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超巨大カルト、バチカン研究:(3)ユダヤ人教皇ヨハネ・パウロ2世?
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/351.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 25 日 03:12:51: SO0fHq1bYvRzo

超巨大カルト、バチカン研究:(3)ユダヤ人教皇ヨハネ・パウロ2世?


予定では今回は『(3)ユダヤ教カトリック支部?』と名付けるつもりだったのですが、これは第4回に回すこととし、今回は教皇パウロ6世とユダヤ人との関係、および前教皇ヨハネ・パウロ2世の「ユダヤ人疑惑」についてお送りします。

(参照)
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http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/282.html
超巨大カルト、バチカン研究:(1)第2バチカン公会議「カトリックの米国憲法化」
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/299.html
超巨大カルト、バチカン研究:(2)第2バチカン公会議「カトリックのユダヤ化」
http://www.asyura2.com/0401/war48/msg/134.html
イベリア半島「百鬼昼行図」 その7:オプス・デイはカトリック内の「ユダヤ勢力」の代理人か?
http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/605.html
新教皇を支えるシオニスト枢機卿シェンボルン【イスラエルが喜ぶはずだ!】
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/336.html
『オプス・デイ』の最終的目標、世界観について
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超巨大カルト、バチカン研究:(3)ユダヤ人教皇ヨハネ・パウロ2世?

(ここでは私はカトリシズムそれ自体、ユダヤ主義それ自体に対する価値評価は一切行わない。あくまで冷徹に事実を追っていくこととする。)


●前回までに私は、1962〜65年の第2バチカン公会議が、いかにカトリックを、アメリカ合衆国憲法つまりフリーメーソンの理念および「ユダヤ的要素」を本質とするものに、変質させてしまったのか、をご説明した。

そして(2)第2バチカン公会議「カトリックのユダヤ化」の後半で次のように申し上げた。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【引用開始】

第2バチカン公会議以降のカトリックはそれ以前のものとは本質的に異なる。これはいくら強調してもしすぎることはないだろう。もはや「ユダヤ教カトリック支部」と呼んでも差し支えないものとなっているのではないか。

【引用終り】
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

単に教義の上での変化の問題ばかりではなく、バチカンを構成しているスタッフ自体が意図的に「ユダヤ化」を目指してきた、という意味である。前回取り上げたフランツ・ケーニッヒ、アウグスティン・ベア、ワルター・キャスパーといった人物はバチカンの中で決定的な権力をふるうことの出来る最重要人物たちに入る。そして現在の教皇ベネディクト16世を支えるのがカトリック・シオニストのクリストフ・シェンボーンである。

さらに上記の者たちは全員が、この20年間以上バチカンを事実上支配してきたオプス・デイと親密な関係にある。さらにベネディクト16世はバチカン「国務長官」にオプス・デイと極めて親密なアンジェロ・ソダノを任命した。またオプス・デイ自体が最初から「親米・親ユダヤ」の集団であり、保守的カトリックどころか「ユダヤ的要素」によるカトリシズムの破壊としか思えない要素を持つ。(創始者エスクリバー自身にも「改宗ユダヤ人の子孫」という疑惑があるのだが、ここでは触れない。)


●ではそのバチカンのトップに立つ教皇とユダヤとの関係はどうであろうか。まず第2バチカン公会議中の教皇であるパウロ6世から調べてみたい。

次の文章はユダヤ教の団体Valley Beth Shalomから、Rabbi Harold Schulweis Archivesの中にあるA HIGH HOLIDAY RESPONSE TO THE OUTREACH OF POPE JOHN PAUL II(by Harold M. Schulweis:October 17, 2000)の一部である。

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http://www.vbs.org/rabbi/hshulw/highhol_bot.htm
【前略】

ユダヤ教神学者アブラハム・ジョシュア・ヘシェル(Abraham Joshua Heschel)が、第2バチカン公会議のユダヤに対する方針についてベア枢機卿とパウロ6世教皇に会うためにローマに飛んだとき、彼はユダヤ人の宗教指導者ラビたちによって叱り付けられ厳しく非難された。彼らは散々にけなしてこう言った。「我々は君が成功するとは信じない。」ヘシェルの回答は力強く次の点を突いた。「では、あなた方が信用しないから我々は試みるべきではない、とおっしゃるのですか。」エキュメニカル委員会から、ユダヤ人が徐々に教会に加わるように希望する、という打診のための声明がやってきたとき、ヘシェルは次のように答えた。「私は自分の信仰を捨てるくらいならアウシュビッツに行くことを選ぶ。」ローマで教皇パウロ6世を説得してユダヤ人の改宗に関する一文を削除させたのはヘシェルであった。

【後略】
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この論文の題名「教皇ヨハネ・パウロ2世の招きに対する祝うべき返答」からも分かるように、このヘシェルとパウロ6世との会談以後、カトリックは、従来のユダヤ教に対して改宗を迫る姿勢を180度切り替えて、ユダヤ教をそのまま受け入れる、という方針を保持するようになった。上の文中の「エキュメニカル委員会」はキリスト教同士の教会一致を目指すと同時に「他宗教との対話」を進める機関ともなっている。(現在この機関を率いるのはワルター・キャスパーである。)

上に見るように、ユダヤ教会の中ではカトリックがこのように態度を豹変させるなどと考える者は少なかったのだが、ヘシェルにはなぜか十分な確信があったようだ。その確信の一つとして「ホロコースト」効果があったことは上に引用した文章のとおりである。そしてその手引きをしたのが前回申し上げたアウグスティン・ベア(Augustin Bea)枢機卿であり、パウロ6世はこれに従った。


●関連してもう一つ、スペイン語の資料からご紹介したい。これはスペインのあるカトリック団体のサイトLa Verdad(真実)から、EL AMULETO DE PABLO VI Y SUS IMPLICANCIAS EN RELACIÓN CON EL JUDAÍSMO(パウロ6世のお守り札とそのユダヤ主義に関連する共謀)と題されている記事である。

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http://ar.geocities.com/verdadunica/pablo_6/amuleto_de_pablo_vi02.html
【前略】

米国のカトリック教会は、神学的というよりは実用主義的であり、疑いも無くユダヤ的な姿勢を最も効率よく支持し認め援助して、かの有名な公会議での宣言を手に入れるまでになった。ワシントンDCのNational Catholic Welfare Conferenceのヒギンズ(Higgins)神父は、後に米国最高裁の判事になるユダヤ人アーサー・J.ゴールドバーグ(Arthur J. Golberg)と教皇パウロ6世との個人的な会見を実現させた。そしてラビ・ヘシェルも、ボストンの枢機卿カシング(Cushing)の援助によって、シャスター(Shuster)に付き添われて教皇との個人的な会見をすることが出来た。『バチカンでのラビとパウロ6世との会談は、ベア枢機卿とニューヨークの米国ユダヤ人委員会との会議と同様に、秘密を保った状態で行われたものであった。』

【後略】
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前回、ベア枢機卿がヨハネス23世に黙ってユダヤ人に対する決議事項を作成したという事実(バチカンの公式記録)をご紹介したが、上記のヘシェルとパウロ6世との会談も公会議の当時は一切伏せられたままになっていたのだ。「歴史の真実」は秘密の中でつくられるのである。


●次の文章はロシア正教の反カトリック派の声である。"Ecumenism -- A Path to Perdition"(エキュメニズム---破滅への道)いうページから、「バチカンとバビロン」と題された論文の一部である。この筆者は第2バチカン公会議以後に現れたカトリック内部の潮流を、キリスト教を滅ぼすもの、として手厳しく非難している。

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http://ecumenizm.tripod.com/ECUMENIZM/id19.html
【前略】

この神学的近代主義者は、聖書にある歴史とキリスト教の基本的な教義に精力的に反対しているのだが、タイム誌によって「おそらく米国における初めてのローマ・カトリックの聖書学者」として描かれた。このレイモンド・ブラウン(Raymond Brown)神父は教皇パウロ6世によってローマ教皇庁聖典委員会に指名され、バチカンの承認を得て彼は教会世界会議の信仰と秩序委員会に長期間務めている。ブラウンが他の2名のリベラルなローマ・カトリック学者と共に編集する"The New Jerome Biblical Commentary"の中で、彼は彼自身の見方だけでなく、米国、カナダや他の国々にあるローマ・カトリックの大学や神学校を代表する70名の参加者の見方を書いている。これらの著者たちは、イエス・キリストが始原から存在する父なる神の御子---彼は死からよみがえった---ではなく、キリスト教は神による啓示ではなく徐々に進化した人間が作った宗教である、という意見を持つ者たちである。その一方で彼らは、ユダヤ教、イスラム教そして他の非キリストの宗教が真実の神を崇拝しておりイエス・キリストへの忠誠無しで救済を受けると語る教皇【パウロ6世を指す:訳者】とその見方を一致させている。我々の救済者に関するレイモンド・ブラウン神父の思想は、ニューヨークのユダヤ神学協会のラビ、バートン・ヴィソツキィ(Burton Visotzky)に、彼をラビ達の仲間として数えると言わしめるまでのものである。

【後略】
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この論文の題名「バチカンとバビロン」のバビロンとは新約聖書のヨハネ黙示録に出てくる「大いなるバビロン」、終末の時に現れる腐敗・堕落し切った都市のことである。この作者はそれがローマである、と断定しているようだ。

上の文章で、パウロ6世が「ユダヤ教、イスラム教そして他の非キリストの宗教が真実の神を崇拝しておりイエス・キリストへの忠誠無しで救済を受ける」と語っていることが分かる。ただしこれは第2バチカン公会議自体の方針であり、パウロ6世だけでなく、ヨハネ・パウロ2世もこの考えに忠実であったことが、次の文章でも明らかにされる。(これは米国のプロテスタント系と思われる団体のサイトにあるものだが、題名のみを示し翻訳はしない。)
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http://www.aloha.net/~mikesch/non-christians-saved.htm
Pope Says That Non-Christians Can Be Saved! Faith in Christ is NOT Necessary to Salvation!
『教皇は言う。非キリスト者は救われる!キリストへの忠誠は救済に必要では無い!』
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そして注目しなければならないことは、このようなカトリック「変革」の動きが米国を中心に、それも米国ユダヤ人協会とその周辺を基点にして起こっており、そしてそれを受け入れるバチカン内部の勢力がいた、ということだろう。『超巨大カルト、バチカン研究』の(1)と(2)を見直していただきたい。(なお現在オプス・デイの実質的な本部は米国ニューヨークにある。)


●次に、パウロ6世の事実上の後継者ヨハネ・パウロ2世に移ろう。まずブログのサイト、SUPERO FORUMの中にある投稿文からである。ナチス占領下のポーランドで、カトリック教徒の夫婦に引き取られた一人のユダヤ人の幼児が教会に連れて行かれ、養父母はその子に洗礼を授けてほしい、とそこの神父に頼んだ。しかし彼はそれを断った。その若い神父こそ、後にローマ教皇になるカロル・ヴォイティーワその人であった、という話なのだ。As a Young Priest, He Respected Identity of Jewish Child(若い僧侶であったとき彼はユダヤ人の子供のアイデンティティを尊重した)という題がついている。

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http://santificarnos.com/santiblog/index.php/english/2005/01/19/when_karol_wojtyla_refused_to_baptize_an

ローマ、2005年1月18日(Zenit.org):一人の僧侶であったとき、カロル・ヴォイティーワは、信仰上のアイデンティティを尊重する気持ちから、ナチ占領下のポーランドであるカトリックの家族に預けられたユダヤ人の子供の洗礼を授けることを拒否した。

【途中の概略:その男の子の名はShachne Hillerと言い、カトリック教徒Yachowitch夫妻に子供を預けた両親は収容所に送られて戻ってこなかったが、その子は無事に成長し後に米国に渡る。】

Mrs. Yachowitchは、米国でユダヤ人として生き結婚して双子の子供の父親になっているShachne と手紙のやりとりを続けていたのだが、1978年に彼のことについて詳しく語った。
彼は次のように言った。「最初彼女は私に洗礼を受けさせカトリックとして育てようとし、そして一人の若い僧、後にクラコウの枢機卿、今度教皇に選ばれたカロル・ヴォイティーワにそれを思い止めさせられた、と私に告白した。」

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ナチ占領下でユダヤ人の子供を預かるとYachowitch夫妻にも危害が及ぶ可能性が高かったし、洗礼を受けさせた方がShachne Hiller自身にとっても安全だったことに間違いは無い。ではどうしてヴォイティーワはそれを知りながら洗礼を拒否したのか? この文章にはShachne 自身が現在それをどう思っているのか、は書かれていない。

Zenit.orgに掲載されたと思われるこの文章の作者は「ユダヤ人としてのアイデンティティを尊重するがゆえに」としている。普通に考えたら、キリスト教の僧侶ならユダヤ人が改宗する場合は喜んで洗礼を授けるだろう。一人でも改宗者を増やすことは当然「神に喜ばれる行為」のはずだからである。またユダヤ人のままにしておくとその子はもちろんYachowitch夫妻も危険である。にもかかわらず若きヴォイティーワはどうしてあえてこのような行動をしたのだろうか。


●ヴォウティーワとユダヤ人の関係について書かれた一つの文章を見てみよう。Peak TalkというサイトのA FAREWELL TO KAROL WOJTYLA – UPDATEDという記事(2005年4月2日)の一部である。文中のジャーズィ・クルガー(Jerzy Kluger)はヴォイティーワの幼友達のユダヤ人で、バチカンの対イスラエルおよび対ユダヤ政策に多大の影響を与えた人物とされる。

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http://www.peaktalk.com/archives/001192.php
【前略】

しかし彼の保守主義にもかかわらず、彼は多くの分野で因習にとらわれず進んで過去の伝統を破っていった。それがかなりの部分で彼のユダヤ人の幼友達であるジャーズィ・クルガーによって容易にされた動きであったことは、イスラエルと世界中のユダヤ人との和解に向けてバチカンが踏んだステップのどこでもあまり明らかにされてはいない。
「バチカンの人々はユダヤ人を知らない。そして以前の教皇たちはユダヤ人を知らなかった。」クルガー氏はローマからの電話インタビューに応えてこう語った。「しかしこの教皇はユダヤ人たちの友人だ。なぜなら彼はユダヤ人たちを知っているからだ。彼はWadowiceで育ったのだ。」

【後略】
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●文中のWadowiceというポーランドの田舎町についてはThe Tabletというサイトの次の文章(A shrine in Wadowice:by David Willey:1999年9月11日)に詳しく書かれている。その一部を見てみよう。

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http://www.thetablet.co.uk/cgi-bin/register.cgi/tablet-00315

『Wadowiceの寺院』

Wadowiceにある教皇が少年時代を過ごした家は毎年20万人のカトリックの巡礼が訪れている。しかしそこは同時にカロル・ヴォイティーワの以前のユダヤ人地主の孫による所有権の問題がある。BBCのローマ特派員は、その相続人と共にWadowiceに行って、その寺院【ヴォイティーワの生家を指す:訳者】の持つ意味を増大させる機会に出会う。
【中略】
カロル・ヴォウティーワが生まれて育った家はYechiel Balamuthと呼ばれるユダヤ人の大商人の所有だった。
【中略】
戦争勃発の前には1万人の人口中で2千人のユダヤ人がWadowiceに住んでいた。5人に1人である。したがってそこには貸し物件が多くあった。地域の教区の役員は現在この家の家賃を自治体に支払っている。
「この訪問は私にとって非常に感動的だ」とDr Balamuthは管理人たちに語った。「教皇は18年間ユダヤ人たちと共に住んだ。この精神で私たちはこの家をカトリックとユダヤの触れ合いの場にしたいと思う。」

【後略】

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カロル・ヴォウティーワはその生まれ育った環境からユダヤ人に対して非常に強い共感と愛着を持っていたようである。先ほどのA FAREWELL TO KAROL WOJTYLA – UPDATEDという文章の中で、『なぜなら彼はユダヤ人たちを知っているからだ。彼はWadowiceで育ったのだ。』というJerzy Klugerの言葉は、ポーランド出身のユダヤ人たちの間ではほとんど『皮膚感覚』で通用する認識なのだろう。


●一方でヨハネ・パウロ2世が「明らかにユダヤ系である」とする主張もある。これは第2バチカン公会議に反発するカトリックの一部の主張の中で多く見られる。確かに「人種主義的」ではあるがネオナチとは言いがたいだろう。

例えば次のようなものがある。カトリックの一分派のものと思われるサイトCephas Files: Roman Catholicismの中から、Pope John Paul II Had a Jewish Mother?(教皇ヨハネ・パウロ2世の母親はユダヤ人か)という文章である。ただしこれは他の人の投稿に対する返答の形で書かれている。

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http://www.cephas-library.com/catholic/catholic_pope_has_jewish_mother.html

『教皇ヨハネ・パウロ2世の母親はユダヤ人か』

あなたが私に送ってきた記事は、シオニズムとユダヤ主義の「死んだ人間の骨」の真実を覆い隠す、上辺を取り繕った誤魔化し("whitewash")である。ヨハネ・パウロ2世と彼の悪魔的なバチカンの悪臭は同様の誤魔化しのごちゃ混ぜで覆い隠すことはできない。

ヨハネ・パウロ2世は母親の血統はユダヤであり、彼女は彼がまだ小さなガキのころに死んだ。そしてその母方の血筋の「成果」から見ると、私は、彼女の生き残った親族が彼の幼いころにユダヤの秘密組織に引っ張り込んだもの、と推定している。若いカロルがユダヤ人のサッカーチームのメンバーとしてカトリックの隣人に対して試合をした、と伝えられている。もっとひどいものは、ユダヤ人はイエスを救い主として受け入れる必要は無いというデタラメな観念を強調する彼の最近の異端的な声明なのだ。

バチカンはいま空っぽの「ペテロの座」なのだ。そして預言者の言ったように「反キリストの座」になってしまった。誰もが本当のことを知ってもユダヤ主義やシオニズムの反キリストを告発しそこなってしまう。そして現在反キリストのユダヤ人にコントロールされるバチカンは、我々の主であり救い主のイエスに対する重大な罪を犯しているのだ。

【後略】
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●また次のようなものもある。THE FRANCISCANSあるいはSERAPHというカトリック分派のHPからWojtyla's Confession(ヴォイティーワの告白)という表題の文章である。

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http://friarsminor.org/xx7-1.html

世界の視線の中でローマ・カトリック教会に泥を塗る最近の努力を見てみると、ポーランドの名前を持つユダヤ人教皇カロル・ヴォイティーワは、世界中の自覚した「ローマ・カトリック教徒」の上に厚かましくも自分のユダヤ哲学である「集団的罪」を負わせたのだ。カロル・ヴォイティーワはローマ・カトリック全体にとっての「罪」を「告白」したのである。

【後略】
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この文章には、具体的に何に対して何を言ったことを指しているのか、全く書いていないが、著者は`collective guilt'という概念に対して、次のように述べている。

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It is the Khazar Talmudist who believes in collective guilt. Collective guilt is a rabbinical invention to bless extortion. The Roman Catholic Church has never taught such an illogical and irrational concept of morality. Catholic morality is based on the Scriptures and Tradition.
集団的罪を信じるのはハザール・タルムードである。集団的罪は強奪を称えるためのラビによる発明なのだ。ローマ・カトリックは決してこのような非理性的なモラルの概念を教えてはこなかった。カトリックの道徳性は聖書と伝統に基づいたものである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

神学的な意味は解りづらいが、`collective guilt'(一応「集団的罪」と訳したが「連帯責任」の方が日本語的にはぴったりくるだろう)というのは、例えば旧約聖書の中でユダヤの神が命ずる一つの種族の「皆殺し」のような概念かもしれない。あるいは、ある集団の一部の者が誤ったためにその集団、あるいは子孫にいたるまで、全員がその罪をおわねばならない、というようなことかもしれない。この文章の別の場所には、キリストを処刑する際にユダヤ人たちが「十字架にかけろ!十字架にかけろ! その血は我々の子孫の上にかかるように!」と叫んだ、という聖書の一部が引用されている。

この作者はおそらく2000年3月にヨハネ・パウロ2世が行った、カトリックの「過去の過ち」を認め神に許しを乞うミサについて、これを`collective guilt'として反発しているものと思われる。

【参照】
http://www.csd-news.gospeljapan.com/d_base/ronsetsu/2000/000416.html
<論説>中東の平和を求めて 記・油井義昭


●ここでもう一度、最初の方の、ユダヤ人の幼児に対する洗礼を拒んだヴォイティーワを思い出そう。彼が自らの出自を「ユダヤ人」と自覚していたとしたら、自分がカトリックに改宗した(自らの意思でなくても)ことがユダヤ人としての自分にどれほどの重みを持っているかを身に染みて知っていただろう。このように仮定すれば、このユダヤ人の子供にどうしても洗礼を授けることが出来なかった彼の気持ちは十分に理解できる。「命をかけても守るべきユダヤ人としての自らのアイデンティテイ」を、彼が「ローマ・カトリックの教皇」という立場の中で貫いた、と考えてみたら、どうであろうか。

もちろんカロル・ヴォイティーワの出自を直接に証明できる「戸籍謄本」のようなものは、私は見つけていない。ただ、ユダヤ人たちが誇らしげに彼の「親ユダヤ性」を語るとき、彼らの間には『言わずもがな』の了解事項、『皮膚感覚』から来る認識、『空気の匂い』を嗅ぎ取って判る、はっきりした自覚があるような気がしてならない。そしてそれは、この教皇を「ユダヤ人」とまで言わなくても現在バチカンの「ユダヤ性」を厳しく批判するキリスト教徒たちにとっても同様だろう。その一部が我慢できずにあからさまに表現しているだけではないか。

こういったことは、文字を通してしか知る機会の無い者にはなかなか解りづらいことだろう。しかし、例えば日本の中でも同和地区の多い地方では、「○○出身」と聞いただけで、あるいはお互いに表情やしぐさを見ながら一言二言ことばを交わしただけで、『ピンと来る』何かがあるのだ。そして決して口には出さないが目には現れる『沈黙の中の認識』『皮膚感覚』が存在する。これはその感覚を持った事のある者にしか理解が困難だろう。

次の2つの阿修羅投稿を参照していただきたい。必要な部分を引用する。

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http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/274.html
それには私も同意します。少し解説と日本の関係情報など。

【前略】

上のグヤット氏のエッセイでは、ナチの「黒カラス」と呼ばれた「ガス室車」が「10万人のユダヤ人を殺した」というくだりがありますが、私はこれは事実にしてもホロコースト・プロパガンダ同様の誇張があるのだろうと思いました。このことから、彼がイギリス人であることからもシオニズム寄りの立場も持っていることが伺えます。
また、文章としてはダブルミーニングや比喩を多用するところから教養を示すとともに、秘密結社の内情にも通じているように思います。これは、元ロンドンのシティーのトレーダーであり、現在はテレビのドキュメンタリー制作や赤十字などの国際機関への情報提供を行っているという「なりわい」から考えても、「ユダヤ」を名指しで指摘することは出来ない環境にあると思われます。
しかし、そのような環境にある西洋社会人として「ユダヤ」の関与は半ば前提であるというスタンスも感じますが、これは一切具体的な文面には出てきません。私は、敢えてそのように書いているという印象も持ちました。例えば、オプス・デイとシオン修道院を対比させていますが、この「シオン」はユダヤ教に直結する"Zion"と同じであり、それがバチカンに深く関与しているとはっきり書いています。
しかし、そこに「ユダヤ」という語彙を持ち込まないのは、ある種の「マナー」なのだろうという解釈をしています。

【後略】

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http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/309.html
William Cooper著「Behold A Pale Horse」(蒼ざめた馬を見よ)を思い出し

HAARPさんの訳文、大変興味深く読ませていただきました。これを読んでもうかれこれ10年以上になりますが、私が滞米中にカリフォルニアだの一部の学生達の間で愛読されていたWilliam Cooper著「Behold A Pale Horse」(蒼ざめた馬を見よ)を思い出し、書き込みをしたくなりました。
「Behold A Pale Horse」:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0929385225/asyuracom-22
(御存知かもしれませんが、彼は元アメリカ海軍の諜報部員で、1970年代から情報収集を始め、90年に校了。91年にLight Technology Publishingという出版社から出版するのですが、その後まもなく他殺されています)。
内容もこの訳文と酷似しておりますが、やはりバルセロナより愛をこめてさんが書いておられるように「ユダヤ・シオニズムとバチカンとの関係」については書かれておりません。しかし学生達の間ではこのこの両者の関係は言わずと知れた濃厚なものであるという暗黙の了解のようなものがありました。

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●しかしひるがえって考えてみるなら、ヴォイティーワがユダヤ人であるのか無いのか、ということよりも、第2バチカン公会議以降ローマ・カトリックは、もはやそれ以前のカトリックとは本質的に異なったものに変化してしまった、という事実の方が重いだろう。

そしてその変化を実行したのが、20世紀後半のバチカンでありオプス・デイなのだ。ヨハネ・パウロ2世は何よりもオプス・デイの操り人形でしかなかった。彼らが「冷戦」とその解消を演出した勢力の重要な一つであったことは、以前の私の投稿でも明らかにしたとおりである。そしてヴォイティーワが「ユダヤ的な匂い」を発散させていたとすれば、この教団の目的にとってこれほどうってつけの人材はいなかっただろう。

以上のような話が、道徳的・道義的、観点から「良いのか」「悪いのか」は人によって意見が異なるだろうし、好き・嫌いの問題もあるだろうが、
しかし、いま現在、

★キリスト教とユダヤ教という2つの強力な一神教が一つにまとまりつつあり、
その背後に、

★巨大な経済的・政治的・軍事的な力が、
★暴力と犯罪と虐殺を日常的な手段とする世界的な組織が、
★そして情報を操り20世紀の数々の謀略と嘘を作り続けてきた勢力が、
★その残忍で狡猾な顔をむき出しにして控えている、

という事実から、決して目をそらせてはならないのだ!


●かつて「聖母予言」なるものが流行し、ヨハネ・パウロ2世を「純粋のカトリックを守る教皇」としてイメージ付ける内容の本などがいくつか出ていたことを思い出すが、そのバチカンと教皇の実態は今まで申し上げた通りである。この「聖母予言」に引っかかった「陰謀論者」もけっこう多いのではないか。(今頃マリア様、ユダヤの預言者と一緒にベッドの上でつるみながら笑い転げているんじゃないかな?)

次回は、『超巨大カルト、バチカン研究:(4)ユダヤ教カトリック支部』と題して、今までの3部をまとめ、新たな資料を加えて、明確な「現代バチカン像」を描いてみることにしよう。

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