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2020年9月09日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK275] 最初から自民党とメディアは「菅総裁」派閥から選ばれた菅が派閥の要望は受け付けないと(笑)(まるこ姫の独り言)
最初から自民党とメディアは「菅総裁」派閥から選ばれた菅が派閥の要望は受け付けないと(笑)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/09/post-6bb5b0.html
2020.09.08 まるこ姫の独り言


メディアはこぞって、すでに菅が総裁になったかのように、菅の総裁選優勢を報道し、単独インタビューと称して菅をどんどん露出させている。

菅氏「派閥の要望、受け付けない」 党役員・閣僚人事で
          9/7(月) 13:33配信 朝日新聞デジタル

>自民党総裁選(8日告示、14日投開票)に立候補する菅義偉官房長官(71)は7日午前、朝日新聞の単独インタビューに応じ、新たに総裁・首相に就いた場合の党役員・閣僚人事について、「各派閥からの要望は受け付けない。事前に打ち合わせなどはしない」と述べた。

絶対にそんなわけはない。

細田、麻生、竹下の3大派閥の領袖がわざわざ記者会見を開いて総裁選は、「菅支持」を表明した。

前もって「菅支持」を表明したと言う言事は、「菅総裁」に尽力した我々の派閥の中から閣僚ポストを選べと言う意思表示じゃないか。

各派閥の要望を受け付けない?

事前に打ち合わせなどしていない?

はあ?

そんなヨタ話を誰が信じると言うのか。


しかも、日頃から嘘付きであり、記者の質問にさえまともに答えた事の無い人間の言う事だ。

そもそも、総裁を選ぶのでさえ、安倍・麻生・二階・菅の4人が「談合密室政治」の中で決められたと言われているのに、あれだけ堂々と「菅支持」を表明した派閥の領袖に逆らえるわけがない。

「菅支持」を表明してくれた三大派閥には敬意をもって大臣ポストを用意するだろう。

そんなの素人でも分かる。

しかし菅は安倍政治の継承と言っているから、今までの安倍政権の負の遺産を引き継ぐつもりだろう。

だとしたらメディアは、安倍政権の今までやってきたことの検証をしなければいけないのに、そんなことお構いなしに、菅のイメージである「苦労人・たたき上げ・パンケーキおじさん」を盛んに報道している。

菅を総裁、ひいては総理にするには、とにかく芸能人並みに露出をした方が得策だと考えたのか、秋本と言う菅の腰ぎんちゃくが

>今日は、レーズンバターサンド!



とツイートしていて、それが菅の「お茶目な姿」としてニュースになったり。。。

お茶目と政策と何の関係があるのだろう。

はじめ、報道1930でやけに菅をほめちぎる秋本と言う議員がいて、どっかで見た顔だと思っていたら、国会で質疑に立つ野党議員の後ろにいつもいる男だった。



こ奴が菅の腰ぎんちゃくか。。。。

しかし国や国民を引っ張っていく総裁・総理の人選が、政策ではなく、「パンケーキ、レーズンサンド・お茶目」「苦労人・たたき上げ」で良いのだろうか。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/620.html

記事 [政治・選挙・NHK275] ネトウヨ大喜び…「前原誠司」が検索ワードで急上昇したワケ(日刊ゲンダイ)

※2020年9月8日 産経新聞1面 紙面クリックう拡大


ネトウヨ大喜び…「前原誠司」が検索ワードで急上昇したワケ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278449
2020/09/08 日刊ゲンダイ


前原誠司元外相(C)日刊ゲンダイ

 今さら驚くこともないが、この男は一体、何がしたくて国会議員になっているのか。8日朝、ヤフーのリアルタイム検索ワードで急上昇し、注目を集めた前原誠司元外相のことだ。

 前原議員は同日付の産経新聞が一面で報じた<船長釈放「菅元首相が指示」>と題した記事に“登場”。国交相だった2010年9月、尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の領海内で発生した海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件で勾留中(公務執行妨害容疑)だった船長の扱いについて、当時の菅首相が「かなり強い口調で『釈放しろ』と言った」と暴露。さらに、その理由について「(菅氏が)11月に横浜市で開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に(中国国家主席の)胡錦濤が来なくなる」と語った、などと明かしているのだ。

 この記事に対し、ネトウヨは<よくぞ明かした前原><これまで言うだけ番長なんて言ってごめんなさい>などと大喜びで、検索ワードでは<前原誠司>が一時、トップになったほどだ。

 前原議員といえば、民進党代表時代、東京都の小池百合子知事が主導した「希望の党」の結党話にまんまと乗せられ、揚げ句、小池知事と一緒に立憲民主党の枝野幸男代表ら旧民進党議員たちを次々と「排除」した人物。結局、このドタバタ劇によって野党勢力が分断されてしまったことが、安倍長期政権の一因になったと言っていいだろう。

 前原議員は7日に告示された立憲民主党と国民民主党による合流新党に参加しないことが決まっているが、あえてこのタイミングで合流新党に水を差すような話題を提供してどうするのか。まさか「菅(かん)首相」を「菅(すが)首相」と読み間違えることを狙ったわけではあるまいが、野党の足を引っ張るのが「自分の使命」と考えているなら救いがたい。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/621.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 政局を動かす自民党総務会長・鈴木俊一/政界地獄耳(日刊スポーツ)
政局を動かす自民党総務会長・鈴木俊一/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202009080000042.html
2020年9月8日8時47分 日刊スポーツ


★ご尊父の元首相・鈴木善幸は元首相・大平正芳の急死により図らずも首相に就任。元首相・中曽根康弘の手柄になっている第2次臨時行政調査会を発足させ、会長に土光敏夫に据えた。また当時の米レーガン大統領との日米首脳会談で日本の防衛政策を「ほえるライオンより、賢いハリネズミでありたい」と発言。骨太の面目躍如だった。その息子は自民党総務会長・鈴木俊一。幹事長・二階俊博が官房長官・菅義偉の後見人として立ち回り、党政調会長・岸田文雄は総裁選出馬と党3役が機能しない中、鈴木が大きく政局を動かしている。いずれも6日のテレビでの発言だ。

★ひとつは「新内閣ができてフレッシュで、評価が高い時に国民の信を問う。1つのタイミングだ」と早期の解散に言及した。自民党はずるい政党で、普段は「解散は首相の専権事項」としながら、次期首相が決まる前にこんなことを言い出す。だが、今、責任ある立場が鈴木しかおらず、それなりにリアリティーを持って政界で受け止められている。もう1つは来夏の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの行方について「コロナで十数カ国が参加できなくても、数の上から言えば成立するのではないか。コロナのワクチンや治療薬ができるかどうかが鍵だ」と述べた。これも前五輪相という立場以外、必然性のない発言だが、実は官房長官・菅義偉以下、五輪関係者の1つの見解となっている。

★関係者が言う。「一部の国や競技団体が不参加表明しても、その逆もある。来日時、出場時、帰国時の3回、PCR検査をすれば大丈夫ではないか。その代わり無観客試合となる。多少いつも通りに行われなくとも実現させることが大事だ」。何としても開催するつもりなのだ。だが選手が出場前のPCR検査で陽性になれば出場できなくなるなど問題は多い。五輪実現の可能性に世界は、国内競技団体はどう受け止めるか。(K)※敬称略




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/622.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 安倍外交とは打てないのに“俺は4番”と力むバッターだった ファクトチェック・ニッポン!(日刊ゲンダイ)

※2020年9月8日 日刊ゲンダイ 紙面クリック拡大






安倍外交とは打てないのに“俺は4番”と力むバッターだった ファクトチェック・ニッポン!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278430
2020/09/09 日刊ゲンダイ


安倍首相はトランプ大統領との個人的な関係を強調していたが…(C)JMPA/稲葉訓也

 安倍政権の外交を象徴するシーンがある。2017年9月の国連での演説だ。ここで安倍総理は「必要なのは対話ではない。圧力なのです」と語り、各国に北朝鮮との対話を拒否するよう求めた。

 国連という対話の場で他国を非難する場面がないわけではないが、民主国家が対話を拒否するのは珍しい。この時、トランプ米大統領も演説している。そして、金正恩委員長を「ロケットマン」と呼ぶなど挑発しているが、実は対話は拒否していない。逆だ。「国連での彼らの対応を見守ろう」と述べて、対話へのシグナルを送っている。

 その結果も私たちは知っている。米朝首脳会談の開催だ。安倍政権は焦っただろう。安倍総理は拉致問題で手を尽くしたかのような発言を繰り返しているが、私が米朝首脳会談前と後の2度にわたって平壌で対日政策担当者を取材した印象とは異なる。彼らは「安倍さんは本気ではないでしょう」と半ばあきらめ顔で語っていた。それが日朝外交の実際のところだろう。

 では日米関係はどうだったか? トランプ大統領との個人的な関係を強調するが、鉄鋼関税で日本側が求めた適用除外にはならなかった。自衛隊の装備はトランプ政権の求めるままに増えて出費は増大。その日米の個人的な関係は日本の外交力を削いだ側面も否定できない。例えば、イランを訪問した際は、既にアメリカの使者のように扱われて成果は出せなかった。それは、日本が築き上げてきたイラン外交が途絶えた瞬間だった。

 安倍総理の外交とは何か? 私は、野球に例えるなら、打てないのに「チームの4番打者だ」と力んだバッターだと思っている。「チーム」をアジアと置き換えても良い。その「4番」に座るために、トランプ大統領からお墨付きを得る必要があった。しかし、力んでバットを振っても結果が出ないように、外交は成果を出せずに終わった。本来の日本の力、安倍総理の力量からすれば、7番か8番打者だろう。

 それでもヒットを打ち、チームプレー、つまり周辺国との関係を構築できれば、3番を任されたかもしれない。メジャーリーグに渡った松井秀喜選手がチームバッティングに徹してそうなったように。そうなれば、周辺国との関係を良好に保ち、拉致問題にも進展が見られたかもしれない。

 しかし安倍総理は結果より「4番」にこだわった。そこに計算もあったはずだ。外交成果は選挙で票になりにくい。ならば、「4番」として遇されている方が選挙映えする。支持者も喜ぶ。かくして長期政権は外交を動かす手段から目的と化した。それが安倍外交の姿だ。

 では次はどうか? 岸田氏、石破氏であれば別の選択もとり得るだろう。しかし、仮に菅氏になれば安倍外交の継承、つまり「4番」に座り続けるしかない。菅氏は外交については「スタメン」に入るのも難しいレベルだろう。そういう打者が「4番」に座ったらどうなるのか? せめてバントの練習くらいはしてほしい。

※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
 tateiwa@infact.press



立岩陽一郎 ジャーナリスト
ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/623.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 悪夢の民主党政権は 事実だった  前原元外相が とんでもない 暴露証言  事実なら不正行為で 大スキャンダル  民主党政権幹部を 証人喚問せよ
              「悪夢の民主党政権」は 事実だった
    
      
    
■ 悪夢の民主党政権は事実だった 前原元外相がとんでもない暴露証言
  
  
民主党政権で外相だった前原が、極めて重要な暴露証言をしました。
「悪夢の民主党政権」が事実だったのです。
   
平成22年に尖閣諸島沖の領海内で発生した海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件で、船長を釈放したのは当時発表された「検察の判断」ではなく、菅直人首相(当時)の指示だったことを暴露したのです。
  
詳しくは下記の記事を参照してください。
 
『船長釈放「菅直人氏が指示」 前原元外相が証言 尖閣中国漁船衝突事件10年 主席来日中止を危惧』

https://www.sankei.com/politics/news/200908/plt2009080001-n1.html
   
   
  
■ 尖閣諸島 日本の巡視船と中国漁船突事件 中国船長釈放「菅直人氏が指示」 前原元外相が証言
  
 
本件のポイントは下記となります。
 
@ 当時首相だった菅直人が公務執行妨害容疑で勾留中の船長について「かなり強い口調で『釈放しろ』と言った。
  
A 前原が理由を聞くと、菅直人は同年11月に横浜市でAPEC首脳会議があるとして「(中国国家主席の)胡錦濤(こ・きんとう)が来なくなる」と主張。
  釈放しない場合、胡氏が来日しなくなることを懸念したとみられる。
  
B 前原氏は「来なくてもいいではないか。中国が国益を損なうだけだ」と異を唱えたが、菅氏は「オレがAPECの議長だ。言う通りにしろ」と述べた。
前原氏はその後、当時の仙谷由人官房長官に「首相の指示は釈放だ」と報告した。
    
C 当時の外務省幹部も「菅首相の指示」を認めた。
 菅直人元首相は、産経新聞の取材に「記憶にない」と答えた。

D 旧民主党政権は処分保留による船長釈放を「検察独自の判断」と強調し、政府の関与を否定してきたが、ウソだったことになる
  
  
  
■ 前原の暴露証言が事実なら、民主党政権は国民にウソをつき不正行為を行なったことになる
  悪夢の民主党政権の幹部全員を証人喚問し、徹底究明せよ
    
  
前原の暴露証言が事実なら、民主党政権は国民にウソをつき不正行為を行なったことになります。
当時の菅直人総理が個別の刑事事件に独断で介入し、法の支配を破壊した疑惑が出てくる。
そうなれば、民主党政権の大スキャンダルです。
   
重要なのは事実関係を明らかにすること。
   
それには国会の証人喚問で、菅直人元総理や当時の関係者を証人喚問するしかありません。
当事者である前原元外相が暴露証言をしたのです。
次の国会では証人喚問をすべきです。
  
   

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/624.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 船頭多くして舟山を上る。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/09/blog-post_70.html
9月 08, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<自民党総裁選(14日投開票)は8日告示される。党内7派閥のうち、5派の支持を固めた菅義偉官房長官(71)だが、新政権の人事をにらんだ各派間の確執も見え始め、きしみもある。岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)は巻き返しを図るが、支持は広がらず苦しい状況が続く。

 「政策の実行には政府・与党の緊密な連携が不可欠。二階(俊博)幹事長は党内をしっかりと取りまとめていただけるので、非常に頼りになる」。菅氏は7日の記者会見で、二階氏の幹事長在任期間が1497日となり、田中角栄元首相と並んで歴代トップとなったことへの感想を聞かれ、賛辞を贈った。

 菅氏に対し、党内7派閥のうち5派閥が支持を表明した。5派の所属国会議員数は計264人。国会議員票と都道府県連票を合わせて計535票で争われる総裁選を前にすでに国会議員票だけで半分近くを押さえ、党内に「勝敗は決した」(閣僚経験者)との見方が広がっている。

 その流れを生み出したのは二階氏だ。

 菅、二階両氏はともに地方議員出身の「たたき上げ」。かねて気脈を通じてきた。通常国会閉会後に会食を重ね、8月28日に安倍晋三首相(自民党総裁)が辞任を表明すると、二階氏は即座に党員投票を伴わない簡易形式での総裁選の実施を調整。翌29日に菅氏と極秘に会談し、ほかの派閥に先駆けて二階派(47人)の菅氏支持を固めて「菅氏優勢」の流れを生み出した。

 極秘会談には菅氏に近い石原派(11人)の森山裕国対委員長も同席しており、菅氏を支援するほかの派閥は、菅氏と二階、森山両氏の「蜜月ぶり」への警戒を強めている。9月2日には麻生太郎副総理兼財務相が主導し、細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)の会長3人が共同記者会見で菅氏支持を表明、二階、石原両派をけん制した。


 選挙対策本部の陣容を巡っても二階、石原両派とほかの派閥の溝が表面化し、陣営のきしみにつながっている。菅氏陣営は4日、小此木八郎元国家公安委員長(無派閥)を本部長とする選挙対策本部を発足させたが、6人の副事務総長中、二階派が2人を占め、事務局長も同派の吉川貴盛前農相が就いた。細田派からは「なぜ二階派ばかりがこんなにいるのか」との不満がくすぶる>(以上「毎日新聞」より引用)


 大番頭さんが後継社長になって成功した企業があったら教えて欲しい。番頭さんは所詮番頭さんの器でしかない。番頭さんが社内を取り仕切っているのと、社長として対外的な業務を取り仕切るのとはわけが違う。

 安倍自公政権の大番頭・菅氏が安倍後継総理大臣の本命だという。それなら安倍路線の縮小継続でしかない。なぜ四派も五派もが相乗りして菅氏を担ぐのか。それわど各派閥に人材が払底している、ということなのか。

 しかも菅氏は「無派閥」だという。これまで派閥の長として乾分たちの面倒を見た経験がない、ということだ。それなら安倍氏も派閥の長の経験などない。党の雑務を散々経験したこともない、ポッと出の「座りの良い」飾り物として担がれただけだ。

 恐らく総理大臣になるまで人事で苦労した経験もなかったのだろう。お仲間優先の利権政治を大っぴらに展開して恥じなかったことから、人事の配慮や厳しい利益感覚もない、「ヨッシャ、ヨッシャ」感覚ですべての政治を仕切って来たのだろう。その証拠がアホノマスクであり持続化補助金の中抜き丸投げだ。

 しかし、こうした限りなく犯罪に近い利権政治を容認したマスメディアこそ罪が重い。「ペンは剣よりも強し」との箴言は、日本では死語になったのだろう。「ペンはお追従の道具」と化し、スシローが報道番組で大きな顔をして登場し、お友達感覚で総理大臣や官房長官の内幕を披露して悦に入っている。日本のマスメディアから恥の感覚は皆無になったようだ。

 引用記事中にある「菅、二階両氏はともに地方議員出身の「たたき上げ」。かねて気脈を通じてきた」とあるが、菅氏が苦学生だったという美談が本物か検証したのだろうか。

 しかし「好事魔多し」という。日本には「船頭多くして舟山を上る」との言葉がある。担ぐ派閥が多いことは総理大臣になろうであろう菅氏の新内閣が長く持たないことを予感させる。日本の政界はいつまで微視的な範囲でチマチマとした存在しか示せないのだろうか。世界は中共政府の中国のデカップリングに大きく動いているというのに。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/625.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 自民党総裁選は、二階、菅、森山が主導権を握っており、狙いは政界のガンである麻生太郎副総理兼財務相を政界中枢から外すことにある(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/1a461690f6c2c4136df31f29ad7265e3
2020年09月09日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 これは二階派「志帥会」幹部から政界情報通が聞いた真実である。

 今回の自民党総裁選の主導権は、森山裕国対委員長と二階俊博幹事長と菅義偉官房長官が組んで握った。それに河野太郎防衛相、梶山弘志経産相と、加藤勝信厚労相が連携してやった。二階俊博は幹事長続投で決まり。官房長官は、森山裕国対委員長か加藤勝信厚労相か河野太郎防衛相か梶山弘志経産相、この4人の名前があがっている。麻生太郎副総理兼財務相は無役になる可能性も出ている。「菅・二階」は河野太郎を取り込んだようだ。河野太郎は麻生派のはずが、どうも動きが違う。麻生が臨時代行の総理になろうとしているのを、二階が壊した。まさにこれが「二階の高等戦術」だったということだ。二階俊博幹事長はカネを持っている。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/626.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 総裁選の推薦人から見えて来るもの〜菅は早くも派閥均衡&えげつない支持者も+錦織が復帰(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/29172095/
2020年 09月 09日

【錦織が帰って来た〜〜〜!(@_@。(長く書かずにいられない!)・・・8日、オーストリアで開催されているジェネラリOP(クレー250)の1回戦に錦織圭が登場。昨年の全米後、右肘を手術して長いリハビリ生活を送っていた上、先月にはコロナ陽性で大会に出場できず。1年ちょっとぶりの復帰戦となった。<この夏は地元フロリダで炎天下でテニス練習、ランニングなどに励んでいたため、かなり日焼けしていた。>

 コロナの影響で春からツアーが中止になっていたため、錦織のランクは思ったよりも大きく下がらず、34位。その錦織が第6シードになるほど下位の大会なので、ランクがかなり低い選手が多いので、できれば最初は100位以下の選手と当たって、体を慣らせればと思ったのだけど。相変わらずドロー運がイマイチで、47位、21歳で伸び盛りのケツノマノビッチ(セルビア)と戦うことになった。^^;

 久々の試合観戦にワクワク・ドキドキ。スタートから動きもショットも調子がよくて(相手の調子が上がっていなかった?)、第1セットは5−0とリードして、「ちょっと出来すぎかな〜」とか言っていたら、そこから4セットとられて「あらら〜」という感じに。1セットめは、6−4でやっとキープしたものの、2セットめ、3セットめと肝心なところでダブルフォルトするなどサーブもイマイチ。1セットめに決まっていたショットが、ちょっとずつズレてアウトになるケースも多く(800mの高地なので相手のショットが伸びて来た&クレーのラリーが続く中、錦織の体力消耗が早かったこともあるかな)、後半は自滅っぽい感じで4−6,2−6ととられ、1時間58分の激戦ではあったものの、復帰戦の勝利はならなかった。(-_-;) 

 ただ、本人は「悪くなかった。いいテストだった。試合を重ねたい」と言っていたという。(・・)

 明日は、1回戦0−2負けの西岡と組んで、ダブルスに出場する予定。来週はイタリア国際(1000)にエントリーしている。体力を回復させて、ガンバ! o(^-^)o】

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 昨日8日、自民党の総裁選が告示され、石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)の3人が(この順番で)立候補の届出をした。

 3人はその後、党本部で所見発表演説会と共同記者会見を行ったほか、夜には何局のTVにそろって出演し、各自の主張をアピールしていた。(・・)

 今回はコロナ禍にあることから、全国を回っての(街頭)演説会などは行なわず。9日午後に「党青年局・女性局主催 公開討論会」、12日午後に「日本記者クラブ主催 公開討論会」が予定されているだけだ。

 そして、14日の14時からグランドプリンスホテル新高輪で開かれる「党大会に代わる両院議員総会」で、投開票が行なわれる。(++)

* * * * *

 自民党の総裁選では、立候補の届出をする際に、推薦人20名の署名を提出しなければならない。(**)

 推薦人になるということは、単にその候補者を支持しているというだけでなく、その候補者との関わりが強く、長きにわたって全面的にサポートすることを意味するため、かなりの覚悟が必要だ。

<ただし、三原じゅん子氏などのように、12年には石破氏の推薦人だったのが、その後は安倍晋三氏や菅氏の支援に回るえげつない議員も少数ながらいる。(-"-)>

 それゆえ、各議員にとって推薦人20名を集めるのは結構、大変なことのようで。今回も、野田聖子氏が出馬の意欲を示しながらも、推薦人を集めるのは困難だとして、早々に断念することになった。<今回のように、7つある派閥のうち岸田派、石破派を除く5つの派閥が皆、会長の指示の下で菅氏の支持に回るとなると尚更、推薦人を集めるのは難しいよね。(~_~;)> 

 *1に各候補者の推薦人名簿を載せておく。(☆印をつけた人は、推薦人代表)

 実は、野田聖子氏は15年の総裁選に出馬しようとして、ギリギリで推薦人を20人集めたのだけど。告示の届出前夜に、無投票での再選をもくろんでいた安倍陣営に「推薦人剥がし」にあってしまい、出馬を断念せざるを得なくなるという事態があった。(ノ_-。)<「野田の推薦人になるのは辞めろ」とアツをかけられちゃうのね。^^;>
 
 で、今回は、自分の派閥の議員が19人しかいない石破茂氏が「推薦人剥がし」にあうのではないかと案じる声が出ていたのだが。

 幸い、石破氏は、自派閥の議員15人に加え、竹下派から1人、無派閥4人が推薦人となり、無事に立候補の届出を済ますことができたようだ。(・・)

* * * * *

 菅氏自身は無派閥で、同じく無派閥の議員を集めて、菅グループを率いているのだが。今回の総裁選は5つの派閥から支持を得ているることから、推薦人もバランスよく配分。細田派5人、竹下派と無派閥が4人、麻生派と二階派が3人、石原派が1人となった。

 菅氏は会見などで、自分が首相になった場合の組閣について「適材適所に選ぶ」として、派閥には考えないかのような言い方をしていたのだけど。「推薦人を決める段階から、派閥均衡人事をしてるんじゃな〜い?」とツッコミたくなるところがあったりして。(~_~;)

 当選回数の多い人は、推薦人になることで、閣僚や党の幹部に選任されることを狙っている可能性がある。^^;<逆に次の総裁選出馬を狙って、菅氏と戦うかも知れない議員は、推薦人になるのは控えるかも。>

 菅氏の推薦人代表が浜田靖一元防衛相であるのを見て、自民党関係者が「えげつないな」とつぶやいたとのこと。(後掲)。浜田氏は12年の総裁選では石破氏を支持していたからだ。菅氏の陣営では当時、浜田氏と行動をともにしていた小此木八郎元国家公安委員長も選挙対策本部長に就いているという。
 
 また上にも書いたように、三原じゅん子氏は12年に石破氏の推薦人になっていた(投開票の時も近くに座っていた)のに、18年には安倍氏の支持に転向。そして、今回は菅氏を支持しており、閣僚を狙っているという。<片山さつき氏も12年は石破氏の推薦人だったんだよね〜。^^;>

 あと菅氏の引き立てで環境大臣として初入閣を果たしたと言われる小泉進次郎氏も、12年と18年は石破氏に投票したと言っていたのだが。今回は事前に、菅氏を支持することを表明した。(>_<)

* * * * *

 岸田氏は、自派閥が16人、無派閥ながら宏池会と関わりが深い谷垣グループから4人が推薦人になった。

 推薦人15人が衆院当選3回以下または参院当選1回の中堅・若手だったとのこと。若手から支持を受けていることをアピールしたい部分もあったかも知れないけど。むしろ、ベテラン議員が推薦人になることで、菅政権の閣僚や党役員人事で少しでも不利に扱われないようにという配慮があったかも知れない。^^;

『菅氏、5派閥バランスに配慮 自派中心の岸田、石破氏 推薦人名簿・自民総裁選

(前略)菅氏の推薦人は細田派5人、竹下派4人、麻生、二階両派それぞれ3人、石原派1人など。麻生派からは、総裁選出馬に意欲を示していた河野太郎防衛相が名前を連ねた。菅陣営では、細田、麻生、竹下の主要3派と二階派による主導権争いの様相を呈しており、推薦人代表には、無派閥の浜田靖一元防衛相が就いた。

 岸田氏は推薦人20人のうち岸田派が16人を占めた。残り4人もかつて同じ派閥だった旧谷垣グループから充てられた。推薦人代表は同グループ代表世話人の遠藤利明元五輪担当相。推薦人15人が衆院当選3回以下または参院当選1回の中堅・若手だった。

 石破氏の推薦人も石破派が中心で15人にのぼる。菅氏支持の竹下派からは三原朝彦衆院議員が加わり、安倍政権に批判的な旧谷垣グループの中谷元・元防衛相や無派閥の村上誠一郎元行政改革担当相も名前を連ねた。石破氏と初当選同期で無派閥の渡海紀三朗元文部科学相は前回2018年総裁選に続き、石破氏の推薦人になった。(時事通信20年9月8日)』

* * * * *

『推薦人からみえる陣営の狙い、人間模様

 自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長は8日、届け出に必要な20人の推薦人名簿を提出した。3氏の推薦人名簿を見ると、各陣営の狙いや人間模様が見えてくる。

 「えげつないな」。総裁選を優位に進める菅氏の推薦人代表に浜田靖一元防衛相の名前があるのを見た自民党関係者はこうつぶやいた。浜田氏は、平成24年の総裁選では石破氏を支持。菅氏の陣営では当時、浜田氏と行動をともにしていた小此木八郎元国家公安委員長も選挙対策本部長に就いている。

 名簿には、派閥色を薄め、菅氏のこだわる「無派閥」を前面に出す意向がにじむ。派閥別でみると、細田派(清和政策研究会)が最多の5人で無派閥は竹下派(平成研究会)と並んで2番目に多い4人。麻生派(志公会)と二階派(志帥会)が3人で石原派(近未来政治研究会)1人。二階派の平沢勝栄広報本部長、石原派の坂本哲志元総務副大臣ら各派が初入閣を希望する議員の名前も並んだ。

 衆参の内訳は、衆院が14人で参院は6人。当選回数は衆院が2〜9回、参院は2〜4回と若手からベテランまでそろえてバランスにも配慮した。女性は3割に当たる6人で、安倍晋三政権が掲げた「女性活躍推進」を継承する姿勢を示した。

 石破氏の推薦人は15人が石破派、5人が竹下派や無派閥、谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)のメンバーだ。石破派以外では前回に続き中谷元(げん)元防衛相や村上誠一郎元行政改革担当相らが名を連ねるが、前回は推薦人となった竹下派参院議員の名前はない。女性議員がいないのも特徴的だ。

 岸田氏の推薦人は16人が岸田派、4人が谷垣グループ。父・加藤紘一元幹事長の「加藤の乱」をきっかけとした派閥の分裂で、岸田派と疎遠になっていた加藤鮎子衆院議員が推薦人となった。一方で、岸田氏は党員の支持に広がりを欠いており、地方で人気のある石破氏を上回るためには議員票上積みに向けて他派の切り崩しが課題となりそうだ。(沢田大典)(産経新聞20年9月8日)』

 この推薦人名簿の件も含め、ここから出世やおいしいエサを狙って寄り付いて来る「えげつな〜い」議員(他党にもいるかも)がどんどん出て来ると思うので、しっかりと見ておきたいと思うmewなのだった。(@_@。 

 THANKS



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記事 [政治・選挙・NHK275] <週刊ポスト>菅新内閣予測 コロナ担当に進次カ氏?橋下氏の起用案も <「安倍辞任当日」から永田町に出回った 菅内閣閣僚名簿≠フ腐臭>

※週刊ポスト 2020年9月18・25日号 各紙面、紙面クリック拡大










菅新内閣予測 コロナ担当に進次カ氏?橋下氏の起用案も
https://www.news-postseven.com/archives/20200907_1593240.html?DETAIL
2020.09.07 07:00 NEWSポストセブン 週刊ポスト2020年9月18・25日号


“菅新内閣”に誰が入閣するのか?(写真/AFP=時事)

 自民党総裁選での勝利が確実視される菅義偉・官房長官。安倍晋三・首相が辞任会見した直後から永田町では、“大臣手形”が飛び交い、菅義偉新内閣の“閣僚名簿”が何度も書き直されている。早々に勝ち馬を見定めるや、総裁選は猟官運動の場と化した。

 菅支持を決めた大派閥のポストの奪い合い、足の引っ張り合いが熾烈だ。菅政権が誕生すれば最大の功労者は二階俊博・幹事長と森山裕・国対委員長(石原派)というのは衆目の一致するところ。

「二階さんの幹事長留任は既定路線で、森山さんを官房長官に推している」(二階側近)

 それに異を唱えるのが、安倍首相の出身派閥の細田派幹部だ。

「二階派だけでは菅さんは総裁選に勝てない。最大派閥のうちが支持したから流れが決まった。安倍内閣では無派閥の菅さんを8年間も官房長官に起用し続けたのだから、当然、菅内閣では官房長官ポストを渡してもらう」

 細田派は菅氏と関係が良好な萩生田光一・文科相を官房長官に押し込もうとしている。

 もっとも、「10月25日総選挙」を視野に入れる菅氏は、組閣では選挙シフトを敷く可能性が高い。

 政権のスポークスマンである官房長官には河野太郎・防衛相、コロナ担当相に小泉進次郎・環境相を起用し、人気のある2人を「新内閣の顔」として毎日会見させることで支持率アップを狙うという見方が有力だ。

 女性閣僚枠も増やす。“竹下派のプリンセス”小渕優子氏を財務相、安倍側近から二階側近に鞍替えした稲田朋美・幹事長代行を法務相、野田聖子・環境相など、菅側近の三原氏を含めて過去最高に並ぶ5人の女性大臣を起用する可能性もある。「政治手腕より女性票」重視の顔触れだ。


打算と策謀だらけの“菅新内閣”大臣候補

 こんなウルトラCの人事案も浮かんでいる。

「最大の目玉は、仲のいい橋下徹・元大阪市長を民間人枠で総務大臣に起用し、総選挙後の維新との連立の布石にする構想です。もう一人、やはり仲のいい舛添要一氏の厚労相もあり得る」(政治評論家・有馬晴海氏)

 安倍首相への“恩返し人事”として、実弟の岸信夫・元外務副大臣を外相に抜擢することで「安倍外交の継承」をアピール。さらに総裁選で争う石破茂氏を防衛相、岸田文雄氏を五輪相などで閣内に封じ込め、「石破にはイージス・アショア撤回の後始末、岸田には五輪中止となる場合の汚れ役になってもらう」(菅側近)という“報復人事”も検討されているという。

 そして菅人事の隠された狙いが安倍首相と麻生太郎副総理の“院政”を阻止することだ。先の二階側近がいう。

「細田派からは萩生田、稲田、西村康稔という後継者候補を大臣にして競わせ、最大派閥の分断をはかるだろう。河野を重用するのも麻生派の世代交代を進めて麻生さんを引退に追い込むためだ」

 権謀術数渦巻く組閣になりそうだ。





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記事 [政治・選挙・NHK275] アベ政治の闇も引き継ぐ菅政権では日本経済は立ち行かない 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ)







アベ政治の闇も引き継ぐ菅政権では日本経済は立ち行かない 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278417
2020/09/09 日刊ゲンダイ


アベ政治を継承(C)日刊ゲンダイ

 ポスト安倍を決める自民党総裁選が8日、告示された。派閥の談合が露骨で、仲間内で甘い汁を吸うアベ政治そのもの。菅官房長官が継承するのは象徴的だ。何より問題なのは、菅がやってきたことを検証せず、ヨイショ報道を流すメディアのあり方である。

 森友疑惑をめぐり、安倍首相が国会で「私や妻が関係していたということになれば総理大臣も国会議員も辞める」と見えを切った1週間後、菅は定例会見で「決裁文書は30年間保存しているわけであり、そこにほとんどの部分は書かれているんじゃないか」と発言。財務省が公文書改ざんに走る前のタイミングで、菅は改ざん前の公文書に目を通した、あるいは改ざんに関わった疑いがある。

 米軍普天間基地の辺野古移設をめぐっても、沖縄県民は7回の国政選挙と住民投票で「辺野古NO」を訴えたが、完全に無視。菅は2014年から沖縄基地負担軽減担当も兼務している。安倍政権が抱える闇に近い部分を担ってきたのが菅ではないのか。メディアはなぜこうした事実を報じないのか。

 もうひとつ問題なのは、最優先課題に掲げる新型コロナウイルス対策だ。菅は「感染拡大防止と社会経済活動の両立を図る」と言っていたが、懐刀と言われる和泉洋人首相補佐官は問題人物。厚労省の大坪寛子審議官との公費を使った“コネクト不倫疑惑”は周知だが、大失敗したクルーズ船対応にあたったのもこのコンビ。彼らを頼りにしている限り、コロナ対応がうまくいくわけがない。

 大失策のアベノミクスを継承するのも大問題だ。2年で2%の物価上昇は7年8カ月たっても実現せずデフレ不況に逆戻り。この間、日銀は530兆円の国債や34兆円のETFを購入した。売りに出せば市場の暴落を招くので売るに売れない。出口のないネズミ講に陥っている。カネの切れ目が縁の切れ目とばかりに安倍は辞任を余儀なくされたのに、路線継承を明言する菅は一体どうするつもりなのか。

 異次元緩和と巨額の財政出動で経済を持たせてきたアベ政治のせいで、国民は茹でガエル状態。東京五輪の中止が現実味を帯び、不動産バブルの崩壊も差し迫っている。渋谷や新宿では空室率が急上昇し、宿泊業は青息吐息。マイナス金利に苦しみ、不動産向けに過剰融資を重ねてきた地銀や信金はますます追い込まれる。

 世界が大不況になれば日本の経常収支は赤字になり、国債の国内消費はかなわず、財政危機は避けられない。デタラメなアベノミクスが生んだリスクが次々にはじける中、根本的な対策を立てない菅がこの国のトップになれば、日本経済はより危うくなるだろう。



金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/629.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 必見!!郷原氏の菅氏と河井夫婦の関係を見落とすな! 郷原氏見事謎を解く。(かっちの言い分)
必見!!郷原氏の菅氏と河井夫婦の関係を見落とすな! 郷原氏見事謎を解く。
https://31634308.at.webry.info/202009/article_6.html?1599630130


【 総裁選圧勝予想の菅義偉氏、河井前法相事件との関係を忘れてはならない!】YouTube 《郷原信郎の「日本の権力を斬る!」》


この動画は必見である。河井夫婦の不可解な現金供与の理由を推測して行くと菅氏、黒川氏に行きつく。
特に、郷原氏は現職国会議員が支援者の所に行き、直接現金をあからさまに多数の関係者に渡すなど、あまりに大胆な行動はなぜか?をずっと考えてきた。そこで、行きついたのが菅氏と黒川氏の関係であると。


また、今の菅氏の栄華は、この河井案里氏の選挙で、最大の首相候補の岸田氏に勝ったことだと推測。次期首相の大本命の岸田氏を追い落とすきっかけになった。河井夫婦は菅氏のグループで、案里氏に負けた溝手氏は岸田派閥の大番頭であった。(ここは私の個人的な考えであるが、その案里氏の選挙カーに岸田氏も乗って案里氏をニコニコしながら応援した。自分の古参の同志を思うとどうかと思った。ここに既に岸田氏が負けた現在の遠因であると思っている。本来は断るべきだったのだ。首相の禅譲のため自分の部下を売ったことになった)


郷原氏は、河井克行氏がなぜ現金を直接配ることになったかの分析として、広島県連は溝手氏支持で案里氏に一切協力しないことを明言していた。自民本部からお金を県連に送れば、溝手氏も使うことになり、お金は直接克行氏ら事務所に振り込まれた。だから河井氏らが現金で直接配るしか手段がなかった。この選挙の際、公明党票の7、8割が案里氏に投票された。この際、菅氏と仲のいい公明党の大阪選挙区の佐藤氏選挙責任者と票をバーターしたのではないかと推測している。


一番の核心であるなぜ河井氏が現金をあからさまに配ったかの推測である。郷原氏は当時の菅氏と昵懇の東京高検の黒川検事長の入れ知恵ではないかと推測した。郷原氏によれば党勢拡大のための資金と言えば公選法で中々逮捕は難しいらしい。黒川氏はそのようなお墨付きを言ったので、河井氏らは大丈夫と見て現金を配ったのではないかとの見立てである。それを万全にするために、黒川氏を検事総長にすることだった。これが賭けマージャンでダメしたことで計画が全て誤算になった。


郷原氏は、河井問題はまだ終わっていない。追及が必要と述べている。金の出どころなどの解明が必須で、その展開如何で、安倍、菅もまだどうなるかわからなくなる。そうあれば、日本の爲になる。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/630.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 能天気な総裁候補の三人。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/09/blog-post_9.html
9月 09, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選(9月14日投開票)。立候補を表明している同党の岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、菅義偉(よしひで)官房長官の主要課題に対するスタンスはどう違うのでしょうか? 外交・安全保障政策について、各候補が立候補を表明した記者会見での発言を基に整理しました。

【岸田氏】ソフトパワー外交を展開

「『ソフトパワー外交』というものをしっかり進めていきたい」「基本的な価値観を共有する国々と地球規模の課題に取り組んでいくことで日本の存在感を示していく」

 岸田氏は、自身の外交方針についてこう語りました。岸田氏は安倍政権下で外務相を、戦後で2番目に長い4年7か月余り務めました。安倍政権の外交については、毎年のように首相が変わっていた時代に比べ、「この7年8か月、日本の国際的な存在感、発言力は格段に高まった」と評価。一方で、現在の国際情勢は、米中対立の深刻化や保護主義、自国第一主義の台頭によって「変化している」と指摘し、資源もなく、人口減少時代に突入した日本が「どうやって存在感を示していくのか。真剣に考えていかなければならない」と訴えました。

 自身が外務相時代に締結した慰安婦問題の日韓合意には「大変深い思いがある」。しかし「今の日韓関係は大変残念な状況にある。(韓国は)まずは国際法を守らなければいけない。国際的な約束はしっかり守らなければならない。こういった原則について、韓国の皆さんにもしっかり考えてもらい、我々もともに考えていく。こうした努力をしなければ、なかなか今の状況は変えられないのではないか」と述べました。

 また、こうした2国間関係を考える場合に「厳しい球は、前からより後ろからの方が飛んでくる」とも述べ、「両国の国民の感情をしっかりとコントロールし、その上で冷静な外交の対話を行っていく環境整備も大事ではないか」との見方を示しました。

 平和、そして核軍縮については「アジアの安全保障にも深く関わることだが、私にとって、政治家としてのライフワーク」だと強調。「被爆地・広島から出た初めての外務大臣という立場であった私としても、在任中から核軍縮について強い関心を持ち、努力をしてきた。核兵器のない世界を目指すという大きな方向性に向けてしっかりと取り組んでいきたい」と語りました。

【石破氏】アジアの集団安全保障を構築

「日米関係はわが国の基軸である。価値観を共有する合衆国との信頼関係の強化。それは安倍政権の下で、平和安全法制の実現など成果を得てきた」

 石破氏は、安倍政権下での外交・安保政策をこう評しました。その上で「なぜ三沢にF16がいるのか。なぜ横須賀に原子力空母がいるのか。なぜ嘉手納にF22が飛来をするのか。なぜ佐世保に強襲揚陸艦がいるのか。我々はきちんと認識しなければならない」と指摘し、「日本とアメリカのあり方、在日米軍とはどのようなものであるか。そして自衛隊と米軍のあり方、その役割分担をきちんと認識をしなければ、経済的な負担の分担の議論にはならない」と言及しました。

 配備が断念された陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に関しては「イージス・アショア的な機能は今後とも必要だ」との見方を示し、「相手国の領域に、仮に自衛権の行使として武力を用いるとするならば、どのような手段によるべきか、そのときに日米同盟はどう機能するのかということをきちんと検証していかなければ。そういうことをきちんと見直していく」と述べました。

 「集団安全保障の仕組みというのは極めて重要」だとも言及。「将来的にはこのアジアに集団安全保障の仕組みをつくりたいと、かねてから思っている。そのためにアジアに対する理解、共感、納得、そのこともやっていきたい」との考えを示しました。その際のモデルとして、アメリカとオーストラリア、ニュージランドの3国が結ぶ「ANZUS(アンザス)同盟」を挙げ、「アジアとともに生きる日本。あるいはEUもそうかもしれない。アメリカと中国、ともにやっていこうという世界をつくるために、日本がイニシアティブを発揮すべきだ」と訴えました。

 北朝鮮による拉致問題の解決は「安倍政権で実現できなかった課題の1つ」だとして、東京・平壌連絡事務所を開設する案などを示しました。

【菅氏】戦後外交の総決算など引き続き挑戦

「戦後外交の総決算をはじめとする外交・安全保障に、その課題、とりわけ拉致問題解決に向けた取り組み、そして憲法改正。こうした山積する課題にも引き続き挑戦をしていきたい」

 菅氏はこう語り、安倍政権の方向性を継承し、残った課題に取り組んでいくと述べました。  拉致問題については、拉致問題担当になる以前から官房長官として安倍首相と相談しながら進めてきたと説明。「ありとあらゆるものを駆使してやるべき」「金正恩(キム・ジョンウン)委員長とも条件を付けずに会って、活路を切り開いていきたい。そうした気持ちも(安倍首相と)同じだ」と語りました。

 北方領土問題を含むロシアとの平和条約締結についても「次の世代に先送りせずに終止符を打つ、そうした決意で総理と取り組んできた。この方針については変わりない」と述べました。

 日米関係については「わが国の外交のまさに基軸」だと強調。それを基軸に「近隣諸国との関係をつくっていく。そうした今の日本の立ち位置は変えるべきじゃない」との認識を示しました。

 昨年に訪米してペンス副大統領と会談したことや、安倍首相とトランプ大統領の電話会談には「全て同席している」と説明。安倍首相とトランプ大統領に関係については「友情関係がいかに厚いかと感じる」「このような信頼関係を築くのは、極めて時間がかかる」と評価した上で、「ただトランプ大統領を支えている閣僚、副大統領、そうした関係者と私もかなり昵懇に進めさせていただいている」と強調しました>(以上「THE PAGE」より引用)


 総裁候補三人の外交政策が掲載されていたので、上記引用記事として掲載した。一読して彼ら三人とも現在の中共政府と、中国をデカップリングする米国との激烈な戦いの本質が解ってないようだ。

 これまで5EYESといわれていた米国、オーストラリア、ニュージーランドとインドに日本が加わった6EYESとして対中包囲網を築こうとしている軍事戦略が三人の外交戦略の軸として明確に位置づけられてないようだ。それでは自由主義圏の東アジアの盟主たる日本の外交戦略としては不十分だ。

 中共政府は倒さなければならない。あるいは軍拡に突き進む中共政府の野望を挫く必要がある。そうしない限り、軍事力による国境線の変更と他民族支配という誤った人類史をいつまでも繰り返すことになる。

 とかと対中戦争といっても、それは必ずしもドンパチと撃ち合う戦争を意味しない。もちろん、中共政府が強いて軍事力による戦争を望むなら、いつでも受けて立つ準備は充分にしておく必要があるのはいうまでもない。ただ、戦争とはドンパチと撃ち合う戦争だけではないことを理解しておく必要がある。

 米国のトランプ大統領が推進している貿易全般から中共政府の中国をデカップリングするのも、対中戦争の一つだ。これまで中共政府の中国は主として米国の知的財産を奪うことにより、一足飛びに産業や軍事力を近代化して来た。

 しかし、それはあくまでも奪った知的財産を使用してのものでしかない。自らチップを製造・供給できる体制を整えた上での近代化ではない。自国は社会主義統制体制のままで、自由主義諸国の大学や研究機関に留学生などを大量に送り込んで、短期的に先進諸国のテクノロジーを持ち帰って達成したものでしかない。

 だからSMICへのチップ提供を禁じると中国のミサイル発射装置が起動しなくなる、という。監視カメラの処理能力が1/4以下に落ちるという。そうした革新的な技術や部品や製品を先進諸国に依存したまま、組み立てだけで近代化した中国はそれほど産業競争力や軍事力で強力ではない。

 何度もこのブログに書いたように、中国はあらゆる面で水膨れの巨大化を成し遂げただけだ。GDPにしても、部品をかき集めて組み立てただけの「中国製」を輸出する、という水膨れの輸出額で成り立っているに過ぎない。しかも中国の輸出額の半分近くを占めているのは外国企業だ。それこそデカップリング後の中国の貿易額は半分近くに落ち込むことになるのは確実だ。

 空母「山東」を旗艦とした艦隊による軍事演習を渤海湾や黄海で行っているのも、お寒い限りの軍事力を米国に探知されないための苦肉の策だろう。つい先日も、ロシアから導入した中国空軍の最新戦闘機SU35が墜落したばかりだ。

 空母・山東は就役間もなく船体が割れて浸水し、ドック入りして修理したばかりだ。まさしくスクラップをリニューアルした空母・遼寧の劣化コピーの面目躍如というところだろう。実戦になれば海に浮かぶ格好の標的でしかない。

 台湾を攻め取るとか大言壮語しているが、実際に出て来た戦略は南シナ海で米国空母と決戦を挑むのに、80万隻の漁船に武装した民兵を乗船させて一斉に米国空母を取り囲み、立ち往生したところに中国海軍のミサイル艇が空母キラーのミサイルを撃ち込む、というものだそうだ。

 かつて毛沢東の中共軍が中国民の老人や女子供を最前線に大勢並ばせて、その後ろから日本軍を撃って来た「人民の壁」戦術を海でも採ろうとしているというから驚く。しかし米軍はかつての日本軍のように攻撃を躊躇しないだろう。

 そうした状態まで、対中戦争は差し迫っている。寝言のような「ソフトパワーで~」とか「アジアの集団的自衛権の構築を~」とかファンタジーとしか言いようがない。そして菅氏の「このような(安倍-トランプ関係のような)信頼関係を築くのは、極めて時間がかかる」と評価した上で、「ただトランプ大統領を支えている閣僚、副大統領、そうした関係者と私もかなり昵懇に進めさせていただいている」というから東アジアの緊迫した現状が解っているのかと訊きたい。

 中共政府の中国が飢餓に苦しむのは目の前に迫っている。全国各地で穀物備蓄倉庫が火事になっているのは空っぽの倉庫を隠蔽するために火をつけて燃やしているのだ。中共政府が誇示する中国の食糧備蓄は二年分もある、というのは大嘘だ。既に食糧備蓄は払底し、学校給食を食べる生徒は早くもお湯のようなスープを啜っているという。この秋のコメの収穫は例年の半分程度しか望めないのは確実だ。早くも日本のコメを狙って中国人が東北などのコメどころの農家を回って買占めに走っているという。そうした中国人によるコメ買占めに対する対策を、総裁候補の三人は誰も言及していない。まさしく能天気と批判する所以だ。この程度の政治家ばかりで日本は大丈夫かと不安になるのは私だけだろうか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/631.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 日産への政府保証1300億円は『半沢直樹』のモデル日本航空の倍! 背景にゴーン逮捕から続く菅官房長官と経産省の日産支配 :経済板リンク
日産への政府保証1300億円は『半沢直樹』のモデル日本航空の倍! 背景にゴーン逮捕から続く菅官房長官と経産省の日産支配(リテラ)

http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/662.html



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/632.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 商業マスコミが「しんぶん赤旗」の前で全員討ち死に! 
商業マスコミが「しんぶん赤旗」の前で全員討ち死に!
https://kot8asb9070.at.webry.info/202009/article_92.html
2020年09月09日 半歩前へ


 共同通信によると、日本ジャーナリスト会議(JCJ)は7日、優れたジャーナリズム活動に贈る2020年のJCJ大賞に、公費で首相が主催する「桜を見る会」に安倍晋三首相の地元後援会員が多数招待されたことをスクープした共産党機関誌「しんぶん赤旗」日曜版の報道を選んだと発表した。

 JCJ賞には、森友学園問題に関連して自殺した元財務省近畿財務局職員の妻赤木雅子さんと大阪日日新聞の相沢冬樹記者の「森友問題で自殺した財務省職員の遺書の公開」など4点を選んだ。  (以上)

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 NHKも、共同通信も、朝日も、商業マスコミが「しんぶん赤旗」の前でそろって討ち死にした。

 記者の数からすれば「しんぶん赤旗」の何倍、何十倍も抱えている組織メディアが政党機関紙の後追いを強いられた。

 言い訳は通じない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/633.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <素晴らしい!>「赤旗」日曜版「桜」報道にJCJ大賞 私物化追及 政権の本性明るみに(しんぶん赤旗)




「赤旗」日曜版「桜」報道にJCJ大賞 私物化追及 政権の本性明るみに
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-09-09/2020090903_01_0.html
2020年9月9日 しんぶん赤旗

 安倍政権の本性を明るみに出したスクープは国政、メディアに大きなインパクトを与えた―。日本ジャーナリスト会議(JCJ)が安倍晋三首相の「桜を見る会」私物化疑惑報道をJCJ大賞に選んだ理由です。「しんぶん赤旗」日曜版はなぜスクープできたのか。国政の大問題に押し上げ、首相を追い詰めた力は…。(日曜版編集部取材班)


安倍首相主催の「桜を見る会」=2019年4月13日(官邸のホームページから、一部加工)

 「私は政権を私物化したつもりはまったくない」。辞任表明会見(8月28日)での安倍首相の発言です。桜を見る会などの「私物化」疑惑について記者から聞かれ、開き直りました。

 首相の辞任表明を受けた自民党総裁選でも、自民党内は「安倍政治」礼賛一色です。

 そのような中だけに、「桜を見る会」私物化疑惑の日曜版スクープがJCJ大賞に選ばれたことには、大きな意義があります。

権力の監視

 各界で功績、功労があった方々を招待するとして毎春、開かれていた桜を見る会。多額の税金を使った首相主催の公的行事です。

 主催者である安倍首相は、地元・山口県から約800人もの後援会関係者らを招待していました。国民の血税を使って自らの後援会員に飲ませ食わせするという、まぎれもない国政の私物化。血税で地元有権者を“買収”していた構図です。安倍首相に直結する重大疑惑です。

 日曜版は昨年10月13日号で「桜を見る会」私物化疑惑をスクープ。「首相主催『桜を見る会』 安倍後援会御一行様ご招待」「税金でおもてなし」「地元山口から数百人規模」と報じました。

 その後も、総裁選対策としての自民党地方議員大量招待や、悪質マルチ商法幹部が安倍後援会バスで桜を見る会に参加するなどの疑惑を十数回にわたって追及を続けています。

 大手メディアなどは桜を見る会の会場にも入り、取材していました。「首相の地元・山口から後援会関係者が大量に来ていたことは誰でも知っていた」(自民党幹部)はずです。それなのになぜ「赤旗」だけがスクープできたのか―。

 「朝日」(1月8日付夕刊)は記しています。「『桜を見る会』は、それまでも予算や出席者の増加が報道でたびたび話題になっていた(中略)私も違和感を抱いていたが、公的行事の『私物化』というところまで思いが至らなかった」

 問われているのは、権力の監視というジャーナリズムの立脚点です。

 日本共産党や「赤旗」は、「森友・加計」疑惑を安倍政権による行政の私物化としてとらえ、国政をゆがめる重大問題として追及してきました。

 憲法解釈の乱暴な改ざんがおこなわれた15年9月の安保法制=戦争法の強行。これによりあらゆる面での政治モラルの崩壊をもたらし、国政私物化という暴走につながりました。

 法政大学の上西充子教授は「国会パブリックビューイング」(1月6日)で日曜版編集長と対談した際、桜を見る会報道について「安倍政権の本質のひとつである『私物化』の問題としてとらえた点が興味深い」と語っています。

広がる共闘


桜を見る会に招待された安倍首相の後援者らは毎年、前夜から都内ホテルに集まって首相や妻、昭恵氏らを囲みます=2013年4月(昭恵氏のフェイスブックから)

 桜を見る会疑惑を国政の大問題に押し上げたのは、「赤旗」と日本共産党国会議員団、市民と野党の共闘の力です。

 そもそも安倍政権のもとで桜を見る会の参加者や経費が急増している問題を追及したのは日本共産党の宮本徹議員でした。(昨年5月13日、衆院決算行政監視委員会)

 日曜版が私物化をスクープしても当初、大手メディアは一切、後追いしませんでした。日曜版報道をもとに日本共産党の田村智子副委員長が参院予算委員会(昨年11月8日)で追及。ネットでその動画が拡散しました。

 それでも大手メディアは大きく報じませんでした。

 田村質問から3日後の同11日、野党による「『桜を見る会』追及チーム」が発足。これを契機にテレビのワイドショーがいっせいに取り上げ、新聞も大きく報じ始めました。

 日本共産党の大門実紀史参院議員も悪徳マルチ会社「ジャパンライフ」元会長の招待の問題を暴露。国会内での野党共闘が広がる中、安倍首相は二重三重に「詰み」の状態に追い込まれました。その結果、辞任表明をしたのです。

 安倍首相が辞めたとしても、桜を見る会の追及をやめるわけにはいきません。国政がゆがめられたという大問題だからです。日曜版編集部は最後まで追及します。

市民の怒りに火をつけた 国会で「桜を見る会」問題を追及 田村智子参院議員


「桜を見る会」問題について質問する田村智子議員(右端)=2019年11月8日、参院予算委

 桜を見る会については、2019年5月に日本共産党の宮本徹衆院議員が決算行政監視委員会で、費用が安倍晋三政権下で3倍に膨れ上がっていることを指摘した時から気になっていました。

 その後、入試改革の撤回や自民党の菅原一秀前経済産業相、河井克行前法相の辞任など、政権のモラルハザードぶりが相次いで表面化した時期に、日曜版の報道が飛び出しました。

 他の誰でもない首相自身による、絵にかいたような行政の私物化を暴いたスクープでした。「これしかない」と思い、急きょ開かれた参院予算委員会(19年11月)で取り上げることにしました。

 質問準備のため日曜版の担当者に国会に来てもらいました。取材は自民党の後援会関係者にも及んでいました。質問は内容が伝わりやすいように組み立てるのですが、そのすべてを裏付ける証拠がそろっていました。

 反響は大きかった。他の野党議員が次から次へとネットで質問を拡散してくれました。市民の関心も高く、ツイッターのトレンド入りしたことには私も驚きました。

 しかし、直後の大手メディアの反応は弱く、数えるほどしか報じられませんでした。この落差はなんだろうと考えていました。

 週が明け、野党合同の追及チームが動き出すころからステージが変わったと思います。それぞれの党が入手した資料を共有しながら、作戦会議から首相の地元の現地調査といった実際の行動まで…。これほど野党が一丸となって取り組んだのは初めてだと思います。

 作戦会議での、最大の資料となったのが日曜版でした。さまざまな会合で、机に日曜版のコピーが置かれていることも当たり前でした。

 多くの市民も国会審議をチェックし、SNS上で拡散して政府を追及しました。野党と市民、日曜版が一緒になって問題を深めていったと思います。

 森友・加計問題などで、「何をやっても許される」と言わんばかりの安倍政権への怒りが、政治的な立場を超えて広がっていた。そこに日曜版が桜問題を暴いたことで「やっぱりこうだったよ」という市民の怒りに火をつけたのでしょう。

 安倍首相が辞任しても、問題は終わりません。次期首相とみなされる菅義偉官房長官は、首相と共に問題の幕引きを図った張本人です。安倍政権を守り続けてきた自公政権が続く限り、すべての事実を明らかにはできないでしょう。政権交代を実現してこそ、出すべき資料をすべて出させ、真の責任を追及することができると思います。

政権中枢の不正に切り込む

神戸学院大学教授・政治資金オンブズマン共同代表 上脇博之さん


上脇博之さん

 おめでとうございます。「赤旗」日曜版の「桜を見る会」連続スクープは、強大な権力の不正を追及するというジャーナリズムの精神に基づく報道でした。安倍晋三首相の地元の政界関係者の証言や安倍事務所が後援会員に配った案内状など、客観的証拠に基づいて切り込んだことが評価されたのだろうと思います。

 桜を見る会は、安倍政権になってから参加者数が増え続け、予算も3倍に膨張していました。高級ホテルで飲食を提供した前夜祭とセットにして参加者を募集することは、首相の権限がなければできなかったことです。安倍首相による「行政の私物化」を象徴するもので、その一端を暴いた日曜版の報道には大きな意義があったと思います。

 格安で飲食を提供したという前夜祭での政治資金規正法・公職選挙法違反疑惑については、全国の弁護士や法学者ら計941人が安倍首相を刑事告発しました。私も告発人の一人です。国会議員としての資格が問われる違法行為疑惑です。

 安倍首相は「桜を見る会」と前夜祭の疑惑について何ら責任をとっていません。国会は真相解明と追及を続けるべきです。政府の責任は次の政権にも引き継がれます。

 メディアには「誰のために報道するのか」という基本姿勢が問われます。「赤旗」には、今後も国民のために政権中枢の不正に切り込む報道を続けてほしいです。

「桜」疑惑報道が本に



 『「桜を見る会」疑惑 赤旗スクープは、こうして生まれた!』(しんぶん赤旗日曜版編集部著、新日本出版社、定価本体1300円=税別=)が15日、出版されます。(写真)

 桜を見る会スクープの舞台裏を初めて、書き下ろしで明らかにしました。大手メディアにはない、日本共産党の機関紙「赤旗」ならではのスクープ力の秘密とは…。

 安倍事務所の関与を示す決定的証拠文書もすべて初公開。「私物化したつもりはない」とする安倍首相の“ウソ”を事実で暴きます。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/634.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 「赤旗」日曜版にJCJ大賞/「桜」疑惑 連続スクープ(しんぶん赤旗)と関連記事


「赤旗」日曜版にJCJ大賞/「桜」疑惑 連続スクープ
しんぶん赤旗 2020年9月9日【1面】


 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は8日、優れたジャーナリズム活動を表彰する今年度の第63回「JCJ賞」の大賞に「しんぶん赤旗」日曜版の「安倍晋三首相の『桜を見る会』私物化スクープと一連の報道」を選び、発表しました。(関連3・14面)


 日曜版2019年10月13日号を皮切りに、各界の功労者などを税金で招待する首相主催の「桜を見る会」で、安倍首相の地元山口県から数百人の後援会員を大量招待していた事実をスクープ。参加者の証言をもとに、安倍事務所が取り仕切り、高級ホテルで開いた前夜祭に山口県の参加者を招待し、税金でもてなした疑惑を告発しました。


 大賞の授賞理由としてJCJは「この記事を契機に(日本共産党の)田村智子参院議員が国会で追及し、『桜』疑惑が一気に国政の重大課題に浮上。地道な調査報道を重ね、安倍政権の本性を明るみにしたスクープは国政、メディアに大きなインパクトを与えた」と評価しました。


 「赤旗」が大賞を受賞したのは、今回が初めてです。近年では14年に「『ブラック企業』を社会問題化させた一連の追及キャンペーン報道」(日曜版)、18年に「米の核削減、日本が反対 核弾頭の最新鋭化も促す」(政治部、外信部)がJCJ賞を受賞しています。


 今回のJCJ賞受賞作は、三上智恵「沖縄スパイ戦史」、吉田千亜『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』、赤木雅子・相澤冬樹「森友問題で自殺した財務省職員の遺書の公開」、北海道放送「ヤジと民主主義〜小さな自由が排除された先に〜」の4点です。


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「赤旗」日曜版「桜」報道にJCJ大賞/私物化追及 政権の本性明るみに
しんぶん赤旗 2020年9月9日【3面】


首相追い詰めた力


 安倍政権の本性を明るみに出したスクープは国政、メディアに大きなインパクトを与えた―。日本ジャーナリスト会議(JCJ)が安倍晋三首相の「桜を見る会」私物化疑惑報道をJCJ大賞に選んだ理由です。「しんぶん赤旗」日曜版はなぜスクープできたのか。国政の大問題に押し上げ、首相を追い詰めた力は…。(日曜版編集部取材班)


 「私は政権を私物化したつもりはまったくない」。辞任表明会見(8月28日)での安倍首相の発言です。桜を見る会などの「私物化」疑惑について記者から聞かれ、開き直りました。


 首相の辞任表明を受けた自民党総裁選でも、自民党内は「安倍政治」礼賛一色です。


 そのような中だけに、「桜を見る会」私物化疑惑の日曜版スクープがJCJ大賞に選ばれたことには、大きな意義があります。


権力の監視


 各界で功績、功労があった方々を招待するとして毎春、開かれていた桜を見る会。多額の税金を使った首相主催の公的行事です。


 主催者である安倍首相は、地元・山口県から約800人もの後援会関係者らを招待していました。国民の血税を使って自らの後援会員に飲ませ食わせするという、まぎれもない国政の私物化。血税で地元有権者を“買収”していた構図です。安倍首相に直結する重大疑惑です。


 日曜版は昨年10月13日号で「桜を見る会」私物化疑惑をスクープ。「首相主催『桜を見る会』 安倍後援会御一行様ご招待」「税金でおもてなし」「地元山口から数百人規模」と報じました。


 その後も、総裁選対策としての自民党地方議員大量招待や、悪質マルチ商法幹部が安倍後援会バスで桜を見る会に参加するなどの疑惑を十数回にわたって追及を続けています。


 大手メディアなどは桜を見る会の会場にも入り、取材していました。「首相の地元・山口から後援会関係者が大量に来ていたことは誰でも知っていた」(自民党幹部)はずです。それなのになぜ「赤旗」だけがスクープできたのか―。


 「朝日」(1月8日付夕刊)は記しています。「『桜を見る会』は、それまでも予算や出席者の増加が報道でたびたび話題になっていた(中略)私も違和感を抱いていたが、公的行事の『私物化』というところまで思いが至らなかった」


 問われているのは、権力の監視というジャーナリズムの立脚点です。


 日本共産党や「赤旗」は、「森友・加計」疑惑を安倍政権による行政の私物化としてとらえ、国政をゆがめる重大問題として追及してきました。


 憲法解釈の乱暴な改ざんがおこなわれた15年9月の安保法制=戦争法の強行。これによりあらゆる面での政治モラルの崩壊をもたらし、国政私物化という暴走につながりました。


 法政大学の上西充子教授は「国会パブリックビューイング」(1月6日)で日曜版編集長と対談した際、桜を見る会報道について「安倍政権の本質のひとつである『私物化』の問題としてとらえた点が興味深い」と語っています。


広がる共闘


 桜を見る会疑惑を国政の大問題に押し上げたのは、「赤旗」と日本共産党国会議員団、市民と野党の共闘の力です。


 そもそも安倍政権のもとで桜を見る会の参加者や経費が急増している問題を追及したのは日本共産党の宮本徹議員でした。(昨年5月13日、衆院決算行政監視委員会)


 日曜版が私物化をスクープしても当初、大手メディアは一切、後追いしませんでした。日曜版報道をもとに日本共産党の田村智子副委員長が参院予算委員会(昨年11月8日)で追及。ネットでその動画が拡散しました。


 それでも大手メディアは大きく報じませんでした。


 田村質問から3日後の同11日、野党による「『桜を見る会』追及チーム」が発足。これを契機にテレビのワイドショーがいっせいに取り上げ、新聞も大きく報じ始めました。


 日本共産党の大門実紀史参院議員も悪徳マルチ会社「ジャパンライフ」元会長の招待の問題を暴露。国会内での野党共闘が広がる中、安倍首相は二重三重に「詰み」の状態に追い込まれました。その結果、辞任表明をしたのです。


 安倍首相が辞めたとしても、桜を見る会の追及をやめるわけにはいきません。国政がゆがめられたという大問題だからです。日曜版編集部は最後まで追及します。


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「赤旗」日曜版「桜」報道にJCJ大賞
国会で「桜を見る会」問題を追及 田村智子参院議員

しんぶん赤旗 2020年9月9日【3面】


市民の怒りに火をつけた


 桜を見る会については、2019年5月に日本共産党の宮本徹衆院議員が決算行政監視委員会で、費用が安倍晋三政権下で3倍に膨れ上がっていることを指摘した時から気になっていました。


 その後、入試改革の撤回や自民党の菅原一秀前経済産業相、河井克行前法相の辞任など、政権のモラルハザードぶりが相次いで表面化した時期に、日曜版の報道が飛び出しました。


 他の誰でもない首相自身による、絵にかいたような行政の私物化を暴いたスクープでした。「これしかない」と思い、急きょ開かれた参院予算委員会(19年11月)で取り上げることにしました。


 質問準備のため日曜版の担当者に国会に来てもらいました。取材は自民党の後援会関係者にも及んでいました。質問は内容が伝わりやすいように組み立てるのですが、そのすべてを裏付ける証拠がそろっていました。


 反響は大きかった。他の野党議員が次から次へとネットで質問を拡散してくれました。市民の関心も高く、ツイッターのトレンド入りしたことには私も驚きました。


 しかし、直後の大手メディアの反応は弱く、数えるほどしか報じられませんでした。この落差はなんだろうと考えていました。


 週が明け、野党合同の追及チームが動き出すころからステージが変わったと思います。それぞれの党が入手した資料を共有しながら、作戦会議から首相の地元の現地調査といった実際の行動まで…。これほど野党が一丸となって取り組んだのは初めてだと思います。


 作戦会議での、最大の資料となったのが日曜版でした。さまざまな会合で、机に日曜版のコピーが置かれていることも当たり前でした。


 多くの市民も国会審議をチェックし、SNS上で拡散して政府を追及しました。野党と市民、日曜版が一緒になって問題を深めていったと思います。


 森友・加計問題などで、「何をやっても許される」と言わんばかりの安倍政権への怒りが、政治的な立場を超えて広がっていた。そこに日曜版が桜問題を暴いたことで「やっぱりこうだったよ」という市民の怒りに火をつけたのでしょう。


 安倍首相が辞任しても、問題は終わりません。次期首相とみなされる菅義偉官房長官は、首相と共に問題の幕引きを図った張本人です。安倍政権を守り続けてきた自公政権が続く限り、すべての事実を明らかにはできないでしょう。政権交代を実現してこそ、出すべき資料をすべて出させ、真の責任を追及することができると思います。


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「赤旗」日曜版「桜」報道にJCJ大賞
神戸学院大学教授・政治資金オンブズマン共同代表 上脇博之さん

しんぶん赤旗 2020年9月9日【3面】


政権中枢の不正に切り込む


 おめでとうございます。「赤旗」日曜版の「桜を見る会」連続スクープは、強大な権力の不正を追及するというジャーナリズムの精神に基づく報道でした。安倍晋三首相の地元の政界関係者の証言や安倍事務所が後援会員に配った案内状など、客観的証拠に基づいて切り込んだことが評価されたのだろうと思います。


 桜を見る会は、安倍政権になってから参加者数が増え続け、予算も3倍に膨張していました。高級ホテルで飲食を提供した前夜祭とセットにして参加者を募集することは、首相の権限がなければできなかったことです。安倍首相による「行政の私物化」を象徴するもので、その一端を暴いた日曜版の報道には大きな意義があったと思います。


 格安で飲食を提供したという前夜祭での政治資金規正法・公職選挙法違反疑惑については、全国の弁護士や法学者ら計941人が安倍首相を刑事告発しました。私も告発人の一人です。国会議員としての資格が問われる違法行為疑惑です。


 安倍首相は「桜を見る会」と前夜祭の疑惑について何ら責任をとっていません。国会は真相解明と追及を続けるべきです。政府の責任は次の政権にも引き継がれます。


 メディアには「誰のために報道するのか」という基本姿勢が問われます。「赤旗」には、今後も国民のために政権中枢の不正に切り込む報道を続けてほしいです。


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「赤旗」日曜版JCJ大賞 ネットで反響
さすが真実追う新聞 欲しいのはスクープ

しんぶん赤旗 2020年9月9日【社会】


 「しんぶん赤旗」日曜版の「桜を見る会」スクープがJCJ大賞を受賞したことが報じられた8日。ネット上では「おめでとうございます」「さすが真実を追うジャーナリズムの真骨頂」「問題点を可視化してくれて、赤旗と田村智子議員には大変感謝」などのツイートが並びました。


 作家の室井佑月さんは「ほかのメディアもつづいてくれ。飯とかいってる場合じゃないよ。あたしたちが欲しいのは一斉に流れてくる広報じゃない、スクープ」と力強くツイート。


 落語家の立川談四楼さんは「日本ジャーナリスト会議は見るべきを見てるね」とコメントしました。


 国会審議の様子を街角で上映する「国会パブリックビューイング」代表の上西充子法政大学教授は、スクープ取材について山本豊彦日曜版編集長と対談した動画を引用し「ベテラン記者と若手記者のそれぞれの強みを生かして調査が進められたことがわかります」と紹介。裁縫家でイラストレーターのワタナベ・コウさんは「赤旗を作ってる皆さん、おめでとう!」と発信しました。

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/635.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <週刊誌は菅義偉氏の黒歴史、醜聞を洪水のごとく流し始めた>伊勢谷逮捕 また政治利用された有名人の麻薬所持(田中龍作ジャーナル)



伊勢谷逮捕 また政治利用された有名人の麻薬所持
https://tanakaryusaku.jp/2020/09/00023600
2020年9月9日 16:16 田中龍作ジャーナル


菅官房長官。総裁選出馬を語ったが、「アベ政治の継続」一本槍だった。=2日、衆院会館 撮影:田中龍作=

 俳優の伊勢谷友介氏が昨日8日、大麻所持で警視庁に逮捕された。

 対テロ戦争や環境問題などで政権に不都合な言動をしばしば展開していた伊勢谷氏。「これは狙われるぞ」と田中は危惧していた。

 テレビは朝から「有名俳優逮捕」で持ちっきり。ワイドニュースのはしゃぎぶりが目立つ。

 大麻、覚せい剤所持事案は、被疑者をキープしておいて、警察の都合がいい時にいつでも逮捕できる。

 プロ野球の清原和博氏が覚せい剤所持で逮捕されたのは2016年3月。アベ友甘利の口利き疑惑が核心に触れた時だった。贈賄側が音声を出し、渡した札束のコピーまで公表したのである。

 2014年5月、有名歌手のASKAが覚せい剤所持で逮捕された。安倍政権が集団的自衛権の行使容認に向けて公明党との協議に入る前日だった。


伊勢谷氏が留置されている湾岸警察署。=9日午前、撮影:田中龍作=

 権力が絶体絶命の時、あるいは国民の目先を変えたい時、スポーツ選手や芸能人の麻薬所持が、突如として登場する。

 伊勢谷氏の大麻所持もそうだ。

 総裁選の候補者討論会で、菅官房長官の定見のなさが露呈した。首相としての能力に疑問符がつくほどのお粗末さだ。

 週刊誌は菅義偉氏の黒歴史、醜聞を洪水のごとく流し始めた。

 伊勢谷氏の逮捕は折も折りだった。

 菅氏の秘書官を務めた警察庁の中村格・警察庁次長は、次期警察庁長官の呼び声が高い。これまでは安倍首相とアベ友の醜聞を握り潰すために、警察が動いた。詩織さん事件のように。

 今度は菅氏自身の暗部に光が射さぬよう警察を使うのだろうか。

         〜終わり〜



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/636.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 安倍首相辞任理由の「潰瘍性大腸炎」説を検証する(1)(アクセスジャーナル)






安倍首相辞任理由の「潰瘍性大腸炎」説を検証する(1)
https://access-journal.jp/53153
2020.9.09 04:00 アクセスジャーナル



9月5日、本紙の元に実に興味深い「投書」がメールであった。

そのタイトルは「安倍氏の2007年政権放り出しにおける“ニセ診断書”」となっていた。

ネタ元を守る義務があるので、詳細はいえないが、(学)慶応義塾の意思決定に関わっていた人物の関係者から。

その驚くべき内容は有料記事部分で明かすが、本紙がそうするのは、決してその内容を鵜呑みにしたからではなく、同じく詳細は明かせないが、その後、慶応大学医学部、安倍首相担当医関係者などにも取材した結果、信ぴょう性が高いと判断したからだ。

安倍首相が持病の「潰瘍性大腸炎」で1回目の辞任をしたのは07年9月26日のことだ。

その前、安倍首相はすでに辞任表明し、9月13日から東京・信濃町の慶応大学病院に入院していた。

そして9月24日、安倍首相は病院内で担当医同席で記者会見(冒頭写真=「北海道新聞」9月25日朝刊より)。

病院側は入院した13日午後記者会見し、首相の症状は「機能性胃腸障害」と診断したことを明らかにしていた。そして、24日の首相記者会見で担当医・日比紀文内科学教授(当時)はその機能性胃腸障害の病状に関し、「5キロ減った体重は入院前から10日余りたって全く戻っていない」と説明。退院の見通しが立たないと明かした。



このように、そもそも病院側の診断は「潰瘍性大腸炎」でないのだが、ともかく首相の職務が務まる状況ではないとフォローしたのだった。

この1回目の辞任時の状況を思えば、2回目の辞任時も今回は入院こそしていないが、同じく「潰瘍性大腸炎」が理由になっている(横写真=『週刊文春』9月3日号)のだから、辞任会見に担当医が同席、そうでなくても、慶応病院側が診断結果を示し、やはり首相の職務に耐えられないとフォローしてもいいのではないか(現在の担当医は前出・日比氏の弟子。日比氏は13年名誉教授に)。

というより、本紙既報のように、官邸側は辞任会見時に同席を要請したが断られたとの情報さえ得ている。

では、その差はいったい何なのか?

実は冒頭で紹介した「投書」メールはその疑問を説く内容なのだ。


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https://access-journal.jp/53153


関連記事
安倍首相、辞任の真相――河井夫婦1・5億円一部還流疑惑に新展開
https://access-journal.jp/53069



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/637.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 国民総のけぞりスカスカ菅演説 原稿棒読みまで継承のア然(日刊ゲンダイ)









国民総のけぞりスカスカ菅演説 原稿棒読みまで継承のア然
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278480
2020/09/09 日刊ゲンダイ


官僚原稿も継承(C)JMPA

 演説を聞いた国民が次期首相にふさわしい人を選ぶなら、石破元幹事長の圧勝だったのではないか。安倍首相の後継を決める自民党総裁選が8日告示され、石破氏、菅官房長官、岸田政調会長の3候補が所見発表演説会に臨んだ。

 トップバッターの石破氏の演説には熱がこもっていた。

「勇気と真心を持って真実を語る。それだけが政治家の仕事なのだ」

 35年前に渡辺美智雄元副総理から聞いたこの言葉が自分の政治家としての原点だと語り、「今こそ、納得と共感の政治」「グレートリセット、もう一度、この国の設計図を書き換えていく」と訴えたのだ。

 時代認識についても披歴。この国の100年を振り返った時、平成の30年間で民主主義も資本主義も大きく変質を遂げたこと。そして何より、戦争が終わったこと。権力とメディアが癒着し、軍部も政治家も保身に走り、個の利益を優先した結果、国は悲劇の道を歩んだ。その悲劇を決して繰り返してはならない、正しい情報が有権者に与えられなければ民主主義は機能しないと語りかけた。

「原稿に目を落とすことなく、しっかり前を向いて広く国民に訴えかけていた。石破氏の迫力に圧倒されたわけではないでしょうが、続けて演説した菅氏はひたすら手元の原稿を棒読みし、安倍政治の自画自賛に終始。大臣の政治資金パーティーで空虚なスピーチを聞いている気分になりましたが、これが彼の限界なのでしょう。石破氏の演説との落差は歴然ですが、それでも自民党は派閥談合で菅氏を新総裁に選ぶ。そういうペテン政治継承を御用メディアは断罪しようともしない。メディアが権力におもねると国を誤るという石破氏の危機感が、今まさに目の前で繰り広げられているのです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 菅氏の演説がいきなり、「今日の礎を築いてくれました安倍晋三総裁に対し、この場をお借りし、心からの敬意を表明するとともに、その卓越した指導力と判断力にあらためて最大限の賛辞を送らせていただきたい」と、“安倍マンセー”から始まったのには、国民ものけぞったのではないか。

“何も変わらないから安心して”

 その後は「迎賓館を開放した」「全国のダムの事前放流をできるようにした」、さらには携帯料金、ふるさと納税、インバウンド、地価上昇などの“実績”をアピール。どれも不要な政策とは言わないが、総裁候補の所見演説にしてはチマチマし過ぎてやしないか。まったくビジョンが感じられない。

「安倍政治の継承しか言わないスカスカ演説でした。国民に向けて将来の展望を語るのではなく、党内向けに『何も変わらないから安心して』とアピールしたのです。これが総裁候補“本命”の演説なのか。あまりに後ろ向き、内向きの発想で悲しくなります。岸田氏にしても、立ち位置が中途半端で何がしたいのか分からない。安倍政治との決別を宣言し、国民目線で語る石破氏の演説が際立つのは当然です。官僚が用意した原稿ではなく、自分の言葉で国家観を語れる政治家に日本を任せたいと、3候補の演説を聞いた国民、自民党員は思ったのではないでしょうか」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)

 菅政権では官僚原稿の棒読み、繰り返しが続くのだろう。野党や国民との対話を拒否した独断専行も含めて、安倍政治の継承ということだ。自民党員や国民は、本当にそれでいいのか。


【ノーカット】自民党総裁選 所見発表演説会

2020/09/09  SankeiNews







http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/638.html

記事 [政治・選挙・NHK275] コケにされた名門派閥<本澤二郎の「日本の風景」(3839)<電通・五輪お庭番・森喜朗までも嘘の上塗り>
コケにされた名門派閥<本澤二郎の「日本の風景」(3839)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26192699.html
2020年09月09日 jlj0011のblog


<電通・五輪お庭番・森喜朗までも嘘の上塗り>

 「安倍ちゃんの本当の心は岸田だった」とは、電通五輪のお庭番・森喜朗が発した、と昨日のネット報道で目にした。「サメの脳みそ」らしい安倍擁護論であるが、自民党の名門派閥・宏池会関係者で、森発言を素直に聞くものなど一人もいないだろう。

 事情通にとって、それは「森にまでコケにされた宏池会」「堕ちるとこまで落ちてしまった宏池会」を印象付けていようか。宏池会つぶしが、清和会の派閥目標だったが、遂に実現したとの思い上がりが、森の追い打ち発言となったものだろう。

<安倍・麻生に騙されて、騙されて総裁選でピエロ役>

 昨日の自民党本部での菅・石破・岸田三者の自民党総裁選候補者記者会見を少し、インターネットで見てしまったが、誰が見ても一番の劣等生は、安倍が推した本命の菅だった。自らの無能を隠そうと、日ごろからの硬い口を貝のように閉ざしてしまい、意味不明の連発だった。

 本来の党員選挙からの総裁選挙を実施していたら、菅の無能・無力を世界に露呈する総裁選になったことは間違いない。

 そこでも、安倍や麻生から「次は君だよ」という、生き馬の目を抜く永田町特有の、騙しのささやきに乗ってしまった岸田文雄という、宏池会会長のピエロ役に、サーカスの観客もうんざりだったろう。

 岸田ピエロは、その場面でも財閥1%のための、大衆いじめの安倍政治を評価する発言をした。腰を抜かした国民が多かったに違いない。

 宏池会創設者・池田勇人内閣の官房長官・黒金泰美の「宏池会政治は、国民のコンセンサス(合意)を政治に生かすことに尽きる」わけだから、安倍には民を慈しむという理念・信条はこれっぽちもなかった。憲法違反の戦争三法やカジノ法などの悪政・暴政の連続で、一部の株好きを喜ばせただけだった。そんな安倍・日本会議を持ち上げてしまった岸田である。

 岸田には、宏池会の理念・伝統を忘却してしまったのか、安倍レベルの政治家失格もいいところだ。

<宏池会の伝統・護憲リベラルの旗を降ろさせられて無残>

 筆者が宏池会と出会ったのは、1972年のことだった。7年8か月の佐藤栄作内閣が、沖縄返還を花道に退陣する総裁選のさ中でもあった。宏池会は田中六助ら血気盛んな面々が、前尾に代わって大平正芳を擁立、勢いがあった。参謀の鈴木善幸が、佐藤派分裂を想定して、党人派の田中角栄と連携、岸信介と佐藤の兄弟が支援する福田赳夫封じ込めの多数派工作に専念していた。

 福田封じの決め球が、中国との国交回復実現だった。いうところの大角連合で、三木派や中曽根派を糾合して、7月7日に田中内閣が誕生、大平は外相になると、一気呵成に中国との歴史的な正常化を実現した。

 日本の戦後外交の金字塔である。平和条約は、福田内閣の大平幹事長の手腕で、台湾派の岸がまとわりつく福田首相を説得して、これを実現した。大平は自ら政権を担当すると、中国に政府開発援助の供与を約束した。これが、90年代の中国の高度成長の起爆剤となったものである。

 大平が倒れると、鈴木が後継した。続く中曽根、竹下、宇野、海部内閣を経て宮澤内閣が誕生した。宏池会の護憲リベラルは、岸や中曽根の戦前派国家主義政治に対抗することで、自民党を国民の側に引き寄せてきた実績は、高く評価されよう。

 この評価される自民党護憲リベラルを、完璧に叩き潰した元凶が安倍・日本会議の極右政権だった。岸田には、そうした認識がないらしい。自ら墓穴を掘ってしまった点では、自業自得であろう。

<清和会・信濃町の3分の2議席の哀れ敗残者>

 護憲リベラルは、日本国民の平和主義に根差したものだ。他方、財閥の武器弾薬利権にまとわりつく岸や中曽根の国家主義は、1%と彼らのためにワシントンに目を向けるため、必然的に改憲軍拡派を名乗ることになる。

 彼らに政治家はいない。政治屋ばかりである。

 これは言論界も同様で、財閥1%の電通広告にぶら下がる新聞テレビが、読売・日本テレビ、産経のフジテレビ、そして日経・テレビ東京などで、そこでは露骨な改憲論を人々に流し込んできている。言論の自由という民主主義ジャーナリズムの原則を、自ら封じ込めている。

 そして最近になって気が付くと、ほとんどの新聞テレビが、護憲リベラルの旗を降ろしてきている。電通の大魔神に屈した証拠である。財閥広告に屈する言論界が、国民のための正義・公正という視点からの権力監視を、著しく低下させている。

 電通支援の清和会政治と比例して、公明党創価学会のマスコミ対策に、これまた新聞テレビが自粛して、批判記事を書かなくなってしまった。

 かくして、新聞テレビで日本の真実を知ることが出来ない、言論劣化国に成り下がって、独裁国レベルに成り下がっている。

 他方、北朝鮮の核問題や拉致問題を大きく報道する、政府の意向を反映したマスコミの狙いは、人々に偏狭なナショナリズムを植え付けることになる。日本会議・電通の狙いは、憲法改正に向けた世論操作なのだ。

 こうした悪しき土壌の背後にあるのは、国民の代表である国会で、政府与党が3分の2という圧倒的な議席を有している、そのためである。なぜか?安倍の極右化に服従する公明党創価学会、特に太田ショウコウと山口那津男と原田ら執行部の面々の池田裏切り人の自民党支援に尽きる。

 昨年7月の参院選広島選挙区での河井案里擁立の岸田・宏池会つぶしは、菅・安倍・二階の党本部からの1・5億円+公明党創価学会票の二つの要因で達成できたものである。以来、岸田評価が内外で激減、ついにはサーカスのピエロへと墜落してしまった。

<前尾繁三郎の時は大平正芳が汚名挽回、岸田には?>

 佐藤栄作の7年8か月の長期政権に対抗した前尾は、敗者となって大平が汚名挽回を果たし、名門派閥の復活に成功した。水面下での田中角栄との友情・信頼が開花したものだった。

 安倍内閣7年8か月の岸田は、ひたすら禅譲に賭けていた。政界の人間にとって、これは不思議なことであるが、前述した自公連携による3分の2の議席が、岸田の出番を封じ込めたものでもあろう。

 せめて石破との水面下の連携だ出来なかったのか?いまの宏池会の構成員を知らないが、大平を支援したような若手熱血漢がいなかった?参謀不在、小選挙区制下の国会議員の質的低下も原因かもしれない。

 提言したい!宏池会は護憲リベラルの旗を掲げ、国民との連帯を図ることで、相応の展望が開けるだろう。日本国民は支持する!

2020年9月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/639.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <真紀子節、炸裂!>菅政権なら「安倍家の生ゴミのバケツのふた」 田中真紀子氏が語る自民総裁選 石破氏は「納豆餅」、岸田氏は「冷凍の透明人間」と低調さに苦言。野党新党にも注文(論座・朝日新聞)




菅政権なら「安倍家の生ゴミのバケツのふた」 田中真紀子氏が語る自民総裁選
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020090800005.html
2020年09月09日 藤田直央 朝日新聞編集委員 論座 朝日新聞 

石破氏は「納豆餅」、岸田氏は「冷凍の透明人間」と低調さに苦言。野党新党にも注文


自民党総裁選の共同記者会見に臨む3候補=9月8日、東京・永田町。朝日新聞社

 自民党総裁選が9月8日に始まった。久々の新首相誕生につながる与党の一大行事が、なぜこんなに低調なのか。同時並行で代表選が進む野党の立憲民主党と国民民主党の合流新党には何が問われるのか。かつて政権を奪い合った自民党と民主党の双方で閣僚を務めた、田中真紀子氏(76)に聞いた。

 真紀子氏は1972〜74年に首相を務めた田中角栄氏の長女。父の新潟県の地盤を継いで93年に衆院議員に初当選し、自民党政権で科学技術庁長官、外相、民主党政権で文科相を務めた。東京・目白台の自宅近くのホテルでのインタビューは、自民党総裁選に辛辣だった。

「真ん中ははぐらかし」

――自民党総裁選が告示され、元幹事長の石破茂氏、官房長官の菅義偉氏、政調会長の岸田文雄氏(写真では右から)が立候補しました。3候補がそろって臨んだ8日の記者会見はどうでしたか。

 真ん中(菅氏)ははぐらかし、両脇の二人(左の岸田氏、右の石破氏)は具体性がなかった。特に森友・加計学園や「桜を見る会」の問題を問われた時の答えぶりです。あんなに国民の政治不信を生んだ問題なんだから手術して取り除くのが当たり前なのに、やる気が見えません。

 昨夏の参院選で、広島選挙区で自民党公認候補の河井案里被告(公職選挙法違反の罪で公判中)に党が1億5千万円という破格の支給をしていたこともそうです。国民から集めた政党交付金を何に使ったのか。党のトップとして踏み込んで対応する姿勢は感じられませんでした。


取材に応じる田中眞紀子氏=9月8日、東京都新宿区。藤田撮影

――田中さんが自民党にいた頃の1998年の総裁選で、小渕恵三、梶山静六、小泉純一郎の3氏が立候補した時、「凡人、軍人、変人」と評して話題になったのを思い出します(当選した小渕氏が首相に就任)。今回の総裁選に出た3氏をどう表現しますか。

 石破さんは納豆餅ね。アメリカ人の知り合いの夫婦が正月にうちに来たことがあって、お餅をふるまったら「いつ飲み込むんだ。かみ切れない」と。それに納豆をからめたら、もったいぶった食べ物だけどよけいべちゃべちゃして、いつまで経っても飲み込めない。

 岸田さんは初当選同期で仲はいいんだけど、冷凍になった透明人間かな。固まっちゃっていて、それでも自然解凍したら水がでれでれと出てきてふつうは生臭くなるんだけど、溶けても何もない透明人間。調理してもおいしくない。石破さんよりも背骨を感じない。

 菅さんは暗い。生ゴミを詰め込んだバケツのふた。その取っ手ですね。だれにしたって料理の乗ってないお皿のようなもので、そんなの出されても魅力がない。たたかれても主張をばんと言って国民に料理を出さなきゃだめ。政治ってもっと明るく光り輝いて期待を持たせるものでしょ。でもみんな熱が、エネルギーがない。


朝日新聞社

安倍内閣への検証なし

――菅氏は多くの派閥から支持され優位に立っていますが、バケツのふたというのは、どういう意味ですか。

 主婦の感覚です。安倍政権では例えば森友問題で公文書の改ざんがあったり、財務省の職員が自殺したり、でもその責任をあいまいにするうそとはぐらかしがたくさんあって、国民の不満も募っていた。なのにそうした悪臭紛々とした生ゴミを安倍家の台所から出して、バケツに押し込める。そのふたをするのが菅政権の役割ではないかということです。

 歴代最長になった安倍政権が終わったら、やるべきは検証、分析をして改善することなのに、官房長官でずっと臭いものにふたをしてきた菅さんが次の首相になって、できるわけがないでしょう。役所の縦割りの打破とおっしゃってますが、理念がないだけに安倍政権よりも一層人事で官僚を締め上げる、もっと暗―い強権政治になりますよ。



――なぜこうした自民党総裁選になるのでしょう。

 これまでの自民党政権や、政権交代で一時政権を担った民主党の責任もあるでしょうが、一番は安倍晋三首相ですね。政権のいろんな懸案を抱えながら、いきなりみんな投げ出すわけだから。党員投票などせずに、さっさとどう引き継ぐかという話になってしまう。

 その長く続いた安倍政権の下で自民党が劣化したこともあります。かつては派閥が政策を掲げて領袖を次の首相にと争ったものですが、つきあいのあるベテラン議員に聞くと、安倍政権しか知らない若手はそうした切磋琢磨が理解できず、どう動くか想像もつかないと嘆いています。

 また、そうしたベテラン議員たちも地盤を子供に継ごうかという年齢になっています。そのためには自己保身。与党であり続け、党から政治資金と選挙区で候補者となる公認をもらい続けることが大切になる。政策論争より、党内で争う場合ではないと考えがちです。

 でも、本当はコロナ対策一つとっても、医療や経済、金融の分野で日本の指導者が世界にどう発信し、協力するかで国際レベルにならないといけない。そういう議論が必要なのに、この自民党総裁選はお粗末すぎる。国民の不幸ですよ。


取材に応じる田中眞紀子氏=9月8日、東京都新宿区。藤田撮影

――かつて田中さんが見た自民党総裁選と比べてどうですか。2001年には当選した小泉さんの推薦人になり、「私は『変人』の生みの母です」と支えました。

 田中角栄の家族として私が見ていたのは、1972年、佐藤栄作首相の長期政権が終わって父が福田赳夫さんと争った「角福戦争」と、74年に金権問題で父が首相を辞めるときの椎名悦三郎副総裁による「椎名裁定」の時です。うちに大平正芳さんたちが慌ただしく出入りしたり、椎名さんから電話がかかってきたり、国家権力の移譲の現場は、すさまじいものでした。

 自分が衆院議員になって関わったのは1998年の「凡人、軍人、変人」の時と、2001年に小泉さんを応援した時です。亀井静香さんからも応援を頼まれましたが、派閥の調整で出馬表明に時間がかかったそうで、小泉さんより声をかけられるのが遅かった。

 かつての候補者たちもその時々では小粒だったかもしれませんが、この政策で日本を、世界を変えたいという政治への熱がありました。いまはのっぺらぼうです。



――今回の自民党総裁選後に、新首相が直接民意を問うために早めに解散するという見方もあります。

 そんな噂が聞こえてきます。姑息ですね。首相就任のご祝儀で人気があるうちに、生ゴミにふたをしたまま衆院選をやって議席が減るのを抑えようという、相変わらずの自民党のごまかしです。残り任期がまだ1年あるんだから、コロナ対策などで新政権の実態を十分に国民に見せてから解散すべきです。

野党合流新党に注文

――一方で、野党は立憲民主党と国民民主党が合流します。

 少しは進歩したかな。立憲民主党の幹部には、早くまとまらないと、前の衆院選で小池百合子さん(東京都知事)の希望の党にやられたように、どんどん引っぺがされるよと伝えていました。政治はタイミングです。まずは大きな方向性でまとまって、財政や安全保障といった政策の実現可能性は後で詰めればいいんで、手前でもめて分裂しても仕方がないんです。

 国会議員は与党も野党もみんな最初は素人なんだけど、そこは自民党に一日の長があって、まずは数でまとまることで政策を実現するんだということを若手にベテランが教える。私も最初は森喜朗さん(元首相)に相当やられました。ところが野党にはそれがなくて、当選回数もポストも関係なく、しかも近親憎悪で俺は議員だ、俺も議員だで張り合って離合集散してしまう。

 今回せっかく150人ぐらいのまとまりができるんだから、自民党のように、時には互いに引いて人の意見を聞くというしたたかな文化ができれば、また政権交代もできると思う。国民は野党の分裂劇をこれ以上見たくないんです。


共同記者会見後の立憲民主党の枝野代表(左)と国民民主党の泉政調会長=9月7日、東京・永田町。朝日新聞社

――いまその野党の新党でも代表選の最中で、立憲民主党の枝野幸男代表と、国民民主党の泉健太政調会長が立候補しています。

 枝野さんにはかつて国会で席がそばの時、頭はいいけど売れない弁護士みたいな顔(本人は実際に弁護士)をいつもしているから、あれでは親しまれないと思って「何で仏頂面なの」と聞いたら、「顔はもう変えようがないんで」と。でも2006年に彼に双子ができた時、「やっと生まれました」と破顔一笑を見せたので、「その顔よ。テレビでしてごらんなさい」と言いました。

 若い泉さんも出るんだから闊達に議論した上で、豆がはじけて飛び出さないようまとまりを保って、自民党にはできない安倍政権の検証を政策論争の形で迫ってほしい。今の自民党総裁選の体たらくは野党がだらしないせいでもあるから、頑張って政治に緊張感を生んでほしいですね。





http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/640.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <菅義偉という男の暗さと不気味>いくら大メディアが持ち上げても隠せない 陰湿な安倍亜流(日刊ゲンダイ)

※2020年9月8日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大





https://twitter.com/Trapelus/status/1303224488910180352



※文字起こし

「出来レース」というよりも、「消化試合」と言った方がいい。8日告示された自民党総裁選(14日投開票)のことだ。新型コロナ禍の中で行われる抑制的な選挙戦のため、やむを得ない面はあるものの、ちっとも盛り上がっていないどころか、しらけムードさえ漂っている。

 そりゃあ、そうだろう。選挙とは名ばかりで、誰が見ても党内5派閥の支援を受ける菅官房長官の圧倒的優位は揺るぎようがないからだ。7日、選対本部を発足させた岸田政調会長や、議員会館であいさつ回りを始めた石破元幹事長はテレビや新聞で「巻き返しに懸命」などと報じられていたが、党員・党友の投票を省く「簡易型選挙」で、菅が国会議員票の約7割を押さえてしまったのだから「巻き返し」もヘッタクレもない。

 一方、本命視される菅は台風10号への対応に万全を期す、として7日夜のテレビ出演を取りやめたが、これも余裕の裏返しとみられている。岸田や石破と激しく競り合う状況であれば、どんなに忙しくてもメディアの露出は欠かせないからだ。

 さらに菅は定例会見で「新型コロナウイルス感染を機にテレワークが広がり、行政や民間のデジタル化の必要性が明らかになった」と強調。行政のデジタル化推進に意欲を見せていたが、この発言だって自身が検討しているという「デジタル庁創設」に向けた布石と見るべきだろう。要するに菅の頭の中はすでに「総理」ということだ。

安倍政権の裏の「汚れ役」が表舞台に立つ意味

 だが、本当にこれでいいのか。大メディアは「秋田県のイチゴ農家に生まれた苦労人」「高校卒業後に上京し、働きながら法政大を卒業」などと持ち上げているが、今度の総裁選は飲み会やゴルフコンペの幹事を決めるのとはワケが違う。この国の針路を握る総理大臣に直結するのだ。国民が聞きたいことは「携帯電話料金の値下げ」なんてチマチマした話ではなく、一人の国会議員として、また政治家として重視している大局的な理念や理想は何か。総理大臣を目指すのであれば、どういう国家観を持っているのか、だ。

 今であれば、秋以降、第3、第4波が予想される新型コロナの感染拡大をどう抑え、停滞している経済をどう立て直すのか。トランプ政権下で隷属化が進んだ米国との関係をどう軌道修正するのか。亀裂が深まるばかりの中国や韓国、北朝鮮に加え、ロシアとの外交をどう考えるのか。いずれも、この国を率いるトップとして必要不可欠な視点だろう。

 ところが総裁選の出馬会見でも菅の口からは、国家論が語られることはなかった。それどころか、すべての質問をはぐらかし、具体的な政策表明もなし。強調したのは「安倍政権の継承」だけだ。これでは「アベノママデス」などと揶揄されるのも当たり前だ。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

「安倍政権の汚れ役としてすべての不祥事を握りつぶし、裏で隠してきた人物が表舞台に立つ。菅政権の誕生とは、そういう意味です。その政権がこれまでの政治手法、政策などを引き継ぐ。自民党にとっては最適の人選なのでしょうが、国民にとってはまさに最悪の展開です」

菅政権は安倍政権以上に独断専行の運営になる

「派閥に属さない叩き上げの政治家」――。テレビのコメンテーターはそろって菅をこう評し、国民に対して「いい人」の刷り込みに躍起になっているが、安倍内閣を支えてきた官房長官としての言動を振り返れば、とてもそうは思えない。とりわけ強く懸念されているのが、安倍政権以上に官僚の好き嫌い人事が進む恐れだ。

 菅は今も総務相時代に提唱した肝いりの「ふるさと納税制度」を得意げに語るが、この制度に対して「高所得者が優遇される」と問題点を指摘した当時の総務省の幹部は次官候補だったにもかかわらず、自治大学校長へ左遷されてしまった。

 現在、立教大学の特任教授を務める本人は「週刊朝日」(9月18日号)の取材に対し、<私は、役人の責任として間違った制度について『間違っている』と説明しただけ。しかし、菅氏は役人の言うことを無視するのがリーダーシップと考えているのでしょう>と淡々と答えていたが、逆らう官僚は問答無用で左遷とは恐怖政治そのものではないか。

 元文科次官の前川喜平氏も「サンデー毎日」(9月20日号)で「菅政権」について、<私は安倍氏以上に危険だと思う。安倍政権の権力を支え、内政を仕切ってきたのは、実質彼だからだ。霞が関に対する締め付けはさらにきつくなり、安倍時代以上の官僚の官邸下僕化、私兵化は進むであろう>と言い、こう続けていた。

<小泉政権では百家争鳴、言いたいことが言えたが、第2次安倍政権ではピタッと止まった。安倍氏と言うより菅氏の体質だろう。これまでも『安倍・菅』政権だったが、そこから『安倍』がなくなっただけだ。本質は変わらない。むしろ統制色は強まるのではないか>

 官僚の左遷だけじゃなく、東京新聞の女性記者とのやりとりでも注目されたように、気に入らない記者を徹底無視するのも特徴。陰湿な「安倍亜流」政治が菅政権の正体なのだ。

早くから次期総裁のイスを狙っていた

「熟慮に熟慮を重ねて判断」。菅は総裁選の出馬会見でこう言い、安倍政権を支えてきた閣僚の一人として「やむを得ず出馬に至った」みたいな口調だったが、前出の「週刊朝日」の<菅義偉“首相”のギラつく野心>と題した記事や、「週刊ポスト」(9月25日号)の<菅義偉「姑息な新宰相」“安倍官邸乗っ取り”の全内幕>と題した記事を読むと、菅発言は額面通りに受け取れない。

 両誌ともに菅が自民党の二階幹事長と水面下で手を握り、早い段階から次期総裁のイスを虎視眈々と狙っていた思惑が垣間見えるからだ。

 そういえば菅は7日の会見でも、通算在職日数が田中角栄氏と並び歴代最長となった二階について、「党内をしっかりと取りまとめていただけるので非常に頼りになる存在だ」とヨイショしていた。両誌の記事通りであれば、ワイドショーがタレ流している「志半ばで辞任する安倍首相の意志を菅が引き継ぐ」みたいな報道はやはり大ウソ。むしろ、安倍との確執は周知なのに、イケシャーシャーと辞任を利用した人間性に背筋が凍る思いだ。

 危機管理という名のもとに菅が重用した「官邸ポリス」と呼ばれる警察官僚、警察権力との関係にも底知れぬ闇を感じざるを得ない。ジャーナリストの伊藤博敏氏も日刊ゲンダイのコラムで<政権の闇>と題し、<「菅」を支えるのが公安警備畑の警察官僚だとすれば、ただでさえ華のない菅政権が、地味で暗いものになるのは避けられまい>と書いていたが、ワイドショーがどんなに持ち上げても、「菅義偉」という男には隠しきれない「暗さ」や「不気味さ」が常に付きまとうのだ。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏がこう言う。

「菅さんはかつて、閣僚の中で、すべての情報が集まる官邸が一番面白いと発言していたと聞きました。安倍政権ではその情報を活用し、長期政権を支えてきたわけですが今度はそれ以上の立場になるということ。すでに官僚組織を完全に押さえ込み、操っている様子から、今度の菅政権は安倍政権以上に独断専行の政権運営になる可能性もあると言えるでしょう」

「恐怖の居抜き政権」なんて絶対にあってはならない。



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