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日本のとるべき戦略 4
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投稿者 岩住達郎 日時 2004 年 5 月 17 日 06:50:09:TcNSd0ZB71Ujg
 

(回答先: 日本のとるべき戦略 3 投稿者 岩住達郎 日時 2004 年 5 月 17 日 06:47:48)

4.日本固有の哲学を形成すると同時にその哲学を実践する戦略を考える。

日本の知識人に欠けているのは自分の思想を他人に押しつけようとする宣教師的な行動力である。西欧人が武力を使い陰謀を巡らしてでも自分の価値観や思想を他に押しつけようとするのは、そうすることによって政治経済的な実利を得る事だけが目的なのではなく、精神的支配をも目論んでいるからである。しかし、日本人には知識を使うのが目的でなく、知識を溜め込む事を目的とする人が圧倒的に多い。こういう自己満足の為の知識では西欧人と対等に議論を戦わす事も出来ないし、例えどんなに仕事をする才能があっても、到底他民族に対し指導的地位に立つ事は出来ない。ましてや権力を持って他民族を支配する事は全く不可能である。この事は国連の組織内で日本人の占める地位を見れば解る。

日本では、「謙譲」を美徳とする習慣から、自信家を嫌う傾向があるが、それでいて外国人の自信満々な態度を、外国人だからという理由で、非難しない。これだけでも日本人は外国人に対し大きな戦略的な不利を抱えている。西欧人やインド人は極めて自己主張が強く、例え自分の知らない事でも自信満々で自説を押し通そうとする傾向があり、間違っている事を証明されるまで引き下がらない。所が、日本人は例え自分の主張が正しくても外国人に対しては直ぐに黙って引き下がってしまう。日本人にはこの押しの強い図々しさが欠けているから、外国人を自説に賛同させるのに大変な努力が必要になる。

現在の日本政府は日本の主張を論説で押し通すのでなくお金で解決しようとするが、これは最も稚拙な方法であり、莫大なお金を払った上に取るに足らぬ小国からも馬鹿にされる結果となる。又いくら論説で勝ってもそれに伴う武力が無ければ相手は聞き入れない。現在の世界は暴力しか理解しない輩が大部分を占めているという厳然たる事実を日本人は明確に理解せねばならない。話せば分かる、という日本人の価値判断でもって他民族を測ろうとするのは根本的に間違っているのである。この悪弊は直ちに断ち切らねばならない。外交に携わる日本人は外国人の使う価値判断を使って外国人を評価する事を学ぶ必要がある。

従って、外国人との交渉に携わる日本人全てに特別の訓練が必要である。この訓練では謙譲は悪徳と教え、外国語で強引に自説を主張する方法を教える。日本の外務省職員には全員にこの訓練を施し、不適格者は(沢山居るはず)外務省から追放する。どんなに頭が良くても、気の弱い人には国の外交を預けるわけに行かないのだ。この訓練の教官には外国育ちの日本人とインド人、南米人、東欧人など欧米の植民地政策の被害国の人達を採用するのが良い。欧米人や中国人など従来の覇権国の人達は利害関係が絡むので教官として適当でない。

5.日本固有の哲学として「和の哲学」が採用された時はどうするか。

日本には他の民族には見られない「和の精神」が日本列島の自然環境の中で数千年の歴史を通して自然発生しそれが中国伝来の哲学と混合した。又、武士道精神も日本特有の物である。しかし今までの日本の近代化の過程で外国の学問を消化するのに懸命で、現在でも「和の哲学」とか「武士道哲学」と呼べるような体系だった哲学理論は存在していない。しかしながら自然科学や技術の面では既に欧米に追いつき追い越した分野も存在する事は疑問の余地は無い。日本人の能力をもってすれば、体系立った「和の哲学」又は「武士道哲学」が必要である事を認識しさえすれば、急速に優れた理論体系を確立出来る筈である。

その目的で、政府が毎年懸賞論文を募る政策を採るのが良い。賞金には少なくとも毎年一億円を出し、哲学で生活出来る環境を作らなくてはならない。応募資格は当然日本国籍を持ち、日本語で書く事である。こんな所で変な国際協調主義を持ち出して世界中から論文を募集したら「日本固有の哲学まで自分で作れないのか」と世界の物笑いになる。自分の頭で考えて自己を確立する事は他国を排除して利己主義になる事と全く違うのであって、日本固有の哲学を確定化する事は「和の精神」とは矛盾しない。

次に、日本独自の哲学が形成されたとして、其れに基づいて方法論を立て、日本国内での政策立案に使う事は問題無いが、其れを対外政策に応用するには注意が必要だ。他民族にとって、そもそも「和の哲学」は全く異質の物である事を認識せねばならぬ。例えどんなにそれが未来の人類にとって有益な物であろうと、数千年闘争に明け暮れてきた彼らには俄には信じ難いであろう。それを無理に広めようとしても返ってその意図を疑われ反感を買うだけである。従って、先ず日本国内で実践し、日本の平和と繁栄を世界に示し、他民族が自ら試してみようと思うようになるまでは他国に和の哲学を推進するべきではない。これは現在のアメリカが自分達の民主主義を他国に押しつけようとして世界中から反発を食っている事からでも明らかであろう。
(続く)

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