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平時の有事化≠ェ始まっている(ブログ:ニュース・ワーカー)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo22/msg/540.html
投稿者 heart 日時 2006 年 5 月 28 日 14:31:34: QS3iy8SiOaheU
 

http://newsworker.exblog.jp/3960304/より転載。

平時の有事化≠ェ始まっている

 ホテルの部屋で前回のエントリー(「沖縄の人々の怒りを共有する」)を書いた後、朝食を取って新聞を読んでいたら「政府が周辺事態法の改正へ」の記事が沖縄タイムスと琉球新報に。共同通信の配信記事(http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20060528/20060528a1550.html)。

(引用開始)
自治体の協力を義務化 周辺事態法改正を検討
2006年 5月28日 (日) 02:00
 政府は27日までに、朝鮮半島はじめ日本周辺で武力紛争などの「周辺事態」が発生した際、空港や港湾の提供など国への協力を地方自治体に義務付ける周辺事態法改正の検討に入った。在日米軍再編が最終合意されたのを受け、日本が直接攻撃される日本有事の場合と同様に自治体の協力を「責務」とし、米軍への支援をより円滑化することが目的。ただ自治体側の反発は必至で法改正は難航が予想される。
(引用終わり)


 在日米軍再編は沖縄だけの問題でなければ、米軍だけの問題でもない。
憲法改悪、9条改憲を待たずして、日米の軍事一体化は、日本の社会を戦争社会に回帰させることを意味する。
その動きが具体的に始まろうとしていることを示している。
自治体と政府の関係は大きく変容する。
自治体は政府に逆らえなくなる。
政府は自治体の意向に縛られなくなる。
そういう意味でも、今、在日米軍再編をめぐって沖縄で起きていることが、日本全体に拡大する。

 これが「格差社会」化と「監視社会」化とともに、日本社会で進んでいる「戦争社会」化だ。
周辺事態法が想定しているのは、日本が武力攻撃を受けるケースではない。
地理的に限定されているわけでもない。
世界中のどこであってもいい。
要は米国が起こした戦争に、日本が全面支援できるようにしたい、ということだ。
周辺≠ニは日米一体の軍事的利害関係の周辺、という意味だ。
これは日本の市民生活から見れば、平時の有事化≠ノほかならない。


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≪関連投稿≫

自治体の協力を義務化 周辺事態法改正を検討―Yahoo!共同通信
http://www.asyura2.com/0601/senkyo22/msg/532.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 5 月 28 日 11:11:39: 2nLReFHhGZ7P6

自治体の協力を義務化 空港や港湾提供など―「中国新聞」
http://www.asyura2.com/0601/senkyo22/msg/533.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 5 月 28 日 11:15:54: 2nLReFHhGZ7P6

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http://newsworker.exblog.jp/3959777より転載。

沖縄の人々の怒りを共有する(ニュース・ワーカー)
2006-05-28 08:34

 26日から沖縄に来ている。
那覇市で新聞労連の青年女性部学習集会に参加し、きのう(27日)、宮古島に入った。
3週間続けて週末は沖縄で過ごしている。
沖縄は梅雨で、宮古島でも今、雨が降っている。
天気予報ではきょう一日、雨が続く。
宮古毎日労組の初団交を挟んで、31日まで滞在する予定だ。

 26日は「太平洋・島サミット」に参加する小泉首相も沖縄入りした。
「沖縄の負担軽減」を強調しているものの、内実は「沖縄の恒久要塞化」にほかならない在日米軍再編の最終報告が公表されて間もない。
いったいどの顔を下げて来たのか、と思う。

 米軍普天間飛行場の辺野古沿岸部移設をめぐっては、沿岸案反対を公約に掲げていた島袋・名護市長がいち早く受け入れに転向=A外堀を埋められた稲嶺恵一・県知事も「政府案を基本とする」ことを認め、事実上、容認した。
基地の県外移設を求める県内世論を一顧だにせず、政府はひたすら日米の軍事一体化に突き進む。
日本全体がオキナワ化≠キることでもあるのに、沖縄に比べ県外の世論はあまりにも鈍いことを感じる。

 小泉首相の沖縄入り前日の25日夜、これに抗議する市民団体や労組の緊急集会、デモが開かれ、激しい雨にもかかわらず1200人が参加したことを沖縄タイムス(「「基地ノー」雨中訴え/緊急県民大会」http://www.okinawatimes.co.jp/day/200605261300_05.html)、琉球新報とも、26日付け朝刊の社会面で大きく伝えていた。
沖縄の地元紙や放送局の労組でつくる「沖縄県マスコミ労組協議会(マスコミ労協)」も、集会とデモに参加した。

 5月14日に平和行進に参加した(過去エントリー「沖縄で歩き考えた「戦争と平和」」http://newsworker.exblog.jp/3913147)際にも、沿道では多くの人が行進団に手を振ってくれた。
移動のタクシーの中でも、ある女性の運転手さんは「難しいことは分からないけど、どうしてこうなってしまうのかと思う。
まったく納得できない」と話していた。
決して爆発的ではないかもしれないが、沖縄の人々の怒りは高まっていることを来るたびに感じる。

 全国から70人近くが参加した新聞労連の26日の集会では、25歳のときに沖縄戦を体験し、家族・親族11人を失った安里要江さんを迎え、体験談を聞いた。
その体験は、「沖縄戦 ある母の記録」(高文研)(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4874981550/250-2831586-9050621?v=glance&n=465392&n=465392&s=books)として一冊の本にもまとめられている。
若い組合員たちはみな、涙とともに安里さんの話を聞いた。

 「わたしは沖縄戦で生かされた。わたしにとって、沖縄戦を語り継ぐことは、生きている限り続けなければいけない務め、生かされた者の務めです」
という安里さんは
「沖縄は日本に復帰したけれども、基地がある限り、本当に復帰したとは言えない。それどころか、さらに新しい基地ができようとしている」
と激しい口調で怒りを口にした。
そして
「皆さんは新聞という本当に大事な仕事をされている。わたしみたいな者のつたない話を、皆さんに聞いてもらうのは失礼かもしれないと思った。でも皆さんの仕事は本当に大事な仕事。基地をなくし、二度と戦争をしない、世界中から戦争をなくすために大事な仕事。だからわたしの話を聞いてもらおうと思って、きょうは来ました」
と話した。
この言葉を胸に刻んでおきたい。

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≪関連投稿≫

<沖縄>「憲法を守らない為政者は、主権者である国民が排除していかなければならない」(ブログ:ニュースワーカー)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo22/msg/128.html
投稿者 heart 日時 2006 年 5 月 17 日 00:20:49: QS3iy8SiOaheU

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