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チャンネル・デバイダ―は使ってはいけない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1025.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 04 日 13:08:01: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: スピーカーの歴史 _ 何故、過去に遡る程 スピーカーもアンプも音が良くなるのか? 投稿者 中川隆 日時 2018 年 5 月 13 日 17:38:20)

チャンネル・デバイダ―は使ってはいけない

アキュフェーズのチャンデバ「F25」に思う - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年01月04日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ad440410eff7920db2665f61d7df9f2f


昨年末の話だが、アキュフェーズ社の「F25チャンネル・デヴァイダ―」(以下、「チャンデバ」)がオークションに出品されていた。

新品同様ということで、実を言うと大乗り気だった。

個人的にはアキュフェーズ社の製品は総じて見掛け倒しの冷たい音質というイメージを持っているので、アンプ類にはまったくといっていいほど食指をそそられないが「チャンデバ」だけは別かな(笑)。

オークションの解説にはこうあった。

4WAY仕様で、クロスの周波数は 500Hz 3500Hz 8000Hzです。
ALTECの4WAYシステムを動かしておりましたが今度システム変更で出します。F5 、F15、F15L、F20、F25、F25Vと使ってきましたが、作り、部品、音質どれをとってもこのF25が私にとっては最高でした。
F25Vが最後ですが、形こそ似てますが内部の構成はかなりダウンしていると感じました。パーツにも差が大きかったです。

追加してご質問がきましたので少し詳しく述べさせていただきます。
F25は1992年に販売開始され、基本は2WAYです。

本体とラインアンプが2台、フィルターアンプが1台の構成です。周波数ボードはついておりません。

この状態で25万です。使用する周波数に近いボードを買って2WAYとなります。ボードは15000円です。よってスタートは265000円です。

3WAYにするにはフィルターアンプ1台とラインアンプ1台と周波数ボードを買い足しです。アンプはそれぞれ50000円ですので3WAY使用で380000円となります。

今回の4WAYですと同じように必要ですので495000円です。
2WAYでお持ちの方が3WAYにしようとしてもこのラインアンプとフィルターアンプがなかなか手に入りません。お望みの周波数ボードも同じです。
今回は4WAYでお出ししてますので、逆に3WAY,2WAYは可能です。」

以上のとおりだが、実はこのチャンデバを使用する条件が我が家にはバッチリ整っているのだ。

対象となるスピーカーはウェストミンスター(改)で、具体的には次のとおり。
<〜500ヘルツ>

SPユニットはワーフェデールの「スーパー12」(赤帯マグネット付き)

<500〜3500ヘルツ>

SPユニットはこの度購入したグッドマンの大型楕円形ユニット

<3500〜8000ヘルツ>

SPユニットは同じグッドマンの小型楕円形ユニット

<8000ヘルツ〜>

SPユニットはワーフェデールの「スーパー3」ツィーター

そして、これら4つのSPユニットを駆動する真空管アンプ4台は手持ちの9台の中から「より取り見取り」ときている(笑)。

う〜ん、どうしようかと思い悩むうちに我が家に到着したのがこのブログで話題にした「6AR6=6098」シングルアンプだった。

そして、このアンプで駆動する「ウェストミンスター」が凄いハイレベルだったから、結局「チャンデバは止めとこう」の結論に至った。

そして、このチャンデバの落札価格は「22万1千円」で、奇しくも「6098」シングルアンプの購入価格とほぼ同額だった。

北国の真空管博士からは、「このアンプはお値段以上の音質であることを保証します」との折り紙付きなので差し引きでは結局、得したのかな〜(笑)。

後日、オーディオ仲間にこの件を話したところ「それは買わなくて正解でした。ジャズならいざ知らず、クラシックの場合チャンデバを使うと肝心のハーモニーがガタガタになりますよ。ましてやアキュフェーズなんて・・・」

「ハイ、仰る通りだと思います」(笑)。

と、ここまで(ブログを)作成したところで、折よく「チャンデバ愛好家の」のメル友「I」さんからメールが届いた。関連部分を引用させてもらうと、

「自宅のクラシック4ウェイについて、大編成の音楽を、あまり混濁させずスケール感を出してくれます。音場も広いです。

この4ウェイが音場を広く再生する理由として、超内向きという置き方によるところはあるようです。

もうひとつ、4ウェイによる、各ユニットの位相の乱れがかえって分離良く聴かせている、ということも理由として考えられます。マルチウェイのこの傾向は、オーディオを始めた頃から感じています。」

実際に聴いてみないと何とも言えないが、「各ユニットの位相の乱れ」がチャンデバの弱点だが、それが逆に強味になるなんてやはりオーディオは「ケースバイケース」だし、しかもご本人さえ良ければ「それで良し」なんでしょうか(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ad440410eff7920db2665f61d7df9f2f  

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コメント
1. 中川隆[-14916] koaQ7Jey 2020年1月04日 13:11:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1917] 報告
✰ ネットワーク

「ネットワーク」といってもピンとくる方はおそらく少ないだろうと思う。市販の既成スピーカーを愛好している方にはスピーカーボックスの中に内蔵されているので目につくことがなくなおさらだ。

いわば「縁の下の力持ち」的な存在だが、ユニットを単独で購入し2ウェイや3ウェイに編成する人間にとってはこのネットワーク弄りほどオーディオの面白さが凝縮したものは無い。

何しろクロスオーバーの設定次第で音質がころっと変わるんだから〜。

今のところ、パナソニックの2ウェイ式のネットワーク(クロス1200ヘルツ)を3ウェイに加工して使っており、これでも十分満足しているが、クロス―バーが「800ヘルツ前後」と「7000ヘルツ前後」の正式な3ウェイネットワークをぜひ試してみたい気がする。

もちろん、チャンデバを使うことも考えられるがクラシックには合わないと思うので、よほどの良品が安価で手に入らない限り、無視といこう〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53206e745fad6b9d50522319a730e6c7

2. 中川隆[-14517] koaQ7Jey 2020年1月15日 10:04:27 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1441] 報告

新年早々のオーディオ実験 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年01月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6c2c8fe81a931c8f6de5f55b97f9369a


我が家には現在4系統のスピーカーがあって、毎日楽しませてもらっているが、そのうち実験用として重宝しているのが「ウェストミンスター」(改)だ。

とりわけ昨年(2019年)の12月に購入した「大型楕円形ユニット」(グッドマン)によって、飛躍的に応用の幅が広がったのはうれしい限り。

   

何しろこの楕円形ユニットはフルレンジタイプなので低音域から高音域まであらゆる周波数帯域で使えるのが頼もしい。

これまでのところは、1000ヘルツ前後から上の周波数を担当させてきたが、ぐっと下げて500ヘルツから上を担当させてみたくなった。

いったいどんな音がするんだろう!

幸い我が家には2ウェイと3ウェイ兼用のネットワークがある。

2ウェイのときはクロスオーヴァー(以下、「クロス」)は「4000ヘルツ」、3ウェイの場合のクロスは「500ヘルツ」と「4000ヘルツ」となっている。

ちなみに、このクロス「4000ヘルツ」というのには科学的な根拠があって、実はこの辺りが人間の耳にとって一番鈍感な周波数とされており、これはいつぞやのブログでも述べたようにオーディオ誌の実験でも証明されている。

違うユニット同士の音が交差するクロス付近は必然的に音の濁りが発生するが、それを出来るだけ耳に鈍感な周波数付近に持ってきて目立たなくしようという狙いがこのクロス「4000ヘルツ」の設定に読み取れる。

このネットワークはウェストミンスターにはちょっと役不足の感があるので、あくまでも実験用として一つトライしてみようかという軽い気持ちでやってみた。

もし、うまくいったら本格的な3ウェイネットワークを買おうという魂胆である。

ひどい画像ですねえ(笑)。

バナナプラグが使用できないのでこういうことになる。青い線は繋ぎ用として音の劣化を防ぐために「銀線」を2本束ねたものである。

作業には小1時間ほどかかっただろうか。

いつもどおり、ドキドキ、ワクワクしながら音出しをしてみると第一印象としては「悪くないなあ」(笑)。
これまでと比べて予想どおり「スッキリ」した音が出てきた。

箱に容れていたワーフェデール「スーパー12」の守備範囲が1200ヘルツから500ヘルツに減り、その一方、グッドマンの裸の「楕円形ユニットの守備範囲が同じ範囲で増えたのだから全体の響きが変わるのは当然だ。

従前の音が「ハーモニーを重視した音」だとすると今回は「分解能を優先した音」ともいえる。

クロスオーヴァーを換えるだけで、まるでアンプやSPユニットを換えたような音になるのだから非常に面白い。

そして結局、この3ウェイは2日ほど聴いた後で元に戻した。

このウェストミンスターのフロントのショートホーンはクロス1000ヘルツ用に作られているせいもあって、聴いているうちにハーモニーに何がしかの違和感を感じ出したのがその理由。

どうも落ち着かない。

やっぱり最後は「長時間聴いても疲れない音」になるんですよねえ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6c2c8fe81a931c8f6de5f55b97f9369a

3. 中川隆[-13189] koaQ7Jey 2020年3月30日 10:50:12 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1715] 報告

Mr.トレイルのオーディオ回り道


マルチアンプ方式か?ネットワーク方式か? 2020年03月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2d65e08dd1e855d1b874814ddf097f53

JBL 3大ホーン(HL88・89・90)システム3セット共にマルチアンプ方式になりました。自宅システムは出来る限り簡便に使いたいと思って「ネットワーク方式」に拘って来ましたが、「7SPユニット駆動」では1台のアンプでドライブするには負担が大きすぎる・・・と結論しました。

「音質」を考えれば「マルチアンプ方式」ですね。但し、3ウェイだと3台のパワーアンプが必要になります。電源ケーブル・SPケーブル・ラインケーブルも増設しなければなりません。アンプやチャンデバを置くスペースも要ります。(ケーブル類のグレードを揃えなければなりません・・・結構な出費です)

3台のパワーアンプで駆動するメリットは、各アンプ当たりの再生帯域が少なくて済むので「音の密度」アップ(音数アップ)しやすい点ですね。当然アンプ自体の負荷も小さくなります・・・故障しにくくなる?

ネットワーク方式の良さは「使い勝手」だと思います。最小の機器数で構成できます。当然置き場所(スペース)も少なくて済みます。でも低域・中域・高域のバランスをそれぞれを細かく調整は出来ません。難しい処が有ります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2d65e08dd1e855d1b874814ddf097f53


マルチアンプ化して約2週間 サウンドが変わりだした 2020年03月12日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9ac829031a3d2cb0db5be38a2efe1b89

自宅システムをマルチアンプ化したのは先月2月25日。それから毎日4〜5時間鳴らし続けて約2週間が経った。まだ左右のバランスが低域・中域・高域とバラバラである。特に低域の偏りが大きい。それでも「音の出方」が大きく変わって来た。オリンパスシステムと同じ様に「スピーカーの存在が消えて」来た。

自宅システムのサウンドは、オリンパスシステムより更に柔らかいサウンドで、威圧感が殆ど無い。ただまだ鳴らし込みの最中で「チャンデバの活性化度」は10%程度であろう。それでも3台のパワーアンプで鳴らす効果は十分に出て来た。

通常のステレオで有れば、ラインケーブルはプリアンプ以降なら1セットで済むが、3ウェイマルチアンプになると4セットになる。SPケーブルも3セットになる。(2セット追加)電源ケーブルも3セット追加になる。ケーブル類の増設とアンプの増設の相乗効果がマルチアンプになると出てくる。その分費用もかかる。

マルチアンプ化のメリットとデメリットを考えると、事「音質」についてはマルチアンプの方が絶対的に有利である。デメリットは費用とスペースとSW類やパラメーターの多さだろう。ただパラメーターはシンプルにセットできる。全く同じケーブルグレードで統一すると、Tr型だろうが管球式であろうが同じ傾向の「質感」に統一されてくる。主に電源ケーブルの影響が強いと認識している。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9ac829031a3d2cb0db5be38a2efe1b89

自宅システムの「ふん詰まり」が少しヌケて来た 2020年03月26日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f9c4e3f468482d6c2b2c2cbb6b9e541d


2月25日にマルチアンプ化して約1ヶ月。3月24日も今までと同じ様にTV音声で鳴らし込みをやっていたら、突然「音量大」になって来た。「詰まって」いた所が一つヌケた様だ。左右のバランスが大きく改善されて来た。まだ少しRch寄りでは有るが・・・。低域・中域・高域のボリューム位置は全て フル(10レベル)から中間(5レベル)へ変更。

まだまだすべてがヌケた訳ではないので、音のバランスが団子になっている。これまでも毎日変化して来ていたが、これからもまだ当分は変化していくだろう。

今回の変化で大きく変わった所は「音数の増加」である。昨日とは雲泥の差がある。この様に大きな変化(活性化)がまだ来るだろう。特に高域はまだ顕著な変化を感じ取っていない。これから順次「ヌケて」来るだろう。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f9c4e3f468482d6c2b2c2cbb6b9e541d


サンスイSP-2005を3ウェイマルチアンプで鳴らし始めました 2020年03月29日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/e19abb1af5c22b04f0ab1cca080792fc


昨日到着したサンスイSP-2005スピーカーとSONY TA-N86の慣らし運転中ですが、チャンデバのSONY TA-4300Fの音出し確認が出来ていませんので、さっそくマルチアンプにして見ました。

低域にM4、中域にTA-N86、高域にGE6550Sアンプを組み合わせました。最初接続を間違って、低域アンプに高域の信号を送り・・・・なんで低音が出ないのだろう???と戸惑いましたが、一度結線をすべて外してやり直しました。この時はショボイ一般のケーブルでしました。一応問題なく音は出てくるようになりました。

2時間ほどそのまま聴いていましたが、「マルチアンプ」にした効果を感じないサウンドで、聴くのが辛くなりました。仕方なくラインケーブルだけでも自作のケーブルに交換です。

プリからチャンデバIN、チャンデバLOWからM4間の2か所はNo1グレード、MIDとHIはNo3グレードのラインケーブルにしました。ようやくSPが鳴りだした様です。

SPケーブルは低域のみ自作のN04グレード、中・高域はベルデンのものです。低域で約70%のサウンドを出しますので、特に低域を重視したケーブル仕様にしました。これで馴染ませていきたいと思っています。(一応聴けるサウンドになった)

チャンデバはちょっと訳ありで、低域と高域のボリュームが効かない…と云う事でした。リアパネルのRCA端子の清掃をして使っていますが、特に問題なくコントロールできます。TA-4300Fも異常なく使えることが分かり一安心です。後は更に鳴らし込むだけです。

JBL#4425のウーハーは凄い能力を持っていた事を痛感しました。変えてみて初めて分かる性能の違い。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/e19abb1af5c22b04f0ab1cca080792fc

マルチアンプ化したのは良いけれど・・・ 2020年03月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/00285337b72f0329e08ba911a9a71377


現在マルチアンプシステムを3セット作成している。1セット目の「オリンパスシステム」は既に組んでから8年ほど経過しているので非常に安定している。安心して使えるのは精神的に非常に大きい。

自宅システムは先月末(2月25日)にマルチアンプ化した。ようやく1ヶ月が経過した状態だが、チャンネルデバイダーの「ふん詰まり」で苦しんでいる。まだまともに音量設定や音のバランスが取れる状況にない。毎日変化している状況で落ち着かない。現在の不具合は、「低域」を絞ると「ノイズ」が出てくる。これはチャンデバの「LOW」ボリュームを触るとMAXとMINではノイズは出ないが、他の部分(2〜9レベル)ではノイズが出てくる。もう一つ、Rchの音量が低い。(低域のみ)・・・連日変化している状況なので「鳴らし込んで」安定させるしかない。

そして昨日マルチアンプ化したサブシステム。新規の機器がチャンデバ、中域用パワーアンプ、スピーカーの3種。この3台はまだ来たばかりで正常なのか分からない。特にチャンデバとスピーカーには切り替え接点が沢山あり、何処かが接触不良を起こしたり起こさなかったり(ルーズコンタクトモード)をしている様だ。昨日は正常にサウンドが出ていたが、今日はRchからの音が非常に小さく、いくらチャンデバのボリューム類を触っても改善しない。そこで「大音量」になる様にプリアンプのボリュームを一気に上げたら正常化して来た。

機器はシンプルな方が良いと思う。マルチアンプにすると、トラブルが出た時に「何処が?」と探すヶ所・原因系の調査範囲が大きくなる。たった1か所の接点の接触不良でもまともなサウンドにならない。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/00285337b72f0329e08ba911a9a71377

4. 中川隆[-13302] koaQ7Jey 2020年4月15日 10:32:10 : HgktOnod6s : ZkdSQWE4ZmxFWHc=[3] 報告

サブシステムのスピーカーが2セット壊れた・・・ - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2020年04月15日

写真に写っているサンスイSP-2005とD208システムを壊してしまった。その原因は昨日述べたが、SONY TA-3140Fを手に入れたので「音出し確認」をした為だ。最初にSP-2005の高域に使った・・・それでツィーターがRchの分が壊れた。音が出ない・・・と云って再確認のため、フルレンジのD208に繋いで、こちらもRchを壊してしまった。

やむを得ないが、残るJBL#4425を現在は鳴らしている。アンプを3セット追加したので、まるまる3セットのアンプが使えない状況にある。#4425に戻して感じた事だが、「マルチアンプ」の威力は素晴らしいものが有ります。

SP単体でJBL#4425とSP-2005(ノーマル)を聴き比べると、明らかに#4425の方がレンジも広いし、エネルギー感も数ランク上の再生音を出してくる。価格もそれだけ違いますが、やはりJBLのSPの方が魅力的なサウンドを出してくる。

直出し配線状態のチャンデバとパワーアンプを使って、3ウェイのマルチアンプ化すると前述の評価が逆転してくる。スケール感がまるで違ってくる。音の密度も極端に上がって、ノーマルの#4425では全く歯が立たないサウンドグレードまで上がってくる。同じスピーカーを使っているのに全くの別物くらいのサウンドの変わり様です。

これで電源ケーブルをインレット化して、良い電源ケーブルやラインケーブル・SPケーブルとSP箱内配線を交換すれば、「大型スピーカー」並みのサウンドと音の密度が得られると予測できます。国産SPでも相当なグレードにアップ出来ます。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/7820155b8cd7e0bf455b356df63fbc88

5. 中川隆[-12001] koaQ7Jey 2020年7月28日 16:58:09 : qvCpCPFxe6 : SXdLWFhadjI5eHM=[32] 報告
なかちゃんの考えるマルチアンプシステムについて
フルレンジスピーカーからマルチウェイスピーカーへ

スピーカーユニットが単発のフルレンジスピーカーなら
1つのユニットが音楽信号の全帯域を再生するため
スピーカーとアンプはスーピーカーケーブルを介して
ダイレクトに接続され、アンプから出力された音楽信号が
そのままユニットに入力されるので、色付けの少ない
生々しさを感じさせる再生音を得る事が可能である。

しかし、フルレンジスピーカーにも弱点はあり、
1つのユニットで音楽信号の全帯域を再生する事は
非常に困難であり、低域がある程度までしか出なかったり、
高域方向もある程度以上伸びない。
また、再生困難な帯域の音楽信号が歪んでしまう事も
考えられる。

とは言っても歪みなどはあまり気にされる事なく、
フルレンジスピーカーの再生可能な帯域内で
音楽の持つニュアンスは充分に伝わってくるのも事実である。

しかし、フルレンジユニットで再生困難な周波数帯域までをも
きちんと再現すれば音楽はよりダイレクトに、より生々しく
感じられるに違いない。

そのため、スピーカーユニットの数を増やし、低域の再生に
適した特性を持つユニットや高域の再生に適した特性の
ユニットを組み合わせる事で、再生周波数帯をより広げようと
2WAYスピーカーや3WAYスピーカーの様な
マルチウェイスピーカーが作られる様になった。

しかし、ただ単にいくつかのユニットを一緒に鳴らすだけでは
それぞれの音質はばらばらで能率(この場合分かり易く言うと音量)もまちまちなため各帯域で音が揃わず、再生音が
音楽として成り立たなくなってしまう。
それだけでなく、例えば低域再生に重点を置いて作られた
ウーファーユニットなどはある周波数より高い周波数の
音楽信号が入力されれば再生音は歪んでしまうし、
高域再生に特化したツィーターユニットなどは高い音の再生は
得意でもユニットの再生可能な周波数より低い周波数の
音楽信号が入力されれば、歪むだけでなく破損してしまう。

なぜなら、高域信号は低域信号に比べ信号(音波)の振幅が
小さくユニット自体が前後方向に動くストロークは
あまり大きくは作られていないし単位時間の振動回数も
周波数に比例して多くなり、ストローク(振幅)が大きいと
振動回数も稼げない。
そこへ振幅の大きな低域信号が入力されれば、ツィーターの
ストロークが許容量を超えユニットが破損するのである。

こういった種々の問題を解決するためマルチウェイスピーカー
にはネットワークという一種のフィルター回路が挿入されるので
ある。

ネットワークの働きは、ウーファーに対してなら高域側の信号をカットし、ツィーターに対しては低域信号をカットする。

この時、ウーファーとツィーターの能率(この場合、音量と考える)を合わせ、各ユニットの合成信号が全帯域でフラットに
なる様、クロスオーバーさせる。

これで広帯域の再生が可能なスピーカーが出来上がったので
ある。

だが、これで全てが解決した訳ではなかった。

もともと、違うユニット同士を繋げる訳だから、やはり無理も生じ
る。
各ユニットの合成波形を完全にフラットにするのは困難で
クロスオーバーポイントで歪みが生じる、ユニット毎に音色が
揃わないなどの問題が発生し音楽本来のニュアンスが
きちんと伝えられなくなってしまう。
他に位相特性などの問題も発生したりする。

いくら広帯域再生が可能になっても、音楽の感動が薄まって
しまうのでは本末転倒である。

なかにはこれらの問題を感じさせない優れたスピーカーも
勿論存在するがごく少数派である。

実際には現在発売されているスピーカーの殆どは
マルチウェイスピーカーであり、これらの問題を差し引いても
楽しく聴けるスピーカーはそれなりにあるので
あまり気にする事はないのかも知れない。

ただ、各ユニット間の繋がりが良くなってもフルレンジスピーカーの様にネットワークのないスピーカーとは音楽がダイレクトに
伝わる印象というか生々しさというか
そういったものにまだ差を感じるのである。


音楽信号を余すところなく再現するために広帯域の再生能力
は欲しい、かといってネットワークは使いたくない。

そこで出てくるのがマルチアンプシステムなのです。
http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/newpage1.html



▲△▽▼

なかちゃんの考えるマルチアンプシステムについて その2
http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/maruchiannpusono2.html

マルチアンプシステムとは何か?

マルチアンプシステムとはウーファーやスコーカー、
ツィーターなど、各スピーカーユニットに1台づつ
パワーアンプを繋げてスピーカーを駆動する方式の事である。


しかし、それだけではバイアンプやトライアンプと
同じではないか、という意見が聞こえてくる。もっともである。
マルチアンプとはそれだけではないのである。
バイアンプやトライアンプでもシングルアンプ駆動に比べれば
はるかに音質は向上し、音に厚みや実態感がかなり加わって
くる。
面倒なのが嫌ならば、これらの方式は非常に有効である。
パワーアンプを追加する費用だけで、セッティングなどの苦労は
殆どないと言って良いだろう。

では、何故ゆえそれでもマルチアンプなのか。
一言で言ってしまえば、マルチアンプの前ではバイアンプも
トライアンプも比較の対象にすらならないからである。

誤解の無きよう付け加えれば、きちんとセッティングされた
マルチアンプシステムの前ではいかにバイアンプ、
トライアンプであろうとも、その圧倒的な実在感の前に、
否が応にも聴き劣りしてしまうのである。

マルチアンプの真髄とはその様なものである。

しかし、かつて多くの方がそのマルチアンプに挑戦し、
あまりの調整の困難さ、デリケートさに悩まされ、
遂にはマルチアンプへの期待を失い、時にはマルチアンプを
否定するまでに至った事は、現在もマルチアンプで音楽を
楽しんでおられる方なら理解しているであろう。

私自身もマルチアンプの音質に納得いくまで10年余りの歳月を
費やしたのである。
なかなか、音がまとまらず音楽が音が苦になっていた時期もある。
しかし、そんな時でも未完成のマルチアンプが聴かせる音に
可能性を見出し、苦労を続けたのである。
その甲斐あって、現在では3WAYの各ユニットが一体となり、
見事に音楽を奏でているのである。
まるで目の前で演奏が行われているかの様に。

では、マルチアンプの構成について、私なりの解説をさせて頂こうと思います。

まず、再生ソース。これは通常のシングルアンプシステムと
何ら変わらない。
CDならCDプレーヤーがあればそれでいい。
次にアンプはプリ、パワー別体のセパレートアンプとなる。

CDプレーヤーから出た音楽信号はまずプリアンプへ入力される。
そして、インピーダンス整合と若干の電力増幅というシステムに
とって非常に重要なプリアンプでの信号処理を受け、
次にパワーアンプではなく、チャンネルディバイダーへと
その信号は出力されるのである。

チャンネルディバイダー?

それは一体どの様なものなのか。
このチャンネルディバイダーこそ、マルチアンプの心臓部である。
(厳密にはプリアンプもだが)
ここで、3WAYマルチアンプシステムなら、ツィーター(高音)、
スコーカー(中音)、ウーファー(低音)へと信号が分けられるので
ある。

一体どの様に?
チャンネルディバイダー 言葉を変えればアクティブネットワークである。
スピーカーに内臓されているネットワークをパッシブネットワークと言うが、チャンネルディバイダーは電源を必要とするアクティブ回路となっており、ゲインを持っているのである。

スピーカーに内臓されているパッシブネットワークでは一番能率の低いユニットはウーファーであることがほぼ全てだと思いますが、
ウーファーなら並みのユニットではせいぜい90〜91dB程度が限界であることが多く(一部の高能率ユニット除く)
パッシブネットワークがゲインを持たない事から、他のウーファーより能率の高いユニットもウーファーと同じ90〜91dB程度まで能率を下げて使わないと、各ユニットの音圧が揃わない。

そう、シングルアンプでのパッシブネットワーク使用はそのスピーカーの最低能率のユニットの性能に全体の性能が大きく左右されるのである。

これが、一つの問題である。

即ち、シングルアンプ方式におけるパッシブネットワーク内臓
スピーカーは一番性能の低いユニットに合わせて作られているので
ある。
往々にしてウーファーよりはるかに能率の高いスコーカーや
ツィーターはその性能を充分に発揮出来ないでいるのである。

補足しておくと、よく音圧という言葉で表されるスピーカーの
性能があり、最近音圧の低いスピーカーが結構多く、
しかしなかなか音楽のニュアンスを感じさせるスピーカーもあり
非常に多くの方が音圧の低さを気にしなくなっている様に思う。

しかし、問題はこの”音圧”という言葉で表される性能である。
音圧というとある一定のボリューム時に発せられる音の大きさだと
理解出来るが、スピーカーの場合一昔前まではこの”音圧”という
言葉ではなく、”能率”という言葉が同じ性能の項目として
カタログなどに載っていた。

”能率”とは”感度”と同義である。

そう、スピーカーに於ける感度の高さは「どれだけ小さな音楽信号を
再現出来るか」という事に他ならない。

マルチアンプシステムでは、まずこのパッシブネットワークが
存在しない。
要はスピーカーユニットとパワーアンプが直結状態になっているの
である。
直結状態になっている事により、各ユニットはネットワークによる
影響や能率低下の影響を受ける事なく、100dBなら100dB、
110dBなら110dBその性能を100%発揮出来るのである。
そして、各ユニットの能率差はパワーアンプの前に繋がっている
チャンネルディバイダーによってコントロールされるのである。
よく性能の良い(音質の良い)サブウーファーは中低域付近の
音も殆ど出さず、本当の低域しか再生していないが、
似た様なイメージをして頂ければ分かり易いのではないかと
思います。即ち、シングルアンプ方式におけるパッシブネットワーク内臓
スピーカーは一番性能の低いユニットに合わせて作られているので
ある。
往々にしてウーファーよりはるかに能率の高いスコーカーや
ツィーターはその性能を充分に発揮出来ないでいるのである。各パワーアンプが受け持つ周波数帯域が狭いことから、
広帯域再生時にどうしても避けられない混変調歪みが
非常に少なくなるのである。(なくなる事は原理的にない)

この混変調歪みが音質にもたらす影響はかなり大きいらしく、
私も測定など出来ないが、マルチアンプにする事で音の濁れが
一気に減り、粒立ちのよさや立体感、そして音楽の実在感が
恐ろしい程に向上するのである。一度この変化の大きさに気づくと、もうマルチアンプの呪縛から
逃れられなくなってしまうのではないかとさえ思う。

それ程までに、凄さを感じるのである。

しかし、ここまでなら、20から30年ほど前にあった
マルチアンプブーム時代に皆が嵌った世界である。
問題はこの後である。

ここまで読んだだけなら、じゃあ自分もやってみようかな、
と思える様な話である。

しかし、ここが入り口。

この後に精神衛生上最悪な日々が待っているのである。CDプレーヤーから出た音楽信号はまずプリアンプへ入力される。
そして、インピーダンス整合と若干の電力増幅というシステムに
とって非常に重要なプリアンプでの信号処理を受け、
次にパワーアンプではなく、チャンネルディバイダーへと
その信号は出力されるのである。まず、再生ソース。これは通常のシングルアンプシステムと
何ら変わらない。
CDならCDプレーヤーがあればそれでいい。
次にアンプはプリ、パワー別体のセパレートアンプとなる。
では、マルチアンプの構成について、私なりの解説をさせて頂こうと思います。しかし、かつて多くの方がそのマルチアンプに挑戦し、
あまりの調整の困難さ、デリケートさに悩まされ、
遂にはマルチアンプへの期待を失い、時にはマルチアンプを
否定するまでに至った事は、現在もマルチアンプで音楽を
楽しんでおられる方なら理解しているであろう。マルチアンプの真髄とはその様なものである。しかし、それだけではバイアンプやトライアンプと
同じではないか、という意見が聞こえてくる。もっともである。
マルチアンプとはそれだけではないのである。
バイアンプやトライアンプでもシングルアンプ駆動に比べれば
はるかに音質は向上し、音に厚みや実態感がかなり加わって
くる。
面倒なのが嫌ならば、これらの方式は非常に有効である。
パワーアンプを追加する費用だけで、セッティングなどの苦労は
殆どないと言って良いだろう。更にチャンネルディバイダー


チャンネルディバイダー?

それは一体どの様なものなのか。
このチャンネルディバイダーこそ、マルチアンプの心臓部である。
(厳密にはプリアンプもだが)
ここで、3WAYマルチアンプシステムなら、ツィーター(高音)、
スコーカー(中音)、ウーファー(低音)へと信号が分けられるので
ある。
私自身もマルチアンプの音質に納得いくまで10年余りの歳月を
費やしたのである。
なかなか、音がまとまらず音楽が音が苦になっていた時期もある。
しかし、そんな時でも未完成のマルチアンプが聴かせる音に
可能性を見出し、苦労を続けたのである。
その甲斐あって、現在では3WAYの各ユニットが一体となり、
見事に音楽を奏でているのである。
まるで目の前で演奏が行われているかの様に。


マルチアンプシステムでは、まずこのパッシブネットワークが
存在しない。
要はスピーカーユニットとパワーアンプが直結状態になっているの
である。
直結状態になっている事により、各ユニットはネットワークによる
影響や能率低下の影響を受ける事なく、100dBなら100dB、
110dBなら110dBその性能を100%発揮出来るのである。
そして、各ユニットの能率差はパワーアンプの前に繋がっている
チャンネルディバイダーによってコントロールされるのである。
よく性能の良い(音質の良い)サブウーファーは中低域付近の
音も殆ど出さず、本当の低域しか再生していないが、
似た様なイメージをして頂ければ分かり易いのではないかと
思います。即ち、シングルアンプ方式におけるパッシブネットワーク内臓
スピーカーは一番性能の低いユニットに合わせて作られているので
ある。
往々にしてウーファーよりはるかに能率の高いスコーカーや
ツィーターはその性能を充分に発揮出来ないでいるのである。各パワーアンプが受け持つ周波数帯域が狭いことから、
広帯域再生時にどうしても避けられない混変調歪みが
非常に少なくなるのである。(なくなる事は原理的にない)

この混変調歪みが音質にもたらす影響はかなり大きいらしく、
私も測定など出来ないが、マルチアンプにする事で音の濁れが
一気に減り、粒立ちのよさや立体感、そして音楽の実在感が
恐ろしい程に向上するのである。一度この変化の大きさに気づくと、もうマルチアンプの呪縛から
逃れられなくなってしまうのではないかとさえ思う。

それ程までに、凄さを感じるのである。

しかし、ここまでなら、20から30年ほど前にあった
マルチアンプブーム時代に皆が嵌った世界である。
問題はこの後である。

ここまで読んだだけなら、じゃあ自分もやってみようかな、
と思える様な話である。

しかし、ここが入り口。

この後に精神衛生上最悪な日々が待っているのである。CDプレーヤーから出た音楽信号はまずプリアンプへ入力される。
そして、インピーダンス整合と若干の電力増幅というシステムに
とって非常に重要なプリアンプでの信号処理を受け、
次にパワーアンプではなく、チャンネルディバイダーへと
その信号は出力されるのである。まず、再生ソース。これは通常のシングルアンプシステムと
何ら変わらない。
CDならCDプレーヤーがあればそれでいい。
次にアンプはプリ、パワー別体のセパレートアンプとなる。
では、マルチアンプの構成について、私なりの解説をさせて頂こうと思います。しかし、かつて多くの方がそのマルチアンプに挑戦し、
あまりの調整の困難さ、デリケートさに悩まされ、
遂にはマルチアンプへの期待を失い、時にはマルチアンプを
否定するまでに至った事は、現在もマルチアンプで音楽を
楽しんでおられる方なら理解しているであろう。マルチアンプの真髄とはその様なものである。しかし、それだけではバイアンプやトライアンプと
同じではないか、という意見が聞こえてくる。もっともである。
マルチアンプとはそれだけではないのである。
バイアンプやトライアンプでもシングルアンプ駆動に比べれば
はるかに音質は向上し、音に厚みや実態感がかなり加わって
くる。
面倒なのが嫌ならば、これらの方式は非常に有効である。
パワーアンプを追加する費用だけで、セッティングなどの苦労は
殆どないと言って良いだろう。


補足しておくと、よく音圧という言葉で表されるスピーカーの
性能があり、最近音圧の低いスピーカーが結構多く、
しかしなかなか音楽のニュアンスを感じさせるスピーカーもあり
非常に多くの方が音圧の低さを気にしなくなっている様に思う。

しかし、問題はこの”音圧”という言葉で表される性能である。
音圧というとある一定のボリューム時に発せられる音の大きさだと
理解出来るが、スピーカーの場合一昔前まではこの”音圧”という
言葉ではなく、”能率”という言葉が同じ性能の項目として
カタログなどに載っていた。

”能率”とは”感度”と同義である。

そう、スピーカーに於ける感度の高さは「どれだけ小さな音楽信号を
再現出来るか」という事に他ならない。一体どの様に?
チャンネルディバイダー 言葉を変えればアクティブネットワークである。
スピーカーに内臓されているネットワークをパッシブネットワークと言うが、チャンネルディバイダーは電源を必要とするアクティブ回路となっており、ゲインを持っているのである。

スピーカーに内臓されているパッシブネットワークでは一番能率の低いユニットはウーファーであることがほぼ全てだと思いますが、
ウーファーなら並みのユニットではせいぜい90〜91dB程度が限界であることが多く(一部の高能率ユニット除く)
パッシブネットワークがゲインを持たない事から、他のウーファーより能率の高いユニットもウーファーと同じ90〜91dB程度まで能率を下げて使わないと、各ユニットの音圧が揃わない。

そう、シングルアンプでのパッシブネットワーク使用はそのスピーカーの最低能率のユニットの性能に全体の性能が大きく左右されるのである。

これが、一つの問題である。では、何故ゆえそれでもマルチアンプなのか。
一言で言ってしまえば、マルチアンプの前ではバイアンプも
トライアンプも比較の対象にすらならないからである。

誤解の無きよう付け加えれば、きちんとセッティングされた
マルチアンプシステムの前ではいかにバイアンプ、
トライアンプであろうとも、その圧倒的な実在感の前に、
否が応にも聴き劣りしてしまうのである。


話が非常に長くなったので、この続きの私の10年間の
マルチアンプとの激闘の記録はその3にてお話ししようと
思います。

その2.5へ続く

http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/maruchiannpusono2.html



▲△▽▼


なかちゃんの考えるマルチアンプシステムについて その2.5
http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/maruchiannpusisutemu2.5.html

 さて、前回の予告で「その3」にてなかちゃんの10年間にわたるマルチアンプシステム構築の歴史を語りますと申し上げておりました。しかし、更新までの間に心境の変化などもありいきなりマルチアンプシステムについてのお話をさせていただくのではなく、何故なかちゃんがオーディオを始めたのか、その間にあった出来事など、自身の半生という程のものではありませんが今回の更新にあたり更に私がマルチアンプシステムにたどり着くまでの、オーディオに興味を持ち趣味として始めるに至ったお話をさせて頂こうと思い、敢えてページNO.を「その3」ではなく「その2.5」とさせて頂きました。

なかちゃんの昔話なんか興味ないという声も聞こえてきそうですが、そんな時はアホな男の戯言程度に軽く流して下さいませ。

 私が小学生の頃はCDプレーヤーというものはまだ発明されておらず専らレコードによる音楽鑑賞が主流の時代だった。我が家にはまだオーディオと呼べるものなどなく当時手頃だった(ように思う)いわゆる「てんとう虫レコードプレーヤー」と呼ばれるものがあった。
子供ながらに親に買ってもらったレコードをプレーヤーの針先を不思議そうに眺めながら聴いていたものだ。レコードといっても何かの付録だった当時のアニメ(この頃はアニメという言葉はなくマンガと言っていた)ジェッターマルス(鉄腕アトムのそっくりアニメ)のソノシートを聴いていた。(ソノシート:呼び名の由来は知りませんが、薄っぺらい半透明の向こうが透けて見えるレコード)
テレビではキャンディーズやピンクレディ、ジュリー(沢田研二)に郷ひろみなどが全盛でドリフの「8時だよ全員集合」などは毎週欠かさず見ていた。
オーディオに目覚めるのはまだまだ先のことである。
 中学生になってから途中入部ではあったが吹奏楽部に入部した。特に音楽に興味があった訳ではないのだが、なにか部活をしようと思って何気なく吹奏楽部にしただけだった。ただ、そうなると欲がでるもので入部申し込み時にトランペットを吹きたいと要望したが「今、トランペットは空いていない。ドラムならいけるよ」と顧問の先生に言われ「じゃあそれで」と答えてそのままドラム担当になった。しかし、1ヶ月後に入部してきた女の子がトランペットを吹いていた。
この時に初めて気づいた、単にドラム担当が足りなかっただけだったんだと、騙された・・・
まあでもドラム担当になったおかげでちょっとしたバンド活動をしたりすることにもなった。
音楽に興味を持ちだすキッカケになったのだと今では思う。

 しかし、このあと色々不幸な事があり10数年間の極貧生活を強いられる事になってします。
その中でも音楽を聞きたいと思う気持ちがどこかにあり、安物ではあったがラジカセをなんとか手に入れて友人にカセットテープのダビングをさせてもらったりして音楽を聴いていた。時には粗大ゴミから拾ってきた学校教室の放送用スピーカーを細い導線でどういう風にしたのか忘れたが、ラジカセとつないで聴いたりもした。

 生活に余裕が全くなかったため、17歳の時からバーテン(喫茶店です)のアルバイトを始めそのまま23歳頃までその仕事を続けた。
地べたに這いつくばる様な苦しい生活に、ある種の絶望感を抱きながらもがむしゃらに働いた。
とにかく前に進むしかなかった。
時代はバブル絶頂、皆が羽振り良く遊びまくり、ジュリアナだなんだのと浮かれている時に遊ぶことも出来ずに地下街でモグラの様に働いていた。そのためか青春時代の思い出といえば仕事のことしか思い出せない。今となってはそれもいい思い出なのだと思えるようになったが。

 しばらく経って給料のほとんどは生活のため親に渡していたが残りで少しづつオーディオ機器を集め出せるようになってきた。
頑張って買ったのはAIWAのミニコンポ「CDS909」というモデルだった。当時はいわゆるミニコンポ全盛でPIONEER「PRIVATE」シリーズやKENWOOD「ROXY」シリーズなどが大人気だった。
なかちゃんはへそ曲がりなのかそんな中で敢えてAIWAのミニコンポを選んだのである。自分なりの理由としてカセット部が3HEAD構成であるとかダブルテューナーダブルイコライザーでテューナーとCDを同時録音しながら、ラジオの裏番組が聴けるなどの超多機能に惹かれた結果である。実際そんな使い方はほとんどしなかったが。
でも、意外と音質は良くしばらくの間気に入って使っていた。
この頃、以前バンドでも演奏していた高中正義の曲を好んで聴いていた。しかし、彼の曲調が16ビートから8ビートに変わったのを境にあまり聴かなくなった。その後は久保田利伸や大沢誉志幸などをよく聴いていた。彼らの曲は今でも好きだが、大沢誉志幸のSERIOUS BARBARIAN3部作は今でも好きでたまに聴いている。
 そうこうしている内にオーディオ雑誌を読むようになり、単品オーディオについて知り始める。
しばらくは、いいなぁ〜と思い眺めているだけだったがやがてその気持ちは欲しいという気持ちに変わっていく。
この時、まだ経済的な余裕はほとんどなかったので、またせっせと頑張って少しづつ集めていく事になった。
初めて組んだ単品システムはアンプがオンキョー A-701XD、CDプレーヤーがDENON DCD-1630G、スピーカーが
オンキョー D-77XD、カセットデッキがAIWA XK-009だった。
ONKYO A-701XD

DENON DCD-1653G

ONKYO D-77XD

AIWA XK-009

 この中でも最も気に入っていたのがAIWA XK-009だった。音質はストレートで癖がなくCDの音がそのまま録音出来るとさえ感じていた。もっともダイナミックレンジはCDのそれに及ばずやや圧縮されるが、搭載されているdbxシステムをONにするとダイナミックレンジが拡大され違和感はグっと少なくなる。dbxをONにすると微妙に音質に硬質感がつかなくもないが、あまり気にしていなかった。

 CDプレーヤーのDENON DCD-1630Gは内部のコンデンサーを10年程前まで製造されていた高音質で有名だった
ジェルマックスのBLACK GATEに交換し、電源のフィルターコンデンサーに100μF程度のBLACK GATEと同じジェルマックスのフィルムコンデンサー スーパーツイストLにメーカーは知らないがVITAMIN Qというオイルコンデンサーをパラ接続した。(スーパーツイストLとVITAMIN Qの容量は帯域バランスを考えて選んだが数値は失念しました。)
これがまた効果絶大。音の厚みは飛躍的に向上し潤い感、重量感が出て音楽の表情もすごくリアルになった。
当時30万円クラスのCDプレーヤーの中でも特に音質が良いと言われていたモデル(型番忘れました)と比べてもこちらの方が音質が良かったぐらいである。

この頃はデノンではなく
デンオンといった。

AIWAの高級オーディオEXCELIAシリーズの
トップモデル

プリメインアンプA-817XDに
D/Aコンバーターを搭載した
モデル

当時のなかちゃんシステム
畳の6帖間でオーディオにとっては決して条件が良いとは言えず、スピーカー台の下にブロックを置いたりと細々と対策していた。
この頃はサラウンドも行なっていたが、現在の様な
デジタルシステムはなくアナログのドルビーサラウンドである。そのサラウンドの音質は今のdtsなどとは比べるべくもなく、ちょっとそれっぽい程度であった。普段の音楽鑑賞はもちろん2chステレオ再生で聴いていた。
しかし、当時写真を撮る習慣がなかったなかちゃんだが、よくこんな写真が残ってたなと、今更ながらに感心してしまった。 この頃と前後して今までしていたバーテンの仕事を辞めた。その後2ヶ月程派遣の仕事をしたがあまりの待遇の悪さに(その会社だけだと思うが)社長室で大声で思いっきり文句を言って辞めてしまった。この後また2ヶ月程時間を作って車の免許を取った。そして次の仕事をどうしようか考えていたが、どうせなら趣味のオーディオに関係した仕事がしたいと思うようになり日本橋界隈を徘徊していたところある老舗オーディオ専門店で社員募集の張り紙を見つけた。すぐに店にいた店員さんに募集について聞いてみた。そして担当者に取り次いでもらい面接に。
採用が決まり希望の部署を聞かれたのでオーディオ売り場と答えたが、配属されたのは何故か配送課だった。
配送助手として冷蔵庫、洗濯機などの配達、取り付けを行なった。たまにテレビやビデオの配達があったのでここでその取り付け方を覚えた。ここの配送課に私のオーディオの師匠となるI氏がいた。入社後しばらくしてオーディオにすごく興味がある事を話したら、一度I氏の自宅にオーディオ聴きに来ないかと誘われたので喜んでお邪魔した。
 この事が私のオーディオ人生の本当の始まりになったのだと、今振り返って思う。
I氏の部屋に入り置いてあるシステムを見て、「うわぁ、パワーアンプが3台もあるんですね」と言ったら、これは3WAYマルチアンプと言うんだよと返事」が返ってきた。「マルチアンプ?」この時、なかちゃんはまだマルチアンプというものを全く知らなかったのである。そしていよいよ音出し。I氏がCDプレーヤーにCDをセットし再生ボタンを押した。音楽が流れ始める。
「!!!!!!!!!!!!」なかちゃんは驚愕した。
「なんじゃぁこりゃあ!!!!!」そのあまりのリアルな」再生音にひっくり返りそうになった。
次の瞬間、なかちゃんは徐にに立ち上がり、スピーカーの後ろ側へ行きスピーカーを指さしてI氏に「この中に人が入っているんだね」と言った。爆笑された。冗談で言ったのだが半分真面目に言ってもいた。
それ程の凄まじさだった。それに比べれば自分のシステムなどリアルというには程遠いものであった。
すぐにマルチアンプとは何かを教えてもらい「俺もマルチアンプやるっ」と答えていた。
それから数年間I氏の部屋に通い続ける事となる。

すぐにマルチアンプシステムを揃える余裕はなかったのだが、あまりの音質の差に今の自分のシステムでは満足出来ず、スピーカーの買い替えをする事にした。そのため、必死に働いた。
そして今度はVICTORのSX-900というスピーカーを導入した。ONKYO D-77XDが4セット程買える様なスピーカーだった。入れ替えてすぐ、その音質の違いに喜んだものである。
この会社では1年半程働いたが一緒に配達に廻っていて、先に会社をやめて新しく出来たほかのオーディオ店に勤め始めたI氏の仲介がありなかちゃんもその店に勤め始めた。ここではオーディオに触れる機会も多く、色々な機器の音を聞くことが出来た。

ある日I氏の友人T氏の内に2人で遊びに行く機会があった。T氏もI氏と同じくマルチアンプシステムで音楽聴いていた。T氏の装置はI氏とは全く違うモデルの組み合わせであったが、再生直後に、I氏の再生音とは異なる、T氏独自の再生音が鳴り出した。その音は非常にスムーズでムケが良く、空間の温度感はやや冷たい印象だったが今まで聴いたどの装置とも違うダイレクトな印象だった。その音がなかちゃんの中にある何かのスイッチを入れてしまったようだ。「この音は!! これ、この音を自分も出したい!」と思わず口にしていた。
それを聞いたI氏とT氏は揃って「じゃあ、ホーンスピーカーがいいね」と言った。なかちゃんは「ホーンスピーカー?」と聞き返した。ホーンスピーカーの存在は知っていたが、ホーンスピーカーがどんな音を出すのか、この時はまだよく知らなかったのである。


VICTOR SX-900
ウーファーは31.5cmでONKYO D-77XDの28cmより一回り大きく、ツィーターとスコーカーはダイヤモンド蒸着振動板という当時としてはかなり豪華な仕様だった。
音質はスムーズで非常に音色感が良く音楽を聴くのがより楽しくなった。

 暫くSX-900を導入したシステムを楽しんだ後、次になかちゃんのシステムに加わるのはCDプレーヤーだった。
会社の高級オーディオ売り場にあったESOTERIC(TEAC)のP・2/D・2というCDプレーヤーを聴いて、なかちゃんの中で欲しい欲しい病が発動してしまった。また一生懸命働いた。そして・・・買った。
早速自分の装置に繋いでその音質向上に喜んだものだった。このP・2/D・2は今でもなかちゃんのシステムとして稼働中である。途中トランスポーター(デジタル信号読み出し部)を後継モデルのP・2sのメカへとバージョンアップはしたが。
ESOTERIC P・2/D・2

P・2/D・2はドライブメカ(デジタル信号読み出し部)のP・2とD/Aコンバーター(デジタル信号→アナログ信号変換部)の2ボディ構成のいわゆるセパレートCDプレーヤーである。
特にP・2のメカ部であるVRDSシステムはドライブメカとしては最高の出来で
現在でもVRDSーNEO(SACD対応)として現役の画期的なメカである。

付属のP・2とD/2を繋ぐデジタルケーブル(VAN DEN FUL製)の音質はいまいちで、色々とほかのケーブルを使って、今は少し前にESOTERICが出していたERCA-100というケーブルに落ち着いている。中身は日立電線の6N-LCOFCを改良したものでエネルギー感がありヌケも良く非常にダイレクトな質感である。オリジナルの日立電線6N-LCOFCの持っていたステージの天井の低さも感じられず、オーディオ販売をしていた頃は良くお客様に薦めて購入して頂いたものです。
沢山のお客様に喜んで頂けました。

P・2のメカ部
ディスクの上部に頑丈なブリッジがあり、そこに付いている亜鉛ダイキャストのターンテーブルでディスクを固定し回転の安定性、信号の読み取り精度を向上させている。

P・2sのメカ部
P・2で亜鉛ダイキャストだったターンテーブル部が真鍮とアルミのハイブリッド構成となりより共振を抑え、読み取り精度を向上させることで音質も向上している。

ホーンスピーカーについて色々理解したところで、T氏が徐ろに押入れを開けた。中には大きな木で出来た箱が入っていた。「これ持って帰る?」とT氏が言った。「これ何ですか」となかちゃんが聞き返すとT氏とI氏が2人がかりで箱を押入れから取り出した。その箱一面には大きなウーファーユニットが付いていた。「これTADのTL1601aだよ」とT氏。なかちゃんは「ええ〜っTAD TL1601aっていったらホーン好きの憧れのユニットじゃないですかっ!」と思わず大きな声で答えた。T氏は「そうそう、その1601ね。もう使わないからあげるよ」言う。「本当にもらっていいんですか!」となかちゃん。「いいよ、持って帰り」とT氏。なかちゃんは「じゃあ、下さい!!!」と言って感動していた。そのあと3人がかりでなかちゃんの部屋まで運んだ。重かった(60〜70kg程ある)一緒に使わなくなったFOSTEXのホーンとドライバー(中高域ユニット)も貰った。
これがキッカケとなりなかちゃんのマルチアンプシステム化が本格的に始動する事となる。
この時貰ったTAD TL1601aは現在でも現役でなかちゃんのマルチアンプシステムの低域を受け持っているなくてはならない宝物のひとつとなった。

この時、よく聴く音楽はI氏やT氏の影響をモロに受けてアイドル系の歌謡曲が多くなっていた。
特におニャン子クラブのメンバーが出していたそろアルバムが多かった様に思う。
もっとも、アイドルの歌なんてと思っていたなかちゃんは彼女らがおニャン子のメンバーだったことは後になって知ったのだが。
ただ、アイドル全盛のこの時代、彼女らのCDの録音には多くの予算が掛けられていたようで、最近のアイドルのCDに比べると録音状態が良く、今聴いても音質調整に使えそうな曲が幾つもある。
悲しい事に最近のアイドルものは録音が酷く、殆ど調整には使えない。
そんなこともあり今はアイドルのもは聴かなくなった。

この頃になると生活も豊かではなかったが、多少趣味にもお金が掛けられる様になっていたので、なかちゃんのオーディオ人生は一気に加速するのである。

http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/maruchiannpusisutemu2.5.html


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なかちゃんの考えるマルチアンプシステムについて その3
http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/maruchiannpusisutemu3.html


 いよいよなかちゃんのマルチアンプとの激闘の日々へ突入です。
色々アホな事もやっていますが、その全てが今のなかちゃんのシステムの肥やしとなっており、何一つ無駄だった事はないと思っています。たくさんの無駄の上に今のシステムがあるのです。失敗を恐る事はありません。失敗の全てが力になるのです。失敗なくして成功なし、と言っておきましょう。

では、次から本題に入りたいと思います。


 ここからマルチアンプシステムについてのお話を始めたいところですが、その2.5を書き終わったところでまだなかちゃんのシステムはマルチアンプになっていないので、ここではその2.5の続きから始めることにします。

 まず、その2.5で書いていなかったのですが最期のところではアンプがONKYO A-701からSANSUI AU-α607DRに変わっています。本当はAU-α607MOS PREMIUMが欲しかったのですが予算が足りず、607DRを購入したのです。DRとMOS PREMIUMでは音質は全く違う事はわかっていたのですがパワーアンプダイレクト端子が使いたかったので少し妥協してしまいました。でもこれならマルチアンプにするときにパワーアンプとして使用出来るのです。

それと話が少し前後してしまいますが、TADのユニットを譲ってもらったのはこのもう少し後のことで、この時点ではまだSX-900が現役で鳴っています。
(その2.5ではちょっと駆け足で書いてしまい、話の時間が前後してしまいました。)

暫くこのシステムで音楽を楽しんでいたのだが、オーディオ雑誌を読んでいると誌面ではいつもACCUPHASEのアンプが絶賛されていてその価格の高さもあって「凄い製品があるんだなぁ」といつも感心していた。
そしてこの時にACCUPHASEが国産メーカーだということも知りよけいに興味が」湧いてきた。
特にプリアンプのC-280Lの褒められ方は尋常ではなく、これがあれば最高のシステムになるとさえ思える様な褒め方をされていた。
雑誌を読めば読むほどACCUPHASE製品への憧れの」念が増していく。
もうお分かりだろう。
マルチアンプシステムに向けてプリアンプが必要ななかちゃんには目の毒以外のなにものでもない。

やってしまった・・・・・・・

さすがにC-280Lには手が出ないが旧モデルC-280の中古品を見つけて購入してしまった。
初めての高級オーディオである。

C-280が届いて箱から出した時にはもう頬ずりしたくなるような気分だった。
早速607DRのパワーダイレクトに繋いで音をだした。

「おおおおおおおおお〜」

感動ものである。今までと音楽の情報量が全く違う。ここまで変わるのかと衝撃を受けた。
これまでプリアンプって一体何?ぐらいに思ってたなかちゃんにとってその重要性を思い知らせてくれたアンプである。これがきっかけでプリアンプの働きを調べて、入力信号の電力増幅はもちろん、インピーダンス整合の重要性に気づかされる事になった。
この時はまだ良く知らなかったのだが、後になかちゃんはこのインピーダンス整合がプリアンプにおいてもっとも重要と考える様になるのである。

この組み合わせでの変化は大きく、この後また暫くこのままの組み合わせで音楽を聴く事になる。
それから少し時間が過ぎ、この音にも慣れてきた頃、例によって更なる高音質を求めてなかちゃんの中で何かがざわめき始めるのである。

さて、そうなると次はチャンネルディバイダーとパワーアンプです。パワーアンプはI氏のお下がりでPIONEER M-90aとACCUPHASE P-102を譲ってもらった。そしてチャンネルディバイダーだが、この時はまだ高価で手が出ないのでスロープ特性が-6dB/octのものを自作した。2way用でクロスオーバーは約500Hz付近のものだった。ただ簡易的なものだったので特性はすごくいいかげんである。
これらを使って取り敢えず2WAYマルチアンプシステムを構築する事にした。
スピーカーはSX-900を改造した。低域用ネットワークのハイカットと中域用ネットワークのローカットを取り除き低域にM-90a、中高域にP-102を接続して鳴らしてみた。


酷かった・・・・・・・・・・・


全く音楽になっていない。上下の帯域でバランスは取れていないし、-6dB/octという緩やかなクロスオーバーのせいで各帯域の重なりが改造前のSX-900より大きくなりもの凄く曖昧で緩慢な印象になってしまった。
とても我慢できない。しかしすぐにチャンネルディバイダーは買えないのでしばらくこのままで聴いていた。

それから暫くしてACCUPHASEのチャンネルディバイダー F-25の中古品がなかちゃんの勤めるオーディオショップに入荷した。

ムズムズムズムズ、、、、、なかちゃんの中で暫くなりを潜めていた欲しい欲しい病が再び発動した。
・・・・・・ローン組んじゃった。

そうしてF-25が我が家へやってきた。

F-25のスロープ切り替えには-12、-18、-24dB/octの3種類が選択出来る様になっている。
なかちゃんは迷わず-24dB/octを選んだ。このスロープ特性の選択には色々な意見があるのだが各帯域の位相が-24dB/octなら全て正相で揃う。-12dB/octなら正、逆、正、逆、・・・となり、-18dB/octなら各帯域で位相が90°ずつずれる。-12dB/octは各帯域の繋ぎ方で位相を揃える事が出来るが、-18dB/octでは位相を揃える事が出来ない。
それにどうせマルチアンプをするのならより立体感の得られやすい-24dB/octという急峻なカーブを使用したいこともあった。

そしてSX-900の中高域もネットワークをはずして、各ユニットをアンプと直結出来る様に改造した。
高域用パワーアンプにAU-α607DRのパワー部を使用しいざマルチアンプ始動!

おお〜っ、今までと全然違うじゃないか。決して各帯域の音が揃っていた訳ではないが、マルチアンプらしい彫りの深さがあり、一つ一つの音がすごく細かい。それに鳴りに力強さがあり聞いていて気持ち良く感じられた。

それからF-25の各帯域のゲインも細かく調整し、つながりを少しでも良くしようと試みた。
クロスーバーは低域側が500Hz、広域側が5kHzだった。ほかの周波数も試したが、この組み合わせではこれが一番良く感じられた。

この時点ではまだなかちゃんは各帯域の本当の意味での繋がりという事を理解していなかったので、大きな違和感を感じることなく暫くこのシステムを楽しむ事となる。


SANSUI AU-α607DR

SANSUI AU-α607MOS PREMIUM
PIONEER M-90a

ACCUPHASE P-102

音色感の良さと弾力的な低域が魅力敵だった607DR
このクラスのプリメインアンプとしては良く出来た方だったと思う。

AU-α607DRのパワー段にSANSUIお得意のMOSFETを使用したモデル。質感など607DRとは一線を画す音質で上級モデル707DR、場合によっては907DRよりも魅力的なモデルだった。ボリューム感がありドッシリイイとした低音が印象的。質感は単体パワーアンプの実力かプリメインアンプの607DRとは次元の違う凄さを発揮した。ACCUPHASEのアンプの中では当時唯一のA級駆動アンプ。質感、音色の再現性が良く、落ち着いて音楽を聴く事が出来るアンプだった。
ACCUPHASE F-25

ACCUPHASEは常に製品ライナアプの中にチャンネルディバイダーを用意している唯一のメーカー。当時ACCUPHASE製品」は国産アンプの最高峰と歌われなかちゃんも憧れていたメーカーのひとつである。(この時は)
チャンネルディバイダーは当時他に選択肢はなく、このF-25はマルチアンプ信者御用達のモデルともいえた。

この頃はどんな音楽を聴いていたかな?
I氏からの影響でアイドルものもあったが、アイドルじゃないポップスや洋楽も一部あった様に思う。
ただ、気楽聴いているというよりは、細かいところをああでもないこうでもないといいながら聴いていた。
いわゆる重箱の隅をつつくような聴き方だった。今考えると音を楽しむのではなく音に苦しんでいたという状態である。しかし、当時事はそれが楽しかったのである。少しづつ少しづつ音が良くなっていくのを感じながらわくわくしたものだ。まだ青かったといえばそれまでだが、こういう段階を踏んできたのも今のシステムに行き着くために必要だったのだろう。まだ、音楽ではなく音を聞いていたのだ。


ACCUPHASE C-280

ACCUPHASE C-280内部構造

ACCUPHASE C-280シリーズは当時オーディオ雑誌で絶賛の嵐であり、多くのオーディオファンが憧れたプリアンプである。内部も各ユニット毎に専用シールドボックスに収められておりその構造の美しさも絶賛の対象となった。音質だけでなく高級機ならではの操作感の良さなどマニア心をくすぐる製品であった。

ここで遂にTADユニットの登場である。

T氏から譲り受けたTAD TL1601aとFOSTEXのホーンユニットを部屋に持ち込んで早速SX-900と入れ替えた。
2WAYシステムとなり、セッティングなどは全く出来ていない状態だがそれでもTL1601aの余裕の低域とFOSTEXのホーンユニットから出る抜けの良いダイレクトな中高域はSX-900とは次元を異にするものであった。
なかちゃんは歓喜した。
しかし、いかんせん高域が伸びない。するとI氏から「今使っていないホーンツィーターがあるから使ってみる?」と提案が。言うまでもなく飛び付いた。
I氏が譲ってくれたのはCORALのH-100というホーンツィーターだった。
これを繋いで遂に3WAYホーンシステムが完成するのである。

良い  非常に良い

ダイレクトでヌケが良く音が飛び出して来る。

すると今度は高域のAU-α607DRが非力に感じられる。
せっかくのホーンシステム。そして嬉しさのあまり思い切って高域にも単体パワーアンプの導入を決意した。

丁度I氏がパワーアンプを1台入れ替えるタイミングだったのでお下がりのSANSUI B-2103MOS VUNTAGEが我が家にやって来た。(因みに、タダで譲ってもらったのはT氏からのTADとFOSTEXだけです)

SANSUI B-2103MOS VINTAGE
内部構造

SANSUI B-2103MOS VINTAGEは低域の駆動力の強さとシッカリとした質感で評判だったB-2102MOS VINTAGEの後継モデル。ややソリッドだったB-2102MOS VINTAGEに比べ、音に柔軟さが加わりしなやかで柔らかい表現も聴かせてくれた良くできたパワーアンプである。

SANSUI B-2103MOS VINTAGEを導入し、M-90a、P-102と色々鳴らし比べて低域にM-90a、中域にP-102、広域にB-2103MOS VINTAGEを使う事にした。B-2103MOS VINTAGEはどの帯域の音も良くできれば低域に使って安定感を出したかったちょころだが、この組み合わせではM-90aが低域以外で使い物にならず、P-102が良いのは主に中域付近の音質だったので自動的にB-2103MOS VINTAGEは高域用となったのである。

大きな不満もなく、この状態は暫く続いた
 次にオーディオ機器を購入するのに2年程時間が空いた。
その間になかちゃんは初めて自分の車を買った。この頃は生活も少しは安定してきていたので念願のマイカーである。買ったのは三菱のFTOというスポーティーカーだった。そのフォルムとエンジン性能に惹かれて買った。
2000ccのNAエンジンだったが当時この仕様で最高の200馬力/20.4kg・mというスペックだった。
この車ではI氏(TOYOTA MR-2ターボに乗っていた)と二人でよく走りに行ったものだ。走り屋という程のことではないが、峠の下りをハイペースで走ったりした。オーディオ以外で初めて楽しいと思った事である。
今はもう落ち着いてしまってそんな走りもしないが、運転そのものは好きである。(今はTOYOTA プログレ)


三菱 FTO GPX

初めて買った車でもあったせいか、非常に気に入っていた。
足回りと駆動系をいじっていた。オーリンズの20段調整ショックや強化クラッチ、ギア比の変更などもした。特に強化クラッチの効果は絶大でトラクションがダイレクトにタイヤに伝わり、いかにも走ってる感があった。
後に家族からの後ろに人が乗れない!というクレームによりセダンに乗り換える羽目になる。

下の画像は実際になかちゃんの乗っていたFTO GPX

 さて、その3でマルチアンプの話を完結しようと思っていたのだが、書いてみるととてもここで完結させられない事に気づいた。まだこれからもなかちゃんのオーディオ遍歴は続くのである。車の話など余談もあったが、次になかちゃんに起こるオーディオ歴の中でも最大級の衝撃は次回に持ち越す事にしようと思います。
まさかその4を書く事になるとは思わなかったが、この分だとその5も書かなきゃならなくなりそうだ。

http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/maruchiannpusisutemu3.html


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なかちゃんの考えるマルチアンプシステムについて その4
http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/aruchiannpusisutemu4.html

その3で揃えたシステムでようやくマルチアンプらしい音になったなかちゃんシステム。これは良いなどと思いながら暫く楽しんでいたのだが、プリアンプにACCUPHASE C280を導入してから約2年程経った頃、音楽を聴いていてどうも釈然としない感覚が自分の中に芽生え始めてきた。

最初、これは一体なんなんだろうと思いながら聴いていたのだが、ある時ふと気づいたのだった。

「これ、音のヌケが悪い・・・」

そう、なんだかよそよそしく聴こえるというか音が前へ出てこない事に気づいたのである。
一体何が原因なんだろうと考えたがすぐにはわからなかった。
たまたまCDプレーヤーにアッテネーター(ボリューム)が付いていたので試しにプリアンプを外してCDプレーヤーをチャンネルディバイダーに直接繋いで聴いてみた。

「エエッ!?」

何と、音のヌケが俄然良くなった。
まさか、ACCUPHASE C280が原因なのか?気に入って使っていたので少なからずショックを受けたが、一度そう思ってしまうともうどうしようもない。
但し、一言断っておくと音のヌケは良くなったが音楽の情報量はガタ落ちである。プリアンプの持つ意味は大きく90年代前半に一時的に流行ったパワーアンプダイレクトはなかちゃんにとって音楽の空間表現を感じ取れないお馬鹿な評論家の戯言に過ぎなかった。しかし、そのためにプリアンプの必要性がわからなくなってしまった人も多く、パワーアンプダイレクトを雑誌などが良いと取り上げる度に腹立たしい思いをした。
もっとも、繋ぐとシステムの音が悪くなる、「プリアンプ」と称した酷い製品も多かったが。
もちろん勤めていたオーディオショップでなかちゃんはお客様に「パワーンプダイレクトは絶対にしてはいけないと散々伝えた。聞いてくれたお客様は半分程度だったが。
(パワーアンプダイレクトなんかクソくらいだ!!!←なかちゃんの叫び)

そして、暴挙に出た・・・・・・・

当時ACCUPHASE C280と並び称されていたSANSUI C2301VINTAGEとEXCLUSIVE C5という当時の国産最高峰のプリアンプ2台を購入したのである。もちろん経済力がそれ程ある訳もなく、どちらも中古品を探しての購入であった。

目の前にあのC280とC2301VINTAGEとC5が3台並んでいる。
はやる気持ちを抑えつつ、まずC280を繋いで聴いてみる。

「いつもの音だ。」(そりゃぁそうでしょう)

次にC280とSANSUI C2301VINTAGEを繋ぎ換えて同じ曲をかけてみる。

「こっ、これは!!!!! 全く違うじゃないか!」(驚)

C280に比べて音のヌケが断然良い!更に質感、情報量共こちらの方が良く感じられた。
どちらも国産最高峰、どうしてこれ程違うのか。この事実に少しの間戸惑った。
もう一度C280に戻して聴いてみる。

やはり音のヌケがあまり感じられなくなる。C280は非常に端正で折り目正しいというか、背広をビシツと着こなしたビジネスマンとでも言おうか、決して羽目を外す事がない。ちょっとお堅いイメージなのである。
それは悪い事だとは思わないのだが、困った事にノリの良いジャズやロック系の音楽を聴いている時でも、演奏者がスーツ姿で直立不動のままクソ真面目に演奏しているのである。
ジャズがスイングしない。ロックから魂の叫びが聴こえてこない・・・

もう一度C2301VINTAGEに換えて聴いてみた。

ジャズはスイングしロックからは魂の叫びが聴こえる。
やはりこの違いは間違いじゃない。そう思った。勝負ありだと思った。

次にEXCLUSIVE C5を繋いで聴いてみた。

「ムムッ、これもいいじゃないか」

音の出方が非常に自然である。質感、情報量も申し分無く、また帯域バランスも非常に良い。
いい意味でフラットバランスなのである。音にクセも感じられない。

この時点でC280を手放す事を決意。実に他のプリアンプ2台と比較してすぐの決断であった。

まさか2年程愛用していたC280をこんな形で手放す事になるとは思っていなかったが、他の2台を無理して購入しただけに、これを手放さないと経済的に全く余裕が無い。

C280は写っていないが、左下のシルバーのアンプが
EXCLUSIVE C5 右上のブラックのアンプがSANSUI C2301VINTAGE
我ながらなんとも贅沢な光景である。

さて、そうなると問題はC2301VINTAGEとC5のどちらを選ぶかである。
C2301VINTAGEは実に聴かせる音作りであり、ボーカルの質感がすごく良く音に潤いが感じられる。非常に魅力的である。特に女性ボーカルなどは絶品と思える程である。これは素晴らしい。

対してC5である。フラットなバランスでどこといっておかしなところも感じられない。
C2301VINTAGEに比べてスッキリとしていてクリアーな印象である。これはC2301VINTAGEで決まりかなと思ったのだが
不思議とこのC5は聴けば聴く程何かが心に響いてくる。

これは何だろうと思いながら、決断出来ずに2ヶ月が過ぎた。

決めた。C5を残そう。

C2301VINTAGEの魅力に感じ入りながらも、何故C5を選んだのか。
C2301VINTAGEは確かに魅力的で感じるものがある音である。しかしボーカルは良いのだがバックの演奏とボーカルの対比に少し違和感が感じられた。
クラシックなどでもそうなのだが、メインの音(ボーカルやソロ楽器)にスポットを当てた様な印象で伴奏が少し小ぢんまりと聴こえてくるのである。トータルとして楽曲のバランスに少し違和感を感じてしまう。
C5はそのあたりのバランスも非常に良く全く違和感がない。

C2301VINAGEがとても美味しい味付けがされた料理だとするとC5は味付け前の素晴らしい食材とでも言おうか。
今後、自分の求める音作りをしていく上でC2301VINTAGEの良さがかえって足枷になってしまうと感じたのである。
その点C5はやり方次第でどの様な音にもなり得るだろうと感じた。

そしてC2301VINTAGEもなかちゃんのもとを去っていくのである。
苦渋の決断だった。


SANSUI C2301VINTAGE
その潤い感豊かな音質は魅力的。
ガラス張りフロントパネルの美しさも絶品である。

EXCLUSIVE C5
シンプルなデザインのシルバーパネルにローズウッド製のケースが高級感を醸し出すC5。
音質は癖がなく素直で非常に良く練られた設計を窺わせる。

SANSUI C2301VINTAGE
C2301VINTAGE内部構造

EXCLUSIVE C5

C5内部構造

こうしてなかちゃんのプリアンプはEXCLUSIVE C5に落ち着いた。

この時、既にC5の後継モデルとなるEXCLUSIVE C7が発売されていたのだが120万円というその価格になかちゃんは手も足も出ない。でも1世代前のモデルとはいえその時の最高級モデル(一時は3台も)を所有する喜びみたいなものを感じていた。
ちょうどその頃、低域用に使っていたパワーアンプPIONEER M-90aの調子が悪くなり・・・というか壊れた(ガクッ)
M-90aはB2103MOS VINTAGEやP-102に比べると音質的にワンランク劣る印象があったので、内部を結構いじり倒していた。そのため基盤のパターンが浮いてしまったりなど何度か修理に出したり、基盤ごと交換したこともあったが、遂になかちゃんの酷な使い方に音を上げてしまったのだろう。(M-90aちゃん、ごめんなさい)

しかし、タイミングが良いというのか、その後すぐなかちゃんの勤めているオーディオショップにACCUPHASEのM-60というモノラルパワーアンプの中古品が入荷してきた。C-280での事もあり最初はあまり感心を持たなかったのだが、実際に試聴してみて「あれっ」と思った。C-280の時に感じたヌケの悪さがあまり感じられない。それにモノラルアンプの良さか価格帯がなかちゃん所有のパワーアンプよりも上級グレードのものであるせいか、なかちゃんの使っているパワーアンプより明らかに音質が良かったのである。
それに年式が古い事もあり販売価格もかなり手頃なものだった。

買ってしまった。(店員が買ってしまって、お客様ごめんなさい)

早速持って帰ってモニター用に使っていたPIONEER S-101CUSTOMというスピーカーに繋いで鳴らしてみた。

「良いではないか。エヘヘヘヘ」

ちょっと頬が綻んだかもしれない。
音場のスケール感も他の所有アンプよりあったので低域用に使おうと考え、M-90aの受け持っていた低域に繋いでみた。

「おお〜っ、良いではないか〜」

M-60の音質はやや緩い印象はあるものの、自然な音色感で中域に使っていたB2103MOS VINTAGEとの繋がりにも違和感はあまりなかった。寧ろM-60の受け持つ低域だけが他の帯域より音質が良く感じられ少しバランスを崩してしまった感は否めないが・・・。

ACCUPHASE M-60

M-60内部構造

ACCUPHASE M-60
なかちゃんにとって初めてのモノラルパワーアンプ 1台で一つのスピーカーを鳴らすアンプなのでステレオ再生では2台1組となる。
このアンプがモノラルパワーアンプのゆとりある再生音をなかちゃんに教えてくれた。

そうなると他のパワーアンプももっと良くしたくなるのが人情というもの。(なんと身勝手な屁理屈)
我慢出来ない。M-60購入から暫くして店に入荷したEXCLUSIVE M4aを購入した。(お客様 ごめんなさい)
この時、ACCUPHASE P-102が下取りに出された。

EXCLUSIVE M4aもまずPIONEER S-101CUSTOMに繋げて聴いてみた。

良い。非常に良い。

色彩感豊かなその濃密な音質はすぐになかちゃんの気に入るところとなった。
いい感じだったので暫くこのままM4aの音を楽しんだ後、いよいよマルチアンプシステムに組み込む事になる。

M4aのこの濃くて色彩感溢れる音質はもちろん中音域に使わなければとなかちゃんは確信していた。
が、しかし・・・・・・・

予期せぬ事態が起こったのだ。

M4aを中音域に繋いで鳴らしてみたのだが、音が引っ込む。全然前に出てこないのである。

「あれっ どうなってんだ」

なかちゃんは不思議に思った。これだけで聴いていればそんな事は全くなかったのだが。
エージング(鳴らし込みの事)が必要かなと思い暫く我慢してその音で聴いていた。
1週間が経った頃

「これは変わらんなぁ」

と悟った。どんなオーディオ機器にもエージングは必要だが1週間もすれば、その変化の方向性ぐらいは見えてくる。しかし今回はその兆候すら全くないのである。

M4aを中音域に使うのは諦めて、今度は低音域用のM-60と入れ替えてみた。

「うわぁ〜  もっと酷い!」

音が完全に詰まっている。中音域の時よりもっと引っ込んだ感じでもぞもぞした印象だ。
仮にエージングで変わったとしても、それで使い物になるレベルではない。

正直あせった。単体ではACCUPHASE P-102をはるかに凌ぐ表現力を持っているのに、マルチアンプシステムで使うとどうにも出来ない。尤も、他のアンプが同系統のものなら素晴らしい結果が出たのかも知れないが。

しかし気にったアンプだし手に入れたばかりなのでなんとかしたい。
最後に高音域に繋いでみた。

「おおっ、いけるじゃん」

今度は音が引っ込む事なくちゃんとヌケてくる。そして緻密な音である。

「よーし! OK!」

となったが、なんだこの耳に刺さる様な鋭さは。
まるでツィーターから針が飛んでくる様な鋭さである。
あの温かみがあって色彩感豊かなM4aがどうして・・・・・
この時なかちゃんは知ったのだ、アンプによっては単体で聴いていた時の良さがマルチアンプシステムに組み込むと必ずしも発揮されるとは限らないという事を。

なんとも奥深い事か・・・

でも、マルチアンプを始めた頃に比べれば遥かに音は良くなっている。

PIONEER S-101CUSTOM

PIONEER S-101CUSTOM
実はコノスピーカーは昔ONKYO D-77XDと同時にサラウンドのセンター用として購入していたもの。
当時はこの小型2WAYスピーカーがD-77XDより良い音に聴こえるのが不思議だったが
そのせいもあってかずっと手放せなくて持っていたものである。素直な音質と引っ掛かりのないスムーズな音の出方で今思えばすごく良く出来たスピーカーであった。独自のミッドシップマウント方式も音質に非常に効いていたと思う。
S-101CUSTOM内部構造


EXCLUSIVE M4a

EXCLUSIVE M4a
プリアンプのC5と同じくローズウッドのケースに収まったメーターのみのパネルデザインは高級感満点である。パワースイッチなどはフロントパネル下部のシーリングパネル内に収まっている。
なかちゃん初の純A級アンプ。天板に空いた放熱孔の上では本当に目玉焼きが焼けると思う。手で触ったら1秒と触っていられない。「熱っ」となるのである。

今回も話が長くなってしまいました。前回申し上げた衝撃の出来事(まあ、心を奪われたアンプとの出会いとでもでも言っておきます)までまだ暫く時間が掛かります。次回でもそこまで話が進まないかも知れません。
しかし、この時点でなかちゃんはまだ20代後半。(前回から歳取ってないんじゃぁという声も聞こえてきそうですが(^^ゞ )どんだけ濃いオーディオライフと言うか、どれだけオーディオと格闘しているんだろうと今更ながらに思う。
もっと短く終わると思っていましたが、まだまだ続きます。
こうなったら、端折らず出来るだけ細かく書いていきたいと思います。

次回その5にもご期待(?)下さい。

http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/aruchiannpusisutemu4.html


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なかちゃんの考えるマルチアンプシステムについて その5
http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/maruchiannpusisutemu5.html

 その4で組んだシステムでそれなりに音楽を楽しんでいたなかちゃんだが、ある日I氏と話している中で「モノラルアンプってやっぱりいいよね」とM-60での体験もあったのでその良さを実感していたのだ。

するとI氏は「EXCLUSIVEのM5aが凄くいいよ」と言った。
この発言がなかちゃんの欲しい欲しい病に火を付けた。
しかし、大枚1本に手が届きそうな価格のM5aを買うだけの経済力がなかちゃんにあるはずがない。

悶悶とした日々が続く・・・
しばらく経って、中古品ならなんとかなるかも、と考える様になった。といっても中古品でも新品の半額ぐらいはするのでそれでも高額なものだった。
それに滅多に中古品が出るアンプではなく(所有者は皆、気に入って使っているのだろう)なかちゃんの勤めるオーディオショップはもちろん、他でも見かけた事がない。そんなある日、東京の某有名オーディオショップの中古品広告にEXCLUSIVE M5aの記載があった。価格も相場に比べて高くもない。意を決してなかちゃんはそのオーディオショップに電話してみた。

なかちゃん 「雑誌広告見たんですが、EXCLUSIVEのM5aまだありますか?」
ショップ店員「ああ〜、M5aはもう売れてしまいました。」

当時、M5aの中古品は出ればすぐに売れる程の人気アンプだったので掲載にタイムラグのある広告に載った時点で既に売れてしまっていたんだろう。

ショップ店員「よろしかったら入荷予約という事にさせていただきましょうか?」

もうその気になっていたなかちゃんにはこの提案を断る理由がなかった。

なかちゃん 「では入荷予約でお願いします。」

とはいってもそうそう中古品が出るアンプではないのであまり期待せずに連絡を待つ事にした。
 1ヶ月が過ぎた。なかちゃんはM5aの事はあまり意識しなくなっていて、いつもどおりの日常(いわゆるオーディオ漬けの日々)を送っていた。
そんなある日、滅多に鳴らないなかちゃんの携帯電話が鳴った。誰からだろうと思いながら(当時の携帯は相手の名前を表示する機能などない)出てみると、例の東京のオーディオショップからだった。

ショップ店員「EXCLUSIVE M5aが入荷しました」
なかちゃん 「ええ〜っ、入荷したんですか!」
ショップ店員「はい。滅多に入荷しないんですがたまたま入ってきました。どうされますか?」
なかちゃん 「買います!」

もう、即答だった。これを逃したら二度と手に入らないかもしれないと思ったからだ。

そしてM5aがなかちゃんのもとへやって来る事になる。
M5aはすぐに届いた。(対応速いね)

入れ替えでSANSUI B2103MOS VINTAGEがなかちゃんのもとを去っていく。いいアンプだった。

まず、S-101CUSTOMに繋いで鳴らしてみた。

「!!!!!!!!!!」
「こここ、これはぁ〜っ!!!!!」

もう、形容のしようがない。M5aの作り出す音楽再生空間はなかちゃんを吸い込むかの様に部屋中に広がり、またなかちゃんの心にダイレクトに入ってくる。

「この音だ!この音!!」

感動ものであった。
なかちゃんがこれまでイメージし続けた理想の表現力だった。 惚れた・・・
EXCLUSIVE M5a

M5a内部構造

EXCLUSIVE M5a
当時EXCLUSIVE(PIONEER)の最高峰パワーアンプ。この後すぐに後継機M7が発売されたがM5aの2倍の価格でなかちゃんとは縁がなかった。
M5aは擬似A級動作で300Wの大出力アンプ。擬似とはいえ通常使用の領域では殆ど純A級動作に近く、M4a程ではないが点天板は相当熱くなる。
A級動作のために専用の電源トランスと大容量フィルターコンデンサーが搭載されており、内部構造左側のトランス(四角いケース)1個と真ん中のコンデンサー(丸いやつ)の一番後ろの一つがそれである。M4aと同じ意匠のデザインはなかちゃんの気に入るところである。

 M5aの音・・・それは一言ではなかなか表現出来るものではないのだが、敢えて語ってみよう。
M5aを販売店などでちょい聴きした人もいると思う。しかし、その時に組み合わされていた他の機器などによってはM5aの良さがすぐに伝わらない事もあると思う。M5aは何気ないというかさり気ないというか、最初はサラッとした印象を受けることも多い。しかしこのさり気さは重要である。オーディオ機器に期待を寄せるが故にその音に濃さやインパクトを求めるといった事がよくある。だが、なかちゃんの経験上ではそういった機器は悪くはないのだが、往々にしてその後使い続けても最初に受けた印象と違う音を出せないという場合が多い。その音が好きならなんの問題もないが、色々な音楽をそれぞれの持つ表現力で楽しみたい時、その味わいが足を引っ張る事がある。
なかちゃんの求めていたのはどんな音楽でもその良さが伝わってくる様なアンプだったので、このM5aの何気ない鳴り出しに期待が持てた。そして暫く鳴らしていると、実はその音が非常に濃いものである事に気づく。
クリアーな空間の中から色々な音が実体感を伴ってスーッと出てくる。生々しさが感じられる。
そして時折「ハッ」とする様な表現を聴かせるのである。その音になかちゃんはゾクゾクした。
なかちゃんの五感は研ぎ澄まされ音楽空間の中にその身を委ねる。そんな感覚だ。
聴く音楽を変えてみる。すると今度はさっきまでと違うその曲独自の表現が伝わってくる。
更に曲を変えてもM5aはその曲の持つ表現を克明に伝えてくる。

まさに噛めば噛むほど味が出るというもいの。

最早逃げ出す事の出来ない世界に飛び込んでしまった。

 このアンプとの出会いがなかちゃんの音楽に対する感性を数段引き上げたようだ。音楽の聴き方が変わってしまった。振り返れば今までなんと細かな事にこだわっていたのか。解像度がどうとか、周波数レンジがどうとか、まるで重箱の隅をつつくような聴き方をしていたことを思い知らされた。
音楽の楽しさはそんなところにあるものではなかったのである。
音楽は体で聴くというか、全身で感じるものだったのだ!これまでは音楽を聴いていたのではなく分析していたのだ。愚かだった。
もう細かい事などどうでもよい。いまこの至福の時をずっと感じていたい。それこそが音楽の持つ本当の力なのだ。このアンプだけは今後何があっても手放せない。そう思った。
 この後M5aをマルチアンプシステムに繋ぐ。これだけの表現力を持ち合わせているので、主旋律が最も多い中音域に繋ぐ事にした。

良い

今までとは全然違う良さが感じられる。デザインも気に入ったM4aとM5a(あとM-60も)が並んだラックを眺めながら恍惚に浸っていたものだ。

 だが、オーディオ好きの悪い癖か、こうなると唯一ステレオパワーアンプだったM4aもモノラルパワーアンプにしたくなってきたのである。M5aがあまりに良いため、他の帯域が寂しく聴こえるのだ。
この後、一度使ってみたいと思っていたESPRIT(SONY)のTA-N900というモノラルパワーアンプを探して手に入れた。M4aを下取りに出した。M4aは中古市場でもかなりの人気で良い値で売れた。かなり気に入っていたアンプだったので手放す時はかなり惜しい気分だったが経済的に致し方ない。

 そうして全てのパワーアンプがモノラルアンプとなったなかちゃんのマルチアンプシステムが誕生した。
最後に入れたESPRIT TA-N900は密度感がありハッキrとした音で歯切れもよく積極的な印象の鳴り方だった。
やや音に明るめの色が付く印象があったが、細かい事は気にせず使う事にした。中音域はM5aで決まりなので、低音域と高音域に繋いでどちらで使うか決めることにした。

まずは低音域。音が締りバスドラムやベースの音がグイグイと前へ出てくる。ドライブ感がある。それはそれで良いのだが、ちょっと音が締まりすぎる。他のアンプとの対比で締まり過ぎてちょっと窮屈に聴こえる。高音域に繋いだM-60も元々再生周波数レンジの広いアンプではない事もあって、特に魅力が感じられない。

今度はTA-N900を高音域に。こっちの方がバランスが良い。中低域はこれまで通りで高音域からM4aで感じられたどぎつさが消えた。全体的に明るめな印象が加味されてしまうが、この組み合わせがベストだろう。


当時のなかちゃんシステム
置き場書が足りないためESPRIT TA-N900がスピーカーの上、ホーンの両外側に置いてある。
スピーカーに付いている「YAMAHA」のロゴはこのスピーカーとは無関係で前所有者がたまたま持っていたバイク用のステッカーを貼ったもの。スピーカー後方に置いてある白い衝立の様なものは吸音パネルであるが、この吸音パネルは殆ど効果がなかった。今も持っているがスピーカー後方の飾り(?)みたいなものになっている。

 これまではアンプの事ばかりだったが、ここにきて新たな問題が浮上する。
アンプの音質がかなり良くなったせいか、スピーカーの悪い部分がハッキリと再現されてしまうのである。
中音域に使っていたFOSTEXのホーン+ドライバーの音が薄く聴こえるのである。
このホーンは音のヌケも良く気持ち良い鳴り方をしてくれていたのだが、背後に取り付けられたドライバー(ホーンユニットに於ける振動板部分。この場合はリアコンプレッションドライバー)が原因の様だ。

アンプを換えたばかりなので少しの間はチャンネルディバイダーの調整やスピーカーユニットの位置合わせ(位相調整:この場合は各ユニットの前後位置調整)をしていた。調整によってかなりいい感じにはなったが、やはりドライバーの音の薄さは変わらない。
ここでなかちゃんはドライバーの交換を決断するのであった。
とはいってもこの譲ってもらったホーン+ドライバーのセット、最初から色々な対策がされていてホーンの上下に想版が貼ってあったりその上にビロードが貼られていたり、ドライバーもエポキシ樹脂で固められていてホーンとドライバーを取り外す事が出来ない。これだとホーンも交換せざるを得ない。
ドライバーはウーファーと同じTAD(TECHNICAL AUDIO DEVISES:PIONEERの業務オーディオ部門です)のTD2001と決めていたのですが、TADにはTD2001に合うホーンが用意されていない。1サイズ大きなTD4001ならそれ用のTH4001というホーンがあるがあまりに高価でとても買えない。それにこの部屋には大き過ぎて使いづらい。
そこでドラーバーはTD2001とし、ホーンは他メーカーのもので使えるものを探す事にした。

色々調べているとサイズ敵にも丁度良く、価格も手頃なホーンが見つかった。SANOというメーカーのSN500SUというモデルだ。


TAD TD2001

SANO SN500SU

TAD TD2001
振動板にベリリウムを使用。よくあるアルミニウム振動板に比べて再生音に癖が少ない。アルニがやや軽い音でパリッとした乾燥した印象なのに対して、重量感や潤い感がしっかりと再現されると感じている。
マグネットには強力なアルニコマグネットが採用されていて反応が良く繊細な音が出る。振動板の前部にスリット状のウコライザーが付くリアコンプレッションドライバーである。スロート径(音の出口)は2インチ(約5cm)で振動板は1インチ(約2.5cm)のいわゆる1インチドライバーである。
なかちゃんが購入した時に比べて物価、原材料価格の高騰などの影響もあり、今ではその定価は当時の2倍程になっている。

SANO SN500SU
確か材質はミズメザクラだったかと思う。非常に質感の高い仕上げである。ホーンの曲率はエクスポーネンシャルカーブ(指数関数曲線)になっていた。スロート出口(ホーンの奥の方)に5枚のフィンが付く。価格は当時のホーン相場からしてもかなりお買い得だった。そのかわりこのホーンは完成品ではなく、各パーツがバラバラの状態で販売されていた。購入後、自分でドライバー片手に組み立た。元々2インチドライバー用のホーンだったので同社の1インチ→2インチスロート変換アダプターを取り付けて使っていた。
なかちゃんが手の出なかったTAD TD4001ドライバーとTH4001ホーンTD4001は材質などはTD2001とほぼ同じだがサイズが全く違い、その再生音も凄いもの。殆ど金属の塊みたいなユニットで一人で持ち上げるのもやっとの重さ。TH4001はイタヤカエデ材となっており。TD4001と一緒に名機EXCLUSIVE 2402(スピーカー)に搭載されていた。間もなくSANO SN500SUを購入した。
早速FOSTEXのホーン+ドライバーと入れ替えた。


「うわぁ〜〜〜!  失敗したぁ〜!!!!!#$%&’%#$”##%$&’%$#」


確かにTD2001の方は全く問題ない。いやかなり素晴らしい。
だがSANO SN500SUの方は・・・・・
音が前へ出ないというより、左右方向によく広がる。ステージの広さとかはよく再現されるのだが、やんわりとした音でいまいちハッキリしない。ゆったり穏やかに聴いている分には悪くないが、音楽に躍動感やノリの良さ、エネルギー感を求めると全然ダメである。

ホーンスピーカーの音に引っ掛かりがなくスーッと出てくるところが好きななかちゃんにとっては方向性が全く逆のホーンだったのである。

ホーンというのは言ってみれば音響を考慮した筒みたいなもので、ドライバーを付けて他の帯域を受け持つユニットと繋いで初めて音がわかるものなので、購入前に試聴をすることは不可能である。SN500SUの購入もなかちゃんにとって冒険だったのである。しかし、見事に外した。好みや使い方によってはこのホーンでないといけないという方もおられると思うが、少なくともなかちゃんの望んでいたものではなかった。
しかし、またすぐに買い換えるなどということは出来ないので暫くこのホーンを使う事にした。
そんなある日の事だった。事件が起きた。
高音域用に使っていたCORAL H-100の一方が突然鳴らなくなった。最初は何が起こったのかわからずアンプやチャンネルディバイダーなどをあれこれチェックしていたが、どこにも問題はない。まさかと思いH-100を確認しようと持ち上げた。その時・・・・

カランカラン・・・・・・・・

「エッ」

H-100の内部から何かが転がる様な音が。

「ああっ 何か外れてる!」

どうもH-100の内部でスピーカーケーブルの端子が外れてしまっている様だった。構造的に専用の道具がないとこのホーンはバラす事が出来ない。メーカーへ修理に出すしかないのだがすでにCORAL社はなくなっていた。
どうしようもない状態である。自分でバラそうと試みたが、全く開ける事が出来ない。いくつかの業者に問い合わせたが修理は不能だった。

何故、突然こんな壊れ方をしたのだろうか?ほとんど動かすこともなく衝撃を与える事もなかったのに。考えられるのは使い始めた時から何かが外れかかっていたのかもしれないという事だが、今はそんな事を考えても仕方がない。
取り敢えずチャンネルディバイダーの設定を変更してツィーターなしの2WAY仕様にして聴く事にした。

2WAY仕様で少しの間聴いていたが、高音域があまり伸びない音にいつまでも耐えられなくなったなかちゃんは、再びお得意の暴挙に出る。

「出よ、欲しい欲しい病〜〜〜」

と言ったか記憶は定かではないが、ホーンツィーターの購入を決意した。
今まで散々色々と使ってきて(紹介していない小物もいっぱいあります)中途半端なものを買うとろくなことはない、大概は使い物にならない事を少しは学習していたので今回はシッカリとしたものを用意しようと思った。

それはEXCLUSIVE ET-703だ。基本的にTAD TD2001と同じ設計思想で作られており、音質的にもちゃんと合う事はわかっていた。


CORAL H-100

CORAL H-100
ホーンらしいヌケの良さがあり気持ちよく鳴ってくれた。音質には多少荒っぽいところもあったが、それも個性と鳴りっぷりの良さを楽しんだものである。

不意のお亡くなりにはショックを受けた。


EXCLUSIVE ET703

EXCLUSIVE ET703
EXCLUSIVEはPIONEERの高級オーディオブランド。このET703はEXCLUSIVEブランドだが、業務ブランドTADと同じ設計思想で作られており、音質的にも似た性格を持つ。振動板はTD2001と同じベリリウムとなっており、マグネットには強力なコバルトマグネットが使われている。

買った。ET703を買った。今思えばあの時無理して買っておいて良かった。TD2001同様現在その定価は思いっきり高くなっている。定価は2倍以上になっているのだ。

ET703は大正解だった。CORAL H-100とは一線を画す高音質でヌケが良いだけでなく、非常に緻密で透明度が高い。
歪も極めて良く抑えられており高音域の5kHz以上(-24dB/oct)でこれだけ鳴らしても歌声がクリアーにハッキリと聴こえる。JBLなどの同クラスのツィーターで同じ事を試した事があったが、もうジャリジャリで歪みが多く何を歌っているのか聴き取れないぐらいだった。
ET703は予想以上の音質だった。

これで再び3WAYマルチアンプシステム音楽を楽しむなかちゃんなのであった。


このまま順調にオーディオライフが続けば良かったのだが、

この後、またなかちゃんは不幸に見舞われるのである。

だが、この時なかちゃんはそんなことを知る由もなかった。

http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/maruchiannpusisutemu5.html

6. 中川隆[-12000] koaQ7Jey 2020年7月28日 16:59:41 : qvCpCPFxe6 : SXdLWFhadjI5eHM=[33] 報告
なかちゃんのシステム紹介
http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/nakacyannosisutemu1.html

現在、なかちゃんがどの様なシステムで音楽を楽しみ、このホームページで色々と語ろうとしているのか、紹介させて頂こうと思います。

しかし、なかちゃんのシステムはあくまでもなかちゃんが音楽を思った音で楽しみたいための道具であり、もし同じシステムを他の人が使ったらなかちゃんとは違う音になるという事を最初に申し上げておきます。

そう、オーディオとは装置だけの音ではなく、それを使っている人の音になるのです。
ひいては極めれば極めるほどにその装置の音が使っている人そのものを表現する様になってきます。

オーディオに限らす、写真、絵画など趣味とはその人の自己表現であり、自分の映し鏡なのです。


左の写真を見て「あっ」っと思った方、かなりのマニアです。

そう、なかちゃんのシステムはとうの昔に滅んでしまったのではと思われているマルチアンプシステムなのである。

と言うと現在マルチアンプで音楽を楽しんでおられる方に失礼なので、付け加えると
「マルチアンプは滅んでいない!! 密かに脈々と受け継がれているのだ!!」
となかちゃんは声を大にして宣言する。

今ではマルチアンプをご存じない方も多いと思いますので一言、マルチアンプは今流行のマルチチャンネルとは全く違うものです。マルチアンプについてはこのコーナーの続編でお話し致します。
CDプレーヤー

なかちゃんのCDプレーヤーはESOTERIC P・2 D・2である。
P・2といえばあの有名なVRDSメカ(Vibration-FREE Rigid Disc-Clamping System)搭載のCDトランスポートである。(CDトランスポート:デジタル信号出力専用機)
そしてVRDSメカはモデルチェンジ版P・2sと同じアルミと真鍮のハイブリッドターンテーブル”Sタイプ”に換装されている。(自分で載せ換えました。実は大変な作業です。)

そしてD・2。こちらはCDトランスポートP・2より出力されたデジタル信号をアナログ信号へ変換しアンプへ送り出すためのいわゆるDAC(デジタル/アナログ コンバーター)というヤツである。

P・2からD・2へデジタル信号を伝送するケーブルには同じESOTERIC社のERCA−100というデジタルケーブルを使用している。
密度感が高く彫りの深い音質が特徴の日立電線6N-LCOFCのデジタルケーブルを改良し、唯一の欠点だった音場空間の天井の低さを解消した実にリアリティーの高い質感を再現出来るデジタルケーブルである。

このERCA−100と遜色のない音質を実現していたのはなかちゃんの知る限り、定価10万円以内ではWIRE WORLD社GOLD STAR LIGHTとMODSQUAD社WONDER LINKTだけである。
WONDER LINKTは実にニュートラルで癖がなくどんなジャンルの音楽でも素直に伝送出来る誰が使っても満足のいく音質のデジタルケーブルであり、GORD STAR LIGHTはストレートな表現に響きの良い豊潤さが加わりリアル且つゴージャスな音質を実現していた。
ERCA−100は愚直なまでにリアリティーを追求したケーブルで美しい音は美しく出すのだが汚い音がリアルに汚く、場合によっては音がキツイと感じられたりもしていた。
それでもなかちゃんはリアリティーを追求したこのERCA−100の正直さが気に入って使い続けている。
このケーブルの音質も他の機器やシステムの使いこなしで如何様にもなるのである。(なかちゃん的には)
WONDER LINKTとERCA−100は既に生産完了となっているので現在入手可能なのはGOLD STAR LIGHTの最新モデルGOLD STAR LIGHT5のみとなってしまった。


この組み合わせでの音質は3次元的な立体感を伴いエネルギー感もあり、克明に描き出すタイプのものである。
気品の高さみたいなものを感じさせつつも音色に癖を感じさせず単に綺麗なだけにならず、ゴリゴリした音やザラザラした、ともすると品の良くなさそうな音もサラリと再現する。

もっと高価なCDプレーヤーにはこれより音質の良いものは勿論存在するが、P・2 D・2購入後15年間ほかのプレーヤーに一切浮気せず使い続けてきたが、それだけの魅力はこのプレーヤーにもある。

オーディオシステムの音質はCDプレーヤーだけで決まるものではないので、これはこれで全然構わないのである。

PRE AMPLIFIRE (プリアンプ)

プリアンプはEXCLUSIVE C7aである。
C7aの前にはACCUPHASE C−280 、 SANSUI C−2301 、 EXCLUSIVE C5と当時(20数年前)に国産ハイエンドプリアンプと謳われた3機種を全て使ったが、このC7a(C5の次世代モデルです)は全く次元が違った。
アンバランス(RCA)出力時のインピーダンス(わかりやすく言うと音楽信号の電気抵抗)が0.1Ωと驚異的に低いというか殆どショート状態と思える程の低抵抗でもはやパワーアンプをドライブしてしまう(本当にそんな音がします)凄まじいプリアンプである。

よく雑誌などで高名なオーディオ評論家大先生方が国産オーディオは音が薄いなどと仰っておられるが、このC7aは全くそんな事はない。
一聴するとさらりとしてそうに聴こえるが、実はクリアーな空間の中に濃さのある色彩がきちんと再現されている。
海外製品でこの音を出そうとすると倍の価格を支払わないと無理だとなかちゃんは思っている。
しかし、倍払ったからこのクォリティーは手に入るかどうかも最近は疑問に感じている。
倍の価格で実際にC7aと遜色ないと感じたのはアメリカのJEFF ROWLAND社コヒレンスだけである。
このコヒレンスも今は生産が完了し入手不可能となっており、今音の良いプリアンプは一体何があるのだと思っている。

また、C7aはエージング(いわゆる慣らし運転ですな)に半年はかかる。最初に一聴した時にこのプリアンプの可能性を感じる取る事が出来なければこのアンプを使う事はないだろう。(プラス忍耐力も必要)

もはや手放せないプリアンプである。

追記:C7aはアンバランス接続で使いましょう。その方が音質が良い。
なでもかんでもバランス接続と謳う自称評論家諸氏に騙されてはいけない。

POWER AMPLIFIRE (パワーアンプ)

ELECTRONIC CROSSOVER NETWORK
(チャンネルデバイダー)
ELECTRONIC CROSSOVER NETWORK 通称チャンネルデバイダー
こんな名前のオーディオ装置は初めて聞いたという方も少なくないと思う。
これはマルチアンプシステムを構築するのに欠かせない機器で、マルチアンプシステムの要でもある。

なかちゃんのチャンネルデバイダーはSONYのESPRIT(エスプリ 80年代が全盛期 今はなきブランド)シリーズの最高峰TA−D900である。
マルチアンプシステムについては別の機会にお話しするが、簡単に説明すると3WAYスピーカー(なかちゃんの場合)の高域、中域、低域にそれぞれ別のパワーアンプを使用し各帯域のパワーアンプに全周波数ではなく必要な帯域の信号のみを送り込むためにプリアンプから出力された音楽信号をパワーアンプの手前で各周波数成分に分割するための装置である。(従ってスピーカーはパワーアンプと直結、パッシヴネットワークは使用しない)

このTA−D900の音質的特長は音の彫りが深く、立体的である事。
音色的にはいわゆるSONYの音がするが、そこはなかちゃん、内部配線などの一部変更で癖を消している。
今でもこのチャンネルデバイダーを探している方もおられると聞く。

常識的?な価格(といっても当時30万円程した)で入手出来るチャンネルデバイダーではおそらくこれが一番マルチアンプらしさを感じさせてくれるだろう。

このTA−D900の前にACCUPHASE F−25も使ったが、マルチアンプ的な音を感じさせてはくれたものの音像が平面的で音のエネルギーが何かに遮られてこちら側まで届かないという不満を感じて手放した。

最近アメリカのPASS社チャンネルデバイダーXVR−1をなかちゃんのシステムに組み込んで聴く機会があった。
これは良かった。TA−D900より色彩が濃くニュアンスの再現性なども非常に良かった。
「欲しいっ」と思ったが3WAY仕様で130万円はとても手が出ない。(ガクッ)

そしてTA−D900も故障すればもはや修理が出来ない。
なんとか壊れずにずっともって欲しいものだ。

同じアンプの写真が2つ・・・に見えるかもしれないがフロントパネル左下の形式名をよく見て欲しい。
そう、上はEXCLUSIVE M5 下はEXCLUSIVE M5aである。

今見るとレトロなウッドキャビネットのパワーアンプであるが、なかちゃんには何故か古臭くは見えない。
デザインに普遍的なものがあるのか古さを感じさせないのである。

シルバーパネルに一つ目のアナログメーター、そしてメーター左側の電源スイッチ。付いているのはこれだけである。

なかちゃんがマルチアンプを始めて少し経った頃、その時使っていたアンプより音質の良いパワーアンプはないかと考えていたら、オーディオ仲間にこれがいいと薦められ、音も知らずに手に入れた。
そして聴いてびっくり!なかちゃんの感性を擽る音がする。いや、これだっ!という感じだったか。

はまった。もうこのアンプは手放せない。さりげなくリアルな音がする。それも深い。何が凄いとかそんな程度のものではなく、ただひたすらありのままを再現しようとするのである。

気が付いたら、3WAYマルチの3チャンネルともM5(M5a)になっていた。
M5(M5a)はモノラルアンプなのでステレオ再生では2台(右用、左用)となり、3WAYで合計6台の一つ目アンプがラックに収まっている。

現在、高域(5000Hz〜) M5  中域(800〜5000Hz)M5a  低域(〜800Hz)M5 という構成になっている。 

SPEAKER (スピーカー)


一番左はスピーカー全景。

左上はトゥイーター背面

右上はドライバー背面

すぐ右はホーンとトゥイーター前面

なかちゃんのスピーカーはバラユニットを組み上げたものである。

マルチアンプ方式なのでネットワークはなく、全てパワーアンプから直結となっている。

トゥイーター(高域)はEXCLUSIVE ET−703

コバルトマグネットを使用したベリリウム振動板のリアコンプレッションホーントゥイーターである。
JBLのトゥイーターなどと比較しても、歪感が圧倒的に少なくクリアーで伸びがあり、緻密な描写をするユニットである。
変な形の台は自作のもので微妙に下向きになる様角度を付けてある。


ミッドレンジ(中域)はTAD(TECHNICAL AUDIO DEVICES:PIONEERの業務ブランドです)のTD2001(ドライバー)に山本音響工芸の桜材ウッドホーンSS−500の組み合わせである。

TD2001は1インチドライバーなのに2インチドライバーかと思わせる様なサイズの大きさである。
トゥイーター同様、歪感のないクリアーで緻密な描写である。
磁気回路には強力なアルニコマグネットが使用され、振動板はET−703と同じベリリウムとなっている。

SS−500はホーン開口がスロート部(ドライバーとホーンのつなぎ目付近とお考え下さい)からホーン先端へ向かって連続的に丸から四角へと段付きなしに形状が変化していき、四角の上下左右につなぎ目がないため、直角の角が存在せず音の解析が最小限に抑えられる設計となっている。
実際この組み合わせでは非常にスムーズでヌケの良い音質が特徴で桜材の持つやや明るめな響きを除いては、特に気になる所はない。


ウーファーはTADのTL1601aである。
40cm口径のパルプコーンにアルニコマグネットと強力な仕様となっている。

パルプコーンとギャザードエッジによるヌケの良い自然な質感はなkちゃんのお気に入りである。
そして、最近小口径のダブルウーファーなどがもてはやされ、小口径ユニットは振動板が軽くレスポンスに優れると言われているが、40cmウーファーをマルチアンプで駆動した時のレスポンスの良さやエネルギー量と、空間表現に感じる余裕度は別格である。やはり大型スピーカーにしか出せない領域というものは確かに存在する。

ANALOG PLAYER (レコードプレーヤー) 

なかちゃんの愛用レコードプレーヤーはEXCLUSIVE P3である。

ウッドキャビネットの中には頑丈な金属フレームが組み込まれており、このプレーヤーの重量はなんと47kgにも及ぶ。
重くて一人では持ち上げる事が出来ない。

導入時、搬入を手伝ってくれた友人が2階への階段の途中で「放してもいいか?」と言ったくらいだ。

スタートボタンを押した後、僅か0.3秒で定速回転に達する驚異的な高トルクモーターを採用しているが、モーターによる振動、コギングの類は全くと言っていい程感じられない。

ダストカバーはガラス製で側面と本体ウッド部はローズウッドで作られている。

じつはなかちゃんは専らCDを聴く事が殆どなので、レコードプレーヤーはそれ程徹底して鳴らし込んでいない。
カートリッジ(針ですな)にはGOLDRINGのMM1006GXというカートリッジとしては結構安価なものを使用している。
MM1006GXはGOLDRING社製カートリッジの中では最も廉価なカートリッジだが、プリアンプEXCLUSIVE C7aに内臓されているMM専用フォノイコライザーが癖のない素直な音質でこのカートリッジでもそれなりに良い音を聴かせてくれる。

GOLDRING MM1006GX(左)

とはいえ、単にカートリッジをヘッドシェルに取り付けただけで良い音がするはずもなくこのあたりの調整は行っている。
まず、カートリッジを取り付けた状態でレコード盤に針を落とすとアームが微妙に前傾(カートリッジ側が低くなる)する様にアームの高さを調整。次にオーバーハングはゲージを使用せず、カートリッジをターンテーブル中心に持ってきた時、針先がセンタースピンドルより役1.5cm外側に来る様に合わせている。
(オーバーハングとはわかりやすくいうと、針先がレコードの溝をトレースする際に盤の外周から内周へ向かって描く軌跡が出来るだけレコードの溝に直角に接する様になる針先の位置の事)

MM1006GXオーバーハング(右)

そしてインサイドフォースキャンセラーは”0”にしてある。アームが横方向に流されないのなら、横向きに余計な力を掛けない方が良いと考えるからである。
(インサイドフォースとはレコードに針を下ろして再生を始めた時にアームが内周に向かって引っ張られる様に流される向きに掛かる力の事である。経験された事のある方も多いのではないかと思います。)
そして最後に針圧である。MM1006GXの説明書にある適正針圧は1.5g〜2.0gである。しかし、針圧調整を行うことで他のカートリッジも含めてこの適正針圧なるものがいかに大雑把なものであるかが露になるのである。

現在このMM1006GXの針圧は1.73gに合わせてある。
1針圧が00分の1g単位となっており、「なんじゃそりゃ?」と感じる方もいると思う。
しかし、調整すればするほど0.1gという数字が針圧にとっていかに大きな数字であるかがわかってくる。
針圧が0.1gも違えば音は全然違ってくるのである。

幸いEXCLUSIVE P3の付属アームの針圧目盛りは0.1gの幅が大きく目視で0.01gを読み取る事が可能であり、1.5g、2.0g 1.6g、1.9g 1.7g、1.8gと適正針圧の範囲の両側から徐々に間隔を狭めながら音質をチェックしていくと1.7gと1.8gの間に良さそうなところがあるのに気づいた。
そして、1.75g針圧を合わせて試聴すると1.8gや1.7gより音質が良い。その後針圧を0.01g刻みで動かしていくと1.73gに合わせた時に「これだっ」という音質になった。(結構スイートスポット的に音質の変化があった。)

インサイドフォースキャンセラー(左)

針圧目盛り(右)

ここまで説明すると「そこまでするのか?」と言う人も出てきそうだが、これでもアナログプレーヤー調整の基本でしかない。なかちゃんはここまでの調整に留めているがコアなレコードマニア(変な意味ではなく本当に音楽を愛する人の事)はこんなものではない。
しかし、なかちゃんもこれ以上の調整を今行う気がないのでこれ以上は踏み込まない事にする。

CD RECORDER (CDレコーダー) 

なかちゃんのシステムにはCDレコーダーも存在する。PIONEERの業務用RPD−1000である。
滅多に使わないのだがカーステ用のCDを編集したりする事がたまにある。
編集用としてよりはメインのP・2 D・2が故障した時の非常用という意味合いが強い。
しかし、このCDレコーダー、CDプレーヤーとしての実力も侮れない。
同じPIONEERのコンシューマー機PD−T09の少し重たい低域を柔軟で自然な印象にした音質というとオーディオに詳しい人にはどんな音質なのかわかると思う。
ESOTERIC P・2 D・2には及ばないものの、その代役は充分にこなしてしまう実力機であり、優れものである。

CASSETTE DECK (カセットデッキ)

カセットデッキはAIWAのXK−009である。
元々なかちゃんはカセットデッキに非常に興味を持ったところからオーディオにのめり込む事になっただけに、このカセットデッキには愛着がある。
発売の1989年に購入してからずっと使用している。といっても最近めっきり出番がなくなってしまったのだが。このXK−009はAIWAがSONYに吸収される前のカセットデッキメーカー(AIWAは元々カセットデッキメーカーなのです。)として最後にベテランデッキ職人が手掛けた名作である。

XK−009はAMTS(安置モジュレーションテープスタビライザー)というテープを前側から押さえつけてテープ自体の振動による音質への悪影響を排除する機構を最初に搭載したカセットデッキでもある。
他のメーカーからもこれに続くようにテープスタビライザー搭載モデルが発売されたが、どれも形だけのもので機械的構造でテープを押さえてはいたが、XK−009は電磁フランジャーを使い1kgもの圧着力でテープを固定していたのである。
その他、発信機内臓によるバイアス調整が可能となっていたり、dbxノイズリダクションの採用でCD並みのダイナミックレンジの再現も可能としていた。(dbxを使うと微妙に音質が硬くなるような印象派はあるが) そしてこれは昔からAIWAのデッキには付いていたがADMS(アダムスと読む)という自動消磁機構が付いており、電源投入直後に数秒間動作を規制しその間にヘッドが帯びた磁気をキャンセルしていた。

XK−009の後継モデルKX−S9000は若手技術者達が往年のベテラン職人の作ったXK−009をベースの作り上げた機種で90年台に最高のデッキと謳われたが、XK−009と同条件で録音、再生を行うと音の立ち上がりはXK−009の方が早く音質的にはXK−009に少し及ばない。なかちゃんはこれが名作の最後だと思いXK−S9000も購入したがXK−009にどうしても及ばない事から一度手放した。しかし、悪い虫が騒ぐのか再びXK−S9000を購入し使ってみたがやはりXK−009に及ばない。こんな事を3度繰り返して今はXK−009一筋である。

だが悲しい事に、現在市販されているカセットテープに音質の良いものがない。昔はSONYのMETAL−ES(最近あった深緑色ハーフのESもどきではない。あれは駄作である。)やMETAL−S、METAL−MASTERなどお気に入りの高音質テープがあったのだが、昨今のMDやCDRの普及によりカセットデッキ、カセットテープは市場からどんどん姿を消して行き、今ではTEACの廉価機種V−1030が手に入るかどうかという悲しい状況となっている。
なかちゃんもカセットテープ数年前に最後の高音質METALテープのTDK MA−EXを10本程入手し保管している。(MA−EXはちょっとパチパチサウンドだが・・)
その他

電源アイソレーター

CDトランスポートとDAコンバーターにはCSE R−100を使用。好き嫌いの分かれる装置だがなかちゃんのシステムではこれがある方が音質の透明度が増し、立ち上がりの速さも得られるので愛用している。
アイソレーターからそれぞれの機械への給電へはWIREWORLDの電源ケーブルSEP(SILVER ELECTRA REFERENCE)を使用。
恐ろしく(?)高価な電源ケーブルだが、一度使うともう外せない、素晴らしい音質である。

ステップダウントランス

左の画像の左奥にあるのが200Vを100Vへ変換するステップダウントランスである。
なかちゃんのシステムはA級(擬似)300Wもの大出力パワーアンプを6台使用する大袈裟なシステムであるため、通常の100V電源では瞬間的に電力の供給不足が発生し音の腰が砕ける場面があった。そのため100V電源の4倍の供給能力(余裕)があるといわれる200Vの電源を部屋に引き込み、これをステップダウントランスで100Vへ変換してパワーアンプへ給電している。
この事により音の腰が砕ける事がなくなり、空間表現にも余裕が出た。但し目を見張る様な音質向上があったわけではない。
このステップダウントランスはTAMURA製でなかちゃんが購入したのが最後の1台となり、生産が打ち切られたものである。
実際なかちゃんが注文した時点で事実上生産は完了しており、手巻きの巻き線を使用していたこのトランスを作れる職人さんが既にいなくなっていたのに、他の職人さんがなかちゃんのこの1台のためだけに3台も同じこのトランスを試作し4台目でようやくTAMURA社のこのトランスに対する性能をクリアーしてなかちゃんに届けられたというメーカーの誇りと顧客に対する対応の凄さにただただ感服しました。
画像右側の白い細長い機械はチャンネルデバイダーへ電源を供給している電源アイソレーター ハルモニア社 IPS−40です。

以上が現在のなかちゃんのシステムです。
このシステムで本当に良い音を出すまで10年余りの年月を要しましたが、現在とても素直で実在感満点の音楽を聴かせてくれます。一生やめられない趣味ですな。

http://www.nakajimaharikyuuinn.jp/nakacyannosisutemu1.html

7. 中川隆[-11778] koaQ7Jey 2020年8月20日 09:54:31 : dEZdtrQ9pE : ZHdQTDQ1OUQxTlE=[7] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
自宅システムもいよいよ完成の領域に達して来た
2020年08月20日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/fd928fa7f3746427748a0f280e71df06


音楽部屋の3セットのお守りを続けているが、自宅システムの方に関心が高い。オリンパスシステムは「マルチアンプ方式」にして10年前に完成していたが、自宅システムは「ネットワーク方式」に拘ってトライして来た為、完成が遅れてしまった。結局7SPユニットシステムを1台のアンプでドライブするのは無理だと結論した。そこで今年2月25日にマルチアンプ方式に切り替えた。

低域をドライブしているのはディネッセン社「アンタレス」と云うアンプ。入手当時は派手なノイズに悩まされ手放す事も考えた。「ゴッドハンド」にお願いして「ノイズ」を完全にとっていただいて使える様になった。その状態でC3と組み合わせてJBL#4425をドライブしたら、パイオニアのM4より良い音色でフルドライブ出来る様になっていた。D130を鳴らすので出力は50Wも有れば十分なのだが、150W/chある。重量は10Kgぐらい。

中域には「新先生」の設計したWE101Dppパワーアンプの自作品を購入して、内部配線を全て当方の「特殊な銀線」に交換している。出力はわずか1.4W/chしかないが、JBL#375をドライブするので問題は無いと思っている。

高域用にもWE101Dppパワーアンプを当初使っていたが、出力不足で無理と諦めた。急遽導入したのがSONY TA-3140F。故障品でSPユニットを2セットも壊したいわく付きのアンプ。こちらも「ゴッドハンド」(オーディオ道場)にお願いして復活させた。不具合の原因が分からないので安全の為に200Hz以下は出ない様に10μのコンデンサーをかませている。高域専用アンプに作り替えている。

私のシステムでは、TR型アンプと管球アンプを組み合わせて使っている。「音色」や「情報量」・「周波数特性」等を決めるのは「ケーブル」の存在である事を理解している。当然すべてのケーブル(電源・ライン・SPケーブル・SP箱内配線のすべてを全く同じグレード(同じ作り)に統一して使っているので、40Hz〜100KHzまでスムースな繋がりを作り出している。当然質感も揃っている。管球アンプを使うのは主に中域がメインで「音の厚み」が欲しいからだ。ここが歌ってくれないと聴いていて面白くない。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/fd928fa7f3746427748a0f280e71df06

8. 中川隆[-11719] koaQ7Jey 2020年8月24日 12:40:26 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[18] 報告
マルチアンプかネットワークか? 2009年02月05日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/2051/20090205/10000/


JBLやアルテックのビンテージユニットを使ってSPを作る場合や、
既に持っているSPをマルチアンプ化すれば「大幅な音質改善」が
期待できるとお考えの方にアドバイスします。

JBLのビンテージユニットを組み合わせて、
マルチアンプシステムとネットワークシステムを作り上げた経験から申しますと
「ネットワーク方式」をお勧めします。

一般にマルチアンプにするとそれぞれのユニットに専用のパワーアンプをあてがい、
「良いとこ取り」が出来る。
「ネットワークにはL・Cが入っていて音質を阻害する。」
と言われていますが、マルチアンプには「チャンデバ」が必要な訳で、
この機器の音質が「ネック」となります。
プリント基板と細い配線、小さいパーツが「音やせ」の原因を作ります。

本当に「最高級の音質」を求めるので有れば、
電源ケーブル、インコネケーブル、SPケーブルも
3ウェイなら3倍必要になる訳で費用もスペースも
レイアウトも大変な負担をする事を覚悟しなければなりません。

その点、ネットワーク方式は非常にシンプルに出来、
ケーブル類の本数も少なくて済む分グレードを上げられます。
アンプも同様に1セットに金額をつぎ込めます。

ネットワーク方式の場合ネックとなるのは「ネットワークの音質」と
「その使い方」に有ります。

例えばJBLのネットワークで説明しますと、
500Hzクロスのネットワークには#3150,3160等のプロ用と
LX5と云うコンシュマー用サイズのネットワークが有ります。
プロ用のネットワークを使えばマルチアンプに匹敵する音質を確保できます。

私がネットワーク方式にして使っているのは、
低域にD130の様に高能率のユニットと#375との組み合わせのSPシステムです。
低域が高能率ですのでうまくつながります。

これに対し低域のユニットの能率が悪く、
Wウーハー化できないウーハーと#375の組み合わせの場合、
能率を合わせるのにネットワーク方式ではアッテネーターを噛ませないとできません。
このアッテネーターの質が音質に悪影響を与えるので安直に、
調整のやさしいチャンデバを使ってマルチアンプにしているのです。

音質の劣化の少ないアッテネーターが確保できるのであれば、
シンプルな「ネットワーク方式」が良いに決まっています。

使用するケーブルも最高級となると、
マルチアンプ方式とネットワーク方式では100万円〜200万円の違いが出て来ます。
この価格分をSPケーブルにかけますと「音質差」は無いか、
ネットワーク方式の方が上になります。

実際に私のオリンパスマルチアンプシステムと
自宅の707Jネットワークシステムでは「同等」か
音色は自宅システムの方が上に来ます。

やり方によって「音質」はかなり変わります。

もう一つ大事な事が有ります。
ネットワーク方式の場合、メーカーお勧めの使い方は大きな欠点を持っています。
これが、「使い方」が大事な所以です。

低域用のネットワークと高域用のネットワークの接続の仕方で
大きくサウンドの質が変わります。
ネットワークを2個通過させてユニットに繋ぐ事は避けたいものです。


レス一覧


マルチアンプかネットワークか?・・・お好きな方には、悩ましい選択なのでしょうね。
私の場合は、学生の時に4343もどきを自作して挫折した経験があるので完成品SPの選択肢しか頭にないです。ネットワークは「無線と実験」に掲載されていたもので作ったのですが、音のつながりのバラバラなひどい音しか出すことが出来ませんでした。

このような経験をすると、完成品とは何と安易に良い音を出してくれるものなのだろうか・・・との安堵感と挫折感が今でも思い出されます。

シビアな調整を楽しむのであれば、音の入口から音が聞こえるところまでのすべての経路を一旦バランスさせた上で、マルチでも高性能ネットワークでも取り組む必要があると感じます。言い換えると周辺環境を整えてから取り組むべき!と思うんです。

現在は、完成品のスピーカーをバイアンプで使用しておりますが、音の鮮度、空間の大きさ等が格段に向上しました。

ですから、オトキチの方以外には各コンポはメーカーがきちっと開発したものをそのまま使い、自分がやらなければ誰もやってくれないセッティングの詰めによる追い込みをお勧めしたいです。

byヒジヤン at2009-02-06 05:43

僕は1970年代にJAZZ茶房でマルチアンプ5チャンネルで経験しましたが。
ネットワークの音が良いです。

どちらも6dbクロスでしたが。

現在は5WAYのネットワークです。

by音無館 at2009-02-06 09:20

ヒジヤンさん 私もメーカー製で満足できるならその方が良いと思います。

30年前と違い、メーカー製のSPの完成度は上がっていますね。
JBLのフラッグシップ機もポンと置いただけでかなりのグレードで
楽しめるようになって来てビックリしています。

でもね、古いユニットの潜在能力はそのまだ上に有るようです。
幸いにも、昔の「コンポーネント」の知識が有りますので
古いユニットを見つけ出して使っています。

使っているアンプ等は中級品ですが出ているサウンドは
数千万円をかけた音を凌駕します。
SPの表現力が「ステレオ」の魅力ですね。

byしき at2009-02-06 10:40

音無館 さん レスありがとうございます。

私もネットワークの方が賢い選択だと思います。
5ウェイのネットワークをお使いですか。
・・・ネットワークの置き場が大変そう・・・。

私も3ウェイ6スピーカーシステムとしています。
3ウェイ以上は分けなくても大丈夫と思っています。
私の場合、同じ帯域を「オンの音」と「オフの音」の
2つのユニットで使うように工夫しています。

また高域はそれとは別に、8000Hzから12000Hz、
8000Hzから22000Hz、8000から45000Hz、8000から100KHzと
受け持たせる帯域を重ねながら伸ばしています。

客観的に考えますと、アンプからの出力(情報量)を
100としますと、その100の情報を4つのユニットが
適当にバランス良く鳴らしてくれます。

4ウェイ、5ウェイに分けなくても自動的に分かれるようです。

私のシステムではSPユニットの数が多いですが、
フルレンジユニットの様になります。
違和感をほとんど感じません。

byしき at2009-02-06 10:52

しきさん 再レスです。

ちょっと勘違いかも。と言うか私の書き方が悪くてスミマセンでした。
しきさんのようなオトキチ(失礼!)はとことんやられるしか、自分の音を再現させるのは難しいのだと思います。(私の世界を遥かに凌駕しているので、真の理解は出来ていませんが・・・)

私のレスは、自分の失敗の経験から、一般のオーディオ好きの方に対するメッセージとして書いたものです。

しきさんは、今後もとことん逝っちゃって下さい。ご様子を拝見するだけでもワクワクします。

byヒジヤン at2009-02-06 11:07

ヒジヤンさん ありがとうございます。

私は再生音にも「オンリー・ワン」を求めています。
とことんやらないとおさまらないのが性分みたいです。
自分ながら空恐ろしい「執念」が有ります。

どうやら「音質改善活動」の先が見えて来た様です。
今朝オリンパスシステムの壁コンプラグをFI-52に変えましたら
更に上の再生音が軽々と出て来ましたね。

byしき at2009-02-06 11:32

考えさせられました。

拙宅のJBL はD130+075。ある時からLE175も加わって、ネットワークもN1200, N2400, N8000と複数に。その後マッキンMA6800導入もあり、何かとアラも減ったもの、今度はなんだかおとなしい優等生になってしまい、以前のガッツや行儀の悪さが薄まって、それはそれで退屈に。

その昔オンキョーのプリメインアンプでチャンネル1からD130に直出し、チャンネル2からN2400経由075の2ウエイで得られた溌剌としたジャジャ馬ぶりが懐かしく。ここへ来てJBL純正ネットワーク群への疑いもなくはなく、やはりマルチアンプか、という考えが頭をもたげていたところでした。

ネットワーク自作。確かにもうひとつのアプローチですね。

bymanbanzakuro at2009-02-11 10:46

manbanzakuro さん レスありがとうございます。

JBL D130+LE175+075とN1200+N2400+N8000の組み合わせですか?

ネットワークの数が多すぎますね。N2400は使っていらっしゃらないだろうと思います。

ネットワークの使い方ではN1200を2ウェイの使い方(D130とLE175)、N8000はインプットをN1200のインプットから取ります。
N8000のLFは使わずHFのみ使います。

この使い方で音の「鮮度」が揃います。

LE175はどちらかと云うと「中音が薄い」傾向で、「奥まった音場」になりますので「消化不良」を起こしやすいです。クラシックやJAZZトリオくらいを気楽に聴くにはもってこいですが、音楽と同期して身体を揺り動かすようなサウンドを求めるなら#375になります。LE85に交換するだけでかなり音が前にです様になります。

ネットワークの使い方とユニットの選択がJBLのSPでは大きな比重を占めます。

byしき at2009-02-11 11:22

https://community.phileweb.com/mypage/entry/2051/20090205/10000/

9. 中川隆[-11115] koaQ7Jey 2020年9月28日 08:24:25 : AmqzUjRwxA : cFJTZ1ZqREk0bU0=[2] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
自宅システムの仕上がり具合は60% 2020年09月28日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/38dbd046b0284395a60dc7ced19dfbc5


10年前にSPシステムは出来上がっていました。「ネットワーク方式」に拘ったばかりに10年間を無駄にしてしましました。今年2月末に「マルチアンプ化」して早7ヶ月。現在の活性化度は「60%」ぐらいかな?だんだん音楽を聴くのが楽しくなって来ています。

この7ヶ月の間に低域と中域のアンプは変わりませんが、高域用のパワーアンプは

@WE101Dppパワーアンプ → ASONY TA-3140F → BTA-3120A 

へと変わって来ています。まだまだシステム全体として完成している訳では有りません。

現在はチャンデバのTA-4300Fの「活性化」に重点を置いています。チャンデバが完全に活性化した後で、更に低域・中域・高域のアンプの見直しを考えています。多分完成までにあと2年以上かかるでしょう。

もしかしたら、プリアンプ(現在も管球式)から3台のパワーアンプを管球式に入れ替える事も有ると考えています。望むサウンドイメージに近づけなければ「完成」にはなりません。

10. 中川隆[-10909] koaQ7Jey 2020年10月12日 07:20:46 : RpwMiNUFXo : Nzk2SWtSOXdJekE=[6] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
一丁、やってみっか! 2020年10月09日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/993d2eda3ac79979b028b47fff91f4b8


先日、我が家に試聴にお見えになった近所にお住いのYさん。

「それにしてもこのウェストミンスターの3ウェイは実に繋がりがいいですねえ」とYさん。

「ハイ、低音専用(口径30センチ:300ヘルツ以下を担当)とフルレンジ(口径25センチ)は両方ともワーフェデールの赤帯マグネット付きですから音色の違和感はないと思いますよ。

ただ、3ウェイチャンデバを持っているので、一度試してみたいとも思ってますが、現状があまりにもうまくいっているもんですからなかなか踏ん切りがつかなくて〜。

それに、せっかくオール真空管仕様で鳴らしているのに、チャンデバのTR素子が入るのにちょっと抵抗感もありますしね。TR素子は倍音成分の表現力がちょっと・・。」

「ああ、それなら現行通り口径25センチのユニットをフルレンジで鳴らして、低音域と高音域のルートだけチャンデバを使えばいいじゃないですか」

「あっ、それは面白そうですね!ちょっと想像外のことでまったく思いつきませんでした。」

コイルやコンデンサーをいっさい噛ませないフルレンジを中心に、チャンデバで適当に低音域と高音域を補完するやり方で、いかにも変則的だが音色的には一番違和感がないやり方ともいえる。

おっと、ここでいったん頭の整理をしておくとしよう。(プリアンプからの出力2系統の利用を前提としたやり方。)

1 現行の鳴らし方

ワーフェデールの「スーパー10」(口径25センチ)を「300Bシングルアンプ」でフルレンジとして鳴らし、低音用ユニットと高音用ユニットをそれぞれコイルとコンデンサーで周波数をカットして補完する。真空管アンプ2台で鳴らす。

2 今回チャレンジする鳴らし方

従来通り「スーパー10」をフルレンジで鳴らし、低音域と高音域にチャンデバを使うのがミソで、真空管アンプ3台で鳴らす

3 オーソドックスな鳴らし方

3ウェイチャンデバで低音域、中音域、高音域の各帯域を設定し、3つのユニットを3台の真空管アンプを使ってそれぞれ駆動するというもの

こうやって整理してみたものの現状の音にとても満足しているだけに、いざ変更するとなるとたいへんな度胸が要る!

はたしてこれ以上音が良くなるのかというのも半信半疑だし、無駄な努力に終わる可能性も高いし、第一、気に入った音像のイメージが壊れるのが怖い!

基本的に自分は「保守」なんですよねえ(笑)。

モヤモヤしながら2〜3日過ごしてみたものの、そのうちやっぱりやってみる価値はありそうだと段々思えてきた。

な〜に、命を取られるわけでもなし、機器が壊れるわけでもなし、拙かったら元に戻すだけだし、「一丁、やってみっか!」と勇気を振り絞った。

実をいうと1週間ほど前に、そういうこともあろうかと念のためにいずれも「LAN素材」のRCAケーブルを2ペア、4mのSPケーブルを1ペア追加して作ってもらったばかりなのだ。

そして、早朝からシステムの再編成に取り掛かった。といっても結線作業が中心だが。

以下続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/993d2eda3ac79979b028b47fff91f4b8


秋の陣・システム改造の首尾やいかに 2020年10月12日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/782e5ccfc72d386d03471cb5a4bb9f89

前々回からの続きです。

いよいよ10月も半ばとなり本格的な秋のシーズン到来です。人の往来も活発になるし、オーディオへの興味や感性もますます高まりますね(笑)。

さて、オーディオシステムを弄るときには、およそ次の2つの理由に集約されるように思っている。

1 音質に不満がある

2 音質に不満はないがもっと好きな音になる可能性がある。また、同程度の音質にしても、便利になったり安定性が増すのが期待される

つまり、2は欲張りの範疇に入りますかね(笑)。

そして、「とうが立った」オーディオ愛好家ともなると、おそらく2の理由が大半だろう。

今回は、およそ数か月ぶりの「チャンデバ再挑戦」となった。ということは「チャンデバ」を一度廃止したというわけだが、なぜかというと「ヴァイオリンの<艶=濡れたような響き>がTR素子が入るとちょっと物足りない」ことが主な原因だった。

ただし、これは我が家の音楽・システム環境においてはという条件付きだから、TR素子を謗るつもりは毛頭ないのでどうか誤解無きように。TR素子の利点も大いにわかっている積りですよ(笑)。

何しろクラシック音楽は弦がうまく鳴ってくれないと始まりませんからね。

その点、今回はスコーカー部分をチャンデバを通さずフルレンジとして真空管アンプで駆動するので様変わりしているし、しかも接続ケーブルも一新してすべて「LAN素材」にしているので相乗効果が望めそう。

ハラハラドキドキ、一方では舌なめずりしながら結線を済ませて音出ししてみたところ、どうやら「もろ手」を挙げて万歳とまではいかないようだ。

システムの中にフルレンジを噛ましているので安定感はあるのだが、低音域の重量感はずっと目減りした感じで、「6SN7プッシュプル」アンプの非力さが際立つので、急遽「PX25シングル」アンプに交換したほど。

コイル(ムンドルフ)で低音域をハイカットしたときには、まったくパワー不足を感じなかったのに、チャンデバだと急激に非力になるのがちょっと不思議。インピーダンスのマッチングの関係かな。

チャンデバを使うときにはどうやらパワーのあるTRアンプが有利のようですね。残念。

ただし(チャンデバの)メリットもあって、クロスオーバーがスイッチ一つで自由自在に変えられるところ。

たとえば「125Hz、250、500,700,1K」と切り替えられるし「肩落ち」だって「−6db、−12db、−18db」と切り替えられるのでとても便利。

さあ、このままいくか、それとも元に戻すか・・、2〜3日間悩みに悩んだがやっぱり元に戻す破目に。

音質と便利さの一騎打ちになったわけだが、やはりコイルやコンデンサーを使ったときの「曖昧だけど聴き慣れた音」の方が合っていそう。

結局、「秋の陣」におけるシステム改造の第2段は中途半端に終わった。第1段は「LANケーブル化」だったが、これは成功だったので今のところ1勝1分けということに。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/782e5ccfc72d386d03471cb5a4bb9f89

11. 2020年10月13日 12:16:22 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[5] 報告

小出力の真空管アンプはマルチアンプの高音用には使えない


左のアンプはEAR-859、特別に開発された真空管を使い、話題になったアンプである。トランスも職人が一つずつコイルを巻いて作っていると聞いた。

このEAR-859はオークションで売ってしまった。すぐに売れたところをみると、フアンは多いのだろうと思った。パラピッチーニの設計とか、先ほどの新開発真空管とか、トランスとかの雑音(?)に惑わされた感もなくはない。実際に手にしてみると、物量を投入しているところから、価格競争で優位に立とうとした製品ではないこともわかる。

13W×2という出力は、率直に言って小さいと感じる。

だが、真空管アンプの話となると、真空管アンプは小出力でもドライブ能力が高いという話が必ずというぐらい出てくる。もちろん、ドライブ能力さえあれば数字はどうでもよい。やたらに馬力の数値だけは高いが、運転してみると実感がないという車もよくないのと似ている。

結論、売ってしまったのはドライブ能力に不満があったからである。

ドライブ能力だけでなく、音質も試してみた。先入観として、これで高音を再生したらきっときれいだろうなと思っていた。それで、私のスピーカーはトライワイヤー接続ができるので、高音にこのアンプを持っていった。

中音、低音にはそれぞれ150W×2のトランジスタアンプを使った。つまり、アンプ3台でドライブしたわけである。これは、当初、EAR-859だけで試みたが、とてもスピーカーを鳴らしきっているとは感じられなかったからである。さすが、アンプ3台でのドライブは余裕があった。ところが、高音がどうしてもきつくなる。それで、このスピーカーの個性と思ってあきらめていた。

ある日、実験のつもりで、中音域の150W×2のトランジスタアンプと高音域のEAR-859(13W×2)と入れ替えてみたところ、驚いたことに高音がすごくきれいになった。その上、スピード感が出るようになった。

何台ものアンプを使ってドライブするとき、高音域にはパワーは必要ない、それより高音のきれいなアンプを使うべきとある。具体的には、高音域は数ワットもあればよいとされている。

しかし、実際に試してみると、アンプの持つパワーは数値だけではわからないドライブ能力を持っていると感じた。非力なアンプでは高音が汚くなる(音が暴れた感じになる)し、スピード感がない。不思議なのは、周波数特性を見ると、20KHzを遙かに超えているのに、高音はストレスを感じ窮屈に聞こえる。

結果的に最新のアンプを売り払って、いにしえの名器VICTORのM-L10を2台手に入れて中高音用と低音用に分けてバイアンプでドライブすることになった。パワーは160W×2で、フラグシップのアンプとしては驚く数値でもない。
http://bestmusic.seesaa.net/article/112344376.html

12. 中川隆[-10745] koaQ7Jey 2020年10月21日 10:03:01 : ycHLX8xZDg : UXNKVlM3dUpybDY=[11] 報告
戦後マルチアンプという方式が登場してきました。 LやCを使ってパワーアンプの出力信号を分離するのではなくパワーアンプに入る前に分けてしまう方法です。 むろん戦前から知られていたやり方なのですが広く一般化されるのは第二次世界大戦の終結を待たねばならなかったのです。 これは主としてアメリカで発達してきました。米マランツは1950年代にマルチチャンネルデバイダ-モデル3を発売していますし日本でも1960年代始めには「NF回路設計ブロック」社が製品化しました。 これはGTソケットを利用したプラグイン型で周波数の変更はユニットの差し換え交換で行うものです。 高名なオーディオ研究家、加藤秀夫氏などは1950年台半ばには自作オールホーンスピーカシステムをマルチアンプで駆動されていて来日したマッキントッシュ社のマッキントッシュ氏が驚嘆したことは 有名な話であります。

ホーンスピーカをマルチアンプで駆動することはまことに理にかなったことです。 ホーンスピーカはホーンで適切な負荷が掛かった帯域以外はできるだけ急峻に遮断することが大事ですから正確な遮断特性が得られにくいLCネットワークは問題を生じやすいのです。

1960年代半ばにはこの方式は絶頂期を迎えました。各社からチャンネルデバイダーアンプが発売され普通のステレオ電蓄にも搭載されたことがあります。 それに伴い理論的にもいろいろ研究が進みました。なかでも山根/山中(当時、東京工大機械工学科の学生だった山中文吉氏のこと)論争は有名です。 伝達関数1という命題を巡っての論争でした。デバイダで分けられた信号をスピーカで再生し、もとの波形に戻るかどうかという論争です。 むろんLCネットワークでもこの問題は発生するのですが、もともといい加減で杜撰なカーブのLC型では論争の対象にすらならない論題でした。 伝達関数は一素子の6dB型では1になりますがそれ以外ではなかなか難しいことで、特にホーン型スピーカでは諸問題を円満に満たすことが困難で、結局そのことは決着をみなかったのです。

さてマルチチャンネルアンプの究極の形はトリオサプリーム1アンプに見ることができます。 プリアンプとデバイダアンプ、それに3組のパワーアンプを組み込んだ3チャンネルマルチアンプでした。音はともかくとしても形は秀逸で瀬川冬樹デザインの最高傑作だと考えます。 私はトリオの営業所でボザークスピーカと組み合わせた音しかしりません。厚手のビロードカーテンで吸音された環境で能率が低いボザークですから幾らマルチアンプとはいえ出力不足でした。 低中高それぞれ30W20W10Wですから仕方がありません。これと相性が良いと思われるJBLはサンスイが輸入していました。 これは1967年発売ですが理念としてはこの時点でほとんどいきなり終着点が示されていたわけです。 思想的にこれがなぜ到達点なのかは別項の一体型マルチチャンネルアンプの試作の稿でお話したいと思います。

当時はトリオに限らずソニーにはプリメンアンプTA-1120を中心として大規模なマルチシステムがありましたし、山水電気にも管球機CA303、BA303、BA202を組み合わせた 大掛かりなシステムがあったほどです。でも問題は各社ともチャネルフィルタにありました。

チャンネルデバイダは大きく二つに分類されます。パッシブ型とアクティブ型です。

増幅部を持たないパッシブ型にはCR型とLC型があります。CR型は抵抗とコンデンサーだけで構成するもので遮断カーブはふつう6dBで、12dBが限度です。 インダクタを用いたLC型では12dBになります。それを使うためにはプリアンプはできる限り低インピーダンスで低負荷に耐える強力なものが必要です。 またパワーアンプはできれば500KΩ以上の入力インピーダンスが必要でしょう。つまり半導体プリアンプと真空管パワーアンプの組み合わせが適するのです。

遮断カーブを急峻にするとスピーカのためには良い場合が多く、また不要な音がかぶりにくいので好まれるのですが遮断点付近で鋭いピークが出やすいので一筋縄ではいきません。 ピーク発生は負帰還型などのアクティブ形式だけの現象と思われがちですがそうではありません。LC型でも発生するのです。

増幅素子を使ったアクティブ形はCR型と負帰還を利用したNF型にわかれますがそれぞれに増幅素子に真空管と半導体を使ったものがあります。

1. CR型
真空管回路CR型は出力インピーダンスが低く入力インピーダンスが高いカソードフォロア回路などでCR回路を駆動するのですがこれを2つ重ねれば12dBカーブが得られます。 どうようにこれを半導体に置き換えれば半導体形CR型デバイダになります。

2. NF型
真空管カソードホロア回路の信号ループ内に2素子で構成されたCRを入れると12dBカーブで急峻な遮断特性が得られます。 またこれにパッシブ回路でCR素子を追加すると18dBカーブが実現できるので真空管を使用したチャンネルフィルターは主にこの形式を持つものが多く、 古くはラックスやオーディオリサーチなどから発売されていました。

またトランジスタ回路ではエミッタフォロア回路内にCRを挿入し同様に12dBカーブや18dBカーブを持たせていました。
こういう構成をNF型というのですが遮断点近辺でピークが出やすくまた12dBカーブでの最大減衰量は素子自体の利得で決まるので真空管回路では問題が出やすいものでした。

さてアキュフェーズ社は連綿とマルチアンプ思想を受け継いでいてPA機器メーカ以外ではほとんど唯一といってよいものです。 近年に至ってすべてデジタル処理したフィルターアンプを発売しています。デジタルフィルタこそマルチチャンネルアンプの理想でしょう。 いかなるデジタル嫌いの人間でもデバイダーアンプに限っていえばデジタルを拒絶することは出来ません。

そのことはデバイダアンプを作ってその実体を見れば理解できることなのです。 アナログ回路にとってフィルター回路は困難を極めた鬼門であり遮断特性は無論のこと低雑音低歪み高音質というオーディオアンプに求められる性能を満足させることが大変難しいのです。 特にシンプルイズベストという命題は絶対に実現不可能でありマルチチャンネルシステムの進歩発達が1970年あたりで止まったことが納得できます。 世のオーディオシステムの主流からゴトーユニットやYLが外れ、マルチシステムに適したJBLユニット群もやがて廃れていきました。 今のオーディオ文化は自力でシステムを作り上げる、あるいはどこかに依頼して自分の理想のシステムを作り上げることをすっかり忘れているようで、かろうじてWE趣味にその残照があるのみです。

高城氏のオールホーンシステムはデジタルチャンネルフィルタで、やっとその本来の性能が発揮できるでしょう。 またYLの、超大型ドライバを用いた8m、10mホーンは時間遅延が自由に設定できるデジタルフィルタでないとその片鱗すら垣間見ることは不可能です。 それらの性能が十分に発揮できる今日それに適したユニットがないとはまことに皮肉なことで先人達の不幸に思いを馳せずに居られません。 たとえば五味康祐に例を取るとまだモノラルだった1950年代末頃の芸術新潮にこんな話がでています。 高城さんの指導でコンクリートホーンを作ったが低音が全然でない、部屋の片隅のホーンの近くに行くと盛大な低音が聞こえるが普段聴く位置では出ない、こんな阿呆な話があるか、と。 また私が30年以上前にはじめて小倉の菅野邸で音を聞かせていただいた時、10mホーンから低音がまったく出ていないのです。 菅野さんのお話では低音ホーンだけ鳴らすと凄い音がするが555や597を鳴らすと消えてしまうとのことでした。 次にお伺いした時4181ウーハにされていましたが、イスの近くに置かれた4181は素晴らしく朗々とした音を響かせていたものです。 低音は近くで鳴らした方が良いとも仰っていました。 普通どの装置でも低音は少し早めに鳴らした方が良く、とりわけ長い低音ホーンを使った装置では中高音を低音ホーンの長さ分遅らせることが大事なのです。 10mホーンでは1/34秒ほど遅らせないといけません。これは伝達関数以前の問題であります。このことを実現するにはデジタルチャンネルデバイダの出現を待つ以外に方法はありませんでした。
デジタル方式の利点は時間遅延の自由度のほかにカミソリで切るがごとき急峻な遮断特性が得られることに尽きます。 伝達関数のことは実際の音響空間ではほとんど意味をなさないことかもしれません。

50年のあいだにオーデイオ文化が変化変質していくことは仕方がないでしょう。小林秀雄の指摘通り極限まで便利になり意識せずとも良い音が手に入る時代になると失うものが多いのでしょう。 大事な視点を見落としていてもそれなりの音はでるものです。そういう思いに至ったのは最近ハートレーユニットをマルチアンプで鳴らすようになったためです。 これは今までなにをやっていたのかと思う素晴らしさで1970年代中頃にマークレビンソンがHQDシステム(ハートレー、クワード、デッカ)を完成させ、 これを自社のフラグシップシステムとしていたことが痛切に理解できました。それと併用するLNC-2チャンネルデバイダもたいそう魅力がありました。 いかにも理想主義者マークレビンソンです。でも特性はそれなりのものでしょう。

さて今どきのオーディオマニアの楽しみ方の一つにケーブル交換があります。 確かに本質的な改善も期待できますが単に音のバランスを変えるために大枚を注ぎ込んでされる方も多くて、なんと無駄なことかと思うことが多いものです。 アンプ交換もそうでしょう。低音不足や高域の過剰感を修正するためだけにアンプを変えるかたも多いのです。 本質的な改善ではなく単に音のバランスを変えるためにアンプを交換することくらい馬鹿げたことはありません。 マルチアンプシステムはセンスがよいオーディオフアンが取り組むもので、アンプ交換100万円、ケーブル交換10万円くらいの変化はボリウム一つで簡単に出来るのです。 反面で音楽や理論が良く分からない初心者が不用意に取り組むと無残なことになるでしょう。 ここ30年ほどはマルチアンプシステムは下火でありますが、それはネコも杓子もマルチアンプに走った過去の反動でしょうか。 グラフィックイコライザの活用も最近一部で見直されていますが本当に良いものは皆無だと言うことを肝に銘ずるべきです。 グラフィックイコライザの使用はパワーアンプにとって大きな負担になることもあるので乱用はいけません。 でも個人的には、音質にダメージを与えることは明らかですがチェロ社のパレットには別の意味で魅力があります。

デジタルデバイダを使うことが前提ですが、オーディオ趣味に法外な出費が掛かるいまこそオーディオ趣味の本質を取り戻すために再びマルチチャンネルアンプシステムに取り組むことをお勧めするのです。 小林秀雄いうところの「歴史を取り戻す」取り組みの一つであることは間違いありません。

https://www.audio-maestro.com/gleaners1.html

13. 中川隆[-9839] koaQ7Jey 2020年11月17日 17:57:54 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[65] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
メインシステムはマルチアンプ方式、サブはネットワーク方式 2017年02月16日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a4a7ddb7ba9654eaecb318c6cabcbef4


マルチアンプ方式は大掛かりで有るが「音質」はこの方式が最高だと思う。低域・中域・高域(+超高域)の3ウェイ&4ウェイ方式のマルチアンプにすると「音数」が全く違う。メインシステムにはマルチアンプ方式のSPドライブが最適だと思う。

大概の方は一度は挑戦して挫折している経験をお持ちだろう。このマルチアンプ方式でうまく鳴らす方法は「ケーブルを揃える事」がキーポイントだと思う。@電源ケーブルを全て同じものにする事 Aラインケーブルも全て同じもので統一 BSPケーブルも同じケーブルでそろえる事 だとたどり着いた。

マルチアンプを失敗した方は、大概ケーブル類の統一をしていなかったのではないか? アンプの「直出し電源ケーブル」方式で、電源ケーブルが全てアンプで変わっていたり、SPケーブルを低域・中域・高域で違う種類のモノを使っていたのではないだろうか? それこそ「寄せ集め」ケーブルでマルチアンプにトライしてはいけないと思う。

@電源ケーブル・・・機器の質感を揃える
Aラインケーブル・・・電送力を揃える
BSPケーブル・・・質感を揃える

という統一化をしないと、うまく繋がらない。ケーブル類を統一しないと音のバランスが上手く取れないのです。この場合、機器は同じである必要はない。ケーブルで音合わせをしてくれます。

大掛かりなメインシステムには簡易なサブシステムが欲しくなります。毎日沢山のSWを入れて聴くのも大変です。シンプルなネットワーク方式のサブシステムが安心感を与えてくれます。

ネットワーク方式もチョークとコンデンサーを使ったネットワークが一般的ですが、個人的には「コンデンサー」1個のみで低域をカットした6db octで十分だと思っています。

それよりも大切な事は「低域ユニット」をフルレンジで鳴らす事です。

低域への接続は「ダイレクト」に接続し、中・高域は各々コンデンサー1個で低域をカットする方法です。LBL #4311やL-100はこの方式で作られています。#4311やL-100の音の良さは「低域をフルレンジ」で鳴らしている事だと思います。低域に一切の「抵抗」が入っていない状態で接続されています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a4a7ddb7ba9654eaecb318c6cabcbef4

14. 中川隆[-9780] koaQ7Jey 2020年11月20日 06:53:59 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[4] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
必要悪の代表選手「ネットワーク」2020年11月20日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/692c49cef7c23da3fc8a8db989f85f21


「必要悪」という言葉がある。「広辞苑」によると「悪ではあるが、社会の現状からいって、やむを得ず必要とされるような事柄」とある。

けっして明るい前向きなイメージをもたらす言葉ではなく、どちらかと言えば「後ろめたい存在」といえる。

社会的にもいろいろあるが、実は「オーディオ」にも「必要悪」がありまして(笑)。

極端な話、「生演奏」と比べるとオーディオ機器はすべて必要悪みたいな存在だが、それではまったく話にならないのでシンプル・イズ・ベストの観点からいくと、さしずめ「スピーカー・ネットワーク」(以下、「ネットワーク」)あたりはその必要悪の代表選手ではなかろうか。

「ネットワークって何?」と訊かれても一言で説明するのは難しいが、簡単に言うと周波数帯域(人間の可聴帯域は20〜2万ヘルツとされている)を低音域、中音域、高音域などの所定の帯域に分割し、その音声信号を各SPユニットに送り届ける役目を持った道具とでもいおうか。

興味のある方はググってもらうことにして、とにかくこれを“付ける”と音が悪くなるのはたしかで、これ以外にもそういう機能を果すチャンネル・デバイダーという代物もあるがこれも所詮は音を悪くする部品の塊りなので使わないに越したことはないと思っている。

フルレンジ型のスピーカーをひたすら愛する人たちがいるが、それを使う理由の一つとして「音を悪くするネットワークを使わないで済むから」という答えが必ず返ってくる。実は自分もその一人だが、悲しいことに「分かっちゃいるけど止められない」(笑)。

ちなみに、タンノイの同軸型ユニットだって2ウェイなので当然の如くネットワークが使ってある。

手元の改造前のウェストミンスターの仕様は「クロスオーバー1000ヘルツ、12db/oct」となっており、以前、裏蓋の16個のネジを取り外してじっくり観察したことがあるが、見るからに音を悪くしそうな細い銅線を沢山巻いたコイルや抵抗、コンデンサーが沢山使ってあった。

もちろん、いい悪いは別の話でメーカー側の「音づくり」の一環なのでこればかりは部外者があれこれ口を挟む余地はないが、自分は大嫌いだったのでためらうことなく取り外した。

フルレンジ型スピーカーの再生帯域に物足りない人が、2ウェイ、3ウェイ型のSPシステムに移行していくわけだが、そのメリットは十分あるもののネットワークを使うマイナス部分をどれだけ意識すればいいのかと、ときどき思うことがある。

オーディオは常にプラス部分とマイナス部分の差し引きで考えるクセをつけた方がいいように思えて仕方がない。なぜなら自分が散々繰り返してきたような「高価な授業料」につくことの歯止めになるから(笑)。

とはいえ、ネットワークはオーディオを楽しむうえで絶対に避けては通れない課題なので、いかに音質への悪影響を最小限に留めるか、使う部品の銘柄などを含めて多大のノウハウがあって実に奥が深い世界だと思う。

研究に研究を重ねた方たちも沢山おられるし、正直言ってとても自分ごときが偉そうに語る資格はない。

以上、前置きが随分長くなったが、ようやくここから我が家の実例に入らせてもらおう。

4系統のシステムのうち、ネットワークらしきものを使っているのはこの1系統だけ。それも少々変わった使い方をしている。

まず、箱の上に載せている「スーパー10」(ワーフェデール:口径25センチ)をいっさいコイルとコンデンサーを使わず「フルレンジ」として鳴らす。

普通の音楽ソースならこれで十分だが、このシステムは「オーケストラ」と「重量級のジャズ」用なのでやむなく低音と高音を補強している。

低音域「スーパー12」は定評のある「ムンドルフ」のコイルを使って300ヘルツあたりでハイカット(−6db/oct)し、高音域のJBL「075」はマイカコンデンサー(絶縁体として雲母を使ったもの)で8000ヘルツあたりでローカット(−6db/oct)しており、これらを2台の真空管アンプで駆動している。

これで「ネットワーク」の悪影響を最小限に食い止めた積りだが、音質としても今のところたいへん満足している。

ただし、どなたにもお薦めするのはちょっと自信が無いのであくまでも自己流ということにしておきましょう(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/692c49cef7c23da3fc8a8db989f85f21

15. 中川隆[-9761] koaQ7Jey 2020年11月20日 13:16:46 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[23] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
マルチアンプ化したのは良いけれど・・・ 2020年03月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/00285337b72f0329e08ba911a9a71377


現在マルチアンプシステムを3セット作成している。1セット目の「オリンパスシステム」は既に組んでから8年ほど経過しているので非常に安定している。安心して使えるのは精神的に非常に大きい。

自宅システムは先月末(2月25日)にマルチアンプ化した。ようやく1ヶ月が経過した状態だが、チャンネルデバイダーの「ふん詰まり」で苦しんでいる。まだまともに音量設定や音のバランスが取れる状況にない。毎日変化している状況で落ち着かない。現在の不具合は、「低域」を絞ると「ノイズ」が出てくる。これはチャンデバの「LOW」ボリュームを触るとMAXとMINではノイズは出ないが、他の部分(2〜9レベル)ではノイズが出てくる。もう一つ、Rchの音量が低い。(低域のみ)・・・連日変化している状況なので「鳴らし込んで」安定させるしかない。

そして昨日マルチアンプ化したサブシステム。新規の機器がチャンデバ、中域用パワーアンプ、スピーカーの3種。この3台はまだ来たばかりで正常なのか分からない。特にチャンデバとスピーカーには切り替え接点が沢山あり、何処かが接触不良を起こしたり起こさなかったり(ルーズコンタクトモード)をしている様だ。昨日は正常にサウンドが出ていたが、今日はRchからの音が非常に小さく、いくらチャンデバのボリューム類を触っても改善しない。そこで「大音量」になる様にプリアンプのボリュームを一気に上げたら正常化して来た。

機器はシンプルな方が良いと思う。マルチアンプにすると、トラブルが出た時に「何処が?」と探すヶ所・原因系の調査範囲が大きくなる。たった1か所の接点の接触不良でもまともなサウンドにならない。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/00285337b72f0329e08ba911a9a71377

16. 中川隆[-9760] koaQ7Jey 2020年11月20日 13:22:00 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[24] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
マルチアンプ方式か?ネットワーク方式か? 2020年03月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2d65e08dd1e855d1b874814ddf097f53


JBL 3大ホーン(HL88・89・90)システム3セット共にマルチアンプ方式になりました。自宅システムは出来る限り簡便に使いたいと思って「ネットワーク方式」に拘って来ましたが、「7SPユニット駆動」では1台のアンプでドライブするには負担が大きすぎる・・・と結論しました。

「音質」を考えれば「マルチアンプ方式」ですね。但し、3ウェイだと3台のパワーアンプが必要になります。電源ケーブル・SPケーブル・ラインケーブルも増設しなければなりません。アンプやチャンデバを置くスペースも要ります。(ケーブル類のグレードを揃えなければなりません・・・結構な出費です)

3台のパワーアンプで駆動するメリットは、各アンプ当たりの再生帯域が少なくて済むので「音の密度」アップ(音数アップ)しやすい点ですね。当然アンプ自体の負荷も小さくなります・・・故障しにくくなる?

ネットワーク方式の良さは「使い勝手」だと思います。最小の機器数で構成できます。当然置き場所(スペース)も少なくて済みます。でも低域・中域・高域のバランスをそれぞれを細かく調整は出来ません。難しい処が有ります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2d65e08dd1e855d1b874814ddf097f53

17. 中川隆[-9558] koaQ7Jey 2020年11月28日 05:51:35 : fhXpTNTSFo : d2lndk56TWlqQjI=[2] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6cb86c984030bf347261d61d85d49b55

音楽ソフトによる「アタック音」再生への誘惑 2020年11月25日


前々回のブログ「順番への思惑」の中に登場したCDソフト「フラメンコ」の中に収録されている「タラント〜ソン・ソン・セラ」(第2トラック)。

以前はシステムの音質調整にたびたび利用した曲目だったが、このところとんとご無沙汰だったものの、久しぶりに懐かしい思いがして聴いてみた。およそ3年ぶりくらいになるかなあ。

とにかくフラメンコ・ダンサーの床を踏みしめるアタック音がメチャ強力で、ドスン・ガツンという音に迫力とスピード感が入り混じってオーディオ的な快感が濃厚に味わえるので持っていても損はしないと保証できるソフトである。

そして、この曲目だけは大型システムの出番なので「ウェストミンスター」(改)で聴いてみたところ、これがまた何と低音のショボいこと!(笑)

近年、ハーモニー重視でオーディオに取り組んできた結果がこのザマだ。

コントラバスやオルガンの低音域に関してはほぼ満足できるものの、こういう強力な歯切れのいい「アタック音」となると、もろに欠点をさらけ出した。

「こと低音域に関してだけは昔のシステムの迫力の方が凄かったなあ!」と往時の記憶が鮮明に蘇った。

このままじゃいかん!

考えられる当面の対策を4点ほど挙げてみよう。

1 ユニットを「口径30センチ」から「38センチ」に入れ替える

2 駆動するアンプを真空管アンプからTRアンプへ入れ替える

3 低音域専用のSPケーブルを「ウェスタンの単線」からほかのケーブルに入れ替える

4 低音域の「ネットワーク」用コイル(ハイカット)を工夫する

1については、以前持っていた「口径38センチ」のユニットはすべてオークションで処分しているので、また買い直さなくてはいけない。「今さら」だし、あまり現実的ではない。

2については、さっそく倉庫からTRアンプを引っ張り出してきて鳴らしてみたところ、かなり重量感が出てきたが何と音が途切れ途切れになってきちんと出てくれない。明らかに故障である。すぐに製作者のMさん宅(大分市)に持って行った。

次いで3のSPケーブルだが、「LAN」素材のものを2ペア持っていて、「ウェストミンスター」(改)の中高音用として1ペア、もう一つは「トライアクショム」専用にしているので予備は「銀の単線ケーブル」だけになる。とはいえこのケーブルが「ウェスタンの単線」より低音域が充実しているとはどうしても思えない。

というわけで、当座の対策としては4のコイル対策に焦点を絞った。

現用中のものはムンドルフ(独)のゼロ抵抗コイル「8.6mh(ミリヘンリー)」だが「クロスオーバーネットワーク早見表」によると280ヘルツあたりでハイカットしている計算になる。

これをもっと下げようというわけである。今のままだとプリアンプのボリュームを上げると低音域が中高音域にもろに被ってきて曖昧模糊とした音になってしまう。

そこで、余っていた「6.8mh」のコイルを直列で継ぎ足してみた。

「8.6+6.8=15.4mh」だから、前述の「早見表」によると丁度150ヘルツあたりでハイカットできる。280ヘルツと150ヘルツとでは、天と地ほどに変わってくる。

たとえば1オクターブ(oct)の「280ヘルツ×2倍=560ヘルツ」までに「−6db」減衰するところを、「150ヘルツ×2倍=300ヘルツ」までに「−6db」減衰だからまるっきり違ってくる。

とまあ、理論的にはそうなんだがこればかりは実際に聴いてみないと分からない。

ハラハラ、ドキドキ、ワクワクしながら聴いてみると「ウ〜ン、どうやら昔の迫力を9割方取り戻したようだ。オーケストラの音階も随分はっきりしてきた。明らかに原音により近づいた音だし総合的にはこれで良しとしよう〜」。

今回は久しぶりに聴いたCDソフトに振り回された感じだが、クラシックに限らず、ジャズ、ポピュラーなどいろんなジャンルに幅を広げれば広げるほどオーディオは質的に向上するように思うのだがどうだろうか。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6cb86c984030bf347261d61d85d49b55


TRアンプの復活 2020年11月28日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/558ac1a6dfdc2b5930bf23443aca82a2

前回のブログ「音楽ソフト・・・」で述べたように、低音域対策の一環として試みた「TRアンプの活用」だったが、両チャンネルからの音がプツプツと途切れ途切れになって満足に出てくれない。

仕方なく、製作者のMさん(大分市)に泣きついたところ、1日で簡単に治った。

原因は「アンプに内蔵していた保護回路用のリレーとプリアンプとの相性が悪いのだろうと推測したのでリレーを外しました。これで大丈夫のはずです」とのこと。

さっそく、持ち帰って鳴らしてみたところ、以前よりもずっとクリアーになり真空管アンプよりも締まった低音がグ〜ンと深く沈み込んできた。

前回にご紹介したとおり、クロスオーヴァーを「150ヘルツ」にしたのが大正解。

280ヘルツのときと比べると中高音域に被ってこないので真空管アンプとの音色の違いも目立たずまさにいいことづくめ。こんなことなら、早く登場させればよかった。(笑)

右側の小振りの器具はインピーダンスマッチング用のトランス2個で「無線と実験」誌で紹介された記事を参考に製作したとのことで、信じられないほどの安い価格で譲ってもらったが、我が家で「TRアンプ」の出番があるとすればこういう使い方しかないともいえる。

中高音域の倍音成分を艶やかに色気たっぷりと鳴らすのは真空管アンプの独壇場だが、こと低音域の忠実な再生となるとTRアンプに一日の長があるような気がしている。

ふと、ずっと以前に「真空管アンプとTRアンプ」と題して投稿したことがあるのを思い出したのでこの機会に一部抜粋して紹介させていただこう。

「周知のとおり、オーディオ・システムの中で、「スピーカー」と「アンプ」と言えば、ともに横綱的存在。

ずっと以前に読んだ本には、たとえて言えばスピーカーが人間の「容姿」とするなら、アンプはそれに「魂を吹き込む役目を持つ」とあった。

それほどに大切なアンプにもいろんな種類があるが、大きく分けるとデバイス(増幅素子)の違いで真空管とトランジスタ(以下「TR」)に分けられる。

この2種類のうち果たしてどちらが音の再生に適しているのか、こればかりはほんとにオーディオ愛好家にとって古くて新しいテーマで悩ましい問題となっている。

それぞれに一長一短あって論争は尽きないが、結局のところ、使用しているスピーカーの能率や音色との相性、個人的な好みの違いによる使い分けとなってくる。

一昔前に、オーディオの舞台にTRアンプが登場したときのことをよく覚えている。大方の評論家からは「もうこれで真空管の時代は終わった。」と、言われたものだった。真空管は物理特性がTRに比べて数段落ちるし、出力も稼げずスピーカーを駆動する力も弱いというのがその根拠だった。

現実にラックス社から販売されていた当時の真空管アンプ「SQ38F」などは、人気があり個人的にも好きだったのに早々に生産中止されてガッカリしたものだった。

ところが、どっこい真空管アンプはしぶとく生き残って現在でも一部のファンを魅了しながら見事に命脈を保っている。ラックス社にしても、いったん終了宣言しておきながら「SQ38F系」の復刻版を次から次に出すという有り様で、まるで定見の無さを露呈しているようなもの。そんなことで一流メーカーと言えるのか(笑)。

はたして、そうまでして生き残った真空管のいったいどこがそんなにいいのかというわけだが、自分は現実に真空管アンプとTRアンプを併用して使い分けしているので、両者の長短について思うところを率直に述べさせてもらおう。

ただし、これはあくまでも一般的なレベルでの話であり、真空管にしろ、TRにしろ、けた外れの「超弩級アンプ」になるとまったく次元が違うので、そういう例外もあることをはじめにお断りしておかねばならない。

まず、真空管は中域から高域にかけての鮮度の高い瑞々しさ、歌手の吐く息の湿り気とでも言えばいいのだろうか、こういう生々しさはTRアンプからはとても伺えない。独特の歪み方がいい方向に作用しているともいえる。

しかし、弱点もあってその第一は比較的大きなエネルギーを要する低音域においてダンピング特性が良くない。つまり、音の「立ち上がり」と「収束力」が物足りず、SPユニットを制御する力が非力でこればかりはTRアンプに一歩譲る。

たとえば歯切れのいい低音を期待しても、「ボワ〜ン」と尾を引いて“ふやけた”音を出す傾向にある。一方、TRアンプは、これらとはまったく逆の傾向を持っている。

結局、真空管アンプは低音域に弱いが中高域に向いている、一方、TRアンプは中高音域に弱いが低音部には強いという構図が成り立つ。」

とまあ、以上のとおりだが何が言いたいのかといえば結局「先入観は罪、固定観念は悪」ということですかね。これから徒に「TRアンプ」を貶すのは止めておこう(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/558ac1a6dfdc2b5930bf23443aca82a2

18. 中川隆[-9397] koaQ7Jey 2020年12月10日 08:19:55 : A8APEzsbZs : WjdVYXowTk04bEk=[2] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
たった1枚のCDが巻き起こしたオーディオ改革 2020年12月04日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5619871cc7e4ae23bd058c05909d644b


すでに解散した「チャゲ&飛鳥」の曲に「はじまりはいつも雨」というのがあって、なかなか素敵なタイトルなので何となく記憶に残っているが、この度の「オーディオ改革」の発端も似たようなものだった。

オーディオ仲間のYさんとお友達が見えるというので、我が家の4つのシステムをどういう順番でお聴かせしようかというのがそのそもの初まり。

すると、ずっと昔に登載した「順番への思惑」という記事を思い出したのでこれはいい機会だとばかり便乗して再掲したところ、その中の記事の一部として登場したのが次のCDだった。

このCDの第2トラック「タラント〜ソン・ソン・セラ」がそうでフラメンコ・ダンサーが床を「ドスン・ガツン」と踏みしめる音が入っていたのを思い出して久しぶりに聴いてみたところ、あまりの低音のショボさにガックリきて「こりゃアカン、昔の夢よ今いずこ〜」(笑)。

さっそく「オーディオ改革」に取り組んだことは、すでに述べたとおり。

結局、サブウーファーの役割を与えている「ウェストミンスター」(改)の低音域をクロスオーヴァー「280ヘルツ」から「150ヘルツ」(−6db/oct)に変更し、次に駆動するアンプを「真空管アンプ」から「TRアンプ」に代えて一応の決着をみた。

それにしても「図体の大きなサブウーファー」だねえ!(笑)

そして、このサブウーファーが自画自賛ながらまったく「振るいつきたくなるような」低音を出すんですよねえ。

音楽ソースに応じて自由自在といっていいのか、しっかりと深く沈み込んだ低音を出すかと思えば、雄大なスケール感だってお手の物だし、場合によっては小気味よく弾んでくる小振りの低音もスピード感よくこなしてくれる。

我が家でこれまで出してきた「低音」としてはこれがベストだろうと思えるほどの出来栄え。

オーディオとは尽きるところ、低音をいかにうまく処理するかに尽きるなあとニンマリ。まあ「瞬間風速」的な思いだけどね(笑)。

そして、こんなに素晴らしい低音なら他の3つのシステムにも同じ「サブ・ウーファー」として使ってみてはどうだろうかという思いがしてきたのは当然のことだろう。

当然、フルレンジのユニットとの位相の差を考慮に入れなければならないが、低音域は波長の振幅が大きいのでそんな「些末」(?)なことはブルドーザー的に押しまくることにした(笑)。

まず、グッドマンの「トライアクショム」(口径30センチ:同軸3ウェイ)で試してみたところ、まったく違和感なし。

万事「80点主義」のトライアクショムだが、言い方を変えると80点以上は望まない、望めないとも言えるのだが、それが「90点主義」に変身とでもいおうか・・。

オーケストラの雄大な響きが部屋中を包み込んで、こりゃたまりませんなあ(笑)。ちっとやそっとの小さな「瑕疵」は簡単に吹き飛ばす勢いだ。

大いに満足感を覚えて次に「ウェストミンスター」の前に据え付けたのがいよいよ大本命の「AXIOM80」だ。このユニットも「低音域」の処理が永遠の課題だ。

自宅の水回りや電気関係の作業を依頼している器用な方に数か月前に「サランネット」を作ってもらい少しばかり見栄えが良くなった(笑)。

箱の上に乗っている黒い布切れで包んだ物体は「漬物石」で、何しろ厚さ1.5pの薄い箱(自作)の中に容れて積極的に「箱鳴り」させているのだが、共振させ過ぎても拙いので「重し」代わりに載せている。

これで、かなり低音が増強されたがそれでもまだ足りない。まあ、小編成の曲やボーカル向け専用として我慢しよう、これで「ワーグナー」を聴こうなんて滅相もないとずっと思ってきた。

ところが、ウェストミンスターによって150ヘルツ以下を補強してやるとまさに鬼に金棒で「AXIOM80」がオールラウンドプレイヤーに大変身!

150ヘルツ以下のしっかりとした支えと豊かな情報量、そして長時間聴いても耳がまったく疲れないのはそのおかげだろう。

とはいえ、こんな変則的な使い方をしているのはおそらく世界中で自分だけのはず。

現役時代に酒席などで「お前はどうもうまくまとまり過ぎている、もっと殻を打ち破って破天荒なところがあってもいい」と、上司からよく皮肉を言われたものだが、その反動のせいかオーディオに関してはハチャメチャでやりたい放題〜。

まあ、誰に迷惑をかけるでもなし、オーディオは独自の創意工夫を凝らしつつ、うまくいったときの快感ってそれは最高ですよ〜。

ただし、うまくいかないときも勿論あるし、うまくいったと思っても時間が経つとそれほどでもないということも多いですけどね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5619871cc7e4ae23bd058c05909d644b


「音楽&オーディオ」の小部屋
「TRアンプ」と「真空管プッシュプルアンプ」の対決 2020年12月09日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/94bf5a0ed776cb87951d8e87831c436b


「あれっ、今日はなんだかいつもの300Bアンプの音と違いますね。ダイナミックレンジがとても広いし、それに艶があって凄く色気がありますよ」とオーディオ仲間のYさん。

「ウ〜ン、分かりましたか!今日は出力管に本家本元のWE300Bを使ってます。」。

「道理で・・。いとも簡単に出力管の音質の差を出せるんですから、よほどアンプの部品とツクリがいいんでしょうね。」とYさん。

いつものことながらYさんの「耳の鋭さ」には舌を巻く思いがする。

ちなみに、このアンプを仮に「百万で譲ってくれませんか」という依頼があっても首を縦に振らないつもり〜(笑)。

それはさておき、今回(5日)、Yさんに来ていただいたのはこのところ我が家のハイライトになっている「図体の大きなサブウーファー」(ウェストミンスターのこと)の仕上がり具合を聴いていただくためだった。

クロスオーヴァーをこれまでの「280ヘルツ」(−6db/oct)から「150ヘルツ」にしてからまったく「激変」という様相を呈している。

物凄い低音域の情報量と充実感にオーディオの根源的な生命力を感じてしまい、何だかすっかり酔っぱらった状態のままに「ハイレゾ」とやらのチマチマしたデジタル系の話がバカバカしく思えてきてしまった(笑)。

さらには他のスピーカーにも「応用範囲」がぐ〜んと広がったのにも嬉々としているが、そのうちでも、白眉となるのが「AXIOM80」との共演で、これをまずYさんに聴いていただいた。

「とてもいいですねえ、それほど目立った違和感がありませんよ。AXIOM80にこれほどの低音域が加わったら鬼に金棒じゃありませんか」と感嘆の声を挙げられた。

そこで、やおらCDソフト「フラメンコ」の再生に取り掛かった。ダンサーの床を踏みしめる「ドスン、ガツン」のド迫力を聴いていただいて度肝を抜いてやろうという魂胆である(笑)。

お目当ての2曲目「タラント〜ソンソンセラ」を聴いていただいてから、すぐに「どうですか?」。

「う〜ん、こういうパルス音の低音再生がいちばん難しいと承知してますが、AXIOM80のハイスピード感はまるで高速スポーツカー並みですね。それに比べてサブウーファーのスピードがちょっと遅れ気味なのを感じました。しかし、AXIOM80のスピードに合うサブウーファーなんてこの世に存在しないでしょうからこれで良しとすべきでしょう。」

「そうでしょうね。口径38センチのユニットだともっとスピードが遅れるでしょうから30センチを選択して正解だったと思ってます」

それからYさんの注文に応じてクラシックからジャズまでいろんな曲目を試聴したが、そのうちおもむろにYさんが「実は、低音用にも使える真空管アンプをクルマに積んでるんですけど試聴させてもらっていいですか」と、切り出された。

エ〜ッと、驚いたが「もちろん、いいですよ〜」と一つ返事。

これがそのアンプ。出力管にEL34を使ったプッシュプルアンプで出力が片チャンで30ワット近く稼げるほどの(真空管アンプには珍しい)高出力アンプである。

オークションで「音が出ないジャンク品扱い」のものを格安で購入されたとのことで、新品同様品。

どうやら出品者がキット製品を仕上げることができないまま手放したようで、Yさんが落札後に専門家に診てもらったところ「バイアス電圧関係部分の配線の接着不良です。」とたちどころに故障個所が判明して無事に音が出るようになったとのこと。

これだから「オークションは止められない」の典型例ですね(笑)。

そういうわけで、TRアンプを外してこのプッシュプルアンプを据え付けて試聴開始。

自分も「TRアンプ」と「真空管プッシュプルアンプ」との対決には興味津々である。

そして、焦点の「タラント〜ソンソンセラ」の再生に二人とも一心不乱に耳を澄ました。

そして「ドスン、ガツン」の低音域のあまりの重量感に思わず言葉を失った!

真空管アンプでこんな低音を出せるのか・・。今さらながら「プッシュプル方式」の威力をつくづく思い知らされた。

「参った」と思ったが、口惜しいので何食わぬ風を装った(笑)。

試聴後に、Yさんから「このアンプどうですか?」との問いに対して「TRアンプと互角ですね。重量感はこのアンプの方が上ですが、分解能となるとTRアンプでしょうか」と返事しておいたが、自分なら明らかに重量感の方を優先する。

「しばらく置いておきますので、エージングをよろしくお願いします」との自発的なお申し出に「ハイ、いいですよ」と、一つ返事(笑)。

真空管アンプの「シングル型式」にこの低音は絶対に無理なので、低音域に限っては「プッシュプル型式」という組み合わせが十分成り立ちますね、我が家では・・。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/94bf5a0ed776cb87951d8e87831c436b

19. 中川隆[-8789] koaQ7Jey 2020年12月30日 10:47:45 : wwip1cR3BF : OGYwQ28xSnhaUVk=[6] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年12月30日
たった1枚のCD再生から始まったオーディオ改革
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

このCDの第二トラック「タラント〜ソンソンセラ」のフラメンコ・ダンサーの床を踏み締める「ドスン・ガツン」の音の再生がオーディオシステムの改革へと繋がったのだから「音楽ソフト」の重要性に改めて思いを深くした次第。

これをきっかけに、スピーカー「ウェストミンスター」(改)の低音域を「280ヘルツ」から「150ヘルツ」(−6db/oct)にして、サブウアーファー化したところ驚くべきサウンドが登場したのである。

まあ、自分独りでかってに「粋(いき)」がっていれば世話はないですけどね(笑)。

ところで、先日のNHKのBS放送で「ヒューマニエンス〜40億年のたくらみ・聴覚〜」という番組を観た。

人間の五感のうち、聴覚に焦点を当てて長い人類の歴史の中でどう発展してきたかという興味深い番組だったが、出席されていた指揮者の「佐渡 裕」さんが述べておられたのは人間の耳にとって一番重要な周波数帯域は声の再生と密接に関係する「200〜4千ヘルツ」だそうだ。

敷衍するとオーディオシステムだってこの帯域を何ら違和感なく自然な音に聴こえるように再生するのが基本であり、これがいわば「基礎編」というべきものだろう。

そして「200ヘルツ以下」と「4000ヘルツ以上」の再生が「応用編」と位置付けられても何ら異論はないと思う。

ただし、この「応用編」ともなると「基礎編」の何倍もの「血(お金)と汗(手間)と涙」が要るのがオーディオ愛好家の宿命ですね(笑)。

そこでの話だが、この基幹となる「200〜4000ヘルツ」の周波数帯域には「音が濁るのでマグネットの違うSPユニットをコイルやコンデンサーあるいはチャンデバなどのネットワークを使って混ぜ合わせないほうがいい」というのが私の個人的な意見です。

言い換えると、クロスオーヴァーの設定に当たっては、200ヘルツ以下、あるいは4000ヘルツ以上とするのが理に適っているはず。

ただし、ジャズの再生は「何でもあり」なので特にこだわる必要なし。

問題はクラシックの再生で「ハーモニー」が命なのでこの「200〜4000ヘルツ」の帯域に少しでも音を濁らせる要素があるとちょっと拙い!

たとえば、ここで俎上に載せるのがあの「タンノイ」である。クラシック向きのスピーカーとして愛用されている方も多いと思うが自分はどうしてもこの音に馴染めなかった。どこか不自然なのである。

そして、ようやくその原因の一つがクロスが1000ヘルツに設定されていることに思い至った次第。

まあ、音は好き好きなので気に入ってさえいればそれでいいのだが、タンノイの中古品がオークションで溢れかえっている現状を鑑みると、その辺に一因があるような気がしてならない。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

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