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2023年6月17日06時35分 〜
記事 [政治・選挙・NHK290] 河野太郎とマイナカード…システムよりも自分の頭の中を検証しろ 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ)

河野太郎とマイナカード…システムよりも自分の頭の中を検証しろ 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/324637
2023/06/17 日刊ゲンダイ


デジタル化が問題なのではない(河野太郎デジタル相)/(C)日刊ゲンダイ

 本連載の第1回で〈バカと戦ったところで、バカがいなくなるわけではない。社会のダニを批判したところで、日本がよくなる保証もない。それでも、目の前にあるゴミは片付けなければならない〉〈平成の30年にわたる「改革」のバカ騒ぎが安倍政権という悪夢に行き着いたのだとしたら、たとえ手遅れであったとしても、事なかれ主義と「大人の態度」を投げ捨て、バカとは戦わなければならない〉と書いたが、ここのところ少し疲れてきた。なにを言おうが、暖簾に腕押し。どれだけ不祥事が発覚しても、国が傾いても、責任をとる人間はいない。

 今更、絶望するほどおぼこではないが、デジタル担当相の河野太郎の立ち居振る舞いを見ていると、吐き気を覚える。

 マイナンバーカードの活用拡大に向けた改正マイナンバー法などの関連法が、6月2日に成立。2024年秋に現行の健康保険証を廃止して「マイナ保険証」に一本化するほか、マイナンバーの年金受給口座とひもづけられるようになる。

 しかし、マイナ保険証に別人の情報がひもづけられたり、公金受取口座の誤登録やカードの取得者が受け取る「マイナポイント」の別人への付与など問題が続出。法律上は選択制であるはずのマイナンバーカードの取得は、保険証との一体化により、事実上義務化された。

 河野は一連のトラブルはマイナンバーカードの構造的な問題ではなく、人為的なミスによるものだと言い張っていたが、これは構造的かつ人為的な問題だ。そして問題の根源こそ、スタンドプレーに走り、責任を他人に押し付けてきた河野である。

 公金受取口座のトラブルの件では、政府は今年2月ごろに事例を把握していたにもかかわらず、6月5日には国会で「(5月下旬の)総点検調査の過程で把握した」と嘘をついていた。

 質問にもまともに答えない。政府の対応が批判されると、河野は「日本だけデジタル化に背を向けることはできない」と意味不明なことを言い出した。フルスロットルのバカ。デジタル化が問題なのではなく、国民にまともな説明もせずに、おかしな方向に暴走していることが政治不信を招いているのだ。河野はシステムの検証を行うとも言っていたが、その前に自分の頭の中を検証したほうがいい。


適菜収 作家

近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/731.html

記事 [政治・選挙・NHK290] 河野太郎とマイナカード…システムよりも自分の頭の中を検証しろ 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ)

河野太郎とマイナカード…システムよりも自分の頭の中を検証しろ 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/324637
2023/06/17 日刊ゲンダイ


デジタル化が問題なのではない(河野太郎デジタル相)/(C)日刊ゲンダイ

 本連載の第1回で〈バカと戦ったところで、バカがいなくなるわけではない。社会のダニを批判したところで、日本がよくなる保証もない。それでも、目の前にあるゴミは片付けなければならない〉〈平成の30年にわたる「改革」のバカ騒ぎが安倍政権という悪夢に行き着いたのだとしたら、たとえ手遅れであったとしても、事なかれ主義と「大人の態度」を投げ捨て、バカとは戦わなければならない〉と書いたが、ここのところ少し疲れてきた。なにを言おうが、暖簾に腕押し。どれだけ不祥事が発覚しても、国が傾いても、責任をとる人間はいない。

 今更、絶望するほどおぼこではないが、デジタル担当相の河野太郎の立ち居振る舞いを見ていると、吐き気を覚える。

 マイナンバーカードの活用拡大に向けた改正マイナンバー法などの関連法が、6月2日に成立。2024年秋に現行の健康保険証を廃止して「マイナ保険証」に一本化するほか、マイナンバーの年金受給口座とひもづけられるようになる。

 しかし、マイナ保険証に別人の情報がひもづけられたり、公金受取口座の誤登録やカードの取得者が受け取る「マイナポイント」の別人への付与など問題が続出。法律上は選択制であるはずのマイナンバーカードの取得は、保険証との一体化により、事実上義務化された。

 河野は一連のトラブルはマイナンバーカードの構造的な問題ではなく、人為的なミスによるものだと言い張っていたが、これは構造的かつ人為的な問題だ。そして問題の根源こそ、スタンドプレーに走り、責任を他人に押し付けてきた河野である。

 公金受取口座のトラブルの件では、政府は今年2月ごろに事例を把握していたにもかかわらず、6月5日には国会で「(5月下旬の)総点検調査の過程で把握した」と嘘をついていた。

 質問にもまともに答えない。政府の対応が批判されると、河野は「日本だけデジタル化に背を向けることはできない」と意味不明なことを言い出した。フルスロットルのバカ。デジタル化が問題なのではなく、国民にまともな説明もせずに、おかしな方向に暴走していることが政治不信を招いているのだ。河野はシステムの検証を行うとも言っていたが、その前に自分の頭の中を検証したほうがいい。


適菜収 作家

近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/732.html

記事 [政治・選挙・NHK290] <いよいよ 動き出した!>小沢一郎氏ら11人の衆院議員が発起人、野党候補一本化求める会を設立 50人以上の議員が賛同(日刊スポーツ)
小沢一郎氏ら11人の衆院議員が発起人、野党候補一本化求める会を設立 50人以上の議員が賛同
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202306160000541.html
2023年6月16日13時58分 日刊スポーツ


立憲民主党の小沢一郎衆院議員(2023年2月19日撮影)

立憲民主党の小沢一郎氏や小川淳也前政調会長ら11人の衆院議員が発起人を務めて設立された「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」が16日、国会内で会見を行った。有志の会は次期衆院選で「野党候補の一本化」による野党共闘の必要性を訴え、この日までに執行部以外の50人以上の所属議員の賛同を得たとしている。

次期衆院選を巡って泉健太代表は日本維新の会や共産党などの野党と選挙協力を行わず、立民単独で戦う方針を示しているが、党内の有力議員から異論が噴出した。泉氏は「他党が(選挙協力に)応じない中で、どういった手法があるのか、率直に意見を聞きたい。力を貸してほしい」としたが、党内には波紋が広がっている。




http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/733.html
記事 [政治・選挙・NHK290] 内閣不信任案「棄権」の理由(2023年6月16日 れいわ新選組)
本日、内閣不信任案に対し、れいわ新選組は棄権。
以下、理由を説明する。

現在の岸田内閣の進める売国棄民路線には反対である。
そうであるならば、不信任に賛成するのが一般的だ。

今回れいわ新選組が棄権した理由は、
不信任案を提出した野党第一党の闘っているフリに乗っかるわけにはいかないからだ。

れいわ新選組は、今国会における増税法案や命に関わる悪法を阻止するため、
各野党に対して「闘う野党の復活を」と呼びかけた。

参議院においては入管法改正案可決阻止のために、
法務大臣問責決議案の提出も呼びかけた。
終盤国会、入管・難民法を皮切りに、人々を苦しめる法案を廃案に追い込む必要があった。

今回の内閣不信任案を前に審議されていたのは、
野党各党がこぞって反対していた防衛財源確保法。
これは実質、増税法案である。

それに対して、委員長解任決議や財務大臣問責なども出さず、
淡々と採決に応じ成立させた上での内閣不信任案、提出である。

「増税法案などとんでもない」、と言いながら、
行える物理抵抗は一切行わず、成立した後に内閣不信任案提出とは、
政権にとって非常にありがたい、物分かりの良い野党第一党といえよう。

仮に昨日、委員会で、防衛財源確保法が成立する前に
野党第一党が内閣不信任案を提出したならば、
委員会での採決もされていないし、
本日の参議院本会議での増税法案の採決も先延ばしにできたはずだ。

しかしながら、岸田首相は昨日夕刻に急遽記者会見を開催し、
今国会における解散は行わないと述べた。

「最重要法案と位置づける防衛費増額のための財源確保法案が
会期内に成立するめどがつき、
衆院を解散して国民の信を問う必要はないと判断した」との報道もある。

私たちは、問題のある政府提出法案を成立させないために、委員長解任決議、
大臣不信任決議や問責決議を駆使して法案の問題点を議場において
強く国民に訴えるなどのやり方には強く賛同している。

内閣不信任案の提出時期についても、この考え方に基づき、
法案採決前に提出されるのであれば当然、賛成すべきと考えていた。

しかしながら、今回の不信任案を野党第一党が提出したのは、
本日の参議院本会議で防衛財源確保法が成立した後だった。

現政権の最大の問題点である米国の意向に応じた防衛費大幅増額を行う
内閣への不信任案を突き付けるタイミングを外したのが天然なのか、
何なのかはわからない。

また、今国会終盤ではマイナンバーを巡るトラブルが多発し、
河野太郎デジタル担当大臣の無責任な発言が国民の怒りを買った。
にもかかわらず、野党第一党は、河野大臣の不信任や問責決議を提出していない。
この点もきわめて違和感が残る対応であると考える。

私たちは岸田内閣に対する不信任の思いは共有するものの、
野党第一党が、今国会における売国棄民法案に関する対峙の仕方について、
委員会での追及以外は、与党に対する思いやりの塊であったことを鑑みて、
生ぬるい野党第一党による不信任案には「棄権」するものである。

2023年6月16日
れいわ新選組

https://reiwa-shinsengumi.com/comment/17684/

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/734.html
記事 [政治・選挙・NHK290] ジリ貧続き解散好機到来せず(植草一秀の『知られざる真実』)
ジリ貧続き解散好機到来せず
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-baefba.html
2023年6月16日 植草一秀の『知られざる真実』

岸田首相が衆院解散・総選挙を先送りした。

首相の自己都合解散に正当性はない。

内閣不信任案が可決された場合に、これに対抗するために衆議院を解散することだけが憲法から読み取れる。

天皇の国事行為を政治利用するべきでない。

選挙を実施するには莫大な費用もかかる。

内閣不信任案が可決された場合に衆院を解散する以外、衆議院は任期を満了するべきだ。

とはいえ、首相の自己都合解散が新たに禁止されたわけでない。

岸田首相はこの夏の解散・総選挙が自己都合上、得策でないと判断したから解散を先送りしただけ。

今後も自己都合解散を追求することになる。

しかし、今回の優柔不断対応でチャンスは二度と訪れないのではないか。

岸田暴政を踏まえれば現在の支持率は出来すぎ。

このチャンスを活用しないならチャンスは尻すぼみになるだろう。

解散・総選挙に打って出ることができずに首相退陣に追い込まれることになるのか。

岸田首相のこれまでの実績を見れば、このことが容易に想定される。

内閣支持率は広島サミット終了局面がピークになったと思われる。

内閣支持率の低下傾向が持続するなかで総選挙に打って出るタイミングを見出すことは困難になる。

2021年10月に発足した岸田内閣。

前任の菅義偉氏は首相就任直後の高支持率局面が唯一の解散・総選挙の好機だった。

しかし、政権の実績を示した上で、しかるべき時期に総選挙に進むとしながら、そのタイミングは到来しなかった。

最後は、自民党総裁選への出馬断念に追い込まれ、岸田文雄氏に首相の座を奪われた。

「政権の実績を示した上で、しかるべき時期に総選挙に進む」ことができるのは政権を適切に運営できる能力を保持する首相だけ。

実力がなければ時間の経過はメッキを剥がす効果しか持たない。

菅義偉首相は東京五輪開催を不適切に強行。

コロナへの対応は安倍内閣を引き継いで「後手後手、小出し、右往左往」だった。

解散の機を逃し、首相の座から滑り落ちたのは麻生太郎氏も同じ。

麻生太郎氏は岸田文雄氏に対して解散先送りを勧めたと見られるが、自分の二の舞を岸田氏に演じさせようと考えているのだと思われる。

岸田氏は首相就任直後に衆議院が任期満了を迎え、衆院総選挙に直面した。

立憲民主党が野党分断を推進して自滅したため岸田自民は大敗を免れた。

岸田内閣の高水準の内閣支持率は2022年7月まで持続した。

前任者、前々任者の立ち居振る舞いが傲岸不遜過ぎた。

このため、岸田氏が普通の受け答えをするだけで支持率が上昇。

また、政権発足と同時にコロナ感染が縮小。

その後、コロナ被害はインフルエンザと同等であることが明らかになった。

ウクライナ問題で米国の命令に従順に従うことを不正マスメディアが絶賛し、内閣支持率は高水準で推移した。

岸田内閣は参院選も大過なく乗り切ったが、この後に「何もし内閣」から「とんでも内閣」、「どうしようも内閣」に急変貌した。

岸田氏は安倍首相国葬を強行。

統一協会問題では十分な調査さえ拒絶。

岸田氏が独断専横に転じた途端、内閣支持率は急落。

2022年9月から2023年春まで内閣支持率3割割れという危機状態が続いた。

ところが、年が明けて、日本の主権者が統一協会問題の記憶を薄れさせるのに連動して支持率が再浮上し始めた。

岸田内閣を支えた最大の功労者は立憲民主党。

立憲民主党が自民党以上に不人気であるため、相対的に自民党が浮上した。

この再浮上のピークになったのが広島サミット。

しかし、広島サミットは史上空前の前評判倒れに終わった。

軌を一にして岸田首相子息問題が再浮上。

首相秘書官の子息は更迭された。

支持率浮上の残り火がある間が解散総選挙のラストチャンスだと思われる。

このタイイングでの総選挙を見送ったから岸田首相は次の総選挙を迎えることなく退陣に追い込まれる可能性が高い。

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http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/735.html

記事 [政治・選挙・NHK290] <政界地獄耳>この世の春から一転…政局観のなさを露呈してしまった立民・泉代表(日刊スポーツ)

【政界地獄耳】この世の春から一転…政局観のなさを露呈してしまった立民・泉代表
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202306170000046.html
2023年6月17日7時9分 日刊スポーツ

★15日、記者をぞろぞろと引き連れ、立憲民主党代表・泉健太は「政局を動かしている中心人物」として万能感を感じながらこの世の春を謳歌(おうか)したのではないか。党NC(ネクストキャビネット=次の内閣)に臨んだ泉は「国会がたいへん緊迫している。防衛財源に社会保険料など国民の生活は苦しくなるばかり。岸田総理は聞く力がなく、聞く耳を持たない。最後の最後まで衆参結束して頑張ろう」とあいさつした。間近で泉に接していた複数の議員は泉が明らかに高揚していたのが分かったという。夕方、岸田内閣に対する不信任決議案を16日に衆院に提出する方針を固めたが、直後に首相・岸田文雄は「今国会での解散は考えていない」と発言。

★一転して泉の政局観のなさが露呈した形になった。本来なら、15日にも不信任を提出しないと立憲は覚悟が見せられない。「これでは国対は裏で『解散なし』で握っていたのではないかと疑われかねない。今時点の解散が消えただけで、秋の総選挙の可能性はまだ残る。泉が期待する議席の数値目標ではなく、泉では勝てないと党刷新の動きが加速するだろう。既に野党共闘を進める議員たちが署名を集め始めたが、もう少し大きなうねりが生まれるのではないか」(党中堅員)。

★自民党と公明党がもめているが、すべては選挙協力の話。公明党が支援しないと当選できない現実がある。当然どこかで話し合いが持たれるだろう。一方、泉は連合の顔色を見て選挙協力は維新とも共産ともしないと宣言した。これもどこかでリセットしないと党勢は維持できない。政治家としての経験、胆力、メディアのかわし方、そして人脈、腹芸。いずれにも秀でたものがない泉を“支えても”意味がなく、雑巾がけを学ばせた方が効果は大きい。「わが党には人材がいないというが、まだまだ突破力がある候補者はいる」とある議員は自信を見せた。(K)※敬称略

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/736.html

記事 [政治・選挙・NHK290] どうする泉代表…剛腕・小沢一郎氏が動き立憲衆院53人決起「野党候補一本化で政権交代実現」(日刊ゲンダイ)

どうする泉代表…剛腕・小沢一郎氏が動き立憲衆院53人決起「野党候補一本化で政権交代実現」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/324671
2023/06/17 日刊ゲンダイ


「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」設立会見で、記者の質問に答える小沢一郎衆院議員/(C)日刊ゲンダイ

 泉代表はさて、どうするのか──。立憲民主党は次期衆院選での「野党共闘」「候補者調整」を否定し、単独で戦う方針を打ち出しているが、そんな執行部に対して党内多数が「違和感」と「危機感」を持っていることが分かったからだ。

 立憲民主党の衆院議員12人が呼びかけ人となって「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を設立、16日記者会見を開いた。呼びかけ人は、小沢一郎氏、小川淳也氏、手塚仁雄氏、阿部知子氏、菊田真紀子氏ら党内のグループ横断のメンバー。岸田首相が衆院解散のブラフで野党を揺さぶっていたこともあり、2日程度の急な呼びかけだったが、賛同者はすでに所属衆院議員(97人)の過半数の53人に上り、まだ増えているという。

 設立趣意書では「立憲単独で政権交代を果たすことは困難」「自民・公明連立政権では日本の存立が危ういと考えるすべての勢力が結集すべき」「過去のさまざまな行き掛かりや好き嫌いの感情などは、日本再興の大義の前に、一切捨て去ることを互いに呼びかけたい」と訴えている。

 野党の範囲は「あえて何党とは明示していない」という。

 候補一本化については、小川淳也氏が私見と断りながらも「政権に向かうという思いが本物ならば、他党も含めた予備選も選択肢に入らないはずがない」と発言。

 小沢一郎氏は「各党が全部候補を立てたのでは自民党に勝てるわけがない。候補の一本化、野党間の協力が大事だと思っている人が大多数だ。この思いを、はっきり声に出すことに、有志の会の意味がある」と話した。

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「小沢さんは昔から『野党が与党と1対1で戦えば政権交代できる』と言ってきました。実際、4月の衆院千葉5区補欠選挙は、野党候補が一本化できていれば勝利していた。理念が違うのに野合だという批判には『自公連立はどうなのか』と言い返せばいい。2大政治勢力でいつでも政権交代が起きるという緊張感は、自民党にも日本の政治にもプラスになります」

 泉代表の本気度が問われている。

関連記事
<いよいよ 動き出した!>小沢一郎氏ら11人の衆院議員が発起人、野党候補一本化求める会を設立 50人以上の議員が賛同(日刊スポーツ)
http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/733.html

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/737.html

記事 [政治・選挙・NHK290] 昭恵夫人の直談判不発…衆院「山口新3区」公認は林芳正氏 “安倍後継”の比例優遇どこまで?(日刊ゲンダイ)

昭恵夫人の直談判不発…衆院「山口新3区」公認は林芳正氏 “安倍後継”の比例優遇どこまで?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/324670
2023/06/17 日刊ゲンダイ


ゴリ押ししたが……(C)日刊ゲンダイ

 揉めていた、自民党の衆院山口新3区の候補者調整は、結局、林芳正外相に軍配が上がった。衆院小選挙区の「10増10減」に伴い、定数が4から3に1つ減る山口県。「新3区」の公認をめぐって、3区選出の林氏と、4区選出の吉田真次議員が争っていたが、最後は多くが納得する形で決着した。森山裕選対委員長も「当選確実な方を選んだ」とコメントしてみせた。

 そもそも、ここまで揉めたのは、安倍晋三元首相の後継者として4月の補選で当選したばかりの吉田氏を、「新3区」の公認候補にしようと、昭恵夫人が動き回ったためだ。

「総理候補の林さんと、国会議員になったばかりの吉田さんとでは、ハナから勝負になるはずがなかった。なのに、吉田さんの後援会長に就いた昭恵さんは、自民党の党本部にまで乗り込んで、茂木幹事長に『新3区は吉田さんでお願いします』と直談判していた。しかし、どう考えても吉田さんを公認候補にするわけにはいかないでしょう。山口県では、“林総理”を期待する声も大きい。とうとう、昭恵さんに対して『そこまで騒ぐなら最初から自分が選挙に出ればよかったじゃないか』『一私人なのに党本部に乗り込むのはやりすぎだ』という批判の声まで上がっていました」(政界関係者)

 さすがに、昭恵夫人も、吉田氏が新3区の公認候補になることは難しいと分かっていたはずだが、ここまでハデに動き回ったのは、吉田氏を比例区で優遇してもらうためだとみられている。

 通常、公認争いで選挙区を譲った現職議員は、比例名簿の単独1位や2位に載せられ、優遇される。ほぼ当選は確実となる。ところが、次回の衆院中国ブロックの比例は、これまでとは状況が違うという。

「山口県だけでなく、広島県と岡山県も減員区になったため、次回衆院選では、3人の自民党議員が比例区への転出を迫られます。さらに中国ブロックでは、優遇する必要のある自民議員が3人もいる。吉田議員は最悪、比例名簿の6位にランクされる恐れがある。それもあって、昭恵さんは、あっさり吉田議員の比例転出を受け入れず、粘りに粘って、高く売ろうとしたのでしょう」(政界関係者)

 “安倍後継者”の吉田氏は、どこまで優遇されるのか。

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/738.html

記事 [政治・選挙・NHK290] <3分の1の議員が帰ってこられない>「解散なんてやったら岸田首相がクビ」 自民から不満も(毎日新聞)

※関連記事補足 2023年6月16日 毎日新聞1面トップ 紙面クリック拡大


※2023年6月16日 毎日新聞3面 紙面クリック拡大


「解散なんてやったら岸田首相がクビ」 自民から不満も
https://mainichi.jp/articles/20230615/k00/00m/010/261000c
毎日新聞 2023/6/15 20:54(最終更新 6/16 11:27)


記者団の取材に応じて今国会中の衆院解散を見送ることを表明した岸田文雄首相=首相官邸で2023年6月15日午後6時19分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相が15日、今国会中の衆院解散を見送る意向を表明したことを巡り、自民党内からは「本当に解散なんてしたら、首相がクビだ」などと、解散をほのめかしていた首相に対する不満が漏れた。

 自民ベテランは「何も選挙の準備ができてないのに解散できるわけがない」としたうえで「今、総選挙になれば3分の1の議員が帰ってこられない。首相側近は解散したがるものだが、今、解散なんてやったら、首相がクビになる」と述べた。中堅は「今回のことで首相の求心力が落ちる可能性がある。首相が周りをもてあそびすぎた。次の臨時国会でも首相が同じことをやると、政権がもたなくなる」と話した。

 一方、野党関係者は「解散権をもてあそんだツケは、必ず自民党内から怒りとなって出てくると思う」と、首相の対応を批判した。立憲民主党幹部は「首相は解散をにおわせたり否定したりを繰り返しており、国会やマスコミ、地方の選挙管理委員会で準備してる人たちはハラハラしている。自分の権力の大きさをわかっておらず、国民を愚弄(ぐろう)している」と述べた。

 首相は13日の記者会見で、衆院解散・総選挙について「(会期末の)情勢をよく見極めたい」と発言し、与野党で解散時期に関する臆測が飛び交っていた。

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/739.html

記事 [政治・選挙・NHK290] やっぱり解散言葉遊び しょせん党利党略のセコさと卑しさ(日刊ゲンダイ)

※2023年6月17日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2023年6月17日 日刊ゲンダイ

※文字起こし


衆院本会議で内閣不信任決議案が否決され一礼する岸田首相(C)共同通信社

 やっぱり「解散詐欺」の言葉遊び。またひとつ「先送り」が増えただけである。15日夕、首相官邸のエントランスホール。岸田首相は記者団の前に自ら進んで立ち、「今国会での解散は考えていない」と明言した。

「首相は衆院解散について嘘を言ってもよい」とする不思議な言い伝えの残る永田町で、首相自身が解散の可能性を明確に打ち消すのは前代未聞だ。裏を返せば、そうせざるを得ないほど、永田町には「解散風」が吹き荒れていた。その風を猛烈にあおった張本人も岸田だ。

 通常国会の会期末が近づくにつれ、自民党幹部らは内閣不信任決議案の提出が解散の「大義」になると連呼し、野党を強く牽制。その風に与党内も浮足立つ中、13日の会見で岸田は思わせぶりな発言を放った。

 衆院解散について「会期末間近にいろいろな動きが見込まれる。情勢をよく見極めたい」と強調し、「諸般の情勢を総合判断していく」と含みを持たせてニヤリ。

 これまで「考えていない」と答えるのが常だった言葉の変化に自民党内は騒然。「あそこまで言った手前、不信任案が出されれば首相は引くに引けないだろう」(中堅議員)と早期解散の臆測が強まり、選挙の準備に向けて皆、走り始めた。

 ある閣僚経験者が「もう選挙事務所を確保したらしい」と聞けば、われ先にと街宣車の予約や選挙ポスターの作製を加速。自分が招いた想定以上の嵐に、岸田は「このままでは解散風を抑えようとしてもできなくなる」と恐れをなし、異例の「解散見送り」表明で“火消し”に走らざるを得なかったのが真相だろう。

 なぜなら、どう考えたって早期解散はあり得なかったからだ。

政権支える「重鎮けを怒らせる度胸はない

 本紙は15日付3面で、岸田が解散できない根拠を報じた。まず自民党の立候補予定者が決まっていない選挙区があること。16日、山口3区は林外相で決まり、手を挙げていた安倍元首相の後継は比例単独に回ったが、福岡9区は依然、調整が難航。麻生側近の参院議員と地元市議が意欲を示し、10日に党員投票で候補者を選ぶと決めたばかり。候補者内定は来月13日と悠長な日程で、その間に解散すれば政権を支える麻生副総裁の顔に泥を塗る。岸田にそんな度胸があるわけがない。

 その麻生派の“重鎮”甘利前幹事長の「海外派遣」も根拠のひとつだった。前回は選挙区で敗れて比例復活した甘利だが、次は比例定年制に抵触して重複立候補ができない上、「10増10減」に伴う区割り変更で新設の選挙区から出馬する。今度こそ落選危機の甘利を、岸田は14日にイタリアで行われたベルルスコーニ元首相の国葬に特使として派遣。そのタイミングで解散を打てば岸田は甘利と麻生にケンカを売るに等しい。それができれば逆に褒めたいくらいだ。

 肝いりで普及を急いだマイナンバーカードを巡るトラブルが続出し、内閣支持率は下落傾向。公明党は東京における選挙協力の解消を表明──と大きな不安だらけ。岸田自身、7月には中東歴訪を検討し、リトアニアで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席も調整中だ。7月選挙なら外遊どころではないはずだ。

 そもそも、内閣不信任案の提出だけでは解散の「大義」にはなりやしない。本紙既報の通り、岸田が早期解散を見送ったのは当然なのである。

権力をもてあそんで悦に入る私利私欲の塊

 岸田の思わせぶりな発言はしょせん、野党を揺さぶる卑しい脅し。今国会の最重要法案と位置づけた防衛費増額の財源確保法案を成立させるための茶番に過ぎなかった。

 早期解散に含みを残した発言は、13日に参院財政金融委員会で財確法の採決が見送られた直後に飛び出した。野党側が委員長解任決議案や財務相問責決議案、さらに内閣不信任決議案で徹底抗戦すれば審議はストップ。アッという間に21日の会期末を迎えるところだった。

 岸田発言にまんまと振り回されたのが、野党第1党の立憲民主党だ。選挙準備が進んでおらず、早期解散は避けたいのが本音で、解散誘発リスクにビビって腰砕け。不信任案提出のタイミングを決めあぐねたまま、15日には財確法の委員会採決に応じ、成立のメドが立った途端、岸田は解散を見送ったわけだ。立憲は16日、財確法の成立後に不信任案を提出したが、後の祭りだ。

 岸田の「解散詐欺」に引っかかったのは野党だけではない。大メディアも色めき立ち、政治報道は解散の話題一色。おかげで首相秘書官だった岸田のバカ息子の「公邸忘年会」更迭騒動はかすみ、難民見殺しの入管法「改悪」強行や、性的少数者への偏見に満ちたLGBT法の骨抜きなど、世界に恥ずべき人権無視はてんで批判しなかった。

 大義なき解散風を一緒にあおりまくって、与党の党利党略に手を貸したメディアの罪は重い。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「官邸の記者たちも岸田首相に解散の時期ばかり聞いていましたが、憲法に『解散権』なんて規定はない。『首相の専権事項』『伝家の宝刀』との言い分は、有利なタイミングで選挙がしたい自民党の論理で、党利党略に過ぎません。ただでさえ、恣意的に解散時期は判断されるのに、岸田首相の念頭にあるのは来秋の自民党総裁選のみ。衆院選に勝った首相として無風で総裁選を迎え、あわよくば無投票再選を果たしたいだけです。自己保身しか考えておらず、ロコツなまでに私利私欲をムキ出し。その上、意味ありげな発言で解散風をあおり、右往左往する政界やメディアの反応を楽しんでいたフシすらある。主権者の国民に与えられ、国民のために行使すべき強大な権力をもてあそぶのは国民と民主主義への冒涜です。一国の首相の座に就かせてはいけない危険人物であることがハッキリしました」

「先送り地獄」で年末には七転八倒

 権力をもてあそんだ火遊びには必ず、大きなしっぺ返しが待っている。この間、岸田は解散戦略にとらわれ、選挙に不利となる負担増の決断は何でもかんでも「先送り」でゴマカし続けてきた。

「GDP比2%」の防衛費増額に伴う防衛増税の開始時期はぼんやりしたまま。昨年末の税制改正大綱で「24年以降の適切な時期」として決着を延期した上、16日に閣議決定した骨太の方針では、さらに1年先送り。「25年以降のしかるべき時期とすることも可能」と、回りくどい悪文の見本のような表現で後ろ倒しを示唆した形だ。

 今年度から始まったGX(脱炭素化)投資の財源も当面はつなぎ国債で確保。10年間で20兆円規模の資金供出という大盤振る舞いに伴う安定財源の議論も先送り。年3.5兆円を投じる「次元の異なる少子化対策」も同様だ。骨太の方針では実質的な追加負担を求めないとしながらも、具体的な財源確保策は年末まで先送り。「3.5兆円でも実質負担ゼロ」なんて、まるで怪しい通信販売の売り文句。絵に描いた餅となるのがオチだ。これだけ「先送り」を連発しながら、岸田は「先送りできない課題に答えを出していくのが岸田政権の使命だ」と息巻いてみせる。一体どの口が言うのか。私利私欲首相の支離滅裂に国民はもう辟易だ。

「政権への逆風を避ける狙いで負担増に正面から向き合わなかったツケが、年末にかけて噴出。『先送り地獄』にがんじがらめとなり、七転八倒する姿が目に浮かびます。G7広島サミット以上の見せ場もなく、もはや上がり目ナシ。支持率はダラダラと下がり、大増税を争点に掲げて総選挙に打って出る覚悟もない。党内の求心力を失っていくのは確実です」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 党利党略のセコさと卑しさにあふれ、決断できない“愉快犯”は近い将来、「野垂れ死に」の運命をたどることになる。

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/740.html

   

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