★阿修羅♪ > アーカイブ > 2019年12月 > 22日05時50分 〜
 
 
2019年12月22日05時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK268] <週刊新潮が、とどめを刺す!安倍首相は終わりだ!>山口敬之被告の控訴断念とともに終わる安倍権力私物化政権  天木直人

※週刊新潮 2019年12月26日号 各紙面、クリック拡大

















山口敬之被告の控訴断念とともに終わる安倍権力私物化政権
http://kenpo9.com/archives/6412
2019-12-19 天木直人のブログ


 総理の権限を最大限に利用してお友達を優遇した安倍首相の権力私物化が、最初に大問題になったのは、森友学園疑惑と加計学園疑惑だった。

 そしてその時、おなじく、元TBS記者山口敬之氏の準強姦疑惑もみ消し事件という三番目の権力私物化事件が起きた。

 当時の報道によれば、あらゆる状況証拠がそろっているのに、安倍首相をよいしょする本や記事を書きまくった山口氏が、安倍首相を忖度する検察、警察官僚によって無罪放免されようとした事件だ。

 私はこの三つの疑惑の中で一番許せないのがこの山口疑惑であると当時何度も書いて怒りをぶつけた。

 その山口疑惑について、きのう12月18日、東京地裁が画期的な判決を下したのだ。

 すなわち鈴木昭洋裁判長は、「酩酊状態で意識のない伊藤(詩織)氏に対し、合意がないまま性行為に及んだ」と断じたのだ。

 これは、これまでの流れから見て画期的な判決である。

 明らかに、安倍1強の陰りと共に、忖度しない官僚が出て来たということだ。

 しかし、私がここで書きたい事はその事ではない。

 きょう12月19日発売の週刊新潮(12月26日号)が、この山口準強姦罪事件に関し、とどめを刺す記事を掲載した。

 「闇に葬られたドアマンの供述調書」と題するその記事の要旨は、事件当日夜のホテルのドアマンが高輪警察署に語った供述内容である。

 そして、その供述内容が、東京地裁の審理が10月7日に結審してしまったため、きのうの判決に活かされなかった悔しさだ。

 その事について週刊新潮のその記事はこう書いている。

 「・・・この原稿の締め切りは判決(12月18日)前日で、どう逆立ちしても結果を見ることが出来ない。とはいえ、確実に言えるのは、結果がどうであれ、どちらかが、あるいはいずれもが控訴するということ。だから両者は、東京高裁で更なるお上の裁きを待つことになる・・・」と。

 そして、その記事の通りの展開になる。

 山口敬之氏は「法に触れることは一切していない」と判決を全面否定して、控訴の意思を明らかにしたからである。

 ところがである。

 私が書きたいのはこれからだ。

 山口敬之氏が控訴した時こそ、週刊新潮が報じたドアマンの供述書が東京高裁で活かされる時だ。

 そして、その供述書が公になれば、準強姦罪をもみ消そうとした当時の警視庁刑事部長であった中村格(いたる)氏の大罪が満天の下にさらされる事になる。

 その中村氏が権力の私物化に加担した論功行賞で次期警視庁長官に栄転する不条理が明らかになる。

 すべてを知った一般世論は、今度こそ安倍政権の権力私物化は許せないとなる。

 ただでさえ「桜を見る会」で急速に衰えつつある安倍首相の権力だ。

 おまけに森友疑惑も加計疑惑も終わっていない。

 その上に東京高裁におけるドアマンの証言が明らかになれば、その時こそ安倍首相は終わりだ。

 そしてもはや完全に4選をあきらめた安倍首相は、何としてでも東京五輪までは首相を続けたいと考えている。

 8月まで総理を続け、連続首相在任期間で桂太郎を抜いて、文字どおり史上最長の長期政権記録を打ち立てようと考えている。

 だから、その邪魔になるような山口氏の控訴はあってはならないのだ。

 この週刊新潮の記事を読んだ安倍首相と菅官房長官は、山口氏に控訴断念を迫るだろう。

 そして山口氏はそれに逆らう事が出来ず、控訴の手続きを控え、そして最後は控訴断念を東京高裁に伝えることになる。

 その時こそ安倍政権が事実上終わる時である。

 山口敬之被告の控訴断念とともに終わる安倍権力私物化政権と私が書いた理由がここにある(了)


関連記事
<リアルに描写、陳述書が凄い!>伊藤詩織さん「勝訴」 連れ込む山口記者の姿を目撃…控訴審でカギを握る「ドアマンの供述調書」(デイリー新潮)
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/328.html


※文中の誤記、誤認

>その中村氏が権力の私物化に加担した論功行賞で次期警視庁長官に栄転する不条理が明らかになる。

紙面の通り、「次期警視庁長官」は「次期警察庁長官」の誤記




>8月まで総理を続け、連続首相在任期間で桂太郎を抜いて、文字どおり史上最長の長期政権記録を打ち立てようと考えている。

安倍首相 在任期間歴代最長 通算2887日に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191120/k10012183471000.html
2019年11月20日 4時06分 NHK

安倍総理大臣の在任期間は20日で通算2887日で、桂太郎元総理大臣を抜いて憲政史上最長となりました。強い意欲を示す憲法改正の行方が今後の焦点となるほか、今の衆議院議員の任期が残り2年を切る中、安倍総理大臣が衆議院の解散時期をどのように判断するかも注目されます。

以下略




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/380.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍政権の末期症状:政権が日本を蝕む。体制替えぬと回復困難となる。(かっちの言い分)
安倍政権の末期症状:政権が日本を蝕む。体制替えぬと回復困難となる。
https://31634308.at.webry.info/201912/article_16.html?1576967660


政治史上最長の政権と国民を恐れぬ傲慢さは比例している。また、そんな政治を良しとする支持者に呆れてしまう。戦後政治の中で、これほど首相自身が問題を引き起こしている出鱈目な政権はない。例を挙げると以下がある。このままでは、日本の政治、司法、規範が壊れてしまう。


〇友達の利益を図る加計学園問題
〇自分の信奉者へ便宜を計ったことが原因の森友学園問題
〇安倍友山口のレイプ逮捕の握りつぶし
〇自分の選挙対策、妻のお友達への便宜のための桜を見る会問題
・参加者名簿のシュレッダー問題
・サーバーにあるデータは公文書ではない
〇国会審議拒否、答弁拒否
・「反社の定義は困難」
・昭恵氏関連の公費支出「答えることは困難」
・五輪チケットの首相枠「「答えることは困難」
  etc.


この政治状況を佐藤優氏が分析している。この政権が日本を蝕んでいると警告する。早く政権を変えないと手術困難な状況に陥る。


なぜ安倍政権は倒れないのか?日本を蝕む「正常性バイアス」という病
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68884
すでに、かなり進行している
佐藤 優


開き直りが「なんとなく許される」
『民主主義は終わるのか』から現下日本の政治状況に政治学者の山口二郎氏(法政大学法学部)が強い危機感を持っていることが伝わってくる。
〈二〇一二年末に発足した第二次安倍晋三政権は、国政選挙で勝利を続け、高い支持率を保ちながら、安定しているように見える。しかし、そのもとでは、毎年のように、従来であれば内閣が崩壊するような大きなスキャンダルが起こっている。
森友学園疑惑に関連した公文書改竄など、その典型である。また、集団的自衛権の行使容認については、国論を二分した論争が起き、内閣法制局長官や最高裁長官を経験した専門家が、集団的自衛権の容認は憲法違反と発言した。
従来の常識であれば、内閣が強引に立法を推し進めることはできないような世論状況が存在した。しかし、安倍首相は反対論を無視して政策を強引に進め、腐敗・不正の疑惑に対しては真相究明を拒んだまま職にとどまって再発防止に努めると開き直ってきた。
こうした強引さや開き直りが何となく許容されるのが安倍政治の特徴である。その意味で、政権は安定していても、腐敗や強権政治という病理は進行している。帯患健康などとのんきなことを言っていられる状況ではない〉


帯患健康とは、少し調子の悪いところはあるが全体としては健康だという意味だ。現下日本の政治が健康ではないという点では評者も認識を共有する。ただし、その病理は政権だけでなく、野党にも及んでいる。


野党の力が弱くなると、立法権に対して行政権が優位になる。安倍政権において、首相官邸の機能強化が進んだ。今井尚哉首相秘書官兼補佐官、北村滋国家安全保障局長らの有能な官邸官僚が政策の企画立案、遂行のみならず、スキャンダル処理を含む危機管理を巧みに行っている


もっともこのような立法権に対する行政権の優位は、米国、英国、ロシアにおいても見られる。国際関係が複雑化し、迅速な判断と行動が求められるような状況と意思決定に時間がかかる民主主義的手続きは相性が良くない。


安倍首相、トランプ米大統領などに権力が集中することを国民が容認する背景には、国際関係の緊張がある。
日本人が危機的状況を認識できない理由を山口氏は正常性バイアスに求める。


人間は、危機を過小評価する
〈心理学の用語に、正常性バイアスという概念がある。これは、東日本大震災の際にも注目された。自らの生命、安全を脅かす危険な事件、災害が迫っていても、人間はその危険を過小評価して、危機への緊急的な対応をとろうとしないという傾向がある。
危険な現象を通常の世界の範囲内ととらえ、まだ大丈夫という反応を取ることから、この傾向を正常性バイアスと呼ぶ。津波や火山の噴火の際に、まだ大丈夫と楽観した結果、逃げ遅れて犠牲となったケースは、まさに正常性バイアスによるものである〉


危機的状況に直面すると誰もが楽観論に傾く。2002年春、客観的に見れば鈴木宗男衆議院議員(当時)に近い評者が東京地方検察庁特捜部に逮捕されるのは必至だったが、評者は「何も悪いことはしていない。何とかなる」という楽観論に傾いた経験があるので、正常性バイアスの恐さが皮膚感覚でわかる。


山口氏は、内閣府が行っている「社会意識調査」データを分析し、正常性バイアスが以下の形で表れていると指摘する。
〈「社会意識調査」は、日本社会全体の問題や傾向に対する正常化バイアスの表明と解釈することができる。実態としては、安倍政権下でも財政赤字は増える一方であり、貧富の格差は大きく、地域間格差も縮小していない。現状を「悪い方向に向かっていない」と思う人々はどこを見ているのか、素朴な疑問がわいてくる。〉


なぜ安倍政権は倒れないのか?日本を蝕む「正常性バイアス」という病
すでに、かなり進行している


<人々が客観的に現状を理解して、評価をしているわけではないことは明らかである。株高、大企業の高収益などアベノミクスの表面的な成功が喧伝される中、人口減少も財政赤字も地方の衰弱も、正常性の範囲内と思い込んでいる人々が、日本社会の多数派である。
社会全体のレベルにおける正常性バイアスは死に至る病であることを強調しなければならない。まずは、正常性バイアスを脱しなければならないのは、政策を作る政治家と官僚である〉


評者と個人的に面識がある政権中枢の政治家や官僚は、正常性バイアスから抜け出す必要性を強く認識している。その一例が、北方領土問題に関して非現実的な四島一括返還から、ロシアが日本に歯舞群島と色丹島を引き渡すことを約束した1956年の日ソ共同宣言を基礎とする交渉への転換だ。


この転換一つのためにも安倍政権は多大なエネルギーを費やした。正常性バイアスからの脱却を個々の政策レベルで行うためには首相の意志だけでなく、リスクを負う覚悟を持った数人の高級官僚が必要だ。北方領土問題ではそういう官僚たちがいたが、他の問題ではなかなか見つからない。


現下政治の劣化における心理的要因を山口氏は重視する。
〈自分の考えに異様なほど執着する人物が権力者となり、自己を客観視することなしに好き放題をすることである。人間はだれしも子供のころから自己愛を持っている。ただし、成長の過程で親や教師から注意されるなどして、自分の欠点を認識し、自己を相対的にとらえる能力を身に着けるものである。
そのような能力に欠けた人物が権力者になると、様々な問題が生じる。特に大きな問題は、異なった意見による討論、対話を認めないことである。自己愛過剰の政治家は自分の主観を絶対化し、他人に押し付ける〉

過剰な自己愛を矯正するためには、幼児の時から、家庭、学校(保育園・幼稚園を含む)、社会による他人の気持ちになって考えるしつけと教育が重要になる。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/381.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 日本国民はボンクラに成り果てたのか。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/12/blog-post_95.html
12月 22, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<1000兆円超の借金があるにもかかわらず、税収を大幅に上回る予算をどんどん膨張させる。まさに「身の丈」に合わない放漫財政だ。

 政府の来年度予算案は総額102兆円強と過去最大になった。100兆円の大台突破は2年連続だ。

 来年度のもう一つの特徴は、増税した消費税の税収が20兆円を超え、個別税収では所得税を抜いて初めて最も多くなることだ。税収全体も63兆円台と今年度を上回るという。

 それでも歳出を賄うにはほど遠い。しかも危機的な財政を踏まえると借金返済にできるだけ回すのが筋だ。ところが歳出拡大に使ってしまうため、予算の3割以上も国債に頼る「借金漬け」は変わらない。

 膨張の主因は過去最大の35兆円台に上った社会保障費だ。高齢化による医療費などの増加に加え、安倍政権が看板政策に掲げる幼児・高等教育の無償化費用が大幅に増えた。

 少子化対策の充実は急務だ。ただ無償化の財源は消費増税の税収だ。あれもこれもと歳出を膨らますと財政は立ち行かない。なのに高齢者に配分が偏っている社会保障費の大幅な見直しには踏み込まなかった。

 大盤振る舞いは目白押しだ。典型は消費増税に伴う景気対策である。

 今年度の2兆円に続き、来年度もマイナンバーカード所有者への買い物ポイント還元など1・8兆円を計上した。公共事業も景気対策分を含め7兆円近い高水準を維持した。

 だが政府は増税後も「景気は緩やかに回復している」との認識を変えていない。ならば、ここまで大がかりな対策は不要なはずである。

 消費増税の目的は本来、将来世代への無責任なつけ回しに歯止めをかけることだ。国民に新たな負担を求めた以上、財政を立て直す道筋を明確に示す必要がある。

 安倍政権は高成長による税収増を当てにして、大型予算を編成してきた。だが今年度は法人税収が足りなくなり、2兆円超の赤字国債の追加発行を決めた。歳出抑制の重要性がよりはっきりしたのに、このままでは将来の負担が膨らむばかりだ。

 長期政権が取り組むべき課題は、高齢化と人口減少が進む社会の構造変化に対応できるように財政を立て直すことだ。借金の山という負の遺産を残すのはあまりに無責任だ>(以上「毎日新聞」より引用)


 100兆円を超える来年度予算を「身の丈」に合っていないと批判するのは如何なものだろうか。その批判の矢先が「35兆円に達した社会保障費」だというのも納得できない。

 なぜ社会保障の大原則「負託は応能で、支給は一律」に合わせようとしないのだろうか。医療保険はそうなっているのに対して、年金制度は無茶苦茶だ。

 一方では「労働世帯平均年収」を上回る「高額年金受給者」を放置したまま、掛け金を真面目に支払っても生活保護費以下の受給額しかない国民年金というアンバランスな年金制度を維持する必要が何処にあるのだろうか。

 ことに官僚を始めとする公務員は「薄給の代わりに恩給で報いる」としていた「恩給制度」そのままの年金制度を温存しているのは承服できない。なぜなら公務員給与は労働者平均給与を遥かに凌駕しているからだ。

 なぜ生活保護費以上の年金に制度統一しようとしないのだろうか。そして年金受給者の年収が他の所得と合算して労働者平均給与を超える部分は年金支給を削減する、とすべきだ。そうすれば富裕層に対する年金支給額がかなり削減できるはずだ。

 現役時代も高給を食み、退職後も手厚い年金で毎月のように外国旅行へ出かける、というのは如何なものだろうか。夫婦が教師をしていた世帯なら、それが可能だ。

 公共事業の関する予算7兆円は国民を災害から守るために必要な措置だが、「今年度の2兆円に続き、来年度もマイナンバーカード所有者への買い物ポイント還元など1・8兆円を計上」という消費増税に対する景気対策費には怒りさえ覚える。

 財務官僚たちのボンクラ頭では景気対策が必要でも国民の所得減を招いてでも、消費増税さえできれば良い、という江戸時代のボンクラ藩主たちの年貢強奪政治の再現そのものだ。結果として富裕層への減税と法人税減税の穴埋めに消費増税を創設し増税している格好になっているが、税による「富の再配分」と「景気対策」という面では全く逆行している。

 消費税を増税すれば景気は悪化し、デフレ経済に陥る、ということは先の8%増税時に散々警告し、実際にそうなったが、安倍ボンクラ政権はまたしても警告を消しして10%増税をしてしまった。国民をデフレ経済に堕とし込んで貧困化するのを楽しんでいるかのようだ。

 そして愚にもつかないキャッシュレス社会だとマスメディアを使って囃し立てている。安倍自公亡国政権はクレジットカード利権にも食い込んでいるのか、と勘繰らざるを得ない。なぜならIR法を強行する裏で中国や米国の博奕場の経営者たちが暗躍していることが明らかになっているではないか。

 実に無能にして悪辣な安倍自公亡国政権だ。「国民の生活が第一」の政治に愚直に取り組む政権を一日も早く樹立しなければ日本国民は貧困生活に逼塞しかねない。そしてそのまま先進国から転落して、普通の国家になり、中国の属国の一つに成り下がりかねない。まさに亡国政治が安倍氏の許で確実に進行している。この実態が解らない国民・有権者もまた日本国民と呼ぶに値しないボンクラ達だ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/382.html

記事 [政治・選挙・NHK268] <ヤキが回った安倍政権>恐らくカジノも頓挫だろう これが成長戦略とは呆れる実態と薄汚さ(日刊ゲンダイ)







ヤキが回った安倍政権 恐らくカジノも頓挫だろう
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266605
2019/12/21 日刊ゲンダイ


カジノもオシマイ(C)日刊ゲンダイ

「捜査機関の活動内容に関わる事柄で、答えを差し控えたい」

 菅官房長官は19日の会見でこう答えるのが精いっぱいだった。

 東京地検特捜部が内閣府副大臣だった自民党の秋元司衆院議員の事務所に家宅捜索に入ったのを受け、政府・与党内に衝撃が走っている。特捜部は臨時国会が閉会した9日前後から、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への日本での参入を目指していた中国企業をめぐる外為法違反事件の捜査を本格化。IR担当だった秋元や、秋元の秘書らの事情聴取を進め、おととい、2013年11月以来となる議員会館への家宅捜索に入った。

 特捜部は中国企業の日本法人の自称「役員」と元役員の男性2人が関与していたとみているが、秋元本人は事件への関与を否定。今後の捜査がどう展開していくかは分からないものの、国会閉会中は逮捕許諾請求がなくても国会議員を逮捕できる。このため、自民党内では「特捜部は年内にも事件にめどを付けようとしているのでは」との見方が広がっているのだが、政府、与党が強く懸念しているのが、「桜を見る会」問題で支持率が急落し始めた安倍政権に対する影響だ。

「捜査機関の活動内容に関わる事柄で、答えを差し控えたい」

 菅官房長官は19日の会見でこう答えるのが精いっぱいだった。

 東京地検特捜部が内閣府副大臣だった自民党の秋元司衆院議員の事務所に家宅捜索に入ったのを受け、政府・与党内に衝撃が走っている。特捜部は臨時国会が閉会した9日前後から、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への日本での参入を目指していた中国企業をめぐる外為法違反事件の捜査を本格化。IR担当だった秋元や、秋元の秘書らの事情聴取を進め、おととい、2013年11月以来となる議員会館への家宅捜索に入った。

 特捜部は中国企業の日本法人の自称「役員」と元役員の男性2人が関与していたとみているが、秋元本人は事件への関与を否定。今後の捜査がどう展開していくかは分からないものの、国会閉会中は逮捕許諾請求がなくても国会議員を逮捕できる。このため、自民党内では「特捜部は年内にも事件にめどを付けようとしているのでは」との見方が広がっているのだが、政府、与党が強く懸念しているのが、「桜を見る会」問題で支持率が急落し始めた安倍政権に対する影響だ。

「囲い込み」ビジネスのカジノで地域経済は疲弊

 とりわけ警戒しているのが、IRの事業計画推進に水を差されることだ。安倍政権は、20年の東京五輪後の景気落ち込みを見据え、IR整備を「成長戦略の柱」に位置付けている。IR絡みの汚職事件となれば、IRはもちろん、安倍政権の成長戦略のイメージ悪化も避けられない。

 もっとも、すでにIRに対する世論批判は強い。昨夏の国会でカジノ実施法が強行採決された際も、当時の世論調査では国民の7割が「成立を望まない」と反対していた。

 IR第1弾の開業時期は20年代半ばとされ、すでに大阪府と大阪市は独自に事業コンセプトの募集を開始しており、新たに横浜市も誘致に名乗りを上げているが、いずれも地元住民の反発は根強く、苫小牧市などが誘致に動いていた北海道でも、11月下旬に鈴木知事が道議会本会議で断念を表明したばかりだ。

 世論がIRに反対する理由のひとつは、ギャンブル依存症だ。厚労省の調査(14年度)によると、パチンコなどによるギャンブル依存症の疑いのある人は既に全国で500万人を超えている。安倍首相は万全の対策を取るとして、「世界最高水準のカジノ規制」を口にしているものの、規制の中身は「入場回数を7日間で3回、28日間で10回」「入場料は1回6000円」という何ら意味のないものばかり。一体、何を論拠に「世界最高水準の規制」なのかが分からない。カジノ問題に詳しいジャーナリストの横田一氏がこう言う。 

「カジノは『囲い込み』のビジネスモデル。恩恵が地域に及ぶことはなく、むしろ周辺の宿泊施設や商店街、レストランなどの地域経済を疲弊させるだけ。米国でもカジノが造られた都市が大変な状況になっています。秋元議員の事件がどうなるか分かりませんが、これを機にIRは見直すべきでしょう」

 特捜部にガサ入れを食らっているチンピラ議員の事務所も怪しいが、関わっていたカジノもまたうさんくささが漂うのだ。


お決まりの強行採決(C)日刊ゲンダイ

特捜部捜査はカジノ利権をめぐる怪しい動きがすでに始まっている証左

 そもそもなぜ、カジノが成長戦略になるのか。カジノ解禁はもともと日本維新の会が強く主張していた案だ。維新は、お膝元である大阪市の人工島「夢洲」にカジノを誘致する構想を描き、米国が離脱する前のTPP審議で与党に協力した際、自民に対して「(解禁の)道筋をつけてほしい」と要求。これに目をつけたのが、当時、原発輸出を成長戦略に掲げていた安倍政権だった。安倍は各国首脳と会談し、自ら原発を売り込んでいたが、福島原発事故などの影響もあって頓挫。新たな目玉としてカジノに飛びついたのだ。

 しかし、さすがに刑法で禁止された違法行為の「賭博」(カジノ)を政府が堂々と目玉政策に掲げるわけにはいかないと考えたのだろう。そこで、カジノにホテルや劇場も併設した統合型リゾート施設(IR)という表現に変え、さらにカジノ管理委という新たな組織をつくることでギャンブル依存症やマネロン対策も万全などとPR。“条件付き”で賭博を合法化したのだ。言うなれば、サラ金を消費者金融と言い換えたようなもの。カジノをIRという言葉でごまかしている時点で、政府自身が脱法行為を認めているに等しい。これが薄汚い成長戦略の呆れた実態なのだ。政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。

「総理主催の『桜を見る会』に反社勢力が平然と紛れ込んでいたように、安倍政権の体質は反社そのもの。だから、賭博を成長戦略にすることに何ら抵抗感がない。自分たちの利権、カネになると思えば適当に名前をつけて何でもやる。まったくデタラメなのです」

地域振興を掲げて大失敗した「リゾート法」と同じ

 政府のインチキ話にだまされて、IR誘致が成功すれば経済波及効果が数千億〜1兆円なんてソロバンをはじいている自治体もあるが、冷静に考えればカジノは負けた客のカネが、勝った客と運営事業者の懐に入るだけ。

 しかも、財務省はカジノの「勝ち金」を所得として捕捉し、課税する方策を提示していたのに、自民、公明両党の税制調査会が12日に決定した税制改正大綱では課税措置の明記が見送られてしまった。自民党内から「事業者の事務負担が重くなり、日本のカジノへの投資意欲を萎縮させかねない」との反対論が出たのが理由らしいが、これでは波及効果なんておよそ期待できないし、経済が成長するはずがない。

 地域住民がギャンブル依存症になれば間違いなく地域は崩壊だ。80年代後半、地域振興などと称して「リゾート法(総合保養地域整備法)」が制定され、地方で乱開発が進んだ結果、自治体や地元企業が多額の債務を抱えて行き詰まるケースが見られたが、カジノも同じ道をたどるだろう。

 3日の衆院地方創生特別委で、IRと地方創生の関係について質問した日本共産党の清水忠史議員は、韓国ではカジノの「利益」が年間約2兆円なのに対し、賭博中毒患者が生まれることによる社会的・経済的「費用」が年間7兆円を超えるという試算を紹介。「(誘致自治体は)経済効果を詳細に試算しているが、マイナスの社会的・経済的効果についても試算し、地元議会や住民に示すべきだ」と主張していたが、その通りだろう。

 遊ぶ方も資産を丸裸にされる中途半端な博打場に誰が行くのか。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

「カジノは経済成長に結びつかない上、そもそも人の不幸で経済成長する考え方が間違い。秋元議員の事件を見ていると、カジノ導入を見込んで、すでに利権に群がる怪しい動きがあったということ。カジノ計画など一刻も早く潰すべきです」

 ヤキが回り始めた安倍政権。カジノも頓挫は避けられないのではないか。





http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/383.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍首相の「お膝元」で進む元秘書市長主導の“大学破壊”  郷原信郎(郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士)
安倍首相の「お膝元」で進む元秘書市長主導の“大学破壊”
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20191216-00155125/
12/16(月) 11:56  郷原信郎 | 郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士


下関市立大学(筆者撮影)


「詰んだ盤面のまま『説明』から逃げ続ける安倍首相」

 総理大臣主催の「桜を見る会」前夜祭に関する問題、安倍首相は「説明不能」の状態に陥り、将棋に例えれば、完全に「詰んだ」状況になったことは、【「桜を見る会」前夜祭、安倍首相説明の「詰み」を盤面解説】で詳述した。

 安倍首相が、いくら「詰んで」いても、潔く「投了」するような人物ではないことは、これまでの森友・加計問題などへの対応からも予測はしていたが(【“安倍王将”は「詰み」まで指し続けるのか】)、その後の展開は、まさにその予測どおりとなっている。

 私が「詰み」を指摘して以降、この問題への安倍首相の発言は、12月2日の参議院本会議の代表質問で、従来と同様の(詰んでいる)説明を「棒読み」しただけ、委員会での質疑も回避し続け、当初は、異例に時間をかけて行っていた官邸での「ぶら下がり会見」も一切行っていない。臨時国会閉会時の官邸での記者会見も、日頃から手懐けている「御用記者」に質問させ、従来どおりの説明を繰り返しただけだった。

 「一問一答」形式の対応、つまり「盤面に向かう」ということを行えば、「指せる手がない」ことが露見し、「投了」せざるを得なくなるので、それが、一切できないのだ。

 一方で、ニューオータニ側への「口封じ」の効果は続いているようで、内閣府から総理大臣夫妻主催晩餐会などの受注をしている受注業者が、内閣府のトップの首相側への利益供与が疑われるという、深刻な事態に至っているのに、前夜祭の主催者に対して当然発行されているはずの明細書の提示も説明も拒否している。日本の一流ホテル企業としてのブランドや信用が毀損しかねない状況に至っている。

 このように、「詰んだ盤面」のまま、一国の首相が説明責任から逃げ続けるという醜態を晒していても、その指揮下にある政府の各部門では業務が日々処理され、年の瀬が近づきつつある。

下関市大で起きている「大学版『桜を見る会』問題」

 こうした中、私は、先週末、安倍首相のお膝元の下関市に乗り込み、大学学会主催の、あるシンポジウムに参加し、基調講演者・パネラーとして登壇した。

 テーマは「大学改革の潮流と下関市立大学の将来」、それ自体は、近年、文科省が進めてきた「国公立大学改革」の中で、下関市立大学において、従来、教授会での慎重な審議を経て行われていた教員人事を外部者中心の理事会の権限だけで行えるようにする定款変更が、市議会の議決で行われようとしていることなどについて、大学のガバナンス・大学の自治・学問の自由という観点から議論する「学術シンポジウム」であった。

 しかし、今、下関市大で起きていることは、単に学術的な議論を行うことだけで済むような問題ではない。60年を超える歴史と伝統のある公立大学の下関市大に対して、安倍首相の元秘書の前田晋太郎市長を中心とする安倍首相直系の政治勢力が、大学を丸ごとその支配下に収めようとする露骨な画策をしている。それに対して、本来、歯止めになるべき山口県も、文科省も、安倍首相の政治権力に「忖度」しているためか、何も口を出さず、凄まじい勢いで「大学破壊」が行われようとしているのだ。

 「桜を見る会」問題の本質は、公費によって功労・功績者を慰労する目的で行われる会が、「安倍首相による地元有権者の歓待行事」と化し、後援会関係の招待者が膨れ上がって開催経費が予算を超えて膨張しても、安倍後援会関係者が傍若無人に大型バスで会場に乗り込んできても、何も物を言えず、黙認するしかないという、政府職員の「忖度」と「無力化」の構図である。

 前田市長は、その「桜を見る会」に毎年参加し、安倍首相の地元後援者の公費による歓待が問題化したことに対しても「何十年も応援した代議士がトップを取り、招待状が届いて、今まで応援してきてよかったなって、いいじゃないですか」などと放言し(【桜を見る会 安倍首相の元秘書・下関市長はこう答えた…定例記者会見・一問一答】)、ネット上の批判が炎上した人物だ。その市長が、下関市大への市の権限強化を強引に進めようとすることに対して、市も県も国も、全く異を唱えようとしない。

 下関市大で起きていることは、まさに、“大学版「桜を見る会」問題”に他ならない。

定款変更の策動の背景にある市長主導の「違法な教授採用」

 文科省が進めてきた「国公立大学改革」の下でも、さすがに今回のような定款変更は行われなかった。なぜ、下関市大でそのような暴挙が行われようとしているのか。そこには、大学側が公式には明らかにしていないものの、既に、市議会で取り上げられ、マスコミも報道している「専攻科の創設」とその教授等の採用人事の問題がある。(日刊ゲンダイ12月13日【“安倍側近”の下関市長 市立大人事「私物化疑惑」が大炎上】)

 報道によれば、下関市長は、某大学教員を、市立大学教員として採用するよう大学側に要請し、それを受けて、市長の意を汲む大学の幹部は、定款で定められている学内での資格審査等を経ずに専攻科設置方針の決定と教授等(3名の研究チーム)の採用内定を強行し、教員採用を内定し、しかも、下関市大は経済学部だけの単科大学なのに、その教授の専門分野の「特別支援教育」に関して、通常は、教育学部に設置される「特別専攻科」を設置させようとしている。これに対し専任教員の9割超が、専攻科構想の白紙撤回を求める署名を理事長に提出したとのことである。

 大学の教員採用には、その大学での研究教育を行うのに相応しい研究教育者を採用するための審査の手続が定められている。その手続について、大学の歴史の中で、過去の失敗も含めて議論を重ね、ルールが形成され、現在の下関市大には、しっかりしたルールが存在する。ところが、そのような大学教員の選任ルールが踏みにじられ、市長主導で、強引な「一本釣り人事」が行われようとしているというのである。

 そして、そのような人事が、「教員の人事は教育研究審議会での議を経る」こと、およびその前提として、すべての教員について、公募を前提とする厳正な審査や教授会での意見聴取を経ることなど、下関市大の「定款」以下諸規程の定める手続に違反しているとの批判を受けたことから、今度は、市主導で学内での審査を経ることなく教員採用の人事を合法的に行えるようにしたのが、今回の定款変更の動きなのである。

市立大学の経営・運営に対する市の責任とは

 前田市長が、選挙で選ばれた市のトップの市長は、同様に選挙で選ばれた市議会の多数の賛成を得れば、市立大学の予算も人事も好きなようにできると考えているのだとすれば、それは大きな間違いである。

 設置自治体と市立大学の関係は、そのような単純なものではない。

 確かに、市立大学の経営や運営について最終的な責任を負うのは市である。もし、市立大学の経営が悪化し、市に多額の財政負担を生じているような場合や大学の研究教育の成果が上がらず、それが募集倍率の低迷、就職率の悪化等で客観的に明らかになった場合などには、経営責任を負う市として、経営不振の原因になっている研究教育や教員人事、組織体制の構築等への介入が必要になることもあり得る。また、市の施策として、専門的な見地からの検討を行った上で、相応の予算と人員の投入を含めた市立大学の組織体制の抜本的変更の方針を打ち出すということも考えられないわけではない。

 しかし、下関市大の場合には、そのような事情は全くない。募集倍率も特に低くはなく、定員割れの学科もなく、就職率も安定して高い。また、比較的コストがかからない経済学部の単科大学ということもあり、大学の収支は良好で、市に財政的な負担をかけているわけではない。また、下関市大について、総合大学化などが、学内からの構想として検討されたことは何回かあるが、下関市の側で大学の組織体制の根本的な変更に向けて検討され、特定の学問分野について具体的な構想が提示されたことはないようである。

政治的意図による「大学破壊」で、学生、卒業生利益を害してはならない

 今回の下関市主導の「一本釣り教員人事」と、それを可能にする理事会主導のガバナンスに向けての定款変更は、設置者の下関市としての経営責任の観点によるものでも、大学の組織改革の構想に基づくものでもないことは明らかである。学内手続を無視した教授人事を強行しようとしている背景が、安倍首相自身、或いは、昭恵夫人の意向なのか、前田市長自身の個人的意向なのかはわからない。しかし、いずれにしても、政治的な意図から、違法な教授人事と、公立大学を安倍首相直系の政治勢力の支配下に収めようとする策謀が進められようとしていることは紛れもない事実である。

 このようなことを許せば、これまで以上に、学生が負担する授業料の安定的な収益が市の財政に流用され、大学の教育環境が破壊されていくおそれがある(現在も、市の公共工事による校舎整備にはふんだんに予算が使われているが、その一方で、パソコン環境も十分に整備されていないことを、シンポジウムで学生の一人が訴えていた)。

 また、下関市大が、「加計学園の大学のように安倍首相のお友達を集めた大学」と世の中に認識されるようなことになれば、伝統ある下関市大の卒業生にとって、これ程不幸なことはない。

大学幹部も、市も、県も文科省も、なぜ「長いものに巻かれてしまう」のか

 それにしても、今、安倍首相のお膝元の下関市で市立大学をめぐって起きていることを知れば知るほど、本当に「絶望的な思い」にかられる。このような明らかに不当な政治的動機による教員採用人事、専攻科設置とそれを契機とする定款変更などの「大学破壊」に、なぜ、理事長、学長など大学幹部が唯々諾々と応じるのか。教授等の人事は、学内規程で定められている「教育研究審議会の議」も、さらにその前提となる公募、審査や教授会の意見聴取等も経ておらず、明らかに違法であるのに、なぜ、弁護士たる監事が、「違法ではない」などという弁護士倫理にも反する監査意見書を提出するのか(これについては、他の中立的立場の4人の弁護士が「違法」との意見書を提出している。毎日新聞12月7日地方版【下関市立大専攻科新設手続き巡り 弁護士の意見書提出 副学部長、教員採用過程検証求める /山口】)。市大の設置者の下関市の担当部局は、このような露骨な不当な大学への政治介入を推し進めることに良心の呵責を感じないのか。山口県の担当部局は、過去に公立大学ではあり得なかった不当な定款変更の認可に抵抗を覚えないのか。そして、大学の自治、学問の自由にも配慮しつつ高等学校教育に関する行政を進めてきた文科省は、このような違法な教員人事や不当な定款変更の動きに対して、なぜ手をこまねいて見ているのか。これらすべてが、「安倍一強の権力集中」の中では「長いものにはまかれろ」ということなのであろうか。

 「桜を見る会」をめぐる問題について完全に「説明不能」の状況に陥っている安倍首相を、「当然の辞任」に一日も早く追い込むこと以外に、この国を救う手立てはない。



郷原信郎 郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士

1955年、島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2006年に弁護士登録。08年、郷原総合コンプライアンス法律事務所開設。これまで、名城大学教授、関西大学客員教授、総務省顧問、日本郵政ガバナンス検証委員会委員長、総務省年金業務監視委員会委員長などを歴任。著書に『告発の正義』『検察の正義』(ちくま新書)、『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書)、『思考停止社会─「遵守」に蝕まれる日本』(講談社現代新書)など多数。


関連記事
<総理のお膝元で第2の「加計問題」か>“安倍側近”の下関市長 市立大人事「私物化疑惑」が大炎上(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/220.html


































http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/384.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「桜疑惑」終わらせるな 国民愚弄の政権と根比べ<松尾貴史のちょっと違和感・毎日新聞>


松尾貴史のちょっと違和感
「桜疑惑」終わらせるな 国民愚弄の政権と根比べ

https://mainichi.jp/articles/20191222/ddv/010/070/023000c
2019年12月22日 02時05分(最終更新 12月22日 07時36分) 毎日新聞


=松尾貴史さん作

 安倍政権による答弁拒否が、今年だけでも420回もあったという。安倍晋三氏がうわ言のように繰り返す「悪夢のような民主党政権」の時の、実に4倍だという。しかも、自民党は200日以上も審議拒否していて、国会の論戦自体が極端に減少しているのだ。これでは悪夢どころか、意識すら失っているような状態ではないか。

 都合の悪いことを聞かれたときに、よく「お答えを差し控えさせていただきます」と逃れることがあるが、毎日新聞のニュースサイトによると、答えるのを拒むときに単語の組み合わせはいくつかパターンがあるそうで、それらを組み合わせた言い逃れを重ねた結果がこの驚くべき無責任な状態を生んでいる。

 なかなか追及を諦めない東京新聞の望月衣塑子記者のような例外はいても、質問されて「その件については、お答えを差し控える」という呪文をなげかけられると、質問した記者がいとも簡単に追及しなくなることも不可解だ。「あ、だめなんだあ。答えてくれないのかあ……」と、まるで絶対の審判が下ったかのように他の記者や他の質問に移行することを、現場の報道関係者は何とも思わないのだろうか。

 不祥事が表沙汰になるたびに、国民の疑問に対して「真摯(しんし)に」「謙虚に」「丁寧に説明を」などと決意風のことを述べていた安倍氏だが、それとは全くの裏腹な状態を増長させていったのが現在の体たらくだ。何という不誠実か。

 森達也監督による映画「i―新聞記者ドキュメント―」でも取り上げられているが、記者会見での菅義偉官房長官の、記者とその先にいる国民を愚弄(ぐろう)し切った対応はもう「名物」ですらある。だが、現象として面白がってはいられない罪深いことだ。特に、記者がまっとうに食い下がると、都合が悪くなれば部下には妨害はさせるわ、「あなたに答える場ではない」などとでたらめなことを言うわ、惨憺(さんたん)たるものだ。まさに「名物に美味( うま )いもの無し」である。

 国会における答弁も、この方式に倣っているのか、指令が出ているのか、与党ではこの答弁拒否病が感染蔓延(まんえん)して、パンデミック状態だ。国民の命と生活を守り、彼らの言うところの「吸い上げた」税金の使い道を決めるにおいて、公文書は廃棄し隠蔽(いんぺい)し改竄(かいざん)する。これほどの反日的な行為を繰り返しながら、仕事をするフリをし続ける。

 それを改めるためには、「疑惑船団」の安倍氏とその取り巻きが、政権から離れることが必須だ。しかし彼を降ろすためには、彼に近い、何らかの実権を持つ者がその意思を持たなければ無理だろう。そして、彼に近ければ近いほどその恩恵にあずかっているので確率は低い。先進国面をしているが、まるでここは未開の国の有り様ではないか。フリではない、本当の愛国心はどこにいったのか。

 私が以前、「悪夢のような民主党政権」になぞらえて「悪夢そのものの安倍政権」と書いたが、漫才師のおしどりマコさんは「リアル地獄の安倍政権」と表現している。いや、まさにその方向へ突き進んでいるとしか思えない状況だ。これからは私も「地獄の安倍政権」と呼ぶことにした。

 おそらく、年が明ければ「桜を見る会」やその周辺の疑惑に関しては、与党関係者や御用コメンテーターたちは「もう終わったことだ」「いつまで桜疑惑をやっているのだ」と連呼し始めるだろうことは想像に難くない。森友学園の問題も、加計学園の問題でも、その方式が一見うまくいったように錯覚する「成功体験」があるからだ。しかし、国民はごまかされてはならない。

 忘れずに、しつこく、究明し続ける根くらべが始まったのだ。(放送タレント、イラストも)




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/385.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 原発を止めた裁判官が語る、運転停止を判断した恐ろしすぎる理由  新恭(まぐまぐニュース) :原発板リンク
原発を止めた裁判官が語る、運転停止を判断した恐ろしすぎる理由  新恭(まぐまぐニュース)

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/361.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/386.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 公的企業営利化で私的利益を追求するシロアリ族(植草一秀の『知られざる真実』)
公的企業営利化で私的利益を追求するシロアリ族
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-f63f57.html
2019年12月22日 植草一秀の『知られざる真実』


「民営化」とは「営利化」のことである。

「公営」の最大の特徴は「非営利」である。

ここに最大の相違がある。

人々が生きてゆくうえで、どうしても必要な事業がある。

しかも、その事業が独占形態になる。

このような事業においては事業運営を公的に管理することが合理的だ。

「公営」は「非営利」で利益を得ないから、その分サービスを安価に提供できる。

公的事業の経営に携わる者は公務員あるいは準公務員であるから公務員の給与規定に基づく賃金が支払われる。

法外に高い賃金、報酬は支払われない。

民営化された企業の場合、利益は配当と役員報酬と内部留保のかたちで処分される。

この利益分だけが公営事業よりも高いコストになる。

民営化が推進されるのは、民営化された企業の経営トップに居座り、高額報酬を獲得しようとする者が多いからだ。

公営事業だと事業を効率的に行おうとするインセンティブが低く、事業の効率が悪くなるというのは、取って付けた口実だ。

民営化を推進している人物が民営化された企業の経営トップに居座り、法外な高額報酬を懐にしているとうのが民営化の実態である。

典型的な事例がJR東海だ。

旧国鉄職員であった葛西敬之氏は民営化を積極的に推進し、1987年に民営化されたJR東海に移籍し、1990年に代表権を持つ取締役副社長に就任した。

爾来、30年近くにわたってJR東海の代表権を握って離さない。

社長、会長を歴任し、名誉会長に退いたのちも代表権を離さない。

民営化というよりも私物化と表現する方が適切だろう。

事業効率を高めるための「民営化」というのは表向きの大義名分で、この「民営化」によって私的な利益を獲得しようとする者が群がる。

主権者に必要不可欠な財やサービスを提供し、しかも、独占形態になる事業は、公的に管理することが望ましい。

親方日の丸で経営努力が不足するとの問題については、公的管理下での事業効率引き上げのための制度的な工夫をすればよい。

あるいは株式会社形態を採用するのであれば、その企業を政府の管理下に置いて、配当を行わない、利益を出さない、役員に対する報酬を制限するとの措置を設けるべきだ。

公的管理下に置く企業として政府が監視するべきなのだ。

「民営化」の名の下に私的な利益が追求されてきたのというのが日本の民営化の歴史である。

「公がやるべきものは公に」

「民がやるべきことは民に」

が正しいのであって、

「民でできることは民に」

は間違っていることを確認しなければならない。

郵政三事業が民営化されたが、結局この民営化も、私的な利益獲得を目指す人物や勢力によって、日本の国民資産が食い荒らされてきたというのが実態になっている。

貯金事業、保険事業、郵便事業が民営化されたが、民営化を指令したのはハゲタカ資本だ。

ハゲタカ資本は日本の郵政グループが保有する350兆円の国民資金と日本最大級の一等地不動産資産に目を付けた。

民営化が行われれば、民営化企業の役員ポストという個人的な利権が大量に提供される。

民営化を推進する者は、この民営化企業役員ポストという巨大利権の獲得を目指す。

民営化を推進する官庁は、最重要の天下り先として民営化後企業の役員ポスト獲得に全力を挙げる。

民営化の最大の目的が民営化企業の役員ポスト獲得という利権になっている点を主権者ははっきりと知る必要がある。

だからといって、民営化企業の役員ポストから官僚を排除すればいいというものではない。

官僚の天下りを排除する一方で民間人を登用しても、これは民営化企業の役員ポスト獲得という利権が公務員から民間人に移動するだけで、本質は変わらない。

日本郵政グループの民営化企業の役員に公務員OBが多数就任している。

これを排除して民間人を起用するのが正しい選択とは限らない。

重要なことはプロパー職員を経営幹部に起用すること。

民営化企業の役員ポストが民営化に伴う最大の利権であることを認識した対応が必要不可欠である。


関連記事
総務省現役次官の更迭で再燃する日本郵政のNHK圧力疑惑(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/375.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/387.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 伊藤詩織さんの挑戦<本澤二郎の「日本の風景」(3532)<「レイプ文化追放の市民の会」を全国津々浦々に結成>
伊藤詩織さんの挑戦<本澤二郎の「日本の風景」(3532)
https://ameblo.jp/honji-789/
2019-12-22 08:32:45 honji-789のブログ



<「レイプ文化追放の市民の会」を全国津々浦々に結成>

 ネットでは伊藤詩織さんブームである。彼女の挑戦は続くだろう。性格が素晴らしくいい。冷静で実直で素直である。日本最悪の恥部である「レイプ文化追放の市民の会」を立ち上げるのである。全国津々浦々に結成する。沈黙の文化を排除する、声を上げる女性、自立する女性のための国民運動である。

<21世紀初の日本の女性指導者の誕生>

 今朝夢を見たのは、懐かしい昔の職場だった。そこで詩織さん事件を講演、謝礼に5000円いただいてびっくりする場面で、目を覚ました。

 最近の安倍動静を眺めていると、想像以上に健康がすぐれない様子を見て取れる。大嫌いな公邸にもよく泊まる。家庭内トラブルかもしれない。

 共同通信に対して「首相日程」を配信するように要請した。今一番のニュース価値は、安倍日程であるのだから。なぜ共同が載せないのか不思議でならない。

 早めの便所から、再び布団にもぐって「何を書くべきか」、即座にそれが詩織さんの挑戦となった。強姦魔が「合意があった」と大嘘を強弁、そのうえで1億円以上の損害賠償請求という、入れ墨やくざ強姦魔も顔負けの犯人手口に、さしもの担当判事も驚愕したろう。

 今朝は久しぶりに、元外交官の天木氏の傾聴すべき主張がネットで炎上していた。

 預言者ではないが、詩織さんは21世紀の、本物の女性指導者となる。その地位を不動のものにした。レイプ文化追放の日本にすることが、彼女の使命であろう。強姦魔を断じて一匹も許さない日本である。

 急がば回れ、である。女性が自立して、初めてこの国に自由な民主主義が開花する。詩織さんはわかっている。彼女は、戦後においても誰も実現できなかった目標に挑戦するだろう。 

<「国会議員連盟」は強姦刑罰改正>

 福島瑞穂さんら善良な女性議員は、レイプ文化追放議員連盟を誕生させてほしい。法律面で女性の人権を擁護する役割を担う必要がある。

 法務検察の大改革もその一つだが、まずは強姦事件に対しての、文句なしの刑罰の軽さをただす必要がある。強姦魔は二度と繰り返さない、立ち直れないような重罰規定を具体化するのである。薬物常習者は強姦を繰り返している。最も悪質な事案は「木更津レイプ殺人事件」である。

 二度と繰り返してはならない。そのための布石でもある。

<懲役20年以上から無期懲役>

 強姦事件は女性の人権を100%奪う性凶悪犯罪である。

 最高は無期懲役、最低でも懲役20年以上である。この刑罰にすれば山口強姦魔も手を出せないだろう。現行の5年は軽い。強姦を奨励しているようで、けしからん刑罰でいただけない。

 強姦の構成要件は「不合意」で充分である。これなら強姦を本業と心得ている入れ墨やくざも、遠慮するかもしれない。レイプ追放議員連盟は、急ぎ発足させ、即刻活動を開始したらいい。

 日本の全女性が賛同するだろう。市民の会は霞が関にも、財閥三菱や三井の職場にも。最初は2,3人でもいい。日本列島に燎原の火のように広がってゆくだろう。

<性奴隷(現代の慰安婦)殺人事件は極刑>

 入れ墨やくざ強姦魔の狙いは、強姦した女性を性奴隷にして、歓楽街で性ビジネスの主役として働かせている。その被害者は10万人を下らない。

 この現代の慰安婦は、従軍慰安婦のように檻に入れられてはいないが、塀のない監獄に入れられていて、逃げることができない。最悪の性犯罪である。

 「木更津レイプ殺人事件」の場合は、性奴隷の挙句、逃げ出そうとして殺人的ドーカツに遭遇して、その衝撃で卒倒してしまった、性犯罪の最も恐ろしい事例である。

 犯人の浜名という富津市出身の入れ墨やくざは、厚労省認可の介護施設「かけはし」をJR巌根駅近くで、妻にさせている。被害者の美人栄養士は、そこでバイトをして、オオカミの牙に食い殺されてしまった。

 富来田中学校前の瀟洒な住宅の庭は、いつも美しい花々で飾られていた。今は朽ち果てたキャンピングカーや廃車同然の貨物車とミニカーが占拠していて、なんとなく不気味である。遺族も逃げ出してしまい、哀れをかこっている。

 犯人は死刑だ。まずは自首すべきだ。千葉県警がいま監視されている。

 レイプ文化追放の日本にしないと、こうした被害者はなくならない。詩織さんの挑戦は、いよいよこれからである。犬馬の労を取りたい老人はいっぱいいる。

2019年12月22日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)





http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 伊藤詩織さん「勝訴」!敗訴の「山口敬之」 TBS退社後を支えた美味しすぎる“顧問契約” 菅官房長官の口添えも…(デイリー新潮)
伊藤詩織さん「勝訴」!敗訴の「山口敬之」 TBS退社後を支えた美味しすぎる“顧問契約” 菅官房長官の口添えも…
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/12221132/?all=1
2019年12月22日 デイリー新潮


12月19日、日本外国特派員協会で会見した山口敬之氏


 2019年12月18日に判決が下った総理ベッタリ記者・山口敬之元TBSワシントン支局長(53)とジャーナリスト・伊藤詩織さん(30)との名誉棄損訴訟で、山口記者に330万円の支払いが命じられた。詩織さんが検察審査会に審査を申し出て、顔を出して実名で会見をしたのが2017年5月29日。それ以前に山口記者はある社の顧問として、家賃・月200万円の金満レジデンスで生活し、菅官房長官の口添えで別の社の顧問も務めてきたという。(17年6月15日号&19年7月18日号掲載記事を編集のうえ再掲載)

 ***

 東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急である。日枝神社の小高い杜は星の眺めが美しいことから「星ヶ岡」と呼ばれてきた。北大路魯山人主宰の「星岡茶寮」があったのもここだ。ホテルと銘打ってはいるが、このなかに「ザ・キャピトルレジデンス東急」と呼ばれる賃貸フロアがあり、山口記者はここで生活してきたという。彼は周囲に「親戚が持っている部屋を使わせてもらっている」と説明していた。

 金丸信元自民党幹事長のパレロワイヤル永田町、竹下登元首相のTBRビルや、十全ビルヂングなど、国会の庭先に事務所を構えるのは大物政治家のステータスとされてきた。もっとも時は流れ、2013年に小沢一郎・自由党代表が赤坂の事務所を閉じるなど、そのトレンドが変化したのだろうか、今や総理ベッタリ記者がここで暮らす時代になっているのだ。

 ザ・キャピトルホテル東急は地下1階から地上3階がレストランなどの施設で4〜13階がオフィス、客室が18〜29階となっていて、その間の15〜17階が賃貸住宅にあたる。コンセプトは「ナチュラルな上質感」で、都心のプライベートな隠れ家であるとホテルは謳っている。16階には二十四節気の草花が楽しめる空中庭園が設えられており、それを眺め、首相官邸を睥睨するようにして入浴することができる。パンフレットには、「住まう人の審美眼に応える、高感性な住空間」「スパ&プールがすぐ下にある幸せ」などと、歯の浮くようなポエム、いや惹句が並んでいる。専有面積は82平方メートル〜300平方メートル弱まで、月額賃料にして68万〜240万円。戸数が14と極めて少ないから、「審査はとても厳しい」とホテル関係者が打ち明けるのもむべなるかな。この中で山口記者は、上から数えて2番目の月200万円の部屋で生活してきた。部屋の間取りなどは追い追い紹介する。

 山口記者は事件が報じられる直前の17年4月の1カ月だけで4局8番組、延べ47回のテレビ出演をこなしており、その売れっ子ぶりは認めるが、テレビ局員によると、「文化人枠ですからギャラは5万円程度でしょう」

 と、所詮は電波芸者。バブルが続くはずもなかっただろうから、カネの出所を詮索する声があがっていた。実際は、

「齊藤さんがスポンサーだったんですよ」

 と明かすのは、永田町関係者。齊藤さんとは、2010年に半導体開発会社「ペジーコンピューティング」を創業した齊藤元章氏のこと。同社製のスパコン「菖蒲」は世界のスパコン省エネランキングで3期連続1位を獲得したこともある。未上場だが、関連会社を含め、その企業価値は1000億円とも……。というよりはむしろ、17年12月5日、東京地検特捜部に助成金詐欺容疑で逮捕された「齊藤さん」と言った方が通りは良いだろうか。齊藤社長の関連会社には、「新エネルギー・産業技術総合開発機構」から約40億円の助成金、「科学技術振興機構(JST)」から60億円弱の無利子融資が注ぎ込まれている。いずれも国立の研究開発法人だ。

 業界に明るい関係者によると、

「1968年生まれの齊藤さんは新潟大医学部を卒業し、東大大学院時代に起業。それから海を渡って米国で医療機器ベンチャーを立ち上げました。“スパコンは2番では絶対ダメ”と業界で台頭する中国への対抗意識を燃やす、半導体ベンチャー業界で注目の人物だったんですよね」 

 先の永田町関係者によると、

「山口さんはTBSにいるころから齊藤社長と知り合いで、去年5月に会社を辞める時に顧問のポジションを用意されたと聞いています」

 顧問の肩書は名刺を参照いただくとして、齊藤社長はこんなセールストークを展開していた。

「人工知能が進化してそれが人類を超える点(シンギュラリティ)が来る。スパコンさえあれば衣食住はタダ、カネは不要、犯罪も事故もない、少子高齢化問題やエネルギー枯渇の懸念が解決される社会が実現する」 

 とはいえ、

「しょっちゅうシステムエラーを起こしてしまう。稼働しない時間が長い」

 と、“欠陥部分”を指摘する専門家もいた。

 ある程度ハッタリは奏功してきたのだろうが、経営者から容疑者へ転落。その後、詐欺や法人税法違反などで起訴され、19年12月、懲役8年を求刑された。

 他方、山口記者はというと、

「特捜検察の捜査の過程で、顧問料200万円、そして家賃として200万円が齊藤から山口に毎月支払われていることがわかりました」

 と、社会部デスク。家賃とは先に触れた「ザ・キャピトルホテル東急」内の「レジデンス」使用料だ。広さは約239平方メートルになる。 

 改めて図面を見てみると、出入り口のある16階はゲストルームで中の階段を下りた15階がメインルームだ。北から西へ大きく開かれた窓からは日枝神社、国会議事堂。40畳のリビング、18畳の寝室、冷蔵庫や食洗機付キッチン、洗濯乾燥機が置かれたバスルーム。ハウスキーパーによる週2回の無料清掃、サロンにスパ&フィットネス。一介の記者が、スパコン会社顧問が、毎月家賃として200万円の支給を受ける真っ当な理由など、そうあるものではない。

「カネ集めの舞台装置ですよ。国家権力を睥睨するロケーション、安倍・麻生との蜜月を描いた山口自身の著書『総理』。これを武器に、“錬金術”に勤しんでいた様子が窺えます」(同) 

 総理ベッタリだからこそなせる業だったということになる。結果、前述の国からの100億円に加え、民間から200億円ほどを調達することに成功していたとされる。

「齊藤や山口は2人揃って、あるいは各自で、人脈を辿ってスパコンの売り込みに力を入れていた。1台4億とか8億とか。“開発資金はご心配なく”と齊藤は話していたよ。例えばスパコンは暗号通貨の“採掘”作業に使えたりするので、齊藤はそんなことを手掛けている会社にもプレゼンして回っていたね」

 とは、ベンチャー関係者。

 ベッタリ記者とベンチャー創業者との二人三脚は17年5月から暗転した。見果てぬ夢だったのか――。

 山口記者の“資金源”は、これだけではない。

菅長官が“山口にカネを払ってやって”

 以下は、菅長官の口添えで回ってきた顧問の役職について。

【顧問委託契約】と題されたその書類には、あたたかく優しい文言が並んでいた。

・原則として月1回、意見交換を行なう
・顧問料として月額42万円を振り込む
・必要と認める範囲で交通費その他の経費を支払う

 総理ベッタリ山口敬之(ノリユキ)・元TBSワシントン支局長は、こんな契約で“雇用”されてもいる。

「山口に資金提供しているのは、東京の有楽町にあるNKBという会社です。ここは交通広告の代理店で、JRの中吊りなどを扱っています。オーナー兼会長は滝久雄と言って、飲食店検索サイトの『ぐるなび』を1996年に開設した人として有名です」 と、広告代理店関係者。 

 NKBの源流を辿れば、滝会長の父が創った交通文化事業株式会社に行き当たる。取締役には、五島慶太(東急総帥)や小林一三(阪急創業者)、加賀山之雄(国鉄第2代総裁)らが名を連ねていた会社で、滝会長は父親の死後、これを継承した。

「この滝会長と菅さんが仲良しなんです。山口がTBSを辞めた後に、菅さんが“山口にカネを払ってやってくれないか”と滝会長に依頼したそうです。具体的には月42万円で、実際に払っているのは横浜にあるNKBの子会社。本体の方が業績がよくないので、そうなったということですが、子会社の経営陣は不満を抱えていたようです。“会社と何の関係もない山口に、ちゃんとした人を1人雇える額をなんで払わなきゃいけないのか”と」

 山口記者がTBSを退社したのは16年5月。顧問契約はその年の11月に始まっている。

「NKB以外にも五つ程の会社が山口に小遣いを支払っていると聞いています。ただ、新潮の告発記事が17年の5月に出ると、“さすがにこれはヤバい”となって、支払いをストップした。一度も会社で見かけたことがないらしい山口に300万円くらいは流れてしまったわけで、経営陣はとにかく憤懣やるかたない様子だったようです」(同)

 山口記者は、今年2月1日、「レイプされた」と主張する伊藤詩織さんを相手取り、「名誉を毀損し、プライバシーを侵害した」として、1億3千万円の損害賠償を求めた。詩織さんは2017年9月、「支局長の立場に乗じ、就職斡旋をチラつかせ、レイプした」と、山口記者に1100万円の損害賠償を請求していたから、彼は「反訴」したことになる。 先の契約書は、その「山口反訴状」から図らずも捲(めく)れ出た内容である。要は、彼女の告発のお蔭で、月額42万円の企業など、顧問先を二つ失った。1億3000万円の請求額にその逸失利益も含まれるというわけだ。そこには菅義偉官房長官の関与が見え隠れする。

 ここで改めて、「事件」から係争に至る経緯を駆け足で振り返っておこう。

 15年4月3日、TBSのワシントン支局長だった山口記者が一時帰国した折、ニューヨークで知り合い、TBSに働き口を求めていた詩織さんと会食した。山口記者のホームグラウンドである東京・恵比寿で2軒目までハシゴしたところから意識を失った彼女は、その後タクシーに乗せられた。車中で彼女は嘔吐しつつも、タクシーは港区内のホテルへ。山口記者の部屋へ連れ込まれ、翌日未明、性行為の最中に目が覚めた。

 詩織さんの刑事告訴を受け、警視庁高輪署は捜査を開始。その年の6月、準強姦容疑での逮捕状を携えた高輪署の捜査員が、機上の人となっていた山口記者を逮捕すべく成田空港でスタンバイしていた。しかし、その直前に逮捕は中止された。それは、当時の警視庁刑事部長で現・警察庁ナンバー3の官房長・中村格(いたる)氏が、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と本誌(「週刊新潮」)の取材に認めている通りである。中村氏は菅官房長官の秘書官を長らく務め、その絶大な信頼を得ており、総理ベッタリ記者の逮捕中止命令は官邸への忖度ではという疑問が、世の中に今もなお燠(おき)のように燻(くすぶ)っている。捜査を引き継いだ警視庁からの書類送検を受けた東京地検は、ほぼ1年後の16年7月に不起訴と判断。詩織さんは17年5月、検察審査会に審査申し立てを行なったものの、9月に「不起訴相当」の議決が出た。19年公開の映画「新聞記者」製作のきっかけはこの「準強姦逮捕状」握り潰し事件にある、と映画関係者は語っている。

美味しい政権とのベッタリ

 実際、山口反訴状では、詩織さんに準強姦被害を訴え続けられ、ジャーナリストとしての社会的生命を絶たれたなどとして営業損害1億円を挙げている。テレビ番組出演などの営業収入1400万円ほどに加え、顧問料が2社で約750万円あったのに、18年度は無収入に陥った。名誉回復して従前通りの収入を得るための時間を見積もって、約2千万円×5年=1億円の計算になるという。2社の顧問料だけでサラリーマンの平均年収を凌駕するほど、政権中枢とのベッタリはことに美味しい。

 先の滝会長は昨年、母校・東工大に30億円を寄付し、滝夫妻の名を冠した「Hisao & Hiroko Taki Plaza」が建設中だ。母校愛が高じ、背伸びをしたシワ寄せが子会社に回ったのだろうか。山口記者へのお小遣いについて滝会長に質すと、会社を通じ、

「伊藤詩織氏と山口敬之氏との間の民事裁判に関しまして、弊社は一切関係がありません」 と、答えにならない回答。「Hisao & Hiroko Taki Plaza」にその名が並ぶ、滝会長の妻・裕子(ひろこ)さんにも聞いてみると、

「ウチではねぇ、私が喋るくらいで主人は仕事のことは一切話さない人なんですね。(菅さんとの関係は)そんな5、6年なんて話じゃなくて、昔からの知り合いだと思います」 他ならぬ滝会長夫人の証言である。菅長官と会長の浅からぬラインは存在する。他方、長官と山口記者の関係については、山口記者がものした自身の礼賛本『総理』に、こんな件(くだり)がある。

「あの夜の山口君の電話がなければ、今日という日はなかった。ありがとう」

 安倍晋三氏が自民党総裁選に勝利した12年9月、菅氏から、こう謝辞を述べられたのだった。それは、山口記者が「あの夜」に菅氏に電話を入れ、出馬を渋る安倍氏本人の口から聞き出した心境を伝えた結果だという。つまり、山口記者が今に至る「安倍一強」の生みの親とも言えるわけで、お小遣いの手配のため、長官が“犬馬の労”を取っても不思議ではなかろう。

 ある日の早朝、惰眠を貪る赤坂をスーツ姿の一団がことに足早にウォーキング中だ。胸板が厚く、見るからに屈強なSP2人を引き連れた菅長官を直撃した。

――おはようございます、17年の話で恐縮なんですけど……。

「いや、もういい」

――毎月、山口敬之さんは顧問料を支払ってもらって。それは、長官が滝会長に依頼をされた……という話だったんですが。

「ちょっと、今……」

――山口敬之さんからお願いされたんですか? 顧問料を支払えというのは? どういった経緯かだけでも。

「ちょっと、悪いけど、ちょっと。私、関与してないです」

――とはいえ、その……。

「それ以上言えない。関与してない」

 それ以降は、「プライベートですから、だめ」「だから答えているじゃない」と続き、「失礼だよ、私のプライベートなんだから!」と、“24時間365日稼働”をもって鳴る菅長官には残念な“激おこ”で終わった。先の代理店関係者に改めて聞くと、

「会社の事業内容とは関係ない新潮の記事で送金を止めたということは、会社にとって山口がいかに不要な人材だったかを物語っている。つまり、どうしても断れない特別な案件だったからと考えるのが自然。繰り返しますが、山口は一度も会社に来なかったようですし、『山口顧問』の存在など、ヒラ社員は知る由もないんです」

週刊新潮WEB取材班


















http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/389.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 桜を見る会の説明 納得している人が13%もいるのに驚きだ 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)
   


桜を見る会の説明 納得している人が13%もいるのに驚きだ 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266523
2019/12/20 日刊ゲンダイ


審議時間が割かれた?「桜を見る会」について、安倍首相の答弁は田村智子議員の30分弱の質問(右)のときの1回きりで?!(C)日刊ゲンダイ

「(前略)首相よ、『審議時間割かれた』というが、どれだけ審議に応じたか?」(志位和夫・共産党委員長)

 これは13日の志位さんのツイッターの言葉。おなじく13日の共同通信社の「首相『桜を見る会に国会審議時間割かれた』」というニュースを受けて。

 なんでもその日、「安倍首相は、首相主催の『桜を見る会』に関し『国会では、政策論争以外に審議時間が割かれていることを国民に大変申し訳なく思う』と述べた。」とか。

 志位さんのツイッターはその後にこうつづく。

「首相が、予算委の一問一答で『桜を見る会』について答弁したのは、田村智子議員の30分弱の質問の一回きりで、あとは逃げ回っていただけではないか?」

「ないか?」というのは、志位さんの優しさか? あたしだったら、「逃げ回ってたくせに!」にするな。だって、それがほんとのことだもん。

 なんで、自分の講演会でちまちま言い訳するんだよ。マスコミの人と会食し、卑怯にも懐柔しようとしたりさ。

 ま、それは置いといて。15日の日テレNEWS24によれば、NNNと読売新聞が行った世論調査で、「桜を見る会」の政府の説明に納得していない人は75%、納得している人は13%だとか。

 納得したが13%もいるのに、驚きだ。

 このことについて、マスコミは反省すべきだろう。いやいや自分たちは安倍政権の広報なんで、というならしょうがないけど。そうでないなら、安倍政権が疑惑の隠蔽を図り、それが上手くいかなかったことまでバレているのにそれはおかしい。真実が伝わっていない。

 そして、75%の納得していない人たちが、マスコミの世論調査にそう答え、なにを期待しているのかも、もうすっとぼけるべきじゃない。検察も動かぬ中、マスコミの追及に期待してる、っていわれたんだ!



室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。




















































http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/390.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 桜の前夜祭、領収書見当たらず。支払いしない人も+総務省TOPが日本郵政に情報を漏洩が発覚(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28763639/
2019年 12月 22日

【全日本フィギュア女子・・・紀平梨花(17)がSP、フリーとも1位で初優勝。フリーでは4回転は回避したものの、3Aを2本確実に決め、フリー155・22点、合計229・20点の高得点を出した。(*^^)v祝<これで4回転が決まれば、世界選手権でロシア勢に対抗できる。本人は何日も不安で眠れなかったと言っていたが、最終滑走でほぼ完璧に近い演技をできるなんて、何てメンタルが強いんでしょ〜。(・・)>
 2位には、18年世界選手権2位の樋口新葉(18)が、フリー138・51点、合計206・61点ではいった。200点超えはよかったと思うけど、これでは今のトップレベルに太刀打ちできないので、回避した3Aに挑戦して欲しい。<親友の水泳・池江璃花子が応援メッセージをくれたとのこと。池江も退院できてよかったですね。(^^)>
 で、これまでの実績で行けば、2,3位は、樋口、宮原、坂本の争いになるはずだったのだけど。何と過去4連覇の宮原、昨年の女王・坂本がジャンプでミスを連発して、4,6位に。(・o・)
 3位には、ジュニア枠で出場した川畑和愛(17)が193.96点ではいった。大きくて優雅なジャンプ、演技ができる選手で、今後が楽しみなのだが。世界選手権のシニア代表になるのか、ジュニアに回って、宮原を代表に選ぶのかビミョ〜なところだ。

 全日本選手権の楽しみは、国際大会には出ていないけど(ほとんどの場合、ジャンプで高得点がとれないんだけど)、ジュニアの頃から、個性的な表現や美しい演技で注目していた選手が見られること。今回、女子では、新田谷凜、永井優香がオトナの演技を見せてくれたし。男子では、ずっと地元・岩手で頑張って来た佐藤洸彬(岩手大→南部美人)が、SPで彼らしいチャップリンを演じていたし。<今季で引退するとのこと。長い間、楽しませてくれて有難う。m(__)m>
 順当に行けば、男子は羽生、宇野と来て、3位争いが激戦という感じなのだけど。宇野がSPぐらいいい演技ができるのか、そこにも注目したい。 o(^-^)o>

* * * * *

 さて、まずは、「桜を見る会」の話から・・・。

 19日、野党の追及本部のヒアリングが行なわれ、安倍首相の地元・下関市の議員・田辺よし子氏に話をきいた。

 田辺氏は、「前夜祭」の出席者40人に話をきいたところ、安倍首相の説明とは異なり、ホテルから5千円の領収書をもらった人はひとりもおらず。夕食会の会費、5千円を払っていない人もいたという。(゚Д゚)

<この辺りはしっかり調査して、当事者の証言、物的証拠などが欲しいところ。安倍首相のウソが証明できれば、さすがに安倍政権は終わりだろう。(・・)>

『安倍晋三首相の地元・山口県下関市の田辺よし子議員(無所属)が十九日に野党「桜を見る会」追及本部で、首相後援会が会の前日に東京都内のホテルで開いた懇親会の出席者の一部が、会費を払っていないと話していると語った。事実なら有権者への寄付を禁じる公選法に触れる可能性があるとして、野党は首相への追及を強める。

 田辺氏は、首相に近い下関市議が桜を見る会に多数出席したとも指摘した。

 田辺氏は追及本部終了後、記者団に、今年の懇親会に参加した下関市内の約四十人に聞き取りをしたところ、三人が「会費を支払っていない」と答えたと説明した。聞き取りをした人のうち、会費支払時に、領収書をもらった記憶がある人は一人もいなかったという。

 山井和則衆院議員(無所属)は田辺氏の話について「無償で招待していれば、買収にあたる可能性もある」と指摘した。

 首相は十一月の参院本会議で、懇親会では安倍事務所の職員が参加者から一人五千円を集め、お金は受け付け業務終了後にホテル側にすぐ渡しており、後援会としての収入、支出はないと説明。公選法や政治資金規正法に触れないとの立場を示した。 (大野暢子)(東京新聞19年12月20日)』

『田辺氏はさらに、「ホテルニューオータニとはっきり記載された領収書は誰も見ていない。5000円払った人は、会場の入り口のあたりに集める人がいて、その人に渡したと聞いています。(赤旗12.21)』

 ところで、こんな風に暮れも押し迫っていなかったら、もっと大騒動になってもいいような事案が明るみになった。(@@)

 総務省TOPの鈴木茂樹事務次官(63)が20日、日本郵政の鈴木康雄上級副社長(69)に、かんぽ生命保険の不適切販売問題をめぐる行政処分案の検討状況を漏らしたとして更迭されたのである。(゚Д゚)

 鈴木副社長は、元総務次官。天下りで日本郵政にはいり、影のドンと呼ばれているという。^^;

『高市総務相、情報漏えいで次官更迭 かんぽ問題の行政処分 OBの日本郵政副社長に

 高市早苗総務相は20日、総務省内で緊急記者会見し、鈴木茂樹事務次官がかんぽ生命保険の不適切販売問題で、同省が月内に行う日本郵政グループへの行政処分案に関する情報を次官OBで日本郵政の鈴木康雄上級副社長に漏えいしたとして、国家公務員法に基づき停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。

 鈴木次官は事実関係を認め、同日辞表を提出。高市氏は受け入れ、更迭した。

 高市氏は会見で「事務方トップの事務次官が公務に対する信頼性を著しく失墜させる行為をしたのは誠に残念。総務相としておわびする」と述べ、自らの大臣給与3カ月分を自主返納する考えを明らかにした。

 高市氏によると、12月中旬、限られた一部の幹部と大臣室で話し合っていた行政処分案の検討状況が日本郵政に複数回漏れている疑いが浮上し、内部監察を実施。その結果、鈴木次官が鈴木上級副社長に情報を漏らしていたことが判明した。鈴木次官も電話などによる漏えいを認め、高市氏に「自分の軽率な行為で迷惑を掛け、大変申し訳なかった」と謝罪した。

 鈴木次官は1981年に旧郵政省(現総務省)に入省。情報通信や郵政に関係するポストを歴任し、今年7月に就任した。鈴木上級副社長は73年に旧郵政省に入り、2009年7月から10年1月まで総務次官を務めた。各府省次官は少なくとも約1年は務めるケースが多いが、鈴木次官らのように約半年での交代は異例の短さだ。(時事通信19年12月20日)』  

* * * * *

 日本郵政は、各郵便局に対する過剰なノルマを設定。それが原因で、かんぽの不正(不適切)な営業活動を行なっていたことが判明した。金融庁は、年内にも一部業務停止命令を出す方針を固めているという。

 日本郵政を監視すべき総務省に対しても、問題を見逃していたのではないかとの批判が出ている。(-"-)

 ましてや、総務省のTOPが日本郵政のドンに情報を流すなど、決してあってはいけないことだろう。<昔、料亭政治をやっていた頃の自民党は、こんなケースがめっちゃ多かったみたいだけど安倍政権では、官僚は「何でもあり」になっているしね。>
 
 ところがこの鈴木副社長は、昨年4月にNHKの「クローズアップ現代」がかんぽの契約の問題を取り上げたところ、(安倍派の)NHKの経営委員長に抗議。NHKの上田会長が厳重注意を受け、昨年夏に予定していた続編の放送を延期せざるを得なくなった。<もし放送されていたら、詐欺的な営業に騙されずに済んだ人がいるかも知れない。>
 さらに、上田会長は一応任期満了という形ではあるが、続投すると見られていたのに、この年末で実質的に更迭されることになったのだ。_(。。)_

 しかも、鈴木副社長は、今年10月、野党のヒアリングで、「NHKは暴力団と一緒」「ばかじゃないの」などと暴言を吐いていたのだ。

<関連記事・『郵政副社長は、菅と懇意?&NHKは暴力団とトンデモ発言+超保守派の経営委員長が独断で注意か』>
https://mewrun7.exblog.jp/28611068/
『鈴木副社長は3日、国会内での野党合同ヒアリング後、記者団に「(NHK側から)取材を受けてくれるなら(情報提供を呼び掛ける)動画を消す」と言われたと説明し、「そんなことを言っているやつの話を聞けるか。それじゃ暴力団と一緒でしょ。殴っておいて、これ以上殴ってほしくないならもうやめてやる、俺の言うことを聞けって。ばかじゃないの」とブチ切れた。(ZAKZAK19年10月5日)』

 また、菅官房長官は、安倍一次政権(06〜7年)、総務大臣を務めていたこともあり、鈴木氏とは懇意。任期中に鈴木氏を省内ナンバー2の総務審議官に抜擢したという。(・・)

 ということは、安倍内閣&総務省と日本郵政はズブスブの関係だった可能性が大きい。

* * * * *

『監督側のはずが…旧郵政省人脈、なれ合い深刻 かんぽ問題混迷さらに

 総務次官による行政処分情報の漏洩(ろうえい)で、本来厳しく監督すべきはずの官庁がなれ合いに染まっていたことが明らかになり、かんぽ生命保険の不適切販売問題が混迷を深めている。日本郵政グループのガバナンス(企業統治)の欠如が問題の根本原因だが、それを官庁や政治が許容してきた構図も浮かび上がる。問題収束はさらに遠ざかった。

■鈴木副社長は「実質的な最高権力者」

 「信頼回復のために社員みんなで必死なのに、一体何がしたかったのか」。日本郵政関係者は情報漏洩の一報を聞いて嘆いた。

 情報の漏洩先だった日本郵政の鈴木康雄副社長は、ある国会議員をして「郵政グループの実質的な最高権力者。長門(正貢)社長なんて目じゃない」と言わしめる。かんぽ生命保険の不正販売問題を報じたNHK番組への抗議を主導したことでも有名。官邸との関係も深いのがパワーのゆえんだ。

 その人物が総務省の事務方トップの鈴木茂樹前総務次官と結託していた。天下りで経営陣に幹部を送り込む手法は旧郵政省時代から続く。平成25年6月に鈴木副社長が日本郵政入りして以降、旧郵政省出身で先輩後輩関係にあった事務次官はほかにも電通グループ副社長を務める桜井俊氏(27年7月〜28年6月)もいる。

 先輩と後輩の間柄で厳格に引かれるべき一線が曖昧になり、かんぽ不正の温床になったともみえる。

■グループ人事案、ちゃぶ台返しも

 今回の問題が日本郵政グループのトップ人事に影響を与えることは必至だ。高市氏は「総務省OBが郵政グループなどの取締役に就任することは問題」と言及した。郵政グループの3社長は18日の会見で進退への明言を避けたが、「金融庁の行政処分が出る27日にも人事が発表されるのではないか」(関係者)との見方もある。高市氏の発言で検討されている人事案がちゃぶ台返しになる可能性もある。(万福博之、高木克聡)(産経新聞19年12月20日)』

 一般国民はあまり関心がないかも知れないのだが。この件は、政治、行政面で本当に大きな問題だし。一般国民にも被害を受ける可能性があることなので、野党にはこの問題もしっかりとチェックして、年明けに攻めて欲しいと思うmewなのだった。(@_@。

 THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/391.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 国民から強制的に取り立てている受信料で成り立つNHK(公共放送局)は、レイプ犯・山口某やアベ友勢力と親しい岩田記者を今後も優遇するつもりか(新ベンチャー革命)
国民から強制的に取り立てている受信料で成り立つNHK(公共放送局)は、レイプ犯・山口某やアベ友勢力と親しい岩田記者を今後も優遇するつもりか
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5366065.html
新ベンチャー革命2019年12月22日 No.2552


1.アベ友・山口某と闘ってきた詩織さんは、山口某と同様のアベ友勢力からもセカンドレイプの攻撃を受けていた

 アベ友のひとりだった山口某が、詩織さんレイプ訴訟に敗訴しましたが、これまで、山口某の仲間であったアベ友勢力にとって、この敗訴は大打撃でしょう。

 彼らは、安倍マンセーのネトウヨを巻き込んで、詩織さんへのセカンドレイプ(聞くに堪えない誹謗中傷)を繰り返してきました。

 彼らの攻撃に晒されてきた詩織さんは、よく耐えたと思います。

 悪徳・安倍政権下の今の日本において、今回の東京地裁による健全で稀有の判決は極めて異例でしたが、多くの国民はホッと救われた気分です。これによって、アベ友・山口某のレイプ犯罪が公式に認定されたわけですが、この人間は、あろうことか、控訴すると息巻いています。彼のこの強気の反応は、彼のゲスな人間性すべてを如実に物語っています。

いずれにしても、ほんとうに往生際の悪い奴です。

2.詩織さんを誹謗中傷してきたアベ友勢力や安倍マンセーのネトウヨは、単に権力へのゴマスリ人間でしかない!

 これまで、詩織さんを誹謗中傷してきたアベ友勢力や安倍マンセーのネトウヨは、軽蔑すべき“権力へのゴマスリ人間”でしかありません。

 こういう輩(ヤカラ)はネットのみならず、企業を含むあらゆる組織に存在します。

本ブログでは、このような連中を、ビロンガーと名付けています(注1)

 ビロンガーを日本語に訳すと、集団帰属人間となりますが、わかりやすく言えば、“寄らば大樹”志向のゴマスリ人間と言えます。

 こういう輩は、権力に弱く、権力にゴマすることで生きようとします。

 企業内にも、必ず、こういう人間がいますが、マトモな人から見れば、単に軽蔑の対象でしかありません。

3.山口某の敗訴で、大ショックなのが、天下のNHK様か:彼と岩田記者のツーショットがネットに存在する

 今回の山口某の敗訴で、大打撃なのは、言うまでもなく、あのTBSでしょう、なぜなら、山口某は、TBSの元ワシントン支局長だったからです。

 しかしながら、ショックだったのはTBSだけにとどまりません、あの天下のNHKサマも、大ショックでしょう、なぜなら、NHKの看板女性記者・岩田氏は、前々から山口某と知り合いであり、ネットには二人の親しげなツーショット画像が存在します。

 この事実から、ネット国民の間では、二人の仲を想像する人がいてもおかしくありません(注2)。

 NHKの看板女性記者が、レイプ犯・山口某とどういう関係なのか、みんな内心、詮索するでしょう。

 このような状況の中で、NHKは、今後も、レイプ犯・山口某と親しい岩田氏を看板女性記者として起用し続けるのでしょうか。

天下のNHKサマは、われら国民から強制的に受信料を巻き上げている公共放送局です。

 そこの看板女性記者が、上記、レイプ犯と親しい事実に関して、NHKは受信者である国民に何らかの公式説明をすべきです。

 いずれにしても、今のNHKは、安倍一派に乗っ取られています、その証拠に、次期NHK会長の前田氏は、安倍一派の一人と言われています(注3)。

 NHKは、国民の受信料で成り立つ公共放送ですから、安倍一派の不当な介入に堂々と、抵抗すべきです。

 なぜなら、NHKに受信料を払っている国民の中には、筆者を含め、安倍一派に批判的な人も数多いわけですから・・・。

注1:本ブログNo.2531『あれだけ腐敗した安倍政権を今なお、支持できる人が4人に一人もいるのはなぜか:日本人の国民性はビロンガー(寄らば大樹)だからか』2019年11月25日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/2019-11-25.html

注2:福田元昭の「桜の木になろう」“708.山口敬之が岩田明子をレイプしなかったのはなぜか?”2017年6月14日
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-946.html

注3:リテラ“NHK新会長に安倍人脈の前田晃伸みずほFG元会長が抜擢された裏!官邸が前任の上田会長を「政権批判番組へのグリップ弱い」と首すげ替え』2019年12月13日
https://lite-ra.com/2019/12/post-5142.html





http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/392.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 家計調査でわかった「消費増税」の悪影響…日本がいよいよヤバくなる もう手遅れか?  ドクター Z :経済板リンク
家計調査でわかった「消費増税」の悪影響…日本がいよいよヤバくなる もう手遅れか?  ドクター Z(週刊現代)

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/833.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/393.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 韓国と中国目線で報じ国民を洗脳するマスゴミの時事  日韓打開、見通せず 習主席「国賓」にも暗雲
韓国と中国目線で報じ国民を洗脳するマスゴミの時事  日韓打開、見通せず 習主席「国賓」にも暗雲
https://gansokaiketu-jp.com/kaiw-forum2/gaikou-seiji-keizai-kokusai/gaikou-seiji-keizai---HigashiAsia/Nippon/wforum.cgi?mode=read&no=8&reno=no&oya=8&page=0#8

参照先 : https://www.jiji.com/jc/article?k=2019122200216&g=pol
日韓打開、見通せず 習主席「国賓」にも暗雲―安倍首相、23日に訪中

安倍晋三首相は中韓首脳との一連の会談に出席するため、23日から中国を訪問する。焦点は日韓首脳会談が関係改善の足掛かりとなるかだ。ただ、韓国とは元徴用工や輸出管理の問題をめぐりにらみ合いが続く。中国との関係も、来春の習近平国家主席の国賓来日に反対論が出るなど、不透明感が漂っている。

【地球コラム】中国の脅威を真剣に考え始めたNATO〜香港の人権・民主化が波紋〜
 https://www.jiji.com/jc/v4?id=20191212world0001


 日韓関係は昨年秋、元徴用工への賠償を日本企業に命じた韓国最高裁判決をきっかけに急速に悪化。日本が対韓輸出管理を強化し、韓国は日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を通告するなど、「国交正常化後、最悪」(日韓外交筋)といわれる事態に陥った。
 GSOMIAは米国の説得を受けた韓国政府の翻意で直前に失効を免れたものの、対立の火種はくすぶったままだ。輸出管理をめぐる日韓局長対話に目立った進展はなく、韓国の文喜相国会議長が提案した元徴用工救済のための基金創設案には日韓双方から異論が出ている。
 菅義偉官房長官は20日の記者会見で、24日の日韓首脳会談について「韓国に対し国際法違反状態の是正を引き続き強く求めていきたい」と表明。徴用工問題は1965年の日韓請求権協定で解決済みとの立場を改めて強調した。
 一方、米国との通商交渉で守勢に立たされた中国は、安倍氏訪中を対日経済関係を再構築する好機と位置付ける。23日に習氏が、25日に李克強首相が相次ぎ安倍氏と会談を予定。来春の習氏訪日へ友好ムード演出を狙う。
 「日中関係は完全に正常な軌道に戻った。日中は切っても切れない関係だ」。安倍氏は13日の講演でこう語り、習氏訪日成功に自信を示した。
 しかし、中国が沖縄県・尖閣諸島周辺での領海侵入を続けていることや、中国当局による邦人拘束が相次いでいることに、安倍氏が支持基盤とする保守層は反発。香港やウイグルなどの人権問題で国際社会の対中世論が厳しくなっていることも、こうした動きを後押ししている。
 自民党の保守派議員は「国賓来日を歓迎できる環境にはない。憂慮の声は国民の間で日増しに高まっている」と指摘した。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/394.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 中国勝因は科学優先・貧富循環 日本敗因は中国を嫉妬 
中国勝因は科学優先・貧富循環 日本敗因は中国を嫉妬
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51978988.html
2019年12月22日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


米国が宇宙軍を創設した
理由は宇宙で負けそうだから

中国は「栄養循環体制」が構築され 「目的は科学探求両立」
日本の田中時代もそうだった

その証拠は
@米国留学生世界一 特許取得件数世界一 あの時の日本だ
A両輪だったのが所得倍増政策だったじゃないか

***

右翼とは反中嫉妬をいう 
言い換えれば従米右翼だ
田中パージは 香港騒動のように 裏があった

見てみよ 以降ダダ下がりの日本経済だ
ハゲタカに日本を横流しする政策がそうさせる

日本は全財産をなげうって ハゲタカの召使

中国の不幸は日本の幸せという 歪んだ心に
吉本興業の原点がある




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/395.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 伊藤詩織 性被害の闇の奥(兵頭に訊こう)
伊藤詩織 性被害の闇の奥
2019年12月22日 兵頭に訊こう




・・・・・・・・・━━━━━━☆

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金と週に3回配信します。

それに、ほぼ週に1〜2回の動画を配信しております。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

よろしくお願いします。

・・・・・・・・・━━━━━━

伊藤詩織性被害の闇の奥




Related posts:

1.消費税廃止と国民の幸せ
2.中村哲への挽歌
3.山本太郎と衆院選、「表現の不自由展・その後」
4.「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動の深化
5.池袋で起きた、上級国民による母子轢殺事件




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/396.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍「日本が世界の真ん中で輝いた年」日本の置かれた現実を知ろうとしないトンチンカン(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/12/post-cf5de6.html
2019.12.22


これほど何かにつけて何も見ていない総理は、そうはいない。

安倍首相、今年は「日本が世界の真ん中で輝いた年になったのでは」と言ったそうだ。

能天気すぎる、全く国状を見ていない。

こんな奴が政治のトップに7年もいたら国がおかしくなるのも当然だ。

現に、この国は立ち直れない位に劣化してしまった。

安倍首相「日本輝いた年」 報道写真展を鑑賞
        12/21(土) 18:11配信  時事通信

>安倍晋三首相は21日、東京都内で開催中の「2019年報道写真展」を訪れた。

>首相は記者団に、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」やラグビーワールドカップなどを挙げ「日本が世界の真ん中で輝いた年になったのでは」と振り返った。


安倍首相は表面的な事しか見ていない。

「即位の礼」「ラグビーワールドカップ」上げる所など、国民の生活など眼中にないことが良く分かる。

それにしても安倍は、ラグビーで日本がかつてない成績を上げたことが、そんなに特筆すべきことと考えているのか。

1にラグビー2にラグビー、3・4が無くて5にラグビーと、ラグビーしか眼中にない程、ラグビーの話題ばかりだ。

安倍はラグビー好きな一般人ならともかく、一国の政治のトップだ。

いつも「私は国民の生活・財産を守る義務がある」と言ってきた人間が、日の当たる華々しい場面にはしっかり食いつきアピールするが、本当に自分がやらなければいけない国民の生活や財産を守る視点がまったくなく、お座なりになっているのはどういうことか。

今年は災害の年でもあった。

世界でも日本だけ災害が集中しているような報道もされていた。

特に台風被害はすさまじかった。

関東圏に矢継ぎ早に台風襲来と、自分の身近で起こった大きな被害に対してなぜこうも反応が鈍いのか。

しかも、政治の面でもズタボロだった。

政治家の犯罪案件が後を絶たず、官僚は、公文書を改ざん・ねつ造・隠ぺい・破棄と、ありとあらゆる犯罪を犯していても、政治家は責任を取らせない。

もっともその官僚に罪を犯させているのはこの国の総理と言う時点で、お互いに協力関係にあるのだろう。

政治のトップは、税金を私物化して、夫婦とそのお友達だけが潤い笑いが止まらず、一般人は多少賃金が上がっても、それ以上に税金に持っていかれ、実質賃金は下がる一方で生活はどんどん苦しくなっていく、対照的な構図になっている。

本当に安倍首相は、「日本が世界の真ん中で輝いた年」だと思っているのか。

思っているとしたら、「日本の総理」失格だ。

国民の多くの認識は「日本が世界の真ん中で輝いた年」だったと思ってはいない。

ここまで、一般国民と総理との意識の捉え方の乖離があるとは。

国民が今、どんな生活をしているか、どんな意識でいるか全く知らない総理。

これでは政治のトップは務まらない。

もっと挙げれば今までの政財官の膿が一気に表面化した年でもあったのではないか。

安倍政権が続けば続く程、隠して来た膿はどんどん出てくる。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/397.html

記事 [政治・選挙・NHK268] クドカン『いだてん』が投げかけた2020東京五輪と日本への痛烈批判「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本か?」(リテラ)
クドカン『いだてん』が投げかけた2020東京五輪と日本への痛烈批判「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本か?」
https://lite-ra.com/2019/12/post-5157.html
2019.12.22 クドカン『いだてん』による2020東京五輪と日本への痛烈批判 リテラ

    
    『いだてん』番組HPより


 宮藤官九郎が脚本を担当した大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK)が最終回を迎えた。

 最終回は、1964年東京オリンピック招致の立役者である田畑政治(阿部サダヲ)を中心に、開会式から閉会式にいたるまでの大会期間を中心に描いた。

 これまで登場してきたキャラクターも顔を揃え、第1回とも話がつながってくる、ファンには涙なくしては見ることのできない最終回だったが、宮藤が1年かけて視聴者に伝えようとしていたことがよくわかる、非常に興味深い最終回だった。

 その象徴が、閉会式の様子を涙ながらに見る田畑の脳裏に浮かんだ、ある回想シーンである。

 よく知られている通り、1964年東京オリンピックの閉会式はそれまでの慣例を打ち破るものだった。

 参加人数が膨れ上がった、大会終了で開放感に満ちた選手がお酒を飲んでいた、といったハプニングが重なり、閉会式の入場列はきちんとした列にならず、自由気ままに入場するかたちになった。

 しかし、それが良かった。

 国籍、人種、性別、宗教、ありとあらゆる壁を「スポーツ」のもとに乗り越え、選手たちが笑顔で手と手を取り合い入場するさまは、まさに「平和の祭典」としてのオリンピックを具現化したものであり、この閉会式は高く評価された。そして現在の閉会式では、このかたちが定番となっている。

 田畑はそんな選手たちの様子を見て、思わず涙ぐむ。そこに亡き嘉納治五郎(役所広司)の幽霊が現れ、田畑にこう問いかけるのだった。

「これが、君が世界に見せたい日本かね?」

 この台詞は、1940年の幻の東京大会を描いた37話で描かれたシーンの回想だ。

 1940年東京大会は、開催が決まったものの、日中戦争の勃発などで国際世論が日本に対して厳しくなっていた。そうして開催が危ぶまれるなか「日本は大国」と言って開催を押し切ろうとする嘉納に対し、田畑は土下座をして開催権の返上を求める。

 嘉納は1940年東京大会に対する反対意見が強まる国際世論を変えるために、エジプト・カイロで行われるIOC総会に出席するのだが、その旅に田畑もついてきてほしいと語るが、田畑はそれを拒否。激高しながら、スポーツが政治利用されてしまう現状では日本にオリンピックは開く資格はなく、ここはまず返上して、日本は平和になってからまた招致すればいいと叫ぶ。そして、逆に嘉納に対してこのように問いかけたのである。

「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか?」

 嘉納が返上に傾くことはなく、田畑はIOC総会への同行を断る。結果的に嘉納はひとりでカイロに向かい、ひとまず返上阻止に成功するがその帰国途中の船の中で客死する。周知のとおり、結局1940年の東京五輪は開催されることなく、幻の五輪となった。

 最終回で、幽霊となった嘉納に「これが、君が世界に見せたい日本かね?」と改めて問いかけられた田畑は、今度は「はい」と、微笑みながら胸を張って答えるのであった。

 最終回の大詰めとなる閉会式のシーンでこの回想シーンが挿入されたのは象徴的である。これは明らかに、宮藤官九郎の2020年東京五輪と現在の日本に対する痛烈な批評と捉えるべきだろう。

 『いだてん』という作品はそれ以前にも、戦前の日本の歪なナショナリズム、負の部分に踏み込んできた。

 関東大震災の朝鮮人虐殺を示唆するシーン、朝鮮半島出身であるにも関わらず、日本の植民地支配のため、日本代表として日の丸と君が代をバックにメダルをもらうことになったマラソンの孫基禎選手と南昇竜選手のエピソード、オリンピックの舞台となるはずだった国立競技場から学徒動員で戦地へ向かい死んでいった若者の悲劇、満州における中国人に対する加害行為……。

 もちろん戦前・戦中の日本社会を描く以上、これらは当たり前に出てくるべきシーンで、むしろ、それを描くことを「踏み込んだ」と言わざるを得ない状況のほうがおかしい。しかし、安倍政権下で右傾化と歴史修正主義的な風潮が進み、史実通りの戦前、戦争描写が難しくなっているなか、NHK大河ドラマというもっともメジャーな場所で、戦前・戦中の日本の負の部分をギリギリのところでなんとか描いてきた姿勢は高く評価されるべきだ。

 しかも、『いだてん』が描いてきたこれらの問題はすべて、今、日本で起きている問題につながっている。

「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本か?」

 この問いは、まさに来年2020年東京五輪を開催しようとしている現在の日本に向けられた問いだ。

■国民に犠牲を強い、愛国ナショナリズムを扇動する2020東京五輪

 それは、誘致以来東京五輪が抱えてきた数々の問題を見れば、明らかだろう。

 東京オリンピックの開会式および閉会式の基本プランを作成する「4式典総合プランニングチーム」メンバーなどを務める椎名林檎は、2017年「国民全員が組織員会」などと述べ、まるで戦中の「一億総火の玉」「国家総動員」を想起させると批判を浴びたが、そうした風潮が改善されることはなく、その後、この椎名の言葉通り、国民に負担と犠牲を強いてきた。

 もっとも蔑ろにされてきたのが、被災地だ。そもそも2020年東京大会は、招致段階から「アンダーコントロール」「コンパクト五輪」「温暖で理想的な気候」といった、いくつもの嘘によって彩られていたが、そのひとつが「復興五輪」という惹句だった。

「復興五輪」を掲げオリンピック開催が東日本大震災の被災地復興の後押しをすると喧伝して大会招致に最大限利用したが、そのテーマは完全に忘れ去られ、現実に起きたことは180度真逆。東京でオリンピック関連の建設ラッシュが起きたため、人手不足や建築資材の高騰が起き、公共工事の入札不調が相次いでいるという。五輪開催が、むしろ被災地の復興を妨げているのだ。

 会場建設現場の労働者も苛烈な環境に置かれている。五輪会場の建設現場では、人手不足と時間がないなか、残業規制が適用除外されるなど、労働者たちは過重労働を強いられている。とくに新国立競技場の建設工事では、地盤改良工事で施行管理をしていた建設会社の男性が長時間労働のすえ過労自殺に追い込まれるという事態まで起きている。

 ちなみに、新国立競技場は「杜のスタジアム」をコンセプトに掲げており、47都道府県から木材を調達するとしていたが、これはあくまで屋根や庇など一部の話。コンクリートパネルなど基礎工事の部分には東南アジアから輸入した木材が大量に使用されている。これによる森林伐採が、先住民の生活やオランウータンなど絶滅危惧種の生存を脅かすとして国際社会から批判を受けた。

 さらにボランティアスタッフのブラックぶりも問題になっている。東京五輪のボランティアは、1日8時間程度で10日以上(都市ボランティアは1日5時間程度で5日以上活動)という、とてもボランティアとは思えない厳しい応募条件が設定され、業務によっては高いスキルが求められるものも少なくない。にもかかわらず、全国から集められたボランティアスタッフに支給されるのは、「交通費」が一律、1日たったの1000円相当のプリペイドカードだけで、宿泊も各自で負担しなければならない。典型的な「やりがい搾取」だ。

「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか?」と問いかけた『いだてん』37話で田畑は、「日本はそういう国。政治とスポーツを別に考えられない」「お国のためのオリンピックなんて俺はいらん」とも語っていたが、まさに現在のこの“総動員”状態に対する的を射た批判としても受け止めるべきだろう。

 しかも、2020年東京五輪は、『いだてん』が批判的に描いたベルリン五輪や1940幻の東京五輪のような、国威発揚と偏狭なナショナリズムの発露の装置となりつつある。

 その最たるものが、旭日旗の問題だ。組織員会は、今年9月東京オリンピック・パラリンピックの競技会場への旭日旗の持ち込みを禁止しない方針を示し、橋本聖子五輪担当相もこの方針を容認するなど、安倍政権も後押ししている。

 橋本五輪担当相も東京五輪・パラリンピック組織委員会も「旭日旗に政治的意味はない」「旭日旗が政治的宣伝にならない」などとデタラメを吹いているが、「旭日旗」は紛れもなく戦前・戦中日本の軍国主義の象徴だ。韓国や中国のみならず、日本が侵略したアジア諸国からも反発が起こることは当然であり、まがりなりにも「平和の祭典」を標榜する五輪に持ち込むなど、国際社会の常識で考えればありえない判断だ。

 しかし旭日旗持ち込みに対する批判の声はメディアではほとんど取り上げられていない。今年日本で行われたラグビーW杯の会場でも、旭日旗の持ち込みが散見されており、このままでは五輪会場で大日本帝国軍国主義の象徴たる旭日旗がはためくグロテスクな光景が展開される可能性は、決して低くないだろう。

 スポーツが愛国心の扇動に利用され、市井の人々も自己犠牲を強いられる。メディアも国民もスポーツの愛国ナショナリズムへの利用に違和感を持たなくなり、「五輪のため」というスローガンのもと批判の声は封じられる。それがいまの日本だ。

 クドカン『いだてん』が投げかけた、「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか?」という問いに、真摯に向き合うべきだろう。

(編集部)



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/398.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍晋三への怒声!「税金ムダ遣い」田中角栄に学べ(日刊大衆)
安倍晋三への怒声!「税金ムダ遣い」田中角栄に学べ
https://taishu.jp/articles/-/71143?page=1
2019.12.22 18:30 日刊大衆


安倍晋三首相


 12月16日に命日を迎えた田中角栄元首相。“昭和の今太閤”の人気は、二十七回忌を迎えても衰えぬばかりか、より高まっている。「ドカーンとデカいことをしたのが角栄さんであり、チマチマと“女性活躍”とか、“新三本の矢”とか、目先の掛け声だけを上げてきたのが安倍政権。それが違いでしょう」

 安倍晋三首相との違いを、こう比較するのは政治評論家の有馬晴海氏。通算の在職日数は桂太郎を抜いて、単独で憲政史上最長となった安倍首相だが、やっていることはお粗末そのもの。「お友達の加計学園に130億円もの補助金を出したり、『桜を見る会』に1万8000人を格安で招待したり、いわば小銭を出して人気取りしているだけですね。比べて角栄さんは、沖縄返還から日中国交回復、新幹線、高速道路と、すべてやりました。兆単位の政府予算を投入して、欧米に追いつけ追い越せを実現した。政策の規模が違いました」(前同)

 昨年5月の田中角栄生誕百周年式典では、長女の田中真紀子氏も安倍政権を念頭に、こう述べている。「政治は税金を使って国民のため、国家のため、世界のために死ぬ気になってやるんです。その辺のバカ息子、バカ娘がなるから、こんなことになっている」

 当時、話題になっていた“モリカケ問題”にも触れ、「安倍夫妻は国民の前で、うそ発見器を置いて発言をすべきです」(前同)と続けているが、それは「桜を見る会」問題でも、まったく同じことが言える。「角栄さんは功績の反面、政権内で恨みや嫉妬を買いました。また、やることがデカ過ぎて常に金銭問題が発生し、それで足がついてしまったわけです」(前出の有馬氏)

 ロッキード裁判では、一審で懲役4年、追徴金5億円(1983年)で即日控訴。そのまま控訴審中の93年に、刑事被告人のまま死亡した。「晩年の角栄さんは嘆いていましたよ。“中国に行けば先生なのに、日本に帰ってくると犯罪者だからな、困ったもんだ”とね」(前同)

 米国の思惑に反し、独自外交を進めた田中角栄。ゆえに、日米政府に“刺された”とする陰謀説も根強い。

 ひるがえって、安倍首相は米国に追従することで政権延命を図っているようにも見える。「安倍政権はトランプ米大統領の言い値で、米国製高額兵器を爆買い。国民の血税は、安倍さんの“お友達”に無駄遣いされているのが実態です」(野党議員)

 角サンも、草葉の陰で憂いているに違いない!?



























http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/399.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2019年12月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。