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2021年9月30日05時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] 新総裁・岸田文雄は安倍前首相の完全な操り人形に! 今井尚哉、北村滋、岩田明子を監視役に送り込み「高市早苗の国家観」を強制(リテラ)
新総裁・岸田文雄は安倍前首相の完全な操り人形に! 今井尚哉、北村滋、岩田明子を監視役に送り込み「高市早苗の国家観」を強制
https://lite-ra.com/2021/09/post-6034.html
2021.09.29 岸田文雄は安倍の完全な操り人形に リテラ

    
    岸田文雄Twitterより

 本日、自民党総裁選がおこなわれ、決選投票で河野太郎氏を引き離し、岸田文雄氏が新総裁に選ばれた。だが、これは「岸田自民党、岸田政権の誕生」ではなく、「安倍自民党、安倍傀儡政権の誕生」と呼ぶべきものだ。

 今回の総裁選で安倍晋三・前首相は、同じ極右思想を持つ高市早苗氏を支持。2ショットポスターを作成させたり、高市氏以外を支持する若手議員に直接電話をかけまくる「アベノフォン」に勤しむほど入れ込んでいた。

 読売新聞によると、安倍前首相は「(他の候補を入れると)衆院選の応援は難しくなるよ」などと、露骨な恫喝までしていたという。

 今回、1回目の投票で、高市氏の国会議員票が河野氏を上回るという驚きの結果が出たが、これはこうした安倍前首相の圧力の結果と言っていいだろう。

 だが、安倍氏が躍起になり、ネトウヨが熱狂したのと裏腹に、高市氏は「支持急増」と言われていた党員票で伸び悩み、26〜27日には、決選投票に残れる可能性がゼロに近いことが判明していた。

 すると、安倍前首相は一転、「アベノフォン」をやめ、岸田氏に恩を売る動きを見せる。それが、27日の甘利明・税調会長との会談だった。甘利氏は安倍前首相の最側近ながら、早くから岸田氏支持を打ち出し、岸田氏の選挙対策の要の役割を担っていた。安倍氏はこの会談で、高市陣営が決選投票で岸田氏を推すことを甘利氏に約束したと言われている。

「報道では、逆に岸田陣営が高市氏を支持することも確認する『2位、3位連合』の話し合いということになっているが、これは安倍氏のメンツも考えた表向きの名目。実際は、高市氏が決選投票に残れないことを悟った安倍氏が甘利氏に決選投票で『岸田支持』に動くことを表明し、改めて、自分への忠誠を要求したのではないかと言われている」(全国紙自民党担当記者)

 結果、国会議員票が大半を占める決選投票では、岸田氏が河野氏を圧倒した。これで、岸田氏はますます安倍前首相に逆らえなくなるだろう。

■“影の総理”今井尚哉、“元内調”北村滋、代弁者NHK岩田明子…岸田陣営に送り込まれていた3人の安倍側近

 もっとも、岸田氏は最初から安倍氏の支配下にあった。高市支持を表明した後も、「高市支持は河野氏の票を削るためで、安倍氏の本命は岸田氏」との解説も流されていた。

 実際、安倍前首相は、岸田氏が総裁選出馬を表明する少し前から、岸田陣営に自身の代理人を送り込んでいる。

 そのひとりが、安倍政権時代、安倍氏の側近中の側近だった今井尚哉・元首相補佐官。今井氏は安倍政権時代、「影の総理」と言われるほどの存在だったが、菅首相になってからは外され、政界から遠ざかっていた。ところが岸田氏が総裁選に名乗りをあげる少し前から、その今井氏が岸田事務所に出入りするところが頻繁に目撃されてきた。

 また、安倍政権時代は内閣情報官としてさまざまな政敵潰しの謀略を仕掛け、「官邸のアイヒマン」とも言われた北村滋・元国家安全保障局長も、やはり岸田氏が総裁選に立候補を表明する少し前から岸田陣営と接触。岸田氏と北村氏は開成高校の同窓で、北村氏は安倍氏と岸田氏をつなぐパイプ役にもなってきたが、今回、今井・北村は岸田陣営で自民党議員や党員の情勢情報をあげてきたほか、公安ネットワークを使って石破氏や河野氏のスキャンダルを必死で探していると囁かれていた。

 さらに、安倍政権下では「安倍首相にもっとも食い込んでいるジャーナリスト」と呼ばれ、安倍首相辞任の際もその一報をスクープしたNHKの岩田明子氏までもが、岸田陣営に出入り。岩田氏も菅政権になったことで政治部からネットワーク報道部という地方部に異動となっていたが、この総裁選では「もはや岸田選対の一員ではないか」と言わるほどの目撃情報があったという(「週刊新潮」9月21日号/新潮社)。

 つまり、安倍前首相は「高市支持」で極右・ネトウヨ層を盛り上げる一方、ちゃっかり岸田氏の戦力を強化すべく、自身にとって最強の最側近や記者を送り込んでコントロールしていたのである。

 実際、岸田氏は、総裁選を控えてのテレビ出演や討論の場で、あからさまに安倍前首相の顔色を伺う姿勢を見せていた。

 まず、岸田氏の安倍前首相への秋波があらわになったのが、憲法改正をめぐるスタンスだった。岸田氏は憲法9条の改憲に消極的だと言われてきたが、この総裁選で、岸田氏は安倍氏が乗り移ったように、「憲法改正は絶対に必要」「自衛隊の明記は違憲論争に終止符を打つために重要」「国民の憲法を取り戻したい」などと前のめりな発言を連発。

 また、安倍前首相の疑惑追及にも終始、消極的で、森友問題については「さらなる説明をしないといけない」と述べたものの、安倍前首相がこの発言に激高したと伝えられると、大慌て。「再調査するとは言っていない」などと前言を撤回した。

 さらに、岸田氏は選択的夫婦別姓を実現する議員連盟の呼びかけ人のひとりでありながら、総裁選討論では一気にトーンダウン。また、9日に『バイキングMORE』(フジテレビ)に出演したときは、出馬表明会見ではつけていなかったブルーリボンバッジを着用。こうした言動はあきらかに安倍前首相を意識したものだった。

■安倍前首相は、岸田新総裁決定を受けて「高市氏が確固たる国家観を示した」と強調

 直接の支持も取り付けられなかったというのに、一貫して安倍前首相に尻尾を振りつづけた岸田氏。しかも、決選投票での密約や、高市氏が国会議員票をとったことで、この安倍氏の支配はさらに強化されるだろう。

 当然、党役員人事や組閣では安倍前首相の意向を汲んだ人事がなされることは必至。敗れた高市氏を幹事長や官房長官、重要閣僚で登用せざるをえなくなっていると言われている。

 いや、人事だけではない。安倍前首相は岸田新総裁決定後、高市陣営の会合で「高市氏を通じ、自民党がどうあるべきかを訴えることができた」「(高市氏が)確固たる国家観を示した」とした上で、「次の衆議院選挙、今度は岸田新総裁のもとに、共に勝ち抜いていこうではありませんか」と力を込めて呼びかけた。この発言からも、今回、高市陣営が打ち出した「国家観」とやらを岸田氏が政策に落とし込まざるを得なくなるはずだ。

 選択的夫婦別姓、女系天皇の否定はもちろん、岸田氏が「任期中にめどをつけたい」と言っている改憲をめぐっても、高市氏は私権制限の明確化にまで踏み込んでおり、その方針がさらにエスカレートする可能性がある。

 ようするに、岸田新首相の誕生は、菅政権以上に安倍前首相の存在感が増した「安倍政権の復活」でしかなく、自民党の刷新どころか、安倍・菅政権の総括もなく膿を溜め込んでいくだけになるのは間違いない。

 だが、忘れてはいけないのは、これはしょせん自民党総裁を決める党内の選挙に過ぎないことだ。きたるべき衆院選で国民がNOを突きつければ、この「安倍政権の復活」は止めることができる。次の選挙は、安倍政治に終止符を打つための選挙であることを野党は徹底して訴えていく必要があるだろう。

(編集部)



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK283] NTT接待で平井デジタル相の次から次へと出てくる屁理屈言い訳(まるこ姫の独り言)
NTT接待で平井デジタル相の次から次へと出てくる屁理屈言い訳
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/09/post-ea81b9.html
2021.09.29 まるこ姫の独り言


新設された「デジタル庁」がすでに利権の温床になっている。

デジタル相の平井も金に目がない議員の1人だ。


またもやNTTの接待が露見したが、菅の息子がいる東北新社やNTTが総務省の高級官僚を接待していた話はまだ最近のことだ。

NTTは官僚や大臣に対して未だに接待をして企業を大きくしてきたのかもしれない。。

今度は新設庁と言う事で接待をされた平井大臣だが、自民党議員らしくとにかく屁理屈を駆使して言い訳にまい進している。

週刊誌の取材依頼後に支払い NTT接待 平井デジタル相
             9/28(火) 13:25配信 時事通信

>平井卓也デジタル相は28日の閣議後記者会見で、昨年10月と12月にNTTから受けた接待の代金を支払ったのは、会食に関する週刊文春の取材依頼を受けた後だったと明らかにした。

NTT接待問題で平井デジタル相釈明 「その場で会計する店ではない」
                  9/28(火) 13:24配信 毎日新聞

>平井卓也デジタル相は28日の閣議後記者会見で、自身とデジタル庁事務方ナンバー2がNTT幹部から受けた接待の代金を遅れて支払った問題について、「その場で会計してくれるような店ではなかった」と釈明した。

>2020年10月と12月、NTT子会社が運営する会員制の高級レストランで接待を受けた。28日の会見で平井氏は「一般のレストランならともかく、社員食堂でしょ。チェックはしない」と述べる一方、「早く支払っておけばよかった」とも語った。


会員制の高級レストランに対して、社員食堂と言い張る厚顔。

福利厚生の一環でできるだけ安価で飲食のメニューを社員を提供するのが本来の社員食堂で、会員制と名が付けば、本来の社員食堂の使命を果たさない。

一回何万円もの接待なのに「社員食堂」は通用しない。
図々しいにもほどがある。


その前には、NTTから受けた接待の代金を支払ったのは、文春の取材の後だというから、もしバレなかったらそのまま「ゴチになります。」っていう事じゃないか。

法律を作る方の人間が、これほどまで法律を無視して抜け穴を探し、バレたら「大臣規範に抵触するものではない」「問題ない」



アベスガ政権の大臣は、常にこれを繰り返して来た。

そりゃあ自民党は長年政権与党にいるだけあって、自分達に都合の良いザル法律ばかりを作ってきたわけで、大臣規範に抵触するものではないと言えば言うほど屁理屈としか思えず、国民感情からしたら、権力を持っている方への信頼性がますます無くなる。

しかもこの期に及んでもまだ「その場で会計してくれるような店ではなかった」と言い張る。

結局、バレたからなんとしても自分の正当性を主張しているだけで見苦しいにもほどがある。

なんだかんだ言っていも、ある特定企業から接待を受けた。バレたから割り勘にしたと言い繕いました。という話にすぎない。

金太郎あめのように利権ズブズブの政党が、国民に寄り添いますと言っても誰も信じない。

献金をくれる企業に寄り添います。の間違いじゃないのか。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/389.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田V 広島山口血みどろ 叩き潰された長州安倍 
岸田V 広島山口血みどろ 叩き潰された長州安倍
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51998449.html
2021年09月30日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


@血みどろ戦争が明治維新となった
幕府軍が広島で征長隊と勝って負けて

A幕府を握った安倍晋三が 広島を握ろうと
仕掛けたのが河合事件だ
広島を獲れば 山口県民のDNAが泣いて喜ぶ
逆を言えば広島の原爆やくざのDNAが殺意を持つ

B河合巨額買収事件は岸田が舐められたから起きた
岸田はつまらんと広島県民はツバかけた・かけられた

C尊敬する子分溝手が現金テロでつぶされた
その時まで安倍にアホ扱いされてた岸田だ

****

@広島人ヤクザは日本人と1枚違う
ヒリヒリヤケドのピカドン魂が内在してしまう岸田にも

A若頭 林芳正 山口で河合事件の報復立候補すれば
当然親分岸田も 心に入れ墨が入る

B心は征長隊3だ 今度はひろしまが やっちゃる みちょれえ〜

岸田は冷たく笑う は 昼夜逆転です
昼の紳士は夜も紳士ではありません

闇の戦いです
岸田の若 林が山口を奪って官房長官候補筆頭で「親分山口差し上げます!」
ヒシと抱き合う 親子です
昼は安倍と岸田 二人殺意笑顔で遊びながら



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/390.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田新総裁誕生でも前途多難…自民党の「地方の声を聞く」はどこに行った?(日刊ゲンダイ)
岸田新総裁誕生でも前途多難…自民党の「地方の声を聞く」はどこに行った?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295371
2021/09/30 日刊ゲンダイ


自民党の新総裁に選出され、手を挙げて応える岸田文雄前政調会長(C)共同通信社

 菅首相の後継を選ぶ自民党総裁選が29日投開票され、決選投票の結果、岸田文雄前政調会長(64)が河野太郎規制改革担当相(58)を破り、第27代総裁に選出された。

 岸田氏は10月4日召集の臨時国会の冒頭、第100代首相に指名される見通しだ。

「衆院選、参院選で生まれ変わった自民党をしっかりと国民に示し、支持を訴えていかなければならない」

 当選した岸田新総裁は会場の党国会議員に向かって、こう挨拶していたが、すでに前途多難と言わざるを得ないだろう。なぜなら、決選投票の票数を見る限り、国会議員票で河野氏の131票に対して岸田氏は249票と、100票以上の差をつけたものの、都道府県票では河野氏の39票に対し、岸田氏は8票と大きく離されていたからだ。

 総裁選中、岸田氏ら候補者4人は盛んに「地方の声を聞く」と訴えていたはず。それなら、この地方の「声」が反映されない選挙結果をどう考えるのか。

<県の投票と国会議員の投票差がめっちゃあるやん…それってどうなん>

<地方票のことをどう考えるか。派閥では地方は動かんやろ。衆院選、戦えるの?>

<地方の声を聞くって、本当なの。結局は国会議員票で何でも決めるんじゃないの>

 早速、ネット上では総裁選直後から自民党支持者らしき人物のこんな投稿が目立つが、岸田氏の真価が問われるのは、来る総選挙であることは間違いない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/391.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 新総裁・岸田文雄の壁<本澤二郎の「日本の風景」(4220)<国民に敵対したA級戦犯の神道・日本会議の安倍晋三を斬れるか>
新総裁・岸田文雄の壁<本澤二郎の「日本の風景」(4220)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30647808.html
2021年09月30日 jlj0011のblog


<国民に敵対したA級戦犯の神道・日本会議の安倍晋三を斬れるか>

20年余も継続した自民党極右・清和会政権が、遂に瓦解した!というと、驚くかもしれない。民意との乖離は、民主主義の危機そのものだった。筆者は、連日、安倍・菅の暴政を批判してきた。国民の声を、伝える努力をしてきた。それがようやく、自公政権崩壊目前で、自民党リベラル派の宏池会が、深手を負いながらも、ともかく実現したことになろうか。

 功労者は、河野太郎と石破茂、さらには福田康夫だったかもしれない。人のいい岸田文雄は、安倍晋三の叔父・佐藤栄作内閣の下で、いびられいびられた結果、天下人になれなかった宏池会二代会長・前尾繁三郎の無念を回避、見事に宏池会政権を手にしたことになる。前尾と交代した大平正芳は、佐藤派の盟友・田中角栄と連携して、日本外交の悲願の日中国交正常化という金星を射止めた。

 遅ればせながら、昨日、初めて岸田の生の声を聞いて、今朝ほど頷いてしまった。彼は1か月前に「民主主義の危機」を叫んで総裁選に出馬した、と大声を張り上げた。これは単なる口から出た、出まかせではないだろう。彼の本心だ。この8年の内外政と安倍犯罪に、最近のフクシマ隠しのコロナ4兆円五輪賭博に、日本国民はすっかり沈んでしまっていた。絶望の二字が列島を覆ってしまっていた。まさに民主主義の危機そのものだった。

 この間、自公3分の2体制に野党は、手も足も出なかった。法務検察からして、ゆでガエルそのものだった。

 巨悪・安倍晋三を、石破と福田が、岸田の軍師よろしく身を捨てて、安倍を翻弄した功労者といっていい。神道・日本会議・統一教会の岩盤を、ほぼ崩壊させたと分析できるかもしれない。

 岸田自身は、赤穂浪士の代表である大石内蔵助を演じたことになる。この結果に、安倍も麻生も今、地団太を踏んでいるはずだ。

 自民党総裁記者会見で、早くもモリカケなどの安倍事件について「政治説明」をすると、大きく踏み込んで、心臓を青くさせている。「聞く耳を持つ」と公約した新総裁は、野党の追及に真摯に向き合って、法務検察の公正な捜査に期待するかもしれない。

 安倍退治の手腕に注目したい。1%のための安倍経済路線に対しても、弱者に目を向けるという。コロナ退治は、初期症状の段階での医師の治療が不可欠だ。「島津レポート」によって、武漢ウイルスは米ウイスコンシン大学の日本研究者が、エイズなどのウイルスなどを使って見つけた「生物兵器」という事実も判明している。致死率は低いし、ワクチン接種の方がはるかに危険であることも分かってきている。イベルメクチンなどが効くことも、医学的に証明されている。イカサマの専門家医師団の口車に乗せられていいわけがない。政府専門家の尾身の病院での暴利も、発覚して報道されているではないか。

<河井1・5億円による宏池会壊滅作戦の仇討ち果たせるか>

 この8年余、安倍と麻生太郎にいびられ、いたぶられてきた岸田の無念は、さぞや耐えがたいものだったろう。

 自民党史上最低の暴君のもとで、言いなり外交・いいなり政策を推進する役割を担わされてきたのだから。鼻ずらにニンジンをぶら下げられて、マラソンをさせられてきた屈辱に、それでも歯を食いしばって、耐えて耐え抜いた岸田の忍耐力には、いまさらながら脱帽である。

 改めて安倍の恐怖を誘引した石破の河野支援と、福田の息子が清和会若手をまとめ上げての安倍攻撃が、結果的に岸田の勝因となった。宏池会の軍師を称賛したい気分だ。

 国民は政党助成金を使った、安倍の河井夫妻への1・5億円の真実を明らかにするよう強く厳しく求めている。岸田の地元・広島県連の意向だ。宏池会らしい宏池会の参院議員だった溝手顕正を、公明党創価学会を巻き込んで落選させられ、あわよくば宏池会を瓦解させようとした安倍の恐怖の策略に対して、ようやく倍返しの機会を手にした岸田・宏池会である。

 「安倍の大好きな神社のしめ縄で締め上げるのではないか」との声も聞こえてきている。国民の声は、憲法と正義の法務検察を、強く求めている。どう始末をつけてゆくのか、自民党内も固唾を呑んで見守っている。

<宮澤喜一の墓前に何と報告?護憲リベラルの伝統維持できるか>

 自民党保守本流・宏池会の始祖は、敗戦後の日本再建を果たした吉田茂である。他方で、日本を反共の砦にしようと画策する米謀略機関のCIAは、戦争責任者の岸信介を盛り立て、造船疑獄で再軍備に消極的な吉田を退陣させると、まずは鳩山一郎・民主党政権を誕生させた。その後に岸内閣誕生を狙った。

 CIA資金のテコ入れで、保守合同後の自民党内を反共勢力で固めたが、護憲リベラルが結集して岸をいったんは阻止した。だが、無念にも勝者の石橋湛山が病に倒れ、政権は自動的に岸の手に落ちた。この恐ろしい野心を抱く反共岸内閣に対抗した人物が、被爆地・ヒロシマの憲法重視を当たり前としていた池田勇人だった。

 「花も嵐も踏み越えて」を流行歌を口走りながら、岸の治安維持法のような警職法強行に反対、60年安保後の政権を手にした池田だった。この池田を支えたのが、大平と宮澤喜一ら大蔵官僚OB。後者もヒロシマの人だった。護憲リベラルこそが、保守本流・宏池会の伝統であった。

 宮澤の薫陶を受けた政治家が、特に河野洋平・福田康夫と岸田だった。今回の政争劇は、奇しくも河野と福田のお陰だったことになる。

 いつか岸田は、池田と宮澤の墓前に詣でることがあろうが、その時、なんと報告するだろうか。「宏池会の伝統を忘れていません」というしかないだろう。「民意に耳を傾けて、民主主義の危機を何としても乗り切る」とも報告するに違いない。

<安倍腰ぎんちゃくに手ぐすね引く野党と多数国民の大攻勢>

 真っ先に人事に手を付けることになる。自民党の大黒柱・幹事長人事に注目したい。宏池会から起用できれば、立派なものだが、どうなるか。河野を起用するかどうか?

 311の教訓を生かさないと、この国は常に沈没する危険に振り回される。東海村の核施設と六ケ所村も。気候大変動は、まじかの16号台風の大きさが今も証明している。原発を止めないと、この国は崩壊の危機に瀕している。もはや「安いエネルギー」「安全な原発」という大嘘を、ナベツネの読売でも宣伝できないだろう。

 岸田は、寛容という言葉を何度も口にした。池田勇人内閣のスローガンを、彼は学んでいた証拠である。野党の言い分を取り入れることに抵抗はない。もはや安倍の時代は終わった。極右の清和会政治は、終わった。宏池会の政権は、清和会と天地の開きがある。この数日の岸田人事を注視したい!

 宏池会路線を浮上させると、野党にとって一番厄介な政権となろう。反対に安倍服従政権だと、もっとも扱いやすい政権ともなろう。

2021年9月30日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/392.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田新総裁しょせんは「安倍・麻生傀儡政権」要職起用で飛び交う名前は“スネ傷”ばかり(日刊ゲンダイ)




岸田新総裁しょせんは「安倍・麻生傀儡政権」要職起用で飛び交う名前は“スネ傷”ばかり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295381
2021/09/30 日刊ゲンダイ


総裁の椅子には座れたが…(岸田文雄新総裁)/(C)JMPA

「1期1年、連続3期まで」という党役員任期の改革案を打ち出し、「二階幹事長外し」で自民党内のド肝を抜いた岸田新総裁だが、威勢がよかったのは投票まで。就任直後の記者会見では、早速、派閥長老への“忖度”意識が露見した。

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「老壮青のバランス」で派閥均衡

「中堅・若手を登用する」とはしながらも、「老壮青のバランスが大事だ」「党の実力者の方々も素晴らしい能力をお持ちだ」と付け加えるのを忘れなかった。「早急に人事の『たたき台』をつくる」と言ったが、「たたき台」を持って安倍前首相や麻生財務相にお伺いを立てるのか。

「岸田氏の勝利に貢献した細田派(つまり安倍氏)、麻生派、竹下派の3派閥は、当然、それなりの処遇を求めてくるでしょう。どこまで岸田政権としての独自色を出せるかですが、結局、ボス連中に気を使った、派閥均衡の守りの人事にならざるを得ないのではないか」(政治評論家・野上忠興氏)

要職には3派閥から起用か


しょせんは安倍・麻生傀儡政権か(左から甘利明税調会長、萩生田光一文科相、小渕優子元経産相の3氏)/(C)日刊ゲンダイ

 しょせんは、安倍・麻生傀儡政権なのだから、自分の人事などできるわけがない。早くも、要職には3派閥からの起用案が取り沙汰されている。

 総裁選期間中から幹事長に有力と噂されていたのが、麻生派の甘利明税制調査会長だ。安倍・麻生と合わせて「3A」という呼び名もある。大臣室で現金50万円を受け取った口利き疑惑の説明がいまだ済まされていないのに、幹事長就任で“みそぎ”の魂胆だ。

 幹事長や官房長官には細田派の萩生田光一文科相も浮上。「最大の功労者は、やっぱり安倍さん。まずは細田派でしょう」(細田派関係者)ということらしいが、萩生田氏は加計学園疑惑で名前の挙がった「スネ傷」持ちである。

「ドリル優子」の汚名返上狙い

 竹下派からは小渕優子元経産相の要職起用も囁かれる。小渕氏は、派閥の方針が定まらない中、告示翌日には岸田氏支持を表明していた。「政治とカネ」で長らく蟄居してきたが、甘利氏同様、「ドリル優子」の汚名返上狙いだ。竹下派では、茂木外相の留任や幹事長、官房長官への横滑りも浮上している。

「悩ましいのが麻生氏の処遇。本人が財務相留任を望んでいるという話もある。10月13日には在任期間が歴代2位の高橋是清を抜くことになっています」(永田町関係者)

 官房長官の資質について岸田新総裁は「総理との相性」と言っていたから、本来は自分の派閥から出したいのだろう。

「ただ、小野寺五典元防衛相や根本匠元厚労相ではパッとしない。そこで、女性官房長官として、上川陽子法相が挙がっている」(自民党関係者)

 岸田新総裁は総裁選期間中、「女性閣僚を5人入れたい」と口にしていた。「1位3位連合」で決選投票を制した高市前総務相の要職起用は堅い。野田幹事長代行と河野ワクチン担当相は、さてどうなるか。

 いずれにしても、安倍氏の支配が色濃い人事になることは確実だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/393.html

記事 [政治・選挙・NHK283] [新型コロナ感染症]なぜ、沖縄県は人口あたりの陽性確認者(感染者)数が全国トップなのか?

 沖縄県も、本土と同様、感染者数は減衰しているが、陽性確認者数は、直近一週間でも人口10万人あたり39人と、東京の人口10万人あたり15人の2.6倍にも達している。

 ご存じのように、沖縄県には米軍基地が面積レベルで日本全体の70%超が存在する。
 これは、治外法権(日本国の法律や沖縄の条例の枠外)的に生活する米軍関係者が数多くいることを意味する。米国はこのところ在日米軍関係者の数をきちんとは公表していないが、軍人・軍属・家族を合わせて4万人程度が沖縄に存在していると推定されている。

 冒頭のグラフは、めずらしいもので、政府の新型コロナアドバイザリーボードが公表したものである。
 通常公表されている沖縄県の行政権限が及ぶ住民の確認陽性者数と米軍が発表している基地内の確認陽性者数が同時にグラフになったものである。

 沖縄県の人口約145万人だから、米軍関係者の4万人というのは2.7%程度しかならないが、単位人口あたりで見ると、感染者数は米軍関係者のほうが大きく上回ってきたことがわかる。

 グラフを見ると、今年5月までは米軍関係者の確認陽性者数増加カーブにやや遅れるかたちで沖縄住民の確認陽性者数が増加している。
 ところが、ここ数ヶ月(6月から9月)は、ときに沖縄住民の確認感染者数の増加が、米軍関係者とは独立的ないし先行している。

 沖縄は、確認陽性者数が本格化した昨年3月以来、ずっと人口比で高い水準を示してきた。その要因の一つが、米軍関係者及び米軍基地が身近にあることによると思っている。

 だからといって別に、米軍関係者から感染させられるケースが多いと言いたいわけではない。新型コロナウイルスはそれほどの感染力を有していないのだ。
新型コロナウイルスが強力な感染力を有しているのなら、米軍関係者だけでなく一般住民も感染しているわけだから、圧倒的多数派の住民同士ないし他県からの往来者との接触のほうが感染拡大に大きなウエイトを持っているからである。

 沖縄県は、人口比で電子タバコ(個人輸入は可能だが国内で販売禁止のニコチン含有ポッドの使用を意味)の愛好者が多いところである。
この電子タバコ愛好者が多くいる要因こそが、米軍関係との距離の近さにあるとみている。

 ニコチン含有電子タバコ用ポッドは、個人輸入の場合、インターネットの代行サービス会社のサイトで注文し、代行輸入された電子タバコ用ポッドが手元に送り届けられた時点で使えるようになる。

 しかし、沖縄のように米軍が身近であれば、米軍関係者に知り合いがいる人や米軍基地で働いている人なら、米軍基地内で普通に売っているニコチン含有電子タバコポッドを即座に“安く”(たぶん個人輸入の半額以下、約1ヶ月分千円ほどで)手に入れることができる。

 現在は、“ウイルス汚染ポッド”を電子タバコで使うことよりも、他の要因で感染しているケースの方が多いと推定しているが、今年5月頃までは、第一次感染のほとんどが輸入電子タバコポッド使用者で占められていたはずである。

 ざっくり言えば、日本全体の昨年3月以降の感染カーブは、日本向け電子タバコ用ポッドの何%が「ウイルス汚染ポッド」であるかをベースに、その汚染電子タバコ用ポッドから生まれた第一次感染者が第二次以降の感染者をどれだけ生み出したのか、とりわけ老人介護施設や病院でクラスターがどの程度発生したかで決まってきたと考えている。

 日本向け輸出電子タバコ用ポッドの1%がウイルスに汚染されているか、日本向け輸出電子タバコ用ポッドの5%がウイルスに汚染されているかで、感染カーブの山の傾斜や高さが違ってきたと思っている。

(これが、電子タバコの愛用者が多い欧米諸国で新型コロナ感染者が爆発的に増加した理由であり、電子タバコを輸入禁止販売禁止にしている台湾・ベトナム・タイなどが今年2月まで感染者数をゼロ近くまで抑え込めていた理由である。台湾・ベトナム・タイも、この後に説明する市中施設内撒布の被害で感染者を大きく増やすことになった。中国も、電子タバコ用ポッドは輸入禁止で、たぶん新感染症を知った後の2019年11月末からはインターネットでの販売も禁止された)

 それが大きく変わったのが、今年7月以降のいわゆる「第5波」(第7波と呼んだ方が的確)である。

 ワクチン接種が急速に進んだなかで、これまでの感染確認者数とは1桁違うレベル(ピーク時の一週間(8月21日〜28日)は15万人超、一日あたり2万人超)の状況になったのが「第5波」だ。

 専門家は理由を知っていながら口をつむぎ、「第5波」が急激に減衰した要因の一つとして、ワクチンの接種が進んだことを上げているが、それが妥当というのなら、7月初旬からオリンピック期間を挟み「これまで経験したこともないような激しい感染拡大」が起きてしまった理由を説明できない。

 感染急拡大の要因として、デルタ変異株を持ち出して、感染力が異常に強いと言っても、同じデルタ株の感染が8月中旬から急減衰しているから、やはり説明にならない。

(それ以前に、水際対策や各種国内対策をとっているのになぜデルタ株が急速に席巻するような事態になったかを説明できない)

 7月初旬から始まった「第5波」は、それまでの第一次感染源である電子タバコ「ウイルス汚染ポッド」に加え、市中施設(デパート・放送局・劇場・児童施設などなど)内でのウイルス撒布が行われたことで飛躍的に大きな感染者を生み出したと思っている。そうだったからこそ、子どもや芸能人の感染者も大きく増加した。

 大阪・東京のデパートで、これまで発生しなかった従業員の集団感染は、撒布されたウイルスがエアロゾルになり、それを長い時間吸い続けたことが原因で起きたと思う。

 飛沫はともかく、エアロゾルになったウイルスは、N95マスクならいざ知らず不織布マスクでは防ぐことはできない。

 デパートのお客さんから感染者が出なかったのは、「同じ場所に長時間い続けるお客さんはまずいない」からである。従業員は不織布マスクをしていても同じ売り場にずっといるので、エアコンの空気の流れが“ちょうど悪いところ”に立っていた人は感染してしまう。

(撒いたヒトも、目立つのを避けるためお客さんが多い食品売り場で撒いたようだ。短時間の滞在では感染しないので、普通のスピードで移動すれば、撒いたヒトが感染することはない。監視カメラ映像を分析すれば撒いたヒトを特定することも可能なはずだが、“虎の尾を踏む”ことになるのでやらない)

 沖縄の確認陽性者が米軍関係者と独立的に増加しときには人口比で米軍関係者を大きく上回るようになった背景にも、市中施設内撒布があると考えている。

 また、今年春までは、絶対数で、東京都の3分の1程度の陽性確認者数であった大阪府の陽性確認者数が、このところずっと東京都の数を少し上回る状況が続いている。(直近一週間は10万人あたり28人なので、人口比では東京の2倍弱)

 これも、大阪ではいまもって減ってはいると思うが、市中施設内撒布が行われている可能性を示唆している。
 不思議なことに、今年3月頃から、大阪の感染状況推移は、ソウルの感染状況推移によく似ている。韓国は、今なお、感染者が過去最多を更新するようなひどい感染状況にある。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/394.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 日本でも行動制限を緩和するが、今後「COVID-19ワクチン」で深刻な事態も(櫻井ジャーナル) :国際板リンク 
日本でも行動制限を緩和するが、今後「COVID-19ワクチン」で深刻な事態も(櫻井ジャーナル)

http://www.asyura2.com/21/kokusai31/msg/114.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/395.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 自民政調会長に高市氏、幹事長に甘利氏 河野氏は広報本部長 自民総務会長に福田達夫氏、選対委員長に遠藤利明氏 
自民政調会長に高市氏、幹事長に甘利氏 河野氏は広報本部長
https://mainichi.jp/articles/20210930/k00/00m/010/190000c
毎日新聞 2021/9/30 17:13(最終更新 9/30 18:11)


    自民党の高市早苗氏

 自民党の岸田文雄総裁は30日、幹事長に甘利明税制調査会長(72)=麻生派=の起用を決めた。また、政調会長には高市早苗前総務相(60)=無派閥、国対委員長に高木毅衆院議院運営委員長(65)=細田派、広報本部長に河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=を起用する方針を固めた。



自民総務会長に福田達夫氏、選対委員長に遠藤利明氏
https://mainichi.jp/articles/20210930/k00/00m/010/206000c
毎日新聞 2021/9/30 17:32(最終更新 9/30 17:36)


福田達夫氏=宮本明登撮影

 自民党の岸田文雄総裁は30日、当選3回の福田達夫国対副委員長(54)=細田派=を総務会長に起用する方針を固めた。選対委員長には、遠藤利明元五輪担当相(71)=無派閥=を充てる。










http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/396.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 「高市さんを幹事長に推せ!」派閥幹部が頭を痛める安倍前首相からのしつこい電話(日刊ゲンダイ)
「高市さんを幹事長に推せ!」派閥幹部が頭を痛める安倍前首相からのしつこい電話
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295402
2021/09/30 日刊ゲンダイ


安倍晋三前首相(左)と高市早苗前総務相(C)日刊ゲンダイ

「総裁選は終わった。ノーサイドだ」

 自民党の岸田文雄新総裁(64)は総裁選の投開票が終わった後、こうあいさつしていたが、実際は違うらしい。幹部ポストをめぐって水面下で激しい綱引きが行われているというのだ。党最大派閥「細田派」の所属議員がこう明かす。

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「総裁選直後から、安倍さんが幹部にしつこく電話をかけてくるのです。『高市さんを幹事長に推せ』と」

 安倍氏は、自分が号令をかけて高市早苗前総務相(60)を押し上げ、それが決戦投票につながり、岸田氏が勝ったのだからポストを与えろ――と言いたいらしいが、理由はそれだけじゃないという。

「安倍さんは菅政権で自分を応援していた右派系支持者が離れたと思っていて、それが不満だったようです。だから、高市さんを幹事長に就けて彼らの支持を取り戻したい。総裁選後、『(これで)多くの自民党支持者が戻った』と話していたのは、その表れです。でも、こう言っては何ですが、安倍さんはもう、うちの派閥を離れているのです。しつこく電話してくるのはたまりませんよ」(前出の細田派議員)

「ノーサイド」どころか、これからが本当の「キックオフ」らしい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/397.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 「甘利明が幹事長」に批判殺到! 1200万円賄賂事件で説明責任果たさずトンズラ、安倍官邸と黒川検事長による捜査潰しの問題も再燃(リテラ)
「甘利明が幹事長」に批判殺到! 1200万円賄賂事件で説明責任果たさずトンズラ、安倍官邸と黒川検事長による捜査潰しの問題も再燃
https://lite-ra.com/2021/09/post-6035.html
2021.09.30 幹事長に甘利明、1200万円賄賂事件と黒川検事長による捜査潰しが再燃 リテラ

    
    甘利明 Officcial Webより

 昨日29日の自民党総裁選で新総裁となった岸田文雄氏は、第一声で「『生まれ変わった自民党』をしっかりと国民に示さなければならない」と宣言したが、一体これのどこが「生まれ変わった」というのか。本日、岸田氏が幹事長に甘利明・税調会長を、政調会長に高市早苗氏を起用する意向を固めたというからだ。

「生まれ変わった」どころか、その顔ぶれは安倍晋三・前首相の側近と腹心。ようするにこれ、「安倍体制の強化」が打ち出されただけではないか。

 なかでも度肝を抜かれたのが、「甘利幹事長」という人事だ。
 
 いくらなんでも甘利氏を、自民党の財政から人事までをも掌握し、さらには国会運営にも影響力を持つ幹事長のポストに就かせようとは、完全にタガが外れている。言わずもがな、甘利氏はいまだに「口利きの見返りで1200万円」という金銭授受問題で説明責任をまったく果たしていないからだ。

 あらためてこの問題を振り返ろう。事の発端は甘利氏が経済再生担当相だった2016年1月、千葉県の建設会社・薩摩興業の依頼で都市再生機構(UR)へ移転補償金の値上げを“口利き”した見返りに、少なくとも総額1200万円の現金や飲食接待の賄賂を受けとっていたと「週刊文春」(文藝春秋)がスクープしたことだった。

 薩摩興業の元総務担当者である一色武氏の告発によると、公設秘書ら2人に現金500万円、さらに甘利本人に50万円を2回、計100万円を手渡していたといい、「五十万円の入った封筒を取り出し、スーツの内ポケットにしまった」「甘利さんは『ありがとう』と言って、封筒を受け取りました」と証言。甘利事務所が現金を受け取ったことを証明する領収証や、甘利の公設秘書らがUR側に補償金アップの働きかけをする交渉を録音したテープなどの物証もあった。

 どこからどう見ても“真っ黒”な経済再生担当相の大スキャンダル──。「週刊文春」の報道を受けて甘利氏は経済再生担当相を辞任したが、その会見では計100万円を受け取ったことを認めたものの後に政治資金収支報告書に寄付扱いで記載したと弁解し、「あっせん利得」の疑惑をかけられているのに政治資金規正法違反に当たらないと強調。挙げ句、涙を浮かべて「『秘書のせいだ』と責任転嫁するようなことはできない」「政治家としての美学」「政治家としての矜持」などと辞任理由を並べ、マスコミは“勇退”ムードをつくり上げた。

 しかも、甘利氏は大臣を辞任すると「睡眠障害」を理由に約4カ月にわたって国会を欠席。「(秘書の問題は)しかるべきタイミングで公表する」などと言って大臣を辞めた人間が、参考人招致や証人喚問から逃げて雲隠れし、通常国会が閉会する前日に不起訴処分が発表されると、それから約1週間後に活動再開を表明したのだ。

 甘利氏はこの活動再開時に「適切な時期にお約束通り説明させていただく」と述べたが、その後開いた説明会見は、急遽、自民党本部でおこなわれるという “ステルス会見”で、多くの記者が出席できず。その上、“不起訴の結論をくつがえすような事実は見当たらなかったとのことだった”などと言うだけで、たったの約10分で会見を終了させたのだ。

■疑惑まみれの「甘利明幹事長」は安倍、麻生、岸田の密約で総裁選前から決まっていた

 つまり、甘利氏はいまのいままでこの大スキャンダルについて、国民が納得のゆく説明をおこなっていない。にもかかわらず、今回、岸田氏は甘利氏を幹事長に据えたのである。

 もちろん、この人事は安倍前首相と麻生財務相を含めた「密室談合」による既定路線だ。

 甘利氏といえば、今回の総裁選では同じ麻生派の河野太郎氏が出馬に意欲を示していたにもかかわらず、いち早く岸田支持を表明し、選対顧問を務めるなど岸田陣営の旗頭となってきた。そのため、甘利氏への幹事長ポストは総裁選の論功行賞のように見えるが、実際には総裁選以前から「甘利幹事長」は決定していた。

 今年6月に岸田氏は総裁選での足場固めのために派閥横断の「新たな資本主義を創る議員連盟」を発足させて会長となったが、この設立総会には安倍、麻生、甘利の3Aが揃い踏み。岸田氏としては3Aの威光にあやかるつもりが、実態は二階俊博幹事長に対抗する3Aが幅を利かせるかたちに。この段階から「幹事長ポストは甘利」という取り決めが交わされていたのだろう。

 安倍前首相と麻生財務相にとっては、岸田氏に「目の上のたんこぶ」だった二階氏を幹事長から引きずり下ろさせ、自民党を安倍・麻生支配の完全体にするという長年の悲願を果たした。つまり、岸田氏は安倍・麻生のご機嫌取りのために甘利氏の大スキャンダルに目を瞑り幹事長に据えるのである。

 それでなくても自民党は、河井克行・元法相と河井案里・前参院議員が有罪となった2019年参院選における大規模買収事件で党本部から提供した1億5000万円の使途や巨額を投入した理由について、独自調査もおこなわずに幕引きしようとしている。岸田氏は昨晩、会見で「必要であるならば説明をする」などと明らかに調査に後ろ向きな姿勢を見せたが、自分自身の口利き問題でさえ逃げ回っている甘利氏が、どう考えても安倍前首相が関与しているこの問題について幹事長としてメスを入れるようなことをするはずがない。

 いや、そればかりか、甘利氏が選挙対策費の決裁権者である幹事長になれば、税金を原資とする巨額の政党交付金を使い、またも安倍前首相の意向のままに、同じような選挙買収事件を繰り返す可能性さえある。

■1200万円賄賂事件で甘利明が安倍前首相に大きな借り!“官邸の番犬”黒川検事長に事件を潰させ…

 実際、甘利氏は安倍前首相と「同盟」関係にあるだけでなく、甘利氏には安倍前首相に大きな借りがある。くだんの口利き問題は、安倍前首相の力によって捜査を握り潰してもらったからだ。

 甘利氏の口利き、賄賂疑惑はあっせん利得処罰法違反どころか刑法のあっせん収賄罪の対象にもなりうる案件であり、実際、東京地検特捜部も2016年4月にURを家宅捜索、甘利氏の元秘書らを事情聴取するなど明らかに立件を視野に動いていた。当初の計画では、参院選前にまずURの職員だけを摘発し、参院選後に甘利の公設秘書ら2人を立件。その後、甘利本人にいくかどうかを判断する予定だったという。ところが、それが参院選前に一転し、全員「不起訴」の判断が下ってしまった。

 この裏には何があったのか。それは当時、法務省官房長で、2020年に賭け麻雀問題で東京高検検事長を辞任した黒川弘務氏が捜査を握り潰すべく動いたと言われているのだ。

 当時、国会議員秘書初のあっせん利得法違反を立件すると意気込んで捜査をおこなっていた特捜部に対し、法務省官房長だった黒川氏は「権限に基づく影響力の行使がない」という理屈で突っ返し、現場が今度はあっせん収賄罪に切り替えて捜査しようとしたが、これも「あっせん利得法違反で告発されているんだから、勝手に容疑を変えるのは恣意的と映る」などと拒否。さらには秘書の立件すら潰してしまったのだという。実際、甘利氏の不起訴の方針が決まった後、現場の検事の間では「黒川にやられた」という台詞が飛び交ったという話もある。

 この甘利事件を潰した論功行賞として、黒川氏は2016年9月に法務省事務方トップの事務次官に就任。その後も安倍前首相は黒川氏を検事総長にするために検察庁法で定められた定年を勝手に延長、後付けの法改正で正当化しようとまでしたが、ようするに、甘利氏の事件そのものは限りなく“黒”であったにもかかわらず、安倍官邸が捜査を潰させただけにすぎないのだ。

 安倍前首相に大きな借りがある甘利氏が幹事長となり、安倍・甘利氏に絶対に逆らえない岸田氏が総裁・首相──。今回の甘利氏の人事ではっきりしたのは、どんな大スキャンダルを引き起こした人物でも、安倍前首相に忠誠を誓えば要職に引き立てられるという「安倍政治」の完全復活ということだ。

「安倍政治の復活」という意味では、高市早苗氏の処遇も同じだ。岸田氏は前述したように高市氏を政調会長に据える意向だというが、これは安倍前首相の悲願である憲法改正の主導役に高市氏を選んだということ。しかも高市氏は自衛隊の「国防軍」明記や私権制限にまで踏み込んでおり、現行の自民党案からより極右色を強める可能性もある。

「新しい自民党」どころか、実態は「安倍体制の強化」「安倍支配の本格化」。岸田政権の誕生によって、安倍政治の第二幕がはじまったのである。

(野尻民夫)



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/398.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<上>大メディアは大ウソ報道、ワルたちが跋扈し派閥の論理で決まった総裁選(日刊ゲンダイ)

※2021年9月30日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年9月30日 日刊ゲンダイ2面


誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<上>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295385
2021/09/30 日刊ゲンダイ

大メディアは大ウソ報道、ワルたちが跋扈し派閥の論理で決まった総裁選


派閥の力学で圧勝(岸田文雄新総裁)/(C)JMPA

 ふたを開けてみれば、一番つまらない候補が新総裁に選ばれた。

 2週間もバカ騒ぎが続いた自民党の総裁選は、事前の予想通り、岸田文雄前政調会長(64)と河野太郎行革担当相(58)との“決選投票”となり、<岸田257票vs河野170票>と大差をつけて岸田が圧勝した。

 それでも1回目の投票には、どよめきが起こった。事前の予想に反し、岸田が1位になったからだ。よほど嫌われていたのか、河野が獲得した議員票は予想以上に少なかった。100票は堅いと見積もられていたが、獲得したのはわずか86票と、岸田の146票はもちろん、高市早苗前総務相(60)の114票にも及ばなかった。

「議員票が土壇場で大きく動いた。岸田さんは陣営の票読み通りで、増減がなかった。それに対して河野さんは、125票は取るとみられていたのに40票近くも減らしている。そのうち約25票が高市さんに行き、約15票が野田さんに流れた計算です。この40票の目減りは決定的だった。相当な切り崩しがあったのは間違いないでしょう。1回目の投票で河野さんは、党員票の44%を獲得しているのに、議員票は22%。“永田町の論理”が優先されたのでしょうが、党員票と議員票の乖離も相当なものです」(自民党関係者)

 大新聞テレビは、今度の総裁選を「派閥の縛りが利かない」「自主投票になる」「衆院選が近いから国民人気の高い候補が選ばれる」などと、シタリ顔で報じていたが、すべて大ウソだった。いつもの総裁選と同じように、長老が跋扈し、派閥の論理で決まったのが実態である。議員による自由投票だったら、党員の支持が低く、国民人気もない岸田が新総裁に選ばれるはずがない。

 特に目立ったのが、安倍前首相による中堅・若手議員への“圧力”だった。たとえば最新号の「週刊文春」によると、“河野支持”を打ち出していた柴山昌彦前文科相に電話をかけ、「河野には石破がつく。大丈夫なのか? この先、選挙もあるんだ」と、恫喝とも取られかねない言葉を投げつけていたという。圧力が効いたのか、柴山は河野の推薦人に名を連ねるとみられていたのに、名簿に名前はなかった。

 政治評論家の有馬晴海氏がこう言う。

「表向き、各派閥は“自主投票”としていましたが、派閥幹部の意向に従って動いていたのが実態です。“勝ち馬”に乗ろうと、細田派、麻生派、竹下派、さらに情勢を見ていた二階派まで最後には岸田支持で固まった。二階幹事長と岸田前政調会長は対立していましたが、安倍前首相が“仲介”し、27日に手打ちしたという情報も流れています。1回目の投票で河野さんの議員票が極端に少なかったのは、派閥の縛りもあったはずです」

 典型的な旧態依然の総裁選で誕生したのが岸田新総裁である。

しぶとく生き残った安倍・麻生と操り人形首相の今後


脅迫まがいの直電(安倍前首相)/(C)JMPA

 岸田勝利の裏で蠢いていたのが「2A」と称される安倍と麻生財務相だ。キングメーカー気取りの2人が描いたのは「1回目の投票で河野の過半数獲得を阻止。決選投票で岸田、高市両陣営に連合を組ませ、河野の得票を上回る」とのシナリオ。狙い通りの展開に安倍は喜びを隠そうともしない。投開票後、自ら陣頭指揮を執った高市陣営の会合で「多くの自民党支持者が自民党の元に戻ってきてくれた」と破顔一笑だった。

 総裁選中も安倍はなりふり構わず“直電作戦”。若手議員の携帯に直接電話をかけ「高市さんを応援して欲しい」「でないと衆院選での応援は難しい」と半ば脅迫し、衆院選直前に安倍を敵に回したくない若手を震え上がらせた。予想を超える河野の惨敗を受け、高市陣営の稲田元防衛相は日刊ゲンダイに「(安倍直電の影響が)なかったとは言えない」と打ち明けた。

 安倍の謀略に「勝ち目ナシ」と悟ったのか、会場のホテルに集まってきた河野陣営は投票前から“お通夜”状態。いち早く到着した河野は仏頂面を浮かべ、続いた進次郎も硬い表情のまま足早に会場入り。陣営関係者も一様に「手応えナシ」「もう無理でしょ」と嘆息し、ニコニコしていた岸田・高市両陣営とは対照的だった。しぶとく生き残りを図った「2A」の強力な後ろ盾で勝たせてもらった岸田は今後、操り人形として働くことになる。

「安倍、麻生両氏は新政権の人事や政策決定にも手を突っ込んでくるはず。岸田氏も2人の顔色をうかがい続けるようだと、約9年に及ぶ安倍路線の継続は必至。29日の会見でも、岸田氏は安倍氏の“急所”である森友問題の再調査を再び否定した。結局、2Aの都合で傀儡政権が誕生するだけなら、菅首相の不出馬表明以降、約1カ月の政策論争は無意味です」(政治評論家・本澤二郎氏)

 安倍と麻生の高笑いはしばらく続きそうだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/399.html

   

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