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天木直人前レバノン大使を迎えた総花シンポが象徴する日本反体制総崩れ反戦空洞化
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/1325.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 05 日 11:41:44:CjMHiEP28ibKM

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『亜空間通信』682号(2003/11/05)
【天木直人前レバノン大使を迎えた「総花」シンポが象徴する日本反体制総崩れ「反戦」空洞化】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
 
 木村愛二注:シンポジウムの語源に関しては、一応の教養人なら常識中の常識であるが、上記の「シンポ」の実態は、誤解も甚だしい日本的な亡国植民地根性カタカナ語ミーハーの典型例、ただし、すこしはましの評価なので、以下の説明例を最初に紹介して置く。
 
---------- 引用ここから ----------
 http://www.take.co.jp/i/pu/matsuo/matsuo06/matsuo06-8.html
VIII.彫刻シンポジウムの歴史
 シンポジウムの語源は、ギリシャ語の「シュンポシア」「シュンポシオン」に由来し、「一緒に酒を飲む」「饗宴」を意味する。現在一般的に使用されているシンポジウムは、一つの問題を共通の場で論じあうことを意味し、プラトンの『饗宴』から使用されるようになったという。彫刻シンポジウムの場合は、一定の場所と期間に公開制作をし、彫刻について論じ、酒宴も共にするという意味合いが強い。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 何も古代ギリシャを崇めることはないが、『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』(わが電網宝庫で無料公開中)の著者としての私は、古代ギリシャの知識人は、ギリシャ人にとっては外国人の古代エジプト人、つまりはアフリカ大陸の黒色人種の系統と考えているから、あまり気にしない。

 ともかく、古代ギリシャの風習を真似るのなら、シンポジウムとやらは、少なくとも、酒食を共にしながら、「一つの問題を共通の場で論じあうこと」でなければならず、名の売れた「文化人」とやらを壇上に並べて聴衆が黙って聴くだけのような現状は、越中ふんどしの美風を忘れた堕落、亡国植民地根性の日本人が、アメリカ人を真似て、パンツを逆様に履いて気取るような滑稽極まる風景なのである。

 それはさておき、本日から3日前の11月2日の日曜日に、どこにでも平和的、非暴力的に「神出鬼没」する主義の私は、以下の「緊急シンポジウム」とやらに参加し、会場の前で参加者に拙著の宣伝チラシを撒き、何冊かの拙著、編著を売り、会場での短い発言の機会をも得た。

 まずは、以下が、その「緊急シンポジウム」の参加呼び掛けである。
 
---------- 引用ここから ----------
緊急シンポジウム 「日本外交と「反テロ」世界戦争 ──天木直人前レバノン大使を迎えて──」
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/954.html
投稿者 レイ 日時 2003 年 10 月 28 日 13:23:16:mRt2rX4ca0PnA

http://give-peace-a-chance.jp/sympo1102/
■■■ 緊急シンポジウム
■■■
■■■ 日本外交と「反テロ」世界戦争
■■■ ──天木直人前レバノン大使を迎えて──
■■■
日時:2003年11月2日(日)14:00〜(開場13:30)
会場:東京大学駒場キャンパス900番教室
入場無料
 日本政府は、国連決議を無視し、国際世論から孤立していたブッシュ米大統領の強硬路線を勢いづけ、イラクの人々を戦火に巻き込んでしまいました。また、「何が何でも対米関係優先」という外務省の態度は、長年にわたる多くの人びとの努力によって築かれてきたイスラム諸国の日本への信頼をいちじるしく損ないました。
 イラク戦争前、そして攻撃が始まってからも、戦争支持政策を見直すよう小泉首相に意見具申したレバノン大使(当時)、天木直人氏の行動は、賞賛されるべきものでした。
 ところが、外務省は意見具申を首相・外相に伝えなかったどころか、天木氏に辞職を勧告し、ついに氏を退官させたことに大きな注目が集まっています。
 そこで、緊急に天木氏をお招きしてンポジウムを開催することにしました。防衛庁出身で、自衛隊海外派遣に反対している新潟県加茂市の小池清彦市長にも駆けつけていただき、政府方針の問題点についてお話しいただきます。
 有識者の方々からもご意見をいただき、日本外交の問題点と、それをわたしたちが変えていくための方法を、みなさまとともに考える機会としたいと思います。多彩で活発な議論を期待しています。ぜひ、ご参加ください。

■ 第一部 天木氏「解雇」事件が問いかけるもの
「さらば外務省」(60分)
天木直人(前レバノン大使)
「日本外交の哲学的貧困」(15分)
山脇直司(東京大学大学院教授・社会哲学)

■ 第二部 いかに変えていくのか? 日本外交の貧困
「国を亡ぼし、国民を不幸にするイラク派兵」(30分)
小池清彦(新潟県加茂市市長)
「新しい世界ビジョンを求めて」(15分)
板垣雄三(東京大学名誉教授、中東・イスラーム研究)
「北朝鮮とどう向きあうか 北東アジアの平和と安定のために」(15分)
岡本厚(岩波書店『世界』編集長)
「日本外交に公共性はあるか?」(15分)
小林正弥(千葉大学教授・比較政治学)
「外交は誰のため?」(15分)
池田香代子(翻訳家・『世界がもし100人の村だったら』再話者)

司会: 下村健一(東京大学・社会情報研究所 非常勤講師)

全発言者によるパネルディスカッション
会場との質疑応答(※事前申し込み 詳細は末尾をご覧下さい)

■ 共催
東京大学駒場教員有志
公共哲学ネットワーク
http://homepage2.nifty.com/public-philosophy/network.htm
CHANCE!pono2
http://give-peace-a-chance.jp/2002fall
http://give-peace-a-chance.jp/

当シンポジウムに関する連絡先
mail: sympo1102@give-peace-a-chance.jp
TEL : 080-1045-8030 (CHANCE!pono2 小林)

■報道機関、ジャーナリストのみなさま
会場の規定により、取材される場合は事前に大学への申請が必要となります。報道機関名、部署、氏名、連絡先を記載の上、10/30(木)までにsympo1102@give-peace-a-chance.jp までお申し込みください。特にテレビカメラを持ち込まれる場合は、必ず事前の連絡をお願いいたします。


■ 質疑応答への参加を希望される方へ
質疑応答は事前申し込みとさせていただきます。必須事項ご記入の上、下記アドレスまでお送りください。
申し込み先:sympo1102@give-peace-a-chance.jp

 ご意見を寄せて頂いた方の中から、当日登壇していただきお話しをお願いする場合があります。
★必須記入事項:氏名(匿名可)、年齢、当日の登壇可否
 登壇可の場合は、電話番号をご記入ください。
★いただいた個人情報はシンポジウム終了後、消去いたします。

※恐れ入りますが、すべてメールでの受付とさせていただきます。※トラブル防止のため、添付ファイルはご遠慮ください。メールに直接ご記入の上、お送りください。お寄せいただいたご意見は、すべて次のURLに掲載させていただきます。
http://give-peace-a-chance.jp/sympo1102/
なお、著しい誹謗中傷がある場合には掲載を見合わせる場合がありますのでご了承ください。
---------- 引用ここまで ----------

 私は、忙しかったし、それほど熱心に質疑応答の機会を求めたわけではないから、上記の「事前申し込み」はしなかった。呼び掛けを見た途端に、ああ、これ、いつものように「幕が開き」、「総花」式の空疎な話ばかり、シンポジウムとは名のみの風の寒さよ、と感じた。当日は小春日和だったが、会場に向かうわが心の底は冷えていた。
 
 総花式も、最近の流行りである。「パネル・ディスカッション」という形式も一時流行ったが、似たようなもので、「てんこ盛り」とも言う。原因は簡単明瞭である。主宰者にはプラトンのような「一つの問題」に関する学識、経験がなく、自信がない癖に、世間で評判の問題に関する集会を開いて、「人集め」をしたいものだから、名の売れた「人寄せパンダ」風の複数の「パネラー」(元の意味は名簿)を並べて見せるのである。
 
 当然、古代ギリシャのプラトン時代のシンポジウムとは、まったく逆の「薄味オンパレード」、何を議論したのか分からなくなるような「お疲れ様」となる。参加者が「不幸にして」多い場合には、集会後の「懇親会」もまったく設定されず、「実行委員だけの反省会」ぐらいで「お茶を濁す」ことになり、「一般聴衆」は不満の塊を胸に秘めて、「お帰りはこちら」となる。ああ、疲れた。
 
 何のことはない、「朝生」とやらの通称の下品な番組の真似でしかない。どうせ一方通行の言論なら、自宅でテレヴィでも見ているほうがましなのである。
 
 それでも今回は、少しはましであった。司会の下村健一とは旧知の仲だが、元TBS記者だけのことはあって、捌き方が上手だった。
 
 中身については、主役の天木直人が、しっかりしているから、その話と対話の討論の部分は面白かった。「またやる」との主宰者側の挨拶にも、今後の期待ができる。
 
 この件は非常に複雑な問題点が多いから、今回は、以上のような「形式」だけの論評に止め、続きを予定する。
 ただし、一つだけ、すでに阿修羅戦争41掲示板に投稿して置いた「パネラー」、「国を亡ぼし、国民を不幸にするイラク派兵」(30分)小池清彦(新潟県加茂市市長)についでだけ、これが最も象徴的な問題点だったので、以下のわが投稿を紹介して置く。

---------- 引用ここから ----------
小池清彦は自衛隊駐屯地に近い市で票を稼ぐ言論詐欺師:Re: 新潟県加茂市長
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/1304.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 04 日 23:22:03:CjMHiEP28ibKM
(回答先: 自衛隊のイラク派遣を行わないことを求める要望書:新潟県加茂市長:小池清彦 投稿者 朝日昇 日時 2003 年 11 月 04 日 22:33:03)

 小池清彦は、元防衛庁の教育局長とかで、自衛隊駐屯地に近い市で票を稼ぐ言論詐欺師なり。
 東大法学部卒で、当時は世間を憚る身分の自衛隊員に憲法違反の自衛隊法を教えていた程度の下司官僚上がりである。
 私は、一昨日の東大駒場の集会で、彼が自分の文章を棒読みするのを我慢して座っているのが、実に不愉快で疲れた。
 投稿の文章を読めば、すぐ分かる。実は、自衛隊の「合法性」を主張しているのである。
 言葉の遊びでしかない。
 私は、彼に聞こえるように大声で、このボロ大学に来る前には防衛大学校、三期生と言った。その時の彼の態度は、竦んでいた。本性見たり!
 再度繰り返す。自衛のための戦力も憲法違反であり、憲法がなくても率先廃止するのが、日本人の歴史的使命なのである。
 小池は、検索調査したら、加茂市の電網宝庫には年齢を記していなかったが、電話で総務課に聞いて、私より半月後の生まれと判明した。著書はまったくない。
 あのこすからいのが、大和心などと言えた面か!
---------- 引用ここまで ----------

 元防衛庁の小役人を「反戦」と勘違いする程度の「平和運動」であれば、ますます心配なのである。 だから、わが主義通りに率直に、「憎まれ愚痴」を放つ。このわが意見について、「一緒に酒を飲む」「饗宴」で「論じあう」ことができないようであれば、どこかで、いじけて、テレヴィでも見ていなさい。

 以上。

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電網速報『亜空間通信』(2001.09.01.創刊 2003.11.05.現在、682号発行済)
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