★阿修羅♪ > アーカイブ > 2022年6月 > 04日08時40分 〜
 
 
2022年6月04日08時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK286] 厚労省の新型コロナワクチン統計の改ざん・捏造は故意:国民の命より、年金積立金の確保を優先か(新ベンチャー革命) :医療板リンク 
厚労省の新型コロナワクチン統計の改ざん・捏造は故意:国民の命より、年金積立金の確保を優先か(新ベンチャー革命)

http://www.asyura2.com/22/iryo9/msg/312.html



http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/652.html
記事 [政治・選挙・NHK286] 「1人で446万円分プレミアム付き商品券」行政が機能していない(まるこ姫の独り言)
「1人で446万円分プレミアム付き商品券」行政が機能していない
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/06/post-cb1557.html
2022.06.03 まるこ姫の独り言

市民から集めた血税が金を持っている人を利することに。

1人で446万円分プレミアム付き商品券「車買う」ルール逸脱も抜け道…市は返還求めず 大分・佐伯市                  
 5/31(火) 18:09配信 TOSテレビ大分

>原則1世帯の上限は3万円分ですが、1人で446万円分を購入した人がいて、佐伯市議会が市に対し再発防止を求める事態となっています。

>1世帯3冊までの購入を原則として、当初は往復ハガキで申し込みを受け付けていました。しかし、発行数6万冊に対して2万4000冊が残ったため、事前申し込みのいらない直接販売を実施。

>また市によりますと、販売を請け負う会社の責任者がスタッフに対し、「複数回、列に並ぶ人については把握ができないので販売しても良い。列が無い場合は3冊の限度にこだわらず、申し出の冊数を販売して良い」と指示していたということです。

完全に行政がいい加減だというか、機能していないというか。

買った人は市がOKを出したから買えたのでその人に責任はないが、市民からしたらやりきれない思いだろう。

なんでで市は3冊の限度に拘らず申し出の数だけ販売してよいという事にしたのか。

何のためのプレミアム付き商品券なのか。。。

1人で446万円を購入で来て、それに対して市が返還を求めずという事になれば、結局は、金を持っている人が得することを市が容認する事になる。

経済活性化のために市が補助するという事は、金持ちも金がない人も幅広く恩恵を享受できる制度だと思うが、それを金持ちが横取りしたような格好になったら、それは誰もが憤慨すると思う。

しかも幾ら貧乏人だって1万円分で1万3000円の買い物ができるとなったら、生活の為になけなしの金をはたいてでも商品券を買いたいと思うのは人情だろうに。

だとしたら最後まで上限3万円を守るべきだった。

3冊に拘らなくても良いという発想が分からない。

血税の中から幅広く市民に恩恵を受けてもらうという事なら、薄く広く受けられるようにするのが行政の仕事だろうに。

しかし446万円分を購入した人は、ものすごくよい買い物ができたと思っているだろう。

このご時世、3割引きで車が変える話などあり得ない。

結局、金を持っている人はより金持ちに、それを支える納税者。

やりきれない話だ。

山口県の誤送金を彷彿とさせる今回のプレミアム付き商品券。

山口県の誤送金問題でも分かるように、行政のチェック機能がなっていないし、あまりに杜撰すぎて話にならない。

持続化給付金だって、詐欺され放題だし。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/653.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 河野太郎を総理大臣にしてはならない理由…政治はオタクの遊び場ではない! それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)

河野太郎を総理大臣にしてはならない理由…政治はオタクの遊び場ではない! それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/306198
2022/06/04 日刊ゲンダイ


政治家の資質を疑う(河野太郎前ワクチン担当相)/(C)日刊ゲンダイ

 先日、河野太郎のインタビュー記事を読んで違和感の正体がわかった。そして絶対に総理大臣にしてはならない人物であると確信するに至った。これは〈「だからトップを目指すんだよ」河野太郎の行動原理はたったひとつの“嫌い”に集約されていた〉(新R25=5月30日配信)という記事。

 河野は昨年ワクチン接種推進担当大臣に任命されたのはスピード感を評価されたからと自画自賛。記者が〈この「スピード感」に関しては、河野さんが政治家のなかでも突出されてるんでしょうか?〉とおもねると、河野は〈突出してんじゃないですかね?〉とご満悦の様子。

〈とやかく言わずに、今できる一番早い方法でやってみるしかないんです〉

〈俺、「急がば回れ」も嫌い〉

〈「結果的に、遠回りしたほうが早かったね」ってことはそりゃありますよ。まっすぐいったら川があって渡れなくて、みたいな。でもそれは、“後からわかる話”で〉

〈まずは最短距離を導き出して、直進。ぶつかったら対処を考える〉

〈スタートするときに最初から遠回りを考えてたら、そんなの負け戦でしょう〉

 こうした発想で負け戦に突き進んだのが先の大戦であり、河野も関わった行き当たりばったりの対ロシア外交だった。これはもっとも政治から遠ざけなければならない姿勢でもある。結局、河野はこの30年にわたり日本を破壊した“トップダウン”“政治にはスピードが必要”という発想から抜け出せないだけ。

 河野は言う。

〈とにかく、めんどくさいことをやりたくない。全部その延長線上にあるんでしょうね〉

〈「自分のまわりにある“めんどくさい”を何とかしたい」を突き詰めたら“国”という単位にたどり着いたということなんでしょうね〉

 唖然とするしかない。政治とは責任を持った大人が扱うべき“面倒なもの”である。「まっすぐいったら川があった」では済まないのが現実世界であり、巻き添えを食うのは国民だ。

 自己愛過剰で幼児性は全開。ツイッターでは〈てか、厚労大臣、ワクチン担当大臣、仕事しれ〉とネットスラングを使ったり、自分のかわいい似顔絵が描かれた「太郎のクッキー」をアップしたり。政治哲学者のハンナ・アレントは「政治は子供の遊び場ではない」と言ったが、政治はオタクの遊び場でもない。


適菜収 作家

近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/654.html

記事 [政治・選挙・NHK286] コロナに16兆円もの国費散財(植草一秀の『知られざる真実』)
コロナに16兆円もの国費散財
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-825dde.html
2022年6月 4日 植草一秀の『知られざる真実』

財務省はさる4月13日、財政制度等審議会分科会で、新型コロナウイルスに対応するための医療提供体制強化やワクチン確保などに16兆円の国費が投入されたことを明らかにした。

とてつもないお金が新型コロナに注ぎ込まれた。

財務省は財政事情が逼迫していると喧伝しているが、本当に財政事情が逼迫しているのなら、このような金遣いを演じることは不可能だ。

2020年にすべての国民に1人10万円の給付金が支払われた。

このための費用が13兆円。

16兆円はこの金額を超える。

1年間の国の政府財政支出(一般会計・特別会計歳出純計)から、国債償還費、社会保障支出、地方交付税、財政投融資を除いた政策支出は合計で約35兆円。

1年間の国の政策支出総合計が約35兆円なのだ。

コロナ関連支出16兆円は国の1年間の政策支出の約半分に該当する巨大なもの。

1.3億人の国民がいて、そのすべてに一人10万円が給付された。

この財政支出は透明だが、コロナ支出は不透明極まりない。

2回のワクチン接種を終えた国民が1億人超いるから、1億人に対して2回のワクチン接種代金が発生した。

この費用が1人1万円発生したとしても総合計は1兆円にしかならない。

ところが、ワクチン関連の財政支出は4.7兆円に達している。

1億人で計算すれば1人4万7000円もの国費が投下されたことになる。

コロナ関連支出16兆円の内訳は以下の通り。

コロナ病床確保などの緊急包括支援交付金 6.0兆円
ワクチンの確保や接種にかかる費用    4・7兆円
治療薬の確保              1.3兆円
ワクチン・治療薬の開発・生産支援    1.3兆円
医療物資の確保             0.9兆円
PCR検査や検疫の強化         0.8兆円

新型コロナ患者受け入れのために病床を確保した病院に対して補助金が支払われ、医療従事者への慰労金支給などに充てられた。

ただし、このような大盤振る舞いが実行されたなかで、全国140の病院を運営する国立病院機構の2020年度決算では、計576億円の経常黒字が計上された。

国公立病院はコロナで国から巨額の資金を受け取り、これによって病院資産である現預金や有価証券を積み増した。

病院の財産を増やすために財政支出が拡大された。

ワクチン確保および接種にかかる費用が4.7兆円計上された。

とんでもない金額だ。

政府はワクチン確保に2.4兆円を計上。

8億8200万回分のワクチンを確保した。

すべての国民が4回接種を受ける規模のワクチンを購入。

2回接種は1億人を超えたが、3回接種済の国民は5月31日時点で59.2%。

約6割にとどまっている。

アベノマスク同様に大量不良在庫が蓄積されている。

アベノマスクは膨大な費用をかけて再提供されたが、そのための費用がかさんだ。

廃棄処分した方がはるかに安上がりだった。

ワクチン接種後に急死した人が公表ベースで1700人を超えた。

他方、ワクチンの効果は明らかでない。

巨大なワクチン利権を、群れをなすハイエナやシロアリにばら撒いただけに終わったと言える。

そのワクチンが無害ならまだ救われるが、重大な副作用を生み出した疑いが濃厚だ。

この副作用が今後どこまで拡大するのか予測もつかない。

本日、6月4日土曜日午後2時から、東京都の京成曳舟駅前に所在する曳舟文化センター大ホールにおいて、

「選挙でコロナを終わらせる 徹底討論会」

が開催される。

https://voice.charity/events/117/reports/1023

<日時>
2022年6月4日(土)
14:00〜17:00(開場・受付開始13:15〜)

<会場>
曳舟文化センター大ホール

<入場料>
1000円(当日現金払い)

<アクセス>
京成電鉄 押上線 「京成曳舟駅」下車 徒歩1分
東武スカイツリーライン・東武亀戸線 「曳舟駅」下車 徒歩4分

<司会>
長嶋 竜弘 (鎌倉市議 全国有志議員の会)

<基調講演>
植草 一秀(評論家・オールジャパン平和と共生)
「なぜ、既成政党はコロナとワクチンを止めないのか」

<パネル討論>
松田 学(参政党)
青山 雅幸(前衆議院議員)
植草 一秀(評論家 オールジャパン平和と共生)
須藤 元気(参議院議員)
一柳 洋 (元横須賀市議・コロナ前の暮らしを取り戻そう市民の会)

主催:コロナを選挙で終わらせよう実行委員会
構成団体:コロナ前の暮らしを取り戻そう!市民の会・全国有志議員の会・スト☆ワク市民ネットワーク

ご予約はpeatixから
https://touronkai20220604.peatix.com/

ぜひ、ご参加賜りますようご案内申し上げます。

『日本経済の黒い霧
ウクライナ戦乱と資源価格インフレ
修羅場を迎える国際金融市場』
(ビジネス社、1870円(消費税込み))


https://amzn.to/3tI34WK

ぜひご高覧ください。

Amazonでの評価もぜひお願いいたします。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/655.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 安倍元首相がまた防衛費の妄言…岸田さん、この人のことどうすんの? 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)

安倍元首相がまた防衛費の妄言…岸田さん、この人のことどうすんの? 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/306149
2022/06/03 日刊ゲンダイ


安倍元首相(C)日刊ゲンダイ

「来年度当初予算で6兆円後半から7兆円が見えるくらいまでの増額が当たり前だ」(安倍晋三・元首相)

 これは5月26日の安倍会派の会合での安倍さんの言葉(27日付、読売新聞「安倍氏 財政・安保で発信」より)。

 今のこの国の現状がわかっている? すでに5.4兆円もある防衛費をもっと増やせというんかい? 

 そりゃ、防衛も大事だよ。が、それだってそもそもこの国で生きる人のためというのなら、もっと現実を考えてよ。武器を揃えても、人々の腹は膨らまないんだよ。まだ、これから伸びる産業に金を突っ込む、だから少し耐えてくれって話ならわかるけど……。

 まるで安倍さんは、生活のため家に帰ってからも内職している親(我々庶民)に向かって、「あれ買って、これ買って」と喚くガキンチョのようである。

 いいや、記事にはつづきがあった。

〈(安倍さん)周辺は「首相が財政と安全保障で全く逆の路線を取れば、『反岸田』に転ずるだろう」とけん制する。〉

 怖ぇ〜、ガキンチョに例えたのは悪かった。ガキンチョ、ごめん。

 岸田さん、この人のことどうすんの?

 岸田首相が、今年の5月に突然ぶち上げた「資産所得倍増計画」、あれはまったく中身がなかった。そして、衆議院予算委員会でも、経済対策・教育投資・安全保障、「ぜんぶちゃんとやる、やるってば」といっているだけだった。具体的に、財源をどうするかって話がなくて。

 もしかして、冒頭のようなことばっかいってる安倍ちゃんがいるからじゃね? この人のせいで、国の舵取り方向転換できないんじゃね? 今のこの国の惨状で「資産所得倍増計画」は鼻で笑っちゃうような嘘くさい話だけど、でもここら辺で、国民への救急処置の手当てくらいはできるよな。アベノミクスのせいで格差は広がり、その裾野は大きくなった。


室井佑月  作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/656.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 京大教授が猛批判。“クズ中のクズ”岸田首相が支持率7割の亡国ニッポン(まぐまぐニュース)
京大教授が猛批判。“クズ中のクズ”岸田首相が支持率7割の亡国ニッポン
https://www.mag2.com/p/news/540758
2022.06.02 『藤井聡・クライテリオン編集長日記 〜日常風景から語る政治・経済・社会・文化論〜』 まぐまぐニュース


報道各社が先日行った世論調査で、軒並み過去最高の支持率を記録した岸田首相。あまりの高さに自民党内からも疑問の声が上がっているこの状況を、我々はどう読み解くべきなのでしょうか。今回のメルマガ『 藤井聡・クライテリオン編集長日記 〜日常風景から語る政治・経済・社会・文化論〜』では著者で京都大学大学院教授の藤井さんが、日本人の「政治に対する本質的な関心の喪失」を岸田内閣がここまで支持される理由として挙げるとともに、首相の無為無策ぶりを徹底的に批判。その上で、国民の7割近くがかような首相を支持している現状は「岸田禍」と呼ぶにふさわしく、極めて深刻な事態にあるとの認識を示しています。

(この記事はメルマガ『 藤井聡・クライテリオン編集長日記 〜日常風景から語る政治・経済・社会・文化論〜』2022年5月28日配信分の一部抜粋です)

菅総理よりもずっと酷い岸田総理が導く恐るべき「岸田禍」 〜凡庸な宰相の無為無策が招く恐るべき日本破壊〜

岸田総理の支持率は極めて高い水準にあるようです。その支持率は軒並み過半数。高いものになれば68.9%なんて言うものもあります。そんな報道に触れる度、当方は心底絶望的な気分になります。今の日本人は、ホンットのホントに、「政治に対する本質的な関心」など全く持ち合わせていない人々なのだなとしみじみと感じてしまうからです。そして、「政治に対する本質的な関心」を失った民族は、100%確実に滅びる事になるからです。

所詮今の(少なくとも過半数、多ければ7割方の)日本人達は、岸田さんが私達の国をどうしようとしているかということなど、どうでもよいのであり、単に雰囲気で支持するかどうかを決めているだけなのです。

なぜそんな風に言えるのか…それはもちろん、岸田総理の政策内容が恐るべき水準で出鱈目だからです。その時に頭の中に入っているキーワードを、必死になって読み込んだその場その場の「空気」にあわせて呟き続けているに過ぎない宰相だからです。

そもそも今の日本は危機状況に直面しています。

賃金が四半世紀も上がらないデフレ不況が長らく続く中、コロナ禍に苛まれ、あまつさえ円安、ウクライナ情勢による激しい経済被害がもたらされています。この様な危機状況では迅速かつ、必要十分な危機対応をしなければ、取り返しの付かない大ダメージを被る事になります。

しかも、ウクライナ情勢の煽りを受けて、日本内外の誰もが鮮明に理解する程に、中国による台湾・尖閣侵略危機が高まっています。しかも、冷戦終了以後、大幅に縮小していた北海道へのロシア侵略危機も確実に高まりを見せています。

しかし岸田氏は、コロナの5類引き下げについても「時期尚早」と言うばかりでなく、マスクの規制緩和についても「時期尚早」としか言わず、結局何もしていません。

消費減税や大型補正の必要性が自民党内外からどれだけ指摘されようとも何もせず、結局は2.7兆円という凄まじく小規模な補正予算を組んだだけという結果に終わっています。

ウクライナ情勢と円安の影響で高騰しているガソリン価格についても、結局ガソリン税の暫定税率引き下げについては、実施するどころか言及すらしていません。

さらには尖閣や北海道における対中国、対ロシアとの安全保障問題に対処するために、防衛費を「しっかり確保していく」だの防衛力を「抜本的に強化」だのと言いながら、自分が設置した財政健全化推進本部には、「財政健全化の旗は降ろさない」と明言する提言書をまとめさせ、防衛力増強が100%不可能な状況を自ら作り上げています。

岸田氏は結局、デフレ不況や周辺の安全保障問題について、何一つ積極的なアクションを起こしてはいないのであり、むしろ、そういうアクションが不可能となる環境を作り続けているのです。

これは、岸田という総理は、前の菅総理よりも相当「質」が悪い総理だ、という事実を明らかに示しています。

抜本的な経済対策を行わず、過剰な自粛要請を繰り返した前菅総理は、当然、強く批判されるべき宰相でした。しかしそれで菅総理はGotoトラベルだのGotoイートだのという前向きな財政政策を行い、一定の経済効果を上げたのは事実です。国土強靱化にしても、15兆円の事業規模の緊急五カ年対策をまとめました。

ところが、岸田氏は、そうした取り組み全てについて「検討したい」と言うに留め、「時期尚早」と判断先延ばしを繰り返してきています。

そんな出鱈目宰相の岸田氏の支持率は、恐るべき事に、「何もしないこと」が原因となってどんどん高まっているのが実態なのです。コロナの感染拡大がないという環境も影響しているとは言え、これはもう怪奇現象のレベルにある政治現象です。

例えば、GotoトラベルGotoイートは賛否両論有り、それをやった菅総理を強く支持する人もいれば逆に否定する人もいたのであり、結果、支持率上昇には必ずしも結び付かなかったのです。「15兆円の事業規模の緊急5カ年対策」についても、支持する国民もいればインフラ事業の拡大を否定する人々からは反対する人もいたのであり、したがって、支持率上昇には有益なとりくみ、というわけではありませんでした。

ところが、岸田氏の場合はホンットのホントに何もしないわけで、その結果、「積極的に反対する人」が生ずることを回避できているのです。

これはつまり、多くの国民にとって政治家、あるいは総理大臣というのは、何かを積極的に成す義務をおった人物ではなく、ただ単に「ニュースに出てくる人」という程度の印象をしか持っていない、という事を含意しているのでしょう。

しかし、政治に関心をもつ(例えば、筆者は本メルマガ読者等の)人々にとってはもちろん、政治家、総理大臣というものは、何かを積極的に成す義務をおっており、不作為そのものが罪として糾弾されねばならない存在なのであり、かつ、とりわけ危機における不作為は集団殺人級の大罪なのだ、という認識を持っています。

しかし、そうした認識を持つ人々は、我が国においてはマイナーな極一部の存在、であり、したがって、岸田氏が何をしなければしないほどに、支持率が上がっていってしまうのです。

しかも、岸田氏が罪深いのは、日露関係を取り返しが付かないほどに、破壊してしまった点にあります。

ウクライナへの侵略をはじめたロシアを、日本政府がオフィシャルに非難するのは当然です。

しかし、だからといって、ロシアに対して徹底批難だ、ということで、10兆円の軍事費をウクライナに供与したり、自衛隊をウクライナに派遣したりまではしていません。

つまり、ロシアを批難するにしても、軽いものから重いものまで無限のヴァリエーションがあるわけです。

だとすれば、どの程度ロシアに批難、制裁を加えるかというのは、日本政府、ひいては岸田総理の采配一つで変えられるのです。

そんな中、日本はあろうことか、「8人のロシア外交官の追放」なることをやってしまいました。これは相当に激しい処置です。ロシアと準交戦状況にあるNATO各国がそれを行うのは理解できますが、日本は準交戦状況にあるわけではないのです。

にも関わらず、世論にウケがいいし、何よりアメリカや西欧の国々のウケが良いからという「だけ」の理由で、前のめりになって外交官追放をやってしまったわけです。

はっきり言って、この岸田氏の振る舞いは、完全に常軌を逸しています。有り体にいって、基地外です。

こんな事をすれば、ロシアに完全に「ケンカ」を売ったことになるわけですから、ロシアとしても黙っている訳にはいきません。経済制裁や非難決議程度なら、ロシアも、ウクライナ侵攻を開始した手前、それくらいは当然だろうと想定範囲内だったと言うこともできますが、外交官追放は、「戦争相手」のNATO諸国以外は誰もやってないのです。そんな中で、日本が外交官追放なんてやってくりゃ、そりゃもう、「お前も完全にNATOと同じか!?」と「敵国認定」を下さざるを得なくなるわけです。

そもそも日本は半世紀以上にわたって、ロシアが実効支配している北方四島を返す交渉を地道に続けてきたのです。つまり日本は、(誠に遺憾ながら)ロシアに「返してもらう」立場にあるのです(繰り返しますが誠に忸怩たる話しですが、それが現実です)。そうであるにも関わらず、日本側から外交官追放という格好でケンカを「おっぱじめた」わけですから、ロシアが「あぁ、もう返さなくていいんだな!?」と思うに決まっています。

というか、それくらいの覚悟が無く(この文脈で)「外交官追放」なんてやっちゃイカンのです(もちろん、法的には外交官追放はいつでもできますし、今回追放された外交官はスパイ活動をやっていた疑義有る人達なので、もちろんやっても構わないのですが、この文脈であれば、完全にケンカを売った事になるのです)。

ところが、岸田氏には、そんな覚悟など微塵もないのです。

image by: 岸田文雄 − Home | Facebook

藤井聡 この著者の記事一覧

京都大学大学院・工学研究科・都市社会工学専攻教授、京都大学レジリエンス実践ユニット長。1968年生。京都大学卒業後、スウェーデンイエテボリ大学心理学科客員研究員,東京工業大学教授等を経て現職。2012年から2018年まで内閣官房参与。専門は、国土計画・経済政策等の公共政策論.文部科学大臣表彰、日本学術振興会賞等、受賞多数。著書「プライマリーバランス亡国論」「国土学」「凡庸という悪魔」「大衆社会の処方箋」等多数。テレビ、新聞、雑誌等で言論・執筆活動を展開。MXテレビ「東京ホンマもん教室」、朝日放送「正義のミカタ」、関西テレビ「報道ランナー」、KBS京都「藤井聡のあるがままラジオ」等のレギュラー解説者。2018年より表現者クライテリオン編集長。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/657.html

記事 [政治・選挙・NHK286] "鬼"と闘い、大和魂を叩き起こす『参政党』の演説/〈参政党〉神谷宗幣 盛岡 6月3日


参政党 神谷宗幣 盛岡 2022/06/03(画像クリック↖)/YouTUBE

参政党が国政で議席をとったら、日本は良くなるんですか?」と聞かれることが多々あります。はっきり言います。参政党が議席を取っても、日本がすぐ良くなることはありません。なぜか?もう77年の付けがたまって、凋落しているからですよ。すごい勢いで。しかもコロナでそれに勢いが加速しているから、そんなのは1議席や2議席や3議席取ったぐらいですぐに止まらない。(画像クリック↖)

じゃ、我々何をするのか?皆さんに情報を伝えるんです。気づく国民を増やすんです。(拍手)このままじゃいけないってことをみんなが気付くんです。そしたら日本人は決して馬鹿じゃないし、私利私欲の人達ばっかりでもない。私利私欲で動いているのは社会の上の方の人たちです。(そうだ!)(拍手)偏差値の高い人たちです。申し訳ないけれども。偏差値の高い人達が全員悪いわけじゃないけど、日本は偏差値でしか人を測らないから、今。勉強の秀才が社会の上の方にいるんですよ。国会議員、官僚、医者、弁護士、企業の経営者、経営者はちょっと例外もいっぱいいるけど。でも、社会を動かしているのは、そういう人達でしょ。だいたい学歴高いんですよ、偏差値高いんですよ。

でも、彼らは偏差値を上げるために勉強はしてきたけど、日本人として何をすべきかそういう生まれ持って強い力、いい頭を貰った力をどう使うべきかは学んでこなかったの。だから、その知恵を、そのお金を自分達のために使っちゃうんですよ。違うでしょ。僕はいっつも言うけど、『鬼滅の刃』って去年大ブレークした映画で、『煉獄さん』っていう人が鬼に誘われて「人間だったら死んじゃうから力を手に入れろ」と。「鬼になればお前は死なずに済む」「鬼になれば力が手に入る」「お前ほど優秀な奴は鬼になればいいんだ、鬼になればいいんだ」って何回も誘うんですよね。

でも、『煉獄さん』は絶対そこには乗らないの。それは、自分が小さい時に亡くなった、病気で亡くなったお母さんが死に際に「あなたは強い力を持って生まれているからその力を世のため、人のために使う責任があるのよ。」「だから、あなたのような強い子は、常にね、弱い子を守ってあげてね」そう言って死んでいったお母さんの気持ちが『煉獄さん』の胸に刻み込まれてるから、『煉獄さん』は最後の最後まで弱い人達を守って死んで行ったんですよね。逃げようと思えばいくらでも逃げられますけどね。鬼になるチャンスだって何回もありましたよね。でも、『煉獄さん』はそうはしない。それを見て、多くの日本人が泣いたんですよ。

僕はここに日本の希望を感じました。特にあの映画を見て、小学生や中学生が泣いている。そういう気持ちがあるんです。「『煉獄さん』みたいになりたい」「そうやって自分の命を懸けてでも人の役に立ちたい」そう思っている人は、日本にはたくさんいるの。日本には、まだ。これが日本の希望です。

でもね、学校の勉強ばっかりしてて、会社員に入ったり、公務員になったりすると、その気持ちがどんどん削がれていって、結局「長いものに巻かれろ」になる。そして、巻かれて、情報を持ってない人たちを騙しても自分たちさえよければそれでいいんじゃないかということで、嘘までつかなくても本当のことを言わなくなる。言えば、自分達が20年30年かけて築き上げてきた自分の地位や収入がある日突然無くなるからです。…けど、ここなんですよ。僕達が教育で教えないといけないのは。地位や金じゃないという事です。地位や金じゃないんです。

日本人は人のため、もしくはチームでみんなのためにやれる民族だったんです。それが日本人の強みで、だから、数千年、この島国を守りながら、平和に共存してこれたんですよ。そうでしょ。強い武将が出てきても相手を皆殺しにするとか、ずっと続いてきた皇室を根絶やしにするとか。もちろんピンチは何度かありましたよ。けどその都度その都度、『煉獄さん』のような人が出てきてやるんですよ。自分を犠牲にして。そして、それを見ていた人たちがまた奮い立って、そして、国を守る。そして、また作り直す。これを続けてきたのが日本民族ですよ。(そうです!)(拍手)

今、平和な時代にもう一度これをやりましょう。僕達はあまりにも過激なことをこうやって言ってる。カメラも回っている。YouTUBEでもたぶん誰かライブ配信している。これだけ言って議席を取ったらどうなるか?僕や吉野さんや松田さんや、こういう人達がつぶされていきますよ。そう遠くない未来に。そんなのは織り込み済みです。それだからって言って、逃げない。覚悟の上でやってます。(拍手)だから、格好つけて言ってるんじゃないです。

僕も吉野さんも本音では怖い。家族とかもいるし。守りたい人もいるから怖いです。けど、怖いからってやらなかったら、誰も何も起こさないまま終わってしまうんでしょ。終わらせる訳にはいかないじゃないですか。(拍手)終わるというのはみんなが殺されるということではない。…そうじゃない。もう抵抗できなくなるという事です。抵抗できる内にみんなで力を合わせて、情報を集めて、どうやって我々は今の状態に追い込まれてきたのか、これを分析し、どうすれば次の世代に希望を残せるかです。もう一回言います。我々の希望は子供達です。

だから、子供達にはワクチンを打たせず、変な偏差値教育をせず、自分達、岩手なら岩手で育てた健康な食べ物をたくさん子供達に食べさせて、良い体と良い心、…そして、『煉獄さん』のお母さんたちのように僕達が言うんですよ。「あなたは五体満足で生まれていろんなことが出来るよ」「病気ではない、そして、発展途上国のように食うや食わずの生活ではない、ちゃんとご飯も食べれる」「だから、その体とあなたの能力と、この日本に生まれたという機会を生かして、まず日本を立て直してね」「お父さん達,おばあちゃん達、おじいちゃん達の世代でだいぶ日本が弱くなっちゃったから、もう一回立て直して」そういう思いを伝えるんです。そして、日本が建て直せたら、「世界で苦しんでいる人たちがいっぱいるから、戦争とか無駄にやっている人がいっぱいいるからそれを止めてあげて欲しい」「こういうことを考えて勉強して」これですよ。子供に伝えるのは。(拍手)

参政党は三つの重点政策があります。『教育』『食と健康』そして『国守り』です。もう今の話に全部入っていたでしょう?子供たちに…支える『教育』。子供たちをどう育てるかが『食と健康』。そして、子供たちに国の未来を託す。これが『国守り』です。『参政党』に政策がないという人達がほかの政党でいるけど、これ以外に僕は重要な政策はないと思う。この三つだけでもできないんだから、この三つのことができないのに、やれ「税金を下げろ」だとか、やれ「何か制度を変えろ」だとか、やれ「何とかを無償化しろ」とか。そんな小手先の議論で日本が建て直せるわけないじゃありませんか?(そうだ!)(拍手)

<コメント>

ボケ老人/ 人として尊敬します。心から敬意を払いたいです 本物の侍で本物の大和魂持った日本人。 涙が出ます。このような人間を私は知りません。一緒に頑張ろうと心に決めました

pyorokyoro1/ 政党演説で人生初めて 心底感動して泣きました もう駄目だと思っていたけれど私も頑張ってみよう ありがとうございます この時期に出てきて本当に下さりありがとうございます

Tsutomu Hayakawa/ 日本人が、この機会を、逃したら!! 日本人の未来は、望めません。この演説が、皆様の心に、響いたと私は、思います。今こそ、平和的に、日本人の団結です。

kuku rio/ 神谷さんは本当に熱い人だ! 話に説得力があるし、何より日本人としての誇りが持てるようになる。 参政党、応援しますよ…もとい、一緒に頑張りましょう!

櫻撫子/ 神谷さんの演説は何回聴いても涙が出ます。心の奥の深いところが共鳴しているんだと思います。自分も何かやりたくて党員になりました。まずは周りの人たちに伝えていきます。

みひと/ 神谷さん貴方に倒られては困ります。1日でも良いから奥さんお子さんの所に帰ってたっぷり愛情を貰って来て下さい。凄い頑張りすぎてて涙出てしまう~~私も微力ながら参政党見てと広めてます 頑張りますから~~ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

M R/ 神谷さん有難う。沢山学ばせて貰って多くの人が目を覚まし、気が付きました。 危険な食品ばかり…国民は守られていないだけで無く、命が粗末にされています。 国民が団結する時です。いい日本を取り戻しましょう。

ブン太くん/ 私も今日、生演説行って来ました〜 神谷さんのサインもしてもらいました。 やっぱ生演説はいいなぁ〜感動する!

松田峰雄/ 命をかけたメッセージ素晴らしい 神谷さんを守りましょう

前田俊樹/ もう一度、老いも若きも希望を持って目を輝かせていた日本をこの目で見てみたいと切に思います 微力ながら参加させてもらいたいと思います 変えて行きましょう人情味あふれる日本国に!

そんなこんな/ こんなに心に響く演説は今まで聴いたことはない。魂を揺さぶられた。アラ還だけど俺も党員になって行動しますよ!

ice/ 参政党に投票することは最早、日本国民の義務だと思う。 このチャンスを逃したら、もう日本が立ち直ることはないくらいの思いを持ちましょう。

フェアリー隊長🌸日本の素敵を巡る/ 心震えて涙がでます(*T^T)

G J/ 久しぶりに選挙に行ってみようと思いました。 参政党に日本の未来を託します!!


http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/658.html
記事 [政治・選挙・NHK286] ビール大手4社が一斉値上げ…晩酌の一杯が高くつくのも安倍元首相が「元凶」だった(日刊ゲンダイ)


ビール大手4社が一斉値上げ…晩酌の一杯が高くつくのも安倍元首相が「元凶」だった
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/306242
2022/06/04 日刊ゲンダイ


安倍元首相(C)日刊ゲンダイ

 ビール党に悲報だ。ビール大手4社が10月からの値上げを発表。値上げ幅は350ミリリットル入りで、それぞれ20〜30円程度になる見込み。要因は原材料の大麦やコーンのほか、アルミ、段ボール、輸送費など幅広くコストが上昇したためだが、ビールの高すぎる酒税の問題を忘れてはいけない。

 ビール系飲料は原料や製法によってビール・発泡酒・第3のビールに分類される。最も高いビールに課せられる酒税は現在、米国の8.75倍、ドイツの17.5倍という高水準。そのため、各社とも、より酒税が安い発泡酒の強化や第3のビールへの参入に乗り出した経緯がある。

 この高すぎるビールの酒税に対する早期減税の芽を摘んだのも、どうやら安倍元首相のようなのだ。

 業界の要望を受け、自民党税制調査会がビール減税の検討を始めたのは2013年ごろ。具体的にはビールを減税、発泡酒や第3のビールを増税し、酒税を統一する方向で調整していた。14年には当時、自民党税調の野田毅会長はこう意気込んでいた。

「(発泡酒や第3のビールで)我慢していた人が、少し高くなるけど本物のビールを楽しむ姿の方がいい。世界の中で日本だけがビールの代用品の開発競争では寂しい」

裏で「アベ友」酒類メーカーが暗躍?


新浪剛史サントリーホールディングス社長(C)日刊ゲンダイ

 しかし、14年は解散・総選挙で統一は先送り。この間、サントリーは統一に難色を示し、再三にわたって永田町・財務省に先延ばしを要望してきたという。同社は当時、売り上げに占める第3のビールの構成比が6割超とされ、増税すれば大ダメージとなったに違いない。

 そして迎えた15年10月、安倍元首相は野田税調会長を事実上更迭。当時は「公明党が強く求めた軽減税率の導入に慎重だったため」と言われたが、2週間後に安倍元首相は都内の高級ホテルで麻生財務相(当時)らと共にサントリー首脳と懇談。翌月に積極派の野田氏を失った自民党税調は、2年度連続で酒税統一の先送りを早々に決めた。

「この頃からサントリーの新浪剛史社長は安倍氏とゴルフやクラシック鑑賞を共にし、盛んに親交を深めました。16年10月には再び自身を含めたサントリー首脳と安倍氏ら政府・与党幹部と懇談。その年の暮れの与党税制改正大綱で、10年後までにビール系飲料の酒税額を段階的に350ミリリットル当たり55円程度に統一することを決定。この『10年』のタイムラグを設けさせたのは『サントリーの政治力のたまもの』と言われたものです」(ビール業界関係者)

 現在のビールの酒税額は70円。早期統一なら15円程度は安く飲めた。ちなみに、サントリーが安倍後援会主催の「桜を見る会」前夜祭に酒類の無償提供を始めたのは、16年から。酒税統一議論の真っ最中だったのは偶然なのか。ビール党はもっと怒るべきだ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/659.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 日本の民主主義<本澤二郎の「日本の風景」(4464)<言論と議会が正常に機能することが前提条件>
日本の民主主義<本澤二郎の「日本の風景」(4464)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/32992142.html
2022年06月04日 jlj0011のblog

<言論と議会が正常に機能することが前提条件>

 人類がようやく手にした人民が主人公となる民主主義も、それを正常に機能させることは容易なことではない。そのことを人びとは、特に弱者である庶民は、日々肌で感じさせられている。要するに、民主主義が正常に機能していない日本なのだから。

 どこに問題があるのか。首相が公然と犯罪行為に手を染める。しかし、警察も検察も取り締まろうとしない。原因ははっきりしている。言論・マスコミが正常に機能していない。権力を監視するどころか、逆に権力者の情報操作・広報活動に専念している。

 第二に立法府である国会が、正常に機能していない。「提案型野党」と吹聴して、すべてを政府与党任せに徹しているイカサマ野党が現れた。戦前のヒロヒトの侵略戦争時に登場した大政翼賛会という、議論をやめてしまった非常時の悪しき体制に潜り込んでしまっている。

 日本の民主主義は、形はほぼ完ぺき・立派だが、肝心要の二つの機能が腐蝕してしまっている。それを良しとする無気力な戦前の国民性が、今も継続している。戦後77年は戦後最大の危機といえる。敗戦後憲法が否定したナショナリスト(国家主義者)の勢力が権力を掌握して、今も危険な航海をしながら、羊のような国民を危ない餌場に引きずり出している。

<天皇も政府も憲法を尊重し順守する義務を負っている!>

 現在の日本国憲法は、戦前の天皇制国家主義体制下、近隣諸国家を侵略植民地にし、その歴史的な敗戦の教訓を真摯に反映させた戦争放棄を、政府に約束させた人類がうらやむ平和憲法である。戦争は政府の行為によって始まる。決まって防衛の名のもとに始まる。それにカンヌキを差し込んだ不戦の憲法である。

 天皇も当然のことながら、政府も憲法に拘束されている。それ故に死の商人の一翼を担うナショナリストや、戦前の国家神道という極右戦争宗教が、あれこれと屁理屈をつけて、平和憲法を破壊しようと日ごろから暗躍してきている。

 戦争の悲惨さは、今のウクライナの様子を見聞するだけでも理解できる。実際はもっともっと悲惨だ。特に女性と子供たちの運命は、より深刻である。未来ある青年が、殺し殺される戦争は、いかなる事由をつけても正当化することは出来ない。

 はっきりといわせてもらう。天皇が信仰する神社神道は、戦前の侵略戦争を強行した精神的支柱そのものだった。そこへ昂然と参拝することを、憲法は禁じている。首相や国会議員の参拝もNOである。国際社会では、戦争神社と評価されている。戦争を禁じる憲法の政教分離規定は厳しい。森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の清和会は、ナショナリストの売国奴派閥であると断じるべきだろう。

<権力に屈する新聞とテレビばかりの日本メディア>

 言論機関は、第四の権力といわれる。国民に代わって権力を監視する重要な任務を帯びている。社会の木鐸なのだ。権力を監視しない新聞テレビは、ジャーナリズムといえない。

 「ジャーナリズムとは報じられないことを報じることだ。それ以外は広報に過ぎない」(ジョージ・オーウエル)

 現在の日本の新聞テレビは、ごく一部の例外を除いて、ジャーナリズムといえるものはほとんどない。公共の電波を使うNHKが、政府の宣伝機関ではお話にならない。これまた売国奴放送であろう。

 政府宣伝の反ジャーナリズム新聞テレビは、政府の世論操作の役割を担っている。到底民主主義の日本では許容されてはならない。

<世界一高給という恵まれ過ぎた待遇に満足する翼賛体制下の国会議員>

 正常に機能しない国会は、これまた売国奴議員の特権的集団という評価を受けるだろう。国会は国権の最高機関である。行政府の暴走や悪政を糺す責任ある重大な使命を帯びている。

 与党議員の質問は聞いていられないほど低調である。八百長質問という昔からの評価は変わっていない。政府の不正を追及する野党には、爆弾男といわれる勇猛果敢な議員がいたが、今はいない。

 世界一恵まれた高給を枕にしている議員ばかりではないのか。戦前のヒロヒト体制下の翼賛体制に似ていて、不気味この上ない。

<死に体マスコミと国会=庶民に襲い掛かる貧困と格差社会>

 国民はどうしたらよいのか。

 世界不況下のコロナ経済、そして日銀の悪政で、急激な円安による物価急騰、一方でロシアとウクライナの戦争が、エネルギー価格を異常に引き上げて、庶民の懐は日々いたぶれている。政府は原油元売り業者の面倒を見ても、庶民のための消費税廃止を決断しない。

 死に体マスコミと死に体国会の被害者となって、厳しい生活を強いられて、変わるところがない。貧困と超格差に耐えられない事態に追い詰められているのではないか。泣きたいが声も出ない!民主主義の死滅を許してなるものか。

2022年6月4日記(東芝製品・サントリー不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/660.html

記事 [政治・選挙・NHK286] <赤旗がスクープ!>「桜」前夜祭にサントリーが無償提供 酒税変更先送りの“お礼” 「第三のビール」増税で大打撃のはずが… 

※しんぶん赤旗日曜版 2022年6月5日号 紙面クリック拡大


※紙面抜粋



〈スクープ〉

「桜」前夜祭にサントリーが無償提供

酒税変更先送りの“お礼”

「第三のビール」増税で大打撃のはずが…


「桜を見る会」前夜祭にサントリーが大量の酒を無償提供し、
それを安倍晋三首相が有権者らにふるまっていた―。日曜版
(5月29日号)スクープが大反響です。「東京」(同28日付)、
「朝日」(同31日付)「毎日」(1日付)や民放各局が日曜版
報道の後追いをしました。編集部の取材でさらなる重大疑惑が
浮上しました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/#2022060504
しんぶん赤旗日曜版



サントリーが4年間“桜前夜祭”に酒を無償提供(2022年5月31日)

2022/05/31  ANNnewsCH

 安倍元総理大臣の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭にサントリーホールディングスが酒類を無償で提供していたことが分かりました。

 前夜祭を巡っては、安倍元総理の元公設第一秘書が2016年から4年分の政治資金収支報告書に約3000万円の収支を記載しなかった政治資金規正法違反の罪で罰金刑を受けました。

 サントリーによりますと、2016年からの4年間、前夜祭に酒類などを無償で提供していたということです。

 金額が確認できた2017年からは、販売額で毎年15万円程度だったとしています。

 サントリーホールディングスは「会の開催については安倍議員事務所から教えてもらった」「多くの方が集まる会だと聞いて、商品を知って頂く良い機会と考え無償で協賛した」と説明しています。

 安倍元総理側は「現状コメントを出す予定はない」としています。

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp


前回記事
<赤旗がスクープ!>桜を見る会前夜祭 新たな利益供与 安倍氏側持ち込み ふるまい酒 収支報告書に記載なし(しんぶん赤旗) 
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/586.html

関連記事
ビール大手4社が一斉値上げ…晩酌の一杯が高くつくのも安倍元首相が「元凶」だった(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/659.html

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/661.html

記事 [政治・選挙・NHK286] <朝日新聞が報じたドーカツの衝撃>国民唖然 何サマなのだ、安倍晋三(日刊ゲンダイ)

※2022年6月4日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋

※文字起こし

 いったいこの男は、何様なのか。3日の朝日新聞を読んだ読者は、さすがに、怒り、呆れ返ったに違いない。安倍晋三元首相のふざけ切った態度が詳細に書かれていたからだ。

<安倍氏「アベノミクスをなんだと」>とのタイトルが掲げられた1面の記事は、生々しい。「アベノミクス」をめぐり、自民党議員を恫喝したという。

 舞台となったのは、自民党の「財政健全化推進本部」だ。岸田総裁直轄の組織である。政府の「骨太の方針」に自分たちの経済政策を反映させようとメンバーが議論を重ねていた。提言案には、次の一文が盛り込まれていた。

<近年、多くの経済政策が実施されてきたが、結果として過去30年間のわが国の経済成長は主要先進国の中で最低レベル>。また、<初任給は30年前とあまり変わらず、国際的には人件費で見ても「安い日本」となりつつある>との分析も記されていた。いずれも、客観的な事実を書いただけのものだ。

 ところが、提言案を“アベノミクス批判”だと受け止めた安倍晋三は、5月19日、推進本部の事務局長をしている自民党議員に電話をかけ、怒気をはらんだ声で「君はアベノミクスを批判するのか?」と脅し、「周りはアベノミクスの批判だと言っているぞ」と迫ったという。

 電話を切ったあとも、「誰があんなバカな提言を書いたんだ」と周囲に言い捨て、「安い日本という表現もおかしい。アベノミクスをなんだと思っているんだ」と、怒りをぶちまけたという。

 その後、安倍の息のかかった議員が推進本部で「『安い日本』という自虐的な表現はやめてほしい」などと注文をつけ、結局、一連の文言は提言案から削除されてしまったという。

 しかし、「安い日本」も「経済成長は最低レベル」も、紛れもない事実だ。なのに、元首相が“気に入らない”と恫喝し、提言から消えるなんて、こんなバカなことが許されるのか。

「アベノミクスが失敗に終わったことは、もはや隠しようがない事実です。庶民にはまったく恩恵がなかった。なにしろ、2021年の実質賃金指数は、安倍政権が発足した2012年を下回っている。非正規労働者が4割に達するなど、格差を拡大させただけでした。でも、8年間も総理をやりながらレガシーがない安倍さんは、アベノミクスまで否定されると存在を全否定されることになるので、嘘でもいいから“アベノミクスは成功だった”ということにしたいのでしょう」(立正大名誉教授・金子勝氏)

 この男、どう考えても、常軌を逸している。

「負の遺産」だけのアベ政治

 そもそも、安倍晋三は、デカイ顔をしていられる立場じゃないはずだ。

 新型コロナが手に負えなくなり、途中で政権を投げ出した無責任男は、とっくに政界から引退しているのが当たり前である。8年間のアベ政治によって、どれだけ日本社会が破壊されたのか分かっているのか。

 過去、スキャンダルが発覚した政権はいくつもあったが、安倍政権のように「森友疑惑」「加計疑惑」「桜疑惑」と、3つも疑惑が発覚した政権は、史上、初めてだ。しかも、いずれも政権のスキャンダルではなく、安倍個人の疑惑である。

「桜疑惑」では国会で平然と118回も嘘をついていたことが、あとから発覚した。「森友疑惑」では、安倍夫妻を守るために公文書の改ざんまで行われ、近畿財務局の職員が自殺に追い込まれている。

 3つの疑惑について、いまだに「説明責任」を果たしていない。

 さらに、「地球儀俯瞰外交」などとエラソーに胸を張っていたが、外交成果もゼロだった。拉致問題は解決せず、北方領土も返還されなかった。北方領土は返還されるどころか、ロシアへの要求を「4島」から「2島」に切り下げたうえ、プーチン大統領に巨額なカネを巻き上げられてしまったのだから話にならない。アベ外交の失敗は、歴史に刻まれる日本外交の汚点だろう。

「アベノミクスにしろ、アベ外交にしろ、日本はアベ政治の“負の遺産”を残された格好です。アベ政治には沖縄を敵視するなど、逆らう者は徹底的に叩くという恐ろしさもあった。日本社会が分断されたことも大きいでしょう」(金子勝氏=前出)

 普通の神経をしていたら、国民に申し訳なくて、人前に出られないはずである。

暗躍続ける無反省男

 ところが、反省し、おとなしくしているどころか、自分の影響力を見せつけようと暗躍しているのだから度し難い。

「アベノミクスを批判するのか?」と、自民党議員を脅すだけでなく、安全保障についても口を挟みまくっている。

 防衛費については、現状のGDP比1%から「2%を超える額が必要」と発言し、骨太の方針に明記すべきだと注文までつけている。さらに、岸田首相が日米首脳会談で「防衛費の相当な増額」と発言したことを引き合いに、「6兆円後半から7兆円が見えるぐらいが相当な額ではないか」「財源は国債で賄えばいい」と、完全に総理の指南役気取りである。

 さすがに、これには自民党内からも、勝手な発言を繰り返す安倍に対して、「誰も手を付けられない。困った人だ」という声が上がっているという。

 最近はこれ見よがしに、麻生副総裁や、菅前首相、二階元幹事長といった“大物”との会食を繰り返している。

 菅に対しては、「派閥・グループ化に踏み切ればすぐに人が集まるだろう」と、派閥結成をけしかけたそうだ。

 政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

「安倍晋三という男には、本当に反省というものがない。岸田首相がやることなすこと、すべてに口を出している印象です。異常なまでに発言を繰り返しているのは、自己顕示欲と同時に、危機感もあるのだと思う。夏の参院選で大勝したら、岸田政権は盤石になり、安倍派を冷遇する可能性がある。そうなれば、安倍氏の求心力は一気に低下します。だから『オレは健在だ』と口うるさく岸田首相にアピールしているのではないか」

 コロナ禍のさなかで政権をぶん投げておきながら、まだ「裏のドン」を気取るつもりか。

岸田政権ごと下野が必要

 安倍晋三の勝手なふるまいを許している岸田もどうかしている。そもそも、内閣発足時に掲げた「新しい資本主義」は、「新自由主義=アベノミクス」からの脱却が目玉だったはずだ。国民も、格差を拡大させたアベノミクスからの方向転換を期待していた。

 ところが、いつの間にか、アベノミクスをそのまま継承しているのだから信じられない。「骨太の方針」の原案に、「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「成長戦略」と明記しているのだから論外である。

 国会で「アベノミクスと一言一句同じだ」と追及された岸田は、「官民共同で経済成長を目指すのが新しい資本主義だ。アベノミクスとは全く異なる」と言い繕っていたが、苦しい言い訳だ。

「岸田首相が当初、掲げていた『成長より分配重視』という理念は間違っていなかった。宏池会政権への期待もあった。ところが、政権発足から1年足らずでこのザマです。結局、自民党政権は、誰が総理になっても、安倍氏のような人物が跋扈している限り、中身は変わらないということでしょう。この国を変えるには、腐った自民党を下野させるしかないのではないか」(本澤二郎氏=前出)

 これ以上、破廉恥元首相の好き勝手を許してはダメだ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/662.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2022年6月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。