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孤独な少年
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投稿者 エンセン 日時 2004 年 1 月 24 日 19:29:36:ieVyGVASbNhvI
 

(回答先: 危険地帯からの脱出 投稿者 エンセン 日時 2004 年 1 月 24 日 19:10:25)

 
孤独な少年


イワンの両眼

イワンは一瞬、目に光を感じなくなり、左右とも、目の前が真っ暗となった。それは、疾走するバスの窓から外の景色を見ていた時のことだった。
なんだろう、と思いながら、はっとして、背筋に鋭い恐怖感が走った。
少年の手は、急いで前の座席の背をつかもうとした。
母親のターニャは、さきほどから子供ふたりの様子を不安の目でながめていたため、その不自然な動作に気づいた。
「どうしたの」
「いや、なんでもない。貧血らしい」
こう答えた時には、すでにイワンの目は少しずつ視力を回復しはじめていた。ゆっくり母親の顔に目を移すと、じっとこちらを凝視している美しい瞳があった。自分が失明していないことを知った歓喜と、ターニャの熱い眼差を受けた幸福感から、イワンは甘く快い響きを胸に覚えた。
──母さんは心配してるな。しかし、まだ大丈夫だ。それにしても、どうしたんだ。本当に何も見えなかったぞ。このバスのなかの人間が平気な顔をしてるのに、俺だけがやられる?そんなバカなことがあるか。畜生、なんだろう。理由さえ分れば、これからどうすればいいか考えられるのに──
イワンがふたたび窓の外に目をやったのは、その時だった。
──あれはなんだ。ヘリコプターだ。かなりの数だな。北へゆく方角だから、発電所に向かってるぞ。おやっ、なぜみんなは拍手をするんだ。救援隊に拍手ってわけか。そうだ、俺だって父さんが助かるようにずっと祈り続けている。あのヘリコプターが父さんを助けてくれるかも知れない──
少年の目の前に、発電所の猛火のなかで働く父親の姿が現われた。
──このままでは、きっと死んでしまう。父さんも、イネッサも、俺も……いや、本当に死んでしまうんだろうか。死んだら、俺は何も感じなくなる。信じられないことだ。本当に何も考えられなくなるのか?しかし、もちろん体がなくなることは確かだ。この体があるから、俺はこうやって考えることができる。それが消えてしまうというのは、一体どういうことだ。父さんや母さんと、もう会えない。話もできない。イネッサの奴と一緒に遊ぶこともできない。この魂は、どこへ行くんだ。待てよ。父さんは、俺がこうやっていることを知らないんだ。バスのなかに閉じこめられて、どこかへ運ばれていることを知らない。俺の目が見えなくなったことを知ったら、どう思うだろう。ああ、離れているのはいやだ。父さんと会いたい。何もかも話してしまいたい。母さんに話したら、心配で気が狂うだろう。それにしても、父さんがどうしているか、俺には分らない。父さんの気持も、俺には分らないのだ。今ごろ苦しんでいるかも知れないのに、俺は父さんに何もできない。俺でさえ、発電所からこれほど離れていながら、体じゅうに針が刺さるように痛いんだから──
イワンは、爆発した原子炉から相当離れた距離まで来たように感じていた。ところが、これは人間の錯覚だったのである。イワンが乗ったバスは、危険なガスが充満するなかを、まだわずかに20キロあまり走ったにすぎなかった。そこはまだ、バスよりずっと速いスピードで風に乗ったガスがすっぽりと彼らを包む、死の地帯だったのである。イワンの肉体は、それを感じとっていた。
──世界はどうしているだろう。俺たちが死ぬことを知っているだろうか。いや、知ってるはずがない。知りようもないではないか。誰も助けてくれないのだ。他人のことなんか、誰も考えやしない。畜生、こんなにゆっくり走って、いつまで俺をここに閉じこめておくつもりだ──
イワンの両眼がふたたび光を感じなくなったのは、その時である。15歳の少年が見上げた空には、野鳥の群が帯を成すように、何十機とも知れないヘリコプターが編隊を組み、南のキエフ方面から発電所に向かって一直線に飛行中だった。
すでに日は傾きはじめ、それまで目もさめるような紺碧に色どられていた大空の一画に、燃え立つような緋色の雲がきれぎれに姿を見せていた。イワンの目が、それらの輪郭をとらえていた。ウクライナの大地もまた、これに調和した浅黒い土の色を反射させ、早春の息吹を感じさせるひわ色の草原がひろがっていた。
この全体の風景が、少年の目のなかでしだいに丸みを帯びてくると、やがて完全な球形に変化した。それはちょうど、水晶の球にウクライナを映し出したような光景であった。この映像は、周囲に不気味な七色の光をともない、小さくまばたくように自ら縮みはじめた。イワンの視界は急速にせばまり、乳白色の濁りが全体をおおいつくした時には、彼の神経がとらえられる鮮明な像はすべて消え去っていた。耳に響くヘリコプターの音だけが、それまでよりいっそう激しく、彼の感覚に襲いかかったのである。
やがてイワンの両眼は、黒いベールで完全におおわれた。
こんどは、彼はゆっくりと反応した。目が見えなくなったという事実を自分の胸に言いきかせ、これから二度とふたたび視力が回復しなかった場合にどのように行動するべきか、それを急いで考えなければならないと考えた。
考えたというより、15歳の男が体内に秘めた鋭い生存本能が、すばやく働いたのである。
イワンは、生来が無邪気な心の持ち主で、あらゆる感情が若々しかった。なにごとにもいちいち義憤を感じ、気の長い話をしていることができない性分だった。その反面で、このような状況のなかでは、まるで老成した男のように瞑想し、最悪の事態が何であるかをつきとめるまで頭を使おうとした。わが身については、ひどく沈着冷静だったのである。
──不思議だ。すっかり何も見えなくなった。ヘリコプターの音も、このバスの音も聞こえるのに、何も見えない。イネッサの体にも触れることができる。バスが揺れている。嘘ではないのだ。俺はまだ死んだわけではない。生きているのだ。目の前にある、この真っ暗な膜は、一体なんだろう。いや、これは膜ではない。俺の視神経がどこかやられたのか、それとも目玉がおかしくなったのだ。不思議だ。俺ぐらい頑丈な人間はいないと思っていたのに、その男からまっ先に失明するとはな。それとも、俺は夢を見ているのかも知れない。悪夢だ。早く目がさめればいいのに、この夢は2日前の夜中からずっと続きっ放しだ。人生がメチャクチャになって、しかも最後まで助かりそうにない。一体、何のために生きてきたのか分らない。このまま終ってしまうわけだ。誰にも考えつかないことが襲いかかって、あっと言う間に世界が変わってしまった。もう残された時間もほとんどない。しかし、投げ遣りになっては駄目だ。俺の人生を決めるのは俺だ。ほかの人間がどのように俺のことを考えようと、それは関係ない。自分で満足できるように生きればいい。目が見えないぐらいで観念する必要はない。そうとも。問題は、どうすればここを乗り切れるかだ。あいつらは、足手まといになりそうだと分れば、隔離して、いずれ俺を処分するだろう。血も涙もない奴らだ。目が見えないことを、あいつらに気づかれないようにする必要がある。それには──


ターニャの驚愕

母親のターニャは、イワンが何を考えて黙りこんでいるのか、露ほどにも気づかなかった。彼女はいま、傍らの娘イネッサが昏睡状態のままでいることに、少しずつ不安を抱きはじめていた。掌のなかに、何本かの巻き毛を握りしめながら、思いあぐねていたのである。
さきほど、自分の髪に手を入れたあと、指にまつわりつくように、それらの毛がふわりと抜けてしまった。何の痛みもなく、このように髪の毛が束となって抜けたことなど、いままでに一度も体験がなかった。
ターニャは、それをイワンに気づかれたくなかった。息子の姿にさりげなく視線を投げると、幸いにも気づいていない様子で、じっと前方を凝視していた。
もう一度だけ髪に手を入れ、ふたたび抜けるかどうかを試そうと迷っていたターニャは、そうしている自分の姿がひどく悲しく思われてきた。夫の胸にむしゃぶりついて、その愛情をひとり占めすることができれば、初めて心が救われただろう。
──アンドレー、なぜここにいてくれないの。なぜ私をここにひとりぼっちにして、行ってしまったの。いえ、分ってるわ。あなたは、私たちよりもっと大変な苦しみを味わっているのね。体じゅうが、ああ、いま、あなたの体がどうなっているか、想像しただけで胸が張りさけるよう。でも、生きていて。お願い。私をひとりにしないで。生きて、帰ってきてちょうだい。私の淋しさを分っていてね。あなたのところへ行きたくても、この子たちを放り出すことはできないのよ。イネッサが心配なの。具合が悪いのだわ。イワンはしっかりしてるわ。どの子よりも、落ち着いて、ずっと考え続けているの。あなたに似ているわ。ねえ、アンドレー、怒らないでね。私の髪が抜けてしまうの。分ってくれるわね。きっと、知らないうちに体がどうかなっているのだわ。あなたさえいてくれれば、こんなことは私にとって何でもない、ただそれだけのことなの。でも、今は、淋しくて、ひどく惨めな気持になってくるの。そう、怒っているのね。あなたは、こういう話をすると、とてもこわい顔をするわ。意気地のない人間は、あなたが一番嫌いだったわね。そんなことが何だって、あなたは言うのよ。でも、分って。甘えたいの。こんなに長いあいだ離れているのは初めてのような気がするほど、もう何年も会っていないみたいだわ。早く帰ってきて。イワンとイネッサのために、早く、ね。そして、私に会いに来て。早く、ターニャのために、ターニャの──
彼女は、イワンに悟られないように用心深く、さり気なく頭髪に手ぐしを入れてみた。だが結果は、同じことであった。今度こそ、まぎれもなく一束の髪が、軽くつまんだ彼女の指のあいだに入ってきた。
ターニャはそれを、そっとコートのポケットに隠し入れた。
しばらく経ってから、彼女は喉に渇きを覚え、水筒を取り出した。カップに水を注いでから、イワンの前にそれを差し出したが、息子は目を開いたままそれを無視していた。
「水を飲みなさい。ねえ、どうしたの」
「えっ」と問い返してから、イワンは、しまったと思った。しかし、彼は、勇気をふるってゆっくりと手を出した。母親の声の様子をさぐり、どのあたりにカップがあるかを見当つけると、その位置めがけて静かに腕を伸ばしたのである。指先に、カップが触れた。
しかし、そのカップを、イワンはつかむことができなかった。ターニャがゆっくりと手の位置を下におろし、息子の態度を観察していた。彼女の目は、驚きのあまり大きく見開かれていた。その前で、イワンの左手が空を切った。
「イワン、おまえ、イワン」
そのターニャの声をさえぎるように、うめくような低い声が、少年の口から漏れた。
「お母さん……何も言わないで……いいかい、何も言わないでいい」
ターニャは、自分が見たものを信じなかった。
彼女はあらためて何も持たない手を伸ばし、息子の目の前に差し出した。
「イワン、私の手を握っておくれ」
しかし、その手は、宙に浮いたままであった。
ターニャが息子の手に触れた瞬間、イワンは激しい力をこめて母親の手をまさぐり、今度は痛いほど強く握ってきた。
ふたりは、石のように黙ったまま、息をこらしていた。
イワンが母親のほうに顔を向けたとき、そこには視線がなかった。15歳の少年の、焼けつくような感情が両肩のふるえに現れていた。
「何でもない。いいね、お母さん。何でもないんだ。これが大変かどうかは僕が決めることだ。こうなった理由は分ってる。だから、そのあとも大体は察しがつく。頭を使えって、そう言ってるお父さんの声が聞こえる。だから問題は、バスが止まってからだ。こういうことは、あまり歓迎されないはずだ。離れないでいて。ね、そうすれば、僕がうまくやってみせる」
不適なほど豪放な言葉が、しかも男臭く感じられるほど泰然とした調子で、一語一語を区切って静かに息子の口から語られるのを聞きながら、ターニャはこれがあの陽気なイワンであったかと、わが耳を疑った。
さきほどからひとりで悩み続けていたイワンの姿が、いまではその深い意味とともに思い浮かび、彼女の胸を刺した。ターニャがコートのポケットのなかで髪を握りしめていたとき、イワンこそ、まだこの歳だというのに人生の極限の思いに沈んでいたことを知って、彼女は激しく自分を蔑んだ。
それは無用の後悔である。だがターニャは、頭の芯までしびれるような感傷に胸をふさがれながら、息子の手に目を落とした。


検問所

「お母さん、あの音は何の騒ぎ」
ターニャが窓の外を見ると、そこに不思議な光景が展開されていた。その服装から見てすぐ農民と分る人びとが群をなし、バスの行手に立ちはだかっていた。彼らは、羊や牛などの動物をひき連れ、避難しているようである。だが、その人びとの様子に、どことなく不自然なものがあった。
「農家の人たちが、喧嘩をしているわ。誰とかしら……あれは……軍隊ね。そうだわ、軍隊よ。あの人たちを追い立てているのだわ。それで喧嘩になっているようだけど」
彼女が見た通り、一帯の農家から追い立てられ、強制的に避難させられた人びとが、ちょうどこのバスの行列に出会ったところだった。
ストレリツォフという名の男が首領格となって、軍人に激しい抵抗を試みていた。
ストレリツォフたちには、彼らの言い分があった。いきなり原子炉が爆発し、たった今まで住んでいたところから立ち退けと言われても、羊と牛はどうすればよいのか。朝早くから床を出て、来る日も来る日もこの動物たちに水をやり、餌を与え、毛並みをそろえ、出産に立ち会い、精も根も使い果たして育てあげてきた。その動物たちは、彼らにとってわが子であり、分身と呼んでもよい。それをすべて放り出して退避しろ、と軍隊が叫んでいるのだ。銃口をつきつけながら。
畑はどうなえるのだ。これもまた、日が昇る前から野良に出て、雪や霜と闘いをくり返し、作物の日誌をつけ、種を選び、肥料をまき、あるいは土にさりげなく目をくれ、指のあいだに泥を握りながら感触を確かめてきた。今年こそは実れよ、と叫びながら地面を掘り起こし、凍てつく寒さのなかを走りまわるように働き続けてきた。
この人たちにとって、牛や羊は動物ではなく、畑の作物も植物ではなかった。学者風情がそのように呼び捨てることを許さない、ストレリツォフたちの生命そのもの、彼らの人生そのものであったのだ。
しかし、軍人は、ものごとを物理的に見ることだけを教えられた、哀れな機械だった。これからの避難にとっておそろしい邪魔物となる動物を置いてゆけ、植物などどうでもよいから、早く逃げろ、とそれだけをくり返した。
ターニャの目に映った情景は、なにごとかを強制された人びとの無念の情と、激しい抵抗だった。彼らは実際、格別に抵抗するつもりなどなかったが、自然に怒りが爆発し、せめて牛や羊を引き連れて行くのだとばかり、おびただしい数の家畜とともに巨大な群をつくっていた。
その様子を母から説明され、いまでは脳裏に状況を思い描くことによって事実を見はじめたイワンである。奇妙な道理だが、これまで肉眼で現象を観察していたときより、はるかに深くその場の様子を自分がとらえているのに気づいた。感情が、それも飛びきり豊かな感情が、ウクライナの平原にふりまかれた。彼の感受性が、姿としては見えない牛や羊のうえにふり注がれた。
イワンの耳には、風のささやきに乗って、ざわめくような牛の声が聞こえた。
「俺だって、死に方ぐらい選ぶぞ」
思わず口をついて出た言葉が、これだった。
しかし、その騒動は、どうやら農民には分のないものだった。あたりをゆるがす銃声が響きわたり、けたたましい悲鳴がこれに続いた。この世に起こる出来事は、それがどれほど当事者にとっておそろしくとも、他人にとっては何でもないことなのだ。農民のうち数人が銃弾に倒れ、それを取り巻く家族が泣き叫んだ。狂ったように、血まみれの親にとりすがる子供の姿があった。
だが軍人たちは、こうして群衆を制圧し、自分たちの意のままに人びとを動かす術を心得ていた。彼らにとっては、人間を殺すことが最上の能力であり、それだけが生きがいだったのだ。
しばらくしてこの場の騒動は、軍人の側に凱歌があがった。
バスの行列は、その結末をあとに見ながら、再びなにごともなかったかのように先を急いだ。一路南へ、目的のない旅を続けた。
バスのなかに閉じこめられたプリピアーチの住民には、生きる目的がなかったのである。逃げることだけを考えていた。しかし、逃げた先に何があるかを想像すれば、その先には何もなかった。
すでに車内では、農民の騒動に刺激を受けた者が、憤懣やる方ない表情で、大声に当局の非難をはじめた。かなりの人間が、腕と言わず脚と言わず、全身に現われはじめた紫色の斑点に恐怖を覚えはじめた。血液が体内で破壊され、皮膚にそのおそろしい結末が映し出されてきた。
髪が抜けたのは、ターニャだけではなかった。初めのうち、人びとはそのことを家族のあいだでひそかに伝えあっていたが、ひとりの若い女性が悲鳴をあげながら脱毛に驚き、泣き叫ぶと、多くの者がそれに呼応した。体の苦痛を黙っていることが鉄則と思いこんでいた彼らも、事態の容易ならぬことを自覚しはじめたのである。
驚くべきことが起こった。
車中では、それまで何ごともなかったかのように振るまっていた人びとが、口ぐちに体の不調を訴え出した。イワンの耳に流れこんできた言葉は、信じがたいものだった。実は、そこは地獄だったのである。
楽に半数を越える人間が、体のどこかに異常な出血を起こしていた。ある男は耳に、ある女は歯ぐきに、ある子供は全身に、不気味な出血が見られた。なかでも内臓の出血が最も顕著で、これが彼らの衣服を汚していた。それを我慢し続け、誰もが他人に気づかれないように必死で隠していたのである。
ほとんどの者が、イワンと同じように肌を刺す痛みをこらえ、目が回るような吐き気に襲われていた。実はこれが、かなり前からはじまっていたのに、彼らは自分なりに希望を見出そうと胸に言い聞かせ、何ごともないふりをし、ヘリコプターの飛来に拍手を送っていたのだ。しかし、ひとりが口に出せば、あとは早いものである。もう黙っている者はいない。血走った目が、彼らの背筋に走る戦慄を物語っていた。
バスは、この地獄に転げ落ちてゆく人間を乗せて走った。そしてついに、ひとつの目的地に到着した。
そこに見えたのは、避難民の行手に立ちはだかる検問所だった。ターニャは思わず口に手をあてた。それからイネッサを揺り起こし、早口でイワンに状況を説明した。少年の顔に、戸惑いの表情が浮かんだ。


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