（略）

*　「伊勢崎賢治 ?@isezakikenji 1月14日
「なぜ日米地位協定は一度も改訂されないのか？」をテーマに二年間指導してきたアメリカ人学生の修士論文（英語）が完成。沖縄現地調査を含め、米軍首脳関係者に深くインタビューした労作でしたが、結論は「アメリカではなく日本政府の側にその意思がないから」。邦訳して出版したいぐらいです。」
　https://twitter.com/astroecology

　よくぞ見つけてきたものです。
　この修士論文の結論は、前々から私が考えていたことと同じです。

　アメリカがそのように強要しているから、というのは、ウソだろう、と。
　日本人が、なぜ戦後の日本が対米従属になっているのか、その本当の理由がわからないので、暫定的に「アメリカのせい」にしてきただけ、と。
　だから、本当の理由さえ明らかになれば、事態の見取り図は大きく変わることになるだろう、と。

　で、今や、本当の理由がわかりました。
　解明したのは、豊下樽彦氏。
　昭和天皇が戦後日本の「対米従属」を要請した、と。

　で、天皇が一度、決定したことは、他の日本人は、どうしたってそれを覆すことはできない。
　このことを前提に、戦後の日本の統治階層は利権構造を構築してきた。
　今では、自分たちの利権構造を守るために、「アメリカには頭が上がらない」と、何も知らない国民に吹聴し、それが戦後日本人の一般常識となった、と。

　日本人というのは、「常識」という単語を目にすると、「お上」と同義に感じる人たちです。
　常識の前には、自分の考え・意見などはゴミだ、と。
　律令理性の自然な動きです。なぜなら、考えや意見の源泉である自我(我思う)が、「お上」に依存しているのが律令理性ですから。

　そういうわけで、ツイッターを拝見していると、ほとんどの人が、この常識にひれ伏しています。
　たとえば、放射能関連では、一貫してなかなか見事なつぶやきをしている非御用学者さん。
　https://twitter.com/Fibrodysplasia

　*　「Fibrodysplasia ?@Fibrodysplasia 3時間
　読売は、CIAが日本を支配するための新聞。自民党も日本を支配するための道具。CIAの指示で官僚機構に法律を作らせて自民党が国家で通す。国民に文句を言わせないために新聞で世論誘導。そういう仕組QT
　「秘密保護法」有識者会議　座長に渡辺恒雄」

　渡辺恒夫の師匠が、ＣＩＡからポダムと呼ばれた正力松太郎でした。
　元祖・日本原発推進派。

　しかし、私は、日本人の誰かがＣＩＡの手先だとしても、自分の利益と合致するからこそ、そうするのだ、と思います。
　ということは、利益に反すれば、いかにＣＩＡの指示だとしても、「はい、その通りにします」とはいかないでしょう。

　完全な奴隷と、自発的奴隷を区別する必要があります。
　戦後日本人の対米従属は、自発的奴隷です。
　そのことを、修士論文の結論が示しています。

　で、そうなることの構造もまた、すでに解明されました。
　あとは、律令理性論が常識になるのをじっと待つだけです。

　事態の真相が周知されるようになると、人々の発想や行動パターンに影響を与え始めるでしょう。

＝転載終了＝
http://8706.teacup.com/uedam/bbs/12681