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2021年9月27日06時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] 恒大集団の経営破たんを問われた時の麻生のピント外れのデカい態度(まるこ姫の独り言)
恒大集団の経営破たんを問われた時の麻生のピント外れのデカい態度
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/09/post-a76d68.html
2021.09.26 まるこ姫の独り言


麻生財務相の偉そうな態度は驚くことではないかもしれない。

が、今回の中国恒大集団の経営危機を記者に問われた時の麻生のまたまた居丈高な態度はなんなのか。

記者
>今回の(恒大集団)の経営危機問題が世界経済や金融市場に及ぼしよる影響、リスクについて大臣の初見をお聞かせください。

麻生財務相
>わかる人がいたら教えて。それが答えだ



自分は財務大臣なのに、その職責を放棄したような開き直った態度。

「分かる人がいたら教えて」務大臣がそれを言ったらお終いだ。

財務大臣としての見解を問うているのに。。。

少しでも国民に誠実にあろうとしたら決してこんなごう慢な態度には出ない。

木で鼻をくくったような不遜な態度はますます国民感情を逆なでする。

こんなことも答えられないようでは財務相としての資格なし。

と、こちらは思っているのに、本人としたら記者対応を、してやったりと思っているのではなかろうか。

どうだ俺の才能を見直したか。。。みたいな(笑)

この人、一般的な感覚と相当ズレているから。。。


ディアはメディアでこんな不誠実な発言を「麻生節」として持ち上げるのだろう。

しかも、恒大集団には日本の年金が総額97億円が投資目的で投入されているそうだし、この企業が経営破たんする場合もあるという想像力がなさすぎるのではないか。

財務を預かる財務相が、他人事発言は危機感が無さすぎる。

安倍麻生両アホ巨頭が、一人はキングメーカーになり、一人は財務相としての資質が問われる発言ばかりなのに、未だに自民党を牛耳っている。

そして安倍・麻生・二階・菅に何一つ物が言えなかった自民党議員が、総裁になったらあれもやる・これもやる。

本当にやれるんだったらとっくの昔に自民党は変わっている。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/346.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 米英主体の軍事同盟へ日本も参加、明治時代と似た状況になりつつある(櫻井ジャーナル)
米英主体の軍事同盟へ日本も参加、明治時代と似た状況になりつつある
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202109260000/
2021.09.26 櫻井ジャーナル

 ​​9月24日にワシントンDCで「クワド」と呼ばれる太平洋における軍事同盟の会合が開かれた。メンバー国はアメリカのほか、オーストラリア、インド、そして日本。「反中国」の同盟だとされているが、それは自動的に「反ロシア」を意味する。ユーラシア大陸の東岸でもアメリカは覇権を維持し、中国やロシアを封じ込め、疲弊させて戦争を始めるチャンスを待っているのかもしれないが、アメリカに求心力はない。4カ国のうちアメリカに従属していると言えるのはオーストラリアと日本。インドはロシアとアメリカを両天秤にかけている。

 アメリカとオーストラリアはイギリスを加えた3カ国で「AUKUS」という軍事同盟も組織、オーストラリアはアメリカとイギリスの技術で原子力潜水艦を建造すると報道されている。この潜水艦建造はフランスとの契約を反故にして成立した。フランスを切り捨てたのだが、その反作用はあるだろう。

 ロシア国家安全保障会議のニコライ・パトロシェフ議長はAUKUSが中国やロシアを仮想敵とする「アジアのNATO」だと指摘しているが、その通りだ。この人物は2015年10月、アメリカが旧ソ連圏の国々に生物兵器の研究所を建設していると非難、今年4月にはアメリカがロシアや中国との国境近くで生物兵器の開発をしているとコメルサント紙のインタビューで発言している。

 すでにアメリカは太平洋地域で「日米安保」と「ANZUS」、ふたつの軍事同盟を組織している。前者は日本とアメリカ、後者はオーストラリア、ニュージーランド、アメリカだが、ニュージーランドが非核政策を掲げているため、事実上、2カ国の同盟だ。今回、ニュージーランドに替わってイギリスが参加した。

 アメリカ、イギリス、オーストラリアのアングロ・サクソン系の国と日本やインドはユーラシア大陸の周辺部を支配し、内陸国を締め上げるというイギリスの長期戦略に組み込まれてきた。大陸を締め上げる「三日月帯」の西端がイギリス、東端が日本だ。

 日本は中国やロシアを封じ込めるために重要な位置にあるだけでなく、戦闘員の供給源でもあった。アヘン戦争でも明らかなように、中国を制圧するだけの戦力をイギリスもアメリカも持っていない。戦国時代に「戦闘奴隷」の供給源として知られていた日本にヨーロッパ人が目をつけても不思議ではない。

 そしてイギリスに支援された「明治維新」があり、新体制になってからイギリスの外交官アーネスト・サトー、アメリカの厦門駐在領事だったチャールズ・ルジャンドルや駐日公使だったチャールズ・デロングは台湾や大陸を侵略するように焚きつけている。

 明治政府は琉球併合、台湾派兵、江華島事件、日清戦争、日露戦争と侵略の道を歩き始めた。シベリア派兵、「満州国」の建国、ノモンハン事件、そして1941年の関東軍特種演習までは中国からロシア/ソ連を支配するというアメリカやイギリス、より詳しく言うならば、両国を支配する巨大資本の戦略に合致した動きをしている。アメリカが日本に海兵隊を駐留させているは必然だ。勿論、レクリエーションが目的ではない。

 この当時と基本的に同じことを現在の日本も求められている。沖縄はアメリカの軍事基地になっているが、沖縄諸島から先島諸島へと自衛隊は活動範囲を拡大させている。その先にある台湾は2016年から総統を務めている蔡英文がアメリカにすり寄り、中国を揺さぶる拠点になっている。

 オーストラリアと台湾は経済的につながりが強かった中国と敵対、アメリカの軍事戦略に協力する道を選んだ。日本は一時期を除き、明治維新から現在まで米英金融資本の大きな影響下にあるが、経済的には中国との関係が深まっていた。その道を作ったのが田中角栄だが、その道を菅直人以降の政権は潰してしまう。

 アメリカやイギリスが煽っているCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動には経済戦争という側面もある。それによって世界経済は大きなダメージを受けているが、日本も例外ではない。中国やロシアが疲弊することも願っているだろう。

 その上でアメリカの私的権力は中国やロシアに対して軍事的な圧力を強め、危険な状態になっている。それを懸念したのか、アメリカのマーク・ミリー統合参謀本部議長は中国側に対し、大統領が中国を軍事攻撃することを許さないと伝えたというが、マーチン・デンプシーのように解任され、好戦的な人物へ交代になる可能性もある。

 軍事的な緊張が高まると、チョットした刺激で戦争が始まる可能性がある。戦争が始まると人間には止められない。アメリカが中国やロシアと戦争を始めたなら、核兵器が使用されることも想定できる。アメリカも想定しているだろう。そしてオーストラリアに原子力潜水艦を作らせようとしている。「防衛白書」を読むと、日本はこの戦略に従っているように思える。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/347.html
記事 [政治・選挙・NHK283] TBS山口強姦魔VS詩織さん<本澤二郎の「日本の風景」(4216)<女の大敵は安倍・菅・中村の三匹=正義は卑怯者を許さない!>
TBS山口強姦魔VS詩織さん<本澤二郎の「日本の風景」(4216)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30603315.html
2021年09月26日 jlj0011のblog


<女の大敵は安倍・菅・中村の三匹=正義は卑怯者を許さない!>

本澤先生、阿修羅掲示板の記事を貼り付けました。 八千代、青柳
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/202.html

 地球には天の理があり、人類には人の道がある。後者には、人類の敵・女の大敵など許されるはずがない。

 ネットで「伊藤詩織さんが涙の訴えをした」と報じられた。「被害者が泣き寝入りしない社会に」と彼女らしい物静かな透き通った口調で、法廷から女性の権利を天高く響かせたという。相手はTBS山口敬之強姦魔だが、さらに権力の中枢に跋扈する、悪逆非道な強姦魔全てに対しての宣戦布告でもあろう。

 反省も謝罪もしない、それどころか悪しき権力を背後に、ヒラメ判事の多い法廷で、あろうことか逆襲しているらしい。天下の卑怯者を、正義の人・人類は許さない。この世に正義は存在する。

 永田町や霞が関には、顔は女だが、心は横暴な強姦魔のような女性がはびこっているというが、善良な人間すべてが、伊藤詩織さんの訴えを強く支持している。ヒラメ判事に対して、監視の目を向けている。

 女の大敵は、安倍晋三である。菅義偉である。両者の意向で悪事を働いて警察庁長官に就任した中村格も、女の大敵である。三者ともTBS山口強姦魔のために、全体の奉仕者である警察を、女の大敵救済に悪用した天下の悪党・卑怯者であろう。極右の反論を特に期待したい。

 日本国憲法は、政府・公務員の犯罪などに対して、罷免権を主権者に付与している。法の執行は公正で、正義にかなう必要がある。安倍・菅は、それにもかかわらず、犯罪もみ消し人を警察の頂点に押し上げた。菅は首相を辞める直前に中村を、警察庁長官に起用する閣議決定をした。この一件だけで、女の大敵として生涯断罪されていく。

 驚いた。今朝の7時のNHKラジオニュースは、ワシントンでの菅会見で「次期の内閣で入閣を要請されたら受けるか」とのふざけた質問が出たと報じた。耳を疑った。国民の支持を失った、悪役首相を起用する政府がありうるわけがない。新聞テレビ記者団の著しい劣化を嘆く。

<仰天!台湾有事にかこつけた改憲論!安倍晋三は戦闘モード>

 かたや安倍である。「オウム真理教の黒幕」「秘密の核兵器開発推進者」の疑惑から、武漢ウイルスの生物兵器と加計学園獣医学部の、新たな疑惑が浮上しているというのに、台湾有事を喧伝していた!

(自民党の安倍晋三前首相は24日発売の雑誌「プレジデント」のインタビューで、台湾有事への対応について「即、重要影響事態となり得る。こうした厳しい安全保障状況下にある以上、憲法問題を避けて通れない」との認識を示した)

 「安倍の脳天を割らなくても、麻原彰晃レベルに悪化している」という指摘も頷けそうだ。こんな人物に8年近く政権を任せてきた日本国民に、自らを含めて腹が立つ。

 そのことを可能にさせてきた、NHKの岩田と読売のナベツネのことに怒りを抱く。

 最近珍しい読者が現れた。1993年に1か月の訪米取材をまとめた拙著「アメリカの大警告」(データハウス)を、わざわざアマゾンから購入して読んでくれている。うれしい悲鳴だ。なぜかというと、アメリカ取材の目的は、読売の改憲論の背景にワシントンの圧力があると感じ、そのことに絞って取材したものである。ブッシュ戦争が終わって、クリントン政権がさっそうと誕生したばかりの春先だった。

 ペンタゴンの将校らは「また日本はアメリカと戦争をするつもりなのか」と反発したし、議会の日本研究者は「まさか?ミスターほんざわ、読売の改憲論は本当のことか」といって、椅子からのけぞりそうになって驚いた。

 原発推進派・読売のオーナーは巨万の富を築いたと報じられているが、彼の恩師・宇都宮徳馬さんは生前筆者に向かって「忘恩の徒」と評した。

 気候変動の主犯である原発時代は、楽観的かもしれないが、数年後には終わりに近づくだろう。気候大変動と人類の共存・大地震と原発の共存・放射能と人間の共存は、ご法度だ。地球の命を100年以上持たせるためには、原発を止める国がドイツ一国とは限らない。政権が交代すれば、日本も第二のドイツになるしかない。

<伊藤さんの時代の到来を予感させる!女性自立の時代>

 話を元に戻すと、時代の流れは速い。女性の大敵がふんぞり返る時代は終わる。伊藤詩織さんの時代、健全な女性が活躍する時代の到来を告げている。

真っ当な女性が社会で活躍すれば、権力を笠に着て、憲法を破壊する自公体制は、崩壊する運命にある。

 安倍・菅・中村・TBS山口強姦魔が生きられない日本が、そう長く待たなくても到来するはずである。女性が伊藤詩織さんのように、女性が自立する時代になれば、正義が大手を振れるだろう。女の敵は豚箱行きである。約束できる。詩織さんの支援者は、列島全体どころか、地球の人類も含まれているのである。

2021年9月26日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員) 


伊藤詩織さん涙の訴え 「被害者が泣き寝入りしない社会に」 民事訴訟の控訴審(日刊スポーツ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/300.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/348.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 出る杭の世直し白書(植草一秀の『知られざる真実』)
出る杭の世直し白書
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-4dc8cd.html
2021年9月27日 植草一秀の『知られざる真実』


鳩山友紀夫元首相が主宰する東アジア共同体研究所がYouTube動画「UIチャンネル」を配信している。

毎週月曜日午後8時から1時間強の対談番組。

この時間帯を過ぎてもYouTubeでタイムシフト視聴が可能。

9月27日(月)放送の第409回UIチャンネルに出演させていただく。
https://bit.ly/39BTgmd

前回出演は本年2月15日。
https://bit.ly/3o7DdoM

ぜひご高覧賜りたい。

10月5日に鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a



を上梓する。

本日の放送では新著の内容の一部も紹介させていただく予定。

Amazon紹介ページには次のように記されている。

「なんでも官邸団」に成り下がった政財官を斬る!

日本人よ! 打たれても出る杭になれ!

感染症対策、外交問題、脱炭素と脱原発、経済政策、教育、そして政治。

衰退途上国に堕ちたこの国の未来を取り戻す!

この国の未来を憂うがゆえに、メディアに人格攻撃までされた「出る杭」の4人が徹底闘論!

第1章 新型コロナ対策は機能したのか
第2章 米中対立に拍車をかける日本の外交
第3章 脱炭素と原発政策
第4章 日本の財政と経済政策
第5章 変わりゆく教育
第6章 政治と行政の再建

非常に読みやすく、かつ、重要な提言が多く盛り込まれている。

ぜひご高覧賜りたく思う。

2012年に鳩山氏、孫崎氏とともに

『対米従属という宿瘂』(飛鳥新社)

https://amzn.to/3ufUc9j

を上梓した。

2010年に鳩山内閣が崩壊した。

その後、菅直人内閣、野田佳彦内閣が樹立され、民主党政権に対する信頼が失墜した。

メディアは民主党政権失敗のイメージを国民に刷り込み、鳩山元首相に対する攻撃姿勢を強めた。

私は2009年8月30日の衆院総選挙を通じて政権交代が成就したその瞬間から、日本の既得権勢力による激しい反撃の加速を予測した。

最大の決戦の場が2010年7月参院選になると指摘した。

同様の認識を示していたのが小沢一郎民主党幹事長である。

現実に既得権勢力による新内閣攻撃は猖獗を極めた。

目的のためには手段を問わない卑劣で不正な攻撃が展開された。

そのために新内閣はわずか8ヵ月で破壊された。

後継政権として樹立されたのは、既得権勢力の傀儡(かいらい)と言ってよい菅直人内閣と野田佳彦内閣だった。

菅・野田内閣は対米隷属に回帰して辺野古基地建設を容認。

「天下り根絶無くして消費税増税なし」の公約を反故にして消費税10%法定化に突き進んだ。

企業団体献金の全面禁止公約も闇に葬った。

このために民主党政権は国民の信頼を完全に失った。

鳩山内閣の真実を明らかにして日本の主権者に事実を正確に知らせることが必要であるとの私の提案がかたちにされたのが『対米従属という宿瘂』だった。

今回、鳩山元首相から同書の第2弾制作の提案があり、そうであればぜひ前川喜平氏にも参画賜れたらと思い、ご検討をいただき本書が制作された。

「出る杭は打たれる」と言うが日本の刷新を実現するためには

「打たれても出る杭」になる必要がある。

日本の基本構造を刷新しようとすれば激しい攻撃に遭遇する。

攻撃の手法としては物理的に生命を奪うよりも、社会的生命を奪う手法が多用されている。

しかし、攻撃に怯(ひる)んでいては何も変えられない。

日本を刷新するための提言書である。

ぜひ、ご高覧賜りたい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/349.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 安倍前首相が高市氏肩入れから一転…「撃ち方やめ」の大号令で河野氏勝利を絶対阻止(日刊ゲンダイ)





安倍前首相が高市氏肩入れから一転…「撃ち方やめ」の大号令で河野氏勝利を絶対阻止
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295229
2021/09/27 日刊ゲンダイ


いつまで「安倍天下」が続くのか(C)日刊ゲンダイ

「告示前後には『河野総裁だ』と言っていた中堅議員が、先週後半になって『やっぱり高市さん』と支持を変えた。安倍さんのモーレツ電話が効いている」

 岸田陣営の幹部は、こう言って頭を抱える。

 29日に投開票が迫る自民党総裁選。安倍前首相が高市前総務相へ過剰に肩入れしていることが、保守系の党員・党友票だけでなく、議員票にも影響を与えている。

 26日付の西日本新聞は、安倍前首相が国会内の自身の事務所にこもって党所属議員に電話で応援依頼をしたり、高市の服装やメークに「ダメ出し」までする「軍師」ぶりを報じていた。安倍前首相からの高市応援依頼に従うかどうかは、一種の踏み絵。安倍氏は周囲に「首相時代、どれだけ選挙の応援に行ったか。(向こうから)裏切られるようなことがあったら、こっちから縁を切る」と言い放ち、議員らを震え上がらせている。

自民党総裁選は“何でもアリ”の醜悪に


岸田氏(右)が沈み「河野vs高市」になるのか(C)JMPA

 だが、高市氏の支持が広がりすぎて岸田氏が3位に沈み、「河野vs高市」の決選投票になったら、岸田陣営の票は高市氏へは行かず、河野勝利となる可能性が高い。

「さすがに安倍さんもそうなる恐れを察知し、先週金曜までに高市支持の『撃ち方やめ』の号令を掛けたようです。高市さんもここまで善戦したのですから大満足で納得している。ただ、気になるのは、あと2日で間に合うのかどうか。党員の多くが既に投票を済ませている。高市氏支持に回っていた議員票を岸田さんへ動かすのか……」(永田町関係者)

 河野陣営は「河野vs高市」の決選投票ならニンマリだ。26日のフジテレビの番組で、司会者が「河野陣営が高市氏に票を融通する動きがある」と解説すると、河野氏は「ひどいフェイクニュースだ」と抗議する一幕があった。

 しかし、総裁選を巡って怪情報が飛び交う中、河野氏がムキになるほど疑惑は深まる。実際、二階幹事長は、党役員任期の改革を叫ぶ岸田氏の勝利だけは許さないとされ、二階派が高市氏に票を回すという情報も流れている。

 総裁選は最終盤に入り、何でもアリの醜悪。安倍前首相の「撃ち方やめ」号令の結果、岸田氏が決選投票に進み勝利すれば、安倍氏の手柄だ。この国はいつまで“安倍天下”が続くのか。ますますこの後の衆院選が重要になっている。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/350.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 自民党本部の大嘘<本澤二郎の「日本の風景」(4217)<政党助成金河井1・5億円の使い道の出鱈目報告を追認、新たな衝撃!>
自民党本部の大嘘<本澤二郎の「日本の風景」(4217)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30614427.html
2021年09月27日 jlj0011のblog


<政党助成金河井1・5億円の使い道の出鱈目報告を追認、新たな衝撃!>

河井へ送金した安倍晋三1・5億円の使途問題は、未解明のまま自民党総裁選に突入したが、やはり山猿のボス選びの渦中に、河井からの出鱈目報告を、自民党本部がそのまま公開して、当の自民党関係者を仰天させている。この安倍資金(政党助成金・血税)で溝手顕正を落選させられた同党広島県連は「ふざけている」と新たな怒りを爆発、安倍と二階、さらには河井の大嘘を知りながら、それを容認した東京地検特捜部・林検察に対して、厳しく追及する構えである。

 次期総裁が岸田か河野かに関わらず、これの処理は同党の重い課題となって引き継がれる。総選挙次第で政権交代ともなれば、安倍や二階の国会証人喚問で、安倍の豚箱行きは確実視されている。森友・加計・桜・TBS山口強姦魔事件とこの1・5億円事件は、終わる目途はたっていない。

 そしていま新たにオウム真理教の黒幕問題、フクシマ東電4号機の秘密核兵器工場疑惑、武漢ウイルスという生物兵器の開発者が日本人学者で、現在加計学園獣医学部にいるという、途方もない重大疑惑も、政界どころか国際事件として浮上してきている。新聞テレビの蓋掛け競争もまた、見ものであろう。

<元ベテラン自民党本部職員が怒りの真相暴露>

 自民党の二階幹事長は、安倍1・5億円の使途について、検察から証拠資料が党本部に返還された時点で、精査した上で国民に報告する、としていたが、朝日新聞の記事を読んだ元同党ベテラン本部職員が「大嘘もひどすぎる」と怒り狂って電話してきた。

 「機関紙発行に6400万円?ありえない大嘘だ」と自民党参院選の内情を知っているだけに「証拠を見せろ。領収書を見せろ。どこの印刷所か特定しろ。ありえない大嘘だ。安倍に歩調を合わせたいのだろうが、そうはいかない。自民党本部で選挙をしたものなら皆知っていることだ」と到底容認できないと反発した。

 公選法は、期日が特定している参院選の場合、直前のビラの発行配布は出来ない。そこで自民党選対本部は、機関紙「自由新報」個人版を作成して、候補者に配布する。これは党としての選挙活動であって、候補者からカネは取らない。6400万円の支払い?ありえないことなのだ。

 相手が甘すぎる捜査の東京地検特捜部向けの出鱈目の使途だということになる。一体だれが指示したのか。「考えられるのは安倍事務所の秘書ではないか」と報告書捏造に安倍関与を示唆するのだ。

 東京地検特捜部というと、泣く子も黙るといわれてきたが、この程度の幼稚な捏造報告書にも騙される。相手が安倍がらみの事件だからだろう。しかし、そうは問屋は降ろさない。

 「自由新報の最後のページを利用して個人版として印刷、それを5万部とか10万部を刷って候補者に届ける。これは党の資金で処理、候補者から金はとらない。当たり前のことだ。捏造の出来があまりにもひどい、悪質な出鱈目報告資料だ。このことからも1・5億円の使途解明が、ますます重要になる。その中には、安倍本人や公明党創価学会の分も入るはずだ」と指摘。「どうしても捏造領収書を見せてもらわねばならない」とも息巻く。

 「ポスター代金4600万円。選挙直前に出馬した河井陣営にとって、ポスターを事前に貼る必要などなかった。物理的に制約される中では、ポスター代金4600万円を支出することなど不可能だ。これもど素人の検察向けの大嘘である」「人件費1100万円もおかしい。党本部から各候補に3000万円支給している。人件費1100万円が事実なら買収資金になる。こんなことはいかなる自民候補もやっていない。大嘘の出鱈目報告書だ」と繰り返し断定したものだ。

 自民党広島県連の怒りは、現職落選で大恥をかかされ、総裁候補失格のレッテルを貼られた岸田も、河井報告書に仰天しているはずだ。

 安倍の1・5億円事件は、モリカケTBS桜と共に、さらなる重大疑惑と共に、政界を揺るがすことになろう。

2021年9月27日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


岸田・宏池会をあざけるような河井捏造報告に怒る広島県連!

(朝日)2019年参院選広島選挙区をめぐり、自民党本部は河井克行元法相夫妻側に提供した1億5千万円について「買収資金ではない」などと説明した。これについて自民党広島県連ナンバー2の中本隆志・県議会議長が24日、朝日新聞のインタビューに応じ、「不十分。これで終わりではない」と批判した。巨額の資金提供が「買収のきっかけになったことは否定しきれない」との認識も示した。


森友・公文書偽造事件で奔走する赤木俊夫未亡人!

(同)学校法人森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省近畿財務局職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(50)が25日、鹿児島市内で開かれたセミナーで経緯や現状を語った。赤木さんは一連の問題について「一人でも多くの人が関心をもってほしい」と訴えた。


もう結構だ!また利権アサリ?それとも犯罪者救済?などと揶揄!

訪米中の菅義偉首相は25日午前(日本時間同日夜)、米ワシントンのホテルで同行記者団と懇談し、首相退任後について「政策的な仕事をしていきたい」と述べた。(産経)

http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30603315.html

http://koukaishitsumon.blogspot.com/2013/07/7-questions-to-prime-minister-abe.html


本澤先生、FB繋がりの朴貞花様からのデジタル情報です。 八千代、青柳
https://www.fachttp://www.asyura2.com/21/senkyo283/index.html

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/351.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 総裁選「河野太郎では参院選で負ける…!」安倍側近たちの本音(FRIDAY)
総裁選「河野太郎では参院選で負ける…!」安倍側近たちの本音
https://friday.kodansha.co.jp/article/207114
2021年09月27日 FRIDAYデジタル


いよいよ「実弾」が飛び交い始めた総裁選。人気トップの河野太郎が苦戦している。原因は官僚たちが嫌気する「E太郎」ぶりとも… 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「1回で勝負がつくなら河野太郎。決戦投票になったら岸田文雄。もし河野が勝つようなら、政権はもって3カ月がいいところじゃないか…」

報道が総裁選一色になったこの半月。残暑が厳しかった9月の週末、安倍晋三前首相の側近中の側近、今井尚哉元首相秘書官は都心からほど近い名門ゴルフ場で、こう言い切ったという。安倍政権、菅政権と9年にわたり官邸に居続ける今井のこの言葉には重みがある。続けてこんなことも言ったという。

「その場合、来年の参院選…自民党は負けるかもしれない。安倍総理らが苦心して衆参のねじれを解消してきたのに、負けてしまえば元の木阿弥、国会はまた衆参ねじれが6年続くことになってしまう」

馬鹿力に期待も

安倍前首相の最側近は、河野政権を短命と断じ、その混乱が尾を引いて参院選挙も勝てないという見立てをしているのだ。霞ヶ関の官僚たちにとっても、次の為政者が誰になるのかは最大の関心事である。今井に呼応するように経産省キャリアがこのように話した。

「どうして(若い)国会議員や国民は、あの河野太郎の危うさが分からずにもてはやすのか。霞ヶ関の官僚の多くは、河野太郎のような政治家は一番苦手なんです。界隈では『E(エキセントリック)太郎』って呼ばれてますよ(苦笑)」

もちろん、別の声もある。

「官僚言いなりの行政踏襲では改革は進みません。河野太郎には環境省と資源エネルギー庁の統合ぐらいやってもらいたい」(経産省中堅官僚)

が、どうやらこれは少数派のようだ。

官僚や今でも「安倍総理」と言って憚らない今井は、河野総裁を望んでいない。その忠誠心の強さは尋常ではない。それなら、安倍推しの高市政権が望ましいのか。

「ゴリゴリの保守勢力だけで安定政権を維持することは困難だと分かっているはずですよ。いくならんでも高市政権は難しいのでは…」(財務省キャリア)

官界では「河野外し、高市は安倍の手前語らず、なんとなく岸田」という暗黙のルールが出来上がっているという。世論の支持がありながら河野の周辺には、この「目に見えないアゲインストの風」が吹いているのだ。

もう一つの「風」、党風一新の会が開いた意見交換会で官邸と党の役割について河野は、「部会でぎゃーぎゃーやっているより副大臣、政務官で半ば非公式にチームをつくったらどうかと思う」と発言、直後に謝罪撤回した。

「河野は常に、官僚相手にもこの調子。党風一新の会は、河野にとっては大事な親衛隊だったろうに、人のありがたみが分からないヤツだ」(麻生派)

人気ナンバー1であるはずの河野だが、包囲網は徐々に構築され、外堀が埋められつつある。

評価が高まる菅首相の粘り腰と「実弾」

こうしたなか、クールな目で総裁選を注視し続けているのが菅義偉首相だ。

「河野の党員票はなんとしても過半数を超えたい。党員票をしっかり取れば、河野政権は国民の支持が得られる。

そして、河野が党員の過半数の支持を得たにもかかわらず、決戦投票によって岸田や高市が当選なんてことが起きたら、それは民意に対する裏切りだ。そんな政権は猛烈な批判に晒されることになる」

菅の粘り腰は尋常ではない。不出馬で存在が薄くなったように見えて、水面下では動いている。コツコツと、しかし着実に河野支持を訴え、支持者を増やし続ける姿は献身的であり、鬼気迫るものがある。万が一、今回河野が当選できなくても「次」を見据えている。

総裁選はいよいよ最終コーナー。

「各陣営間の切り崩し合戦が激しくなってきた。ある議員には、『いずれ代替わりのおりは自民党として全面的に協力させていただく』、といった恫喝とも取れる電話がかかっているそうだ。いよいよ『実弾』が飛び交い始めたらしい。郵便による党員票はほぼ投函された。ここからは議員への直接説得へとフェーズが変わった」(二階派議員)

権謀術数が渦巻く自民党総裁選だが、得意の「金や権力」による勝負ではなく「フェアに」選ぶ選挙であることを期待したい。

(文中敬称略)


取材・文:岩城周太郎

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/352.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田氏“総裁選3位沈没”危機で焦り…逆襲へ仰天の「二階氏懐柔」日和見プラン(日刊ゲンダイ)





岸田氏“総裁選3位沈没”危機で焦り…逆襲へ仰天の「二階氏懐柔」日和見プラン
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295227
2021/09/27 日刊ゲンダイ


3位に沈みかねない情勢に…(岸田文雄前政調会長)/(C)日刊ゲンダイ

 投開票まで残り2日となった自民党総裁選をめぐり、各陣営の駆け引きが激化している。焦りを強めているのが、イの一番に名乗りを上げた岸田文雄前政調会長だ。選挙戦が本格化するにつれ、旗色が悪化。決選投票に残れるか怪しくなるほど追い込まれ、二階幹事長を懐柔する究極の日和見プランまで浮上しているという。

 当初の岸田氏はイケイケだった。デカい顔で居座る二階氏を狙い撃ちした党改革案をブチ上げ、落ち目の菅首相の向こうを張って本命視された。ところが、追い詰めすぎた菅首相がマサカの退陣表明。代わって河野太郎氏ワクチン担当相が参戦し、最右翼の座を奪われた。揚げ句、森友疑惑の再調査をにおわせたことに頼みの安倍前首相がキレ、高市早苗前総務相を全面支援。高市氏にまで国会議員票や党員・党友票も奪われ、3位に沈みかねない情勢だ。決選に望みをつないで河野を倒すシナリオが狂ってきている。

浮上する党役員人事先送り案

「ダメ押しになったのが二階幹事長の動向です。岸田憎しの幹事長が高市氏支援に回るとの情報が先週、永田町で駆け巡った。そうなれば、3A(安倍、麻生財務相、甘利税調会長)らの支援を受けて決選で勝ち抜く岸田陣営のプランはパー。目も当てられません。岸田さんが何とか2位に踏みとどまり、総裁の座を射止めるには幹事長に矛を収めてもらうしかない。それで浮上しているのが、党役員人事の衆院選後先送りです。新内閣発足を華々しく演出する閣僚人事と比べ、党役員人事は地味。世間はさほど関心を示さないし、目前に迫る衆院選投票を戦うには執行部の骨格を残した方が安定するとの方便も使えなくはない」(自民関係者)

 かつては安倍氏に禅譲をチラつかされ、総裁選出馬を断念。今は急伸する高市氏の影におびえ、敵基地攻撃能力の保有に前のめり。推進派だったはずの選択的夫婦別姓には後ろ向き。胆力のない岸田氏らしいと言えばらしい戦略だ。

「岸田さんが不明を恥じる形を取れば、嗅覚の鋭い幹事長のことだからアッサリ翻意する可能性大。影響力を少しでも残せる選択をするでしょう」(前出の自民関係者)

 どこもかしこも個利個略だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/353.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <しかし、これ程とは…枝野に引導を>次の総理・世論調査 「立憲支持者も河野1位」の驚愕(田中龍作ジャーナル)



次の総理・世論調査 「立憲支持者も河野1位」の驚愕
https://tanakaryusaku.jp/2021/09/00025782
2021年9月27日 14:05 田中龍作ジャーナル


河野太郎ワクチン担当大臣。立憲支持者から「次の総理1位」に選ばれた。=10日、衆院会館 撮影:田中龍作=

 世論調査会社グリーン・シップが25日、行った電話調査(サンプル数2,142 / 固定電話1,021 / 携帯1,121)で、興味深い結果が出た。

 「次の総理に誰がふさわしいか?」を尋ねたところ、立憲支持者の中でも1位が河野太郎氏で、枝野代表は2位だったのだ。

 田中は別段驚きもしなかった。選挙取材などで、枝野代表が身内からも不人気であることをさんざん聞かされているからだ。

 地方議員Aさんは党勢低迷を「枝野天皇がねえ…」と嘆く。地方議員Bさんは「枝野執行部である限り低空飛行が続く」と分析した。

 11月の衆院選に臨む立憲の候補予定者は「党にもう少し人気があるといいんですけどねえ」と顔を曇らせた。

 田中が「枝野執行部は人気ないですからねえ」と水を向けると候補予定者は「そうなんです」。

 有権者に話しかけても「なんだ立憲か」と言われて聞いてもらえないことさえある、という。

 関東某県・市民連合の共同代表は「枝野がどうしようもないんだ。僕は立憲には入れない(投票しない)よ」とまで言う。

 この共同代表は永田町の裏も表も知り尽くした人物だ。


「大臣、目線ください」。カメラマンのリクエストに応える河野氏。何だかだ言われても対話の姿勢は枝野氏より上だ。=10日、衆院会館 撮影:田中龍作=

 立憲関係者に共通する枝野代表への不信は、ひとえに原発事故直後(2011年)の「ただちに影響はない」発言とマニフェスト破りの消費税増税にある。

 立憲のベテラン秘書は「枝野(呼び捨てで)が党首である限り政権交代はない」と言い切った。

 自民党は看板を掛け替えて総選挙に臨む。有権者は不満があっても安倍スガ政治からの脱却を期待する。

 立憲が何の新味もないまま総選挙に突入すれば、負けるのは目に見えている。

 〜終わり〜



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/354.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 平井卓也デジタル相のNTT接待「きっちり割り勘」は真っ赤な嘘、「文春」から取材受け慌てて支払い! 嘘に嘘を重ねる悪あがきの全貌(リテラ)
平井卓也デジタル相のNTT接待「きっちり割り勘」は真っ赤な嘘、「文春」から取材受け慌てて支払い! 嘘に嘘を重ねる悪あがきの全貌
https://lite-ra.com/2021/09/post-6032.html
2021.09.27 平井大臣のNTT接待「割り勘」は嘘、「文春」から取材受け慌てて支払い! リテラ

    
    平井卓也公式HPより

 9月1日に発足したデジタル庁のトップに就任したばかりの平井卓也デジタル大臣。平井氏については、東京五輪・パラリンピック向けアプリ(通称オリパラアプリ)でNECへの「徹底的に干す」「脅しておいて」というパワハラ発言の一方、再委託先企業との癒着など、不祥事や疑惑が次々浮上してきたが、ここにきて、もっととんでもない事実が明らかにあった。平井氏自身が、オリパラアプリ受注企業の親会社であるNTTから高額接待を受けていたにも関わらず、隠蔽工作をしたうえ虚偽証言を行っていたのだ。

 デジタル庁では、発足1カ月も経たずして、事務方ナンバー2、次官級の幹部である赤石浩一・デジタル審議官の接待問題が発覚。24日には、接待企業を明かさないまま、民間企業から会食接待を受けたことが国家公務員倫理規程違反にあたるとして、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を発表していた。

 ところが、きょう27日になって、デジタル庁は改めてこの接待問題に関する説明会を開き、赤石審議官が接待を受けたのがNTTだったこと、そして、接待は計3回あり、うち2回は平井卓也デジタル相が同席していたことを明らかにした。そして、会食費は、約半年後の今年6月下旬になって平井氏が割り勘にしているが、事後的であるため、実質的に接待に当たると判断したと説明した。

 これだけだと、デジタル庁と平井大臣が自ら接待を受けていたことを自ら率先して明かしたように読めるが、そうではない。平井大臣がこの問題で嘘に嘘を重ねた結果、つじつまが合わなくなって、デジタル庁も本当のことを認めざるをえなくなったのだ。

 この間、一体何があったのか。平井大臣の卑劣でみっともない醜態を改めて振り返っておこう。

 そもそも、平井大臣のNTTからの高級接待は、今年6月、「週刊文春」(文藝春秋)6月24日発売号の報道から始まっていた。文春は、大臣就任以前に少なくとも計6回、大臣になってからも、昨年10月2日と12月4日、平井大臣がNTTの澤田純社長から会食接待を受けていたと会食接待を受けていたこと、そして、このあとに、同社の100%子会社であるNTTコミュニケーションズがオリパラアプリを受注し、NECが外されたあとも、優遇されていたことを報じた。

■「きっちり割り勘」と強弁していた平井大臣 文春の取材のあとに慌てて支払ったことが発覚して大恥

 ところが、平井大臣は「週刊文春」の発売日の翌日、6月25日に開かれた閣議後会見でこの問題を問われ、NTT幹部と8回の会食は認めたが、「日頃から多くの方々としている意見交換」のひとつで、「個別のプロジェクトの調達に関する話はしようがない」「大臣規範にのっとった対応をしており、国民から疑念を招くようなことはない」と強弁。費用についても、以下のように述べていた。

「私の費用負担ですね。私と同席していた事務方の分をきっちりと支払っております。これは先方からの請求どおり、割り勘として問題のないようにきっちり払ったということで、私の会食を対象にするかどうかは、コンプラ委員会が決めることだなと。ですから会食も含めてやっていただいても全然結構なんですけれども、そういうことです」

 平井氏は、会食の費用について「同席の事務方の分も含めて割り勘にしてきっちり払ったからなんの問題もない」と言い切り、「コンプラ委員会で調べるなら調べろ」と啖呵を切っていたのだ。

 しかし、今回、デジタル庁は、大臣になってからの2回の会食の割り勘が会食から半年後の「事後的」であることを認めただけでなく、平井氏が割り勘の支払いが、「週刊文春」からの取材を受けた日であることを明かした。

 ようするに、平井大臣は、「文春」に高級接待を受けていた事実を突きつけられてあわてて費用を払っただけ。泥棒が盗んだものを返したからといって罪が消えないのと同じで、「割り勘」でもなんでもない。閣議後会見での威勢のいい説明は、完全に虚偽だったのである。これで「大臣規範にのっとっている」「国民に疑念を招くようなことはない」などといいはっていたのだから、その厚顔ぶりに呆れ果てるしかない。

 しかも、6月の「文春」報道後の会見のあとも、平井デジタル相の不正隠蔽の姿勢は全く変わらなかった。もはや言い逃れできないような事実が明らかになっても、まだ悪あがきを続けていた。

 それが冒頭で紹介した事務方ナンバー2、次官級の幹部である赤石浩一・デジタル審議官の接待発覚と処分発表だ。

 デジタル庁の前身である内閣官房IT総合戦略室では、この間、オリパラアプリをめぐり「文春」が報じたNTTからの接待も含めて、さまざまな疑惑が噴出したことから、弁護士などを入れて内部調査をせざるをえなくなっていた。その結果、赤石審議官と、やはり「文春」に報じられた向井治紀・元内閣官房IT総合戦略室室長代理(9月1日付けで退職)、そして平井大臣がNTTグループからの高額接待の会食に同席していたことが判明。

 これを受けて、9月24日、デジタル庁は、赤石審議官の国家公務員倫理規程違反と処分を発表、昨年10月2日にひとり約3万円の飲食代と手土産、タクシー代、12月4日はひとり約4万円の飲食代とタクシー代の高級接待を受けていたことを明らかにした。

 ところが、平井デジタル相はこの処分発表の会見の際、自分がその2回の会食に同席して、同じように接待を受けていたことを一切語らなかった。

 それどころか、接待した側がNTTであることがわかると、自分が同席した「文春」の件であることがバレるため、この時点では、企業の名前を明かさないという呆れたやり口をとっていた。

■高額接待で赤石審議官の処分を発表をしながら自分が同席していたことは隠した卑怯な平井大臣

 もっとも、昨年10月2日と12月4日は、平井大臣らのNTTから接待を受けた日付であることは新聞各社も「文春」の報道で把握している。当然ながら、処分が発表された赤石氏が接待を受けた相手はNTTで、その席に平井大臣が同席していたのではないかという疑念が持ち上がった。

 まず、ある記者から“今回の赤石氏の処分はデジタル庁準備中に報道された接待と関係があるのか”という質問が飛ぶ。しかし、これに対して、平井デジタル相はこう逃げた。

「赤石さんは直接私の担当ではなかったということもあって、私からはあまり出過ぎた発言はする必要はないだろうと思うので、事務方に訊いてください」

 直属の部下である事務次官級の不祥事が判明したのに、大臣が「出過ぎた発言は必要ない」とはもはや言い訳にすらなっていないが、平井大臣はその後もなりふりかまわず逃げ続けた。

 会見の最後には、朝日新聞の記者が「赤石氏が出席していたその会食に大臣は出席していたのか」と質問したのだが、平井デジタル相はなんと「そのことについても、事務方にお問い合わせ願いたい」と回答を拒否したのである。

 自分が参加しているかどうかの問題なのに、事務方に聞けとは……。ここまでくると、ふだん弱腰の記者クラブもさすがに黙っていられなかったのだろう。東京新聞によると、会見後には記者団が事務方のコンプライアンス担当に説明を要求。すると、〈当初は「個別の会食の参加者は公表対象ではない」などと繰り返し、事実関係に触れたがらなかった。しかし、記者団がさらに追及すると、担当者は一転、「中には大臣が同席していた会食が含まれていた」と認めた〉という。

 そして、24日夕方におこなわれた官房長官の定例会見で加藤勝信官房長官が、平井デジタル相が一部の接待に同席していた事実を認め、大臣給与1カ月分を自主返納すると明らかにした。

 しかし、平井大臣は前述したように、「同席の事務方の分も含めて割り勘にしてきっちり払ったからなんの問題もない」と言い切っており、だとしたら、赤石審議官や自身が処分されたことと矛盾が生じる。報道陣がさらに追及の姿勢を見せていたところ、きょう、突然、デジタル庁で説明会が開かれ、「割り勘」が「文春」から取材を受けたあとの「不正隠蔽」に過ぎなかったことが明らかにされたのだ。

 だが、現段階では当の平井大臣からは、何の説明も謝罪もない。おそらく総裁選のどさくさにまぎれてなかったことにしてしまう作戦なのだろう。

■たんに「嘘つき」だけじゃない 高額接待後にNTTグループ優遇で収賄疑惑も

 しかし、デタラメだらけのこの大臣をこのままですませていいはずがない。いっておくが、この問題は平井デジタル相が接待を受けながら、「割り勘」と嘘をついていたことだけではないのだ。

 平井大臣が、NTTの澤田社長から高級接待を受けたのは、昨年10月2日と12月4日の2回だったが、2回目の接待の直後である28日は、平井大臣率いる内閣官房IT総合戦略室はオリパラアプリの開発・運営の民間委託の入札の公示日だった。そして、公示日の直前である24日、NTTコミュニケーションズに事前に仕様書案を提示し、参考見積の提出を求める優遇措置をとっていたことも判明している。

 そして、実際に、オリパラアプリを落札したのはNTTコミュニケーションズを代表幹事とする5社による共同事業体だった。
 
 また、平井大臣は今年5月になってオリパラアプリの事業費減額を打ちだし、「干す」と宣言したNECを外すなどした一方、NTTコミュニケーションズには減額後も全体の6割、約23億円分の受注を確保している。

 タイミングを考えれば、この接待が影響を与えていないと考えるほうがおかしい。会食接待問題を「週刊文春」が報じた際、元東京地検特捜部検事である若狭勝弁護士は「会食の場で大臣の職務権限に絡む話が少しでも出ていれば、業者側から具体的なお願い事をしていなくても、単純収賄罪に該当する可能性があります」とコメントしていたが、収賄に当たる可能性は十分ある。

 また、平井デジタル相をめぐっては、前述したオリパラアプリの再委託先に、オーナーと親密で株まで持っているIT企業の子会社をねじ込み、優遇した利益相反疑惑もある(詳しくは過去記事参照→https://lite-ra.com/2021/09/post-6005.html)。

 まさに、平井デジタル担当相は疑惑だらけなのだ。しかし、総裁選報道が加熱するテレビは「どうせ閣僚が変わるから」とばかりに、本格的な疑惑追及はもちろん、平井デジタル相の醜い嘘だらけの会見すらほとんど伝えていない。

 だが、平井デジタル相は菅義偉首相が辞任の意向を発表するより前の9月1日に、テレビ番組で堂々と岸田文雄氏の支持を表明。菅内閣で岸田氏支持を真っ先に明言した人物。つまり、岸田氏が次期総裁・次期首相となった場合、平井氏を据え置きにすることは十分に考えられるのである。

 また、仮にデジタル相が変わっても、今回あらわになったデジタル庁の隠蔽体質は絶対に看過できるものではない。平井大臣の言いなりに、接待元の企業名を隠すだけでなく、平井大臣のオンライン定例会議の音声データについて、すでに朝日新聞が公開したパワハラがあったもの以外はすべて廃棄していたことも発覚したのだ。

 こんな横暴かつ下劣な人物がデジタル庁のトップである事実ひとつとっても、自民党政権下ではいくら省庁再編・新設したところで利権・不祥事のデパートと化すだけだということがよくわかるというものだが、こうした無責任な大臣をのさばらせてきたのは、疑惑や不正を真正面からただそうとしないメディアの責任も大きい。総裁選のこのタイミングだからこそ、安倍・菅政権下においてわがもの顔で振る舞ってきた大臣の問題をきっちり追及するべきだろう。

(田部祥太)


関連記事
<平井デジタル大臣を落とせ!>デジタル庁幹部と事業者との会食に同席していた大臣 自身には言及せず事務方の処分だけ発表 「透明性」とは程遠く…(東京新聞)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/327.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/355.html

記事 [政治・選挙・NHK283] ワクチン接種50%完了でも制限緩和なら「コロナ第6波」に拍車…感染爆発のイスラエルと“同じ轍”(日刊ゲンダイ)



ワクチン接種50%完了でも制限緩和なら「コロナ第6波」に拍車…感染爆発のイスラエルと“同じ轍”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295228
2021/09/27 日刊ゲンダイ


エルサレムの診療所で、3回目の新型コロナワクチン接種を受ける男性(C)共同通信社

「この状況でいけば実現できると思っている」――。田村厚労相は26日、今月末に期限を迎える緊急事態宣言の解除を巡り、こう強調した。宣言解除後の行動制限緩和に前のめりだが、海外の先行事例に何も学んでいないのか。

 日本国内では今月13日に人口の半数がワクチン接種を完了。一方、海外ではワクチン接種後の感染拡大が相次いでいる。

 今後の感染状況の参考となるのがイスラエルだ。英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」によると、同国のワクチン接種率が50%に達したのは、新規感染者数が減少傾向だった今年3月16日。約3カ月後の6月4日には国内の新規感染者数を15人(7日間平均)まで抑え込んだが、接種率50%達成から半年後の9月14日には1万1026人(同)まで膨れ上がった。現状の新規感染者数は減少傾向にあるものの、6451人(24日時点)と、依然として高水準である。

 イスラエルと同様、新規感染者数が減少しているタイミングで接種率50%を達成した日本も、半年後には再拡大する恐れがある。さらに悪いことに、行動制限緩和が冬に懸念される第6波に拍車をかける可能性も否めない。

 イスラエルは6月に屋内のレストランやバーの入場などに必要な接種証明書の提示義務を撤廃した結果、感染爆発に見舞われた。日本国内の現在の感染状況は落ち着きつつあるとはいえ、3カ月後はちょうど真冬。昨年は感染爆発した。

 11月メドの制限緩和に向け、政府は来月にも「ワクチン・検査パッケージ」を用いた実証実験を始める。イスラエルのように一時的に感染者数を抑え込むどころか、行動制限の緩和によって再拡大という、同じ轍を踏むかもしれない。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/356.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <国民はそれほどバカじゃない>誰がなっても次の政権はおそらく短命(日刊ゲンダイ)

※2021年9月27日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年9月27日 日刊ゲンダイ2面



※文字起こし

 自民党総裁選も残り2日。最終盤に差し掛かっても、4候補の電波ジャックは続く。河野ワクチン担当相、岸田前政調会長、高市前総務相、野田幹事長代行は26日、そろってフジテレビの報道番組に出演。そこで事件が起きた。

「ひどいフェイクニュースだ」――。河野がそう声を荒らげたのだ。

 番組冒頭、司会者が決選投票になれば議員票で岸田が河野を逆転するとの見方があると指摘。そこで河野陣営には1回目の投票で一部の票を高市に融通し、「2位にした方がいいという動きがある」と解説した。

 これに河野が食ってかかった。討論前に待機していたスタジオの隅で「するわけないですよ、そんなこと。冗談はよしてください」と口角泡を飛ばして猛抗議したが、この男の本性見たりだ。

 本人を前に噂程度の情報をタレ流すフジもどうかと思うが、約243万人のフォロワーを誇るツイッターでも気に入らない報道を「フェイク」と断定。自ら積極的にエゴサーチ(自分の名前で投稿を検索)して批判や論評、疑問を言う人をブロックし、直接絡んでない人すら遠ざける。上から目線のスッカラカン太郎こそ、党員対象の世論調査でもトップに立つ河野の危うい地金である。

 SNS上で「毛沢東バッジ着用」のデマまで飛び交う“媚中派”のレッテル貼りもあり、河野は印象操作に過敏になっているのかもしれないが、それだけ総裁選は政策論争そっちのけ。水面下で票の探り合い、奪い合い。各候補の応援団が競って陰謀渦巻く足の引っ張り合い。高市シンパが忌み嫌うはずの新左翼の「内ゲバ然」とした薄汚さだ。

思いつきだらけのバーゲンセール

 表向きの“政策論争”とやらもヒドい。まるで思いつき公約のバーゲンセール。その象徴が各候補から次々と飛び出す中央省庁の再編案だ。

 河野が医療分野と労働・年金分野に分ける「厚労省分割」を主張すれば、岸田は「単に分ければいいというものではない」と、感染症対応の司令塔として強い権限を持たせる「健康危機管理庁」の新設を唱える。

 野田も「こども庁」の設立を訴えるが、ハンパじゃないのは「令和の省庁再編に挑戦」と意気込む高市だ。「環境エネルギー省」の新設に始まり、経済安保政策の強化と、サイバー攻撃への対応などに備える「情報通信省」とその外局となる「サイバーセキュリティー庁」の創設を打ち出す。

 これだけの省庁を置く土地やオフィスが霞が関周辺に余っているのかは疑問だし、省庁再編には膨大な時間や労力がかかる。そのコストを上回るメリットが国民にもたらされるのか。どの候補とも精査の形跡はいっこうに見えない。つまり実現性は、はなはだ乏しい。

 4候補とも新型コロナ対策として財政出動に前のめりだが、その裏付けとなる肝心の財源は置き去り。

 かと思えば、地方票掘り起こしのため、思い出したようにコロナ禍の観光振興策を議論。岸田はワクチンパスポートを使った「GoTo2・0」を提唱し、野田は「GoToトラベル」再開に意欲を示す。高市は「少人数旅行に対応した宿に改築するための補助金を拡大」と言い出している。

 飛び交うのは、相変わらず無責任なバラマキ策ばかりである。

引き継がれる9年の「負の政治遺産」

 そもそも、決選投票で岸田・高市の「2、3位連合」が既定路線となっていること自体、無責任な“政策論争”の証拠だ。曲がりなりにも「新自由主義政策の転換」を強調する岸田と「アベノミクスの加速」が持論の高市は水と油である。

 そんな2人が手を組めば、この間、論争に費やした時間は無に帰す。勝ちさえすれば「何でもアリ」が権力闘争の常とはいえ、あまりにも国民を愚弄し過ぎだ。加えて全候補とも約9年に及ぶ「安倍・菅政治」への言及を避けているから、ますますナメ切っている。

 両政権のデタラメは、何一つ解決しちゃいない「モリ・カケ・桜」や、日本学術会議会員の任命拒否などの問題にとどまらない。

 各省庁の幹部人事権を乱用し、政治と官僚の距離感を大きくゆがめた「官邸の一極支配」。左遷人事におびえる官僚たちの間で首相の利益の最大化を図る忖度が横行し、官僚の手による公文書改ざんに行きついた「倫理観の堕落」。

 不祥事があっても嘘とゴマカシ、やってる感で目先を変える「説明しない政治」。集団的自衛権の行使容認の解釈改憲や、安保関連法などの成立に邁進した「戦争のできる国づくり」――。安倍・菅政治が残した「負の政治遺産」は数え上げればキリがないほどだ。

 4候補とも安倍・菅政治の見直しに口ごもる以上、両政権の「負のレガシー」を引き継ぐとみるのが、妥当だ。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「国民の声に耳を貸さず説明もなく勝手に暴走を続ける。9年に及ぶ国民無視の独断専行がこのコロナ禍で顕在化。やってる感だけの後手後手対応で国民にノーを突きつけられ、安倍・菅両首相は2代続けて政権をブン投げたのです。主流派と非主流派が互いに国民の声を聞いて党内で牽制するなんて今や昔。各省庁も上だけを見て、下からの民意を吸い上げようとしない。一極支配で統治能力を失ったのは明白なのに、それと向き合う謙虚さと誠実さは4人の総裁候補からは感じられません。むしろ、決選投票が確実視される中、党内最大派閥を事実上支配する安倍前首相になびく動きさえ、活発化しそうです。いくら表紙をすげ替えても、1ページ目には〈この本を安倍晋三に捧げる〉との献辞文が出てくるようなもの。こんな目くらましで国民を騙せるとタカをくくっているのでしょうか」

デタラメ公約を厳しく問われる来夏の参院選

 しょせん、総裁選は安倍支配下のどんぐりの背比べ。それを確認する“興行”のため、政府・与党は憲法53条に基づく野党の国会召集の要求を黙殺し続けた揚げ句、総裁選に突入。やっと10月4日に臨時国会を開くというが、その理由は「自民の党首が代わるから」。おかげで次期衆院選は現行憲法下で初めて任期満了後に先送りだ。

 自民の都合だけで国会の開閉会を決める党利党略は法の趣旨に反する。政治空白で不利益をこうむる国民はたまったモノではない。公明党は衆院選の公約に「0〜18歳までの全ての子どもに、1人一律10万円相当を支給」と掲げたが、悪い冗談だろう。国会召集の要求は7月16日。政権与党の立場を生かして自民をせっつき、サッサと国会を開いていれば公約に掲げるまでもなく、とうに実現していたはずだ。

「立憲主義の原則を踏みにじる国会軽視。この9年でそれがセオリー化した自公与党に比べ、野党の方がはるかに真面目です。消費税減税にせよ、辺野古移設中止にせよ、少なくとも国民に寄り添う誠意がある。ところが、大手メディアは野党共闘に冷淡で、4党の政策協定合意もキチンと伝えない。共産党との目指す国家像の違いをあげつらいますが、それでは自公連立はどうなのか。“平和の党”が戦争のできる国づくりに手を貸す構図こそ、よほど野合と言えます」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 自民が仮に新政権誕生の「ご祝儀」相場で衆院選をしのいでも、来年夏には参院選が控える。そのころには誰が首相になってもコロナ対応や経済対策、デタラメ公約の実行を巡り、厳しい試練が待ち受ける。参院選は政権交代に直結しないため、有権者には政権にお灸を据えてやろうとの意識が芽生えがちだ。その結果、1998年の橋本政権や2007年の第1次安倍政権は大敗。退陣に追い込まれた例もある。

 来年の参院選まで次の政権はもつのか。国民はそれほどバカじゃない。おそらく再び短命に終わる、と予言しておく。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/357.html

   

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