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どうお答えしていいか戸惑うレス:素人の出鱈目憲法談義【学問的論証に耐えない】
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/813.html
投稿者 リーマン 日時 2004 年 2 月 10 日 22:32:57:FagqpUDXKcu9o
 

(回答先: 素人の出鱈目憲法談義【学問的論証に耐えない】 投稿者 傍観者A 日時 2004 年 2 月 10 日 09:20:26)

今まで、「自分は立派な学校でお勉強したので、頭にはいっぱい知識が詰まっているんだ。」と思っている人をからかうようなニュアンスの文章を書いてしまったのでしょうか、このようなややみっともないレスをつけられてしまいまいました。

しかし、私の書いた文章を読み返して見ますと、まさにそのような「大雑把にいえば大日本帝国憲法は、ドイツ法の影響下のもとに作られたんだ。」と思い込んで(他の要素に目が行かない)日本史や憲法学の初歩を習った人たちへ向けてのメッセージとして書いたものですから、そう信じている人の反発を食らうことは覚悟しなければならないのかもしれません。

もう一度私の言いたいことを繰り返しますと
「大日本帝国憲法は、数人のドイツの学者の協力を得てドイツ法の大きな影響下のもとに作られていることは明らかである。そして、その後日本で憲法学を学ぶ者たちは、ドイツへ留学し、種々の理論的な肉付け(私の表現では飾り付け)を行っていったことも事実である。

しかし、ここで、それらの若い頃学校で身に付けた知識をいったん横において、
「日本にどのような憲法(国のあり方の根本規範)を与えたらよいか。今の日本にふさわしい憲法とはどのようなものか」
、ということを考えて伊藤にアドバイスした人たちはいったい誰なのか、ということを素直に考えてみると、それは「決してドイツ人ではない。もちろん日本人でもない。答えはイギリス人だ。」という結論になる、ということなのです。

どこの国の憲法を参考にしてどんな中身の憲法を作ったか、という問題はここでは直接の問題としていないわけです。

例えば、以下のような場面を想像しています。
伊藤「イギリスさんのアドバイスを得まして、我々にふさわしいドイツの憲法学者の方々を紹介してもらい、また我々も鋭意研究を重ねまして、一応成案を得ることが出来ました。チョッとみていただけませんか。」
赤楯執事(日本管理責任者)「どれどれ、チョッと英文訳版のほうを見せてくれるかね。フムフム、私が骨格としてアドバイスしてあげたことをちゃんと理解してくれたんだね。まあこんなところだろう。いいんじゃないのこれで。ところで発表の段取りだが、、、。」
といったやり取りがあったに違いないよね、ということです。

上の説明で、私の言おうとしていた趣旨がおわかりいただけましたでしょうか?

これら周辺のことを考えてみる際に有益なのは、例えば「なぜ伊藤は、金子(ハーバード留学)、伊東といった少数の人間だけで、こもって草案作成作業をしなければならなかったのだろう。せめて薩長の同派閥のものにも少しぐらい相談したっていいはずなのに。」と考えてみることだと思います。
そうすれば、いままで通説として理解されている説明では腑に落ちない「感覚」が残るはずです。それを切り落として捨ててしまわずに「なんでかなあ」と考えてみることが重要だと思っています。


以下つけたし(傍観者Aさん以外は読む価値ありません)
<私自身、在学中に「少しは」かじった比較憲法学の観点からすれば、リーマン氏の「明治憲法英文原文説」は、到底論証に耐えられるものではない。もう少し、明治憲法とドイツ憲法(および、民法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法に至る第二次大戦以前の日本法に対するドイツ法の圧倒的影響>民法・刑法は現在に至るもドイツ法が基本になっている>対して憲法・刑事訴訟法および民事訴訟法は、条文に関しては程度の差こそあれ米国法の影響が強いが、その「解釈」や「概念把握」については依然、ドイツ法学の影響が残っている)について学ぶことをお勧めする。さもなければ、到底「他人を説得」するだけの論理力を持ち得ない(憲法学や法史学の素養がある人であればあるほど、説得は難しいだろう)。>

ご忠告ありがとうございます。
この手の話は、実は私の本業の部類に属する話でして、いわば現場で毎日悩んでいることでもあります。それが、どうして私がこの手のことに関して素人というように妄想されたのか、よく分かりません。もう少し専門用語を使って堅苦しく文章書いた方がいいのかな。


<主観でものをいっている浅学非才の徒の最悪の見本を見た気がする。
第二次大戦終結前までの憲法学、および米国系憲法に継受する法典の改変後の戦後もなお現在に至るまで、(中略)ドイツ語は必須の教養であったし多くの憲法学者はドイツへ留学した>また戦前の日本の憲法学に影響を与えたのもゲルバーやラーバントといったドイツの憲法学者であった)。>
<私が卒業した都内W大学法学部での憲法講義では、普通に使われていたものだ)。
法学を修めた者にとっては常識以前の知識ではあるが、>

お返しする言葉が見つかりませんが、こういうのを「片腹痛い」というのでしょうか。


<少なくとも国内の「まともな大学」の法学部>

を出たことがご自慢のようですが、このような文章を書く人に対しては私は、
「都内のW大学法学部を自慢したいのかな。 こんな文章を書くことを恥ずかしいと思わない感覚が信じられないヨ。自分の価値観からいえば、最低レベルの発想だヨ。そんなに「まともな大学」だと自慢したいのならはっきり名前をかいたらどう?」って突っ込みを入れたくなってしまうのです。(下品ですみませんが、本音です。)

もう一つ、
阿修羅は、これまで正しいとされてきたことに対して「本当に今まで自分が習ってきたり勉強してきたことが正しいのかを、虚心坦懐に見つめなおしてみる」場だと思っており、例えば憲法学の常識なるものを持ち出して議論するのは、やや筋違いだと思います。(この手の知識はいわば前提です。)
このサイトに集まっている人たちは、学校で習った従来の知識なぞに飽き足らない人たちが集まっているのでしょうから、、、。

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