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大相撲スキャンダルのズサンな報道〜その裏側に何が?(田原牧)
http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/732.html
投稿者 喫煙者にも権利を! 日時 2010 年 7 月 08 日 09:29:53: U75P.qb8apGDI
 

大相撲スキャンダルのズサンな報道〜その裏側に何が?(田原牧)
<番外編>反社会的な「事実」 (田原牧の「西方からの手紙」)
http://www.the-journal.jp/contents/maki/2010/07/post_5.html

─以下 全文転載─
 このところ、本業である「西方」分析ではなく、国内の身辺雑記めいた話が多くてゴメンナサイ。ついでに、あとひとつだけ気になっている話を手短に記しておきたい。大相撲スキャンダルである。何が気になっているのかというと、報道されている「情報」が杜撰なのだ。新聞記者になって「西方」に重点的に携わる前、私は無名な事件記者の一人だった。そのときの乏しい経験と最近得た情報から、一連の報道の危うさを指摘しておきたい。
★ ★ ★
 このスキャンダルは大きく二分できる。ひとつは「維持員席」問題。もうひとつは野球賭博である。前者についての疑問から始めたい。この話が報じられた際、極道の維持員席での観戦の狙いについて、新聞やテレビでは「大相撲のテレビ中継に暴力団員が映ることで、受刑中の親分を励ますため」という説がまことしやかに流された。
 具体的に話を進めよう。当初、問題となった昨夏の名古屋場所では、観戦していた極道たちとは山口組弘道会の面々で、ここでの「親分」は6代目山口組組長の司忍(本名・篠田健市)受刑者を指していた。しかし、「極道がテレビを通じて親分を励ます」とか「無事を報せる」なんてことがあるのだろうか。私はありえないと断言する。
 この逆はある。つまり、親分が子分を励ますことはある。しかし、その逆、つまり子が親を励ますなんていうことはあの世界では礼を失することであって、ご法度ともいってよい。しかも、来春、出所予定の篠田受刑者は服役先の府中刑務所では長らく「昼夜独居」待遇である。いま現在は不明だが、通常、独居房ではラジオが聴けるだけである。そのことを知らない子分たちではなかったろう。だから、この狙いは警察の創作と記者の鵜呑みとしか思えない。
 そもそも、維持員席というのは協会の経営(収入)安定のために設けられた。形式的には後援してくれる個人や企業などに、プロ野球でいえば「年間シート」のような形で買ってもらうのだが、協会の親方衆が直接、営業に携わることはない。
 携わるのは「お茶屋(相撲案内所)」である。今回のケースでは昨年、高齢で廃業した名古屋のMというお茶屋が差配していた維持員席が問題になった。その昔、プラチナシートだったあの手の席も、現在は必ずしもそうではないという。しかも、場所中15日間、通い続けられるという人はそうはいない。ということで当時、名義はともあれ、実際の席は日々、お茶屋を通じた売買の対象になっていた。
 興業である大相撲と極道の関係は江戸時代に遡るが、その蘊蓄はさておき、お茶屋のMが廃業した際にそれまで扱っていた維持員席の「権利」(飲食店の権利と似たような慣例)は江戸時代から続く浅草が本拠の老舗的屋組織(つまりは暴力団)の「C一家」が預かったという。ところが全国的にも極道間の媒酌人としては格のある「C一家」とてこのご時世、余っているカネはない。
 「C一家」も場所中、15日間の席をさばかねばならない。その一部が名古屋場所となれば、この地域を制圧している同業の弘道会に流れたとしても何ら驚くことはない。極道が大相撲観戦なんてとんでもない、という議論はまた別次元のことだ。
★ ★ ★
 次に野球賭博である。ここでは賭博の違法性とか「善悪」についての議論は省略する。ただし、相撲取りやOBがばくちで身を滅ぼしたなんていう話は昔から枚挙にいとまがない。差し障りの少ないOBでいえば、プロレスに進んだ元前頭の故豊登や元小結・孝乃富士(リング上は安田忠夫)のギャンブル癖は、ファンの間では伝説化している。「公営ギャンブルなら問題はない」という話にはならない。カネ貸しの存在を考えれば分かるだろう。
 注目したいのは今回、解雇された大嶽親方(元貴闘力)の相談先が警察官だったこと(本人の週刊誌上の告白による)である。「週刊新潮」の一報段階から「警察」の介在は記されていたが、記事全体を覆う「反社会的勢力(暴力団)の影」というストーリーと、明るみに出たこの経緯がまったく逆だったことに首をかしげた。
 もっと分かりやすく言おう。ある極道関係者は琴光喜を揺すったという元力士の容疑者を「ヨゴレ」と呼んだ。チンピラ以下の存在という意味だ。「ヨゴレなんかに揺すられて、親分衆の誰かに相談しなかったなんて信じられない」
 つまり、後援者を介してでも、大手組織の親分連中に多少なりとも面識があるのが、大相撲の多数派であって、通常、この程度のトラブルは親分連中に処理を頼めば、即時に鎮火する話だった。実際、一昔前にはしばしば「○×親方のタニマチは山健系」とか「△□親方は弘道会系」なんて話をよく耳にした。それはサイドビジネスへの関与をみていても分かる。いずれにせよ、天下の大関相手に、いい格好をしたいその筋の人など山ほどいる(特に今回は抗争になるような対象ではない)のだ。
 しかし、今回はそうした解決策が採られなかった点がむしろ注目されてよい。すなわち、反理事長派である貴乃花に通じる改革派(琴光喜、大嶽、阿武松らは皆、貴乃花応援団)は「ばくち大好き人間」であるにせよ、極道とは相対的に距離のある人々だったのである。しかし、皮肉にも今回の騒動でその改革派が極道と通じているという暗黙の理由で刺され、切られた。「ちょっと騒動になりすぎはしたが、これで昔ながらの協会に戻る。外部委員会は何もできない。ほとぼりが冷めるまでの辛抱だ」。守旧派からはそんな声が漏れ聞こえる。本質的な協会改革はむしろ遠ざかってしまった。
★ ★ ★
 こう客観的に振り返ってみると、今回の騒動の異常さが浮き彫りになる。つまり、2つのスキャンダルとも最近、極道が大相撲への介入を強めたとか、対応を変えたという問題ではない。縁も切れてはいないが、昔ながらの関係である。変わったのはむしろ、警察や警察を支援する「社会的勢力」の人々といえる。
 では、この騒動は偶然なのか、それとも意図したキャンペーンなのか。少なくとも、この一連の騒動で「反社会的勢力一掃」という台詞が繰り返され、「ヤクザに人権なし」の社会的合意がいっそう強化されたことは間違いない。
 偶然かどうか、騒動の渦中、ヤクザに人権なしの象徴的な事件があった。警視庁は6月30日、他人名義で都内のマンションを借りていたとして、弘道会幹部の森健次容疑者を詐欺の疑いで逮捕した。森容疑者の東京での任務は篠田受刑者の世話である。貸していた知人は居酒屋経営者で森容疑者のタニマチだった。
 知人の空き部屋を借りていたという世間常識では犯罪とは考えにくい容疑なのだが、新左翼の活動家たちにはしばしば適用される手法である。刑事というより、公安手法なのだ。それをついに極道にも使った。かつての「赤軍罪」とか「オウム罪」や「総連罪」と同じノリだ。つまり、法を装いつつ、法の枠外扱いなのである。その存在を抹殺しようということだ。
 「反社会的勢力ならば、超法規的な手法も構わない」ーこの短絡的な発想の怖さは、それが必ずそう思っている当人たちにも跳ね返ってくる点にある。
★ ★ ★
 さて、結論は皆さんに考えてほしい。この降ってわいた騒動の本質はどこにあるのか。
 昨夏の政権交代以降、結局は民主党が全面的に敗北しているが「取り調べ可視化」など権力の暴力装置に対する牽制の動きがあった。一連の動きは極道をスケープゴートにした暴力装置側の「逆襲デモンストレーション」なのか。あるいは公安の新たな食い扶持確保のためか。
 「小沢政治」にもつながるのだろうが、いわゆる「清濁併せ?む」という大人の知恵(これは極道という「社会的存在」がいる理由にも絡む)とか政治への反感、すなわち潔癖主義(「非実在青少年」規制にもつながるだろう)という小児病的なポピュリズムの激流に警察も流されているのか。
 最後に私は相撲が「国技」とは思わないし、興業会社の協会が公益法人であり続ける意味なんてないと思う。この雑文を読んで「極道擁護」と短絡する人々もいるだろう。ただ、新聞記者を名乗っている以上、お国のキャンペーンよりも事実にこだわりたい。たとえ、それが「反社会的」に映ったとしてもだ。
投稿者: 田原 牧 日時: 2010年7月 8日 02:42 | パーマリンク
─転載 終わり─  

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コメント
 
01. 2010年7月09日 16:28:38: moBjE59LSM
被害者もなく、被害届も出ていないのに、この騒動。

ジャーナリストなら、被害者救済の視点で取材して記事を書いてもらいたい。


02. 2010年7月09日 17:47:13: OU45NNHkXI
大相撲で各種の賭博が昔から行われていた(らしい)ことは、誰もが知っている
ことだろう。しかしながら、取り締まりはほとんど行われてこなかった。

1 現時点でやっていたと認めた人間が、かつてやっていた(と思われる)
 人から処罰されるという構図は、通常ではあまり好ましいものではない。
 特に、相撲協会執行部の指導が行われていなかったという点の、組織責任
 が追求されていない。あくまで賭博をした本人の処分が主体である。

2 野球賭博では解雇で、花札賭博なら謹慎で済むのも判りにくい。

3 貴乃花グループのみ、厳罰が下されたという結果からは、貴乃花グループ
 の排除を目的とすると考えるのが妥当

4 警察と暴力団はもともとつながりがあり、単純な暴力団排除だけでは
 説明できない。特に、時期が参議院選挙前というのがあやしい。裏の意図が
 あるだろう。

5 外部理事が、やめ検事、やめ判事であるのがうさんくさい。相撲の利権に
 からんだ権力闘争の疑いが強い。相撲協会側は貴乃花グループを排除する
 ために、手を結んだのだろうが、ひさしを貸して母屋を取られるということ
 になるかも知れない。(相撲協会は世間を知らない)

6 これまでからある八百長疑惑も含めて、相撲協会内部の実態について、
 明らかにされないことが多すぎる。おそらく今回も、この程度で幕引きがはから
 れるのであろう。

7 相撲は「国技」となっており(その結果 公益法人になっている)、ある意味
 で、日本のシンボルであるから、そのシンボルを傷つけることによる、国民意識
 の低下を狙っている可能性がある。(日本を属国とする米国の陰謀)

8 相撲協会は、様々な経緯から判断すると、自浄作用が働らいていない。自浄作
 用の働かない組織は、消えて行くしかないだろう。


03. 2010年7月10日 00:02:40: Kp0TFCuUTc
 
「相撲部屋の元親方と元力士のかたの
二人が、外国特派員協会で会見する
予定だった直前に、
 
ウィルスによるとみられる肺炎で
同時に急死した事件が起きています。」
 
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/142.html
 

04. 2010年7月10日 11:01:03: TTdZ19xLso
大相撲野球賭博問題は異常にマスコミの騒ぎ過ぎ。
これでは長い間、続いてきた大相撲が日本には無くなるように感じる。
モンゴルの旭鷲山、朝青龍、横綱白鵬によって、モンゴルに全ての組織を移動したら良い。そもそも既に日本の力士は横綱を何年張っていないの。海外力士が主体の大相撲です。日本で行うことなどないよ。
モンゴルに行って荒さがしをするマスコミを想像すると面白いね。
記者諸君だって大きな顔して賭博について語れないよ。書いてる君もやっているだろ。

05. 2010年7月11日 09:41:46: 6i9UrJsHdU
少し長期的な視点で見れば、大相撲と言う有望なコンテンツを潰すのは
マスメディアにとっても不利だと言う判断が出来る筈なのですが、
そういう真っ当な判断力さえ失っているのが今のマスコミ。

マスコミは日本プロ野球もJリーグもTVコンテンツとしては潰してしまったし、
相撲ははるかに酷い方法で潰してしまった。
有望なコンテンツをどんどん潰してしまうと、視聴者がどんどん逃げていくだけで。

マスコミそのものが、レミングのごとく集団自殺に突っ走っているかの様。


06. 2010年7月11日 12:00:27: fymVQnT97k
正義の味方づらするマスコミてなんだ。仕事柄、各役所にある記者クラブにいくと記者さんがたが昼前からジャン卓囲んだり、おいちょ株やっていたぞ。あれって金賭けてなかったなんて信じられないんだがな。

07. 2010年7月11日 18:40:26: XJ9eMlz9vk
自分達の官房機密費はどうなったのよ?
おすもうさんのことより、「メディアと金」でしょ。

08. 2010年7月12日 09:56:14: VZWo8b9sHs
「憚りながら」のベストセラーで元後藤組組長から藤井富男との関係を告白された創価学会が、選挙前の集団勤行(唱題)で自らの暴力団との癒着を隠蔽するために、世間の耳目を大相撲に擦り付けたいつもの手口でヤンス。NHKは創価支持だから、被害を被りました。またまた大雨とかワケの解らん理由で投票率は下がりました。一方、大半が創価学会の期日前投票率はアップしています。大分の二重投票公認は十中八九創価公明に違いありません。

09. 2010年7月14日 16:19:53: frgHWXHKbY
 尾崎豊が亡くなる前夜、八角親方(今の代かは知りませんが)と飲んでいた。
たまたま飲んでいて声掛けられたのか、最初から同席か、書いてなかったから分かりない。

「尾崎、モテてるなぁ。女の子らと上手いことやってるんだろ」とか言われて、頭が(プツリ)きれて、・・・」云々、という話、尾崎ファンのHPで読んだ。

 読んだ当時、八角なんて親方いないんだろな、あのHPの話はうそだったのかなぁ、と長いこと思っていた。
 今回の大相撲関連のニュースで、そういう名前の親方がいたんだと知った。

 尾崎はあのころ、そうとう荒れてて、日夜かなりの深酒だったという。
最後(翌未明)は、救急車で運ばれた病院でノタ打ち回っているとき、駆け付けた兄と妻に「きついクスリを飲まされた」と語り、・・・いったん自宅に帰って就寝、数時間後、家人が亡くなっているのに気づいたという。

 死後解剖で、覚せい剤みたいな薬物が、直接、胃袋から検出された・・・。
「深い闇の世界」
 裏の世界の存在を知ってか知らずか、表側(無意識)を歩いていると、ヒトびとは思っている。 なにか自分に関する、事故や事件が起こるまでは・・・。


10. 2010年7月14日 16:44:47: BDDFeQHT6I
野球賭博のハンデ師は全国で12人ほどしか居ないそうなので、ハンデ師を抑えれば野球賭博は撲滅出来る。
そもそも警察はヤクザ組織を潰そうとはしていないのでいつまでも野球賭博が蔓延る状態が続いてきた。
ヤクザは警察の飯の種、相撲取りは成金やヤクザのお座敷芸者、この誰でも知っている事実を無視して大相撲の浄化などとはチャンチャラおかしい。

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