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投稿者 自転車 日時 2000 年 11 月 30 日 20:00:13:

回答先: 専用メガネなしでも本物そっくりに見える3Dディスプレー登場 投稿者 自転車 日時 2000 年 11 月 23 日 11:45:39:

http://www.hotwired.co.jp/news/news/Technology/story/20001127302.html

http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20000926301.html

パソコンモニターも3Dの時代へ
Andy Patrizio

2000年9月25日 3:00am PDT  どんなに努力をしてみたところで、たとえ3Dグ
ラフィックカードを搭載したパソコンであっても、モニターがフラットである
限り、ユーザーに本当の3D映像を見せることはできない。奥行き感を伝えるよ
うに画像が描かれていても、平面スクリーン上に映し出される以上、結局は平
坦なものなのだ。

 だが、本当の3次元画像が実現するかもしれない。ディープ・ビデオ・イ
メージング社(ニュージーランド、ハミルトン)の高価な新型3D液晶モニター
は、本物の奥行きのある画面を提供してくれるのだ。この『ディープ・ビデ
オ』スクリーンは厚さ約13センチの液晶パネルで、実際には2枚のスクリーン
が1つになっている。前面にあるスクリーンは半透明で、ユーザーはそれを通
して後ろの画面の画像も見ることができる。

 デザインは比較的薄型だが、映像は十分な奥行きをつけて再現されるように
なっていると、ディープ・ビデオ社の事業開発責任者であるハミッシュ・マク
ラウド氏は説明する。

 3D映像を実現するためには、この『12bx』液晶パネルを、米マイクロソフト
社の『Direct3D API』をサポートする3Dグラフィックカード2枚を搭載したコ
ンピューターにつなぐ必要がある。このディスプレーは、(標準的なアナロ
グ・ビデオ(SVGA)出力と3D再生をサポートする)マッキントッシュやUNIXなど
の他のシステムでも使える。

 ディープ・ビデオ社では、3Dアプリケーションを設計したい開発者向けに、
『ペンティアム3』搭載マシンと15インチのスクリーンからなる一体型『プ
ロ・デベロップメント』システムも用意している。

 開発者は、アプリケーションを作るときに、2台のモニターを並べて使う必
要がある。左側のモニターには『ディープ・ビデオ』スクリーンの後ろ側に映
し出される映像が、そして右側のモニターには前面に映る映像が、それぞれ現
れる仕組みだ。開発者はディープ・ビデオ社のツールを利用して、前面と後面
の映像をブレンドする。

 ディープ・ビデオ社が最初に狙う市場は、各種のビデオブースや情報セン
ターだ。そういった施設は、より多くのユーザーを惹きつけるよい方法を常に
探しているからだ。だが同社は、このモニターをデスクトップ・パソコン用に
使うことも視野に入れている。

 「各メーカーはどこも、魅力的に見せるために(ディスプレーケースの)色を
変えたりしてきたが、それも出尽くしていると思う。彼らが次に狙いを定める
ものはモニター本体になるだろう」とマクラウド氏は述べる。「実際に奥行き
を表現したり、1つのスクリーン上に2つのアプリケーションを表示したりでき
るディスプレーは、全く新しい発想だ。前と後ろ、2枚のスクリーンを使え
ば、今ある標準的なデスクトップ型モニターが1台で伝えるものの倍の情報を
サポートできる」

 しかし、この技術は高価なため、パソコンでの利用は簡単には進まないだろ
う。12bxは7500ドル、一体型のプロ・デベロップメント・システムは1万5000
ドルするのだ。

 この技術はすぐれたものだが、こういった価格は製品の成功を妨げる大きな
原因となるだろう、と語るのは、ビデオブース市場を専門とするコンサルティ
ング会社、サミット・リサーチ・アソシエーツ社のフランシー・メンデルソン
氏だ。

 「彼らの技術はすばらしいものだが、多くの人はその価格を理由に買い控え
るだろう」とメンデルソン氏。「彼らが思いきって価格を下げない限り、この
製品がディスプレー装置の主流になることは期待できないと思う。だが、これ
はすごい技術だ」

 メンデルソン氏は、この種の画像を一般ユーザーが日常的に使う可能性につ
いては楽観視しなかったが、ある種のビジネスユーザー向けの隙間市場にはな
り得ると感じている。特に、衝撃的なディスプレーが必要とされる見本市は見
込みがある。

 『ロールスロイス』や『フェラーリ』も、隙間市場をターゲットにする自動
車だと、メンデルソン氏は指摘する。「隙間市場向けだからといって、ビジネ
スが成功しないということにはならない。ただ、ユーザー基盤は大きくはなら
ないだろうというだけのことだ」

 ディープ・ビデオ社には米国に製造のための提携企業がある。テキサス州ヒ
ューストンのイノーバ・エレクトロニクス(Innova Electronics)社だ。ディー
プ・ビデオ社では、市場に浸透するにつれて製品の価格は下がると期待してお
り、日本のソニーや韓国のサムスン社など、大手モニターメーカーとの提携に
も積極的に取り組んでいる。


[日本語版:藤原聡美/岩坂 彰]

http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20000529302.html



デスクトップ環境を3Dに
Tania Hershman

2000年5月26日 3:00am PDT  テルアビブ発――ゲーマーやエンジニアたちに
とっては、3次元のコンピューティング環境の効果はお馴染みのものだが、ほ
とんどのデスクトップ・アプリケーションはいまだに、20年前と同じ平べった
い外観のままだ。

 CADやエンジニアリング、ゲームなどの3次元アプリケーションは、3次元技
術が開発された初期のころから、パソコンに現実感を提供してきた。しかしな
がら、ウィンドウズなどのオペレーティング・システム(OS)は頑固にも平板な
ままで、米アップルコンピュータ社の新OS『OS X』でさえも、ほとんど2次元
だ。

 「3次元インターフェースは今のところ、目新しいものという意味合いが強
い」と、技術アナリスト会社米ジョン・ペディ・アソシエイツ社のソフトウェ
ア調査責任者、マイケル・アーリントン氏は言う。「実際に3次元を使って、
コンピューターを使った(日常の)作業に何らかの価値を加えるようなインター
フェースを提供する方法を、実は誰も考え出していないのだ」

 しかし、複数のソフトウェア会社が、日常のデスクトップでの作業に奥行き
をもたらすアプリケーションを開発している。

 イ スラエルのテルアビブにあるクロックワイズ・ソフトウェア社は今月、ウ
ィンドウズOSの上に乗せる3Dレイヤー、『Win3D』を発表した。

 ユーザーは、中央に位置するバーチャルな「中庭」から、オフィスやイン
ターネット、マルチメディア、ゲーム関連アプリケーションなどに分けられた
「部屋」に歩いて行ける。この無料ダウンロードソフトをインストールすれ
ば、ユーザーは、様々なファイルタイプや、インターネットから送られてくる
ニュースまでも、動的な空間に統合することができるのだ。しかし、各部屋内
にある3次元アイコンをクリックすれば、2次元空間に戻って来れる。

 この3次元性は、今後のリリースでさらに踏み込んだものになり、ソフトは
もっとカスタマイズ可能になるだろうと、クロックワイズ社のニール・ローネ
ン最高経営責任者(CEO)は言う。「ユーザーは、自分だけのコンピューター環
境を作れるようになるだろう」

 ローネンCEOは3次元を、ユーザー・インターフェースにとっての必然的な発
展だと考えている。「人はなぜ『DOS』からウィンドウズに移行したのだろう
か? われわれは、3次元が次のパラダイムだと考えている」

 一方、米IBM社ユーザーシステム・エルゴノミクス研究部門の研究者、シュ
ミン・ザイ氏は、現在の多すぎる情報を扱うには、3次元環境はもっと洗練さ
れなければならないと考えている。

 「同じように見えるファイルがあまりにたくさんあるので、先週作成したフ
ァイルが見つけられないといったことが、私にはよくある」とザイ氏。「3次
元を考えるなら、その外観や形状、色、見た目、位置など、手がかりとなる情
報量の多さを考えることになる」

 ザイ氏は、現在出回っている製品を見て、「もっとよいものができる」と感
じている。「さらに研究しなければならないし、歩を進める足がかりとして使
うプロトタイプがいくつも必要だ。これが来年実現するのか、再来年になるの
かはわからないが」

 米マイクロソフト・リサーチのユーザー・インターフェース部門も、ウィン
ドウズの新たな外観を開発している。

 同部門の3次元ユーザー・インターフェース・デザイナー、ダニエル・ロビ
ンズ氏は、「ウィンドウズのユーザー・インターフェースは、たくさんの新た
なユーザー体験を扱うために進化しなければならない。ユーザーの行動の多く
を、認知的なものから知覚的なものに移行したいと思っている」と言う。「わ
れわれは、全てのデスクトップ体験を豊かな3次元環境に置き換えるという作
業にとりかかったばかりだ」

 ロビンズ氏のチームは、将来のユーザー・インターフェースには3次元コン
ポーネントが備わり、ユーザーは狭いフォーカス(例えば1つのファイル)から
広いフォーカス(例えば、ユーザーの環境にやってくる、変化する情報の全体
像)へと素早く切り替えることができるようになると考えている。

 しかしながら、メールを書くといったありふれた作業の多くは、「平べった
い」ままだろう。

 「3次元インターフェースの魔法が起こりはじめるのは、ユーザーが、株式
相場や天気予報、交通情報、メールといった、複数の場所から情報を取ってき
て、複数の項目の関係を見たり、変化するデータの流れの全体像を概観したり
したいと感じるときだ」

 しかしながら、価値の高い3次元インターフェースを制作するためには、
ユーザーがそのような環境をどう使うかに関して、未解決の問題がいまだに数
多く存在する。Win3Dやグラフィックスを多用した3Dゲームは、理想からは程
遠いとはいえ、正しい方向へのステップだと、ロビンズ氏は語る。

 「このようなインターフェースが一般に広まるほど、どのシステムがよく機
能し、どのシステムがうまくいかないのかについての手がかりがたくさん得ら
れるようになるだろう」


[日本語版:中嶋瑞穂/岩坂 彰]





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