To Conspiracy Prince

 
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投稿者 PuPu 日時 2000 年 6 月 14 日 00:41:07:

回答先: Re: 断食の次は座禅 投稿者 陰謀王子☆彡 日時 2000 年 6 月 13 日 00:11:56:

>「塵を拭う」作業というのは、きりがない。
>様々な情報や感情を捨て去って「自我」に辿り着いたとしても、
>また日常生活に戻れば、情報はいくらでも入ってきます。
>それを、また拭う。日常に戻る。また禅を組む。繰り返す。
>
>これだと、三年くらいで、つらくなってくるでしょうね。
>
>「本来のこころ」というのが、
>どういうものか、私にはわかりませんが、
>こういうことを仰っていた僧の方がおられました。
>「こころとは本来、塵もつかなければ汚れもつかないものだ。
>それを擦って汚れを落とそうなどとするから、ややこしくなる」
>私も、汚れを落としたいなどと考えていた時期だったので、
>少し反発心は残ったものの、おおむね納得した覚えがあります。


同じような話があります。陰謀王子さんも聞いた事があると思いますが。

弘忍という禅師が門下に印可を与えようという時、
二人の弟子が、自分達の悟境をを歌った詩を作りました。
一人は、高弟の神秀でこう歌いました、
「身は是れ菩提樹、心は明鏡台の如し、時々に勤めて払拭せよ、
塵挨をして惹かしむること莫れ」と。
つまり、心という鏡は常にきれいにして、
塵や埃をつけてはいけないと、言ったわけですよね。

そして、そのお寺で炊事担当をしながら禅境を深めていた、
慧能は神秀の詩を否定し、「菩提本樹無し、明鏡もまた台に非ず、
本来無一物、何れの処にか塵挨を惹かん」と歌い上げます。
菩提という樹も、明鏡という心もない、本来無一物だ、
塵挨のつくものなど無いのだから、払拭の必要もない。

結局のところ、弘忍はその禅法を慧能に伝え、
慧能は南宗禅を確立しました。
しかし、神秀の禅風も北宗禅と呼ばれ広まっていったそうです。
この二人の禅風は、頓悟、漸悟と区別されます。
神秀の、煩悩と悟りを対立的に捉え、迷いを徐々に払拭して
本来の悟りに達するとするのが、漸悟。
一方、慧能はその相対的認識を捨て、修行を通し仏と直結する事、
それそのままが悟りだとし、これを頓悟と呼ぶのだそうです。

もう一つ、この事について面白い話があります。
それは、インドの伝統的な音楽の身に付けかたは、
頓悟的だという事です。
西洋楽器の演奏者は、簡単な練習から始め、
少しずつ難しいものに移っていくという、いわば漸悟的な
step by step の過程を踏みます。
それに対し、インドの音楽家達はヨガ等の精神修養から始め、
その過程で直感的に「芸術体験の真理」を知ることによって
自分達の感性を成熟させ、その後に自らの中にある真理の開放として
実際の演奏を始めるのです。結果、小手先の技術や人為的な複雑性とは
無縁でありながら、巧妙かつ難解な即興演奏が生み出されるというのです。
世界的な、シタール演奏家で作曲家の、Ravi Shankar (Philip Glass
と共作の「Passages」は傑作)等、現代のインドの音楽家も、
この伝統的な過程を踏んでいるのではないのでしょうか。

頓悟という考え方は、「こつこつ努力」や「一歩一歩前に進む」
という考え方を覆します。「人生にゴールはない」等という
言葉もありますが、僕たちは実際にはあるはずのゴールを直視するのを避け、
わざとゆっくりと歩いたり、違う方向に歩いているのかもしれません。

しかし、僕はここで漸悟と頓悟の優越をつけようとしているのではありません。
今、この事は考え中です。現時点では、確かに頓悟に納得は出来ますが、
漸悟の考え方も今の僕には見過ごすわけにはいかないものです。
また、この二つは分けて考えるものではないのかもしれないですね。
頓悟だけ、または漸悟だけで完結というのではなく、漸悟があって
そして頓悟がある、頓悟がありそして漸悟がある、みたいな感じで共存し、
互いに深め合っていくものなのかもしれません。
また、生意気な事言ってすいません。お叱り、承ります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

>>僕はこのホームページで取り扱われている様な、社会に蔓延る
>>虚構に惑わされることなく生きていく為には、その虚構を見破る
>>努力よりも、私達の本来のこころに付いた塵をぬぐう作業が
>>先なんじゃないかなぁと感じています。

>上記について。
>己の「こころの塵を拭う」作業だけでは、私は片手落ちだと感じています。
>「本質」をつかむには、まだまだ私も時間がかかりそうですし、
>皆が「本質」に気づくのを待っていては、
>間に合わないことも、現状を見れば多いでしょう。
>出来ることをやらないのは怠慢だと思うので、
>こうして時間を見ては、無意味に想われるかもしれない投稿を、
>まだ短い期間ではありますが、それなりに続けています。
>同じような考えで、
>こうして情報を提供してくださっている方も多いと思います。

同意致します。 投稿者の方々の熱意と労力、そして深い知識にはいつも脱帽し、
また心から応援しています。 しかし、僕は、この阿修羅さんのページを見ている
方の中で、もし世の中の真実に少し近づく事によって、
少しでも優越感を感じたりするだけの人が居るのであれば、このページの意義
がなくなってしまい, 逆にその人にとっても社会にとっても害を及ぼす可能性
もあると考え、上のような、生意気な事を書き込んでしまったのです。すみません。

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>PuPuさんは、音楽がお好きなようですね。
>その演奏を「見て」いたのは、どんな存在だったんでしょう。

自分自身???
Or was that Him?

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>三十日間におよぶ断食をされたご友人の逸話ですが、
>またお聞かせ願いたいですね。

彼は二十代の始めの頃に、いわゆるアメリカン・スタイルの生活に
深い疑問を抱き、それまでの生活習慣を180度改め、菜食主義、断食、
カラーセラピーなどにより、当時持っていた慢性病を完全に
自己治療した人です。
彼からは、音楽、食事、哲学を通して、いろいろ学ぶことが出来、
また充実した楽しい時間を過ごさせてもらいました。
今は、違う街に引っ越してしまいましたが。
出会いというのは、本当に大事なものですね。



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