告発人は安藤氏との連絡を終えた後、新谷氏へ連絡を取った。
その際に、日向市に転送された怪文書をＦＡＸで送信し、怪文書の内容を確認させた。
内容の一文の密約は安藤氏の念書を指していると思うが、どの様に思うかと
告発人は問うたが、新谷氏は定規文字に関心を持ち、手が込んでいると感心していた。
告発人はこの状況で感心している場合かと新谷氏を一喝し、電話を切った。
電話で話しても埒が明かない、直接本人の顔を見て話さなければと告発人は思った。

同年12月28日
告発人は新谷氏の個人事務所へ向かい、到着するなり、個人事務所の呼び鈴を鳴らした。
玄関に立つ告発人に新谷氏は驚きを隠さなかった。
驚いている新谷氏をすぐさま知事公舎に向かう様促した。
茫然としている新谷氏に告発人は、この怪文書が何を意味しているか判るかと尋ねた。
答えを聞く間もなく告発人は自分の考えを新谷氏に話した。
この怪文書で告発人を炙り出し、福祉関連窓口を新谷氏に戻す事を策略している。
もし、この件を安藤氏が拒めば、安藤氏の念書で揺さ振りを掛けて行くだろう。
目的の一つである新谷氏が状況を把握していないまま悠長に構えている場合ではないと
捲し立てた。
新谷氏に直ぐに知事公舎に同行する様に言ったが、新谷氏は現場で安全講習を
行った後、冷えた身体を温めるため、酒を煽っていた。
運転する事が出来ない為、平田へ連絡をし、公舎までの運転を頼んだ。

平田が個人事務所に到着するまで小一時間かかるとの事で有った為、
告発人と新谷氏は事務所で待つ事にした。
待って居る間、新谷氏は愚痴をこぼし始めた。
新谷氏と籍を抜いた未亡人　平田　絹子　が勤め先である佐藤工業で来年度の
保険証手続きの際、新谷姓ではなく平田の姓で手続きをしなければならない。
その場合退職を免れない可能性が有る。
なので、再度籍を入れてくれと責められている。
何故その様な事を言っているのか判らない告発人は、平田が来るまで時間が
有るので、事務所に未亡人を呼ぶ様、新谷氏に言った。
程なくして未亡人は新谷氏の個人事務所にやって来た。
告発人は未亡人に新谷氏を責める理由を訊いたが、未亡人は新谷氏と
結婚させてくれの一点張りで、結婚出来なければここで死んでやると
半狂乱に成りながら、己の額を壁に打ち付け始めた。
その頃に平田が到着し、事務所内へと入って来た。
事務所内の現状を見た平田は絶句し、何が起こっているかの判断が付かない
呆然とした表情を浮かべた。

告発人はこの程度の自殺騒ぎに構っている余裕はないと判断し、
早々に未亡人を取り押さえ、話は車の中でゆっくりと訊くので、とりあえず
知事公舎まで同行する様未亡人を説き伏せた。
車中では怪文書が出回っている事、その為に宮崎入りしている事を未亡人に
告げ、この一件の決着が付けば、新谷氏との入籍も考慮してやると言った。
事の重大さを理解できた事と、新谷氏との入籍の希望が繋がった為か
未亡人は告発人に「何かありまして」と言った。
その言葉を聞いていた平田は笑を堪えるのに必死の表情でいたのに対し、
新谷氏の表情は一気に曇っていった。
そうこうしている内に、知事公舎表門に着いたので、新谷氏から到着の連絡を
安藤氏に入れて貰った。
安藤氏は公務が長引いている為、一時間程待つ様新谷氏に告げた。
軽食を摂って安藤氏の連絡を待って居ると、安藤氏から新谷氏に連絡が入り
まだ公務が長引くため、明日の午前中に再度知事公舎の方へ来て貰う様に
依頼された。

これを受け、告発人は皆で近くのホテルに宿泊を提案したが、未亡人が実家に
予定が有ると帰宅を希望した為、一旦戻る事にした。
　

コメント
1. 2015年6月26日 19:29:26 : vU9ISJjVQk まだやってんだ、壮大な痴話喧嘩。自分でWebSiteつくってUpすれば!

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• 風化させてはならない安藤事件。第三十七弾 真実の告発人 2014/8/08 17:44:47 (2)
  • Re: 風化させてはならない安藤事件。第三十七弾 真実の告発人 2014/8/23 17:27:44 (1)
    • Re: 風化させてはならない安藤事件。第三十七弾 真実の告発人 2014/8/31 17:43:48 (0)

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