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2021年7月31日06時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK282] 鈴木宗男「五輪開催を批判した人はテレビを見るな」爺なのに子供か?(まるこ姫の独り言)
鈴木宗男「五輪開催を批判した人はテレビを見るな」爺なのに子供か?
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/07/post-c9555b.html
2021.07.30 まるこ姫の独り言


鈴木宗男ってネトウヨ爺だったのか。

百田尚樹みたいにへんな屁理屈かましているが、これが国会議員とは情けない。
これほど感情に流されて国民を非国民扱いする鈴木はなんなのか。

「五輪開催を批判したのならテレビを見る資格なし!」鈴木宗男氏が蓮舫氏に怒りあらわ
                7/29(木) 21:24配信 東スポWeb

>この日、立憲民主党の枝野幸男代表(57)は国会内で開いた会見で、開催中の東京五輪について「中止すればかえって大きな混乱を招くと強く危惧している」と中止を求めない意向を示した。

>これを受けて宗男氏はこう怒りをあらわにした。
「共産党や立憲民主党は、オリンピック開催に反対したわけですよ。五輪を反対したにもかかわらず、金メダルを取った人をほめたりしている輩がいますよ。腹立たしい限りですね」

>宗男氏は「五輪に反対しといてね、そしてテレビで見ているはないでしょう。五輪に反対した以上、テレビを見るな!といいたい」と怒り心頭だった。


子供の喧嘩かと思うほど感情をあらわにして、五輪開催に反対した人を侮辱する鈴木宗男。

これが国政をつかさどる議員の1人かと思うと情けないが、最近の国会議員の程度が本当に低すぎる。

五輪開催直前まで、どの調査でも国民の多くは五倫は中止か延期の方が圧倒的だった。

その国民の意思をこれほど罵倒できるとは。。

国政に出馬した人が、国民の感情を逆なですような発言を良く平気でできたものだ。

ネトウヨと言われる人達はほとんど鈴木宗男と同じ論調だが、政権のやる事は正しい事も間違っていることもある。

アベスガ政権の場合、間違ったことを批判すると(民意と離れたことが大半)非国民扱いにされてきた。

批判を恐れる国になんの進歩があるだろう。

今回のコロナ禍での五輪開催は、国民の健康と命が担保できるかどうかを考えた人は中止か延期と言って来た。

それに対して、政府に異を唱える国民は五倫に関するテレビを見るなと言う鈴木。

どんな政策でも大会でも問題があれば問題点を指摘したり、批判したりするのは当然のことだ。

れが開かれた国のやってきたことだ。

国民がどんなに反対をしても五輪開催になれば、一旦は政府批判を置いておいても選手の為に応援もあり得る話だ。

前に安倍前総理が、月刊誌「Hanada」の中で

>歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している

と語っていたが、鈴木の思考とそっくりだ。

五輪開催に反対してきた人は、政権を転覆させようとして反対したわけでもないのに、自民党議員のいかにも被害者意識が強すぎてがっかりする。

鈴木宗男も、五輪に反対した人達はテレビを見るなと言うが、その伝で行くと7割以上の人はテレビを見られなくなる。

果たして選手が喜ぶのか。

今よりもっと淋しい五輪になると思うが。。。


多くの国民がテレビを見られなくなったら選手もプレーのし甲斐が無くなるのではないか?

拍手や共感力、応援がプレーの力になるわけでそれがまったくなくなったら選手だって力が出ないだろうに。

前に、ネトウヨになる人は老人が多いと聞いてびっくりした覚えがあるが、鈴木をはじめ自民党の議員がそっくり子供の喧嘩レベルの発言をしているのを聞いて、さもありなんと思った。

もう自民党は、自由でも民主主義でもなくネトウヨ党と改名した方がピッタリすると思うが。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/298.html

記事 [政治・選挙・NHK282] アストラゼネカ製解禁でワクチン接種会場が混乱する日…厚労省は40〜50代を“狙い撃ち”(日刊ゲンダイ)



アストラゼネカ製解禁でワクチン接種会場が混乱する日…厚労省は40〜50代を“狙い撃ち”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/292665
2021/07/31 日刊ゲンダイ


ワクチン打つのも肝試しか(英アストラゼネカ製の新型コロナワクチン)/(C)ロイター

 厚生労働省は30日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの接種対象を原則40歳以上とすることを決めた。同日の専門部会に諮り、了承された。同省は今年5月に同社製を特例承認したが、海外で接種後に血栓ができ死亡した例の報告があったため、当面、使用を見送り。台湾などに無償で“払い下げ”してきた。

 最近の欧州当局の発表でも、接種5140万回のうち血栓が疑われる症例が479件あったとされる。ザッと10万人に1人の確率だ。厚労省は「アストラゼネカ製については以前から分科会で海外の副反応に注視し、検討を行っていました。今後の接種計画について詳細はまだ承知していません」(予防接種室)と答えていた。

 対象は40歳以上と、報じられとおり。65歳以上の接種が進む中、実質は重症者が増えている40〜50代を“狙い撃ち”だ。ワクチン不足もあり、敬遠してきたアストラゼネカ製に頼らざるを得なくなったようだ。

 ファイザー製とモデルナ製は従来型のウイルスへの発症予防有効率がそれぞれ95%、94%。アストラゼネカ製は76%だ。ただ、インフルエンザワクチンの有効率(40〜80%)を考慮すれば決して低くはない。

「アストラゼネカ製はウイルスベクターという原理を使っているため、安心感があります」とは、ハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新氏だ。

「昔からあるワクチン製造法のため、副反応に関する情報が豊富。1本あたり8ドルと価格も安い。一般論として血栓ができやすいのは心臓弁膜症、次いで動脈硬化の人。ただ、ワクチンを打たなくても新型コロナに感染すると、ほとんどの人が血栓ができやすくなる。その確率はワクチンを接種した人の数十倍だから、アストラゼネカ製でも打った方がいいと思います」

ワクチン打つのも肝試し

 問題は変異株への予防有効率だ。ファイザー製がアルファ株に対し93.7%、デルタ株には88%なのに対し、アストラゼネカ製はそれぞれ74.5%、67%と低い。

「現行の接種は市区町村でファイザー、職域などはモデルナとすみ分けができています。そこにアストラゼネカが割って入ったら、接種会場で一部の人が『アストラゼネカはイヤ。ファイザーをお願い』と要求して混乱を招き、ワクチン接種のペースが遅れるかも知れません」(左門新氏)

 ワクチン打つのも“肝試し”なんて事態は御免こうむりたい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/299.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 無法地帯になってきた空港と選手村 感染爆発が止まらないのも道理(田中龍作ジャーナル)



無法地帯になってきた空港と選手村 感染爆発が止まらないのも道理
https://tanakaryusaku.jp/2021/07/00025463
2021年7月31日 01:58 田中龍作ジャーナル


国際競技連盟の役員がトイレから出て来たところ。役員は日本に着いたばかりだ。トイレは一般の利用客と共用だった。=30日、羽田空港 撮影:田中龍作=

 菅首相は30日の記者会見で海外メディアの記者から「デルタ株への対策のなさ、その中での五輪開催が感染爆発を招いた」として辞任を迫られた。

 首相は「(空港では)レーンを分けていますから」と答えた。羽田空港に視察に行ったのに、何を見てきたのだろうか?

 実態は一般客が使用するトイレを、海外から日本に着いたばかりの五輪関係者が使用していた。(写真)

 羽田空港近くの総合病院で発熱外来を担当する医師が「案内係や飲食店従業員など空港内の労働者から感染者が出ている」と明かした。

 これはトイレの共用とも無関係ではないだろう。

 水際対策は防疫の要諦である。にもかかわらず余りにズサンだ。当然の結果として感染爆発を招いてしまったのである。


5日前に来日した彼女は、行きたい所をスマホで検索していた。どこまでも天真爛漫だった。=27日、中央区 撮影:田中龍作

 選手村は能天気だ。自転車で外出する選手まで出てきた。写真の選手は5日前に来日したばかりだ。

 日本滞在中のルールを定めたプレイブックによれば「選手、役員の移動は専用車両を使って下さい」とある。

 「専用車両で移動することでバブルの中に包み込む」。内閣官房のオリパラ事務局が野党議員に説明していたのは、ウソだったのか?

 練習に出て行くのに専用車両を使っていなかったチームがあり、拙ジャーナルでも追及した。

 水際の空港、感染のエピセンターとまで言われる選手村。ここに来て無法地帯となってきた。

 感染爆発はもう止めようがないのか。

  〜終わり〜



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/300.html

記事 [政治・選挙・NHK282] オリンピック開会式は中途半端な出し物ばかり…かつてないほどつまらなかった 三枝成彰の中高年革命(日刊ゲンダイ)



オリンピック開会式は中途半端な出し物ばかり…かつてないほどつまらなかった 三枝成彰の中高年革命
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/292685
2021/07/31 日刊ゲンダイ


聖火点火のシーンには「ボレロ」が(C)JPMA

 まずは前回の記述に一部誤認があったので、改めて書く。

 広告代理店はIOC委員の子女の米一流大入学や現地での生活費の世話まですると聞いた。その費用はクライアントの企業に肩代わりさせる。その見返りに代理店は、企業のスキャンダルや世の中に出したくない不都合な情報がマスコミに流れないように一役買う。確かめようもないが、業界ではまことしやかにささやかれており、私はあり得る話だと思っている。実に巧妙な仕組みだ。

 そんな利にさとい広告代理店にオリンピックの仕事を丸投げしていては知性や文化的な意味づけなど期待すべくもない。マーケティングや流行で企画を立てるからだ。

 今回の開会式は、かつてないほどつまらなかった。

 ビートたけしさんが「金返せよ」「外国恥ずかしくて行けないよ、俺」と言われたが、まったく同感だ。あれを褒めそやし、歯の浮くような賛辞を述べているコメンテーターもいたが、「そう思っているはずがないのに、みんなが本音を言えない世の中になったんだな」と改めて思った。

 全体として散漫で盛り上がりに欠け、身を乗り出して見たくなるものはひとつもない。中途半端な出し物ばかりを延々と見せられるのは苦痛だった。

「イマジン」は良かったが、世界の歌手に歌い継がせるのは古い。「ウィ・アー・ザ・ワールド」のパクリのようだ。

 現在はジョン・レノンとオノ・ヨーコさんの共作とされているので、辛うじて日本人に関連してはいるのだが、肝心の歌詞の翻訳が画面に出なかった。「想像してごらん、国境も宗教も所有も存在しない、貧しさも飢えも必要ない、みんな兄弟同士で世界を分かち合っているんだから」というこの曲はベトナム戦争をやめさせ、数百万の命を救った反戦歌だ。その歌詞には政治批判とも受け取れる激しさがあるから流さなかったのか。

 ラヴェルの「ボレロ」を聖火点火のシーンに使ったのも、よく分からなかった。恐らく別の楽曲を使うはずが、何かの事情で土壇場で差し替えたのではないか? どうせ使うなら、日本人の曲にしてほしかった。

 ただ、MISIAの「君が代」はアバンギャルドなハーモニーを用いた編曲が奇抜だった。「『君が代』を冒涜(ぼうとく)している」と怒った人もいるかもしれないが、芸術表現に賛否両論あるのは西洋では当たり前だ。むしろ否定が多いのを良しとする気風がある。日本人があそこまでできたのは初めてだろう。世界が注視する中で披露したのは評価できる。

 個人的に感動したのは、天皇陛下がおひとりで読み上げられた開会の宣言だ。簡潔な内容だっただけに、お言葉の裏に、いまも開催に反対されているお気持ちが感じられた。

 逆に橋本組織委会長とバッハIOC会長の言い訳じみたあいさつの長かったこと! 小池都知事があいさつしなかったのと、安倍前総理が欠席したのは、はっきり言ってひきょうだ。主催者は日本国ではなく東京都であり、その長たる小池知事が、まずあいさつすべきだ。安倍さんは今回のオリンピックを東京に招致した張本人である。リオでマリオの扮装までしておいて、批判の矢面に立ちたくないというのか。いかなる批判も甘んじて受け、関係者の盾となるのが本当のリーダーだろう。

 経済団体やスポンサー企業のトップの姿がないのも、かつてない光景だった。ドイツのメルケル首相ら各国首脳も欠席ばかりで、アメリカもバイデン大統領夫人。めぼしいのはマクロン仏大統領ぐらいだが、次期パリ大会を招致している手前、来ざるを得なかったのだろう。理由が何にせよ、ワクチンを打っているのだから来てもよさそうなものだが、やはりアンチ・オリンピックの気持ちを表すために来なかったのかも、などと勘繰りたくなる。

 オリンピックという祭典が、ひとつの限界に来ているのかもしれないと感じた開会式だった。



三枝成彰 作曲家
1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2020年、文化功労者顕彰を受ける。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/301.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 映画『パンケーキを毒見する』公開記念 真夏の大激論スペシャル 大トーク:必見!!!(かっちの言い分)
映画『パンケーキを毒見する』公開記念 真夏の大激論スペシャル 大トーク:必見!!!
https://31634308.at.webry.info/202107/article_11.html?1627719160



今、映画「パンケーキを毒見する」が公開されている。


この映画の監督した内山氏、古賀氏、前川氏、望月氏がこの映画を基に、今の菅政権、官僚、マスコミを含めたことを大トークしている。



映画も大盛況ということである。


このトークの中で、古賀氏が、もう日本は麻生、安倍、菅の知能の低いTOPで、もうガタガタに地に落ちてきた。ここで政権を替えないと、もう日本は取り返しのつかないことになる警告したことに、本当に納得。


まずは、このYoutubeを見るだけで価値がある。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/302.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <これはヤバい!前週比3.6倍!>東京都 新型コロナ 4058人感染確認 過去最多 初の4000人超 







東京都 新型コロナ 4058人感染確認 過去最多 初の4000人超
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210731/k10013172931000.html
2021年7月31日 16時50分 NHK



東京都は31日、都内で新型コロナウイルスの感染が確認された人が初めて4000人を超えて4058人だったと発表しました。

都内では、今月28日に初めて3000人を超え、30日までの3日連続で3000人以上が確認されていて、これまでにないスピードで感染の急激な拡大が進んでいます。

一方、都の基準で集計した31日時点の重症の患者は30日より7人増えて95人でした。








http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/303.html
記事 [政治・選挙・NHK282] 安倍前首相の東京五輪開会式欠席は無責任の極み 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)



安倍前首相の東京五輪開会式欠席は無責任の極み 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/292600
2021/07/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


出席すべき責任があったはず(2016年リオ五輪での安倍”マリオ”勇姿)/(C)日刊ゲンダイ

 1962年に大ヒットした歌謡曲がある。俳優、コメディアンだった植木等(享年80)が歌った「無責任一代男」だ。

「おれは この世で一番 無責任と言われた男 ガキの頃から調子よく」で始まり、「人生で大事な事は タイミングにC調に無責任 とかくこの世は無責任」と歌った。

 安倍前首相は東京五輪組織委員会の名誉最高顧問である。東京五輪を招致するのに最も活躍した。2013年のIOC(国際オリンピック委員会)総会では、東日本大震災で起きた原発事故の放射能汚染水の状況を「アンダーコントロール」と強調する演説を行った。

 前回(16年)のリオデジャネイロ五輪の閉会式では、東京五輪を宣伝するため、安倍首相(当時)はマリオに扮して登場した。

「2020年東京五輪」の1年延長を提言したのも安倍首相(同)である。

 確かに今、国民は今夏の五輪開催に対して厳しい姿勢を示し、国民の6割以上は中止や延期を望んでいる。さらに開催地の東京は緊急事態宣言の発令中で、東京五輪は原則、無観客。多くのスポンサー企業のトップは開会式への不参加を決めた。とはいえ、そんな中でも東京五輪の開会式は開かれたのだ。

 五輪関係者や外国要人が出席したのであれば、当然、安倍前首相は出席すべき道義的責任がある。しかし、彼は欠席した。

 安倍政権に厳しい目を向けてきた東京新聞記者の望月衣塑子さんは、<五輪に反対する人を「反日的」と勇ましく批判したのに、ここで名誉最高顧問様が逃亡?いや、まさかね!欠席と思わせて、マリオでサプライズ出席かな>とつぶやいていた。

 長い間、安倍政権を擁護してきたネットの投稿でも、次のような書き込みが見られた。

<勇ましいのは口先。恥概念欠如。一人で出ろよってポジションだろ。安倍マリオ。一年延期は安倍案。式典は出ろよ。一番招致に関わっといて、反五輪は反日!反五輪は反日!あれ?>

 安倍前首相の無責任な姿勢が露呈するのは今回が初めてではない。彼は「特異な能力」があり、その時々の視聴者が好むと思う言動をする。自分の過去の発言や行動は全く関係がない。さらに将来の行動も関係がない。

 無責任男の代表的存在ともいえる人物が日本政治の中核におり、その無責任体質が日本政治を支配している。



孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/304.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 五輪強行感染爆発責任ごまかす菅首相(植草一秀の『知られざる真実』)
五輪強行感染爆発責任ごまかす菅首相
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-6af372.html
2021年7月31日 植草一秀の『知られざる真実』


菅五輪強行感染爆発が猛威を奮っている。

第五波の感染爆発の主犯は菅義偉氏。

五輪開催強行が人々の行動抑制のたがを外した。

「五輪強行で行動抑制のたがが外れた」
https://bit.ly/3zVGGte

五輪開催強行は世界各地からの大量の外国人入国をもたらす。

五輪組織委が主張していたバブルは完全に破裂している。

世界中から変異株が東京に集結している。

五輪開催強行は人々の行動抑制の自制心を完全に破壊した。

決定的だったのはパーティーの開催。

市民に不要不急の外出自粛を求めておきながら五輪関係者、政府要人がパーティー開催を強行した。

感染爆発の主因は菅義偉氏が人々の行動抑制自制心を破壊したことにある。

菅義偉氏は人流が減少していると述べたがウソ。

人流は東京都の昼間人口を指すものでない。

アップル社が日本全国の人の移動データを公表している。

自動車による移動、交通機関による移動、徒歩による移動のデータを公開している。

人の移動指数と新規陽性者数との間には明瞭な連動関係が観察される。

         人の移動指数と全国新規陽性者数推移

※拡大→http://img.asyura2.com/up/d13/4750.jpg

         人の移動指数と全国新規陽性者数推移

※拡大→http://img.asyura2.com/up/d13/4751.jpg

3週間前の人の移動指数推移と全国新規陽性者数とを比較すると、極めて強い連動関係が観察される。

コロナ感染の波動は世界的な感染波動の影響を受ける。

世界的な感染波動と国内の人流変化で感染の増減がほぼ説明される。

菅内閣は昨年来4度目となる緊急事態宣言を7月12日に発出した。

菅首相による緊急事態宣言発出は3度目。

そのたびに、

「再び緊急事態宣言を発出することがないようにするのが自分の責務」

と述べながら、何度も緊急事態宣言を発出する。

自己の発言に対する責任感も結果責任を行動で示す誠実さも一切持ち合わせていない。

無責任の極み。

感染第五波をもたらしている中核はL452R変異株。

3月中旬にインドで確認された。

直ちに厳正な水際対策が必要だったが菅義偉氏が行動したのは5月に入ってから。

「後手後手・小出し」対応でL452R変異株国内流入をいとも簡単に許した。

過去の緊急事態宣言発出時には人流減少反応がそれなりにあった。

もっとも強い反応が示されたのは昨年4月の緊急事態宣言発出時。

人流データは昨年5月5日に最低値を記録。

ゴールデンウイーク最終日の人流が最低値を記録した。

しかし、4度目の緊急事態宣言を7月12日に発出した後は、人流減少がまったく観察されていない。

また、菅義偉氏は7月22日からの4連休に際して都道府県境を超える人の移動を一切制限しなかった。

4連休に際して都道府県境を越える人の移動が爆発した。

移動に制限をかけなかったのは、菅義偉氏が観光業界利権を優先したため。

昨年の11月21日からの3連休前に感染拡大が警戒水準を超えた。

このときも菅義偉氏はGotoトラベル政策を停止しなかった。

驚くべきことに菅義偉氏は12月28日までGotoトラベル政策をほぼ全面推進した。

このために感染第三波が極めて拡大した。

観光業界利権を優先した。

今回は7月12日の緊急事態宣言発出後に人流がさらに拡大している。

また、多数の飲食事業者が酒類提供、深夜営業に踏み切った。

自粛要請に従わない飲食事業者は空前の大活況を享受している。

自粛要請に従わない事業者に対する締め付け政策が破綻して、雪崩を打つように多数の事業者が酒類提供、深夜営業に突入している。

五輪開催を強行しておいて自粛しろは通用しない。

感染第五波爆発の責任は菅義偉氏にある。

日本の主権者は菅義偉氏を速やかに解任するべきだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/305.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 安倍前首相のせこい計算 桜疑惑は検審「不起訴不当」議決で今後どうなる(日刊ゲンダイ)



安倍前首相のせこい計算 桜疑惑は検審「不起訴不当」議決で今後どうなる
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/292716
2021/07/31 日刊ゲンダイ


静かに見守っている場合じゃない(記者の質問に答える安倍前首相=30日)/(C)共同通信社

 沈黙を続けていたのはビビっていたからか。安倍前首相の後援会主催の「桜を見る会」前夜祭をめぐる疑惑に新たな動きだ。安倍前首相は公選法違反や政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されたが、東京地検特捜部は昨年末、不起訴処分とした。ところが、東京第1検察審査会は15日付で「不起訴不当」と議決。30日、公表された。

こだわった五輪なのにひたすら沈黙

 招致に関わった東京五輪の真っただ中だというのに、このところの安倍前首相は妙におとなしい。開会式は欠席。日本勢のメダルラッシュに「おめでとう」のツイートもない。大会組織委員会の名誉最高顧問で、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長から「オリンピック・オーダー(五輪功労章)」の金章を授与された“功績者”でもあるのに、だ。

「悪目立ちしたくないのでしょう」と言うのは、ある政界関係者だ。

「2016年リオ五輪の閉会式では、マリオに扮してまで機運の盛り上げに一役買ったほど、安倍前首相の五輪へのこだわりは強い。それなのに、五輪が始まってから選手への激励も祝福もない。検審の議決が迫っていたため、あえてコメントしなかったともっぱらです」(永田町関係者)

 トコトンせこいヤツだ。

 検審は議決の中で「一部の参加者の供述だけで参加者全体について寄付を受けた認識がないと判断したのは不十分と言わざるをえない。安倍氏や秘書らの供述だけでなくメールなどの客観的資料も入手したうえで犯意を認定すべきで、不起訴の判断には納得がいかない」と指摘している。特捜部は今後、再捜査し、改めて起訴するか否かを判断する。果たしてどうなるのか。

「特捜部が一度下した不起訴という判断を覆すことは考えづらいと思います。ただ、安倍前首相は、前夜祭参加者の飲食代金の不足分を補填した行為について『会場費に使ったので寄付に当たらない』と説明しましたが、詳細についてはダンマリを決め込んでいる。公選法が禁じる違法な寄付に当たる疑いはぬぐえません。検審を構成する市民はまっとうな判断を下したと言えるでしょう」(元特捜検事の郷原信郎弁護士)

 野党が説明を求める中、ぶら下がり取材に対応した前首相は「当局の対応を静かに見守りたい」と他人事のよう。29日には安全保障などを議題にした日米台の議員有志による「戦略対話」にオンライン参加し台湾の李登輝元総統の一周忌に合わせた訪台も検討中だというが、疑惑の説明が先だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/306.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 正念場の林検察<本澤二郎の「日本の風景」<自民党真っ青!安倍晋三が第二の朴槿恵になる可能性が強い!?>

※補足 2021年7月31日 朝日新聞1面 紙面クリック拡大



※補足 2021年7月31日 朝日新聞3面 紙面クリック拡大


正念場の林検察<本澤二郎の「日本の風景」
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/29990960.html
2021年07月31日 jlj0011のblog


<自民党真っ青!安倍晋三が第二の朴槿恵になる可能性が強い!?>

 「311フクシマ東電原発隠し」の東京五輪強行にこぎつけたものの、コロナの大量感染で「現在が最も危険な状態」に置かれている日本。昨日午後、市民運動家に電話を入れると、今東京駅という。「満洲事変90周年の講演会に来たのだが、宇都宮線が事故で間に合わなかった。鳩山由紀夫が出席したようだが、話を聞くことが出来なかった」と。念のため、調べると、確かに今年は9・18事変90周年である。

 満洲事変からだ。安倍晋三の祖父・A級戦犯で逮捕された商工官僚・岸信介らが財閥の意向を体して、大活躍する満洲侵略の発端となった。それから90年。そのころ岸の孫は、国会内で首相歴任中の、大胆すぎる桜・前夜祭のホテルニューオータニ大宴会費用負担の公選法と政治資金などの違法行為不起訴事件を、検察審査会が「不起訴不当」議決と向かい合った。

 予想されたこととはいえ、安倍・桜事件再捜査を義務付けられた、東京地検の捜査陣に緊張が走った。瞬時に、平河町の自民党本部と信濃町の公明党本部の関係者は、ついに来た重大事件、主権者が決して許さない安倍事件再捜査に真っ青になった。清和会本流・福田赳夫側近の元大臣秘書官は「楽しみが増えた」といって喜んだ。福田康夫や鳩山由紀夫等は「林検察はやらざるえないだろう」と高みの見物を決め込んだ。

 血脈・人脈からすると、90年前から継続してきた日本侵略で逮捕された祖父と、今また孫にも豚箱入りの可能性が強まったことになる。

 検察事情に詳しい清和会OBは「安倍は第二の朴槿恵になる」と断言する。「900人余の法律の専門家の起訴すべしは重い。林検察は逃げることは出来ない。必ずやる。主権者・世論の怒りの輪が日本列島に広がっている」と分析した。

<安倍桜を東京地検再捜査!国民は林検察に対して熱い声援>

 いったんは、前首相に配慮した検察である。対して怒りの声が、林真琴に集中した。我々の仲間は、林を「検事罷免」するため、検察官適格審査会にかけるべし、との要請文を法務省に提出した。

 主権者の思いを代弁した、当たり前の行動である。

 ここにきて政治環境に、大きな変化が現れた。自民党保守本流派閥・宏池会が広島1・5億円(政党助成金)を解明せよ、と幹事長の二階俊博に迫った。派閥の不正追及は、この数十年の自民党史になかった。上川陽子法相は宏池会、アメリカで教育を受けてきた合理主義者である。

 市民運動家のSさんは「林検察に声援の論陣を張って」と珍しい要望である。

埼玉県の仲間は、首から「安倍逮捕」と書いた大きなプラカードを首から下げて国会に出向いている。安倍の近くで「嘘つき」と大声上げて非難もした。安倍の街頭演説会場では、右翼やくざと大喧嘩しても、ひるまない現代の豪傑なのだ。

<「神の国」の神道・安倍は「靖国の神風」で検察封じに期待をかける?>

 岸の長女・安倍洋子は、息子を「運命の子」と呼んだというが、それは父親の運命と重ね合わせたものであろうか。

 東条内閣商工大臣から敗戦後、巣鴨入り、そこから米謀略機関CIAの配下を約束して、奇跡的に民主主義の日本で政権を担当した実父。この不条理を受け入れた当時の日本国民だったが、岸にとって神道「神風」と認識したのであろう。岸の薫陶を幼くして受けた晋三の政権担当は、陽子にとってまさに「運命の子」だったのであろう。

 しかし、この先が続く。岸の巣鴨が、安倍のOO拘置所にならないのか。

 安倍は、目下のところ、靖国神社の「神風」に祈願しているのだろう。検察には、世論という強い味方が控えていて、不条理な捜査を厳しく監視している。

もはや忖度捜査という手抜きは、日本国憲法下、許されない。

<河井夫妻1・5億円事件捜査も控えている+モリカケ事件etc>

 桜事件を突破口に山積する安倍犯罪事件が、次々と捜査本格化を迫っている。 捜査当局にとって、コロナと五輪の狂騒曲は、むしろ幸いといえる。雑音から解放されるからだ。

 既に材料はそろっている。河井1・5億円事件の全容解明も、決断すれば早い。モリカケも、である。本来の正義の捜査によって、証拠は山のように集まるだろう。

 五輪強行にこぎつけた菅義偉にとっては、もはや政治面だけでなく、体力に限界が見えている。記者会見での記者質問も、大分変化を見せている。日本に「法の支配」「民主主義」が復活するのかどうか、安倍事件捜査が最大の国民的関心事となった!

<悪人は必ずボロを出す、善人は善導しても悪を許さず>

 1972年から永田町を見聞してきていえることは、安倍晋三は日本最悪の政治屋である。悪法を次々強行した。犯罪行為を次々と起こした。

 対して噓を連発して逃げ切った?のだが、悪人は必ずボロを出す。善人は、その悪を許さない。社会とはそういうものである。

2021年7月31日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(朝日)不起訴不当になったのは、安倍氏側が補塡(ほてん)した夕食会の費用が選挙区内での寄付にあたるという公職選挙法違反と、安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」の会計責任者の選任監督を怠ったという政治資金規正法違反の二つの容疑。夕食会を主催した政治団体「安倍晋三後援会」(山口県下関市)の収支報告書に夕食会の収支を記載しなかったという政治資金規正法違反容疑などについては「不起訴相当」となった。  夕食会は安倍晋三後援会の主催で、2013〜19年に年1回、地元の支援者らを都内のホテルに招いて1人5千円などの会費制で開かれた。安倍氏は国会などで「ホテルが設定した額を参加者が払った。事務所や後援会の収入、支出は一切ない」と説明していたが、実際は会費だけでは賄えず、不足分は安倍氏側が補塡していた。


(共同)安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填問題で、安倍氏の不起訴処分が妥当かどうか検討している検察審査会が、東京地検特捜部の担当検事から意見聴取したことが15日、関係者への取材で分かった。捜査の経緯や不起訴と判断した根拠について説明を求めたもようで、近く議決を出すとみられる。 安倍氏は政治資金規正法違反(不記載)や公選法違反(寄付行為)の疑いで告発されたが、特捜部は昨年12月、嫌疑不十分で不起訴とした。  収支報告書に約3千万円を記載しなかったとして元公設第1秘書のみを略式起訴し、告発した市民団体が1月以降に審査を申し立てていた。


(時事)自民党の安倍晋三前首相は30日、自らの後援会が在任中の「桜を見る会」前夜に開いた夕食会をめぐる事件で、自身に対する不起訴処分の一部を検察審査会が「不起訴不当」と議決したことを受け、「今後、当局の対応を静かに見守りたい」と述べた



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/307.html

記事 [政治・選挙・NHK282] “不起訴不当”報道の日に安倍晋三が「東京五輪」語りの厚顔! 1年延期の理由は大嘘、「国産ワクチンできる」発言なかったことに(リテラ)
“不起訴不当”報道の日に安倍晋三が「東京五輪」語りの厚顔! 1年延期の理由は大嘘、「国産ワクチンできる」発言なかったことに
https://lite-ra.com/2021/07/post-5971.html
2021.07.31 安倍晋三が「東京五輪」語るも、1年延期の理由は大嘘 歴史改ざん リテラ

    
    読売のインタビューに応じる安倍前首相(読売新聞オンライン)

 まったく相変わらずと言うしかない。昨日30日、「桜を見る会」前夜祭の費用負担問題で検察審査会が「不起訴不当」と議決したことを受けて、メディアの取材を受けた安倍晋三・前首相だが、結局、「今後の(検察)当局の対応を静かに見守りたい」などと事務的に語っただけ。反省や謝罪どころか、釈明すらしなかった。前夜祭問題についての安倍前首相の説明は、嘘や矛盾が次々と明らかになっているが、そうしたことに対してもなんの説明もしなかった。

 約1カ月ぶりに更新したTwitterも同様で、囲み取材とほとんど同じ言葉を載せただけだった。

 おそらく、検察を刺激しないように当たり障りのないコメントでごまかしておけば、再び不起訴になって、自身の犯罪をなかったことにできるという魂胆なのだろう。

 誠実さのかけらもない、無責任の極みのような態度だが、しかし、安倍前首相の無責任ぶり、嘘つきぶりがあらためて露わになったのは「桜を見る会」問題だけではなかった。検察審査会が「不起訴不当」の議決をしたその昨日30日、安倍前首相は読売新聞朝刊に登場。東京オリパラにかんするインタビューに応じていたのだが、この内容があ然とするものだったのだ。

 言うまでもなく、安倍前首相は東京五輪の「1年以内の延期」を決定した張本人であり、東京五輪組織委員会の最高名誉顧問。つい最近も極右ヘイト雑誌「月刊Hanada」(飛鳥新社)のインタビューで「共産党に代表されるように、歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」などと暴言を吐いていた。ところが、五輪が無観客開催となり、感染拡大で東京五輪が「負のレガシー」になる公算が高まるや否や、土壇場になって開会式の欠席を決定。大会が始まってからも、Twitterなどはまったく更新せず、「逃げ足だけはいつも早い」「都合が悪くなると姿を消すいつものパターン」と批判されていた。

 それが、昨日30日になって突然、読売新聞に登場し、オリパラについて語り始めたのだ。おそらく、金メダルラッシュでマスコミの姿勢が一変し、世の中が五輪祝福ムードになったので、御用新聞を使って自分の存在をアピールしたくなったのだろう(結局、検察審査会の「不起訴不当」の議決で、そのアピールは吹き飛んでしまったのだが)。

 実際、インタビューの中身はリオ五輪閉会式での「安倍マリオ」について「その後、首相として出席した国際会議でも「あれは良かったね」と言われました」だの「陸上の男子400メートルリレー(8月6日に決勝)は、金メダルを期待しています」だのとノーテンキに語るだけで、現在の混乱についての責任を反省したり、謝罪したりする発言は一切なかった。

■安倍が読売で語った「1年延期の理由」の噴飯!「国産ワクチンができる」といっていたくせに

 いや、それどころか、安倍前首相はこの読売のインタビューで、都合が悪くなると必ずやる“自分の発言改ざん”までおこなっていた。

 それは、安倍前首相が東京五輪をたった1年の延期にしてしまった問題についてのやりとりだった。

 そもそも東京五輪の延期をめぐっては、「1年の延期ではとてもコロナが収束しない」「もし収束しなかったらもう再延期は難しい」として「最初から2年延期すべきだ」という意見が大勢を占めていた。それは識者だけの意見ではなく、五輪誘致を牛耳ってきた元電通専務の高橋治之・組織委理事も「2年延期」を主張し、当時の森喜朗・組織委会長も当時の安倍首相に「2年延ばしたほうがいいのではないか」と提案。IOCも延期を「1年以内」と主張したわけではなかった。

 ところが、首相だった安倍が「1年以内の延期」をゴリ押し。これは当時、今年9月の総裁任期いっぱいまで総理大臣をつづける気満々だった安倍が、自分の在任中にどうしても東京五輪を開催したいためだった。こうして安倍の政治的もくろみのために、昨年流行した従来型より感染力も毒性も強い変異株が猛威を振るうなかでの開催という非常事態となってしまったのだ。

 ところが、読売のインタビューで安倍前首相は「1年延期」の判断について、こんな主張を繰り広げたのである。

「コロナ禍で、首相在任中には、「日本で五輪を開催できるのか」とも言われました。2年延期論や中止論も取り沙汰された中で、日本は新型コロナに伴う緊急事態宣言などで、感染者数や重症者数を相当少なく抑え込むことが出来るだろうと判断し、「1年延期すれば何とかなる」と開催を決めました」

「緊急事態宣言などで、感染者数や重症者数を相当少なく抑え込むことが出来るだろうと判断」して1年延期を決めた……!? だが、これは完全に事実の改ざんだ。

 というのも、当時「1年延期」を主張した安倍首相がその根拠としたのは、「ワクチン」だったからだ。

 実際、「1年延期」が決まったのは昨年3月24日におこなわれた安倍首相とIOCのトーマス・バッハ会長の電話会議でのことだったが、この場に同席していた組織委の森会長は、当時の経緯を昨年4月3日付の朝日新聞のインタビューでこう語っていた。

「会議の30分前に来てくれ、と安倍さんに言われてね。彼は1年延期というから、『2年にしておいた方がいいのではないですか』と聞いたら、『ワクチンの開発はできる。日本の技術は落ちていない。大丈夫』と言う。(来年9月の自民党総裁任期満了を踏まえて)『政治日程もあるよな』と言ったら、『あまり気にしないでくれ』と。安倍さんはかなり明快に『これでいいんだよ、1年でいいんだ』と言った。(安倍首相は)21年に賭けたんだ、と感じたよ」

■産経の阿比留瑠比も1年延期について「ワクチン開発まで計算した安倍首相の執念」と絶賛していた

 つまり、当時の安倍首相は“1年以内に国産ワクチンができる”などという夢物語を語って1年延期をゴリ押したのである。しかも、これは森会長の証言だけではない。「安倍氏にもっとも近い御用記者」と呼ばれてきた産経新聞の阿比留瑠比記者らが執筆した昨年4月5日付の産経記事でも、こう書かれていた。

〈最終的に「1年程度」で決着したのは、中止を避けるためにワクチン開発の見通しまで計算した安倍晋三首相の執念と周到な根回しがあった。〉
〈当時、森氏の手元には「今秋」「1年程度」「2年程度」の3案があったが、感染の終息見通しが立たない今秋案は早々と消えた。2年延期は安全策に見えるが、首相は選手選考のやり直しや追加費用が膨大になることで「中止になりかねない」と危惧した。首相は「来年1月には(新型コロナの)ワクチンができている」とも考えた。来夏開催なら、聖火リレーを始める時期を考えても間に合う。ワクチン開発の見通しと再来年の場合の中止リスクまで考え、1年延期で森氏を説き伏せた。〉

 この産経記事は「安倍首相が自分の首相在任期間中に五輪を開催したいために1年延期になった」という指摘を打ち消すために情報をリークして御用記者に書かせたものとしか考えられないが、そこでも「来年1月にはワクチンができている」という主張がなされていたのである。

 いや、安倍首相は「1年延期」を決めた直後である昨年3月27日におこなわれたG20首脳会議でも、「世界の英知を結集させて治療薬やワクチンの開発を一気に加速させる」と述べた上で、東京五輪を1年後に「人類が新型コロナに打ち勝った証しとして、完全な形で実施する」と宣言。さらに昨年5月6日に生放送されたネット番組でも、五輪開催の是非を問う質問者の声に対し、「オリンピックを成功させるためにも、治療薬・ワクチンの開発を日本が中心になって進めていきたいと思っております」と発言していた。

 この発言には、一緒に番組に出演していた京都大学iPS細胞研究所所長でノーベル賞受賞者の山中伸弥教授が「(五輪開催を)可能にするだけのワクチン量をあと1年で準備できるかどうかというと、かなり幸運が重ならない限り、ワクチンだけでは難しい」とすかさずツッコミを入れていたが、ご存じのとおり、この指摘は的中。安倍首相が森会長に語った国産ワクチンの開発はおろか海外製薬メーカーのワクチン確保もままならず、G7先進国のなかでも接種開始は遅れに遅れ、東京五輪開催中である7月30日時点で2回接種が完了した人は全体のわずか27.6%にすぎない。

■この期に及んで「首相在任中の開催にそれほどこだわりはなかった」と言い張る安倍の厚顔

 ようするに、是が非でも自分の任期中に五輪を開催したいがために“1年後はワクチンが普及している”と主張して「1年延期」を決めたくせに、いま、その肝心のワクチンは不足して「打ちたくても打てない!」という声が溢れていることから、安倍前首相は「1年延期」の根拠にしたワクチンを封印。代わりに、「緊急事態宣言などで感染者数や重症者数を抑え込むことが出来ると判断した」などと言い出したのである。いくら安倍前首相が強固な歴史修正主義者であるとはいえ、あまりに歴史修正が早すぎるだろう。

 しかも、噴飯モノだったのが、このあとの発言だ。読売のインタビューで「「1年延期すれば何とかなる」と開催を決めました」と語ったあと、安倍前首相はこうつづけたのだ。

「首相在任中の開催にはそれほど、こだわりはなかったです。大切なのは中止することではなく、様々な知恵を出し合って安全で安心な大会を行い、多くの人に感動を与えることだと考えました」

 この期に及んで「首相在任中の開催にはそれほど、こだわりはなかった」って、まったくよく言うよ、という話だ。実際、「1年延期」が決定した昨年3月24日のバッハ会長との電話会談の前に、読売新聞は「五輪 中止回避へ「次善の策」 首相、在任中の開催目指す」と報道。前出の森会長のインタビューでは、「政治日程もあるよな」と森会長が言うと「あまり気にしないでくれ」と安倍首相は語ったとあるが、これがポーズにすぎないことは森会長もわかっていたはず。実際現に、朝日のインタビューがおこなわれた昨年3月31日の2日後である4月2日に開かれた会合では、森会長は「1年延期」について「政治日程も合わせて判断した」と語っている。

 総裁任期は今年9月末、衆議院は今年10月に任期満了となる。当時、安倍首相は1年の延期によって7月に東京五輪を成功させ、その勢いを買って総裁任期の延長を宣言、9月中に総裁選を実施して10月に総選挙になだれ込む……という政治日程を思い描いていたとされている。つまり、現実的な「2年延期」案を蹴ったのは、東京五輪を自らの権力維持のためだった。それを「首相在任中の開催にはそれほど、こだわりはなかった」とは、ちゃんちゃらおかしい。

■都合が悪くなると逃げ出す無責任政治家が自民党支持者の間で「ポスト菅」の1位に

 とまあ、嘘だらけ、無責任発言だらけだった読売新聞のインタビューだったが、安倍前首相自身はおそらく、このインタビューを手始めに、五輪への沈黙を解禁、金メダルラッシュのお祭り騒ぎに乗じるつもりだったのだろう。

 実際、安倍は台風被害拡大の最中にラグビーW杯の日本代表の活躍にTwitterで大はしゃぎしたこともあるように、これまでもスポーツを使って自分の失政をごまかし、人気取りに最大限利用してきた。

 今回もおそらく読売インタビューの次に、Twitterで金メダル祝福ツイートを連発、メディアに出まくって“東京五輪を実現したのは俺だ!”と猛烈にアピールする計画を描いていたはずだ。そして、自らの政治的復権、再登板待望論にはずみをつける──。

 もっとも、冒頭で述べたように、そのもくろみは検察審査会の「桜を見る会」前夜祭問題の再捜査開始決定によって見事に散ってしまった。しばらくは、金メダルを利用したくても浮かれたツイートがしづらい状況だ。

 しかし、油断してはならない。厚顔無恥でなるこの男は、チャンスさえあれば、またぞろ自分の不正や失政にすべて頰かむりして、再び権力の表舞台に躍り出てくる。しかも、恐ろしいのは、こんな無責任の極みのような人間に、いまも多くの国民が騙されているという事実だ。実際、時事通信が実施した7月の世論調査では、「次の首相にふさわしい人物」として全体で4位、自民党支持層では1位に安倍前首相の名前があがっていた。

 だからこそ、私たちはこの男の責任を追及しつづける必要がある。本日31日、東京都の新規感染者数はついに4000人を超えたが、そんな未曾有の状況下で東京五輪が開かれているのは、すべてこの男の私利私欲のための判断であり、安倍晋三こそが“最大の戦犯”なのだ。

(水井多賀子)



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