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「“貨幣”の力を信じる心性」と「“生きた存在”の力を信じる心性」
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/724.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 28 日 15:37:21:Mo7ApAlflbQ6s
 


まっくすさんの『基本スタンス: 世界はもはや"彼ら"の「インフレ指向」を経済行動原理として必要としていない』( http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/718.html )へのレスです。(全体の経緯は見渡せる範囲なので省略させていただきます)
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まっくすさんと極めて刺激的で有意義なやり取りが続けられていることを大いに喜んでいます。
このやり取りに他の多くの方も参加していただければと思っています。
これまで投稿された内容を読ませていただいた印象から、とりわけ、「匿名希望」さん(お亡くなりになったかもしれません)とリーマンさんそしてマルハナバチさんには是非とも加わって欲しいと勝手に願っています。
(心ある政治家にも匿名で参加していただければ何よりです)

今回のレスを読ませていただき、“彼ら”的価値観と日本的価値観、現実的には、それらを基底として現れる言動(政策や活動)の違いを理解する重要性を改めて認識しました。
「マイナス族」と「プラス族」という概念的区分はお見事で、イメージがいろいろと広がりました。
商業活動の原点は、共同体のマイナス性にあると思っています。共同体の一時的な不足ではなく恒常的な不足が商業活動に駆り立て、そのなかで価値観(宗教)も体系化され、貨幣・契約・制度の法的表現が確立されていくと考えています。

商業活動重視は共同体のマイナス(不足)条件の反映であり、生産活動重視は共同体のプラス(充足)条件の反映だと言えると思っています。

それを、タイトルにしたように「“貨幣”の力を信じる心性と“生きた存在”の力を信じる心性」と表現することができると思っています。

“生きた存在”とは、自分たちひとだけではなく、石ころも含むまわりの自然すべてです。
日本人は、ひととしての活動力の結合でまわりの自然に働きかければ、例外的事態を別にして、不足なく生きていけるという確信を持ち続けてきたと思っています。
石ころにも生命を感じとる心性は、自分たち相互の結合だけではなく自然とも結合して活動成果を得ているという実感から育まれたもののはずです。


「“生きた存在”の力を信じる心性」にとっての貨幣は、(活動力及び活動成果)の交換手段ないしそのための支払い手段として認識される傾向が強く、「“貨幣”の力を信じる心性」にとっての貨幣は、マイナス条件を補う富の蓄積手段として認識される傾向が強いはずです。

>■まっくすの基本スタンス

>世界はものもお金も余っている。”彼ら”の意識(行動原理、思い込み)を変えてい
>けば、新しい通貨は”彼ら”の思惑や利害に対立せず、したがって世界支配も、その
>ツールとしての「分断対立」政策や「競争・自由化至上主義」も不要になるのではな
>いか?

「“彼ら”は果たして、ここまでに作り上げた世界の重みに耐える智恵を持っているのでしょうか?」と問いは、ほぼ、このような認識を“彼ら”は持っているのだろうかという内容と言えます。

「世界はものが余っている」かのように現象する経済システムとその発展段階に達しているとみています。

ものが余っていることが、それでもなおそれを手に入れられない人が数十億もいるという現実は棚上げするとしても、経済活動の重石になり経済活動主体の存続を脅かしています。

貨幣経済システムですから、“余っているもの”を余らせないためには、それに見合う貨幣量とその“適正”な配分が必要です。
(過不足が混合しているものがあるなら利潤追求目的で生産活動の調整が行われますが、総体的もの過剰(供給力過剰)は、市場原理では調整できません)

※ まとめてアップしたほうがいいかどうか迷いましたが、皆さんへの呼びかけもしたかったし、コアの部分へのレスにはなっていると判断し、ちょっと出掛けることもあり、ここまででスレッドを別にして書き込みさせていただきました。


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