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質問:9.11実行犯および認識方法について
http://www.asyura2.com/0406/war60/msg/177.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 9 月 19 日 18:12:11:0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: Re: 「暴力礼賛・テロ擁護」を徹底的に排す 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2004 年 9 月 19 日 14:41:33)


戦争屋は嫌いださん、久しぶりです。

質問1.
>例えばあなたは911についても、抑圧されたアラブのイスラム原理主義者が実行したテロだと、いまだに思っているんではないですか?


私はいまだに「イスラム原理主義者」だと思っております。貴殿の見解をお聞かせください。

昨年来、私も阿修羅を見続けてきて、これはアメリカ・ユダヤにより仕組まれた謀略だなとは思える節がなきにしもあらずですが、なにしろ世界的なレベルで発生した謀略だと思いますので、この謀略論への確信はもてません。当初は6000人との犠牲者の数がいわれていたのが実際には3000人に修正されたにもかかわらず犠牲者はあまりにも多い。アメリカ・ユダヤが実行したとして果たしてこのような大量虐殺を自国民に強制して世界制覇を実現する必要があるのかどうか。イスラエルが自国民をこのように殺戮してアラブを侵略しことはない。領土的野心からさまざまな露骨な「テロ」(暗殺)を繰り返している。陰湿に動くとしたらアメリカを動かすにはアメリカを怒らせアラブに侵入させるのが最短で簡単な方法だったとは、結果からは言えると思います。

ただこのような謀略をアメリカとユダヤで考え抜き、実行したとするならば、国家破滅に通じる大問題でしょう。

そこでライス補佐官の「予想外の航空機テロは防げなかった」という証言が想起されますが、この証言から読み取れるのは、アメリカの旧来のスタンスがまずテロをやらせてからテロリストとその支援国を叩くというものであり、この戦略をとっていただろうから「予想外」だったのだと思います。小規模なテロとでも思っていたのでしょう。9.11直前にはテロ情報が飛び交っていた事実があります。日本政府への警告もありましたね。

だから「実行犯」が抑圧されたアラブの原理主義者でないとは言い切れないと考えます。諸説は阿修羅で見ておりますが、CIAやモサドの「テロの予測」は存在しても、直接的実行犯としては考えられない。自分たちの謀略だとはとてもいえないのだからやはりどこかのテロリストにやらせる必要があった。ただし、ペンタゴンの突入痕はミサイルによるものだろうと思ってます。

9.11を契機としてアメリカ帝国主義は崩壊の一途をたどっている(終わりのはじまり)という認識があれば、アメリカがみずからの意思で自国を破滅に導くとはにわかには考えられない。侵略を行うための謀略は常に外に向けて行ってきています。この点民主党も同じです。

質問2.
>チェチェンの問題にしてもカスピ海周辺の資源を狙った、ロシア=プーチン以上のワルがロシアをけしかけて虐殺をさせている、という見方だってできるのですよ。とすれば怒りはまずそちらに向けられなければなりません。

これは存在論であって、長壁さんの主張と、結果として同一であり、現にイラクやアフガンで殺戮を繰り返す米英勢力(汚れ役)と仏・露・中国までからめた(それゆえに彼らは「テロ」防止では一致している)領土(シオニズムも含む)や資源をめぐる争いに帰着するのでしょう。

「カスピ海周辺の資源を狙った、ロシア=プーチン以上のワル」とはいかなる勢力でしょうか?
それが「ロシアをけしかけて虐殺をさせている」とは「ロシアは単に虐殺だけやる役割を担っている」という解釈ができます。

しかしこれを言っても始まりますまい。特殊的現実(チェチェン独立運動)における、学校テロに対するロシア国家(プーチン政権)の取った大虐殺という結果が論じられているまさにそのときに、水面下の勢力へ怒りを向けろとは、本質論としては意義がありますが、突入、皆殺し、多数の犠牲者の発生という事態については、この現実を避けているように見えます。

資源をめぐる争いは水面下でもあると思いますが、ロシアはチェチェンの資源を確保するためにはチェチェンを自国領土として押さえておくために、抵抗を根絶やしにしようとしているのが現象として国家テロは働いているわけです。それゆえなぜ異教徒で異民族のロシア人に搾取される必要があるのか、これに対して、チェチェン人は、資源ではなく独立を求めている、自らの資源の所有権はチェチェンにあるわけです。ロシアはこれを絶対に認めないがゆえに数十万人ものチェチェン人を虐殺してきている。

貴殿のテロリスト批判にも一理あると思うのですが、長壁さんがテロリスト礼賛だと決め付けるのは妥当性を欠いていると思います。なぜなら長壁さんが主張しているのは、北オセチアの学校が爆破されたいきさつはロシアによって報道統制がしかれた上で特殊部隊が、計画的に突入してテロリストを皆殺しにした。生徒たちの犠牲など省みることなく情け容赦のない問答無用のやりくちです。その上で、死人に口なしだから相手をテロリスト呼ばわりできるし、突入は交渉の最中の突発事態だったといえるわけです。だから今回の事件は反ロシアであるチェチェンの民衆による(手段を選ばぬ)抵抗運動だというイメージは減殺され、むしろ300人以上の人命を失ったのはテロリストの仕業として押し出している。

したがってプーチンの成せる大量虐殺は現時点ではテロリスト批判以上に糾弾されるべきであると思います。

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