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2022年3月06日07時45分 〜
記事 [政治・選挙・NHK285] 国民民主の玉木、ウクライナの原発が攻撃された日に原発再稼働要請(まるこ姫の独り言)
国民民主の玉木、ウクライナの原発が攻撃された日に原発再稼働要請
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/03/post-e65b8a.html
2022.03.05 まるこ姫の独り言


国民民主代表の玉木の政治センスがないというか、間が悪いというか。

ロシアがウクライナの原発を攻撃したその日に、よりによって政府に原発再稼働を要請する玉木。

ウクライナの原発攻撃の一報を受けて、世界が核の恐怖におびえているのに、平然と原発再稼働を要請する玉木の無神経は!

いつも、政治を自分を目立たせるためのパフォーマンスにしか使わないが今回ばかりは酷すぎる。

「トリガー」解除で実務者協議 自公と国民、初の党首会談 岸田首相「話し合い続ける」   
 3/4(金) 13:57配信 時事通信

>岸田文雄首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は4日午後、国民民主党の玉木雄一郎代表と国会内で会談した。

>玉木氏によると、ロシアのウクライナ侵攻を受けた原油高騰対策として、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除などをめぐり実務者レベルで協議することで一致。玉木氏は凍結解除に加え、法律に基づく安全基準を満たした原発の再稼働に取り組むよう要請した。


いかにも与党の顔をする玉木には嫌悪感しかない。

いつの間に与党の一員になったんだ?




あの画を見ていたら、もう国民民主も与党の一員に見えてくる。

岸田政権は、自公国連立なのか。

その内に、維新もちゃっかり入っていそう感じもする。


玉木はトリガー条項を盾に取っているが、これだけ世界の情勢が緊迫してきて原油がかつてない程の高値になれば、トリガー条項もへったくれも無く政府は対策を立てざるを得なくなる。

トリガー条項関係なく政府は必ず、一時的にせよガソリン高騰を解消する策に打って出るだろう。

それを自分の手柄のようにトリガートリガーととうるさい玉木。

しかももう政府の一員にでもなったかのような態度は!


玉木は「トリガー条項」を自分を際立たせる道具に使っているだけで、この会談でも岸田は何も決まっていないと言っているが。

その玉木はもう、しっかり政府に媚びを売って原発再稼働要請だと。

すごいよね、政府に擦り寄り方の激しさは。

こんな狭い島国に原発が50基以上も林立している。


敵に狙われたらすぐさま原発を攻撃するだろうに、野党として進言するどころか原発再稼働だと。

いまだに廃炉はおろか汚染水の処理すら怪しいのに、そしてロシアがウクライナの原発を攻撃したその日に「原発再稼働」を要請する玉木はどうかしている。

人々が原発の危険性を改めてかみしめているその日に。

自分の政治家としての生き残りしか考えていないのがバレバレだが、本当にこんな軽いノリの人間が公党の代表と言うのだからお粗末すぎる。


http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/705.html

記事 [政治・選挙・NHK285] 凄い!<大石あきこ橋下徹に訴えられたってよ >大石あきこ弁護団 弘中惇一郎弁護団長を はじめとする6名です! 






https://twitter.com/thoton9/status/1499714650329731072




http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/706.html

記事 [政治・選挙・NHK285] ウクライナとそっくりな日本列島(コラム狙撃兵・長周新聞)
ウクライナとそっくりな日本列島
https://www.chosyu-journal.jp/column/22881
2022年3月3日 コラム狙撃兵 長周新聞

 

 ウクライナ情勢が緊迫し、ついにロシアが軍事侵攻に及んだことで世界中に緊張が走っている。ウクライナ政府とロシア政府の停戦交渉が無難にまとまることを願いつつ、一方で解せないことも山盛りである。SNSには虚実入り乱れてフェイク画像や動画がこれでもかと溢れ、要するに一方向から「ウクライナ可哀想」の感情を揺さぶるばかりである。そうやって「ハイブリッド戦争」などという謀略じみた手口が駆使され、真偽がはっきりしない情報が散乱し過ぎている状況については、これはいったいなんぞね? という疑問が拭えない。

 日本国内に溢れているその多くも西側発信の一方的受け売りにほかならず、右も左も見事なまでにプーチン悪玉論一色に染まっているから驚かされる。自民党から共産党に至るまでがロシア制裁に鼻息を荒くし、右へ倣えなのである。まず第一にウクライナを巡ってあらわれている矛盾は、部分切り取りの局面だけを見て、あっちの味方かこっちの味方かの二元論で片付けられる問題なのか? である。

 感情にまかせてロシアやっつけろ! だけがエスカレートした場合、これはもう第三次世界大戦の勃発であり、事態はより悲劇的な方向に向かうほかない。そうではなく沈静化させるなら、その歴史的経過を十分に認識したうえで、もっとも無難な落としどころに具体的にランディングさせていくほかないのが現実であろう。真に戦争に反対し、武力衝突を収めるためには、その原因を取り除かないことにはどうにもならないのである。

 ロシアにとってはウクライナのNATO加盟はのど元にミサイルを突きつけられるようなもので、断じて容認できないというのが主張である。一方で、ロシアにとっての兄弟国ともいえるウクライナまでNATOに取り込もうと工作をくり広げ、東欧諸国の取り込みに勤しんできたのが欧米側であり、ワルシャワ条約機構の解体後も散々ちょっかいを出してきた挙げ句の今回の事態である。NATOとは名実ともに軍事同盟であり、ロシア包囲網にウクライナを取り込み、最前線でミサイルを向けることを意味する。その軍事的緊張を取り除かないことには、問題は解決のしようがない。

 誰もが思うようにウクライナの民衆は可哀想である。経済制裁によってルーブル急落とインフレに見舞われるであろうロシアの民衆も同時に可哀想である。ウクライナがロシアとEUの緩衝地帯であるばっかりに、地政学的にも欧米vsロシアの争いに巻き込まれ、おかげで国民は逃げ惑わなければならない。そして、いざロシアが侵攻するとアメリカなんて真っ先に「関与しない」といって梯子を外し、EU各国なんて「これでたたかったらどうか」といって武器だけ持ってきて、みんなして「オマエらが血を流せ」をやる。

 緩衝地帯とは、すなわち最前線の鉄砲玉か盾のような扱いに見えて仕方ないのだ。NATO取り込みで煽ってきた張本人の欧米各国は前線から蜘蛛の子散らして逃げていき、武器を渡されたり火炎瓶の作り方を教えられて、欧米vsロシアの矛盾に巻き込まれたウクライナの民衆に悲劇を押しつけているのだから、まったくひどい話である。それ自体、ウクライナ人をなんと思っているのか! と激怒して然るべきものだ。

 戦争によって無辜の老若男女が殺されることはあってはならない。ましてや人類の頭上に核兵器を投げつけるなど言語道断であることは論を俟たない。それだけは広島、長崎に唯一原爆を投下され、一瞬にして数十万人の非戦闘員を虐殺された被爆国として、世界に向けて叫び続けなければならないことである。

 国際社会としてやるべきはウクライナ危機に際して双方に自制を求め、武力衝突ではない道に誘っていく力が必要だろうと思う。その場合、アメリカはじめとしたNATO加盟国は当事者であり、ロシアが本質的に対決している相手は、誰がどう見てもウクライナの背後でそそのかしてきた彼らである。こうした状況下にあって、本来ならば事態沈静化のために間に立てる中立的な第三国の存在があってもいいはずだが、世界にはそのような国がいないのだろうか。

 緩衝地帯として最前線の人柱にされているウクライナを見ていて思うのは、日本列島もまさに最前線の人柱にされようとしていることだ。南西諸島への自衛隊のミサイル部隊の配置や、米軍岩国基地をはじめ沖縄・九州管内の基地増強体制など、ロシアに対するウクライナ以上に現実に軍事力の配備は進行しているし、中国に向けてミサイルを向ける――を真顔でやっている。いざ揉めたら、米軍はウクライナ同様に「関与しない」をやり、欧米は武器だけ持ってきて、小さな島国を逃げ惑う日本国民に「オマエらがたたかえ」とでもいうのだろうか。竹槍ならぬ火炎瓶の作り方を日本政府は国民に教えるというのだろうか。米本土防衛のための盾になるとは、いかにも愚かな道である。

 アメリカにそそのかされてアジアの孤児になるのではなく、軍事的緊張を取り払い、周辺国との平等互恵の関係を切り結ぶこと、経済的にも「アジアの世紀」の枠組みのなかに入り、歩んでいくことが日本社会を豊かにしていくうえでも最善の選択であろう。目下、興奮した安倍晋三が核の共同運用まで唱え始めた折、誰かあの男を黙らせろ! とは思う。反知性主義者がオラついた結果、国民が悲劇に見舞われるなどまっぴらゴメンである。

 ところで、ゼレンスキーのコメディアン時代の動画を幾つか見て、妙に考えさせられるものがあった。全裸でギター演奏したり、はたまた男性器でピアノ演奏していたような男が人気ドラマの主演を通じて現実の大統領にまでなったというから、これはいったいなんぞね? と。プロパガンダとは色んな意味で考え物である。

 武蔵坊五郎

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/707.html
記事 [政治・選挙・NHK285] 気候変動と梅の開花<本澤二郎の「日本の風景」(4376)<気候変動の一番の犯人は原子力発電所の大量の温廃水>
気候変動と梅の開花<本澤二郎の「日本の風景」(4376)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/32307236.html
2022年03月06日 jlj0011のblog


<昨年より1か月遅れの原因は2021年の寒い冬の異常気象>

前庭のガラス窓を開けると、すぐ目の前に梅の大木(樹齢50年)の花が咲いていた。いたるところで見られる梅の開花風景であるが、本日はほぼ満開だ。そよ風に小さく揺れている。一番の見ごろである。心和む情景だが、嫌な予感がする。昨年は2月上旬に開花しているので、ほぼ1か月遅れ。今冬は寒かった。異常気象だったのだ。2020年2月10日に九十九里方向へドライブした時は、既に寒桜が美しい花を咲かせていた。近くの友人宅の寒桜は、いまも蕾のままだ。

 2019年の15号台風は、それこそ強風と豪雨で地底から唸り声が聞こえるほどで、家ごと飛ぶかもしれないという恐怖感を覚えた。昨今、地震は毎日のように発生している。311の再来を心配する専門家も。東海村など新たな原発の崩壊炎上も想定されるだろう。

 気候変動は、日常的に起きていると考えたらいい。地震のことを考えると、高層マンションに暮らしている金持ちの人たちにも気が回ってしまいそうだ。

 占い師とは無縁だが、地球は壊れている。犯人は人間の科学技術にある。自然を破壊するという愚かな行為は、人間であって、人間が生み出した科学技術であると断定することが出来る。

 戦争もまた、地球破壊の元凶である。それが今も、旧ソ連地帯で繰り広げられている。争う人間には、それぞれの宗教が付着しているが、効果ゼロ。数千年前、いや数万年前、人類が誕生して以来、争いはずっと続けられてきている。

<気候変動の一番の犯人は原子力発電所の大量の温廃水>

 聡明な友人は、あわててロシアの歴史を調べている。図書館にも出かけて、戦争の根源を洗いだそうとしている。そこに「差別」があると見ている。

 差別は、争いの原因である。江戸時代は、わざわざ士農工商という身分制度まで強要した。武士と農民が大事にされた。その上にまだ天皇制があり、商人の下にも奴隷のような賤民を置いた。これこそが差別社会の典型だった。

 敗戦で人間は皆平等になったはずだが、それでも天皇という特別な存在を、この国の為政者や占領軍が認めてしまった。この差別が無くなる社会が、いつの日にか実現するのか。日本人の悲願であろう。

 平等のはずの男女間にも、差別が存在する。役人と市民の間にも。人間の肌の色でも差別が。インドなどでは、まるで永遠であるかのように、差別制度が人々を苦しめている。無差別社会が人類永遠の課題なのか。悲しいし、情けない。その間は、人間の争いが、自然である地球を破壊・苦しめることになる。

 気候変動・地球破壊の元凶は、見方によっては人間の差別・争いに起因するのであろう。戦争は史上最悪の罪悪だが、それでも人間は、それぞれの目的を達成しようとして、日ごろの科学技術を人殺しの兵器を駆使する。死の商人はどこにもいる。巨大財閥が政治を操っている。ロシアのプーチンが、今もそれを隣国のウクライナで行使している。これの怨念は、確実に100年は続くのだが。しかも、原子力発電所を攻撃、そこから火の手が上がった。国際社会を核の恐怖に陥れた。

 この10年、安倍晋三と仲良くしていた人物である。驚いたことに安倍の仲間たちも、一斉に日本の核武装論を醸し出す声を高らかに上げた。狂喜が日本列島までも巻き込んでいる。

 原発の恐怖について、人々の理解は薄い。信じがたいことだが、311のフクシマの200万県民を指導している人物は、経産省OB、すなわち原子力ムラの仲間だ。原発推進派が福島県知事なのだ。日本の政党と大衆の民度の低さを露呈している。

 従って、原発が地球温暖化、気候変動の犯人という真実を、人々に教えようとはしない。フクシマに限らない。ウクライナの原発やアメリカ、フランスの原発総計およそ400基からの大量の温廃水が、海水温を上昇させ、二酸化炭素を蒸発させて、地球の正常な気候を破壊してきている。

 ロシアのウクライナ原発攻撃によって、プーチンは人類の敵となった。これ以上追い詰めると、核のボタンを押すかもしれない、という新たな恐怖を招来させている。

<ウクライナのザポリージャ原発はドニエプル川から黒海を汚染>

 欧州最大のザボリージャ原発から火の手が上がったことに驚いたが、筆者はチェルノブイリの教訓をないがしろにして、依然として原発にこだわってきたウクライナ政治に恐怖を覚える。

 ロシア・ベラルーシを経由するドニエプル川を、確実に汚染させている。石棺をかぶせたチェルノブイリ原発からの汚染はどうなのか。水も大気も安全ではないだろう。黒海や河川の水質調査は万全だろうか。フクシマも大変な事態のままであるのも当然か。

<世界の原発400基が海と河川の水温上昇犯人=異常気象>

 地球温暖化は、原発が最大の元凶であるが、石炭や石油もまたその一翼を担って久しい。犯人は人間である。科学技術だ。科学者はカネで動く。政治も金で動く、言論もカネで動く。異常気象・気候変動の犯人は、カネに動く人間である。

<脱原発・脱石炭=地球を死滅から再生させる人間の責任=帆船日本丸>

 地球は日々壊れている。自然に目を向ければ、素人でも理解できる。人間は、地球を再生させることが出来る。孫や子供たちに美しい日本を残すことも出来る。その方程式は、科学者でなくても出来る。開花遅れの梅の花でさえも、人類に警鐘を鳴らしている。差別のない、争いをなくすことが、地球生存の秘訣なのであろう。帆船で航海できる日本丸が最善の道である。

2022年3月6日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/708.html

記事 [政治・選挙・NHK285] 北方領土めぐり巨額上納に主権棚上げ…それでものこのこ出てくる安倍晋三は火事場ドロボー それでもバカとは戦え



北方領土めぐり巨額上納に主権棚上げ…それでものこのこ出てくる安倍晋三は火事場ドロボー それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/302103
2022/03/05 日刊ゲンダイ


「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている」/(C)共同通信社

 私が小学生の頃、自宅の近くで火事があった。消防車や救急車のサイレンが鳴る中、燃え上がる家を見ていると、同級生のK君も見物に来ており、火を見て興奮したのか「火事だ、火事だ」と小躍りしていた。そのとき、K君の父親が近づいてきて、K君を引っぱたいた。「なんだ、その態度は。不謹慎だろう」と。私は子供心に「立派なお父さんだな」と感じた。

 2月24日、ロシアはウクライナに軍事侵攻。

「ウラジーミル。君と僕は同じ未来を見ている」「ゴールまで2人の力で駆け抜けよう」などと言いながら、体をくねくねと動かし、瞳を潤ませ、全力で恭順の意を示してきた安倍晋三という男が、自民党の会合で「断じて許すわけにはいかない」と遠吠えしたそうな。

 安倍はテレビ番組にも出演。プーチンの説得を期待する声が紹介されると「もちろん説得できたら私も説得したいんですが」と発言した。自民党内からも一時「安倍を特使に」との声が出たが不謹慎にも程がある。安倍は日ロ外交で失敗を続けた張本人ではないか。プーチンは安倍を「金づる」「ぱしり」くらいにしか思っていない。過去27回も会談しておきながら、上納金と一緒に北方領土をむしり取られただけ。2019年9月6日、プーチンは「(北方領土は)スターリンが全てを手に入れた。議論は終わりだ」と切り捨てた。

 同番組が北朝鮮が日本海に向けて飛翔体を発射したことを速報すると安倍は「こういう情勢を利用するというのは、当然予想できたと私も思います」と発言。情勢を利用して、のこのこと出てきたのはおまえだろう。今回の侵攻から得た「教訓」として、アメリカの核兵器を同盟国で共有して運用する政策について議論が必要と言い出した。翌日には岸田文雄に否定されていたが、火事場泥棒そのものだ。バイデンについては、「プーチン大統領のような指導者を相手にする場合、最初から手の内を示すよりも、選択肢はすべてテーブルの上にあるという姿勢で交渉するのが普通ではないかと考える」などと偉そうに論評していたが、北方領土問題に対し、日本側の巨額投資と主権問題の棚上げという手の内を最初から示したのは他でもない安倍である。

※重版決定! 書籍「それでもバカとは戦え」講談社から絶賛発売中



適菜収 作家

近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/709.html
記事 [政治・選挙・NHK285] ウクライナ侵略戦争で高まる日本の「核共有」と原発再稼働の足音(FRIDAY)
ウクライナ侵略戦争で高まる日本の「核共有」と原発再稼働の足音
https://friday.kodansha.co.jp/article/232507
2022年03月05日 FRIDAYデジタル


岸田首相は3日夜にも会見を行い、エネルギー問題など喫緊の課題について語った。その内容は薄く、防戦一方だったものの、危機感だけは伝わっていた 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「日本は、核共有を議論するべきだ」

この発言に大きな衝撃が広がっている。安倍晋三元首相のテレビ番組での発言だ。ロシアのウクライナ侵攻を受け、アメリカ核兵器を日本国内配備とする、「核共有(ニュークリア・シェアリング)」を「提案」したように受け取れる。

「核拡散防止条約(NPT)に加盟している日本がこれをやれば条約破りです。

なにより、世界唯一の被爆国である我が国には、佐藤栄作元首相が唱えた『非核三原則』がある。この安倍元首相の発言は、けっして『うっかり』や『軽率』ではありません。岸田政権を揺さぶり、憲法改正を促そうとする、確信犯的発言なんです」(官邸スタッフ)

広島が地元の首相が…

核共有は、ベルギー、ドイツ、イタリアで採用されているが、いずれも核拡散防止条約発効前のことである。

「条約締結後に核共有を採用するなんてありえない。核共有を、私の政権で許すわけがない!」

官邸執務室で岸田文雄首相は、こう言って怒りを露わにしたという。しかし安倍元首相はさらにこうも言って岸田首相を揺さぶった。

「ウクライナ情勢の最中に北朝鮮が弾道ミサイルを発射するこことは予想できたのではないか」

このような状況で「核共有はもはや避けて通れない喫緊の国防問題」と、乱暴な言いがかりなのである。

「岸田首相に核のボタンを押させるつもりなのか。あまりに身勝手で無責任な発言に憤りがこみ上げる」(岸田派幹部)

生活を直撃するエネルギー問題

ロシアのウクライナ侵攻が、日本では「核兵器使用」という飛躍した政治論議を招くことになった。遠い欧州の戦争だが、日本国民の生活にも波紋は広がっている。エネルギー問題である。

ロシアへの抗議表明としてドイツは、天然ガスパイプライン「ノード・ストリーム2」の承認手続きを停止してロシア産天然ガス取引を拒否した。ロシアからのエネルギー輸入は、EU全体で40%、ドイツでは60%に達している。

石油・ガス開発事業「サハリン2」には三井物産と三菱商事が出資し、液化天然ガスを生産している。

「すでにサハリン1ではエクソンモービル社が撤退を表明し、三菱、三井も引き上げる事になるでしょう。代替エネルギーはEU、日本とも、今後はアメリカ、カタールなどから手当てすることになるのですが、この結果、日本のガス料金が30〜50%高くなるのは避けられない見込みです」(経産省キャリア)

原発全廃を宣言したドイツは今年、稼働中の残る3基を停止する予定だったが、ウクライナ戦争の長期化によって議論が再燃。「日本国内でも、原発再稼働論議は避けて通れなくなるだろう」とエネルギー業界の幹部はいう。

「予想される原油や天然ガスの高騰によって、島根2号機3号機、女川原発、志賀原発の再稼働を早期に検討しなければならない状況になっています。参院選挙前に、岸田政権は原発再稼働の決断を強いられるかもしれません」(自民党エネルギー族)

岸田首相の新資本主義、クリーンエネルギー戦略は参院選挙前の6月に発表される。

ウクライナ戦争という非常事態を鑑み、経産省は電力、ガス各社に対して燃料調達費の価格転嫁をしないよう指導している。岸田首相は3日の会見で「ガソリン補助金の引き上げ」と「省エネ」を訴えた。が、長引けば「原発再稼働」を視野に入れなければならないだろう。

「今、現に戦争が起きている。仮にプーチンの思惑通りウクライナにロシア傀儡政権が樹立しても、反ロシア運動によって内戦は避けられない。各国のロシアへの経済制裁が長期化する可能性は極めて高い」(他の自民党エネルギー族議員)

ロシアのウクライナ侵略戦争は、日本の核兵器使用論議に飛び火し、また、エネルギー問題を直撃している。戦争の終結はもちろんのこと、この社会混乱をもたらす危険を早急に回避しなければならない。岸田首相には、世界のリーダーたちととともに、断固とした信念と政治力、外交力を期待する。

取材・文:岩城周太郎 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/710.html
記事 [政治・選挙・NHK285] 安倍さんが「やめろよ」といえる? ウラジミールはガン無視でしょうな 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)



安倍さんが「やめろよ」といえる? ウラジミールはガン無視でしょうな 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/302057
2022/03/04 日刊ゲンダイ


プーチン大統領と27回も首脳会談を重ね“蜜月”をアピールしてきた安倍元首相だが…(C)ロイター

「我が国にとっても対岸の火事では無い、自国防衛は自らが担う決意が必要、安倍元総理にはその先頭に立って頂きたい」(松井一郎・大阪市長)

 これは2月24日の松井氏のTwitterでの発言だ。もちろん、ロシアのウクライナ侵攻にかけていっているのだろう。

 はぁ? ただでさえ防衛費が嵩んでいるのに(ツケ払いにして武器をアメリカから爆買い。武器だって古くなるのに)、もっと予算をつけろってか? 

 で、安倍さんに先頭に立てと? あの〜、安倍さんはプーチンにべったりで、

「ウラジミール、同じ未来を見て、ゴールまで駆けて駆けぬけていこう」

 と演説で手のひらスリスリしてた人。見てるこっちが恥ずかしくなるくらいに。

 その安倍さんが今、

「ウラジミール、やりすぎだぜ。やめろよ」

 とバシッといえるかしら? ま、いったら褒めますけど。ウラジミールはガン無視でしょうな。安倍さんがあそこまでヨイショしたってーのに、北方領土問題は後退してしまったがな。

 それにしても、今回のロシアのウクライナ侵攻に便乗し、「(日本も)自国の防衛は自分らでできるように」とか「憲法9条を改正し」とか、はたまた「日本も核を持つべきだ」という、大日本帝国の生き残りの妖怪みたいな人がわらわら声を上げ出した。

 あの〜、世界中コロナ禍で経済が大変な中(今回のロシアのことで、燃料も上がりそうだし、アメリカではインフレが起こっています)、防衛費にさらなる金をかけろと? 予算は無尽蔵じゃない。いつかやってくる敵より、今の多くの人の生活のほうが大切だろ。たとえ中国や北朝鮮が攻めてきても、それは今の憲法にある個別的自衛権で対応すればいいだけ。核? 核武装したら、世界中から北朝鮮みたいな扱いを受けることも覚悟しなきゃならないね。

 ということをいうと「お花畑」と叩かれるあたしですが、お花畑はどっちよ。



室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/711.html
記事 [政治・選挙・NHK285] 日本はウクライナ危機にどう向き合うべきか 山本太郎×伊勢崎賢治(東京外大教授)緊急対談 緩衝国家における平和構築(長周新聞)
日本はウクライナ危機にどう向き合うべきか 山本太郎×伊勢崎賢治(東京外大教授)緊急対談 緩衝国家における平和構築
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/22870
2022年3月3日 長周新聞

 れいわ新選組の山本太郎代表と東京外国語大学教授(平和構築学)の伊勢崎賢治氏が、戦争状態に陥っているウクライナ情勢をめぐって対談した。伊勢崎氏は、2000年に国連PKO上級幹部として派遣された東ティモール(インドネシアから独立)で現地の県知事を務め、01年からは国連シエラレオネ派遣団の武装解除部長として内戦終結に貢献。03年からは日本政府特別代表としてアフガニスタンでの武装解除を担当した。対談の模様はユーチューブのれいわ新選組チャンネルで公開(2月27日)されている。その一部を要約して紹介する。

※補足
字幕入り【山本太郎 in JAZZ LIVE SHOW #2】 ゲスト:伊勢崎 賢治 氏


 山本太郎 さまざまな国で武装解除や停戦交渉など紛争解決にかかわってこられた伊勢崎さんの目からみて、今のウクライナでの停戦はハードルは高いと思われるか?


伊勢崎賢治氏

 伊勢崎賢治 大変難しい状況だ。私はウクライナには行ったことがないので本当は語りたくないが、ロシアとNATO(北大西洋条約機構)との狭間にあるような「緩衝国家」に対しては昔から問題意識を持っているので、その観点から語りたい。

 三つの点を整理したい。今プーチン大統領がやっていることについて、日本のメディアは「侵略である」としている。これは国際法違反だ。「武力侵攻である」という意見もある。これは以前に米国もやっているし、旧ソ連時代にもアフガニスタン侵攻があった。私はいわゆる日本人のなかで起きている「侵略戦争か、そうではないのか」という呼び方の議論はしたくない。犠牲になる人がいることは同じだからだ。

 一番訴えなければいけないのは、侵略であろうが侵攻であろうが、今回の出来事は国際社会の限界を示している。国際法の世界では、人類は戦争が起きないようにとり決めをしながら日夜努力してきた。今は国連憲章が一番力をもっている。

 今回のケースには難しい問題があって、ウクライナという一つの国の中にロシア系の分離独立派の人たちがいて、プーチンは侵略する前にその地域の独立を認めた。その「独立」した地域(人たち)から頼まれて軍事侵攻したという形をとっている。これが国際法の一つの限界だ。国連憲章で認められている集団的自衛権にあたる、という言い分だ。


山本太郎氏

 山本 そういうケースであれば、あのようなことも可能になると…。

 伊勢崎 国際法的にはスレスレだ。それでも一つの主権国家の中に分離独立を訴える人たちがいたとして、それを軍事的に支援するというのはどうかという話はある。分離独立、民族自決といえば格好いい。植民地からの独立は、国連憲章でも保障されている権利だ。ほとんどの被植民地はそれで独立した。東ティモールもインドネシアから分離独立しようとした。当時は冷戦時代で、独立派は「アカ」と呼ばれていた。日本も米国も欧州も「あいつらはアカだからインドネシアが正しい」といっていた。

 山本 共産主義者ではなく、独立派を「アカ」と?

 伊勢崎 確かに共産主義的な理念で建国するんだということを(東ティモール独立運動の)リーダーがいっていたことはある。ソ連が支援したからかもしれない。だが、主権国家に楯突くものは「アカである」と当時はいわれた。結果的には(主要国は)応援し、(独立を)祝福もした。だから分離独立、民族自決というのは結構厄介な問題だ。あんまり無制限に認めてしまうと内戦になってしまう。

 例えば日本でも、私は沖縄の人たちにシンパシーを感じて沖縄独立運動を主張した人間の一人なのだが、そうなると日本の世論としては国家の概念が変わり、これを中国が支援したりすると内政干渉にもなりかねないという論議になる。格好いい割には大変問題のある概念でもある。

 山本 逆に分離独立という動きを偽装して…ということも可能になるということか?

 伊勢崎 その通りだ。それは逆に米国がラテンアメリカなどでやってきたことでもある。キューバなどの政権を倒すために、その国のいわゆる民主化グループを支援するという形でCIAもいろんなことをやった。リーダーの暗殺までやるわけだ。


2014年1月、親露派のヤヌコヴィッチ大統領弾劾を求める大規模な騒乱が起きたウクライナの首都キエフ。背後で米国NEDが資金援助をおこなっていた。

 ウクライナもそのなかの一つだ。米国は民主化支援という形でCIAとは別に(全米民主主義基金=NEDなどを使って)政権転覆をやった経緯がある。その一つが「オレンジ革命」(2004年)だ。これも国際法スレスレだ。

 これから国際法が発展するとしたら、私が国際社会に訴えられることは、どんな場合でも国連加盟国の施政領域で軍事侵攻はしてはいけないという国際協定を結ぶとか、どんなに悪いとみなされる国で分離独立派を応援するにしても軍事供与してはいけないというとり決めをするという方法があり得ると思う。

 山本 国際法スレスレのところで今回のような事態にまで発展してしまった。それをこの先どうやって歯止めを掛けていくかというところまで考えていかなければいけないということか。

NATOの東方拡大

 伊勢崎 私が勤める大学にもウクライナ人の教え子がいる。今泣いている。日本在住のウクライナ人は2000人ほどいる。だから、こういうことをいうのは勇気のいることだが、私が教えているのは平和構築であり、国家間の争いを止めたり、起こさないという学問だ。今プーチンが悪魔みたく扱われている。僕の教え子にとってもそうだろう。だが平和構築学の観点からいえば、なぜ悪魔が悪魔になってしまうのかという理由を考えなくてはいけない。敵にも理由がある。それは、あの地域での米国、NATOの振る舞い方にも一つの問題があるということだ。

 山本 NATOが拡大されていったことか。

 伊勢崎 そうだ。プーチンは、冷戦が終結した直後の1990年にNATOとロシアとの間には「NATOは1インチも東方(ロシア側)に拡大しない」という約束があったと主張しているが、それはあまり話題にされない。ウソじゃないかと思う人もいるのでは?

 山本 むしろ今メディアを含めて世界でロシア包囲網をつくっている感じで、向こう側(ロシア)の言い分があまり聞こえてこない。

 伊勢崎 米国の大学では公文書のアーカイブがある。米国では日本みたいに自衛隊日報を隠したり、勝手に処分したりしない。政府の文書は、それが機密文書であっても国民の財産なので政府が勝手に破棄できない。だから米国では外交文書といういわゆる密約にあたるものでも一定の年月を経ると公開される。それを大学の研究者が整理している。

 そこで「1インチも東方拡大しない」という約束があったことは証明されている。ゴルバチョフが中心になったペレストロイカ、東西冷戦の終焉というのは、別に欧米がソ連をやっつけたわけではなくソ連がみずから変革した。ソ連内には西側諸国に対する強硬派も多かったので、ゴルバチョフが潰されないように、当時のブッシュ米大統領やサッチャー首相(英国)、コール首相(西ドイツ)などが、彼を気遣って約束したことが機密文書に書かれている。当時、東西ドイツの統一をソ連が認めるかわりに、NATOはポーランドも含めてNATO加盟国にしないことなど、「1インチも拡大しない」という言葉として文章に残っている。

 そもそもNATOはソ連に対抗する軍事同盟だ。ソ連崩壊後は敵がいなくなるため必要なくなる。だから当時の首脳たちは、NATOを軍事同盟ではなく、ロシアを含めて「母なるヨーロッパ」という概念にもとづく政治フォーラムにするというビジョンがあった。だが、その約束をどんどん破って東方に拡大したのがNATOだった。



 山本 当時黙らせた強硬派の魂がそのまま今に蘇っている状態ということか?

 伊勢崎 そこでプーチンがあらわれたわけだ。ここで注目したいのは、NATOが東欧諸国を引き込むときに結んだ地位協定だ。NATO地位協定は、日米地位協定のように2国間協定ではないので主語がなく、派兵国と受け入れ国という言葉しかない。立場が逆になることもある。お互いの軍の自由を認めていない。派兵国の軍隊はすべて駐留受け入れ国の法律に従い、環境基準も訓練のやり方もすべて受け入れ国の基準に従う。このような対等なNATO地位協定を、仇敵である旧ソ連圏の国々にも与えて引き込んでいった。日本よりも好条件を与えている。これを日本人としてどう考えるか?

 山本 日本の場合は(米軍の)やりたい放題だ。でも、西側(欧米側)がロシアとの密約を反古にしてきたことから考えると、今起きていることは一方的にロシア側が悪いというだけでは片付けられない。もちろん戦争を始めてしまったのは最悪のケースだと思うが。

日本人としてどう見るか

 伊勢崎 国際法の限界としての武力行使という点。さらに悪魔化されているプーチン側にもそれなりの理由が国際関係の議論上にはあるという点。では、昨日起きたこと(ロシアの軍事侵攻)をわれわれ日本人としてはどう捉えるべきか。その視点を持つべきだと思う。

 今与党の政治家には「明日は我が身だ」「だから日米関係をもっと強くしなければいけない」とか「日本もNATOに入らなければならない」と発言するものもいる。

 だが、日本はウクライナと同じく緩衝国家という立場にある。こちらはアジアだが、同盟国の米国は1万`も海の彼方にあるわけだ。

 ウクライナはNATO加盟国ではない。一方、日本は米国の軍事同盟に入っている。だから緩衝国家でありながらNATOの一員としてやってきた国々のことをわれわれは勉強するべきだ。ノルウェーやアイスランドがそうだ。ノルウェーは冷戦時代にNATO加盟国として唯一ソ連と国境を接した。その隣国のフィンランドは、ロシア寄りの中立国だ。中立を掲げることによってロシアとも西側ともうまく付き合ってきた。スウェーデンもNATO非加盟国だ。

 これらの国は、日本人にはあまり知られていない工夫をしている。中立を掲げることもあるが、中立ではなくNATO加盟国のノルウェーは、ノーベル平和賞の国であり、オスロ合意など世界のいろいろな紛争の信頼醸成の場になってきた。それはロシアに接しているという地政学上の条件があるからだ。

 ノルウェーはロシアを刺激しないように、つい最近まで国内にNATO軍も米軍も入れない方針をとってきた。ノルウェーの北側にあるバレンツ海はロシアの原子力潜水艦も行き来するので、NATOや米軍にとっても重要な国だ。それでも米国の資金援助でレーダー施設をつくったとしても、それはノルウェーのものであるとし、ロシアとの国境地帯ではノルウェー軍も軍事訓練をおこなわない。そのようにしてロシアと付き合ってきた。

 これが2014年のロシアによるクリミア併合で変わってくる。ノルウェーでは史上初めて米原子力潜水艦が国内に寄港した。それまで世論は二分して争ってきたが、クリミア併合によってロシアへの恐怖心から軍事同盟強化という声が大きくなっているという。フィンランドも中立国をやめてNATOの加盟国になろうという意見も出始めている。


NATOに加盟したポーランドに配備されたミサイル防空システム(米レイセオン社製)

 山本 そうなるとロシアは孤立していく。

 伊勢崎 こういうなかで日本はどう考えるか。私は日本は緩衝国家ではなく、「緩衝材国家」と呼んでいる。自分の意志がないからだ。バルト三国も含めNATO加盟国でありながら緩衝国家の国々は、NATO地位協定だからお互いに対等だ。駐留する外国軍にも勝手なことをさせない。主権国家だからこそ緩衝国家になれる。だが、われわれ日本は自由がない。米国のいいなりになっていることがまずいということがわかっていない。自国内で外国軍が勝手なことをして、一番先に報復されるのは緩衝国家だ。だから基本は、駐留させたとしても自由なき駐留だ。これを同盟という。日本はそうではない。

 さらに、今日の報道ではチェルノブイリ原発をロシア軍が制圧した。意図はわからないが、これから長期化してロシア軍が入ってきて地上戦になれば、ウクライナ市民も応戦して市街戦になる。そのときに原発は究極の地雷となる。そこを早く制圧するというのは当然といえば当然だ。

 山本 重要拠点は真っ先に抑えられる。そうなると、この緩衝材国家(日本)には山ほど占拠されるような施設が林立している。

 伊勢崎 今は亡き私の友人が経団連幹部で原子力産業の中枢にいたが、彼は生前「原発というものはみずからに向けた核弾頭だ」といっていた。それが仮想敵国と向かい合う海岸線にずらっと並んでいるわけだ。こういう国を通常戦力で防衛するというのは無理だ。ウクライナ危機を通じて日本は学ばなければいけない。

 山本 ここまで進んでしまった事態を中断させることは難しい。こういう状態になるまでは「G7で力を合わせて!」と結構勇ましいことをいっていたが、実際に戦いが始まると一歩も踏み出せない。それをやると世界中で戦争になる。

 伊勢崎 2014年から8年もたっているのに、なぜ国際社会は米国を中心に対話によってウクライナ東部に高度な自治を認めるなどの決着を図らなかったのか、だ。

 山本 ウクライナのNATO加盟についても、「東方拡大をしない」という約束がありながら、あり得るかもしれないという広がり方はまずい。

 伊勢崎 そういうことをプーチンは利用する。プーチンは追い詰められるキャラではないとは思うが、NATOの冷戦直後から続く約束も含めて、ロシアに攻撃の口実を与えるようなことをずっと積み上げてきたのが西側でもある。冷戦終結時には西側首脳にはNATOを軍事同盟ではなく、政治フォーラムに変身させるというビジョンが明らかにあった。そこへもう一度もっていくために、何がそれを仲介できるか。国連は常任理事国の一つがかかわっているから安保理が動かない。

 山本 日本が事態をエスカレートさせないためのカードとして主体的に動ける部分はあっただろうか?

 伊勢崎 ちょっと遅い。その前に日本にその意志があるのかという話だ。この国にはプレゼンス(存在感)がない。アフガン問題に関しても、今から20年前の日本にはまだ中東和平に向けたプレゼンスがあったが今はない。

 現状に介入することは難しいが、冒頭でいったように国際法をもう一歩バージョンアップさせるべきだ。国際法のあいまいなところでこの事態が起きている。つまり集団的自衛権の発動を依頼されたという形で軍が入っている。これは明確にやってはいけないというとり決めを、国連憲章に加えるのか、国際協定みたいなものを成立させて批准国を増やしていくなどのやり方で広げる。そういうことを日本が主体になってやってほしい。

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