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アンネ・フランクはガス室で死んだ、と叩き込まれる小学生
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 2 月 09 日 06:32:04: SO0fHq1bYvRzo

(回答先: 外野さんへご返答、『ホロコースト』と現代世界について思うこと:あわれな方だ 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 2 月 09 日 00:28:31)

アンネ・フランクはガス室で死んだ、と叩き込まれる小学生


こちらの英国系国際学校の第4学年に通っている日本人の小学生と話す機会があったのですが、その学校の社会の授業でアウシュビッツの話が出て、例によって例のごとくアンネ・フランクが登場し、彼女がガス室で死んだ、と先生に教わった、ということを私に話してくれました。私が「アンネはアウシュビッツに入れられたけど、病気で死んだんだよ。」と教えると、目を丸くして「だって、先生が、毒ガスで死んだ、と言ってた。」

彼女が発疹チフスで死んだことはどんな肯定論者でも知っているでしょう。しかし現実にはどうか。事情をよく知らない一般の人たちは子供のころから「アンネ・フランクはガス室で死んだ」と頭に叩き込まれ、信じ込み、この英国の小学校の先生のように、その「信念」を次の世代に自信たっぷりに伝え拡大再生産しようと努めるわけです。

さらに私が、「アウシュビッツに入れられた人はユダヤ人だけじゃなく、ジプシー(こちらではヒタノと呼ぶ)とかポーランド人とか、ヒトラーに反対する人たちなども、大勢いたんだ。」と言うと、「えっ?でもそんなことは聞かなかったよ。アウシュビッツはユダヤ人を殺す場所じゃなかったの?」

ヨーロッパではこうやって、もはや迷信としか言いようが無い「信仰体系」を幼いときから脳に叩き込まれるわけです。恐怖と無知が話に尾ひれを付けさせ、ちょうどいい加減な生臭坊主が地獄絵図を見せながら地獄の話を「見てきたように」語って、幼い子供や純真素朴な信者たちの頭の中にありもしない血の池や針の山の恐怖が植えつけられるように、「ユダヤ人⇒アウシュビッツ⇒ガス室』の自動的な連鎖反応を起こす脳に作られていくわけです。

私は「何でも聞いただけで信じ込んではいけない。疑ってみなければだめだ。毒ガスだって、疑う人もいるんだ。」とだけ話しておきました。後は大きくなって彼自身が考えるでしょう。

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