★阿修羅♪ > 議論26 > 525.html
 ★阿修羅♪
映画『花よりもなほ』と反仇討ち、そして日本のメディア・リンチ
http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/525.html
投稿者 けたぐれ后王 日時 2007 年 10 月 08 日 16:39:28: UvPT7J.Q47XFw
 

 この頃、ルワンダが死刑廃止とのニュース。これが今のテレビで取り上げられることもないだろう。で、この野蛮な日本低国では何が起きているかというと、凶悪犯人を殺せ!殺せ!の大合唱である。

 まあ世間が殺せ!と叫んでもそのほとんどが犯人の死刑執行場面を想像することはないだろうが、その世間とは、言い切ってしまえば、すなわち報復の空爆を支持するどこかのアホ国民と目くそ鼻くそなのである。

 こんな事は気づくべき事だが、殺せ!と叫べば、その人間は犯人並の野蛮の領域にはまりこむのである。

 さて大嘘の武士道などというイメージが蔓延する低国日本では、仇討ちもまた美で彩られる。映画によれば、桜が潔く散るのは来年も咲くからだという鋭い指摘があるが、もちろん来年は咲けない人間の死ではあらゆる穴がゆるみ、いろんなものが吹き出てくる。・・・ということは死刑執行の場面でもそういうことが起きているということだ。

 立つこともできない弱った老人を絞首刑で処刑することは残酷の極みだが、それを知っても死刑支持者は意見を変えないのだろうか?

 この映画のように、忠臣蔵の47人ではなく、逃げた二百何十人に視点を当てればまた世間の仇討ちへの見方も変わるかもしれない。そうなれば「法が裁かなければ私が殺す」などいう被害者遺族の発言も又違った受けとられかたをするだろう。

 それにしてもこの映画は日本国民には必見である。明治の軍事クーデターで権力を握った武士どもによってばらまかれた武士道などという大嘘から解放されるきっかけになればいいし、その上に死刑制度も又武士誕生に合わせて始まったことも覚えておこう。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 議論26掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。