白隠禅師と法華経

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投稿者 ずっこけ善財童子 日時 2001 年 6 月 16 日 02:24:21:

回答先: 日蓮曼荼羅の問題点 投稿者 山幸彦 日時 2001 年 6 月 07 日 13:32:31:

臨済宗中興の祖、白隠は法華経に対して、全編因縁話やたとえ話ではないかと
思って失望していた。しかし、四十二歳の頃、法華経の譬喩品に到り、
ちょうどコオロギの鳴く声を聞き、豁然として大悟する。

(白隠禅師坐禅和讃)
衆生本来仏なり 水と氷のごとくにて
水を離れて氷なく 衆生の外に仏なし
衆生近くを知らずして 遠く求むるはかなさよ
たとえば水の中にいて 渇を叫ぶがごとくなり
長者の家の子となりて 貧里に迷うに異ならず
六趣輪廻の因縁は 己が愚痴の闇路なり
闇路に闇路を踏そえて いつか生死を離るべき
それ摩訶衍の禅定は 称嘆するに余りあり
布施や持戒の諸波羅密 念仏懺悔修行等
その品多き諸善行 皆この中に帰するなり
一坐の功をなす人も 積みし無量の罪ほろぶ
悪趣いづくに有ぬべき 浄土即ち遠からず
かたじけなくもこの法を 一たび耳にふるる時
讃歎随喜する人は 福を得ること限りなし
いわんや自ら回向して 直に自性を証すれば
自性即ち無性にて すでに戯論を離れたり
因果一如の門ひらけ 無二無三の道直し
無相の相を相として 行くも帰るも余所ならず
無念の念を念として 謳うも舞うも法の声
三昧無碍の空ひろく 四智円明の月さえん
この時何をか求むべき 寂滅現前するゆえに
当処即ち蓮華国 この身即ち仏なり



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