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2019年8月11日00時08分 〜
記事 [政治・選挙・NHK264] 官邸の番記者はこれほどたやすく飼い犬化するのか! 


官邸の番記者はこれほどたやすく飼い犬化するのか!
https://85280384.at.webry.info/201908/article_57.html
2019年08月10日 半歩前へ

 コラムニストの小田嶋隆が「官邸に飼われている番記者は、こんなにもあからさまに飼い犬化するものなのだろうか」と痛烈に批判した。

 なぜ、新聞記者がここまで地に落ちたのか?

 彼らには記者としてのプライドがないのだろうか?

*************************

小田嶋隆が慨嘆した。

 私が絶望的な違和感に身悶えしているのは、官邸と小泉新夫妻の合作による、陳腐極まりないセレモニー演出に、誰一人ツッコむ記者がいなかった事実に対してだ。

 記者が投げかけるべき質問をせず、結婚ニュースを伝えるテレビ番組の制作者やスタジオの出演者たちが、誰一人として批評的な立場からの言葉を発しなかった。

 私は、うちの国の政治報道が、すでに死滅していることに改めて呆然としている。

「いち国会議員が、自身の結婚というプライベートな事情を発表するにあたって、首相官邸を使うことに、ご自身の中で抵抗というのか気後れのようなものは感じていらっしゃるのでしょうか?」

「この記者会見のタイミングと場所と内容は、いつ、誰によって、どんな目的で、企画・立案され、どんな手順を経て実行に移されたのか。もしくは、これらは、すべてあなた自身のアタマの中から生まれたことなのか?」

 と、誰か一人でもいい、テレビのこっち側にいる普通の日本人の誰もが不思議に思っているその質問を、国民になり代わってぶつけてくれる記者がいれば、私の気持ちは、ずいぶん違っていたと思う。

ところが、官邸に集まった記者は、揃いも揃ってガキの使い以下の木偶の坊だった。
 
 官邸に飼われている番記者は、こんなにもあからさまに飼い犬化するものなのだろうか。

メディアは政治家に舐められていて、政治家は選挙を舐めている。

 官邸の犬たちには、自分の傷跡ばかり舐めていないで、ぜひ、飼い主のアキレス腱を噛んでみろと言っておきたい。

詳しくはここをクリック
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00034/?P=1



結婚発表会に思う「飼い犬」としての資質
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00034/?P=1
2019年8月9日 小田嶋 隆 コラムニスト 日経ビジネス



 夏休み中の読者も多いと思うので、あまりむずかしくない話題を取り上げることにしよう。

 ……と、自分でこう書いてしまってからあらためて思うのが、こういう書き方は読者をバカにしている。大変によろしくない。

「こんな時期だからこのテの話題でお茶をにごしておこう」
「こういう媒体だから、この程度の解説で十分だろう」
「この感じの読者層だと、どうせこれ以上の説明はかえって混乱を招くことになるかな」

 という上から目線の先読みから書き始められるテキストは、多くの場合、ろくな結果を生まない。

 新聞社からの原稿依頼では、こういうことがよく起こる。

 「こういうこと」というのはつまり、「読者の読解力の限界をあらかじめ想定して、その範囲内におさまる原稿を要求される」みたいなことだ。

 初稿を送ると、

「14行目の『晦渋』という言葉なんですが、別の用語に言い換えることは可能でしょうか?」

 という電話がかかってきたりする。

「あれ? 晦渋だったですか?」

 というジョークはとりあえずスルーされる。

「……いや、ほとんどの読者はそのまま読解してくれると思うのですが、なにぶん、新聞は中学生からお年寄りまで大変に読者層の幅広い媒体ですので」

「……そうですか。では、『晦渋を極めた』のところは単に『むずかしかった』に差し替えてください」

「ありがとうございます」

 という感じのやりとりを通じて、文章のカドが取れることになる。

 より幅広い読者層にとって理解しやすい書き方に改められたわけなのだから、基本的には悪いことではないと思うのだが、書き手としては、角を矯められた犀が、豚に一歩近づいたみたいな気持ちになる。

 個人的な経験の範囲では、これまで、新聞の編集部とのやりとりの中で、政治的に偏向した見解や、差別的な言い回しを指摘されたり、それらを理由に記事の改変を要求されたりしたことはない。

 その種のあからさまな「検閲」は、いまのところまだ、わが国の活字メディアには及んでいないのだろう。

 ただし、

「難解な表現を平易に」
「錯綜した論理展開をシンプルに」
「重複した言い方をすっきりと」

 という感じで、表現を改めるべくやんわりと示唆される機会は、実は、珍しくない。

 これは、私の文体が、不必要にくだくだしかったり、同義語を執拗に羅列する悪い癖を含んでいたりして、それらが、平明かつ論理的であることを至上とする新聞の標準とは相容れないからなのだろう。

 その点は、自覚している。

 ただ、くどい表現をすっきりさせると、文章から「行間」や「余韻」が消えてしまうことが、ないわけでもないわけで、それゆえ、私は、書き直しを要求される度に、微妙に不機嫌になる。

「その日、私は、7月の歌舞伎町の必ずしも清潔一辺倒とはいえない埃っぽい風を疲れた顔の全面に受けながら、職安通りを東に向かって歩いていた」

「それ、単に『風』じゃダメですか?」

「っていうか、風自体不要だと思います」

「『私は職安通りを歩いていた』で十分ですね」

「主語も削った方が引き締まりますね」

 この話をこれ以上深めるのは悪趣味かもしれないので、やめておく。

 話を元に戻す。

 メディアによる検閲は、いまのところ、「思想」や「表現」そのものには及んでいない。

 ただ、「難解な用語」を平易な言葉に書き改めたり、「重複表現」を圧縮整理せんとしたりする標準活動は、商業メディアの中では、常に堂々と正面突破で敢行されている。

 で、私が言いたいのは、そういう「わかりやすさのための改変」を続けているうちに、いつしか大切なものを見失ってしまうケースがあるのではなかろうか、ということだ。

 そんなわけなので、今回は、「わかりやすさ」にばかり心を砕くようになっているうちの国のメディアが見失っているかもしれないあれこれについて書くことにする。

 わかりにくい話になるはずだが、全員にわかってもらおうとは思っていない。

 わからない人には永遠にわからない。

 原稿を書く人間は、読解力の低い人間に安易に歩み寄ってはいけない。

 テレビでは、もっと露骨に視聴者を舐めた編集が敢行される。

 制作側の自覚としては、「より広い視聴者層の理解をうながすべく」番組を制作しているということなのだろうが、見せられる側からすると、

「ほらよ。こういうのが好きなんだろ?」

「どうだ? おまえたちの大好物だぞ」

 てな調子で、餌を投げつけられている気分になる。

 たとえばの話、つい20年ほど前までは、局アナによる荘重なナレーションを背景に粛々と進行するのが当たり前だった紀行ものや大自然関連の番組が、昨今では、施設のご老人に小腰をかがめて話しかける介護士さんみたいな口調のアイドル・タレントによるリポートで騒がしく進行されるようになっている。それゆえ、私は、国産のその種の番組はもう10年以上見ていない。

 そんなこんなで、もののわかった視聴者は、テレビから離れる。

 これは、テレビ全体の視聴時間が減るというだけの話ではない。

 より以上に、テレビの前に座っている人間の品質が低下することを意味している。

 これは、当然だが、悪循環をもたらす。

「情報弱者向けに平易な番組を制作する」
 ↓
「志の高い視聴者が去って、視聴者の平均値が低下する」
 ↓
「さらに理解力の低い視聴者のためにさらに俗に砕いた番組を送出する」

 というふうにして、いつしかテレビの前の半径数メートルほどの空間は、ほかに時間のつぶしようを持っていない哀れな人々のための吹き溜まりみたいな場所になる。

 8月7日の午後3時過ぎ、自民党の小泉進次郎衆議院議員と、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが結婚報告をしたというニュースが流れてきた。第一報は、もっと早かったのかもしれない。いくつかの記事を読むと、民放各局のワイドショー番組は、2時過ぎから構成台本を差し替えて、このニュースのための特別編成を組んだようだ。

 私自身は、テレビは見ていない。

 ツイッター上に流れてきたいくつかの感想ツイートで概要を把握しただけだ。

 そんな中で、私は、山崎雅弘さんによる、以下のツイートをリツイート(RT)した。

《私もNHKが午後3時のニュースのトップでこれを大々的に扱っているの見て異様だと思ったが、集められた記者たちは、ただの一議員の私的な結婚発表会がなぜ「首相官邸」という公的な場で行われ、なぜ「首相や官房長官からお祝いの言葉をもらった」等のコメントを自分が報じるのか、意味を考えないのか。》

 すると、その私のRTに対して、

「どうして素直に祝福できないのか」

 という主旨のリプライが続々と寄せられてきた。そこで私は、

《NHKが3時のニュースのトップに政治家とタレントの結婚を持ってきたことに苦言を呈したRTに対して

「どうして素直に祝福できないのか」

 と言ってくる人たちがわらわらと集まってきている。祝福するとかしないとかの問題ではない。公共放送が報道枠で伝えるべき情報のバランスの問題だ。午後7:21-2019年8月7日

《そもそも、結婚発表の記者会見に官邸が使われていること自体、公私のバランスを見失っている。

でもって、その結婚発表の情報を公共放送がニュース速報で伝えている。

どうかしていると思わないほうがどうかしていると思う。午後7:23-2019年8月7日

 という2つのツイートを連投した。

 思うにこれは公共放送の編集権をどう考えるかだけの問題ではない。

 そして、このニュースが、このタイミングで、こんな形で提供されたことは、単なる偶然ではない。

 なによりもまず、閣僚でも党の主要な役職者でもない一人の国会議員の結婚報告が、官邸という場所を使って発表されていることそのものが、果てしなく異例だ。

 これについては、異例というよりは「異様」という言葉を使うべきなのかもしれない。

 とにかく、異様な事態だった。

 時事通信が配信した「会見詳報」によれば、小泉氏は、記者の

「なぜこのタイミングか」

 という質問に対して

《─略─ あとはやはり、きのうの8月6日の広島原爆の日、そして9日には長崎の追悼の日が来るから、そこにこのような私事を発表する日が当たってしまうとか、何か報道が当たってしまうっていうのは、それは避けなくてはいけないなと。

 そういったことを考えた時に、突然のことだが、きょうだなと。午前中に長官にお電話をして、本当にきょうのきょうで大変申し訳ないんですけど、お時間ありませんかということで(時間を)いただいた次第だ。 ─略─ 》

 と答えている。

 私は、このやりとりをそのまま鵜呑みにすることができない。

 当たり前だ。

 というのも、首相にしても官房長官にしても、彼らが分刻みのスケジュールで動いている極めて多忙な人々であることは、別に政治通やジャーナリストでなくても、当たり前な大人であれば誰でも知っていることだからだ。

 にもかかわらず、小泉氏は、

「午前中に長官にお電話をして、本当にきょうのきょうで大変申し訳ないんですけど、お時間ありませんかということで(時間を)いただいた次第だ」

 てな調子のたわけたエピソードを開陳している。

 当日の朝に電話して官房長官のアポイントメントが取れたというお話だけでも驚天動地なのに、さらに同じ日に首相への面会を実現し、加えて、折よく官邸に集まっていた記者クラブの記者たちを相手に、官邸の場を借りて即席の会見を開いたんですボク、などというおとぎ話みたいな偶然を、いったい誰が信じると言うのだろうか。

 私には無理だ。カニとじゃんけんをしてパーを出して負けたという感じの話の方がまだ信じられる。

 率直に申し上げて、前々から、民放のワイドショーの時間を狙って、周到に発表の機会をうかがっていたのでなければ、こんな会見を仕組むことは不可能だと思う。

 私は、「仕込み」がいけないとか「用意周到な政治的プロパガンダだからけしからん」とか、そういうことを言おうとしているのではない。

 小泉氏にしてみれば、ほかならぬ自分自身の結婚にまつわる経緯を、写真週刊誌あたりに嗅ぎつけられて、あれこれほじくり返されるのは不愉快であるはずだし、そうそういつまでも隠しておける話でもない以上、どこかのタイミングで、自分の口から報告せねばならない。だとしたら、あえて発表の機会を「捏造」して一芝居たくらんだこと自体は、極めて理にかなった行動だと思う。

 今回のこのタイミングでの発表は、舞台装置の作り方が若干白々しかったことを除けば、話の持ち出し方としてはおおむね見事だったと思う。

 私が問題にしているのは、だから、小泉氏の側の態度や言動や白々しさやいけ図々しさではない。

 小泉氏は、ご自身が置かれている状況の中で、自分にできる範囲のことをやってみせただけのことだ。

 私が昨日来、絶望的な違和感に身悶えしているのは、官邸と小泉新夫妻の合作による、この陳腐極まりないおめでたセレモニー演出に、誰一人ツッコむ記者がいなかった残念な事実に対してだ。

 つまり、官邸に詰めかけた記者が、投げかけるべき質問をせず、また、結婚のニュースを伝えるテレビ番組の制作者やスタジオの出演者たちが、誰一人として批評的な立場からの言葉を発しなかったなりゆきをかみしめながら、私は、うちの国の政治報道と芸能報道が、すでに死滅していることにあらためて呆然としている次第なのだ。

「今回の、ご結婚の発表に官邸を選ばれたのは本当に偶然なのですか?」

「……確認いたしますが、小泉さんは、今朝電話をして、その電話で首相と官房長官とのアポイントメントを取ったと、本当にそのようにご主張なさるわけですね?」

「いち国会議員が、自身の結婚というプライベートな事情を発表するにあたって、首相官邸を使うことに、ご自身の中で抵抗というのか気後れのようなものは感じていらっしゃるのでしょうか」

「総理に報告するためのアポを取った時期は、実際のところ、いつの時点だったのか」

「この記者会見のタイミングと場所と内容は、いつ、誰によって、どんな目的で、企画・立案され、どんな手順を経て実行に移されたのか。もしくは、これらは、すべてあなた自身のアタマの中から生まれたことであるのか」

 と、誰か一人でもいい、テレビのこっち側にいる普通の日本人の誰もが不思議に思っているその質問を、国民になり代わってぶつけてくれる記者がいれば、私の気持ちは、ずいぶん違っていたと思う。

 ところが、官邸に集まった記者は、揃いも揃ってガキの使い以下の木偶の坊だった。

 なんと残念なメディア状況ではないか。

 官邸に飼われている番記者は、こんなにもあからさまに飼い犬化するものなのだろうか。

 それとも、これは、あらかじめ良き飼い犬としての資質を万全に備えた者でないと、番記者のポジションに就くことができないという順序で進行しているお話なのだろうか。

 私も、番記者の諸君と同じで、気温が35度を超えると、知能の働きが3割ほど低下する。

 小泉氏がそのタイミングを狙ってこの度のイベントを仕掛けてきたのだとしたら、この勝負は私たちの負けだ。

 冒頭で申し上げたように、私たちはメディアに舐められている。

 そして、メディアは政治家に舐められていて、政治家は選挙を舐めている。

 官邸の犬たちには、自分の傷跡ばかり舐めていないで、ぜひ、飼い主のアキレス腱を噛んでみろと言っておきたい。

 きみたちにそれができるか?

 「can」

  ん?






































http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/363.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 続・「表現の不自由展・その後」中止問題を巡る各紙社説(8月7日付以降全国紙、及び一部地方紙)

(其の壱)
「不自由展」中止 社会の自由への脅迫だ

 脅されたのは社会の自由だ。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展が中止に追い込まれた。脅迫文が届くなどしたためで、まさに「表現の不自由」を象徴する恐ろしい事態である。

 あいちトリエンナーレは、愛知県などでつくる実行委員会が三年に一度開いている。四回目の今回は県美術館(名古屋市)などを舞台に、今月一日に始まった。

 問題となったのは企画展「表現の不自由展・その後」。過去に国内の美術館などで展示を拒否された芸術作品を集め、経緯を伝える解説とともに展示した。

 だが、旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像など展示の内容が報じられると、抗議の電話やメールが相次いだ。「ガソリンの携行缶を持ってお邪魔する」という脅迫文さえ届き、三日で中止となった。

 参加した芸術家から「作品を見る機会を人々から奪う」などとして、中止を批判する声があるのはもっともだ。だが、スタッフや来場者の安全を考えた上での苦渋の決断だったろう。この上は速やかで徹底的な捜査を求めたい。

 芸術監督のジャーナリスト・津田大介さんは「表現の自由が後退する事例をつくってしまった」と悔やむ。しかしこの国の表現の自由を巡る現状や「意に沿わない意見や活動は圧殺する」という風潮を白日の下にさらしただけでも、開催の意義はあったといえよう。

 河村たかし名古屋市長は「日本国民の心を踏みにじる」として少女像などの撤去を要請。菅義偉官房長官も、国の補助金交付について慎重に検討する考えを示した。これは、日本ペンクラブが声明で「憲法が禁じる『検閲』にもつながる」と厳しく批判したように、明らかな政治による圧力だ。

 政治や行政のトップは多様な意見や表現を尊び、暴力的行為を戒める立場にある。美術家の活動よりもテロ予告をこそ強く非難するべきだろう。

 国の内外を問わず、政治家による排他的な発言が「お墨付き」となり、ヘイト犯罪など昨今の極端な言動の下地になっているとすれば、憂慮すべき事態だ。

 現代のアートは、単に花鳥風月をめでるものではない。世界に存在する対立や危機、圧政や苦難を見る者の反発も覚悟で広く伝え、対話や解決の糸口を生んでいる。

 それを理解せずに「美術展を政治プロパガンダの場にするな」などと非難しても筋違いだろう。芸術家や美術館の関係者は、決して萎縮してはならない。

中日新聞/東京新聞 2019年8月7日
https://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2019080702000121.html
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019080702000174.html

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(其の弐)
少女像展示中止 「表現の自由」は守らねば

 気にくわない行事や言論は、脅迫で封じることができる。そんなゆがんだ考えを社会に広げるわけにはいかない。

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元従軍慰安婦を象徴した少女像などを展示した企画「表現の不自由展・その後」が開幕3日で中止に追い込まれた。

 少女像の展示に対し、抗議のメールや電話が実行委員会事務局などに殺到した。「ガソリン携行缶を持っていく」など、京都アニメーション放火殺人事件を連想させる脅迫もあり、実行委は「安全な運営」ができないと判断したという。表現の自由を揺るがす深刻な事態である。

 従軍慰安婦問題は、2015年の日韓合意により政府レベルで決着を見た。しかし、政権交代後の韓国政府は合意内容は不十分との見解に転じ、対立の火種としてくすぶり続ける。そうした中での少女像展示だった。

 展示には賛否両論ある。像や企画への評価とは別に、悪化した日韓関係をさらに冷え込ませると懸念する人もいよう。多様な意見があってよい。だが、テロや殺害をほのめかす脅迫が許されないのは当然だ。威力業務妨害容疑で被害届が出ており、警察は摘発に動いた。

 芸術祭は公共の文化施設を会場に使い、公費を投じて開かれている。だからといって、政治や行政が展示構成や出品作の是非にまで介入すべきではない。

 実行委の会長代行である河村たかし名古屋市長は「(少女像は)日本人の心を踏みにじるものだ」として、展示の中止を求めた。文化庁の補助事業であることを踏まえ、菅義偉官房長官は記者会見で、補助金交付を慎重に判断する考えを示した。

 憲法21条が禁じる検閲につながりかねない、危うい言動と言うほかない。実行委会長を務める大村秀章愛知県知事も、公権力こそ表現の自由を保障すべきだとして介入の動きを「憲法違反の疑いが濃厚」と批判した。

 企画展の狙いは、美術館などで展示不許可となった作品の鑑賞を通じ、表現の自由を巡る議論を促すことだった。反発が予想されたが実行委は「議論を起こすことに意義がある」と開催に踏み切った。趣旨と決断は是とするが脅迫に屈した「悪(あ)しき前例」となった事実は重い。こうした事態を想定した警察との事前打ち合わせや、展示意図を丁寧に伝える姿勢は十分だったか。実行委に検証を求めたい。

 表現の自由について議論を促すための美術展が暴力的な圧力でつぶされ、政治家もそれに関わった。前代未聞の出来事を、表現の自由や公権力との関係について、深く考える契機としなければならない。

西日本新聞 2019/8/8
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/533693/

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(其の参)
表現の不自由展 自粛を広げないために

 表現の自由についての議論を喚起する狙いとは裏腹に、不自由な状況を浮き彫りにする残念な結果である。

 愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元従軍慰安婦を象徴する少女像などの展示が中止された。

 少女像は、国内の美術館などで撤去や公開中止となった作品を集めた企画「表現の不自由展・その後」の一つだ。昭和天皇とみられる人物を扱った作品、朝鮮・韓国人の強制連行がモチーフの作品などを含め企画全体の中止を芸術祭の実行委員会が決めた。

 1日に開幕し、わずか3日でのことである。企画展の実施団体は抗議声明を出した。突然はしごを外され、憤るのは当然だ。

 実行委の会長を務める大村秀章愛知県知事は記者会見で「テロや脅迫とも取れる抗議があり、安全な運営が危ぶまれる状況だ」と理由を説明した。

 「ガソリン携行缶を持って美術館に行く」と京都アニメーションでの放火殺人事件を思い起こさせるファクスも事務局に届いたという。気に入らない作品を封じ込めようと暴力をちらつかせる。表現の自由を踏みにじる不気味で卑劣な行為である。

 加えて見過ごせないのは、政治の介入だ。河村たかし名古屋市長は慰安婦問題が「事実でなかった可能性がある」として展示中止を要求していた。菅義偉官房長官は文化庁の補助金交付を慎重に判断する考えを示した。

 憲法が保障する表現の自由への理解を欠いている。政治家が国民の対立をあおるような振る舞いをしたという点でも問題だ。

 事務局によると、開幕からの2日間で抗議の電話やメールは合わせて約1400件に上った。芸術祭の芸術監督を務めるジャーナリストの津田大介氏は「対応するスタッフの疲弊する姿を見て、継続は難しいとの知事の判断に同意した」と言う。

 津田氏自身「抗議の殺到で中止せざるを得なくなることも予想していた」とする。日韓関係が悪化した時期に重なった事情はあるにせよ、事前の検討は十分になされたのか。展示が憎悪の感情をあおり、結果的に政治の介入を招いたとすれば責任は重い。

 今回の一件が表現活動を萎縮させたり、展示の自粛につながったりすることは避けなくてはならない。表現の自由について議論する格好の機会でもある。中止に至るまでの経緯と問題点を検証し、公表するよう実行委に求めたい。

信濃毎日新聞 (8月6日)
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190806/KT190805ETI090004000.php

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(其の四)
愛知企画展中止 主催する側にも甘さがあった

 公的な性格を持つ芸術祭の運営に、問題を投げかけたと言えよう。

 愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の一つ「表現の不自由展・その後」が、開幕からわずか3日で中止となった。

 いわゆる従軍慰安婦を象徴する少女像に対し、「撤去しないとガソリン携行缶を持ってお邪魔する」と書かれたファクスなどが送りつけられた。芸術祭実行委員会会長の大村秀章愛知県知事は、安全上の観点から中止を決めた。

 表現活動をテロや脅迫で封じ込めようとする行為は、断じて許されない。まず、このことを明確にしておきたい。

 ファクスを送りつけた男は、威力業務妨害容疑で愛知県警に逮捕された。警察は引き続き、悪質な行為に厳しく対処すべきだ。

 芸術祭は県や名古屋市が運営に関与し、予算も支出している。企画展には、少女像のほか、昭和天皇の肖像を用いた作品を燃やす映像もあった。特定の政治的メッセージを感じさせる作品だった。

 芸術作品における表現の自由は最大限、尊重されなければならない。ただ、行政が展覧会の運営に関わる以上、展示する作品やその方法について一定の責任を負うことも確かだろう。

 不特定多数の鑑賞者が想定される展覧会で、政治性の強い作品を、それを批判する側の視点を示さずに、一方的に展示すれば、行政が是認している印象を与えかねない。作品を不快に感じる人たちの反発をあおる可能性もある。

 今回の展示作品は、過去にも論議を呼んできた。

 憲法9条を詠んだ俳句は公民館だよりへの掲載を拒まれ、裁判で不掲載が違法とされた。昭和天皇をモチーフにした作品は、激しい抗議行動があり、公立美術館が管理運営上の理由で非公開とした。その判断は裁判で是認された。

 大村氏は「とんがった芸術祭に」と要望し、芸術監督を務める津田大介氏に企画を委ねた。展示作品が物議を醸すことが予想されたのに、反発を感じる人への配慮や作品の見せ方の工夫について、検討が尽くされたとは言い難い。

 河村たかし名古屋市長は開幕後に少女像の展示などを批判したが、自らも実行委員会会長代行の立場にあったのではないか。

 主催者側の想定の甘さと不十分な準備が、結果的に、脅迫を受けて展覧会を中止する前例を作ったとも言える。その事実は重く受け止めなければならない。

読売新聞 2019/08/09
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20190808-OYT1T50312/

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(其の伍)
愛知の企画展中止 ヘイトは「表現の自由」か

 芸術であると言い張れば「表現の自由」の名の下にヘイト(憎悪)行為が許されるのか。

 そうではあるまい。

 だから多くの人が強い違和感や疑問を抱き、批判したのではないか。憲法は「表現の自由」をうたうとともに、その濫用(らんよう)をいさめている。

 愛知県などが支援する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が開幕から3日で中止された。直接の理由は展示内容に対する脅迫だとされる。

 暴力や脅迫が決して許されないのは当然である。

 一方で、企画展の在り方には大きな問題があった。「日本国の象徴であり日本国民の統合」である天皇や日本人へのヘイト行為としかいえない展示が多くあった。

 バーナーで昭和天皇の写真を燃え上がらせる映像を展示した。昭和天皇とみられる人物の顔が剥落した銅版画の題は「焼かれるべき絵」で、作品解説には「戦争責任を天皇という特定の人物だけでなく、日本人一般に広げる意味合いが生まれる」とあった。

 「慰安婦像」として知られる少女像も展示され、作品説明の英文に「Sexual Slavery」(性奴隷制)とあった。史実をねじ曲げた表現である。


 同芸術祭実行委員会の会長代行を務める河村たかし名古屋市長は「日本国民の心を踏みにじる」として像の展示中止を求めた。

 これに対して実行委会長の大村秀章愛知県知事は、河村氏の要請を「表現の自由を保障した憲法第21条に違反する疑いが極めて濃厚」と非難した。

 これはおかしい。憲法第12条は国民に「表現の自由」などの憲法上の権利を濫用してはならないとし、「常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」と記している。今回の展示のようなヘイト行為が「表現の自由」の範囲内に収まるとは、到底、理解しがたい。大村氏は開催を反省し、謝罪すべきだろう。県や名古屋市、文化庁の公金支出は論外である。

 芸術祭の津田大介芸術監督は表現の自由を議論する場としたかったと語ったが、世間を騒がせ、対立をあおる「炎上商法」のようにしかみえない。

 左右どちらの陣営であれ、ヘイト行為は「表現の自由」に含まれず、許されない。当然の常識を弁(わきま)えるべきである。

産経新聞 2019.8.7
https://www.sankei.com/column/news/190807/clm1908070002-n1.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/364.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 志位和夫共産委員長「他者の言葉を聴く力がなく、自分の言葉で話す力もない。コミュニケーション能力の欠如。(安倍首相には)政治家にとって一番大切な資質がない」





http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/365.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 悪の高枕(澤藤統一郎の憲法日記)
 
昨日(8月9日)から、高枕をしてぐっすり眠れるようになった、二人に詩を贈ろう。

   晋三をねむらせ、晋三の屋根に雪ふりつむ。
   昭恵をねむらせ、昭恵の屋根に雪ふりつむ。
   疑惑は深く埋められて、ふりつむ雪の底の底。

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昨日(8月9日)のこと。学校法人森友学園への国有地売却や、これに関わる財務省関連文書の改ざんなどをめぐる問題で、大阪地検特捜部は、被告発者全員を再び不起訴処分とした。

もともと被告発者は38名に上るものだった。大阪地検特捜部は、これを一括全員不起訴として国民の怒りを招いた。さすがに、大阪第一検察審査会は、そのうち10名について、「不起訴不当」と議決した。その中には、近畿財務局の国有財産管理官(当時)や、佐川宣寿・元同省理財局長らが含まれ、大阪地検特捜部はこれを再捜査していた

再捜査後の2度目の不起訴処分については、8月10日現在告発人代理人である私の許には通知が届いていない。だから、正式には処分があったとは言いがたいのだが、大阪地検特捜部が記者を集めて発表したのだから間違いはなかろう。

大阪第一検察審査会の本年3月15日議決(通知書は同月29日付で作成されている)が強制起訴につながる「起訴相当」でなく、「不起訴不当」であったため、検審による2度目の審査は行われず、強制起訴への道はない。この2度目の全員不起訴処分をもって、特捜部は捜査を終結する。なんということだ。安倍政権への濃厚な忖度疑惑を解明することなく、刑事事件としては幕引きにするのだ。

「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」の会員で、告発人となった19名とその代理人は、昨日(8月9日)、以下の「見解」を公表した。

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                                      2019年8月9日

      大阪地検の不起訴処分決定に関する私たちの見解
                             (原処分)平成29年検第17422号 
                     刑事告発人           醍醐聰外18名
                     同告発人ら代理人弁護士       澤藤統一郎
                     同                 杉浦ひとみ
                     同                 佐藤 真理
                     同                 澤藤 大河

(1)大阪地方検察庁は、私たちが背任で告発した森友学園への国有地の不当な値引き売却事件について、本日、再度、不起訴処分を発表した。
 大阪地検は不起訴処分の理由を公にしていないが、いわゆる「前打ち報道」によると、地中にごみが一定量存在していたことは確かだとし、起訴には至らないと判断したとのことである。
 しかし、私たちは、様々な証拠資料を挙げて、地下埋設物が存在したとしても、それは値引きの根拠となる「瑕疵」、すなわち、工事の支障となるものではなかったと訴えたのであるから、上記の不起訴理由は私たちの告発に全く答えない不真面目なものである。

(2)大阪地検は当初の不起訴処分の理由として、瑕疵に見合う値引きをして売却を急がなければ森友学園側から損害賠償の訴えを起こされる可能性があったと語った。しかし、大阪第一検察審査会も不起訴不当の議決をした理由として記載したように、そうした提訴は、森友学園の顧問弁護士でさえ、勝算の見込みが乏しいものだった。
 このような反証を再捜査でどう解明したのか、説明もないまま、再度の不起訴で幕引きを図ることを私たちは到底、容認できない。

(3)加えて、財務省は近畿財務局に交渉記録の改ざんを指示したり、森友学園側にゴミ撤去を偽装する口裏合わせの工作を持ち掛けたりしたことが国会の場で明らかになった。そうした一連の工作は、近畿財務局や財務省がやましい背任があったことを認識し、それを隠ぺいする工作を行なった事実を赤裸々に物語るものである。
 大阪地検が、こうした事実に目を背け、参議院選挙が終わったこのタイミングで再度、不起訴処分の決定を発表したのは、安倍首相夫妻が深く関与した本件を、出来レースの国策捜査で幕引きしようとするものに他ならず、司法の威信、国民からの信頼を失墜させるものである。

 私たちは巨悪を眠らせる今回の不起訴処分に厳重に抗議するとともに、これからも公文書の改ざん問題も含め、真相解明を願う多くの市民と協力して事件の真相を追求する努力を続けていく。

                                            以上

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「巨悪を眠らせるな」は、東京特捜から検事総長となった伊藤栄樹の言葉であった。「巨悪を眠らせるな、被害者と共に泣け、国民に嘘をつくな」というのが、彼の部下に対する訓示であったという。

統治の機構は、法の支配を貫き人権侵害を防止する観点から、相互監視と牽制の実効性が確保されていなければならない。とりわけ、権力機構の頂点に立つ者の独善や暴走を許さない検察の役割はこの上なく重要である。検察が「巨悪」と表現するのは総理大臣、あるいは、総理クラスの大物政治家を意味する。佐藤栄作・池田勇人・田中角栄・金丸信…等々。

かつては、検察の「巨悪を眠らせるな」というセリフには、リアリティが感じられた。今はなくなってしまったが、安倍忖度へのメスを入れることが、その汚名を挽回する千載一遇のチャンスだった。にもかかわらず、検察は自らそのチャンスをつぶしたのだ。「巨悪を眠らせるな、被害者と共に泣け、国民に嘘をつくな」と言った検察の魂は、今どこへ行ったのか。

刑事事件としては幕が引かれても、市民運動は幕を下ろさない。この疑惑を追及し続けよう。安倍政権の政治の私物化を糾弾する声を上げ続けよう。
(2019年8月10日)

http://article9.jp/wordpress/?p=13130
http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/366.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 「道警あやまれ」と北海道警察の市民排除の暴力に抗議! 


「道警あやまれ」と北海道警察の市民排除の暴力に抗議!
https://85280384.at.webry.info/
2019年08月10日 半歩前へ

 7月の参院選期間中、札幌市で行われた安倍晋三首相の街頭演説にやじを飛ばすなどした聴衆が北海道警の警察官によって現場から排除された問題で、反対する市民らが10日、同市中心部でデモを行った。当時、やじを飛ばして排除された同市の女子大学生(24)も参加。「警察は説明責任を果たし、きちんと謝罪してほしい」と訴えた。

 デモには主催者発表で約150人が参加し、同市の大通公園を出発した。参加者らは「道警あやまれ」「ヤジくらい言わせろ」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げて訴えた。また、道警を訪れ、謝罪と説明を求める文書を提出した。(以上 共同通信)

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 安倍政権がなにも指示を出さなくても、現場の警察がソンタクして取り締まりを強化する。なぜ、そんなことをするかと言えば、道警の幹部はキャリア組だ。自分の出世のために安倍晋三に忠勤を励んでいるのだ。自己アピールである。どこもかしこも、こんな輩ばかりだ。

 それにしても権力の弾圧に対して抗議の声が小さ過ぎはしないか? 香港や台湾なら1万人以上が参加して抗議するだろう。

 日本は、民主主義や自由に対する問題意識が低すぎる。カネ儲けは達者だが、民主主義には関心が薄い。やはり3流国だ。

 世界の3等国から抜け出せない日本。卑しい日本。日本人でいることが恥ずかしい。




























http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/367.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 野党の統一会派 「結集の旗印」は何なのか (西日本新聞)
2019/8/10 社説


 野党がばらばらのまま、巨大与党に立ち向かっても限界がある。野党で統一会派を結成する意義は決して小さくない。

 しかし、単なる「数合わせ」ではないと言うのなら、その目的と理由を、将来の展望とともに丁寧に国民へ説明すべきだ。

 立憲民主党の枝野幸男代表が国民民主党の玉木雄一郎代表らに衆院での統一会派結成を呼び掛けた。秋の臨時国会までに、立民会派への合流を要請する提案である。立民が掲げる「原発ゼロ」法案や選択式夫婦別姓制度などへの理解を求めたが、唐突な印象は否めない。枝野氏は立民の結党以来、「永田町の数合わせにはくみしない」などとして政党・会派の合従連衡を一貫して否定してきたからだ。

 この、いわば独自路線が、立民と枝野氏の存在感を高めてきたことは確かだろう。同時に、その原則論に固執する姿勢が、国会論戦や国政選挙での野党共闘態勢を弱める遠心力となってしまった側面も否定できない。

 なぜ今、方向転換するのか。枝野氏は「次期衆院選で大きな構えをつくる。こうした戦い方が必要な局面に入った」と説明するが、説得力に欠ける。

 はっきり言えば、先の参院選で予想したほど議席を獲得できなかったからではないか。それは党勢低迷が続く国民民主にも当てはまる。

 比例代表で2人が当選した山本太郎代表の「れいわ新選組」の存在にも刺激を受けたのではないか。政権批判の新たな受け皿となった同党は次期衆院選で台風の目となる可能性もある。野党第1党として危機感が生じたとしても不思議ではない。

 それにしても、なぜ衆院だけの統一会派なのか。その先にはどんな選挙協力や政権構想、ひいては政党レベルの再編があり得るのか。理念と政策に基づく「結集の旗印」をもっと鮮明にしてほしい。

 国民民主にもお家の事情がある。安倍晋三首相は改憲論議で連携できる野党の相手として国民の名を挙げ、秋波を送る。参院の国民は立民との対抗意識が強く、日本維新の会と統一会派を組む動きがある。憲法や原発など基本政策を巡る立民と国民の隔たりも気になる。立民の提案に対し国民は衆参両院での統一会派を逆提案したという。

 仮に立民と国民、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の3党派が合流すれば、衆院で117人の規模となる。足し算で「数の力」は増すが、有権者にしてみれば、勝手に分裂した旧民進党勢力が「元のさやに収まる」かのようだ。そうした疑念や懸念を払拭(ふっしょく)したいのなら、野党再結集の意義と可能性を率直に語ってもらいたい。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/534266/
http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/368.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 保守も取り込み始めた山本太郎を襲う、週刊誌沙汰スキャンダル  新恭(まぐまぐニュース)
保守も取り込み始めた山本太郎を襲う、週刊誌沙汰スキャンダル
https://www.mag2.com/p/news/409244
2019.08.09  新恭(あらたきょう)『国家権力&メディア一刀両断』 まぐまぐニュース




先日の参院選で「負け」こそしなかったものの、日本全体を覆う「閉塞感」を打ち払えず、もはや賞味期限切れのようにも思われる現政権。そんな思いが後押ししたのか、同選挙で山本太郎氏率いる「れいわ新選組」が大躍進し話題となりました。「政権奪取を狙う」と言って憚らない山本氏ですが、果たして実現可能なのでしょうか。元全国紙社会部記者の新 恭さんが自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で今後を占います。

日本の閉塞感を打ち破るか、山本太郎「れいわ新選組」の政権奪取戦略

近づく10月の消費増税。日本の景気はどこまで落ちるのか。取り返しがつかないことにならないか。ただでさえ国民の心配が募るなか、日本列島をとりまく国際情勢もまた異常に騒がしい。

歴史的経緯を背景とした韓国との深刻な貿易の揉め事をあざ笑うように、北朝鮮は短距離弾道ミサイルなどの発射実験を再び繰り返しはじめた。日韓対立の間隙をぬって、ロシア軍機が竹島周辺に飛来し両国政府を攪乱する一方、メドベージェフ首相は択捉島を訪れて「ここはロシア領土だ」とアピールした。

そして、いちばん安倍首相が頼りにする米国のトランプ大統領は、日本の昔からの友好国であるイランとの仲を引き裂くつもりなのか、タンカーの安全航行は自国で守るべきだと、ホルムズ海峡の有志連合に参加するよう日本に圧力をかけてきている。さらには、トランプ的強欲度を強める米国との貿易交渉でも安倍政権は守勢に立たされたままだ。

国内では、総理大臣の権力乱用がもとで公文書が改ざんされ、国会ではウソがまかり通り、国の政策決定の指標であるべき統計数字までもが恣意的に操作される。なのに、誰も責任をとることなく時はいたずらに過ぎてゆく。

逆に、質問にまともに答えず国会を形骸化する安倍首相が、憲法改正の議論にすら参加しないと野党をなじる始末である。

まずは憲法改正国民投票法を改正しない限り、話は進まないのではないか。テレビ・ラジオの有料広告を国民投票法で規制する改正を行わなければ、資金力によりCMの質量に差が出て、偏った印象操作で国民の投票行動が左右されかねない。

それでも安倍自民党はCMの有利性を確保したまま強引に憲法審査会を動かそうとする。つい先日、安倍最側近の一人、自民党の萩生田光一幹事長代行は大島理森衆院議長の交代論にまで言及し、与党内でも顰蹙を買ったが、進まぬ改正議論に苛立つ安倍首相の心中を語ったのであろう。

こうした内外の状況を見て、「政治の安定」といえるのであろうか。安倍官邸への忖度システムは人事の締め付けが効いて安泰であるとしても、国内政治、外交ともに、不安定で欺瞞に満ちているではないか。

『メディア・コントロール─正義なき民主主義と国際社会』を書いた高名な言語学者ノーム・チョムスキーは言う。「政府は政府を守るために市民にウソをつくものだ」。

国民を主権者ではなく観客とし、けっして真実を知らせず、メディアをコントロールして政府に都合のいい国家運営をしていく。これは安倍政権がみごとに実現している、まがいものの議会制民主主義だ。

山本太郎氏の政治活動は、そのアンチテーゼを示すものといえるかもしれない。つまり、国民は観客ではなく、政治の参加者なのだ。

8月1日に東京・新宿で行われた山本氏の「れいわ新選組代表街頭記者会見」で、それを象徴する山本氏の発言場面があった。

「4月10日から旗揚げをし、一人一人にご寄付をお願いしました。東京選挙区は入場料だけでも300万円、9人を立てた比例代表は一人600万円の入場料。旗揚げから選挙が終わるまでに4億円の寄付をいただきました。4億円のうち3億円以上、もう使っています。新聞広告、街角の広告ビジョン、新聞折り込み、これだけで1億数千万円飛んでしまいます。大変な金額ですね。そして今残っている金額どれくらいか。約9,000万円です」

まるで、聴衆を株主とした総会で収支報告をしているようではないか。明朗会計そのものである。

「この9,000万円何に使うか。党になりました。そして次期衆院選挙に向け党の体制をつくっていかなくてはなりません。衆院選といえば1議席を争うのが289か所、そして比例もあります。こういうところで山本太郎、100人を立てたいんだ、そして衆議院でしっかりと数を確保していきたいんだ、そしてその先に政権交代をめざしていきたいということをすでに皆さんに宣言させていただいております」

端的な言葉で詳細を説明し、今後の方針も明確に知らせる。そして、100人を衆院で擁立するには10億円が必要だと、さらなる寄付を呼びかける。これほどわかりやすい政治家の演説を聞いたことはない。反原発で立ち上がり俳優から政治家になって6年。すっかり瞬発力がある短文話法の名手になっていた。

聴衆側の心理はどうだろうか。お金の使い方について事細かな説明をし、これからの目標を伝える山本氏の姿は、話を聞く人々の間に仲間意識を生み、高揚させる効果を持つのではないか。

山本氏は消費税廃止を唱えながらも、政権交代をめざすために、野党連携を優先し、消費税5%への減税の旗のもとでの結集を呼びかけるつもりのようだ。

消費税5%で共産党を含む野党共闘が実現し、山本氏が選挙の顔となれば、政権交代への世間の熱気は間違いなく高まるに違いない。

立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木代表、いずれも山本氏と早期に会談したいと発言し、秋波を送っている。山本氏の勢いを取り込みたいのが本音だろう。

しかし、しがらみのない山本氏と、連合などの支持母体に集票を依存している政党とは、事情が違う。

10%への消費増税を法律に定めるもととなった3党合意は、民主党野田政権下で交わされたものだけに、立憲民主党、国民民主党ともに、5%への減税は受け入れがたいかもしれない。

とりわけ国民民主党には右派の議員も多く、原発即時禁止を訴える山本氏の主張とは必ずしも相容れない。電力総連など原発推進派労組の支援を受けている議員は山本氏への抵抗感がより強いだろう。

また、国民民主党の憲法改正に前向きな議員を誘い出すように、安倍首相から連携の呼びかけがあり、どこから出た情報か、門外漢であるはずの亀井静香氏がテレビ番組で「大連立が絶対ある」と語るなど、あたかも国民民主党そのものが連立政権入りするかのごとき噂まで飛び交っている。

一方で、「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表が、わけありの無所属議員に入党を呼びかけ、数を増やそうとする動きがメディアに取り上げられている。憲法改正の発議に足りない参院の人数を供給する代わりに、受信料を支払った人だけがNHKを視聴できるスクランブル化を…とバーターをしかける腹づもりらしい。なんとしても参院で3分の2以上の改憲派を確保したい安倍政権のこと、これに乗る可能性が全くないとはいえず、成り行きしだいでは国民民主党を取り巻く状況はまた変わってくる可能性もある。

いずれにせよ、国民民主党が何らかのかたちで安倍改憲に手を貸すようなことがあれば、ただちに自民党の補完勢力であると国民に見なされ、自社さ政権後の社会党のようにますます衰退の道をたどり続けることになろう。

国民民主党入りした小沢一郎氏は今も山本太郎氏と連絡を取り合っているという。いずれ山本氏を野党陣営のリーダーにしたい意向らしいが、国民民主党とれいわ新選組が合流することはまずありえない。フレッシュな印象を維持したまま突っ走るには、山本氏はしがらみのない姿を見せ続ける必要がある。

山本氏は政権奪取をめざし「自分を最大化できる」戦略を進めていきたいと語り、9月から、全国をまわってネットワークづくりに励むという。

山本氏が今後気をつけなければならないのは、週刊誌沙汰のスキャンダルだ。安倍官邸はすでに内調を動かしているかもしれない。もちろん、週刊誌も独自に山本氏の周辺を嗅ぎまわっているだろう。だが、おそらく何も出まい。

週刊文春(8月8日号)などは、山本氏についてネガティブな話をあげつらうために、古いネタを蒸し返した。題して「トリックスターの正体 山本太郎の母が語る『あの子は気が弱いから断れない』」である。

何のことかと思って読むと、2013年に、当時19歳の女性と結婚3か月でスピード離婚した件だった。母いわく。「その後も運が悪いんです、太郎は。気が弱いから、言い寄られたら断れない。それで失敗してるんです」。

このネタ以外には今回の参院選の話がほとんどを占め、なぜ「トリック」なのかを語った部分はない。

トリックスターのもともとの意味は、神話や民間伝承において,詐術を駆使して神や王などを愚弄し、秩序を混乱させる一方、英雄としての側面も持つ人や動物のことだ。参院選のやり方そのものがトリックスター的であると見ているのかもしれないが、その言葉には、一時の気まぐれな旋風が起きたくらいに小馬鹿にした響きが感じられる。これなどは序の口で、今後、出る杭を打つ勢力は絶えることなく現れるだろう。

おりしも、立憲民主党が国民民主党に衆院で立憲会派入りを求めるなど、野党共闘の強化をはかる動きが活発になってきた。

山本氏の思いももちろん野党共闘にあるが、その政策は保守層の一部にも受け入れられている。文筆家、古谷経衡氏は、保守票の一部もれいわ新選組に流れたと指摘、その理由として、政策が対米自立、国土強靭化、反グローバリズムなど保守本流の思想に近いものを多く含むからだと言う。

たしかに、山本氏は、小さな政府をめざし民営化路線を進めた小泉・竹中改革を否定している。安倍政権の政策決定にも依然として影響力を持つ竹中平蔵氏の新自由主義的世界観が、国民の間にさまざまな格差を生んでいるとして、厳しく批判している。

ただ、山本氏の保守色は、利益誘導ではなく、弱者目線がベースにある。政府支出の拡大により、景気を押し上げて税収を増やし、社会福祉の充実をはかろうというのだ。

これまで法人税の減税や租税特別措置などで優遇されてきた大企業や富裕層からの税収減を補う形で消費増税が行われてきたが、消費税を廃止、あるいは減税し、大企業や富裕層への課税を強化する方向に転換する。法人税率が上がれば企業は海外に逃げるというのは政府の宣伝で、消費税減税によって国内の需要が高まれば企業は儲けるために国内に残るというのが山本氏の主張だ。

国民に観客ではなく参加者として語りかけ、いい格好を見せるのではなく、一緒にやってくれませんかと呼びかけていく今のスタイルを続けるなら、山本太郎氏の巻き起こした旋風は、一過性の現象に終わることなく、本物のパワーをつけていくだろう。この新しい潮流を日本の政界は生かすべきである。

image by: MAG2 NEWS

新恭(あらたきょう) この著者の記事一覧

記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。その実態を抉り出し、新聞記事の細部に宿る官製情報のウソを暴くとともに、官とメディアの構造改革を提言したい。記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。



















http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/369.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 麻生氏は五輪担当相兼務か 早くも流れる9月組閣人事の噂 「政権3本柱」は全員交代か(日刊ゲンダイ)



麻生氏は五輪担当相兼務か 早くも流れる9月組閣人事の噂
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/260145
2019/08/10 日刊ゲンダイ


人事の焦点は「政権3本柱」の処遇(C)日刊ゲンダイ

「進次郎は復興相で初入閣か」――。夏休みに入った政界の関心は、早くも9月に予定されている“組閣人事”一色になっている。安倍首相は例年、夏休みに人事を練っている。それだけに入閣待望組は、安倍が休暇中に誰と会うか、どんなメッセージを発するか、固唾をのんでいる。

■「政権3本柱」の処遇は?

 人事の焦点は、麻生財務相、菅官房長官、二階幹事長のいわゆる「政権3本柱」の処遇だ。

 麻生、菅の両氏は、組閣人事のたびに“交代”の声が上がるが、政権発足から6年以上、同じポジションに就いている。異例の長さだ。

 二階氏も、2016年から3年間、幹事長を務めている。

 しかし、9月の人事では、3人とも交代するのではないか、という見方が流れている。すでに、裏づけるような動きも出ている。

「安倍首相の側近である萩生田幹事長代行が、大島理森衆院議長の交代をブチ上げたのは、二階幹事長を衆院議長に棚上げするための布石だとみられています。コワモテの実力者である二階さんには、さすがに安倍首相も気を使わなくてはいけない。政権の中枢から体よく追い出したいのがホンネでしょう。でも、二階さん本人は幹事長続投を望んでいる。気持ち良く幹事長を退いてもらうためには、三権の長である衆院議長として遇するぐらいしかない。そのためには異例のことですが、大島議長を任期中に降ろす必要がある。萩生田さんは、安倍首相の心中を忖度して“大島降ろし”に動いたのでしょう」(自民党関係者)

 もうひとつ、政界が注目したのは、内閣官房参与だった加藤康子さんが7月末に突然、退任したことだ。康子さんの退任は、安倍のお気に入りである加藤勝信総務会長を次期官房長官に就ける準備だとも解説されている。康子さんは、勝信氏の義理の姉だ。もし、勝信氏が官房長官に就任すると、内閣官房参与の康子さんは部下になってしまう。さすがに、身内を参与にするのは差し障りがある。いまのうちに辞めてもらったのではないか、と囁かれているのだ。勝信氏が官房長官に就任するということは、当然、菅氏は外れることになる。

■麻生氏は副総理兼五輪担当相か

 さらに、麻生氏は財務相を辞め、副総理兼五輪担当相に就くのではないかという人事予測が流れている。五輪担当相は、昨年夏にも流布された人事だ。五輪担当相ならば国会答弁の機会がぐっと減るので、失言のリスクも減る。政権の足を引っ張ってきた“麻生リスク”を減らすことになる。東京五輪が1年後に迫り、五輪担当相は重要閣僚と喧伝できるので、盟友を傷つけずにすむメリットがある。麻生氏本人も五輪出場経験者だから、それなりに理屈もつくという。

「安倍首相にとって9月人事は、3つの狙いがあるのではないか。1つ目は、これまでの骨格を変えて、人心を一新すること。2つ目は、ポスト安倍を増やすこと。ポスト安倍レースが、岸田vs石破となったら、天敵の石破氏が総理になりかねない。そこで、加藤氏や進次郎氏を引き上げるつもりでしょう。もう1つは、これ以上、菅長官に力をつけさせないこと。でも、二階幹事長を衆院議長に祭り上げることだって難しい。結局、1周回って、麻生、菅、二階の三氏は留任という結果になるかも知れません」(政界関係者)

 この夏休み、組閣人事を巡って暗闘が行われるのではないか。













http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/370.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 神戸市 津田大介氏招いたシンポジウム中止の方針決める(市議も抗議を煽る!)
 この国は何時から「戦時中の非道を訴える」事を公権力が押さえるようになったのか。これが続けばネット右翼等の「数の暴力」が、公での表現や議論の活動を支配することになる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)

神戸市 津田大介氏招いたシンポジウム中止の方針決める
2019年8月9日 13時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190809/k10012029521000.html

愛知県で開かれている国際芸術祭で慰安婦問題を象徴する少女像などに批判や脅迫が相次ぎ、展示が中止されたことを受けて、神戸市が、芸術祭で芸術監督を務める津田大介さんを招いたシンポジウムを中止する方針を決めたことがわかりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190809/K10012029521_1908091316_1908091321_01_03.jpg

このシンポジウムは、神戸市が芸術イベントの関連事業として、ジャーナリストの津田大介さんら3人を招き、「アートは異物を受け入れるのか」をテーマにして、今月18日に開催する予定でした。

しかし、津田さんが芸術監督を務める国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で慰安婦問題を象徴する少女像などに批判的な意見や脅迫が相次ぎ、展示が中止されたことを受け、神戸市はシンポジウムを中止する方針を決めました。

市は関係者と調整したうえで正式に中止を決定するとしています。

神戸市のシンポジウムの実行委員会には「津田氏を呼ばないでほしい」とか「少女像を展示するのか」といった抗議などが、およそ80件寄せられているということです。

神戸市は「このタイミングで津田さんを迎えれば、シンポジウムの趣旨に沿わない議論になるおそれがあり、この秋から始まる芸術イベント自体に悪影響が及びかねないと懸念している」としています。
SNSに開催への抗議あおるような書き込みも
津田大介さんが参加を予定していた神戸市主催のシンポジウムをめぐって、SNS上では開催への抗議をあおるような書き込みが相次いでいます。

このうちツイッターでは、「あいちトリエンナーレ」の中止が発表されてから4日後の7日、シンポジウムの内容を紹介したうえで「今度は神戸で公金使ってやるのか・・・」と批判する投稿がありました。

さらに同じ日には、地元の市議会議員が「愛知で確信的に昭和天皇の写真を燃やした如き映像や慰安婦像を展示させた。断固反対。神戸市会議員として動きます」などと書き込んでいます。
この投稿は9000件近く引用され、SNS上に同調する意見とともに拡散されています。

さらに、主催者の神戸市に対して「抗議の電話しましょう。私もやります」などという投稿や、実際に電話やメールで抗議をしたという書き込みも相次いでいます。

一方、同じ投稿に対し「なんで言論封殺の方向に動くんですか」などと批判する意見もありました。

◎あわせて読みたい
・芸術祭 少女像などの展示 日本消費者連盟 展示再開求める声明8月8日 19時09分
・少女像の展示中止 補助事業採択の経緯を再確認へ 柴山文科相8月8日 12時57分

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/371.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 私事に官邸を使用する小泉進次郎に異を唱えない記者たち! 


私事に官邸を使用する小泉進次郎に異を唱えない記者たち!
https://85280384.at.webry.info/201908/article_58.html
2019年08月10日 半歩前へ

私のブログ「半歩前へ」に岬暁夫さんがコメントを寄せた。

結婚は私事。 

私事に官邸を使用する小泉進次郎に何故、疑問を直接ぶっつけないのか。 

そのような、マスコミ、インタビュアーは一人もいないのか。

公事と私事が溶融している。 

小泉は、安倍レベルの人物。 

だからこそ、「総理候補」ともてはやされる。

*************************

 社会常識を知らない小泉進次郎の非常識にも驚くが、それ以上に、「官邸は結婚や妊娠の記者会見をする場ではない!」となぜ、記者が一喝しなかったのか?

 現場に20人も、30人もいたら、1人ぐらいまともな記者はいなのか? 官邸の記者はいつから芸能記者になったのか? 恥を知れ!

























関連記事
官邸の番記者はこれほどたやすく飼い犬化するのか! 
http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/363.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/372.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 含羞のない「オロカシズム」 安倍政権、安泰なはずだ<松尾貴史のちょっと違和感・毎日新聞>




松尾貴史のちょっと違和感 含羞のない「オロカシズム」 安倍政権、安泰なはずだ
https://mainichi.jp/articles/20190811/ddv/010/070/015000c
毎日新聞 2019年8月11日 04時02分(最終更新 8月11日 04時09分)


=松尾貴史さん作

 野党第1党の枝野幸男(立憲民主党)代表は、参議院選挙の結果を受けてなのか、それとも選挙前だと支持者が逃げる憂いがあるからこのタイミングで公表したのか、野田佳彦前総理らと連携する考えを示した。政権についていた頃から、与野党の対立軸をぼやかし、腰砕けにし、骨なしにし続けてきた野田氏らと、この期に及んで何をどう連携すると言うのだろうか。現在の悪質な政権の、ある意味で生みの親といってもいい人たちと、一体何をしてくれる気なのか。少しは何かのうねりが生まれるかと期待した瞬間もいくつかあったが、もう見限ろうと思っている今日このごろだ(あくまで個人の感想です)。

 有名カレー店で取材会食するために東京・荻窪へ行った。カレーライターの飯塚敦さんとの待ち合わせまで小1時間ほどあったので、駅前の喫茶店に入ってカウンター席でスケジュールの整理などをしていると、どやどやと3人連れが入ってきて、私の斜め後ろのテーブルについた。3人とも60代半ばか70歳目前という感じだ。彼らと私以外に客はいない。会話を聞くつもりはないのだけれど、無駄に大声なので嫌でも聞こえてしまう。

 「さて、この度の参院選はどう評価する?」と田原総一朗的なノリで一人が他の二人に問う。

 「盛り上がらなかったねー、何というの? 投票率っていうの?」

 「野党はだらしない」

 「そうそう、立憲はだめだ」

 「いや、俺はれいわ(新選組)が許せない。身障者に銭をやるのはおかしい」

 気の置けない仲なのだろうけれど、大声で悪びれもせずこういう話をし始める分別盛りをとっくに過ぎた人たち。

 「しかしねえ、金持ちからと貧乏人からと、同じ割合で取る消費税は駄目だよなあ」

 お、まともなことも言うのだ。

 「公明党は改憲が言いにくいから加憲に逃げてる」

 「自衛隊が可哀そうだよ、立場ちゃんと明記しねえと。国を守ってんだから」

 「今だって海外に行けるってなったんだから、攻撃しちまえばいい」

 「そうだよ、日本の国は自分で自分を守れるって見せてやれって言うんだ」

 「マスコミは安倍に統制されてる」

 どうも、週刊誌を読みかじり、テレビのコメンテーターが言っていることを断片的に覚えて、自らの分析であるかのように出しっこしあっているだけのようだ。

 「そもそも韓国は反日だからね」

 「しかし日本はダメだ。日本は革命を起こしたことがないからね」

 起こしていないから、何がダメなのだろう。その次は続かない。

 「◎◎の◎◎(ある党の代表)は性犯罪者だけど、身を切るってのは偉いね」

 いや、それは問題発言ですよ。

 「安倍は一貫しているよ」

 「そういやオバマは銀座ですしも食わずにまくし立てたらしいな」

 「あの店で35万円取られた会社員がいる」

 これまたにわかには信じがたい話だが、何人分のお代なのだろう。

 「日本人はさあ、正月に神社に行くが、その前の日は寺でさ、その何日か前にはクリスマスだって騒いでさ。だから信用されてない」うんぬん……。

 間は抜けているが、だいたいこのような流れだった。いや、流れをなしてはいないけれど、とにかくどこかで聞きかじったプチ情報を思いつくままに披歴しあっているだけで、全体的に「つじつまが合わない大会」の様相だった。

 人生の先輩方だが、あきれるばかり。さらに上の世代は、戦争の悲惨さや恐ろしさを嫌というほど味わっているのだろうけれど、この世代は違う感覚なのか。恥ずかしげもなくこんな会話を家以外でする含羞のない「オロカシズム」が、この国では意外と幅をきかせているのかもしれない。そりゃあ安倍政権は安泰なはずだ。(放送タレント、イラストも)




http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/373.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 菅官房長官、「最悪」な小泉カードを切ったことで、ポスト安部からの完全脱落を歪曲するマスゴミ
菅官房長官、「最悪」な小泉カードを切ったことで、ポスト安部からの完全脱落を歪曲するマスゴミ(安部首相後継争いにゴング しかし本命は安部氏か)
https://gansokaiketu-jp.com/kaiw-forum/abeshushou-koukeiarasoini-gongu/wforum.cgi?mode=read&no=3&reno=no&oya=3&page=0#3

参照先 : https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080901105&g=pol
菅官房長官、「小泉カード」で存在感=ポスト安倍へ足場固め

 菅義偉官房長官(70)が10日発売の月刊誌上で行われた自民党の小泉進次郎衆院議員(38)との対談で、小泉氏の初入閣の可能性に触れ、次の党総裁の有資格者との認識も示した。社会保障改革など政策面の連携もアピール。フリーアナウンサー滝川クリステルさんとの結婚で注目が増す小泉氏の後見役の立場を得つつあり、「ポスト安倍」時代を見据えた足場固めを着々と進めている。
【点描・永田町】3本柱続投、それとも人心一新

 菅氏は9日の記者会見で、9月に予定される内閣改造に関し、「人事は首相の専権事項だ」としながらも小泉氏について「今後の活躍を期待している」と語った。内閣改造では小泉氏の処遇が注目されるのは確実。入閣すれば、総裁任期が2021年9月に切れる安倍晋三首相の後継レースで候補の一人と目されそうだ。
 親子ほど年の差があり、たたき上げと世襲政治家と経歴も違う2人だが、菅氏は対談で小泉氏の資質を「何かをやろうという意思を常に持っている」と高く評価。次期総裁選への小泉氏出馬について「早過ぎることはない」と期待をにじませた。
 「ポスト安倍」としては菅氏自身も候補に取り沙汰されており、実際に出馬するなら小泉氏の支援は大きなポイントになる。「小泉カード」は、「自分で勝負を懸ける場合と出馬を見送る場合の両方をにらんだ作戦」(閣僚経験者)という見方が出ている。
 一方の小泉氏は首相の政権運営に批判的な言動が散見され、12年と18年の総裁選では石破茂元幹事長に投票。首相とは「反りが合わない」(党関係者)とされる。これに対し、菅氏とは同じ神奈川県選出の議員仲間として親交があり、結婚の報告で首相官邸を訪れた際も首相より先に菅氏の執務室に入った。
 党農林部会長として手掛けた農業改革では、政権の実力者である菅氏の側面支援を受けた経緯がある。小泉氏は対談で、菅氏を「いくさ上手。そういった点は自分がもっと持たないといけない」と持ち上げて見せた。
 ただ、小泉氏は衆院当選4回で無派閥。仮に入閣すれば、「入閣待機組」を押し込みたい各派閥の反発を買いそうだ。さらに、菅氏が小泉氏に肩入れし過ぎると、首相との関係がぎくしゃくする可能性もある。


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サイト主・かいけつコメント

自民党の派閥の領袖は、マスゴミが推す石破や小泉ジュニア以外の、コンピューター付きブルドーザー(どこかで聞いたことある方は年配の証拠?)のような、エヌコクの立花孝志氏級の強力な新人を見つけ出さないと、マスゴミの思うツボに嵌り、10−20年後には、また韓国のホワイト国指定という最悪な愚策を施行した小泉政権の再来なんてことになりかねないだろう。

こういう悪い状況を避けるためにも、領袖各位は立花氏や米トランプのような、情報発信が得意で、内政はもちろんだが、国際政治感覚の優れた新人を派閥内で盛り立て、発掘、育てて行く必要があるだろう。(立花氏のように、ITや人脈を駆使して、自ら頭角を現してくれるのが理想的なんだが)


http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/374.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 明白な「嘘」も「表現自由」で守られるのか。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/08/blog-post_90.html
8月 11, 2019 日々雑感(My impressions daily)

 たまたま出先で視聴した日曜日の情報番組のコメンテータ達の異口同音発言に驚いた。それは愛知県や名古屋市などが出費して開催された「芸術」展のコーナー「表現の不自由」展が三日で中止に追い込まれたことに対する批判だった。

 報道番組に出席している某大学の女性教授や某大学の元造園師の大学教授などの発言だ。彼らは「表現の自由」は憲法に保障されていて、何人たりとも侵すことは出来ない。とりわけ公権力は侵害してはならない、と河村市長や大阪府知事を批判した。

 以前このブログに書いたことだが、「嘘」は憲法が守るべき「表現の自由」に値しない。「慰安婦」は吉田某が捏造した嘘で、その裏取りをしないで報道した誤りだったと朝日新聞が謝罪したことで決着している。火元が「嘘」だったと、付け火を白状したのに、付け火ではない、本当のことだと韓国民が騒いでいる。それも国際的な機関にまで押しかけて「性奴隷」だと反日プロパガンダとしてトコトン利用している。

 その反日プロパガンダの象徴が「慰安婦像」だ。しかもその像に表されている少女は「慰安婦」ではない。そうした関連も脈絡もない、極めて情緒的な反日プロパガンダを日本の公金を支出して日本で開催することにどんな意味があるというのだろうか。

 しかも「表現の不自由展」の出品作品だというのだ。そうした反日プロパガンダの「嘘」を、何が哀しくて日本の税を持ち出してまで、日本国内で開催しなければならないのだろうか。

 あるいは韓国の反日プロパガンダ団体と通じた人たちが開催を画策したのかも知れないし、「慰安婦像」が純粋に「芸術作品」だと認識する程度の審美眼しかない連中が「展示作品」に選出したのだろうか。しかし、いずれにせよ「芸術作品展」が極めて政治的なものに堕落したことに変わりない。

 日曜日の朝に放送された、元役者の老司会者が木偶の棒ばかり並べたコメンテータたちに異口同音の反日プロパガンダを日本国民の地方公共団体の支援による「芸術展」に展示することが「表現の不自由展」として意味のあることだと是認し、それを批判した名古屋市長たちを「憲法違反」だと断罪した。

 なぜ彼の番組の趣旨と対立するコメンテータが一人として番組に登場していないのだろうか。それこそ「表現の自由」と「報道の自由」に反するのではないだろうか。さらに、あろうことか寺島某は「ネット世論は抑制する仕掛けがないため暴走する。極めて危険だ」とマスメディアこそが世論の本流だとでも決めつけるような発言に及んだのには怒りすら覚えた。

 日本国民をGHQの「ウォー・ギルト・インフォーメイション・プログラム」で自虐史観で洗脳したのは日本のマスメディアではなかったか。日本の誇りをすべて奪い、日本国民を極悪戦犯に堕とし込めたのはGHQの手先となったマスメディアではなかったか。

 今も、彼らは米国の軍産共同体の手先となって、巧みに日本の世論操作と誘導を繰り返している。しかしネットは騙せない。このブログもGHQが戦後日本国民に植え付けた自虐史観の呪術から解き放つ一助になればと書き連ねている。日本国民の誇りと先人の名誉を棄損する「表現の自由」など日本国憲法は保障していない。「嘘」は「嘘」でしかないからだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/375.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 安倍晋三首相は、9月中旬にも行う自民党役員人事と内閣改造で、二階俊博幹事長を下ろし、菅義偉官房長官を次の幹事長に、加藤勝信総務会長を官房長官に据えるのではないか?(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/8d255f43c96be22cdd77ea4c155f8f61
2019年08月11日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 安倍晋三首相は、9月中旬にも自民党役員人事と内閣改造を行う。この人事について、自民党派閥「志帥会」(会長:二階俊博幹事長)内では、「二階俊博幹事長は、次の改造で幹事長を下ろされるのではないか。おそらく、外されるだろう。二階俊博幹事長本人も、もう長くやっているので、そのつもりでいるのではないか。ただ、最後は安倍晋三首相がどういう判断をするかになる。次の幹事長は、菅義偉官房長官がなって、官房長官は、以前から名前の挙がっていた加藤勝信総務会長(安倍晋太郎元外相の側近・加藤六月元農水相の娘に婿入りし加藤に改姓)になるのではないか」と噂されている。



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/376.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 安倍、長崎で使い回しの挨拶〜広島の式典とほぼ同じ+子供たちが原爆投下を忘れないように(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28512993/
2019年 08月 11日 

【テニス・ロジャーズC(1000)。2位の大坂なおみはクレイ、芝シーズンが不調で、あなり元気を失っていたのだが。ここからは得意のハードコート・シーズンに。今大会は1回戦はなしで、2回戦は大坂が1セットを先取した後、相手が棄権。3回戦は、65位のシフィオンテク(ポーランド)にストレートでで快勝したものの、準々決勝でセリーナWに3-6,4-6で負けて、ベスト8にとどまった。ただし、ランキングは1位に返り咲く。
 ニュースでしかプレーを見ていないけど。サーブもショットもかなり調子を戻している様子。何より本人が「再び試合中に笑顔になれるようになった」と語り、メンタルな部分も回復して来たようだ。"^_^" <尚、土居美咲は残念ながら1回戦で負けてしまった。>

 6位の錦織圭は、2回戦でプチ苦手なガスケ(仏)と対戦。雨によって3度も試合が中断することになって、試合開始から終了まで5時間半かかることに。試合自体も3時間を超える激戦だったのだが、錦織は3セットめにマッチポイントを握ったものの、とり切れず。7-6(6)、2-6、6(4)-7で敗退してしまった。(ノ_-。)
 錦織は肘と手首の痛みのため一つ前の大会に出場せず。この試合も最初から、右腕に結構しっかりしたサポーターをつけてプレーしていた。かなりいいショットも打っていたのだけど(ただし、ミス多し)、痛みは完全にひいていないようで、出場予定だったダブルスの試合もキャンセルすることに。8月終わりの全米までに、何とか回復させて欲しい。 o(^-^)o】

* * * * *

 ところで、9日には、長崎で原爆の日の平和祈念式典が行なわれた。(**)

 田上市長も平和宣言の中で、今の世界の状況に対する懸念を表明。そして、政府に核禁止条約に一刻も早く参加するように強く要求したのだけど・・・。<あと田上市長は今年も、今も放射能汚染の影響で苦しんでいる福島のことを取り上げていた。全文*1>

『今、核兵器を巡る世界情勢はとても危険な状況です。核兵器は役に立つと平然と公言する風潮が再びはびこり始め、アメリカは小型でより使いやすい核兵器の開発を打ち出しました。ロシアは、新型核兵器の開発と配備を表明しました。そのうえ、冷戦時代の軍拡競争を終わらせた中距離核戦力(INF)全廃条約は否定され、戦略核兵器を削減する条約(新START)の継続も危機にひんしています。世界から核兵器をなくそうと積み重ねてきた人類の努力の成果が次々と壊され、核兵器が使われる危険性が高まっています。』

『日本政府に訴えます。日本は今、核兵器禁止条約に背を向けています。唯一の戦争被爆国の責任として、一刻も早く核兵器禁止条約に署名、批准してください。そのためにも朝鮮半島非核化の動きを捉え、「核の傘」ではなく、「非核の傘」となる北東アジア非核兵器地帯の検討を始めてください。そして何よりも「戦争をしない」という決意を込めた日本国憲法の平和の理念の堅持と、それを世界に広げるリーダーシップを発揮することを求めます。』

 でも、安倍首相は、長崎でも式典後の会見で、核禁止条約には賛成しない意向を表明。安倍政権の間は、条約批准をされる可能性はほとんどないように思える。(-"-)
 
* * * * *

 それどころか、安倍首相は、広島でも長崎でも、本人は目をつぶって聞き入っているふりをしているつもりなのかも知れないが、何だか面倒でイヤイヤながら出席しているのではないかと勘違いしてしまいそうなほどだるそうな感じが、例年よりさらに強くなっているように見えちゃったりして。_(。。)_

 しかも、安倍首相の挨拶を活字で見て、「あれ?どこかで見たフレーズだな〜。去年と同じなのかな?」とチェックしてみたら・・・。
 去年どころじゃない。6日の広島での式典の挨拶と出だしがほぼ一緒で。広島の原稿をコピペして一部を変えるだけで、使い回しをしているのが見え見えなのである。(゚Д゚)

 まずは、6日の広島の挨拶の出だしを・・・。(挨拶全文はコチラ

『今から74年前の今日、原子爆弾により、十数万ともいわれる貴い命が失われました。街は焦土と化し、人々の夢や明るい未来が容赦なく奪われました。一命をとりとめた方々にも、筆舌に尽くし難い苦難の日々をもたらしました。

 原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠をささげます。

 そして、いまなお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 核兵器によってもたらされた広島と長崎の悲劇を決して繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力をたゆまず続けること。これは、令和の時代においても、変わることのないわが国の使命です。新しい時代を平和で希望に満ちあふれた時代としなければなりません。

 近年、世界的に安全保障環境は巌しさを増し、核軍縮をめぐっては各国の立場の隔たりが拡大しています。

 わが国は、「核兵器のない世界」の実現に向け、非核三原則を堅持しつつ、被爆の悲惨な実相への理解を促進してまいります。核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、双方の協力を得ながら対話を粘り強く促し、国際社会の取り組みを主導していく決意です。』

* * * * * 

 で、こちらは9日の長崎の挨拶の出だし。(挨拶全文はコチラ

『本日、被爆74周年の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々のみ霊に対し、謹んで、哀悼の誠をささげます。

 そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 今から74年前の今日、一発の原子爆弾により、一瞬にして街は焦土と化し、7万ともいわれる貴い命が失われました。人々の夢や明るい未来が容赦なく奪われ、一命をとりとめた方々にも、筆舌に尽くし難い苦難の日々をもたらしました。

 核兵器によってもたらされた長崎と広島の惨禍を決して繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力をたゆまず続けること。これは、令和の時代においても、変わることのないわが国の使命です。新しい時代を平和で希望に満ちあふれた時代としなければなりません。

 近年、世界的に安全保障環境は厳しさを増し、核軍縮をめぐっては各国の立場の隔たりが拡大しています。

 わが国は、「核兵器のない世界」の実現に向け、非核三原則を堅持しつつ、被爆の悲惨な実相への理解を促進してまいります。核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、双方の協力を得ながら対話を粘り強く促し、国際社会の取り組みを主導していく決意です。』

 ここに続く挨拶も、かなり同じような文が多くて。たぶん、広島用に書いた原稿をベースにして、ちょこっとだけ部分的に言葉を変えたり、文を付けたしたりしたのではないかと察する。(-"-)

 もちろん、これを書いたのは安倍首相本人ではなくて、官邸スタッフや側近がスピーチライターを務めているわけだけど。<外交のスピーチは、谷口智彦氏という内閣官房参与が書いているらしいけど。国内の式典は、今は誰が書いているか知らない。^^;>

 8月の6日と9日に、広島と長崎の式典で挨拶することは、前々からわかっていることなのだから。原稿を準備する時間だって、それなりにあるはずだ。

 それが、たった3日後に、ほぼ同じ表現の挨拶の原稿を読み上げたら、「あ、広島と同じだ。使い回し、コピペかも」とすぐわかる人が少なくないだろうし。それをきいて(or見て)長崎の人たちや全国の被爆者、関係者は決していい気持ちはしないことぐらいわかるだろう。(~_~;)

<むしろ軽んじられている&バカにされているような思いがする人もいるのでは?(`´)>

 いや、それは原爆という限られたテーマについて記す文だし。内容が重なる部分があるのは仕方ないと思うけど。

 以前から、原爆の平和式典や終戦記念日の挨拶では、原稿を使い回しているのではないかと。まじめに書く気がないのではないかという疑問や批判が呈されている中、せめて出だしの部分ぐらいは、表現を変えるべきだと思うし。(首相はスタッフに、変えるように指示すべきだと思うし。)それができないような能力の人は、使うべきではないだろう。(-"-)
 
 けど、今回のように、出だしの部分がほぼ全く同じにしたというのは、もはや故意にやっているとしか思えず。

 mewには首相&周辺が、「平和式典の挨拶を毎回、場所ごとに考えるのはアホらしい」と考えていて。その思いを、敢えてオモテに出しているようにさえ感じられてしまうのである。(-"-)

* * * * *

 前も書いたかも知れないのだけど。最近の中高生の中には、日本に原爆が落とされたことを知らないor本当だと思っていない人が少なからずいる。
 
 映画や漫画(アニメ含む)で、原爆がテーマになったり、取り上げられていたりしているのを見ても、中学の英語の教科書の中に原爆の話が載っているのを読んでも、「え? 原爆って、本当に日本に落とされたの?」「作り話かと思ってた〜」と言う子は決して珍しくないのである。^^;

 学校や塾の先生をしている人にきくと、昭和の時代は広島、長崎の原爆の日を言える生徒が多かったけど。平成にはいって急激に減少。(中学の4科受験組を横に置けば?)いまや8月6日、9日、15日が何の日かわからない中高生の方が多いのではないかという。(~_~;)

 田上市長も、平和宣言の中で『戦争体験や被爆体験を語り継ぎましょう。戦争が何をもたらしたのかを知ることは、平和をつくる大切な第一歩です。・・・人の痛みがわかることの大切さを子どもたちに伝え続けましょう。それは子どもたちの心に平和の種を植えることになります。』と呼びかけていたのだが・・・。

 広島、長崎に原爆が投下され、多くの人が死傷した(後遺症や差別でも苦しんだ)事実を忘れないために、ウケがよくないとしても、TVやネット、映画、漫画などのメディアがもっと積極的に原爆や戦争のことを取り上げて行く必要があると思うし。私たち身近なオトナも(戦争体験はなくとも、体験者から色々と聞いたことがある者として)、時にイヤな顔をされても、機会あるごとに原爆や戦争、平和の話をしないといけないな〜と改めて思うmewなのだった。(@@)

 THANKS
 



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/377.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 官房長官が描く進次郎総理への道! 神輿は軽くてパーがいい!!(くろねこの短語)
官房長官が描く進次郎総理への道! 神輿は軽くてパーがいい!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-1fb88e.html
2019年8月11日 くろねこの短語


 亡くなった翁長元沖縄県知事の面会要請には時間がとれないの一点張りで拒否し続けたくせに、口だけの進次郎の今日の今日のできちゃった婚報告は快諾なんてのは誰が考えたって大嘘に決まっている・・・と思ってたら、案の定、できちゃった婚報告を露払いにして、顔も頭も貧相な官房長官・ガースと口だけの進次郎の対談が雑誌「文藝春秋」に掲載された。司会は政権の幇間・田崎スシロー。

 「次期総理」なんてこともガースはぬかしているようで、ブログ「田中龍作ジャーナル」によればろくでなしとおもてなしの結婚式の仲人はそのガースになるだろうとのことだ。つまり、官邸会見に始まったマスコミを利用した口だけの進次郎のプロパガンダってのは、じっくりと練られた上での出来レースってことなんだね。

・田中龍作ジャーナル
「進次郎、滝クリ」でコミ選再び

 もちろん、その出来レースには官邸記者クラブの新聞屋も名前を連ねている。だからこそ、恥ずかしげもなく「あれは会見ではなくぶら下がり」なんて言い訳する毎日新聞の記者みたいなのが出てくるんだね。

進次郎×滝クリの「官邸結婚報告」に異論噴出。首相官邸からの生中継という異常さ

 それにしても、臆面もないでき婚会見を何の衒いもなくやってのけられる無神経さってのは、「初代が作り2代目で傾き3代目で潰す」という言葉があるけど、まさにそれを地で行くうすのろってことか。そして、そんな虚けを持ち上げるマスコミもまた同じ穴のなんとやらで、この国はまたしても世界に恥を晒したのでありました。



進次郎×滝クリの「官邸結婚報告」に異論噴出。首相官邸からの生中継という異常さ
https://hbol.jp/198994
2019.08.09 HBO編集部  ハーバービジネスオンライン


官邸で結婚発表した自民党の小泉進次郎衆院議員(左)とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん(写真/時事通信社)

 自民党の小泉進次郎議員とフリーアナウンサーの滝川クリステル氏が結婚と妊娠を発表したニュース。ビッグカップルの電撃発表にニュースやワイドショーが賑わっているが、一方でこの報道に懐疑的な意見も多くあがっている。

SNS上でも異論が噴出

 それもそのはず。この結婚報告、進次郎氏が自ら「こういう官邸という場で、私ごとで大変恐縮ですけど、私もようやく結婚をすることになりました」と述べたように、何故か首相官邸から生中継が行われたのである。

 いくら知名度のあるカップルとはいえ、いち議員の結婚報告が首相官邸から全国に生中継されるというのは前代未聞……というか異常事態だ。肝心の政策については、ロクに審議に出席しない、記者からの質問をはぐらかし逆ギレするというような議員もいる一方で、私的なことであるはずの結婚報告は何故か首相官邸で行われ、メディアもズラリと勢揃い。それを何の疑問も抱かないまま垂れ流すというのは、公私混同もいいところだ。

 取材した政治部記者側からは「あれは会見ではなくぶら下がり取材……」などと苦しい弁明が出ているが、ぶら下がり取材をプロパガンダに利用されたのは明白であり、利用された側が利用した側を庇う様は、官邸と報道陣の「共犯関係」を自ら認めているかのような醜悪さである。

 この結婚報告とメディアの報道姿勢については、SNS上でも否定的な意見が沸き起こっている。いくつか代表的な投稿を見てみよう。



”官邸でプライベートなことの記者会見するって多分、先進国で、日本だけだろうなぁ”(菅野完氏のツイッターより



 “皆さんお気づきだろうか?小泉進次郎だけならまだしも滝川クリステルと2人で、なぜか首相でもないのに首相官邸で結婚を公表してる事を。これは進次郎が次の総理になる伏線か?”(仁尾淳史のツイッターより



 “なんで官邸でこんなことやってるのか、どなたかちゃんとつっこんだ報道はありますか?おかしいですよこんなの。他の議員の結婚でいちいちこんなことやってますか。メディアはおかしなことに加担しないでほしい”(太田啓子氏のツイッターより



 “進次郎とクリステルの結婚をなぜ首相官邸で発表? この国で一番偉い人に報告するため? 一言いいます。その状態がすでに民主主義国家としておかしいです。独裁者に報告するみたい。(みたいではなくそうなんだと思うけれど) これは微笑ましい事ではなく異常な事なんです。”(星はふるふる氏のツイッターより



 “なんで他人の結婚をお祝いできないの?とか言う人もいるだろうけど、政治家として何の実績もないのにポピュリズム的な人気だけが先行している(つまり非常に危険な)政治家と有名タレントの結婚報告をなぜか首相官邸でやっている時点で公私混同甚だしいし政治利用する気満々なんだなと読み取るのが普通す”(平野太一氏のツイッターより



 “私もNHKが午後3時のニュースのトップでこれを大々的に扱っているの見て異様だと思ったが、集められた記者たちは、ただの一議員の私的な結婚発表会がなぜ「首相官邸」という公的な場で行われ、なぜ「首相や官房長官からお祝いの言葉をもらった」等のコメントを自分が報じるのか、意味を考えないのか。”(山崎雅弘氏のツイッターより

何故首相官邸で? 何故進次郎氏だけ?

 いずれのコメントも結婚そのものについての是非ではなく、それが首相官邸で発表され、全国に生中継されるという異常性を指摘している。知名度があれば公的な場と報道機関を好き放題利用してもいいのかというのは大問題だ。

 なかには「“上司”への結婚報告だから仕方ないのでは?」という意見もあったが、そうであれば自分が所属する自民党内の施設で個人的に行えばいいことだ。首相官邸とメディアを使って行うことではないだろう。

在日外国人からも辛辣な意見が

 こうした行為は世界的に見ても珍しいものだ。在日外国人にこの結婚報告報道についての意見を求めると、辛辣な意見が飛び出した。

「自分に不利なニュースが流れると話題をコントロールするためにあらゆる手を尽くすトランプ政権下のホワイトハウスも狂っていますが、こういったケースはないですね。安倍も日韓問題、福島の汚染水が‘22年に許容量を超えてしまうこと、原爆の日や軍隊を持つための改憲よりは、結婚報告を報道してもらうほうが都合がいいでしょう。NHKは公共放送でしょう? 政治的に中立で世間のために働くべきだと思いますけどね」(アメリカ人・男性・38歳)

 また、メディアの報道姿勢をプロパガンダだと指摘する声もあった。

「おめでたいニュースを流して、たいしたこともしてない政治家の顔を流し続けるのには違和感しかありません。この人(進次郎議員)はこれまで何をしてきた人なんですか? (滝川クリステル氏が)妊娠しているとか、プライベートなことを首相官邸から生中継するのは不自然ですし、適切なことだとは思えません。人気取りなのか、ほかのニュースから目を逸らしたいのかわかりませんが、こんなのはプロパガンダですよ」(ノルウェー人・女性・33歳)

 そう、小泉進次郎などはなぜか大した実績もないのに「やってる感」だけでメディアから無批判に持ち上げられている議員の最たるものである。それをあたかも「次期総理」のような形で演出するのを手伝っているメディアは愚の骨頂とすら言える。

 懐疑的な意見に対して、報告を受けた安倍首相や菅官房長官、報告をした進次郎議員、さらにそれを生中継したマスコミも、はっきりとした答えは出せないはずだ。それどころか、そういった疑問をぶつけることすらされないで終わるのかもしれない。こうした報道や公的機関の政治利用が当たり前になれば、次はどのようなニュースがお茶の間に流されるのか。小泉進次郎議員と滝川クリステル氏の結婚報告は、その第一歩なのかもしれない。

<取材・文/HBO編集部>




























http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/378.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 安倍晋三に「寝言は寝てから言ってほしい」と山本太郎! 
安倍晋三に「寝言は寝てから言ってほしい」と山本太郎!
https://85280384.at.webry.info/201908/article_62.html
2019年08月11日 半歩前へ

 山本太郎が安倍晋三に「寝言は寝てから言ってほしい」と批判した。太郎のひと言は、常に核心をついている。それが事前に用意したものではなく、即答で出てくるのだから立派なものだ。頭がいい証拠である。

 とてもとても、安倍晋三や麻生太郎、小泉純一郎のこせがれ、進次郎などは足元にも及ばない。コヤツらが太刀打ちできる相手ではない。回転の速さが全く違う。

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 「れいわ新選組」の山本太郎代表は時事通信のインタビューに応じ、次期衆院選への対応に関し、他の野党と共闘することになれば候補者調整で協力していく考えを示した。消費税率を5%に戻す方向で一致することを条件に挙げた。

 山本氏は先の街頭会見で衆院選への候補100人擁立を宣言。これについて「それは(れいわ)単独でやる場合だ。野党が共闘していくなら協力する」と述べた。ただ、「政策の一致が必要」と強調。「消費税5%(に戻す)減税で一致できるなら共闘に積極的に参加したい」と語った。
 
 安倍晋三首相が狙う憲法改正に関しては「現行憲法も守っていないのに(首相が)改憲を言い出すのは非常に危険だ。寝言は寝てから言ってほしい」と述べ、協力に否定的な考えを示した。

 沖縄の基地負担軽減については、米軍普天間飛行場(宜野湾市)閉鎖と辺野古移設中止を主張。在沖米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に相当する額を日本が一定期間、負担する代わりに、米本土への基地移転を促すよう米側と交渉すべきだとした。



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/379.html

記事 [政治・選挙・NHK264] オリラジ中田がテレビから降りてリベラル論客に! YouTubeで安倍政権の改憲、集団的自衛権、消費税、原発タブーを真っ向批判(リテラ)
オリラジ中田がテレビから降りてリベラル論客に! YouTubeで安倍政権の改憲、集団的自衛権、消費税、原発タブーを真っ向批判
https://lite-ra.com/2019/08/post-4894.html
2019.08.11 オリラジ中田がリベラル論客に! YouTubeで安倍政権の改憲を批判 リテラ


「中田敦彦のYouTube大学」の動画「憲法改正問題(第9条)の本質に中田が切り込む!〜核心編〜」より


 最近はテレビで見る機会がすっかり減ったオリエンタルラジオの中田敦彦。ダウンタウン松本人志への批判が原因で干されたとの見方が根強くくすぶる一方、中田本人は新しいメディア展開のために、テレビの仕事を減らしたと表明している。

 原因はともかく、テレビから姿を消したその中田の新しい取り組みが最近、リベラルの間でも注目を集めている。現在、中田はYouTuberとしても活動していて、教養チャンネル「中田敦彦のYouTube大学」を開いているのだが、社会問題や政治的なテーマを扱った回の内容があまりに真っ当で鋭いのだ。

 とくに話題になったのが、8月2日から3日にかけてアップされた、「憲法改正問題を中田がわかりやすく解説!〜基礎知識編〜」と「憲法改正問題(第9条)の本質に中田が切り込む!〜核心編〜」という動画。この中で、中田は池上彰氏の著作『君たちの日本国憲法』(ホーム社)をベースにしつつも、自らの言葉で安倍自民党の改憲の危険な本質と民主主義破壊の動きに、強く警鐘を鳴らしているのだ。

 中田はまず、池上氏の著書を引きながら「自民党の悲願は自衛隊を『国防軍』に変えること」と説明、安倍首相は祖父・岸信介がなし得なかったこの悲願を達成するために動いていることを紹介する。

 そして、安倍首相がその野望のためにやってきた取り組みとして「集団的自衛権」をめぐる解釈改憲にフォーカス。こんな経緯があったことを指摘する。

「ここが非常に巧妙だった。内閣法制局っていうのがあるんですよ。内閣法制局っていうのは、法律が憲法に合っているかどうかをチェックするっていう組織。官僚です。(これまで政府が)『集団的自衛権は解釈的にありでしょ? ありの範囲内でしょ?』って言うのを、(内閣法制局は)『なしでしょ』って言ってた。この内閣法制局のトップを変えたんですよ。内閣は。これ、任命権はあるんです。内閣に。でも、いままでの内閣は『それをやっちゃあさすがにね』って言って、やってこなかったの。でも、『やれるや〜ん』ってなったわけですよ。『ちょっと待って、やれるや〜ん。えぇ! 変えよ、変えよ。集団的自衛権いいと思ってる官僚いる?』『あ、僕、いいと思ってますけど』『お前、トップ!』。これをしたんですよ」

 内閣法制局の人事は、まさに中田の言う通りのことが起きていた。安倍首相にとって集団的自衛権の容認は悲願とも言えるものだったが、第一次政権では、宮崎礼壹・内閣法制局長官が違憲との見解を変えず、解釈改憲を阻まれる。そこで、安倍首相は第二次政権発足後、集団的自衛権行使容認派の外務官僚で元フランス大使の小松一郎氏を内閣法制局長官に抜擢するという異例の人事をおこなった。

 集団的自衛権を行使容認するためには、それまでの慣例も打ち破り内閣法制局の勤務経験もない外務官僚を据える──。この“暴挙”には、自民党の重鎮である山崎拓・元副総裁が「法治国家としてちょっとどうなのか」、同じく古賀誠・元幹事長も「あの人事でそういうこと(解釈改憲)を始めることには、率直に怖さを感じた」と非難したほどだった(西日本新聞2013年8月4日付)。

 その後、小松氏は体調不良で長官を辞任、現長官の横畠裕介氏が内部昇格したが、粛清人事を目の当たりにした横畠氏は小松氏以上の“忠犬”ぶりを発揮。憲法学者や内閣法制局OBをはじめ、あらゆる法律家が憲法違反だと断じ、それまで内閣法制局が40年以上も違憲としてきた集団的自衛権行使を合憲と判断した。

■中田敦彦の鋭い分析「忖度、公文書問題は、集団的自衛権問題と密接に関わっていた」

 こうした事実については、テレビではほとんど報道されなかったが、中田は今回、それを芸人的トークを交えつつ視聴者に非常にわかりやすく解説したのである。

 しかも、中田の解説が鋭かったのは、この集団的自衛権を合憲とした経緯を、安倍政権で起きた「公文書改ざん」や「忖度問題」の原点と位置付けたことだ。

「加計学園がどうのこうので、『公文書がないない』言ってなかった? 公文書がないない問題って、1回じゃないの。何度もあんの。それの大きいときがこれ。なんと、内閣法制局で、『集団的自衛権あり』にした議事録がなくなってるんですよ。もしくは、つくらなかったかもしれない。なにせ、そのときの公文書が『ございません』っていう回答なの、いま。内閣法制局がいまそういう状態にあるということ。それで、集団的自衛権が『あり』ということになっている。それが良いか悪いかは皆さん判断していただきたい。だけど、事実はこうよ」

 この指摘も事実だ。安倍政権が集団的自衛権行使容認を閣議決定した際、内閣法制局が憲法9条の解釈変更について内部での検討過程を公文書として残していないことがのちに明らかになっている。実は、閣議決定前に横畠長官が自民党幹部と非公式に会い、憲法解釈の変更に合意。そして、法制局は閣議決定前日に案文を受け取り、翌日には「意見なし」と電話1本で回答していた。

 中田はおそらくこうした事実関係を今回、きちんと把握して、強い違和感を抱いたのだろう。「集団的自衛権が良いか悪いかは皆さん判断していただきたい」と言いながらも「だけど、事実はこうよ」と、その民主主義を無視したプロセスには明らかに違和感を表明していた。そして、中田はこう続けている。

「忖度、忖度って言ってるじゃん。あれ、なんだと思う? 忖度、忖度言われ出したってこの流れなの。内閣法制局の人事を、自分の通したいように変えましたよ、公文書ないですよ。それと同時にですね、なんと、内閣人事局というですね、官僚の人事を司る局を内閣がガッチリ押さえ始めた。これもルール上はやってもOKだったんですよ。だけど、やってなかったいままで。内閣人事局をがっちり整備して、『官僚の人事に関しては、内閣がきっちりコントロールさせていただきますんで』っていうのをはっきり言い出したのがここ。ってなったときに、官僚ってなにを考える?ってことなのよ。現政権に反対するような動きを見せたら、人事的に飛ばされちゃうかもしれない。人事的にとんでもないことされちゃうかもしれない。だから、なるべく政権を怒らせたくないというように官僚動いてませんか?というのが忖度なんですよ。忖度とか、公文書問題というのは、集団的自衛権問題とすごく密接に関わっていた。そしてそれは、たったいま起きた問題ではない。戦後からずっとある歴史のなかで、一歩一歩一歩一歩進んできてる問題なんですよ」

 中田はまさにこの間、安倍政権で起きたことが「たまたまの不祥事」でなく、安倍政権が戦略的に行っている民主主義の破壊行為であることをきちんと指摘みせたのだ。

■中田敦彦は消費税についても「大企業とお金持ちに優遇がなされているだけ」と

 しかも、中田はこれまでのプロセスだけでなく、安倍政権がこれからやろうとしている改憲の危険性についても指摘していた。その一つが緊急事態条項だ。中田はまず、緊急事態条項について国民が抱くイメージをこう分かりやすく説明する。

「2018年3月に出された案、ご存知ですか、これ。緊急事態条項案というのがある。緊急事態条項、つまり、『敵が攻めてきた!』とか、『災害が起きた!』とか緊急的なことが起きた場合、内閣にすべての権利、権限が集中するっていう、そういう条項なの。一瞬聞くとさ、『まあそういうこともあるか』って感じでしょ? 一瞬聞くとね。『緊急なんでしょ。そういうときに、あーだこーだ揉めてたら決まりませんぞ』、こうなるわけですよ。(中略)なるほどな〜と思う」

 だが、その後に「でも、それは歴史を知らないかもしれない」と切り出し、こう語り始める。

「緊急事態条項っていうのを悪用した歴史的な人物っていうのがいるんだよ。誰だ? ヒトラーだよ。ヒトラーのナチス党っていうのは、緊急事態条項っていうのを巧みに使って、一気に独裁体制をつくった」

 そして安倍政権のやろうとしている緊急事態条項について「ナチスとは言いませんよ」としつつも、「だけどそれを理解してちゃんとオッケー出すか出さないか。そこを国民わかってないと。歴史を知らないとわからないよ。気をつけてね、2018年3月だよ。最近の話だよ」と、警鐘を鳴らした。

 あらゆる指摘が正鵠を射ていることに唸らされるが、中田敦彦が「YouTube大学」において、真っ当な指摘をしているのは「憲法」がテーマの回だけではない。「消費税」「原発」といった分野では、テレビや新聞が絶対にできない問題に踏み込んでいた。

 たとえば、原発をテーマにした講義では、原発輸出ビジネスをしたい日本政府、電力会社に天下りOBを送り続ける官僚、電力会社をスポンサーにしているために批判ができないメディアといった原発利権の構造が複雑に絡み合って脱原発が進まない状況があると説明。「原発やめたら大損する人たちが大量にいるわけですね。だからこそ、原発っていうのは『なくしたほうがいいんじゃないか』ってなったらものすごい逆風が来ます」と、その現実を暴いている。

 その姿勢は消費税の回でも同じだ。中田は、2014年に自民党は消費税増収分を全額社会保障にあてるとしていたが実際には2割しか使われていないこと、また、消費税が上がっている一方で法人税の減税が進んでいることを紹介し、
「大企業とお金持ちに優遇がなされているだけだったということです。社会保障でもなく、借金の返済でもなく、お金持ちを優遇するようにもっていっているってこと」「法人税が下がった分の収益と消費税を上げて上がった分の収益がほぼ一緒。つまり貧しい人たちから取って、『大企業のみなさ〜ん!』という大きな姿勢なわけです」と、一刀両断していた。

■新自由主義的傾向の強かったオリラジ中田の変化はテレビとの決別が原因か?

 しかし、オリラジ中田といえば、コメンテーターとして出演していた『ビビット』(TBS)に出演していた時代は、保守的ではないが、新自由主義的な弱肉強食思想を持った意識高い系というイメージが強かった。それが、こうした民主主義を守る視点を持ち、貧困に苦しむ国民の側に立った解説をするというのは驚きではないか。いったい中田に何があったのか。

 その背景はよくわからないが、少なくとも、テレビと決別したことが一つの要因になっていることは確かだろう。松本人志というタブーに触れた結果、自らに身に起きたことなどを通じて、いかにメディアの情報が真実を伝えていないか、権力やステークホルダーにいかに都合よく報道が歪曲されているか、ということを実感した部分もあるかもしれない。

 実際、中田は前述した「日本人が知っておくべき「憲法改正」問題」の回で、マスコミの問題点についても触れている。

「マスコミは、それこそ忖度せずに、いろんなことを報道して、ちゃんと、いまなにをやって、政治の争点がなんなのか(報じなければならない)。こうやって僕が説明したらわかるでしょ? なのに、わからない状況にしてませんか?って監視して、『そのやり方よくない!』って(言うべき)。国民にちゃんと啓蒙するならまだしも、逆もあるからね」
「だから、日本のマスコミってちゃんと正常に機能してますかってことを、(権力の)監視者であるマスコミを我々はちゃんと監視して、『おい、あそこの局おかしいだろ!』とか、『あそこの新聞社ちゃんとしろよ』とか、そういうことを見ておかないと、往々にして我々は操られる危険性もあるんだよと」

 まさに覚醒した感のある中田だが、しかし、問題はこれからだ。というのも、中田のこうした姿勢に対して様々な妨害、攻撃が入ることが予想されるからだ。すでに、改憲の回に対しては、安倍応援団などから「印象操作だ」などという的外れな攻撃が加えられているし、今後、影響力が高まれば、政権からの取り込み工作もあるだろう。

 中田自身、一方で最近もホリエモンや幻冬舎の箕輪厚介氏と仲良く対談するなど、今なお新自由主義者的傾向も引きずっているため、何かの拍子で簡単に転ぶ可能性もある。

 とはいえ、芸人的なトーク力と鋭さを持った新たなリベラル論客の登場は素直に喜ぶべきだろう。中田にはぜひ、今のスタンスを続けてほしいし、多くの視聴者に「中田敦彦のYouTube大学」を見てほしいと、切に願う。

(編集部)


【政治】憲法改正問題を中田がわかりやすく解説!〜基礎知識編〜@



【政治】憲法改正問題(第9条)の本質に中田が切り込む!〜核心編〜A
























http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/380.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 安倍官邸に人事権を握られている検察は、安倍夫妻が関与した森友事件を強引に幕引きした:国民からの信頼を失った総理大臣は日本のトップに立ってはいけない!(新ベンチャー革命)
安倍官邸に人事権を握られている検察は、安倍夫妻が関与した森友事件を強引に幕引きした:国民からの信頼を失った総理大臣は日本のトップに立ってはいけない!
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37882275.html
2019/8/11(日) 午後 0:45 新ベンチャー革命 2019年8月11日 No.2428


1.先の参院選で安倍自民が過半数を維持したので、検察は強引に森友事件の幕引きを強行した

 先日、大阪地検は、あの森友事件をすべて、不起訴にして、強引に幕引きを謀りました(注1)。

 多くの国民は、あの森友事件で何が起きたのかよくわかっています。

 しかしながら、先の参院選にて、安倍自民は多少、議席を減らしたものの、過半数を維持できたので、検察も安心して、森友事件の幕引きを決めたということです。

 実に、後味の悪い結末です。

2.日本はもう法治国家とは言えない

 森友事件で、財務省を筆頭に、多くの不正が行われたのは周知の事実です。

 それもこれも、ただひたすら、安倍氏をお守りするためです。この現実は、今の日本がすでに、法治国家ではないことを示しています。

 なぜ、検察はこれほど、腰抜けになったのでしょうか。

 その大元を探るとやはり、2014年に新設された内閣人事局(注2)の設置にあるとみなせます。

 この結果、検察を含む霞が関の官僚はすべて、安倍官邸に首根っこを押さえ込まれてしまったのです。

 今回の森友事件を担当した大阪地検の上には、検察庁が控えており、検察幹部の人事権は完全に、安倍官邸に握られてしまったのです。

 そして、案の定、安倍氏が関与した森友事件は、強引に不問にされたのです。

3.検察人事を握って、森友事件から逃げ切った安倍氏を決して許してはならない

 筆者個人は、2014年に安倍政権下にて、内閣人事局が新設された時点で、今回の森友事件のような不公正が起きると思っていましたが、やはり、その通りになりました。

 今では、官僚幹部は常に、安倍官邸の顔色を窺いながら、仕事をするのが常態化してしまいました。

 安倍氏がまともな人間であったなら、たとえ、検察が、森友事件関与者を不起訴にしても、安倍氏自身は、責任を取って、自ら辞任すべきなのです。

 その方が、結局は、安倍氏への後々の評価は悪くならないのです。

 安倍氏は、今回の森友事件の強引な幕引きで、自分の責任が消えたと思っているとすれば、それは非常に甘い考えです。

 いずれにしても、安倍氏の卑怯な逃げ切りの事実は永久に消えないのです。

 この一事にて、安倍氏の人間としての本性がすべて、国民に見透かされてしまったということです。

 国民から見放された総理大臣はもう、到底、日本のトップに立つことはできません!

注1:朝日新聞“捜査尽くしたか 森友問題「終幕」相次ぐ疑問、怒りの声”2019年8月9日
https://www.asahi.com/articles/ASM895DWVM89PTIL01P.html

注2:内閣人事局
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%96%A3%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E5%B1%80

関連記事
捜査尽くしたか 森友問題「終幕」相次ぐ疑問、怒りの声(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/322.html





http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/381.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 安倍政権に煽られて嫌韓を叫ぶネトウヨ、どこからくるのか韓国への差別や憎しみは(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/08/post-a925a6.html
2019.08.11


愛国を自称する人ほど、隣国と喧嘩をする安倍政権に対して称賛しきりだが、実際問題、この問題が長引けば長引く程、お互いの国が疲弊してしまう。

日本では影響力のある人の無責任な嫌韓発言が、一般人にまで浸透して韓国排除を当たり前のように思っている。

一方の韓国では、ソウルで日本製品の不買運動を呼びかける旗を繁華街に掲げたところ、市民が行政に対して旗の撤去を申し入れ、行政の長も謝罪に追い込まれている。

韓国「官製反日」に国民が「NO」 自治体トップらに批判
                8/7(水) 21:04配信  産経新聞

>韓国で日本政府による輸出管理の厳格化に反発し、自治体の首長らが日本製品の不買運動や日本訪問の拒否を率先して呼び掛けるケースが目立っている。有権者に存在感を示すまたとないチャンスと捉えているようだが、地域行政のトップが主導する「官製反日」キャンペーンには批判も多い。

>ソウル市中(チュン)区は5日、「NO ボイコット日本 行きません、買いません」と書いた旗1100本を通りに掲げると発表。

>ところが、区のホームページなどに掲揚中止を求める書き込みが殺到。政権寄りの左派系紙、ハンギョレも「韓国が好きで訪れた日本人への礼儀に欠ける」と厳しく批判した。


日韓の政治家たちは、お互いの国が経済でも観光でも持ちつ持たれつで共依存状態だと言う事が分かっているのだろうか。

特に安倍政権は、国内で問題が起きると必ず「嫌韓」をクローズアップさせて諸問題を忘れさせようとしてくる。

国内での影響力のある人が声高に相手国の非難ばかりしていたら、それに流される人はどんどん出てくるのに、わざと煽っているようなところがある。。

我が国の場合、あんな汚い国とは国交断絶だ!と感情的に言う人がいる。

愛知トリエンナーレでも韓国の少女像を巡っての対応が、日韓の対立を煽っているようなところがある。

特にネトウヨと言われている人たちの過激な思想や発言が目立つが、それが何を意味するのか分かっているのだろうか。

日本では政権に異を唱える人間は非国民扱いで、「気に入らないなら日本を出て行け」と言う単純な人たちが多すぎる。

そんな小さい問題ではないだろうに。

一方、韓国民は権力に煽られている人も多いだろうが、そうじゃない人も少しずつ出てきているし、民間の冷静な判断が行政を動かしている。

権力を持つ方も一般市民の抗議に対して素直に非を認めているのが、日本とは大違いだ。

今の日本では、権力者を批判をすると異端児扱いされる。

安倍首相の選挙演説の際に、日ごろの不満を少しぶつけただけで警察に引っ張られる。

選挙の邪魔をしているというが、たった一言の「消費税反対」の声が選挙の邪魔とは思えないが。

とにかく、政権に対して従順なら国民、批判をする人は非国民と分けられているのだ。

韓国もそうなんだろうか。

大統領に対しての目安箱みたいなものがあると聞いたりするが、日本では少しでも批判をすると排除される。

日本ではいかにも韓国が遅れているような報道ばかりされてきたが、少なくとも民主主義に関してはどんどん開きつつあるのではないか。

ソウルで日本製品の不買運動を呼びかける旗を繁華街に掲げたところ、市民が行政に対して旗の撤去を申し入れ、行政の長も謝罪に追い込まれたのも、公平に見ていてとても良い傾向だと思っていたら、ネトウヨ界隈では「反日姿勢を貫いて、潰れてクダサイ」の大合唱。

どうしてここまで韓国を下に見るのか。

日本と韓国が国交断絶をする事に拘るのか、まったく趣旨が分からない。

せっかく、韓国国民が安倍政権の政策に反発しているだけで日本人は嫌いではないと、政治と民間を分けて考えようとしているのに、それさえも気に入らない人達。

日本の経済がますます疲弊して行くのがうれしいのだろうか。

ホント、単純バカばっかりだ。




http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/382.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 「れいわ新選組」経済政策公約歩みと今後の課題(植草一秀の『知られざる真実』)
「れいわ新選組」経済政策公約歩みと今後の課題
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-6f74ec.html
2019年8月11日 植草一秀の『知られざる真実』


オールジャパン平和と共生は、昨年4月の学習会で「シェアノミクス=分かち合う経済政策」を提言した。

昨年4月20日付

ブログ記事「さようなら!アベノミクスさようなら!安倍政権」
https://bit.ly/2OdrDYW

メルマガ記事「「分かち合う経済政策」=「シェアノミクス」提唱」
https://foomii.com/00050

に概略を記載した。

1.消費税廃止へ

2.最低賃金全国一律1500円政府補償

3.奨学金徳政令

4.一次産業戸別所得補償

5.最低保障年金確立

この五つの施策の実現を目指すことを提唱した。

「オールジャパン平和と共生」は「戦争と弱肉強食」の方向に突き進む安倍政治を、「平和と共生」の方向に転換することを目的に、2015年6月にネット上に立ち上げた市民連帯運動である。

その基本理念として

1.平和=戦争法制廃止

2.脱原発=原発稼働即時ゼロ

3.共生=最低保障引き上げ

を掲げ、

4.辺野古基地建設中止

5.TPPプラスからの離脱

を掲げてきた。

本年4月に創設された「れいわ新選組」が参院選に向けて提示した「8つの緊急政策」で掲げた政策公約が以下のものだ。

https://bit.ly/2ZMc9w6

1.消費税は廃止

2.全国一律最低賃金1500円「政府が補償」

3.奨学金徳政令

4.公務員増やします

5.一次産業戸別所得補償

6.「トンデモ法」の一括見直し・廃止

7.辺野古新基地建設中止

8.原発即時禁止・被爆させない

である。

6の「「トンデモ法」の一括見直し・廃止」のなかにTPPに関連した一連の法律が含まれている。

「れいわ新選組」が、「オールジャパン平和と共生」が明示した政策提言をほぼ丸呑みした政策公約を掲げたことが分かる。

「オールジャパン平和と共生」は3月2日に参院選に向けての総決起集会を開催した。

「誰もが笑顔で生きてゆける社会・政治」を実現することを「ガーベラ革命」と名付けて、この実現に向けて力を注ぐことを宣言した。

総決起集会には山本太郎参院議員も参加してスピーチした。

オールジャパン平和と共生は、主権者が求める政策の実現を追求している。

そのためには、明確な政策公約を掲げる政治勢力が国会過半数議席を確保する必要がある。

これを実現するための基本戦略として

1.政策基軸

2.超党派

3.主権者主導

を掲げてきた。

「れいわ新選組」が創設されて、私たちが掲げてきた政策公約が全面的に採用された。

この政策公約の下に、政治勢力と主権者が結集して選挙に臨む。

その結果として、国会過半数議席を獲得できれば、政策公約を実現する環境が整う。

参院選に際して私たちは、重要政策公約のなかから、とりわけ重要な三つの施策を取り上げて、この政策公約を明示する候補者と政治勢力を支援することを決めた。

その三つの政策公約が

1.消費税廃止へ

2.最低賃金全国一律1500円政府補償

3.原発稼働即時ゼロ

であった。

そして、参院選最大の焦点は、「れいわ新選組」が政党要件を獲得することにあることを明示した。

7月20日付ブログ記事
「れいわ新選組の政党要件確保が最大の焦点だ」
https://bit.ly/2Z5pAXU

そして、見事に「れいわ新選組」が政党要件を確保することに成功した。

戦略はいよいよ決戦の場となる次の衆院選に向けてのものになる。

「政策を基軸に」、「超党派で」、「主権者が主導して」新しい政権を樹立しなければならない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/383.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 韓国で日本ボイコットに反旗? 日本文化めぐり分断国家の世論割れる(ニューズウィーク) :国際板リンク 
韓国で日本ボイコットに反旗? 日本文化めぐり分断国家の世論割れる(ニューズウィーク)

http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/156.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/384.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 小泉進次郎、出来ちゃった婚の官製報道のお礼に完全に安倍側に取り込まれた。(かっちの言い分)
小泉進次郎、出来ちゃった婚の官製報道のお礼に完全に安倍側に取り込まれた。
https://31634308.at.webry.info/201908/article_11.html?1565523040

リテラの記事に、小泉進次郎が結婚報告も仕掛け人、菅長官との会談で改憲に全面賛成し、安倍側に願入りを打ったと書かれている。

先日、このブログで、進次郎が官邸ロビーで出来ちゃった婚を報告したことが如何に常識を逸していることを述べた。
おぎやはぎの小木氏は、「まず、官邸でやっているのがおかしい。官邸で結婚会見なんて常識ないからね、普通は」と苦言を呈した。また、“授かり婚”だったことにも「ありえない」とし、「『あれ?この人、政治家としておかしいな』って思った。順番を守んなきゃいけない。理性を持たなきゃいけないんだよ、政治家って。順番と理性」と私見を述べた。

上記の考えが常識人の感覚である。特に出来ちゃった婚などは政治家とって最も気を付けなければならないことだ。なぜなら、政治家は法律、規律、倫理の模範にならなければならない。だから、不倫などすれば、真っ先に話題になりマスコミに騒がれ辞職騒ぎまで起こる。

今回の進次郎の行いは、政治家の行為としては噴飯ものである。だから、それを打ち消すために、官邸の権威を借り祝福ムードを演出するため官製会見をさせ、マスコミにゴシップ扱いにさせないようにマスコミ操作を行ったと思っている。特に進次郎は女性に受けが良い。ゴシップ報道されれば大きなイメージダウンになる。票に影響する。出来ちゃった婚を出産安定期まで延びた理由は、両人、親族間で産む、産んでくれるな、などの騒動があったと思っている。

上記のリテラの記事は、正に上記の不祥事のバーター交換と推測している。進次郎は今まで、安倍政権と距離を置くことで、自分の価値を高めていた。しかし、今回の件で、完全に安倍側に抱き込まれたことだろう。今まで何かと拒んでいた大臣も今回の組閣で入閣するのではないと言われている。安倍側勢力を脅かすような勢力は完全に押さえつけられている。岸田氏も完全に敵対視されてきている。石破氏などは完全に干されている。

人間の心理として、独裁者ほど自分が意識してやってきたものは、逆に自分が仕返しされるのではないかと思うものだ。今、安倍氏は自分がTOPから外れても、自分の地位を侵さない最も安全な人物を後継にする布石を打っている。それが菅氏なのだろう。

このまま党内を締め付けていけば、不満分子のマグマが溜まり、自民も分断する可能性もないことはないと思っている。そのような状態のきっかけは、次期衆議院選挙で野党側が如何に躍進するかであると思っている。

小泉進次郎の“安倍家臣”化が酷い! 結婚報告の仕掛人・菅義偉との対談で改憲に全面賛成、分断批判でも安倍を擁護

https://lite-ra.com/2019/08/post-4895.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push

滝川クリステルとの結婚発表を官邸でおこなうという“公私混同”会見をおこない、メディア総動員の「おめでたムード」をつくり上げた小泉進次郎議員。その官邸で結婚報告を受けた安倍首相と菅義偉官房長官は“寝耳に水だった”とすっとぼけていたが、本サイトでもお伝えしたように、安倍官邸が進次カに接近し、進次カもそれに応じ、結婚発表を安倍政権のPRにすべく協力した結果だ。
 進次カの取り込みに動いたのは菅官房長官だと言われており、実際、10日発売の「文藝春秋」9月号では、“安倍官邸の広報官”である田崎史郎氏を司会に、進次カと菅官房長官が対談をおこなっている。そして、すでに一部メディアでも報じられているように、この対談では進次カの閣僚入りについて、菅官房長官が「私はいいと思います」と太鼓判を押している。
 結婚発表の直後に発売された雑誌で、官房長官が閣僚に推薦する──。あまりにタイミングが良すぎるが、ようするに安倍官邸は、人気の高い進次カの結婚発表でおめでたムードをつくり、そこに閣僚入りにお墨付きを与えることでさらに報道を過熱させ、新たな話題で内閣支持率を上げようという“メディア展開”を、田崎氏を巻き込むかたちでずいぶん前から練っていたというわけだ。
 しかも、この対談で進次カと菅官房長官は、社会保障制度の改革で一致。さらに官邸が官僚の人事権を掌握している 問題でも、進次カは「官僚主導から官邸主導へ、この方向性は間違いなく正しい」と肯定するなど、石破茂支持から安倍支持へ乗り換えたのがありあり。


http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/385.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 帆船日本丸の暮らし<本澤二郎の「日本の風景」(3401)<空母「出雲」、オスプレイ、F35、ミサイル排除の安全生活>
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12504490870.html
2019-08-11 11:06:23 honji-789のブログ

<空母「出雲」、オスプレイ、F35、ミサイル排除の安全生活>

 死の商人とその勢力は、財閥のほか政治屋・官僚・言論人・学者・文化人と利権にまとわりつくすそ野は広大である。最近は、これに宗教政党や維新を名乗る別動隊も登場させるものだから、軍需産業はこの6年間の超軍拡予算にウハウハである。その結果、隣国との緊張を煽り、目的の恐ろしい9条破壊を狙っている。

 ここにきてブレの激しい国民民主党も、官邸とつるんで、怪しい行動を見せている。真のブレーキ役は、日本共産党とれいわ新選組である。

 反対に、武器弾薬を排除する9条死守の歴史の教訓派は、自然の恵み、太陽を大地と共に体いっぱいに吸い込んで、安全な生活をする市民も多い。船に例えると、それは帆船日本丸である。地球が人類に与えたエネルギーを存分に駆使する最善・最高の安全航海であって、戦艦排除の人類すべてと手をつなぐ平和を愛する人たちだ。

<やくざ強姦魔退治によるレイプ文化排除で女性も安全>

 社会生活する中で、日本最大の恥部は、やくざ強姦魔が跋扈する点にある。日本政府も警察も、これを容認しているかのようで、対応がひどく生ぬるい。法治国家の体をなしていない。

 2014年4月24日の、やくざ浜名による「木更津レイプ殺人事件」をとことん取材するまで理解していないことに愕然としてしまった。初めて、日本社会の恐ろしい戦後を学ばされてしまった。国民の多くも、言論人を含めてまだ、わかっていない。これが怖い。やくざを飼っているのは、政治屋と財閥であることも判明した。一般人は、身内や周辺で見聞した時点で、筆者のように初めて震え上がることになる。

 日本の民主主義は、実際のところ、あまりにもいい加減すぎるのである。そのことの一端を、安倍のモリカケ事件やTBS山口強姦魔事件が、証拠として国民に示してくれた。

 性ビジネスを仕切っているのはやくざである。やくざ利権は、覚せい剤などの麻薬だけではない。魅力的な女性は、年齢を問わず入れ墨やくざの餌食の対象である。まだ気づいていない女性は少なくない。油断すると、やくざ狼に襲い掛かられて、人生を棒に振ることになる。

 誰もこの真実を教えない。教えてこなかった。中国の学生に披歴すると、みな驚愕していた。

 日本為政者のなすべきことは、改憲軍拡ではなく、やくざを退治して、レイプ文化の日本を返上、女性が安心して暮らせる社会にすることに尽きる。いまだこのことに目を向けた為政者はいない。

 あえて逢沢一郎の決起に期待したい。冗談ではない。本気で叫んでいる。フィリピンのドゥテルテ大統領になることである。やくざと連携する政府退治である。前川喜平も仲間に入れて、やくざと連携する警察と内調を透明化することが喫緊の課題なのだ。

<無農薬のブルーベリーの森で歓声上がる>

 話は少し変わる。帆船日本丸の乗員である八千代市の青柳さんと長兄の横浜の青柳さん夫妻の息子と孫たちが、8月10日木更津市の平和の森に開花した、無農薬果実の王様であるブルーベリーの森に飛び込んだ。総勢15、6人である。

 この日は故郷に帰る車で、道路は混んでいたが、ストレスは大木の枝葉の屋根と、降り注ぐさわやかな風で、間もなく解消した。杉の大木の腰掛とテーブル

の休息場所での語らいと弁当は、最高の気分にさせてくれ、疲れ切った精神を癒してくれた。

 広大なブルーベリーの森は、おそらくは日本一に相違ない。都会の幼子に限らない。森の果実をほおばると、ウサギと亀の競争に健康的な汗を流していた。「来年も来たい」と好評だった。

 横浜の青柳さんは名物のシュウマイ、八千代の青柳さんは、モナカと牛糞を持参してくれた。我が家は無農薬野菜を少しプレゼントした。この家族には、

素敵な外国人の奥さんもいて、国際色も豊かである。

<敵はイノブタ>

 江澤夫妻が10年かけて森林を開墾して、太陽が降り注ぐ自然豊かな大地に立ち上げたブルーベリーの森は、畑や水田に誕生させたブルーベリー園とは一線を画す、実に見事な果実の森である。

 この目にいい健康果実は、中国でさえも不足して、値段は高い。むろん、日本も。我が家にも数本、江澤君が植えてくれた。それを昨年、青柳さんは初めて食べて感動した。

 そうして今回の帆船日本丸の果樹園訪問となったものである。

 彼は年金生活をしながらマンション管理の仕事をしながら「暮らし」を大事にする政治家・政党を探し求めてきた。先の参院選で山本太郎のれいわ新選組に目をつけた。

 自ら3000円も献金した。筆者のメールに、山本や彼が見つけた沖縄の野原善正のことを連絡してきた。参院選では、共産党候補と比例を山本と書いた。

 公正な選挙であれば、この新党はもっともっと票は出ている。選挙屋ムサシを排除すれば、選挙結果は変わっていたろう。

 大衆の暮らしの目線での叫びは、ポピュリズムなんてものではない。必ず主権者は理解するだろう。山本の敵は安倍晋三である。安倍は山本つぶしに御用メディアを使い始めた。

 ところで、平和の森にも敵がいるが、凶器と入れ墨のやくざではないが、かわいいとも言い切れない敵が、ブルーベリーの森を壊そうとしている。

 イノブタである。猟師が銃の標的を作るために豚を、山に放したところ、イノシシと交配したイノブタが大量に生まれた。山砂採取や道路の開通で、イノブタが里に下りて畑の野菜や果物を食べつくしている。

 これを自業自得という。愚かな人間の後始末に多くの農民は、農地を放置している。むろんのことでイノブタに銃はいらない。檻を仕掛ければいい。

 武器弾薬で武装する戦艦は、それ自体、外からの武器弾薬におびえる。それだけではない。武器弾薬を言い値でワシントンから購入する。その点で、帆船日本丸の場合は、檻を仕掛ければいい。

 イノブタ料理店で始末すれば、一石二鳥である。中国の料理人なら、鮮やかに処理して、テーブルに乗せてくれるだろう。

 いえることは、帆船日本丸がいいに決まっている。税金の大半を医療福祉に回せる。人殺しを禁じる日本国憲法はすばらしい憲法である。

https://www.youtube.com/watch?v=5aHGozyMHbc

2019年8月11日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/386.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 小泉進次郎の“安倍家臣”化が酷い! 結婚報告の仕掛人・菅義偉との対談で改憲に全面賛成、分断批判でも安倍を擁護(リテラ)
小泉進次郎の“安倍家臣”化が酷い! 結婚報告の仕掛人・菅義偉との対談で改憲に全面賛成、分断批判でも安倍を擁護
https://lite-ra.com/2019/08/post-4895.html
2019.08.11 小泉進次郎が“結婚報告”仕掛人・菅義偉との対談で「安倍家臣」化丸出し リテラ
    
    ”安倍家臣化”丸出しの進次郎(オフィシャルサイトより)


 滝川クリステルとの結婚発表を官邸でおこなうという“公私混同”会見をおこない、メディア総動員の「おめでたムード」をつくり上げた小泉進次郎議員。その官邸で結婚報告を受けた安倍首相と菅義偉官房長官は“寝耳に水だった”とすっとぼけていたが、本サイトでもお伝えしたように、安倍官邸が進次カに接近し、進次カもそれに応じ、結婚発表を安倍政権のPRにすべく協力した結果だ。

 進次カの取り込みに動いたのは菅官房長官だと言われており、実際、10日発売の「文藝春秋」9月号では、“安倍官邸の広報官”である田崎史郎氏を司会に、進次カと菅官房長官が対談をおこなっている。そして、すでに一部メディアでも報じられているように、この対談では進次カの閣僚入りについて、菅官房長官が「私はいいと思います」と太鼓判を押している。

 結婚発表の直後に発売された雑誌で、官房長官が閣僚に推薦する──。あまりにタイミングが良すぎるが、ようするに安倍官邸は、人気の高い進次カの結婚発表でおめでたムードをつくり、そこに閣僚入りにお墨付きを与えることでさらに報道を過熱させ、新たな話題で内閣支持率を上げようという“メディア展開”を、田崎氏を巻き込むかたちでずいぶん前から練っていたというわけだ。

 しかも、この対談で進次カと菅官房長官は、社会保障制度の改革で一致。さらに官邸が官僚の人事権を掌握している 問題でも、進次カは「官僚主導から官邸主導へ、この方向性は間違いなく正しい」と肯定するなど、石破茂支持から安倍支持へ乗り換えたのがありあり。

 対談では、進次郎が参院選で「忖度」発言によって落選した塚田一郎・前国交副大臣の応援演説に入ったときの話として、「「私は忖度しません」と演説したんです」と語っているのだが、対談を読むと、忖度どころか“安倍官邸の家臣”感さえ漂っている。

 それを象徴するのが、この対談で繰り広げられている「憲法改正」についての問題だ。

 まず、菅官房長官が「憲法改正は自民党の党是です」と述べると、進次カも「改憲にはもちろん賛成です」と呼応。こう続けるのだ。

「九条二項の「陸海空その他の戦力は、これを保持しない」はどう考えてもおかしい。こんなの建前だし、国際社会でも通用しないですよ。この一点をもっても、憲法改正すべきです」

 安倍首相は現在、憲法改正を進めるために、憲法9条1項2項を残して自衛隊を明記する案を押し出しているが、進次カは“2項改正”を主張しているのだ。

 進次カはそのあと、一応、「ただ、現実に憲法改正を進めるには大事な点が二つあります」と付け加え、「一つ目は、社会を分断しないというアプローチ。例えば、国民投票の時に改憲派と護憲派が街宣車に乗って互いが互いを攻撃するような光景を生んではいけない。憲法改正によって、分断を大きくするような事態は絶対に避けなければいけません」などと、抑制的なセリフを吐いていたが、これがお得意の好感度上げポーズでしかないことは明らかだ。

 なぜなら、その後、田崎氏が珍しく、安倍首相の「こんな人たちに負けるわけにはいかない」発言を取り上げ、「総理こそ、社会の分断を招いているとの声も一部にありますが」と踏み込んだ質問したのだが、進次カは「僕は別に安倍総理のことを言っているのではなく」と即座に否定。「日本に限らず、いま世界中で社会の分断が深刻化している。アメリカもEUもそうでしょう」とごまかしてしまったのだ。

■進次郎が「憲法改正が神格化され過ぎない環境」と、お試し改憲論を主張

 分断を避けるというなら、世論調査で国民のほとんどが喫緊の課題に「憲法改正」を挙げていないことを指摘し、石破茂などと同様、「国民の深い理解なくしてやってはならない」と主張すべきだが、そんな言及はまったくなし。しかも、「分断とどう向かい合うか。日本も無縁ではないことが参院選の結果でもハッキリしてきた。「分断しない政治」は今後の一つのテーマです」と述べるのだが、どうすれば分断を生まないか、その具体策については一言も発さない。

 神目線でいかにも公正そうなことや改革派っぽいことを語るものの、実際に耳を傾けると話の中身はすっからかん……。これは以前から指摘されてきたことだが、ここでも進次カは雰囲気だけの公正中立な改革派を気取って、結局、何も言っていないのだ。

 しかも、うんざりしたのはこのあと。“憲法改正を進めるにあたっての大事な点”の2つ目として、こんな話をはじめたことだった。

「二つ目は、総理も最近「(九条に自衛隊の設置根拠を明示する)自民党案にとらわれない」と仰っていますが、野党を含めて「どんな案だったら賛成できますか」と虚心坦懐に聞いてみること。最終的にはこの令和の時代に、憲法改正が神格化され過ぎない環境を作るべきです。同じ敗戦国のドイツは戦後六十回以上、憲法を改正しているのに、日本はゼロ。これはどう考えても不利益の方が大きいと思う」

「令和の時代に、憲法改正が神格化され過ぎない環境を作るべき」って、ようするに“一回、お試し改憲をやって、改憲に対する国民のハードルを下げていこう”ということではないか。

 しかも、これはいま安倍政権が考えていることと完全に一致する詭弁だ。本サイトでは以前にも紹介したが、安倍首相に近い自民党の木原稔議員は2018年1月におこなわれた櫻井よしこ氏が理事長を務めるシンクタンク「国家基本問題研究所」の月例研究会で、“私の理想は2012年の自民党改憲草案、二項を削除する改憲案”だと述べた上で、こう話している。

「もし、憲法改正は一回しかできないという法律なら、二項削除で戦うしかないと思っています。しかし、憲法改正は何回でもできる。一度、改正に成功したら、国民のハードルはグッと下がると思います。そして、一回目の改正を成功させたあとに、二回目の改正、三回目の改正と、積み重ねていけばいいと思っています。最終的には前文も当然、改正しなければいけない」

 つまり、進次カが言う「憲法改正が神格化され過ぎない環境」をつくることによって、安倍政権は、進次カが求める憲法9条2項改正も、さらには前文さえも変えてしまう算段なのである。

■進次郎の入閣、改憲のスポークスマン化で安倍の改憲は一気に進む

 進次郎が今回の菅義偉との対談でこの“お試し改憲”を口にしたのは偶然ではないだろう。今回の結婚発表からはじまる「進次カフィーバー」を安倍官邸がつくり出した裏には、一気に憲法改正に弾みをつけるという目論見があるからだ。

 このまま進次郎が入閣すれば、安倍政権の内閣支持率は急上昇するのは確実。そうしたなかで、もともと9条改憲に積極的な進次郎議員が安倍改憲のスポークスマンとして前面に出てくれば、国民世論も一気に改憲に傾く。安倍政権の極右思想や戦前回帰志向への警戒感が薄れ、進次郎によって“改憲=新時代”というイメージにロンダリングされてしまうだろう。

 そして、実際に進次カは「令和の時代に、憲法改正が神格化され過ぎない環境を」などと言い出した。この進次カの主張の物騒さを、結婚のおめでたムードを煽るメディアが指摘することはないだろうし、国民もそれに流されてしまう可能性は非常に高い。

 対談では、田崎氏が「次の総裁選で、進次カさんはポスト安倍の有資格者だと思いますか?」と訊くと、菅官房長官は「ええ、私はそう思いますよ。早すぎるということはない。本人がやる気があれば別に構いません」と回答している。メディアがしきりに演出する「次期総理大臣」という期待感とあいまって、進次カの発言の影響度は今後、どんどん増してゆくだろう。

 憲法改正に向け、安倍官邸が味方につけた最強の広告塔──。これまでにない警戒が必要だ。

(編集部)













http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/387.html

記事 [政治・選挙・NHK264] 大河「光秀」が流行りの"令和クーデター"に火を付ける!(サンデー毎日)
大河「光秀」が流行りの"令和クーデター"に火を付ける!
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2019/08/18/081825-07.html
サンデー毎日 2019年8月18日号


牧太郎の青い空白い雲/730 

 8月も半ばを過ぎると、テレビ業界は「年末年始の話」ばかりになる。NHK大河ドラマもその一つだ。

 今年の「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)」は"日本でオリンピックに初参加した男"金栗四三と"オリンピックを日本に呼んだ男"田畑政治―この二人を主人公に明治、大正、昭和の変遷を描いている、あえて言えば時代遅れの「スポーツ根性もの」。東京五輪の前年という絶好のタイミングだったが、どうやら"期待はずれ"で、今や「年間視聴率がどこまで下がるか?」が話題になっているらしい。

 ひょっとしてこの失敗を予測していたのだろうか。「やっぱり、大河ドラマは戦国武将もの!」という意見もあったのか、2020年の大河ドラマは昨年春の段階ですでに、明智光秀の一生を描く「麒麟(きりん)がくる」に決まっていた。

 タイトルにある「麒麟」とは、仁政を行う王の元に必ず現れる伝説の動物のこと。戦国の世に「麒麟」は存在したのか? 存在したとすれば、それは誰なのか?

 そんな筋書きで、明智光秀の謎の生い立ちにスポットを当て、「権力争い」の裏側を描く。もちろん、光秀が主人・織田信長に謀反する「本能寺の変」が最大の見せ場になるだろう。

    ×  ×  ×

 織田信長は天正10(1582)年、徳川家康との連合軍で、甲斐の武田勝頼を破り、残るは中国地方の毛利一族。信長にとって「天下布武」は目前だった。

 5月17日、光秀は信長から「備中の毛利勢を討て!」と命じられる。それから10日後、光秀は亀山城を出て愛宕山に登り、神々を参拝。翌日「ときは今あめが下知る五月かな」と詠んだ。

 その翌日、本能寺に入った信長の手勢は小姓20人余。光秀の軍勢は1万3000人。今しかない!

 光秀は「我が敵は本能寺にあり!」と叫んだ。

 6月2日、夜明け前のクーデターである。信長は「是非に及ばず」とだけ言った。「明智光秀ほどの男が攻めてきたのだから諦めよう」とでも思ったのか。天下統一は一朝の夢。信長、49歳だった。

    ×  ×  ×

 なぜ、光秀は「戦国の1強・信長」に反旗を翻したのか?

 それには「怨恨説」「天下取りの野望説」「信長の非道阻止説」「黒幕存在説」などがある。来年の大河「麒麟がくる」は、どの説を取るのか? 見方によっては、その選択が大河ドラマの「成否」に決定的な影響を与えるだろう。

「本能寺の変」より7年前の天正3年、信長から「丹波攻め」の命を受けた光秀は丹波山頂の八上城を攻め、城主・波多野秀治と激戦を繰り広げた。天正7年、籠城して抵抗する秀治に対し、光秀は「命の保証をするから降伏するように」と説得する。その約束の証しとして、光秀は母の「お牧」を人質に差し出した。

 しかし、光秀との約束を信じて降伏した秀治らを、信長は処刑してしまう。激怒した秀治の家臣たちは「お牧」を松の木にはりつけにしてしまう。

 光秀は「信長の裏切り」を心底、恨んだ―というのが「怨恨説」の根拠である。

 学者の多くが「お牧の悲劇」を江戸時代に追加された「作り話」と見ているそうだが、「麒麟がくる」に、光秀の母の悲話は出てくるのか?

 実は、1996年の大河ドラマ「秀吉」では、野際陽子演じる「お牧」がはりつけになり、槍(やり)で突き殺された場面があった。

 NHKは「史料重視」か? 「視聴率最優先」か?

 話題になっている。

    ×  ×  ×

 反社会的勢力の宴会に所属芸人が参加し、カネを受け取っていた「闇営業」問題で、お笑い帝国・吉本興業が大揺れだ。

「しどろもどろ」の社長さんの記者会見がキッカケで「会長、社長が辞任しなければ辞める」と発言する、なんちゃって「加藤の乱」まで起こった。

 もっとも、この吉本騒動も一種のクーデターではあるまいか?

 参議院選で健闘した「れいわ新選組」「NHKから国民を守る党」なるグループにも「クーデターの臭い」がプンプンする。

「新選組」の山本太郎代表は「4億円を超える寄付金」を集め、比例区で220万票以上獲得した。衆院選で安倍1強に挑む。

 令和になってから、クーデターもどきの社会現象が続いている。その上、叛逆(はんぎゃく)ドラマ「麒麟がくる」がヒットするとなると......令和クーデター現象の連鎖で「安倍1強政治」の運命も分からない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK264] <点描・永田町>「国会の野良犬」山本太郎氏の野望(時事通信)
【点描・永田町】「国会の野良犬」山本太郎氏の野望
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080800472&g=pol
2019年08月11日17時00分 時事通信


参院選で街頭演説をする「れいわ新選組」の山本太郎代表=7月12日、東京都港区

 「マジで政権を狙います」−。「勝者なき凡戦」とされた参院選で唯一、『れいわフィーバー』を巻き起こした山本太郎前参院議員(44)が、選挙後も真夏の夜の花火のように、永田町の空気を震わせ続けている。

 「国会の野良犬」を自称する山本氏が、今年4月に1人で立ち上げた政治団体「れいわ新選組」は、参院選の比例代表で228万余の票をかき集め、2議席を獲得した。投票総数の4.55%は、「得票2%以上」という政党要件を楽々クリアしており、名実共に「国政政党」となった。

 山本氏が「れいわ」の旗揚げを発表したのは4月10日。新元号「令和」の公表直後で、政界では「令和フィーバーに悪乗りした『便乗商法』」(自民幹部)と嘲笑する向きが多かった。

 しかし、永田町で「政界のアウトロー」と呼ばれる山本氏の常識破りの選挙戦略が「計算ずくで極めて強(したた)か」(自民長老)だったことが、既成政党を怯(おび)えさせた。

 旗揚げとともに、ネットを利用した選挙資金集めは「あれよあれよという勢い」(山本事務所)で積み上がり、参院選投開票日までの3カ月余りで、4億円を超えた。


参院選で行われた「れいわ新選組」の街頭演説=7月12日、東京都港区

 山本氏は参院選を政治団体として戦うため、10人の公認候補を擁立したが、出馬する候補者それぞれの供託金(選挙区300万円、比例代表600万円)に加え、ピンク色で統一し「れいわ新選組」と大書したのぼりやチラシ、街頭演説のための宣伝カー借り上げなどの選挙グッズも、すべて募金で賄ったとされる。

 都内の新宿、品川、新橋各ターミナルの駅前広場などで行った街頭演説には募金コーナーが設けられ、通りがかりの老若男女が列をなして、次々に500円玉、1000円札から1万円札までを募金箱に入れる光景が際立った。

◇次期衆院選、どこから出るのか

 今回改選だった山本氏は、比例の次点で落選した。


参院選で議席獲得が確実となり、支持者と喜ぶ「れいわ新選組」の山本太郎代表(右端)=7月21日夜、東京都千代田区

 個人名での約99万の得票は、全比例候補者のトップで、過去の大量得票落選の記録も大幅に塗り替えた。選挙関係者も「今後もあり得ない不滅の金字塔」と舌を巻く。

 それだけの集票力を持つ山本氏が次期衆院選出馬を明言したことで、既成各党は「どこから出るのか」と怯える。

 山本氏は「選挙を盛り上げられるところから出たい」と、自民大物の選挙区への殴り込みも示唆する。その一方で、「次も落ちたら話にならない」と計算高さもにじませる。「自民有力者の選挙区で勝てるところ」というわけだ。

 山本氏は国政選挙初挑戦の2012年衆院選で、石原伸晃元経済財政相が圧倒的に強い東京8区(杉並区)に、徒手空拳の無所属候補として殴り込み、他党候補を押しのけて7万票余を獲得して次点となった。

 山本氏のこれからの集票力はその時とは段違いとみられるだけに、自民幹事長を務めた派閥領袖(りょうしゅう)の石原氏も「はらはらドキドキの心境」(自民幹部)だとされる。


参院本会議を終え、写真に納まる「れいわ新選組」の(右から)木村英子議員、山本太郎代表、舩後靖彦議員=1日、東京・永田町の参院議員会館

 もちろん、山本氏が発掘して今回擁立した各候補は、当選した2人の重度障害者、難病患者も含めて特定のグループを代表する個性派揃(ぞろ)いだ。

 スキャンダルまみれで選挙基盤も脆弱(ぜいじゃく)な、自民党の「魔の3回生」たちの選挙区に『刺客』として送り込む戦術などで、「比例と選挙区で20議席以上も狙える」(選挙アナリスト)との見方も広がる。

 ただ、山本氏は「政権を目指すには100人以上の候補者が必要で、他党との協力が不可欠」とも語る。

 その場合、「消費税廃止」という看板政策が「大きなネック」(自民長老)となる。主要野党の立憲民主や国民民主も、消費税自体は認めているからだ。

 山本氏は「取りあえず消費税5%でまとまれば」と漏らすが、「調整は至難の業で、政権はまだ霞(かすみ)の彼方(かなた)」(首相経験者)というのが実情だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」8月5日号より】。











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記事 [政治・選挙・NHK264] 山本太郎と衆院選、「表現の不自由展・その後」(兵頭に訊こう)
山本太郎と衆院選、「表現の不自由展・その後」
2019年8月11日 兵頭に訊こう


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こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金と週に3回配信します。

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わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

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ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

よろしくお願いします。

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山本太郎と衆院選、「表現の不自由展・その後」



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