこの2月、高市早苗総務相が国会で、テレビ局等が「政治的公平性」を欠いて放送法違反を繰り返した場合、電波法によって電波停止を命じる可能性を示唆する発言をしたことでした。
 しかし放送法は、「言論・報道の自由」を守るために制定されました。第4条の「政治的に公平であること」という規定は倫理規範であり、違反の罰則規定もありません。これを根拠に行政が放送事業者を処分するのは、無理な話です。
 しかも第3条には、「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、または規律されることがない」とされているのですから、各局は高市大臣に対しては「おかしい」と反論すべきでした。14年の文書にしても、突き返せたはずです。
 にもかかわらず各局は、自社の番組でも深く追及するようなことはせず、真っ先に経営に近い幹部が委縮してしまった。よく「放送現場が安倍内閣のために委縮している」と言われていますが、正確ではありません。上が怖がって委縮し、現場の人間に「注意しろ」みたいなことを言う。だから、ますます自民党が増長するのです。
 これが80年代ぐらいまでなら、間違いなくNHKを含めて各局が連名で、総務省の前身の郵政省に抗議に行っていたことでしょう。しかし、時代は変わりました。その表れの一つが、今回の参議院選挙報道であったような気がします。
 昨年、戦争法が成立しましたが、このままいけば、はたしてテレビは戦争を止めることができるでしょうか。私は、もう無理ではないかと思うようになりました。もし戦争が始まりそうになったら、各局は「いつ始まるのか」というスクープ合戦に熱を上げることはあっても、時代の潮流に対して「おかしい。戦争を止めよう」と主張するのは、困難ではないのか。あるいはそのようなことを主張しないのが、「政治的公平さ」であると各局の幹部が思いかねません。
 戦前、『大阪朝日新聞』が在郷軍人会の不買運動に屈して戦争協力に転じて以降、言論界が雪崩を打って軍部に迎合したように、現在は何かの時代に向かう「節目」に立たされているように思えます。後になって「あの時は」と後悔しないためにも、沈黙だけはすべきではないと考えています。(談)

聞き手・まとめ / 成澤宗男・編集部
週刊金曜日 2016.9.30(1106号)

(上記記事中の表「投票前8日間の選挙関連項目と時間量」より)
7月1日(金)〜7月8日(金)に各番組内で選挙報道を行った日数と時間量
・NHKニュース7(NHK):全8日の内2日、7分59秒
・ニュースウォッチ9(NHK):全6日の内4日、40分26秒
・報道ステーション(テレビ朝日):全6日の内6日、68分32秒
・NEWS23(TBS):全6日の内6日、40分46秒
・NEWS ZERO(日本テレビ):全6日の内4日、31分35秒
・みんなのニュース(フジテレビ):全8日の内1日、17分2秒



http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/141.html

[政治・選挙・NHK215] グローバルな視点を持ち得ていることこそ、三宅洋平の真骨頂  原一男

本稿は、週刊金曜日 2016.9.30(1106号)の目玉記事

不躾で失礼します! 原一男の根掘り葉掘りホンネ掘りインタビュー
「三宅洋平さん、あなたは安倍昭恵さんに取り込まれてしまったの?」

に付帯するインタビュア−所感 「インタビューを終えて原一男は考えた」 の全文です。


  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 2011年3月11日、東日本大震災が起きた。すぐ東京を離れようと思った、と三宅洋平。別居していた元妻と娘もつれて、とにかく遠くへ。沖縄に着いたが、1カ月後、元妻は、小学校の入学を控えていた娘を連れ東京へ帰った。東京だって放射能に汚染されているというのに。

 インタビューの中で最も印象を強く持ったこのエピソードに触れて、さぞ悔しかっただろう、と三宅の心痛を思いやりながらインタビュー後、「娘さんのこと、気がかりでしょう?」と聞いた。「ええ、自分の娘ですから気がかりでなくはないですが、今は自分の家族、自分の娘という壁を超えました。もっと多くの人たちのことを考えられるようになりました」と彼は答えた。驚いた。父親なら自分の娘のことを気遣って当たり前、と考える私に、自分の家族のことにこだわることを、超えた、と言うのだ。彼は続けた。「ズーッと考えていくと結局、この地球から人間という存在がなくならない限り、解決しないんじゃないかと考えるときがあります」と。

 その夜、三宅がインタビューで話した言葉を反芻して眠れなかった。自分と自分の家族の幸せのために尽力できることは人として当然として、その上で、というか、ときには自分のことはさておき、あるいは「わが事」のように他者の幸せのために尽力できることが“民主主義”の基本の精神である、という定義をもっている私にとって、今まさに目の前にいる三宅こそ、民主主義の精神を体現している人物である、と思えたからだ。

 インタビューを読んでいただければわかることだが、さまざまなエピソードについて語るとき、人々の背景、時代や体制などの民衆を縛っていることやものに彼は眼差しを注ぐ。その態度は、ベルギーで暮らした彼の少年時代に端を発する。このグローバルな視点を持ち得ていることこそ三宅の真骨頂なのだ。

 だが、危惧があった。“今、そこにある危機”がすでに危険水域を突破しつつあるこのクニだが、なぜか、グローバルな視点を持つ者をヘイトする傾向がある。やつは誇大妄想狂だよ、リアリティに欠ける、などと嘲笑されるかも。ヘイトをする人は島国根性が身についているせいだろうか? あるいは自発的隷属が抜きがたく染みついたのか? 三宅本人も苦笑しながら「ボクはすぐ反感を買ってしまう」と言っていた。私は彼を信じる。そして彼を国会に送り込んでみたい。 (文中敬称略)


原一男
はら かずお・映画監督。1945年山口県生まれ。東京綜合写真専門学校中退。小川紳介の「三里塚シリーズ」に影響を受け映画監督を志す。72年に『さようならCP』で監督デビュー。自身の三角関係を描いた『極私的エロス・恋歌1974』(1974年)、敗戦後に起きた部下射殺事件の真相を追う奥崎謙三を撮った『ゆきゆきて、神軍』(87年)など作品多数。現在は水俣のいまを撮るべく奔走中。

三宅洋平
みやけようへい・音楽家。1978年ベルギー生まれ。2001年に早稲田大学第一文学部卒業後、9カ月間、(株)リクルートの「営業マン」に。翌02年、レゲエ・ロックバンド「犬式a.k.a. Dogggiestyle」のボーカル・ギターとしてデビュー。10年にはフリーロックバンド「(仮)ALBATRUS」を結成。3・11後、東京から沖縄本島北部の本部町に居を移す。13年3月の参院選では「緑の党」から出馬し、17万票を獲得。同年10月にセレクトショップ「三宅商店」を立ち上げる。


  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *


[おまけ・インタビュー抄]


三宅 一番遠いところにいる人間と話をしなければ、政治の調整力なんて機能しようがないじゃないですか。

三宅 利して利される関係の中で、今まさに昭恵さんも僕も、政治的な駆け引きをしている最中です。

三宅 「なぜ翁長雄志沖縄県知事は一度も高江に来ないんだろう」という思いもあった。

三宅 僕が考える最悪のストーリーは、法廷裁判に持ち込むなど国と闘う県知事という役どころにおいては「よく頑張った」と評価されるけれども、結局基地はできてしまうということ。裁判をしても負ける可能性が高いことはわかっている。そのうちに着々と工事は進んでしまっている。事態は急を要する。

三宅 「倒す」「ぶっつぶす」という物言いをしていても権力の側にいる人間には伝わらないかもしれない。

三宅 だから、皮肉を込めて「国士(憂国の士)ですよね?」と確認するにとどめました。彼も彼なりの国を思い、世界を憂う気持ちがあるからこそ、やっかいなんです。

三宅 首相公邸で昭恵さんとゲストがトークをする「安倍昭恵チャンネル(URL http://www.abeakie-channel.com/)のゲストに来てほしいというメールは来てます。ただタイミングを迷っています。今国会でTPP(環太平洋戦略経済連携協定)が批准される見通しですが、本当に止めないとまずい。


(9月16日 東京・新宿某所の会議室にて)


http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/234.html

[政治・選挙・NHK215] 小沢一郎を利用し尽くそう

日本は 「国民主権」 「基本的人権の尊重」 「戦争放棄」 の三大原則の基盤の上に成り立つ国。
当然のようにそう考えてきた。
ところが、57人目の内閣総理大臣安倍晋三は、

👿安全保障関連法(成立済)→ 👿刑事訴訟法改正(成立済)→ 👿TPP → 👿共謀罪 → 👿緊急事態条項 → 👿改憲

の絶壁を、じわりじわりと攀じ登り続けている。
彼がこの登攀に成功した時、我々国民の前には、どのような光景が広がっているのだろうか。
というより、そのとき日本はどのような国になっているのだろうか。

その答は、安倍晋三氏の持論が色濃く反映された自民党改憲草案の中に隠されている。
「国民に主権なし」 「基本的に人権なし」 「戦争放棄を放棄」 の国。
これが安倍氏のいう“美しい国”の中身だったのだ。
(ちなみに、安倍氏の著書『美しい国へ』の‘美しい国’から送り仮名を抜いた‘美国’は、中国語でアメリカ合衆国を意味する。この‘美国’との間で新安保条約に調印し国会で強行採決した岸信介氏([元]A級戦犯にして37人目の総理)の孫、安倍晋三氏が、“美しい国”を標榜するのは単なる偶然だろうか、あるいは何かの符合なのか。)


立場の弱い個人、国民ひとりひとりを、強大な国家権力の猛威から守るために組み込まれた幾重もの保護装置が、自民党改憲草案ではことごとく抜き取られてしまっている。
それが安倍憲法改“正”の真の狙いだったのではあるまいか。

私たちは、行き先表示を偽って “美しい国” へとひた走る安倍暴走機関車を、即刻切り離すことを何よりも優先させなければならないのではないか。


先の参院選において 『市民連合と野党4党による政策協定』 の合意が成立した。
http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/20160607.pdf

そこには以下のような重要基本政策も盛り込まれている。
・安全保障関連法の廃止と立憲主義の回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を含む)
・累進所得税、法人課税、資産課税のバランスの回復による公正な税制の実現
・TPP合意反対
・被災地復興支援
・辺野古新基地建設の中止
・原発に依存しない社会の実現へ向けた地域分散型エネルギーの推進

これをさらに発展させ、自公現政権との対立軸を明確に打ち出すことができれば、すぐにも新しい機関車を用意できる。
そのためには、まず政権運営のための共通政策を立案し、その政策を実現するために連立を組むことだ。
共通政策は、もちろん各党の個別政策の上位に位置付けられるものであり、各党は共通政策のもとに一枚板となれる。

そうして、来るべき総選挙に臨むことだ。キーワードは取り敢えず2つ。
『国民に安全(食と環境)・安定(生計)・安心(将来設計)を』――いずれも自公政権にはなく、かつ国民が渇望しているものだ。
『安部さん、この4年間で何をしましたか?』――安倍政権の欺瞞を国民と共有し共感し合うためのツールとなる。


自由党の小沢代表は、野党4党がひとつになって総選挙を戦えば「絶対勝てる」と、幾度となく断言してきた。
囲碁や将棋のプロ棋士は対局の途中で数十手先の勝利を読み切る瞬間があるそうだが、小沢代表は、一定の条件が整いさえすれば勝算が十分あることを確信しているのだろう。その上での発言と思われる。
他の3党は、勝ちにこだわるなら、ここはひとつ小沢代表を利用し尽くす一手ではないだろうか。
小沢代表も、日本の将来のため、日本国民のため、喜んで利用されるつもりなのではなかろうか。

国民の根気強い後押しを背景に、メディアや官僚にも当事者意識を持たせる仕組みが整えば、今度の連立政権は本格政権となり得る。外交も成果を急がず懐深く立ち振る舞うことだ。

自公との対立軸を明確にして4党がひとつにまとまれば、国民は必ずやそれに応えるだろう。
前回の失敗にひきずられることはない。失敗も4年の歳月を経て良い肥やしとなってきた頃合いだ。
小沢=野田会談もその証左である。機は熟したのだ。

「国民主権」 「基本的人権の尊重」 「戦争放棄」 の “美しい日本” を、世界に信頼される日本を、取り戻そうではないか。そして、これからも皆で守り続けていこう。


http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/384.html

   

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