★阿修羅♪ > アーカイブ > 2020年1月 > 22日08時35分 〜
 
 
2020年1月22日08時35分 〜
記事 [政治・選挙・NHK269] 「桜」名簿問題の責任転嫁に暗躍 菅長官の“懐刀”の名前(日刊ゲンダイ) 
 

 


「桜」名簿問題の責任転嫁に暗躍 菅長官の“懐刀”の名前
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267871
2020/01/21 日刊ゲンダイ


トンデモナイ「言い訳」を展開する菅官房長官(右は上から、柳瀬元首相秘書官と和泉首相補佐官)/(C)日刊ゲンダイ

 閣僚の「政治とカネ」、カジノ汚職、「桜を見る会」問題と安倍政権の疑惑が続出する中、通常国会が20日開会した。中でも安倍首相自身に疑惑が直結する「桜」問題は突っ込みどころ満載。菅官房長官は文書のズサンな管理方法の違法性を認めながら、「問題は民主党政権から続いていた」と責任転嫁していたが、このトンデモ言い訳を裏で編み出したのは、菅氏の“懐刀”の官邸官僚とみられている。

 菅氏は「桜」の招待者名簿を巡って、公文書管理法で義務付けられている「管理簿」への記載がなかったことについて「違法状態」と認めつつ、民主党政権の2011年から違法な取り扱いが「漫然と引き継がれていた」と発言。しかし、民主党政権時の11、12年は、東日本大震災と、北朝鮮のミサイル発射予告を受けたことから「桜の会」は中止されている。

 旧民主党所属の議員が、「中止された際の名簿はいわゆる『招待予定者名簿』。安倍政権が管理簿への記載を怠った『招待者名簿』とは別物」と憤るのも当然だ。民主党政権時に一度だけ開催された2010年分の招待者名簿は管理簿にしっかり記載されている。さらに、当時の名簿が廃棄されたのは5年後の15年2月のこと。「遅滞なく廃棄」した安倍政権とは、名簿の扱いは雲泥の差。菅氏の責任転嫁は見当違いの“言い訳”なのだ。

 実は、このトンデモ言い訳をひねり出したのが、菅側近の笹川武内閣府官房審議官ではないか、とみられている。笹川氏は07年9月に内閣府国際平和協力本部事務局参事官、09年7月には内閣官房参事官を歴任。その後、民主党政権時の12年と、自民党政権発足後の13年、内閣府参事官として「桜」の招待者名簿のとりまとめに携わった。


2019年安倍首相主催の「桜を見る会」で招待客に手を振りながら歩く菅官房長官(C)日刊ゲンダイ

民主党政権時の「名簿」取り扱いを熟知するキーマン

 つまり、民主党時代と自民党時代の名簿の取り扱いを熟知するキーマンということ。19年7月には、内閣府官房審議官に就任。菅氏の事務取り扱い担当の秘書官を務めている。現在はバリバリの「菅側近」というわけだ。

 そんな笹川氏は過去にも官邸を守った“実績”がある。加計学園問題の時のことだ。

 学園の獣医学部新設に先駆け、立地自治体の愛媛県職員らと柳瀬唯夫首相秘書官(当時)との面会予定が記されたメールが、内閣府から文科省に送信されていたことが発覚。文科省はメールの存在を認めたものの、内閣府は最後まで否定した。

 問題発覚後の18年4月、野党合同ヒアリングで「メールは本物か」と問われた内閣府担当の笹川氏は、「必ずしもそうではない」「メールの実物が確認できたわけではない」と曖昧答弁。立地自治体と官邸の接触を否定し切った張本人なのだ。

 桜疑惑でも「不自然すぎる言い訳」を菅氏に“ご注進”したのは笹川氏か――。野党は今月17日の追及本部で現在の内閣府担当に質問。「秘書官が『民主党時代のせいにできる情報』を官邸に上げたのではないか」と問われると、担当者は「プロセスについては控える」と、肯定も否定もしなかったから何とも意味深だ。

 加計問題では柳瀬氏に加え、和泉洋人首相補佐官が裏で学部新設を牽引したことが明らかになった。森友問題では、佐川宣寿前国税庁長官が疑惑発覚後、学園理事長に「10日間身を隠せ」と指示したとされる。安倍政権下では重大疑惑の裏で官僚の“暗躍”が当たり前になっているが、「桜疑惑」でもしかりだ。うごめく官邸官僚の所業を見逃してはいけない。

【写真特集】菅官房長官も… 2019安倍首相主催「桜を見る会」










http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/151.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 国民民主「決められない政治」で安倍自民アシストの罪深さ(日刊ゲンダイ) 
   


国民民主「決められない政治」で安倍自民アシストの罪深さ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267873
2020/01/21 日刊ゲンダイ


立憲との合流は結論に至らず(20日、国民民主党両院議員総会)/(C)日刊ゲンダイ

 立憲民主党との合流構想で、国民民主党の迷走が止まらない。通常国会がスタートした20日までに合流話がまとまっているはずだったのに、野党が一丸となって政権を追い込むどころか、いきなり党分裂の危機だ。

 20日夕に開かれた国民民主の両院議員総会は、合流構想をめぐって大紛糾。合流推進派が早期の基本合意を行う決議案を提出したが、過半数の賛同を得られず採決に至らなかった。4時間以上にわたって「合流すべき」「急ぐ必要はない」の議論が続き、結局、「合流協議は継続する」という玉虫色の決着だ。民主党政権時代の「決められない政治」を再演してどうするのか。

「合流話をまとめられなかった玉木代表の解任動議を出して、原口一博国対委員長を新代表に据える“クーデター計画”も取り沙汰されていた。それは回避されましたが、党分裂含みなのは変わりません。選挙戦で立憲とのしこりが残る参院は合流慎重論が根強く、代表側近の古川元久代表代行や岸本周平選対委員長を中心に、保守を気取る面々も立憲に吸収されるような形の合併には否定的です。党内保守派と合流派の分断は簡単には埋められないでしょう」(国民民主関係者)

“第2維新”に成り下がるのか

 立憲側は「いつまでもいたずらに時間をかけるのは適切ではない」として、これ以上の合流協議には応じない方針。次期衆院選での生き残りを考えて国民を離党し、個別に立憲入りを模索する衆院議員が出てくるだろう。残った保守系で、自民に協力的な“第2維新”になり下がる可能性もある。小さな野党がさらに分裂し、割れるようでは、どうしようもない。

「安倍政権打倒で野党がまとまろうとしている時に、国民民主には自民党を支えるような行動を取る人たちがいる。有権者は今回のゴタゴタ劇を見て、合流も決められない野党には、やはり政権は任せられないと失望を深めたでしょう。弱っていた自民党を助けただけで、野党共闘を応援してきた有権者に対する裏切り行為です」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 選挙が近くなれば、また合流話が浮上するのだろうが、いま決められなくて、選挙直前ならまとまる保証はどこにもない。野党がこの調子では、何度選挙をやっても安倍自民の圧勝に終わる。絶望的な体たらくだ。
















http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/152.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 提灯メディアに騙されるな なぜ桜疑惑解明が求められるか 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ)
 


提灯メディアに騙されるな なぜ桜疑惑解明が求められるか 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267879
2020/01/22 日刊ゲンダイ


「また桜疑惑か」? 何も疑惑は晴れていない(5分前に告知し、若手記者団の前で桜疑惑の説明をする安倍首相、2019年11月)/(C)共同通信社

 通常国会が始まった。権力を監視しない提灯メディアは攻勢を強める野党に対し、「また桜疑惑か」と“批判”する。まったく逆だ。この国を私物化し、権力に近い人間だけが甘い汁を吸い公正なルールをぶち壊す社会では企業も産業も腐っていくからだ。何より贈収賄や利益誘導の横行は、産業を衰退させる大きな原因となる。たとえば、関電の原発マネー還流疑惑は、エネルギー転換を決定的に妨げている。安倍政権下で日本経済はどんどん朽ちている。

 首相主催の「桜を見る会」をめぐっては、マルチ商法の詐欺社長が招待状を延命に利用し、私人である安倍昭恵夫人の知人が経営する外食企業は、随意契約を結んで優遇されていた疑いもある。

 唯一の成長戦略のカジノ疑惑もひどい。衆院議員の秋元司容疑者が東京地検特捜部に収賄容疑で逮捕されたのは、相手が中国企業だったからではないか。米メディアなどによると、大阪市への誘致を目指す日本維新の会は米系のMGMリゾーツとベッタリ。同じく誘致に名乗りを上げた横浜市はウィン・リゾーツ、佐世保市はカジノオーストリアインターナショナルと近い。維新が牛耳る大阪府・市は数百億円を投じて開業予定地まで地下鉄を延伸し、カジノ企業を儲けさせるために税金を費やそうとしている。新たなカジノ汚職がいつ起きてもおかしくない。

 官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)が出資した半導体のルネサスエレクトロニクスはダメになり、ジャパンディスプレイ(JDI)はもっと深刻だ。三洋電機元副社長の本間充CEO時代の2015〜16年にかけ、累計100億円程度の在庫を過大計上し、粉飾決算の疑惑が持ち上がっている。3000億円の血税投入でも再浮上できず、不正会計を助けた社員は自殺。今やファンドに投げ売り状態だ。海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)でも、出資企業に対して税金で補填する累積損失は179億円に達する。

 情報改ざんや隠蔽を繰り返しても責任を問われなければ、その場しのぎのインチキやゴマカシが蔓延し、ゾンビ企業がずるずる生き残る。産業の競争力低下が起きるのは必然だ。桜疑惑の追及を批判するメディアは、こういう連中のグルだと考えた方がいいだろう。だまされてはいけない。

【写真特集】40カット一挙公開 疑惑の2019年「桜を見る会」
【写真特集】2018年「桜を見る会」では総裁3選“支持固め”疑惑が



金子勝 慶応義塾大学経済学部教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。










http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/153.html

記事 [政治・選挙・NHK269] <朝日新聞がズバリ報道「その通りだ!」>「疑惑国会」開幕 首相、「桜」・IR・閣僚辞任に触れず 五輪・パラ、何度も言及 施政方針 「実績」自賛、与党にも冷ややかな声
 
 ※2020年1月21日 朝日新聞 各紙面、クリック拡大


 




「疑惑国会」開幕 首相、「桜」・IR・閣僚辞任に触れず 五輪・パラ、何度も言及 施政方針
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14334441.html
2020年1月21日 5時00分 朝日新聞


衆院本会議で演説をする安倍晋三首相=20日午後2時22分、杉本康弘撮影

 通常国会が20日、開会した。安倍晋三首相が「公私混同」と批判を受けている「桜を見る会」問題や政権が推進してきたカジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件など「疑惑国会」の様相を呈する中でスタートした。

 首相は20日に衆参両院の本会議で施政方針演説に立った。

 桜を見る会やIR汚職事件、首相が任命した元閣僚の辞任については一切、触れずじまいだったのと対照的に、今年開催される東京五輪・パラリンピックには繰り返し言及。「日本全体が力を合わせて、世界中に感動を与える最高の大会とする」と強調し、「国民一丸となって、新しい時代へと、共に踏み出していこう」と呼びかけた。

 しかし、与党内からは続発する問題を危惧する声もあがっている。

 公明党の山口那津男代表は20日の参院議員総会で「国会のスタートは波乱含みだ」と指摘。桜を見る会について「国民は十分な説明が尽くされていないと感じている」、IRの汚職事件についても「国民の厳しい視線を感じざるを得ない」と発言した。

 この日、公職選挙法違反の疑惑が報じられた自民党の菅原一秀・前経済産業相、公選法違反容疑で事務所が家宅捜索を受けた河井案里・参院議員、河井克行・前法相も国会に登院した。いずれの議員も議員辞職を否定しつつ、詳しい説明をしようとはしなかった。

 朝日新聞社が昨年12月に実施した世論調査では、内閣支持率が38%で不支持率は42%。1年ぶりに不支持率が支持率を上回った。自民党総裁の任期は2021年9月で、衆院議員の任期は同年10月。通常国会の展開次第では、政権は求心力を失い、首相が衆院解散に踏み切るかどうかの判断にも影響する可能性がある。

 一方、立憲民主党や国民民主党などは昨年の臨時国会に続いて「統一会派」で臨む。立憲の枝野幸男代表は20日、「国会論戦を通じて、政権と社会の行き詰まりを明らかにしていく」と語った。(安倍龍太郎)

 ▼2面=疑惑に沈黙、4面=ファクトチェック、5面=首相演説全文、12面=社説、26面=被災地では

■施政方針演説(骨子)

 ・東京五輪・パラリンピックを最高の大会とする

 ・福島の本格的な復興・再生、東北復興の総仕上げに、全力で取り組む

 ・防災・減災、国土強靱(きょうじん)化を進める

 ・年金、医療、介護全般にわたる改革を進める

 ・戦後外交を総決算し、新しい時代の日本外交を確立する

 ・韓国は、元来、基本的価値と戦略的利益を共有する最も重要な隣国

 ・新時代の成熟した日中関係を構築する

 ・国のかたちを語るのは憲法。どのような国を目指すのか。その案を示すのは、国会議員の責任ではないか



(時時刻刻)疑惑、沈黙の首相 幕引き図る姿勢、露骨 通常国会
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14334353.html
2020年1月21日 5時00分 朝日新聞


衆院本会議で安倍晋三首相らにあいさつする菅原一秀氏(手前左)=20日午前11時59分、江口和貴撮影

 相次いだ疑惑をどう説明するのか。国民から厳しい目が注がれる中、通常国会が開会した。ところが、首相は施政方針演説で一切触れず、渦中の議員たちも「捜査中」と口をつぐんだ。野党だけでなく与党内からも批判の声があがり、「疑惑国会」が幕を開けた。▼1面参照

 政権に不利な話題には一切触れない――。衆参それぞれ約40分ずつ行った首相の施政方針演説で浮かび上がったのは、首相のそうした姿勢だった。

 首相は、夏の東京五輪・パラリンピックや憲法改正に絡む部分では「新しい時代を切り拓(ひら)く」「世界の真ん中で輝く日本」などと高らかに語る一方、政権の負の側面である「桜を見る会」の問題や、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件などには言及しなかった。

 IRについては、独立性の高い管理委員会のもとで整備に取り組むと事業の継続を宣言。参院本会議では野党席から「逮捕者が出ても何も言わないのか」とのヤジが飛んだ。

 1年前の施政方針演説では、首相は統計不正について「国民の皆様におわび申し上げる」と謝罪した。しかし今年は、桜を見る会は「本年は中止し、予算計上していない」、IR汚職は「捜査中の個別事案」(いずれも西村明宏官房副長官)との理由から首相は言及しなかったのだという。

 政府は国会開会直前の17日、桜を見る会の招待者名簿の違法な管理などをめぐり、内閣府の歴代人事課長6人を厳重注意処分とした。指摘されているのは首相による公的行事の「私物化」だが、首相官邸幹部は「一番の問題は公文書管理の甘さだ」と主張。官僚の処分だけで幕引きを図ろうとする姿勢が、いよいよ露骨になっている。

 15日には広島地検が、官邸が主導して昨夏の参院選に擁立した河井案里参院議員の陣営に対する公職選挙法違反容疑で、案里氏や夫で前法相の克行衆院議員の関係先を捜索した。通常国会は「疑惑国会」の様相を帯びるが、首相と同様に、疑惑に関係する議員らも詳細な説明を拒み続ける。

 案里氏は20日午前、黒のスーツで記者団の前に立ったが「刑事事件になったので捜査に影響を及ぼさないことが一番」。克行氏も「捜査に支障を来してはならないので控える」。

 昨年10月に政治とカネの問題で経済産業相を辞任した菅原一秀衆院議員は、3カ月ぶりに記者団の取材に応じた。だが、告発されたことを理由に「当局から要請があれば真摯(しんし)に対応したい」と繰り返した。

 説明責任に背を向ける首相の姿勢に、ある副大臣は漏らす。「やましいことがないなら堂々と説明すればいい。それだけ敏感な話題ということか」(二階堂友紀、吉川真布)


首相演説を「ポスト安倍」、与野党幹部らはどう評価?

「実績」自賛、与党にも冷ややかな声

 通常国会は首相にとって、長期政権の総仕上げにふさわしい成果も問われる舞台となる。

 首相は演説で「7年間の外交実績」を自賛し「戦後外交を総決算し、新しい時代の日本外交を確立する。その正念場となる1年だ」と主張。計10回も「新しい時代」と繰り返し、改革姿勢を強調した。だが、党内からは「教科書通りの内容で、周りは冷めた気持ちで聞いていた。突っ込まれないようにという典型的な守りの演説だ」(麻生派議員)といった見方も上がった。

 首相は、最近の国会演説と同様、最後に憲法改正を取り上げ「国のかたちを語るもの。それは憲法。案を示すのは、私たち国会議員の責任ではないか」と声を張り上げた。

 ただ、議場の空気は置かれた環境の厳しさを表していた。不祥事や疑念への説明を避けたまま改憲論議を促す首相の姿勢に、野党は批判を強める一方だ。公明党の山口那津男代表は演説後、記者団に「従来までの訴えと比べると、抑制的に現実的に一般論を述べられた」と、性急な改憲論議から一歩距離を置いた。自民幹部も「今国会で改憲論議が進展することはないだろう」と漏らす。

 来年9月の首相の党総裁任期が徐々に近づく中、今国会の論戦は「ポスト安倍」レースの行方にも影響する。首相の求心力が、その後の展開にも関わるからだ。この日の首相の演説をどう受け止めたか。ポスト安倍候補の言葉には、首相との距離感や立ち位置の違いがにじんだ。

 首相が路線継承を期待する岸田文雄政調会長は、東京五輪・パラリンピックの成功を強調した点を挙げ、「首相の強い思いがにじんだ演説ではなかったか。(自らも)歴史的な事業の成功に向け努力したい」と述べた。その上で、桜を見る会などの疑惑について「政治の信頼回復に向けて丁寧に説明していくことが大事では」と付言した。

 一方、首相と疎遠な石破茂元幹事長は疑惑に触れなかった演説について、「自分であれば違う判断をする」と指摘。今後の論戦の行方をめぐりこう皮肉った。

 「質問をかわすような答弁をした時には、国民の批判は非常に高くなることはよくご認識だと思う」(河合達郎)

野党、統一会派で追及

 立憲民主党や国民民主党、社民党など野党は、昨年後半の臨時国会と同様、衆参両院で統一会派を組んで論戦に臨む。衆院120人、参院61人の勢力で、政権を徹底追及する。

 20日の衆院本会議の直前にあった統一会派の会合は、立憲と国民の控室を隔てる壁が取り外された大型の控室で初めて開かれた。立憲の安住淳国会対策委員長は、「桜を見る会」をめぐり違法な扱いが明るみに出た公文書管理の問題を引き合いに「立法府に身を置くものとして正念場の国会だ」と強調。野党間の合流協議が国会開会前に決着しなかったことを踏まえ、「油断せず職責を果たしたい」とも述べ、結束の必要性を訴えた。

 立憲や国民など野党は20日、IR事業の汚職事件を受け、「カジノ廃止法案」を衆院に共同提出。カジノをめぐる利権の構造の有無などもただす。「桜を見る会」や閣僚辞任をめぐる安倍首相の任命責任にも照準を合わせ、攻勢を強める考えだ。立憲の枝野幸男代表は同党の会合で「日本の新しい政治の第一歩を踏み出したという評価をしてもらえる1年にするため、全力を挙げて戦っていこう」と決意を語った。(今野忍)



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/154.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 沖縄米海兵隊の任務<本澤二郎の「日本の風景」(3572)<海兵隊は日本防衛にあらず、国民は追放せよ>
沖縄米海兵隊の任務<本澤二郎の「日本の風景」(3572)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/23172578.html
2020年01月22日 jlj0011のblog


<海兵隊は日本防衛にあらず、国民は追放せよ>

 元A級戦犯の岸内閣が、国民の反対を押し切って強行した日米安保改定は、ワシントンが東京に誕生させた傀儡政権の成果である。孫の安倍晋三首相は、今年改定60年を記念して「同盟強化」を謳い上げた。改めて沖縄の米海兵隊が関心を集めているが、海兵隊は日本を防衛する部隊では全くない。

 実をいうと、筆者も知らなかった。多くの国民も知らない。海兵隊は、アメリカに敵対するアジア諸国に、真っ先に攻撃先行する殺人部隊なのだ。朝鮮半島や台湾などが、ワシントンの標的と見られている、アジアに緊張を作り出す危険な部隊といっていい。日本国民は海兵隊追放運動を展開しなければならないだろう。

 日米安保条約のカラクリについて友人が、日本共産党の資料をメール送信してくれたので、参考までに添付したが失敗。

<他国領土に進行する最も残虐な殺人部隊>

 沖縄でレイプ殺人事件など米兵の殺傷事件が特段に多いのは、海兵隊の存在と関係している。ご存知でないマスコミ関係者も多いだろう。

 そもそも海兵隊について、何もわかっていない。筆者がその代表だった。

 青森県の三沢基地を見学した際、案内役の自衛隊員が妙なことを口走った。米軍と日本市民のトラブルを尋ねた際、担当者は「ここは空軍がほとんど。海兵隊のような物騒な事件は少ない」と。

 もう10数年前か20年ほど前のことである。つまり海兵隊は、他の部隊と異なっている。とても危険な部隊と指摘したのだ。

<ラスベガスのサウナで初めて目撃>

 市民に恐れられる海兵隊は、沖縄にたくさん駐留している。

 その後に、米ラスベガスのホテルに泊まった。ここは自民党の暴れん坊のやくざ浜名が、150万ドル賭博事件を引き起こしたいわくつきの場所だ。最近はカジノ法利権に絡んで、再びラスベガスが注目を集めている。浜名の150万ドルの出所が、なんとロッキード事件に絡んでの賄賂金の一部だと発覚、やくざ代議士の正体が、改めて国民の耳目を集めた。

 ここで偶然にも海兵隊員と出会った。場所はホテル内のサウナである。確か3人ほどの若者のグループだった。肩から腕にかけて入れ墨が彫ってあった。この薄気味悪い米兵と片言の会話をして分かったことは、沖縄に駐留する海兵隊員だった。休日を利用してもラスベガス滞在だったのだが、彼らは「沖縄はとても素晴らしい」と評価した。

 すぐには「すばらしい」の意味を理解できなかった。今はわかる。沖縄の女性を当てこすったのだ。むろん、レイプの対象として、である。

 アメリカは、年中戦争を起こしている。そこへと真っ先に投入されるのが海兵隊なのだ。

<「日本防衛と無関係」と元自民党専門家>

 米軍の殺人鬼といえばわかりやすいだろう。屈強な野蛮な若者の軍隊である。

 戦争がなければ、市民、特に女性に矛先を向けてくる残虐な野蛮人である。

あたかも日本防衛の先頭に立っていると勘違いしていたが、実際は全く関係がない。沖縄に駐留させる理由はない。

 沖縄県と沖縄市民は、海兵隊追放運動を大々的に起こすべきだろう。日本防衛を謳う日米安保だが、海兵隊はその埒外の存在なのだ。

 事情通の元自民党専門家の指摘でもある。

 沖縄から米軍を追い出す必要があるが、真っ先に海兵隊をゼロにするのである。「ワシントンは台湾問題向けに沖縄に配置している」との指摘は的を射ているだろう。

2020年1月22日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


関連記事
日本防衛には使われない海兵隊の基地が沖縄に必要なのか 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/867.html

シリーズ安保改定60年
在沖海兵隊 「日本防衛」から除外 日米作戦計画で80年決定 「抑止力」根拠なし
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/867.html#c4



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/155.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 地方創生フェイクだけじゃない! 安倍首相が施政方針演説で東京五輪聖火最終ランナーの原爆との関わりや平和への思いを無視し改憲扇動に利用(リテラ)
地方創生フェイクだけじゃない! 安倍首相が施政方針演説で東京五輪聖火最終ランナーの原爆との関わりや平和への思いを無視し改憲扇動に利用
https://lite-ra.com/2020/01/post-5218.html
2020.01.21 安倍首相が東京五輪聖火ランナーの原爆との関わりや平和への思いを無視 リテラ

    
    首相官邸HPより


 昨日の施政方針演説でとんでもないフェイクを垂れ流したことが判明した安倍首相。地方創生の「成功例」として島根県に移住した男性の実名を自慢げにあげたものの、すでにその男性は島根での仕事を辞めて、転出していたのだ。本日夕方には、北村誠吾地方創生相も〈安倍首相が20日の施政方針演説で東京から島根県江津市に移住したと紹介した男性が、昨年末の段階で同市から転居していた〉(読売新聞)ことを会見で認めた。

 この件は本サイトでも記事(https://lite-ra.com/2020/01/post-5217.html)にしているので、詳細はそちらをご一読いただきたいが、「桜を見る会」問題ではあれだけ「個人情報」を理由に説明を拒否し続けたにもかかわらず、自分に都合のよいところは一般人の実名をあげて、しかもフェイク。あらためて、一国の首相としてありえないとしか言いようがない。

 だが、昨日の施政方針演説で個人の名前を歪曲利用したのは、この移住男性のケースだけではなかった。

 安倍首相は今回の施政方針演説で、「桜を見る会」問題もカジノ疑獄も任命大臣のスキャンダルについても一言も口にせず、「東京五輪で一丸となれ」のフレーズでごまかし、戦争政策から終わりの見えぬ被災地復興、果ては改憲までを東京五輪に結びつけた。

 このことについては、すでに「五輪の政治利用だ」「オリンピック憲章違反だ」と激しい批判の声があがっているが、しかし、この安倍首相の「五輪政治利用」がさらに許せないのは、1964年東京大会の聖火リレーで最終走者を務めた坂井義則さんの名前を持ち出したことだ。

 安倍首相はこう切り出した。

「五輪史上初の衛星生中継。世界が見守る中、聖火を手に国立競技場に入ってきたのは、最終ランナーの坂井義則さんでした。8月6日広島生まれ。19歳となった若者の堂々たる走りは、我が国が戦後の焼け野原から復興を成し遂げ、自信と誇りを持って高度成長の新しい時代へと踏み出していく。そのことを、世界に力強く発信するものでありました」

 そしてこう続けた。
「『日本オリンピック』。坂井さんがこう表現した64年大会は、まさに、国民が一丸となって成し遂げました。未来への躍動感あふれる日本の姿に、世界の目は釘付けとなった。半世紀ぶりに、あの感動が、再び、我が国にやってきます。本年のオリンピック・パラリンピックもまた、日本全体が力を合わせて世界中に感動を与える最高の大会とする。そして、そこから国民一丸となって、新しい時代へと、皆さん、共に踏み出していこうではありませんか」

 安倍首相は「国民一丸」のアイコンとして、1964年東京大会の聖火リレーで最終走者を務めた坂井義則さんの名前を持ち出したのだが、しかし、坂井さんをめぐる一番肝心なことに一切触れなかった。

 昨年のNHK大河ドラマ『いだてん』でもクローズアップされたが、坂井さんは1945年8月6日、アメリカが広島に原爆を落とした数時間後に広島県三次市で生まれた。聖火ランナーに選ばれたのもその原爆と深い関係があった。

 あらためて、当時の新聞記事や坂井さんのインタビューを読んでみる。国内メディアは選出された坂井さんに「原爆っ子」と見出しをつけ、海外メディアは「アトミック・ボーイ」と呼んでいた。後年になって坂井さんはメディアに、「本当に俺に資格があるのか」と悩んだ末「一億総国民が団結しているのに、一人だけそっぽを向けない。役に立てるのならば頑張らなければ」との思いで決意したと語っている。

■安倍首相が触れなかった聖火リレー最終ランナー坂井義則さんの平和への思い

 父親は被曝手帳を持っているが、爆心地から離れた三次で育った坂井さんは直接の被爆者ではない。短距離で日本陸上競技連盟の五輪強化選手だったものの、代表選考では落選。世界的には「無名のランナー」が聖火リレー最終走者に選ばれたのは、表向き「フォームが綺麗だったから」。しかし、実際には誕生日が目に留まり、「日本の戦後復興と平和の象徴」とすべく白羽の矢を立てられたらしい。選出にあたっては大会組織委のなかで米国をおもんぱかる声もあがったが、『いだてん』で阿部サダヲが演じた招致の中心人物・田畑政治氏はこう記している。

「米国もソ連も中国も、原爆はやめてもらわなければならない。それを口にしないものは、世界平和に背を向けるひきょう者だ」

「選ばれたときは複雑な気持ちだった」という坂井さんだが、聖火ランナーの大役を務めて、五輪本来の理念である平和を真剣に考えた。閉会式では、各国の選手が肩を組み笑顔で歩く姿を見て「それこそが平和じゃないか」と感じたという。しかし同時に、厳しすぎる現実にも直面した。大学卒業後、坂井さんはフジテレビに入社し、記者やディレクターとして五輪に関わった。パレスチナゲリラがイスラエル選手団を殺害するという選手村襲撃事件の起きた1972年ミュンヘン大会、爆弾テロ事件で100人以上が死傷した1986年アトランタ大会も現地で取材した。坂井さんは複数のマスコミに、当時を振り返ってこう語っている。

「平和の祭典などという美しい言葉は捨てた方がいい。五輪はアマチュアの祭典でも平和の祭典でもなくなった。金もうけのための祭典じゃないか」
「アマチュアリズムの理念に立っていた五輪そのものもプロ参入による商業主義が幅を利かせ、金もうけの道具になっています」
「お金や政治に振り回される負の面も見た。純粋な平和の祭典は東京が最後だったかもしれない」

 それでも、2020年東京五輪を待ち望んだ。政治や金ではない「平和の祭典」として、「もう一度、五輪の原点に立ち返らなければいけない」「世界の現実は厳しい。だからこそ、本当の平和とは何かということを、日本から改めて発信してもらいたい」という思いからだ。坂井さんは「今度は3人の孫と一緒に」と願いながら、2014年に亡くなった。

「平和の象徴」として聖火リレー最終走者に選ばれ、現実と向き合いながら、「本来の五輪」と平和を訴えてきた坂井さん。だが、安倍首相はそんな坂井さんの名前を出しておきながら、「8月6日」生まれと触れただけで、「原爆」や「核兵器」という言葉も一切使わず、酒井さんの「平和」への思いについても一切無視した。

■坂井義則さんの平和への思いを一切無視し、東京五輪を改憲扇動に利用した安倍首相

 2017年、安倍政権は「唯一の戦争被爆国」であるにもかかわらず、国連が採択した核兵器禁止条約の署名を拒否した。明らかに米国の顔色を伺った追従だと考えられるが、安倍首相は施政方針演説でも米国を忖度したのだろう。

 しかも、安倍首相は原爆のことを無視しただけではない。坂井さんの思いとは真逆に、「国民一丸」のお題目で、五輪を政権の政策や改憲扇動に政治利用したのだ。

「オリンピック・パラリンピックが開催される本年、我が国は、積極的平和主義の旗の下、戦後外交を総決算し、新しい時代の日本外交を確立する。その正念場となる一年であります」
「社会保障をはじめ、国のかたちに関わる大改革を進めていく。令和の新しい時代が始まり、オリンピック・パラリンピックを控え、未来への躍動感にあふれた今こそ、実行の時です。先送りでは、次の世代への責任を果たすことはできません。国のかたちを語るもの。それは憲法です。未来に向かってどのような国を目指すのか。その案を示すのは、私たち国会議員の責任ではないでしょうか。新たな時代を迎えた今こそ、未来を見つめ、歴史的な使命を果たすため、憲法審査会の場で、共に、その責任を果たしていこうではありませんか」(施政方針演説)

 東京オリンピック・パラリンピックと改憲に、いったいなんの関係があるのだろう。共同通信が今月11、12日に実施した世論調査によれば、安倍首相の下での憲法改正に「反対」(52.2%)が「賛成」(35.9%)を大きく上回っている。安倍首相は「憲法審査会を開いて責任を果たす」と言うが、その前に、国民が求める疑惑への「説明責任」を果たすのが筋ではないか。

 しかし、施政方針演説をみてもわかるように、安倍首相には、自分に都合の悪い国民の声に耳を傾けようという気は一切ない。政権の正当化と身勝手な欲望を、五輪の政治利用によってゴリ押しすることしか頭にないのだ。

 繰り返すが、いまこの国では、あらゆる政権の不祥事や問題が消し飛ばされ、いやがおうにも首を縦にふらねばならないよう誘導されかけている。「国民一丸」なるスローガンのもと、不都合なことは隠され、事実は捻じ曲げられる。このままでは、東京五輪は「平和の祭典」どころか、「安倍首相のための祭典」になってしまうだろう。

(編集部)













http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/156.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 岸信介内閣から安倍晋三内閣至る傀儡政権の系譜(植草一秀の『知られざる真実』) 
岸信介内閣から安倍晋三内閣至る傀儡政権の系譜
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-548505.html
2020年1月22日 植草一秀の『知られざる真実』


日米安保条約改定調印から60年が経過し、安倍内閣は1月19日、外務省飯倉公館で記念行事を開いた。

60年前の1月19日、岸信介首相は国内の猛反対を無視して米国ワシントンで改定日米安保条約に調印した。

当時の米国大統領がアイゼンハワー。

19日の行事には開かれた式典に、安倍内閣はアイゼンハワー元大統領の孫娘まで招いた。

1957年に岸信介首相は訪米し、アイゼンハワー大統領とゴルフをした。

安倍首相は自分がトランプ大統領と4回ゴルフをしたことを自慢するかのように話した。

私たちは日本の現実を冷静に見つめる必要がある。

主権者の多数が暴政だと判断する安倍政治が長期政権になっているのは、日本の支配者米国がこの内閣を支配し、利用しているからだ。

日本は第二次大戦で敗北した。

それ以来、日本は米国に支配され続けてきた。

米国に隷従する政権は長期政権となり、米国にものを言う政権は短命に終らされてきた。

この厳然たる事実を冷静に見つめなければならない。

1957年に岸信介氏が首相の地位に上り詰めた背景に米国の介入があった。

岸信介氏は1945年9月15日にA級戦犯容疑で逮捕、収監された。

その岸氏は、満州時代の盟友・東条英機が絞首刑で処刑された翌日の1948年12月24日に不起訴処分で釈放された。

そして、わずか9年も経たずして岸氏は日本の首相に就任し、日米安保条約改定を強行した。

東条英機氏は絞首刑に処せられたが、岸信介氏はGHQによって助命され、首相の地位に上り詰めた。

その背後に、米国と岸氏との間の取引があったと見られる。

米国のエージェントとして活動することと引き換えに助命され、さらに、首相の地位にまで押し上げられたと考えられる。

1956年12月に鳩山一郎首相が日ソ国交回復を花道に辞任した際、米国は岸信介氏の首相就任を望んだ。

春名幹男氏は著書『秘密のファイル CIAの対日工作』に英国外交秘密文書に記された事実を明らかにしている。

英国外交文書に、当時の米国国務省北東アジア部長のハワード・パーソンズ氏の言葉を引用した以下の記述がある。

「アメリカは、岸が石橋にブレーキをかけることができるだろう、と期待している。いずれ、最後には岸が首相になれるだろうし、『ラッキーなら石橋は長続きしない』とパーソンズは言った。」

この「予言」通り、1956年12月23日に発足した石橋湛山内閣はわずか2ヵ月後の1957年2月23日に総辞職し、岸信介氏に政権を禅譲した。

石橋首相は軽い脳梗塞で2ヵ月の療養が必要と診断されたことを受けて首相を辞任した。

石橋湛山氏は昭和初期に『東洋経済新報』で、暴漢に狙撃され「帝国議会」への出席ができなくなった当時の濱口雄幸首相に対して退陣を勧告する社説を書いたことがあった。

この言説との整合性を重んじて首相の地位を辞した。

石橋首相の体調異変の背景に米国の画策があったのではないかと疑われる。

石橋湛山氏は米国に対しても堂々とものを言う稀有の政治家であった。

米国はこのような日本の首相を潰す。

他方で、米国の命令に服従する日本の為政者を徹底支援する。

米国が岸信介氏に求めたことは日米安保条約の片務性の解消だった。

改定安保条約第5条に米国の義務が定められたが、日本は米軍のための軍事出動ができない。

この点を踏まえて改定安保条約では、

第6条 日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。

が定められた。

日本の基地を米軍が自由に利用できる権利が付与された。

米国には1948年のバンデンバーグ決議が存在する。

地域的・集団的防衛協定における「相互主義」を定めたものだ。

日本が米国のために軍事出動を行わないなら、米国は日本のために軍事出動を行わないというものだ。

この状況下で、米国は日本の再軍備を強要し、集団的自衛権の行使を容認するように圧力をかけ続けてきた。

その命令に従ったのが岸信介氏の孫である安倍晋三氏である。




http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/157.html

記事 [政治・選挙・NHK269] <聞き飽きた「夢よもう一度」の空疎>イカれた首相演説の自己愛、厚顔、能天気(日刊ゲンダイ)







虚飾の自慢話と夢物語 首相演説に見る自己陶酔と能天気
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267868
2020/01/21 日刊ゲンダイ


聞き飽きた「夢よもう一度」の空疎(20日、国会開会で施政方針演説をする安倍首相)/(C)日刊ゲンダイ

 第201通常国会が20日召集された。会期は6月17日までの150日間。与党は経済対策を盛り込んだ2019年度補正予算案と20年度予算案を成立させ、社会保障制度改革関連法案の処理を急ぐ考えだ。

 それにしても相変わらず、グダグダと長いばかりで何ら中身のなかったのが、衆参両院の本会議で行われた、安倍首相の施政方針演説と茂木外相、麻生財務相、西村経済財政担当相による政府演説。とりわけ、酷かったのが安倍だろう。

「五輪史上初の衛星生中継。世界が見守る中、聖火を手に、国立競技場に入ってきたのは、(1964年の東京五輪で)最終ランナーの坂井義則さんでした」

 演説の冒頭、こう切り出した安倍は「8月6日広島生まれ。19歳となった若者の堂々たる走りは、我が国が戦後の焼け野原からの復興を成し遂げ、自信と誇りを持って、高度成長の新しい時代へと踏み出していく。そのことを、世界に力強く発信するものでありました」と続け、さらに「未来への躍動感あふれる日本の姿に、世界の目は釘付けとなった。半世紀ぶりに、あの感動が、再び、我が国にやってきます。(略)国民一丸となって、新しい時代へと皆さん、共に踏み出していこうではありませんか」などと絶叫。誰が聞いても、今年最大の国内イベントである東京五輪・パラリンピックに“便乗”する気がマンマンだった。

改憲と東京五輪を無理やりこじつける無意味

「『東洋の魔女』が活躍したバレーボール。そのボールを生み出したのは、広島の小さな町工場です。その後、半世紀にわたり、その高い技術を代々受け継ぎ、今なお、五輪の公式球に選ばれ続けています」

「日本が初めてオリンピック精神と出会ったのは、明治の時代であります。その時の興奮を(日本人で初のIOC委員となった)嘉納治五郎はこう記しています。(略)戦後外交を総決算し、新しい時代の日本外交を確立する。その正念場となる1年であります」

「(日本パラリンピックの父と呼ばれる医師の)中村先生の情熱によって、1964年、東京パラリンピック大会が実現しました」

「成長戦略」から「外交・安全保障」に至るまで、とにかく何でも東京五輪に結び付ける厚かましさ。極め付きは、締めくくりの言葉だ。

「『人類は4年ごとに夢を見る』。1964年の記録映画は、この言葉で締めくくられています。(略)令和の新しい時代が始まり、オリンピック・パラリンピックを控え、未来への躍動感にあふれた今こそ、実行の時です。(略)国のかたちを語るもの。それは憲法です。(略)歴史的な使命を果たすため、憲法審査会の場で、共にその責任を果たしていこうではありませんか」

 ちょっと待て。施政方針演説とは本来、政権の基本姿勢を示すものだ。誰が原稿を書いたのかは知らないが、安倍個人の悲願である憲法改正と五輪を無理やりこじつけただけ。全く意味不明ではないか。政治評論家の小林吉弥氏はこう言う。

「安倍首相の政治姿勢は勢いに任せて何かをぶち上げるのですが、今回の施政方針演説を聞く限り、全く精彩を欠いていた。東京五輪に絡めるぐらいしか、目新しいことを言えなかったのでしょう。裏返せば、それほど政権が厳しい状況に追い込まれているとみていいのではないでしょうか」


問題は山積み(C)日刊ゲンダイ

安倍政権は不祥事を新たな言葉で“上書き”して国民をごまかしてきた

 東京五輪を引き合いに「夢よもう一度」と空疎なスローガンを繰り返す一方で、安倍が力を込めていたのが「来年度予算の税収は過去最高」「最低賃金も現行方式で過去最高」「9割近い中小企業で賃上げが実現しています」という、これまたご都合主義の解釈による我田引水の実績と虚飾に満ちた自慢話だ。

 それ以外は「希望出生率1・8の実現を目指す」「待機児童ゼロを実現します」などと、これまでブチ上げてきた政策課題を繰り返しただけ。「戦後外交の総決算」とカッコつけている「外交政策」でも、「日朝平壌宣言に基づき国交正常化を目指す」「(ロシア=旧ソ連との)1956年宣言を基礎として交渉を加速させ、(北方)領土問題を解決」と言っていたが、北朝鮮は日朝首脳会談に全く関心を示さず、ロシアも領土交渉で強硬姿勢を崩していない。総決算どころか、北朝鮮、ロシア問題ともに、どんどん後退する一方だ。

 これで、よくもまあ「我が国はかつての日本ではありません。『諦めの壁』は完全に打ち破ることができた」などと言えたもの。自己愛、厚顔、能天気……。本気で言っているのであれば、オツムがイカれているとしか思えない。一体どういう精神構造をしているのか。明大講師の関修氏(心理学)はこう言う。

「安倍首相は過去に健康状態の悪化を理由に総理を辞任していますが、おそらくデリケートな神経の持ち主なのでしょう。どこかに常に不安を抱えているため、それを隠すために強気の発言をしたり、虚勢を張ったりする。周囲から見れば、それが空威張りしているように見えるのです」

問題議員を放置し続け、国会を軽視する首相

 自分の言いたいことは好き勝手にベラベラと話すにもかかわらず、国民の関心が高い問題についてはほとんどスルー。

 国会審議をすっ飛ばして閣議決定した海上自衛隊の中東派遣については、辛うじて「日本船舶の安全を確保する」と触れていたが、私物化批判と政治資金規正法違反疑惑が指摘されている総理主催の「桜を見る会」の問題や、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐる汚職事件で、東京地検特捜部に逮捕された衆院議員の秋元司容疑者の贈収賄事件、英語民間検定試験と国語・数学記述式問題の導入が見送られ、受験生や高校を大混乱させた大学入学共通テストについては全く言及せずだから呆れるばかり。大体、国会を見回せば、今の自民党議員は悪党ばかりではないか。

「適切な時期に説明したい」

 公選法違反疑惑で経産相を辞任し、3カ月ぶりに公の前に姿を現した菅原一秀衆院議員は20日、記者団にこう話していたが、どこかで見た光景だと思ったら、同容疑で広島地検の家宅捜索を受けた河井案里参院議員だ。河井も「適応障害」などと言い、シレッとした表情で「一区切りが付いたら説明したい」とかトボケていた。悪事がバレたら「睡眠障害」や「適応障害」と言って雲隠れし、ほとぼりが冷めるのを待つ。これが安倍自民の国会議員の実相なのだ。

 安倍は首相として施政方針演説する前に、党総裁として悪党議員に「説明しろ」と迫るのが筋だろう。それをほったらかしにしているのだから、首相自らが国会軽視しているのに等しい。それでいて「令和の新しい時代を切り開く」もヘッタクレもないだろう。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。

「施政方針演説で未来を語るのも大事ですが、国民が真相解明を求めていることに対して真摯に向き合うことも必要でしょう。安倍政権というのは問題や不祥事を常に目新しい言葉で“上書き”して国民の目をごまかしてきました。昨年は『令和』が使われ、今年は『東京五輪』です。今回の所信表明演説でも、その姿勢がよく表れていたと思います」

 もういい加減、退陣だ。













 



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/158.html

記事 [政治・選挙・NHK269] ここにもアベ友の影。無茶な「リニア新幹線」がゴリ押しされる訳(高野孟)ボーリング調査は1カ所のみ 近距離すれちがいは未知 
https://www.mag2.com/p/news/435016

2020.01.15 4661 by 高野孟『高野孟のTHE JOURNAL』

2027年の開業を目指し整備が進められているリニア中央新幹線ですが、その先行きは明るいものではないようです。ジャーナリストの高野孟さんは今回、自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、各新聞や雑誌でも指摘されている自然破壊問題や技術及び安全面のリスクを挙げ、リニア新幹線を「乗客・乗員の命を守れるのかどうかも疑わしい未成熟なレベルの代物」と結論づけています。

プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

■開業延期どころか工事断念に追い込まれかねないリニア新幹線──安倍晋三首相のお友達ゆえの葛西敬之氏の傲慢の結末

JR東海のリニア中央新幹線は、昨年12月で着工5年を経過した。27年開業という公表予定を達成するには、昨年中にすべてのトラブルを解決して工事を軌道に乗せる必要があったが、静岡工区の南アルプス山地を貫くトンネル掘削による大井川水系の水量減少を懸念する川勝平太同県知事との2年以上にわたる対立が膠着したままであるのに加えて、各地で住民による差し止め訴訟など反対運動が高まって、打開の目処が立たないまま越年せざるを得なかった。

そのため、一般紙では12月10日付読売新聞の「リニア開業延期現実味」、同22日付朝日新聞の同趣旨の記事、さらには11月24日付赤旗の「リニア工事・大井川流量減少」などが、

1.静岡工区の環境破壊問題や各地で起きた住民訴訟などですでにこのプロジェクトが政治的にズタズタなっていることを報じているが、

2.それらがきちんと触れていないのは、そもそものリニア技術が実のところ未成熟で、こんなものに乗れる訳がないだろうと思うようなリスクをいくつも抱えていて、それを指摘しているのは会員制情報誌『選択』だけである。そこを突き詰めると、さらに、

3.その背景にある21世紀の社会のあり方、その鍵となる自然と人間の関係についての文明論的な議論に行き着くことになるだろう。

それら各次元の問題に誠実に向き合うことなく、安倍晋三首相のブレーンという立場を利用して、政府から総事業費の3分の1に当たる3兆円もの財投資金を引き出し、力任せにこれを強行しようとしてきたのが、葛西敬之=JR東海名誉会長である。その無理と無茶が通らなくなるのが今年ではないか。

以上の3点を、下から順に吟味しよう。

■「速い」ことがいいことだという時代錯誤

一体誰が、東京から名古屋まで30〜40分で行きたいと思うのだろうか。

私は2001年以来、少なくとも月に一度は名古屋に行って、中日新聞主宰の栄中日文化センターで2時間の講義をするということを20年続けてきた(それも今年3月で終わって以後は年に4回の特別講演会というペースとなる予定であるけれども)。

その場合、私は朝10時半頃に東京か新横浜で新幹線に乗って行く。東京発の場合は大丸の地下で弁松総本店の江戸風の「折詰め弁当」、新横浜発の場合だと崎陽軒の「シュウマイ弁当」を買って、30分ほどして車内でおもむろに弁当を開きゆっくりと味わう。食後に車内販売のコーヒーを楽しんで、本を読んだりウトウトしたりしながら12時前後に名古屋に着き、13時からの講義に臨む。

これがリニアで行くことになると、たぶん私は品川駅でコーヒーとサンドイッチでも買って11時半に乗り込んで、急いでそれをパクついて、ウツラウツラする暇などあるはずもなく、12時過ぎに名古屋に着くのだろう。私はそんなに慌ただしく名古屋に行きたいとは思わないので、仮にリニアが走っていたとしても、必ず新幹線に乗ることになる。

リニア新幹線の基本にあるのは、「速いことはいいことだ」という20世紀の文明論の残骸である。20年以上前には、「大きいことはいいことだ」ったし「速いことはいいことだ」った。しかし近頃そんなことを声高に叫ぶ人はおらず、世の中はむしろ正反対に進んで、「スロー・ライフ」などと言われるように、バタバタしないで、ゆっくり考えたり動いたり食べたりするほうが格好がいいと思われる時代になっている。そこで「どうだ速いだろう、これに乗ってもっと忙しく働いて、もっと稼いだらどうだ」と訴えかけているのがリニアで、文明論的に時代錯誤なのである。

20世紀には「速い」ことが1つの価値であったが、21世紀にはそれはむしろダサい。

・未解消のリニア技術のリスク

■糸魚川静岡構造線をトンネルで横断するという暴挙

もう1つの文明論次元の問題は、果たして人間はコンクリートの力で自然を捻じ伏せることができるのかということである。

東京〜名古屋間286キロのうち9割近い246キロはトンネルで、その中でも特に難工事が予想されるのは静岡市の最北端で大井川を横切って南アルプスの百名山の1つ赤石岳(標高3,120メートル)の北の辺りをブチ抜くトンネルである。

言うまでもなく、長野県の諏訪湖から南アルプス及びその東を流れる大井川に沿っては、「糸魚川静岡構造線」という日本列島を東西に二分するほどの大きな断層線が通っている。それはユーラシア・プレートと北米プレートとがせめぎ合いを繰り返して極めて複雑な地層の入り組みを形づくり、今なお年間4ミリの隆起が続いているところである。こんなところにトンネルを掘ろうと考えること自体が、神を畏れぬ仕業としか思えない。

ところがJR東海には、南アルプスの構造線を横切る工事がどれほどのリスクを孕んでいるかの認識は皆無で、地質学者の塩坂邦雄によると「南アルプスの地質を均等だと思ったようで、山梨側の1カ所しかボーリング調査をしていない」という(19年11月24日付赤旗)。頑丈な鉄筋コンクリートで固めれば、どんなところでも大丈夫とJR東海は考えているのだろう。

百歩譲って、トンネルそのものは大丈夫なのだとして、現に差し迫っている問題は、この工事によって大井川の水量に大きな変化が生じるのではないかということで、これをめぐる静岡県知事の非妥協的な姿勢が、27年開業が難しくなった直接の理由の1つである。それは当然で、富士川、大井川、天竜川の3本の豊かな川が静岡の生態系を支える根本で、とりわけその中心である大井川の水源破壊の恐れを同県知事が容認できるはずがない。

ところがJR東海の対応は傲慢極まりないもので、「南アルプスのトンネル工事で減少する水量は最大で毎秒2.67トン」という根拠不明の試算を持ち出して、「この程度ならポンプで吸い上げて川に戻せる」と言い、後には「毎秒3トン」と言い直した。ところが、これは工事現場で流出する水量の話で、工事によって地下水の水脈を切断してしまうと、その上流の川の水源が枯渇し、イワナなども絶滅する可能性が高いのに、JR東海はそのような山と水と川の絶妙な生理など何も理解しておらず、現場で出た水をポンプで戻せばいいなどと子供じみたことを言ってきたのである。

コンクリートで固めれば自然を思うように抑えつけることができると思うのは、明治以来の東京大学工学部を中心とする発展途上国型の行け行けどんどんの土建国家イデオロギーで、それは9・11によって最終的に破綻したのであるけれども、安倍首相と葛西のコンビはまだその時代錯誤の19〜20世紀の思想にしがみついている。

■リニア技術のリスクが幾つも解消されていない

上掲の読売12月10日付記事は「日本のリニア技術は、ほぼ完成済みで、米国でも導入が検討されるなど、海外への輸出も視野に入っている」としているが、とんでもない。これはJR東海の広報にベッタリ癒着した提灯記事にすぎず、本当のところは何ら完成していない危ない技術であることは、『選択』19年12月号「実用技術“完成”は嘘八百/JR東海がひた隠す“リニア・リスク”」が詳しく描いている。要点を紹介する。

第1に、リニアは、灯油を燃料とするガスタービン発電装置で車内の照明などの電力を賄うことになっていたが、時速500キロで走る車体に大量の燃料を搭載して走らせるのは余りにも危険。そのためJRはリニアのレール部分から非接触で電気を取り込む画期的な技術を開発したが、これはまだ実験段階に留まっている。

第2に、「すれ違いの恐怖」問題である。リニアのガイドウェイと呼ばれるレール部分には、強力な電磁コイルが仕込まれていて、それで車両を浮上させ、走行させる。片道単線で走った場合に時速500キロの走行を実現できることは実証されていて、その限りでこれは「完成済み」の技術である。だが問題は、営業運転に入った場合には頻繁に時速500キロの車両がすれ違い、そこに時速1,000キロという音速に近い相対速度が生じる。この速度で車両がスレスレの近距離ですれ違った時に何が起きるかは「人類にとって未知の領域」で、空力的な衝撃がどれほどのものかがまずは問題であるけれども、それ以上に、その時に双方の「電磁場の相互作用がどのようなどのような挙動を見せるか」が実は大問題である。しかしJR東海は「リニア車両の『すれちがい実験』をするそぶりさえみせていない。

第3に「クエンチ」問題がある。これは前々から言われていることで、車両を浮上させる超電導磁石は、マイナス253度で電気抵抗のない状態を実現するが、それが微小な部分で超電導が破れると急激に磁石全体が常電導となり、これを放置すれば巨大な爆音を伴って急激に極低温冷却液が沸騰して突然に磁力を失う。この超電導磁場の突然の消失がクエンチで、1999年に山梨実験線で起きたと山梨日日新聞が報じたこともある。専門家はそれを克服できたのかどうかを問うてきたけれども、JR東海は答えたことはない。

第4に、非常時に車外に脱出した乗客の電磁波被害という問題がある。リニアに乗っただけで電磁波の影響があるのではないかということがよく言われるが、それは誤解で、リニアの車両の車内は完全に遮蔽されている。しかし、事故が起きて乗客が急ぎ脱出しなければならないという時に、車外の強い電磁波がどういう影響を及ぼすかについてJR東海は口を閉ざしている。

補足すると、このことは上述の南アルプス貫通トンネルと重ね合わせるとイメージしやすい。事故があってそのトンネルの真ん中でリニアが止まったとして、そこから1,000メートル以上も上の南アルプス山系の尾根に向かって非常口が設けられているはずもない。そこで仮にトンネルそのものが崩落していなかったとすれば、乗客はトンネルを東か西のどちらかにむかって徒歩で脱出を図るだろうが、その前に彼らは車外に出た途端に電磁波でやられてしまうということである。

・JR東海側の「ある覚悟」とは

■結局、第2東海道新幹線という無駄に終わる?

以上、そもそも「もっと速く」という20世紀的思想の時代遅れに加えて、リニアの「超電導」という技術の原理的な無理無茶と実際的な未成熟があり、それでも「安倍首相のお友達」ということだけで推進されてきたのがリニア新幹線である。突き放して見れば、すでにほとんど実現不可能のようにもみえるけれども、実はJR東海は最初から、「そういうこともあろうか」と覚悟していたのではないかと上記『選択』は指摘する。

▼もしJR東海が超電導リニア開業を断念しても、中央新幹線は現在走っている鉄輪方式で開業させることが可能な構造になっている。
▼トンネルの大きさは、東海道新幹線の車両が通行できるようなサイズで作られており、経路勾配も最大40バーミルに制限され、鉄輪式車両が通行可能。つまり、超電導リニアの頓挫を織り込んだ「保険」が準備されているのだ。
▼国の財政投融資資金も投入されている。これで単なる鉄輪式新幹線の建設ということになれば、やっていることは「融資詐欺」と変わらない……。

な〜に、これ。唖然とするしかない。

という訳で、リニア新幹線は、文明論的には全く以て二重に時代錯誤であり、技術論的には「穴だらけ」で乗客・乗員の命を守れるのかどうかも疑わしい未成熟なレベルであって、こんなものを安倍首相と葛西がお友だちだからと言って、公費まで費やして強行するなどあり得ない。今年の「こんなもの要らない」リストの筆頭がこれである。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/159.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 「桜を見る会」の招待客名簿は必ずある。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/01/blog-post_82.html
1月 22, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<菅官房長官は21日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」を巡り、2011〜13年の会場設営関係の契約書などが見つかったことを明らかにした。内閣府は保存期間5年の文書として廃棄したと説明していた。菅氏は「公文書管理法に反する取り扱いではない」としつつも、「確認不足で不適切な対応で、国会の関係者に丁寧に説明するよう指示した」と述べた。>(以上「BIGBLOGニュース」より引用)


 菅官房長官は21日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」を巡り、2011〜13年の会場設営関係の契約書などが見つかったことを明らかにした、という。やはりあったではないか。

 昨年四月の招待客名簿も必ずある。官僚が公文書なりその根拠となる資料を簡単に破棄するものではないからそう思う。なぜなら彼らの仕事はまさに文書を作成することだからだ。

 文書は彼らが果たして仕事の証として残す。それにより彼らの仕事が「前例」となって、翌年の仕事に生かされる。公文書の元となる資料を破棄すれば、彼らの仕事の正当性を検証するものがなくなる。それば公文書の確実性を損なうものでしかない。

 だから官僚たちは公文書も、その基となった資料も勝手に破棄しない。それが「ご主人様」のためであれ、公務員は律令制度確立以来千数百年の歴史を持つが、「ご主人様」は戦後最長でも十年に満たない「在任期間」の権力者でしかない。

 公務員・官僚たちは真のご主人様は「悠久の歴史」だと認識している。歴史を欺くことは決してない。常に正史は勝利者によって書かれるものだから、公務員・官僚たちは勝利者を仮の「ご主人様」として崇める。官僚たちの「ご主人様」は憲法上は「国民」だが、彼らの権力構造からいけば「安倍様」ということになる。「安倍様」及び官邸に蜷局を巻く有象無象が彼らの「ご主人様」だ。しかし、どうやら彼らの「ご主人様」の命脈も長くはなさそうだと、彼らの敏感な第六感は認識している。

 次の「ご主人様」が官邸に乗り込む際には、彼らは花束を抱えて歓迎する。そして本来の仕事、公文書の正しい保存を行うために資料となる招待客名簿を何処かからか見つけて来て、公文書「一件」に一緒に綴じる。それが官僚の仕事だ。

 だから国策に関してでも、彼ら官僚たちは終戦後に勝利者として乗り込んだGHQに反旗を翻すことなく、忠実な実務者として業務に従事した。その慣習が今も残り、検察官僚たちは「米国様」の息を窺って日本の政治家を罠に嵌めても一切恥じない。田中角栄氏や小沢一郎氏らがその被害者だ。

 憲法遵守の再教育が必要なのは「解釈改憲」を勝手に仕出かした「安倍自公内閣」とポンコツ与党国会議員は勿論だが、官僚たちこそ「ご主人様は国民」だと定める日本国憲法を、今一度骨の髄まで叩き込む必要がある。

 官邸に巣食う一時的な「ご主人様」を忖度して、彼らの仕事の真髄ともいうべき公文書を改竄したり隠蔽するとは自らを否定することでしかない。律令制度確立以来、千数百年の歴史を有する日本の官僚制度の中で、現在ほど使命感を喪失した不真面目な官僚たちはいないだろう。真実は必ず現れる。隠し通せるものではない。昨年の「桜を見る会」の招待客名簿も必ずあるはずだ。一日も早く隠蔽を悔いて、お天道様の明るみに出すべきだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/160.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 安倍晋三首相は、大叔父・佐藤栄作自由党幹事長が造船疑獄で逮捕されそうになった際、犬養健法相が、検事総長に指揮権を発動、逮捕を免れさせた実例を応用しようとしているのか?(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/cdb712a80bee78043c8bf37cb2266eb5
2020年01月22日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 安倍晋三首相の政治は、母方の祖父・岸信介元首相と大叔父・佐藤栄作元首相の2人を模範としている。岸信介元首相は、改憲論者として知られる。具体的には、米国からの自主独立論に立つけれど、安全保障政策は、大日本帝国陸海空軍の再建にある。要するに戦争ができる武装ということだ。戦後、GHQにA戦犯として捕らえられ、米ソ冷戦が始まる、米CIAから潤沢な資金を提供されてスパイとして使われる。佐藤栄作元首相は、「人事の佐藤」と言われて、自民党政権内で人心掌握術により政権の求心力を維持し、人事権と衆院解散権を駆使して、長期政権を続けた。また、情報収集能力が高く「早耳の佐藤」と呼ばれた。安倍晋三首相は、8年の長期政権の果てに、「桜を見る会」に選挙区(山口4区=下関市、長門市)の有権者を毎年、多数招待して、事実上「公職選挙法違反(有権者買収)」を犯してきた。東京地検特捜部の捜査を免れるため、検察庁が1954年4月20日当時、造船疑獄事件に関わった与党自由党の佐藤栄作幹事長を第3者収賄罪容疑により逮捕する方針を決定した際、犬養健法相が21日、重要法案(防衛庁設置法と自衛隊法)の審議中を理由に検察庁法第14条による指揮権を発動し、佐藤藤佐検事総長が逮捕中止と任意捜査を指示し、佐藤栄作幹事長は逮捕を免れて、後に首相に登り詰めた。安倍晋三首相は、この実例を応用して逮捕を免れようとしているかに見える。さて、この奥の手は、いまでも通用するのか?



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/161.html

記事 [政治・選挙・NHK269] ないはずの桜の資料が出現&政治家は責任をとらなくていい?+菅はIR金銭受領の下地と懇意の仲(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28811638/
2020-01-22 01:52

【20日にテニスの全豪OPが始まった。今年は、錦織圭が欠場したものの、出場選手は男子4人(西岡、伊藤、杉田、内田)、女子が3人(大坂、土居、日比野)と結構多いので、試合の速報or中継をチェックするのが大変なほどだ。<嬉しい忙しさ。(@@)>

 今回は、とりあえず、女子の1回戦の結果をお伝えすると・・・。20日にセンターコートの開幕戦に登場した昨年の女王・現在4位の大坂なおみは、ブズコバ(チェコ)と対戦し、6−2、6−4で勝利。<初めて見たのだが。この試合、大坂のサーブがネット中央の白帯を直撃して、留め金を破壊。修復のため、ゲームが中断し「Sorry」と謝る場面も。^^;>

 また少し調子を落としていた103位の日比野奈緒が、予選を突破して出場。104位の彭帥(中国)と2時間を超えるフルセットを戦い、4−6、7−6、6−3で初めて全豪の1回戦勝ちを果たした。<長く激しい試合で、ベテランの彭帥の足にけいれんが。日比野の粘り勝ち。>

 そして、全豪に9年連続出場となった82位の土居美咲は、予選勝者が相手なので勝てるかと思ったのだが。173位のダート(イギリス)に6-2, 4-6, 6-7 (6-10)の逆転で敗れ、7年ぶり2度目の2回戦進出はならなかった。最終セットは粘って、タイブレイクの持ち込んでリードしたものの、力がはいり過ぎたのか決め球のアウトが続いてしまって、逆転されたのは残念だった。(-_-;)

 尚、今日22日には、大坂、日比野、西岡、伊藤が2回戦を戦う。ガンバ! o(^-^)o】

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 

 何か、今まで「ない」と言っていた「桜を見る会」に関わる書類が見つかったらしい。(・o・)

 安倍政権になってから、ろくに探しもせずに(or不都合なので隠してて?)「ない」と言っていた資料があとから、チョコチョコ出て来た例があとを絶たず。18年2月には加藤厚労大臣が、「裁量労働制に関する資料の原票が見つからない」と国会で答弁したにもかかわらず、すぐに地下倉庫からダンボール32箱分もの資料が出て来ちゃったりしてね〜。(~_~;)>

 立民党の蓮舫氏が「これまで菅官房長官は調査はしない、探さないという会見を繰り返してきたんですけれども、まじめに調べたら文書はあるんじゃないかという疑惑が深まりました」と言っていたのだけど。mewもそう思う。

* * * * *

『期限過ぎても廃棄せず 桜を見る会資料 菅官房長官

 菅義偉官房長官は21日の記者会見で、2011〜13年の桜を見る会に関する保存期間を過ぎた資料が見つかり、廃棄の手続きが行われていなかったことを明らかにした。

 菅氏は「公文書管理法に反する取り扱いではないと聞いている」と語った。

 菅氏によると、資料は会場設営の契約書などに関するもので、内閣府総務課が管理簿や廃棄簿を確認したところ、部屋の中からファイルが見つかったという。

 これについて立憲民主党の蓮舫参院幹事長は、政府から同様の説明を受けた後、記者団に「真面目に調べたら文書はあるじゃないかという疑惑が深まった。捨てたと言われている名簿などの調査を要求していく」と述べた。(時事通信20年1月21日)』

『菅官房長官は21日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」を巡り、2011〜13年の会場設営関係の契約書などが見つかったことを明らかにした。内閣府は保存期間5年の文書として廃棄したと説明していた。菅氏は「公文書管理法に反する取り扱いではない」としつつも、「確認不足で不適切な対応で、国会の関係者に丁寧に説明するよう指示した」と述べた。(読売新聞20年1月21日)』

 また先日、伝えたように、「桜を見る会」の招待者名簿が公文書管理法に違反する形で不記載&廃棄されていたことで、内閣府の歴代の人事課長6人の官僚が、厳重注意の処分を受けたのであるが・・・。

 菅官房長官は、内閣府のTOP級として全く責任をとる気はない様子。(~_~;)

『桜を見る会」の招待者名簿をめぐり、平成23年から29年までの7年分が、公文書管理法で義務づけられている行政文書の管理簿に未記載だった問題などで、内閣府は先週、歴代の人事課長と現職の人事課長の合わせて6人に対し、厳重注意の処分を行いました。

 これに関連して菅官房長官は、臨時閣議のあとの記者会見で、みずからの責任を問われたのに対し「担当者レベルの問題が大きく、現場の責任者である担当課長を処分対象とした。私からは、先週改めて内閣府に対し、文書管理のルールの徹底を指示した」と述べました。

 そのうえで菅官房長官は「これまでの運営を大いに反省する旨は、総理も申し上げている。これまでの経緯や、今回の処分も含めて、今後とも丁寧に説明していきたい」と述べました。

 一方、記者団から「内閣府は、管理簿への未記載を平成23年以降、一貫して認識していなかったのか」と問われたのに対し、菅官房長官は「そうではないか」と述べました。(NHK20年1月20日)』

 自民党の二階幹事長も、政治家は責任をとらなくていいと述べたという。<細かいことはわからずとも、閣僚は各省庁のとpとして官僚の行為にも責任があるはずでは?(ーー゛)>

『自民党の二階幹事長は、記者会見で「特に罰するとか、そんな類いのものではないと思うが、公文書管理法違反などで処罰に値すると判断したなら、今後の反省材料としてはそれで結構かと思う」と述べました。

 一方で、担当する閣僚ら政務三役の処分については「公文書の管理は役所の仕事であり、細かいことが政治家に分かるわけがない。分かるわけがないことで処分するというわけにはいかない」と述べ、必要ないという認識を示しました。(NHK20年1月20日)』

* * * * *

 官邸&自民党は、あくまでも課長クラスの不注意によって(民主党政権の誤りを漫然と引き継いで?)、文書管理のルールを守らなかったということにしたいようで。「羽鳥慎一モーニングショー」に出演した官邸御用ジャーナリストの田崎史郎氏もその点を強調していたそうなのだが。

 それで納得する国民は、そう多くはないだろう。(`´)

『歴代の人事課長6人が厳重注意処分とされ、今夏の賞与も減額されることに、МCの羽鳥慎一アナウンサーが「偉い人に言われてやったんでしょ」と指摘すると、田崎氏は「そんなことないですよ。これ人事課長レベルでやったんですよ。民主党政権の2011年から始まっているんですね」と反論した。

 これに対し、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「(民主党政権は)2011年、2012年は桜を見る会は止めている」と指摘。同局の玉川徹氏が「なぜ内閣府の名簿だけが出てこない?」と突っ込むと、田崎氏は「内閣府の人事課長5人がいいかげんだったから」と返答した。玉川氏に公文書管理法違反した理由を問われると、田崎氏は「人事課長がいいかげんなことをやったんだと思いますよ。役人が優秀だと思っているのが大間違い」と繰り返した。(デイリースポーツ20年1月20日)』

『蓮舫氏は「『課長レベルでやってたんですよ』田崎史郎さんの発言。テレビ朝日のモーニングショー、桜を見る会名簿に関する公文書管理法違反で5人の人事課長が処分された件について。なぜ?この人が課長だけが行った、と言い切れるのか?」と違和感を示した。(同上)』

 IR汚職の問題について。先日、維新を除名された下地幹郎衆院議員が、中国企業から100万円を受け取ったことを認めながらも、議員辞職はしないという会見を行なったのだが。
 下地氏が強気でいられる理由の一つには、菅長官と懇意の仲だということがあるようだ。^^;

 少し前、こんな記事が出ていた。(・・)

『今から4年以上前の2015年9月、プレジデントオンラインは下地氏のインタビューを掲載している。

 聞き手を務めた作家・評論家の塩田潮氏が「菅官房長官とは、同じ1996年総選挙の初当選の同期生だそうですね」と水を向けると、下地氏は「菅さんは政党と官僚を統率する力があります。安倍晋三首相に対する忠誠心が強い。加えて、戦略家です」と菅氏を持ち上げている。

 さらに沖縄問題の担当を菅氏が兼務していることに話が及ぶと「沖縄に対する愛情とか思いといったような、そんな浮ついた感じで物事を考えていないのでは…。私の政治の師は山中貞則先生(元通産相・初代の沖縄開発庁長官)ですが、山中先生は『さかしらに沖縄を語るなかれ。栄光も苦労も知らずして』と言い『本当に沖縄に入り込むやつは沖縄にこい』と口にしていましたが、菅さんは今、そういうところに入ろうとしているのではないかと思います」と褒めちぎっている。

■互いに利用しあってきた「しもちゃん」「すがちゃん」

 菅氏と下地氏の盟友関係は永田町では有名だ。2人は「しもちゃん」「すがちゃん」と呼び合う仲は、下地氏が自民党を離党してからも続いている。下地氏は、どちらかというと言葉が先に出るタイプ。菅氏は一歩下がり裏で流れを操るタイプ。お互い持っていないものに引かれ合っているのかもしれない。

 昨年6月には96年当選の自民党議員の同期会にも、野党議員である下地氏がスペシャルゲストとして出席。菅氏との蜜月ぶりを示してみせた。

 菅氏は、永田町屈指の豊富な人脈を誇る。その中でも維新の幹部で沖縄出身の下地氏とのパイプは貴重だった。維新は、野党と位置づけられてはいるが、政策面ではむしろ自民党に近く、憲法改正に向けても足並みをそろえる。

 さらに下地氏は沖縄出身でもあるため、彼からもたらされる情報は大いに参考になる。菅氏と下地氏の人間関係で、沖縄県の地方選挙は、自民、公明、維新の3党の共闘関係を組むことも少なくない。

 下地氏にとっても、自民党と霞が関ににらみを利かす菅氏とのパイプは「勲章」だ。

 ■「100万円の受領」で政治生命を絶たれる可能性も

 「しもちゃん」「すがちゃん」の人間関係から、下地氏が自民党に復党するという噂も取り沙汰されていた。

 だが、下地氏が100万円を受け取ったことを認めたことで状況は変わった。下地氏は1月7日、維新に離党届を提出したが、松井一郎代表からは、議員辞職の要求を突きつけられている。政治生命が絶たれる可能性さえある。

 菅氏も傷ついた。これにより、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移転で下地氏の側面支援を得ることができなくなる。さらに維新との関係も、距離ができてしまうかもしれない。

 昨年秋以降、菅氏の周囲では、歓迎できないことが続く。昨年秋の臨時国会開会中には、菅原一秀経済産業相、河井克行法相が「政治とカネ」の問題で辞任した。菅原、河井氏は、無派閥ではあるが事実上は「菅派」であることは自他共に認めるところ。2人が去ったことで菅氏にも影響が及ぶ。(President Online 20年1月8日)』(つづきは*1に)

 上の記事にもあるように、昨秋、「政治とカネ」の問題で、閣僚辞任に追い込まれた菅原一秀氏、河井克行氏は菅氏の側近だったことや、菅氏の「桜を見る会」の会見での対応も問題視されているし。

 菅氏がIR(+カジノ)政策推進に力を入れていたことは、多くの人が知っていることであって。ここから、野党が菅氏を追及するのはもちろんだが、与党やメディアの中から菅氏の脚を引っ張るような批判的言動が増えて行くのではないかと(期待込みで)思うmewなのだった。(@_@。

 THANKS


 上の記事のつづき

1/8(水) 18:15配信プレジデントオンライン

■政府のスポークスマンでもある菅氏は苦しい立場に

 「桜を見る会」を巡って、菅氏は記者会見で連日記者団からの追及を受け、立ち往生した。官僚からの「差し紙」を受け取って棒読みする姿は、かつて「鉄壁の菅」と言われた影もない。この件については「実は『危機管理』が苦手だった菅官房長官の実力」(12月9日付)で論じているので参照いただきたい。

 菅氏は、側近の2閣僚を失い、最大の売りだった危機管理能力に疑問符がつき、今度は野党と沖縄のパイプを失いつつあることになる。さらに安倍内閣が進める成長戦略の中の重要な要素であるIRに傷がついたことは安倍政権にとっても大きなダメージだ。政府のスポークスマンでもある菅氏はさらに苦しい立場に追いやられるだろう。

■永田町では「陰謀説」まで取り沙汰されるが…

 永田町では「陰謀説」までささやかれる。自民党内で菅氏を面白くないと思っている勢力が、菅氏を陥れようとしてマスコミにリークしている、という説だ。

 今、自民党内では安倍首相のもと一枚岩の結束を保ってきたようにみえたが、安倍氏と麻生太郎副総理兼財務相を中心としたグループ、菅氏と二階俊博党幹事長を中心としたグループに分かれて「ポスト安倍」をにらみせめぎ合いを始めている。その中で「リーク説」が出ているのだ。

 実際にリークだとすれば、被害は菅氏だけでなく自民党、安倍政権全体に関わる話だけに、この説はにわかに信じ難い。しかし、ここまで菅氏にとって不都合なことが続くと、リーク説も少しずつ信憑性を帯びてくる。亀裂が生じ始めた自民党内で疑心暗鬼が増幅することにもなるだろう。

 そして菅氏が「ポスト安倍」として再浮上するのも難しくなってしまった。ここから再浮上を図るのは、政治経験ゆたかな菅氏といえども並大抵のことではない。

プレジデントオンライン編集部



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/162.html

記事 [政治・選挙・NHK269] まるで掃きだめ…衆院決算行政監視委に“問題議員”がズラリ(日刊ゲンダイ)
  


まるで掃きだめ…衆院決算行政監視委に“問題議員”がズラリ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267950
2020/01/22 日刊ゲンダイ


(左から)秋元司氏、河井克行氏、菅原一秀氏の3衆院議員(C)日刊ゲンダイ

 20日からスタートした通常国会。衆院の「決算行政監視委」の顔ぶれに「まるで掃きだめじゃないか」――との声が上がっている。問題議員が勢ぞろいしているからだ。

「決算行政監視委」の委員数は40人。偶然なのか、カジノ疑惑で逮捕された秋元司を筆頭に、河井克行氏、菅原一秀氏、下地幹郎氏(無所属)、船橋利実氏、甘利明氏、小渕優子氏、丸山穂高氏(N国)……といった面々が名を連ねているのだ(党名なしは自民党)。

 河井、菅原の両氏は「公選法違反」が浮上し大臣を辞任、下地氏はカジノ業者から100万円を受け取っていたことが発覚して日本維新の会を除名、船橋氏もカジノ業者から100万円……と、いずれも世間を騒がせている。甘利、小渕の両氏も、過去に「政治とカネ」が発覚して大臣辞任に追い込まれ、丸山氏は言動が問題になり、国会で糾弾決議を受けている。

 衆院事務局によると、「委員会は、まず議運委が、会期の初めに会派ごとの人数の割り当てを決め、割り当てが決まったら、各会派がメンバーを選定する手順になっています。議員はどこかの委員会に所属することが義務づけられています」という。

 それにしても、よくもまあ、これだけのメンバーが集まったものだ。

 衆院事務局に30年間勤め、議会政治に精通している元参院議員の平野貞夫氏がこう言う。

「決算行政監視委は、利権に直結しないのであまり人気がない。問題議員は“おいしい委員会”から外されたのかも知れない。しかし本来、決算行政監視委は非常に大事な委員会です。この委員会では幅広く質問できる。通常国会では、桜を見る会に使われた予算が適正だったかも審議の対象になるはず。なのに、問題議員を送り込んだのは、自民党が決算行政監視委を軽視している証拠です」

 自分たちが“監視”されているこのメンバーで「決算行政監視委」は機能するのだろうか。

【写真特集】秋元IR担当副大臣も カジノ法案、参院内閣委員会で可決













http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/163.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 「桜」の名簿は個人情報云々で明かさず、施政方針演説では個人情報を簡単に晒す安倍(まるこ姫の独り言)
「桜」の名簿は個人情報云々で明かさず、施政方針演説では個人情報を簡単に晒す安倍
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/01/post-462c66.html
2020.01.22 まるこ姫の独り言


今年は今まで以上に支離滅裂、やりたい放題に拍車がかかって来た安倍政権。

この政権は暴走超特急、ならず者ゴロツキ集団、犯罪者の集まりじゃないか。

「桜を見る会」の名簿を見せろという野党にどれだけ突っ込まれようと、「個人情報だから回答を差し控えたい」と頑として拒否して来た安倍首相だが、施政方針演説では、個人の実名まで入れて地方創生が上手く言っているかのような印象操作をしている。

>「○○(実名)さんはパクチー栽培をおこなうため、東京から(島根県江津市に)移住してきました」

所が、この○○さんは、安倍首相によると成功例の筈なのに、とっくの昔に転居していたという。

施政方針演説 “成功例”のはずがすでに・・・
          1/22(水) 2:14配信 TBS News i

個人情報なのに、個人の実名をこれほど簡単に口にしていいのか。

本人に「これこれこういう理由で国会で実名を入れて演説する」と承諾を取ったのか。

共産党の小池晃のツィートには


こう書かれている。
と言う事は、本人の了解も取らずに、無断で勝手に国会で個人情報を披露しているという事か。

酷い、酷すぎる。

これが一国の政治のトップがやる事か。


しかも記者が官房長官に、安倍の演説について質すと

>政府として問題ない、個人情報なので差し控える。

大体が、「桜を見る会」の場合、国に功労・功績があった人を招待するという事になっていて、それには多額の税金が支出されている。

一般的に考えて、招待されるという事は誉れこそあれ、何も隠すものではないのに、安倍政権の場合個人情報を盾に一切の名簿公開を拒んできた。

その政権のトップ安倍首相は、施政方針演説の中で、地方創生がいかにうまく言ったかのように自慢するために国会の場で個人情報をいとも簡単に出してドヤ顔をしていたが、どう考えても政府の桜を見る会の政府側の答弁とは矛盾している。

もうこの政権は一事が万事、自分たちの発言にどれだけ矛盾が生じようと、言ったもん勝ちの姿勢を崩さない。

こんな無茶苦茶な政権運営でこの国が国として成り立つのか、ものすごく疑問だ。

この政権が存在する限り、社会も人もますます劣化して行くのではないか。

今年こそ、安倍政権に鉄槌を!

これは今年の合言葉だ。この言葉はこれからもしつこく書いていく。





http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/164.html

記事 [政治・選挙・NHK269] いつまで続く茶番公文書隠し。腐った政府にはもうほとほとうんざり。(かっちの言い分)
いつまで続く茶番公文書隠し。腐った政府にはもうほとほとうんざり。
https://31634308.at.webry.info/202001/article_18.html?1579690983

国会が始まった途端、今まで廃棄していた文書が出てきた。これから予算委員会でずっと追及されるのを見越して、名簿そのものというより、どうでもいいような書類を野党に提出した。完全に無かったとするよりは、一つの書類でも出したという行為が重要なのだろう。

なぜ出てきたかというと、捜していたら偶々出てきたという。こういう嘘を日本のトップが堂々と述べる。もうその脳は腐って腐臭を放っている。子供でもつかない嘘を堂々と述べる。まあ、桜の見る会、加計、森友の実態を見ていれば、本当によくわかる。紙ベースは隠してもハードディスクにはちゃんと残っているのだ。そうしないと毎年1万人以上の名前を把握することは出来ない。宛名を印刷も出来ない。

このTOPが居るから、河井夫婦、菅原がいる。河井たちに至っては離党もしない。TOPを見ていれば、何で私がこの程度辞めなければならいのかと聞えて来る。余程、こちらの方が罪が低いでしょと言っているようだ。腐った政府は、国民全体を腐らす。早く取り除かなくてはならない。


「桜を見る会」廃棄されたはずの内閣府資料あった 2014〜19年の招待者数も公表
https://mainichi.jp/articles/20200121/k00/00m/010/300000c
毎日新聞2020年1月21日
 内閣府は21日、首相主催の「桜を見る会」を巡り、規定の保存期間が過ぎ、廃棄対象だった2011〜13年の関連文書が残っていたことを明らかにした。参院予算委員会の与野党筆頭理事に報告した。14〜19年の招待者数の内訳を記した文書も新たに示した。これまで招待者数の概数しか説明していなかった。
 いずれも内閣府総務課が、紙媒体でファイルにとじて保管していた。立憲民主党など野党は廃棄対象文書が存在していたため、政府が既に廃棄したと主張する「招待者名簿」も残されている可能性があるとみて追及している。
 11〜13年の関連文書は、開催要領、飲食物提供などの委託業者との契約書、決裁文書、他省庁への依頼文書など。この後に開かれた野党の追及本部ヒアリングで、内閣府の担当者は「保存期間を経過し、廃棄していると考えた。廃棄を前提に対外的に説明した」と述べ、国会で誤った説明をしたことを認めた。そのうえで「きちんと探さずに対応してしまった。極めて不適切だった」と陳謝した。
 野党議員は「(同じファイルに)招待者名簿もあるのではないか」とただしたが、担当者は「明確に否定する」と答えた。菅義偉官房長官は21日の記者会見で、内閣府のずさんな公文書管理について「確認不足で、不適切な対応だ」と指摘したが、「公文書管理法に反する取り扱いではない」とも述べた。
 新たに判明した14〜19年の招待者数の内訳を示した文書によると、19年の会の招待者数は1万5420人。「各界功績者(総理大臣等)」と記された欄の招待者数は8894人だった。政府がこれまで、約1000人と説明してきた安倍晋三首相の推薦枠、約1000人としている副総理・正副官房長官の推薦枠、約6000人の自民党関係者の推薦枠がここに含まれているとみられる。
 「各界功績者(総理大臣等)」は、15年は7385人、16年は7605人、17年は7595人、18年は9494人と増加傾向。特に、18年は前年より1899人も増えていた。増加分の多くは安倍首相の推薦枠の可能性もある。18年は自民党総裁選が行われ、首相が総裁3選を果たしていた。【浜中慎哉】

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/165.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 高校生のグレタ氏よ、あなたはアジ演説より自然科学をまずは学ぶべきだ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/01/blog-post_69.html
1月 22, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が21日、スイス東部ダボスで開幕した。環境活動家グレタ・トゥンベリさん(17)がパネル討論に出席し、「気候変動をめぐる客観的な情報を取り上げてこなかった」とメディアや政治家を痛烈に批判。政財界の大物が主役となりがちなダボス会議で、共に登壇した世界の10代の環境活動家らと存在感を示した。

 高熱で前日の記者会見を中止したグレタさんは疲れた様子ながら、司会を務めた米タイム誌編集長の「ヘイトにどう対処するべきか」との質問に「もっと人々が知るべきことがある」と切り返し、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書などの情報を読み上げた。その上で「(こうした情報を)繰り返し訴えてきたが、メディアも権力者も一度もその意味を取り上げてこなかった」と批判。「それでも私は訴え続ける」と語った>(以上「時事通信」より引用)


 地球は人間が排出するCO2の過多等で温暖化などしない。グレタ氏の主張が正しいなら、今年から来年にかけて劇的な温暖化現象が起きなければおかしい。なぜなら空気中の炭酸ガスを取り込みO2を吐き出す「光合成」を行う大量の植物が焼失したからだ。

 広大なアマゾンのジャングルが焼失し、そして日本国土面積に相当するオーストラリアの森林が焼失したからだ。地球の「光合成」機能が大きく即なわれ、大量のCO2が大気中に排出された。

 それにしてもグレタ氏はスウェーデンからスイスのダボスまで徒歩か自転車で移動したのだろうか。断じて排ガスを出すガソリン車や、火力発電に大量の排ガスを出す電気自動車で移動したのではないだろう。

 ダボスで記者たちに報道するだけではダメだ、と怪気炎を上げたそうだが、報道してもらえるだけでグレタ氏の「排ガスキャンペーン」は大成功ではないか。大成功の証を見たいなら日本へやって来るが良い。狂気のCO2温暖化騒動の先導者となって、マスメディアが「地球温暖化」と連日叫び、ポンコツ政府・官僚たちは何の根拠もなくレジ袋を有料化する、と息巻いている。

 日本はすっかり地球温暖化に洗脳されてしまった。CO2温暖化説プロパガンダは大成功のようだ。マスメディアの先鋒となったのはNHKだ。まさに米国GHQを「ご主人様」と仰ぐだけあって、元副大統領ゴア様が提唱したことであれば、イワシの頭であろうと信じ込む。

 かくして日本中が地球温暖化に染め上げられた。かつてダイオキシン猛毒説が日本中を席巻して、田圃で藁屑を焼くことまでも禁止した。もちろん、各家庭や学校や役場にあった「焼却炉」はダイオキシンの発生源、としてたちまち撤去され、集積された大量のごみ焼却のために大規模「焼却場」が建設され、ゴミ収取車が街中を毎日駆け回るようになった。結果として、ダイオキシンの収支はどうなったのか、という検証は一切されていない。そしていつの間にかダイオキシン騒動はマスメディアから消え去った。

 ダイオキシン騒動こそがプロパガンダによる騒動の典型的な一部始終だ。火付け役はNHKを始めとするマスメディアであり、公的機関が大量の予算を使い切って、騒動は終わる。地球温暖化はまだまだ国民の税の使い方が少ないから、まだプロパガンダを続けるのだろう。環境省が設立以来80兆円ほど予算を消費したようだが、まだ100兆円に到ってないから、育休発言で不倫を誤魔化す程度の大臣でも据えてダラタラと国民の税を注込んで「日本は地球温暖化対策」にこれだけ使っている、と報告するつもりだろう。

 グレタ氏よ、あなたのパフォーマンスはダイオキシン騒動以上の効果を上げているが、それも「イワシの頭の信仰」程度の非科学人のやることだ。高校生なら国際会議で居並ぶ大人たちを叱り飛ばすのではなく、真面目に自然科学を学ぶべきだ。それこそが、あなたの長い人生にとって、今あなたがなすべきことだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/166.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 国民の優柔不断と立民は頑固の子供政治/政界地獄耳(日刊スポーツ)
国民の優柔不断と立民は頑固の子供政治/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202001220000070.html
2020年1月22日8時21分 日刊スポーツ


★「これで安倍政権は4選どころか、ずっと安泰だ」とは20日の国会開会日に会った自民党関係者だ。「そりゃ、立憲民主党と国民民主党が名実ともに1つになり、ほかの野党が糾合されていけば与党には脅威になる。支持率とか政権の人気とか、今までの自民党では野党連合の攻勢には通用しなくなる」と安堵(あんど)の説明だ。ことに参院がまとまらなかったことが安心したとも。自民党は3年後の参院選挙が与野党攻防の天王山とみていたようだ。

★政権を野党が奪取するためには参院を制さなくてはならない。過去にも参院でねじれを起こしてから野党は力をつけ、衆院優位の自民党をてこずらせた。結果第1次安倍内閣もねじれをクリアできず退陣に追い込まれたし、参院を制すものが政権を制すといえる。自民党は3年後の参院選で野党が逆転することを恐れていた。その意味では立憲と国民が昨夏の参院選で対立候補を立てるなど、厳しい選挙戦からまだ半年。感情的なしこりが残っている限り合併はないと見極めたのだろう。

★国民民主党の幾人かに今後の与党との連携をにおわせ、参院の立憲民主党への憎悪をあおり、連合右派の組織内候補をたきつければ、いまだ55年体制から抜け出せない彼らをコントロールするのは簡単だったはずだ。感情的にくすぶっている両党は、民主党以来、元来すぐ対立する関係。ここで勝負はあったといえる。政治的には未成熟な組織だからこそ、まとまることによって安倍政治を葬るどころか、安倍政治に加担していることに気付かないというおめでたさだ。とどめは国民民主党代表・玉木雄一郎の優柔不断と立憲民主党代表・枝野幸男の頑固さ。こんな子供政治では何年かかっても政権奪取どころかまとまることさえできない。何より野党全体に信用がなくなっていくことを知るべきだ。(K)※敬称略


関連記事
国民民主「決められない政治」で安倍自民アシストの罪深さ(日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/152.html





http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/167.html

記事 [政治・選挙・NHK269] やっぱりあった! 桜を見る会「廃棄済み」文書の一部存在(日刊ゲンダイ)
   


やっぱりあった! 桜を見る会「廃棄済み」文書の一部存在
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267951
2020/01/22 日刊ゲンダイ


21日、記者会見をする菅官房長官(C)共同通信社

 首相主催の「桜を見る会」について、内閣府は21日、「廃棄済み」とされていた文書の一部が見つかったことを明らかにし、参院予算委員会の与野党の筆頭理事に示した。文書は2011〜13年のもので、開催要領、飲食物提供などの委託業者との契約書、決裁文書、他省庁への依頼文書など。内閣府はこれまで、保存期間5年の文書であるため残っていないとしていた。

 内閣府が国会でウソの答弁をしたことについて、菅官房長官は21日の記者会見で、「確認不足で不適切な対応だ」と指摘した。

 立憲民主党の蓮舫・野党筆頭理事は、「菅官房長官は調査はしない、探さないと繰り返してきたが、まじめに調べたら文書はあるんじゃないかという疑惑が深まった」と言ったが、その通りで、何よりも保身を最優先する官僚がすべての文書を廃棄するなんてあり得ない。招待者名簿だって、どこかに残っているはずだ。


関連記事
「桜を見る会」廃棄されたはずの内閣府資料あった 2014〜19年の招待者数も公表(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/150.html











http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/168.html

記事 [政治・選挙・NHK269] ゴーン被告がツイッター再開 森法相に反論「推定無罪を完全に無視」(毎日新聞)
ゴーン被告がツイッター再開 森法相に反論「推定無罪を完全に無視」
https://mainichi.jp/articles/20200122/k00/00m/030/061000c
毎日新聞 2020年1月22日 11時02分(最終更新 1月22日 11時51分)


カルロス・ゴーン被告のツイッター

 レバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)は21日、約9カ月半ぶりに自身のツイッターを更新した。日本では保釈中のインターネット利用に制限が設けられていたゴーン前会長だが、逃亡先のレバノンでは制限は及ばない。

 ゴーン前会長はツイッターに「日本の森雅子法相による最近の見解に対する私の回答」と投稿し、ゴーン前会長が寄稿した英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)=電子版=のページにつながるリンクも貼られている。

 FTへの寄稿は21日で「私はダブルスタンダードと偽情報の被害者だ」というタイトルで、日本の司法制度への批判を展開。森法相が逃亡したゴーン前会長に対して「司法の場で無罪を証明すべきだ」と発言したことに対して、「これは公正で現代的な司法制度の基本である、推定無罪と犯罪を証明する責任を完全に無視したものだ」とした。FTは20日に「私たちの制度は公正だ」というタイトルの森法相の寄稿も掲載している。

 ゴーン前会長は2019年4月初旬にツイッターを開設し、初投稿。会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕後の同9日に無罪を主張する動画を公開したのを最後にツイッターへの投稿はなかった。【ロンドン横山三加子】



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/169.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 興味深い共産党の挑戦 資本主義が高度化する中で綱領改定 ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)
 


興味深い共産党の挑戦 資本主義が高度化する中で綱領改定 ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267869
2020/01/22 日刊ゲンダイ

 今月14〜18日まで、日本共産党の大会が開かれ綱領の改定が行われた。その内容が大変興味深い。

 共産党は「暴力」革命政党だと批判されている。それに対して、帝政ロシアを倒したソ連の時代と異なり、日本共産党は一貫して選挙と議会による改革を追求していることを確認した。また、「自衛隊と日米安保条約を認めていない」と言われる。それに対して、共産党は自衛隊と日米安保がいらない世界を目指していることと、今はそれが許される状況にないことを、率直に認めている。さらに、「天皇制を認めていない」という批判に対しては、明治憲法下で国家の全権を掌握していた天皇と現憲法下の象徴天皇の違いを踏み外すべきではないと主張している。

 野党共闘が「野合」であるとの批判には、野党共闘には既に立派な共通政策があることを指摘している。@立憲主義、民主主義、平和主義の回復A格差をただす家計応援の政治B人権を尊重する政治、である。

 共産主義が正しくないという批判にもきちんと答えている。まず、グローバル化した資本主義こそ、貧富の格差と環境の悪化を招いている。それに対して、かつて後進資本主義国で共産主義革命を試みた先例は、人権意識の未確立な時代に小さな資源を管理した官僚による独裁を招いてしまったが、人権意識の確立した豊かな資本主義国では、むしろ共産主義は資本の横暴による不幸を招かない可能性があると指摘している。

 そして、日本の現状として、@対米従属とA財界優先の政治を、見据えている。日本自体が米国の世界戦略に組み込まれている。米軍は日本の法令を無視して行動し、武器を爆買いさせられ、農産物市場も開放させられ食の安全まで脅かされている。また、政・官・財の癒着の下で、大企業と高額所得者を優遇する税制に加え、庶民には広く消費税が課され、労働法制の改悪と福祉の切り下げで、国民は貧困にあえいでいる。

 以上の認識の下に、無限の欲望の凶暴化を止め得ない資本主義が高度化した今日の日本で、共産党は、選挙と議会による共産主義革命にあえて挑戦しようとしている。楽しみである。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)




http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/170.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2020年1月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。