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Burmester _ プレーヤー、アンプ、スピーカーはもちろん、、オーディオラックまで作ってしまう超高級セット・コンポーネント
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1028.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 11 日 23:32:43: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ボッタクリ アンプ _ FM Acoustics の世界 投稿者 中川隆 日時 2017 年 9 月 11 日 16:27:41)

Burmester _ プレーヤー、アンプ、スピーカーはもちろん、、オーディオラックまで作ってしまう超高級セット・コンポーネント


Burmester Audio - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Burmester+Audio

ハイエンドオーディオの輸入販売 株式会社NOAH
ブルメスター(Burmester)
http://www.noahcorporation.com/burmester/index.html

Burmester [ ブルメスター ] |ハイエンドオーディオショップ ホーム商会
https://www.homeshokai.jp/product/Burmester.html

Burmester 製品一覧 ブルメスター/ブーメスター
https://audio-heritage.jp/BURMESTER/index.html


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プリアンプに金をかけなさい
2020 JAN 7 by 東 賢太郎
https://sonarmc.com/wordpress/site01/2020/01/07/

きのう2か月ぶりにプリアンプ(ブルメスター808)が修理から帰ってきた。たまたまテーブルにあった牧神の午後への前奏曲をかけてみる。まったくすばらしい。オーディオの存在が消える。10分身動きできず、終了。まだ動けず。

きいたのは50年も前に買ったブーレーズ / ニュー・フィルハーモニア管のLPだ。その評はこちら

(ドビッシー 「牧神の午後への前奏曲」)。
https://sonarmc.com/wordpress/site01/2014/11/25/ドビッシー-「牧神の午後への前奏曲」/

これをレファレンス的ニュアンスで挙げているのはフランス的な音色、エロティシズムがプライオリティーだったからだ。しかしブルメスター808が新品のように蘇って、「微視的なアナリーゼ能力と聴覚の鋭さが群を抜いている」のはドビッシーにおいては不可欠の美質であり、マルティノンやモントゥーよりもっとエロティックじゃないかと思えてきた。俺がいままで聴いてた音は何だったんだというほど。

デジタル時代になってプリアンプ不要論が語られた。音量調節などコントロール機能はCDプレーヤーで足りフォノイコライジング機能もいらないなら介在回路は少ないほうが良い。理屈はそうだ。僕もいらないと思っていたが、ドイツ人はそう考えていなかったということだ。ブルメスターのパワーアンプをドイツで買って惚れこんでいたからひょっとしてと思い808を試聴してびっくりした。音質、音場感、空気感、定位が比較にならず軽自動車が一気にベンツの600に化けたかの激変。人生でいろんな機械を買ったが、あらゆるジャンルで満足度において808は圧倒的にNo1だ。

フラッグシップだから20年顔も変えない。この頑固さもドイツだ。車もそうだが、売らんかなでころころモデルチェンジする日本製はいかにも薄っぺらい。日独の技術の差はないだろうが、こういうアンプは日本にないのはひとえに哲学の差と思う。ハイエンドのスピーカー、パワーアンプに凝る人は多いがプリアンプに金をかける人は少ないらしい。808が高いかどうかは音楽に何を求めるかだろう。これ1台で牧神の午後への前奏曲の評価が違ってしまうなんてマジックは僕にとってほかの手段でおきようもないから妥当と思うが。
https://sonarmc.com/wordpress/site01/2020/01/07/

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プリアンプ 
Burmester 808mk5 Basic

■寸法:482W x 95H x 330D mm
■質量 8.7kg

メーカー希望小売価格(税抜き)  : ¥4,500,000

入力:XLRバランス入力1系統(CD)、及びRCAアンバランス入力6系統 (別売モジュールによりバランス3系統、アンバランス1系統追加可能)

出力:XLRバランス出力1系統、及びRCAアンバランス出力1系統(別売モジュールによりバランス1系統とアンバランス1系統をセットで追加可能)

本体寸法・重量:W482mm×H178mm×D482mm・23kg(ベーシックモデル、ベース・ボードを含む)

電源部寸法・重量:W482mm×H95mm×D285mm・9kg
https://www.homeshokai.jp/product/Burmester.html  


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urmester 808mk5 新品

希望小売価格
\4,950,000 (税込)

販売価格
\4,950,000 (税込)

この商品は取り寄せになります

■ブルメスターの歴史は、プリアンプに始まりました。
1980年、第1号機となるプリアンプ808を完成し1982年に世に送ったのです。

808は必要な基板だけを組み合わせられる世界初のモジュラー方式プリアンプでした。808Mk5は第4世代となるモデル。可変抵抗器ではなく、抵抗とスイッチによる精密な左右独立音量コントロールと正確な左右バランス。

その類い稀な精度には、微細な信号の変化への応答が要求される医療用測定機器の分野で培われたブルメスターの緻密な技術が惜しみなく活かされています。

主な仕様

品名 プリアンプ

サイズ W(幅) : 482 mmH(高さ) : 178 mmD(奥行) : 482 mm
重量23 kg

■入力端子:XLRバランス入力1系統(CD)、及びRCAアンバランス入力6系統 (別売モジュールによりバランス3系統、アンバランス1系統追加可能) 

■出力端子:XLRバランス出力1系統、及びRCAアンバランス出力1系統(別売モジュールによりバランス1系統とアンバランス1系統をセットで追加可能) 
※電源別筐体
https://www.audiounion.jp/ct/detail/new/119180/


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藤岡誠のオーディオワンショット
完璧なS/N、極めて広いDレンジ。ブルメスターのプリアンプ「077+PSU」を聴く
藤岡 誠 2018年06月07日
https://www.phileweb.com/review/article/201806/07/3066.html

今回はブルメスターのリファレンス・プリアンプ「077+PSU」を紹介する。
ブルメスター「077」

■はじめに
今回は、前回に引き続きオーディオ専門誌でも記事への露出度が比較的少ない傾向にある高価格なコンポーネンツを紹介しよう。前回はリトアニアのReed(リード)社が展開しているリニアトラッキングアーム「Reed 5T」(¥2,500,000/税抜)とターンテーブル「Muse 1C」(¥1,600,000/税抜)のコンビネーション。これらを組合せると400万円を超えることになる。

いわば、とてつもない高価格であって庶民にはとてもじゃないが手が届かない代物だ。今回紹介する製品も、これに輪を掛けたような製品で、余程に資金的余裕と“オーディオする”ことについて、際立った拘りがないと購入には程遠いコンポーネンツである。
具体的にはブルメスターの最新型プリアンプ「077+PSU」がそれだ。すでに輸入販売元の(株)ノアのHPに載せられているから、ご承知の方も居られようが、価格は¥6,000,000(税抜)である。

「077」(左)と専用電源「PSU」(右)

滅多にないとは思うが、仮に前出Reed社のトーンアーム+ターンテーブルとこのプリアンプを組合せたとすると、これらだけで価格は10,000,000円以上ということになる。それでは気を取り直して、ここでブルメスターについて軽く紹介しておこう。

■ブルメスターについて

Burmester(ブルメスター)は、ドイツのオーディオ専門メーカーで1977年(昭和52年)に創業。社名はちょっと変わっていると思うだろうが、これは創業者の一人でもあったディーター・ブルメスターの名前に由来している。資料によると彼は、ロックバンドのギター奏者・作曲家であったが、その後、音楽とは無関係な業種(測定器の設計・製造)に携わった。

しかし、音楽を忘れることができず“Art for the Ear”をテーマにオーディオ業界に参入。今日では世界の、特にヨーロッパのハイエンドオーディオ界の存在感のあるひとつのブランドとして今日に至っている。残念ながら彼は2015年に他界してしまったが、掲げたテーマはここで紹介する「077+PSU」にも当然のごとく脈々と引き継がれて、“ハイエンド中のハイエンド”にランク付けされるプリアンプとなっている。

■077+PSUの概要

プリアンプ「077+PSU」は今年デビューした電源部別筺体のプリアンプ。価格は前述の通り¥6,000,000(税抜)と高価格。このため全国のオーディオ専門店でも常時試聴することは難しいと思う。試聴したい方は輸入元の(株)NOAH(ノア)に問い合わせるのがいい。

さて、「077」はプリアンプの本体で、同一寸法の独立電源部「PSU」と組合せて使用する(電源一体型の「077」もラインナップされている)。ちなみに“PSU”はパワーサプライユニットの頭文字であることはいうまでもない。

「077」の前面パネルを見ると、向かって右端にON/STBY/OFFのポジションを持った電源用スナップスイッチがあり、その左横に48mmの音量調整用ノブ。パネル中央部には入力ポジションや音量レベル表示等のディスプレイがあり、その下部にはやはりスナップスイッチによるMM/MC切換、位相切換他、などの細かな機能操作セクションがあって、左側には音量調整用ノブとまったく同一の入力切換えノブがある。基本的に左右対称レイアウトになっている。


■機能 ー 完全DC構成の回路を採用。強烈と呼ぶに相応しい強固な作り

プリアンプとしての機能はライン入力を重視。その入出力は、すべてXLRバランス端子だ。具体的に紹介すると、入力はXLR×6系統を備える(このうちの1系統だけサラウンド向け入力に変更可能)。

「077」の背面端子部。オプションボードによってDACやフォノ入力、RCAライン入力が追加可能だ

その他に、モジュール選択式入力オプション×1が系統あって、ここにはフォノ(MCまたはMM)、D/Aコンバーター(USBおよびS/PDF入力)、RCAアンバランスライン入力のいずれかをオプションで搭載できる。価格はいずれも490,000円。なお、モジュールの追加・変更などは輸入元に依頼して行う。
出力はXLR出力×1系統、REC・XLR出力×1系統(設定によってライン出力に変更可能)を装備する。


XLR端子がずらりと並んだ「077」の背面パネルは壮観で、極めて格調が高い。その中に2系統のヘッドフォン端子が配置されているのは愛嬌といっていいだろう。
勿論、リモコンが付属。このリモコンは一連の自社製コンポーネンツの操作が可能だが、一般的なリモコンと比べ大きくて重く、どちらかというとデスクトップ用と捉えていいだろう。

ボディ全体は、“強烈”と呼ぶに相応しい強固な造り。プリアンプとしては世界最強といっても過言ではない。まさに“質実剛健”なボディを持っている。この質実剛健さは電源部の「PSU」も共通で、外形寸法も同一。その上で双方にアルミニウムの無垢材から削り出した専用の“ベースボード”が付属。「077」と「PSU」の脚部とベース間には炭素繊維の丸板が挟みこまれ外的振動を徹底して抑えている。重量は「077」、「PSU」共にベースボード込みで各25kgである。

「077」の筐体内部

回路は、デュアルモノーラル構成で入力から出力までの信号経路にカップリングコンデンサーを使用しない完全DC構成。注目は“X-Amp2” と称する強固に密閉された純A級動作のモジュールだが増幅素子等の詳細は秘密とのことである。音量調整は電子ヴォリュームとロータリーエンコーダーの組合せ。

詳細は省くが音量変化のカーブは、組合せたパワーアンプやスピーカーシステム、さらにはユーザーの好みに合わせて設定が可能だ。そのカーブの中にはブルメスター独自カーブも含まれる。なお、トーンコントロールは付属せず、バランスコントロールはリモコン側で操作する。

「SPU」の内容は、左右独立トロイドコア電源トランスとトータル160.000μFのブロックコンデンサーなどが収容されている。「SPU」のACケーブルと、「077」へのDC電源供給用ケーブルはそれぞれ長さが2mあるからシステムアップ上で問題はない。

■聴こえ ー 完璧なS/N、極めて広いダイナミックレンジ

今回の「077+PSU」は音を出した瞬間から完璧なSN比に驚いた。静けさの中なら高純度な楽音が聴こえてくる。結果として微弱音が実に美しく、極めて広いダイナミックレンジを聴かせ、まったくのウェルバランス。価格面で若干の躊躇はあるものの、プリアンプに最高のクオリティを求める人にはお薦めである。価格面でどうしても躊躇するという方は、電源部内蔵モデル「077」(¥4,400,000/税別)もラインアップされている。
(藤岡 誠)
https://www.phileweb.com/review/article/201806/07/3066.html
 

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コメント
1. 中川隆[-14686] koaQ7Jey 2020年1月11日 23:37:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1626] 報告
ヨーロッパ旅行(3日目:2008/04/02) ブルメスター/Burmester見学
4月 10th, 2008 by 逸品館代表 清原裕介.
http://blog.ippinkan.com/archives/20080410153122


今日は、朝からドイツのブルメスター/Brumesterの見学です。Brumesterの製品は、輸入代理店がCECの時にかなり積極的に扱っていたのですが、代理店が変わり価格が急上昇してからはほとんど扱っていませんでした。 現在生産販売されている世界最高級スポーツカー「ブガッティー」の純正カーオーディオとして採用されたことからも明らかなように、この約10年でBrumesterは、ヨーロッパで最高の高級オーディオブランドに成長していたのです。 これは出荷を待つ製品が置かれている倉庫の写真ですが、すべて100万円を大きく超えるものばかりで、ざっと見て売価で一億円近い製品が出荷待ちとなっていました。それでもマネージャーの話によると生産が間に合わないそうです。

彼らによるとこの価格の上昇は、妥協のない材料と最高の技術によりハンドメイドされることに加えて初期の生産品でも常に修理とアップグレードが可能で生涯にわたり使い続けることができることなど、ブランドとして守らなければならない高いハードルを越えた結果だと言うことです。 その言葉に偽りがない証拠に見学した本社では過去に生産されたすべての製品のデーター(現在のオーナー、現在のバージョンなど機器の内容に関するもの、測定データー)が保管されていました。彼らは、Bumesterを購入する顧客は「価格は全く考慮しない」と断言します。価格よりも品質を求める顧客がターゲットのようです。 ヨーロッパでは、本当のブランド品、高級品というのはそのようなものであり、それを許容できる少数の人たちのために存在するのでしょう。この写真は、入荷したパネルを検査する所です。指先と8倍のルーペで周到な検査を行う結果、入荷したパネルの3割近くが再加工もしくは破棄されると言うことでした。

左の写真は、入荷したスピーカーのユニットを選別検査しているところです(クリックするとビデオが見られます)。ユニットは低周波の信号で48時間以上エージングされ測定の後、コンピューターによって厳密にペアマッチされ製品に組み込まれます。 このような手の込んだ作業による品質管理により音質を向上させるのは、スイスの高級オーディオ・ブランドFM Acoustics(FMアコースティック)でよく知られていますが、Burmesterの徹底ぶりは、それを越えるほどです。ドイツ人らしい“品質へのこだわり(高いプライド)”を強く感じました。

日本では未紹介ですが、Burmesterはスピーカーも生産しています。プレーヤーからアンプ、そしてラックに至るまですべてBurmesterで統一するというのが彼らの考え方です。 ユニットは、ツィーターをエラックに委託生産し、ウーファーのメーカーは尋ねませんでしたがすべてオリジナルのユニットを使用していると言うことでした。ネットワークももちろんオリジナルで制作され、ケーブルも純銀を使ったオリジナルの製品が使われています。 彼らのスピーカーの最も大きな特徴は、ユニットを組み込む前に100時間近くエージングを行った後、精密に測定しペアリングを実施して製品に組み込まれることです。このようなペアリングは、超高級品にのみ許される行程で多大なコストがかかります。 スイス・FM Acoustics社が同じような精密なペアリングをアンプの製造時に行っていますが、その製品もBurmester社同様驚くほど高価です。写真は、本社倉庫で出荷を待つ大量のスピーカーです。製品総額は・・・。軽く億を超えるすごい額なのは間違いありません。

この部屋には、過去に生産された(プロトタイプも含む)すべてのBurmester製品が保管されています。中央のトーレンス・リファレンスは、ブルメスターさんが個人で使われていたものでもちろん非売品だそうです。

工場見学の最後にブルメスター社の試聴室で試聴会が開催されました。 最初に聞いたのは、リファレンスシリーズと呼ばれるB50スピーカー(現地価格の日本円換算で約300万円/ペア)を中心としたシステムですが、CDプレーヤーアンプを含めた総額では軽く1000万円を超えます。最初にPOPS系の音楽を聴いたのですが、価格の割にどうかな?という音でした。 その次に演奏された交響曲は、△。ちょっとがっかりしました。しばし、ブルメスター氏の説明を聞いた後、彼が好んで聞きまた自ら演奏もする(彼はギター奏者です)「エルビス・プレスリー」は、暖かみと厚み、細やかさがすべて高いレベルで融合した素晴らしい音でした。この音質なら、価格はともかく最高峰の音質だと言われても納得できます。 試聴会の締めくくりには総額で5000万円を超えようか!という超豪華なサラウンドシステム(ホームシアター)を聞かせてもらいました。視聴は、私も良くテストに使うdtsデモソフトが使われましたが、中域が充実し、実在感が非常に高くいつまでも聞いていたくなるような音質でした。このシステムの音質は私が作り出したAIRBOWのサラウンドを超える初めてのものでした。 ここまでの音を聞かされるとお客様の財布の紐は、ゆるまざるを得ないでしょう(そもそもこんなシステムを買うお客様の財布に紐があるのかどうかすら疑わしいのですが)。
http://blog.ippinkan.com/archives/20080410153122

2. 中川隆[-14685] koaQ7Jey 2020年1月11日 23:38:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1625] 報告

Burmester 101
https://ameblo.jp/audiocore/entry-12464482036.html

オーディオ輸入商社の株式会社Noahさんがアンプのデモ機を持ってきました。

ドイツのオーディオブランド、(ブルメスター)
プリメインアンプの〈101 \1,200,000〉です。

堅牢なシャーシと分厚い鏡面仕上げのフロントパネルが美しいアンプです。

なので自分が映ってしまって写真が難しい。。。

ブルメスターはメルセデスベンツやポルシェなどの高級車のオーディオにも採用されているハイブランドで企業としても大きな規模を誇る音響ブランドです。

今回商社さんから聞いた話ですが、このブルメスターの製品は一度世に出た製品はとにかく販売サイクルが長いということ。

この101の発売は2011年ですが、長い製品に関してはマイナーチェンジはあるものの、1982年から現在も販売され続けている製品もあります。

↓プリアンプ 808

それだけ製品に対してのこだわりがあり、その思想を長く否定しないモノづくりの精神がある企業のようです。

さて、今回の101はプリメインアンプです。

これはカタログ掲載の画像ですが見ての通りヒートシンクのないDクラスアンプ。
ほとんど電源部が占めているように見えますね。

商社さんによると、2011年発売以来日本では数十台が出荷されていますが、とにかく壊れない。

この101以外のブルメスター製品も、製品が理由の故障事例はほとんどないそうです。

鏡面仕上げのパネルもクスミや剥がれなんて皆無だそうです。
品質は一級品で高額ですが長く使用できて壊れない。

仮に壊れても製品がコロコロ変わらないから部品の調達が続いてずっと修理が可能。

一生モノの家具のように使えるオーディオブランド、ドイツらしい精神を感じますね。

さて長くなりましたが音質です。

Dクラスの長所であるハイスピード、ハイレスポンスは持たせながらも落ち着いた豊かな音調です。

このアンプは120W (4Ω)、802D3を使用して聴きましたがパワーは充分、Dクラスながら力で鳴らすタイプではなく力の使い所がうまい印象です。
長く聴いていて飽きない、芳醇な音質です。
特にSMOOTHというボタン、小音量時の音質をリッチにしてくれる機能ですがこの音がとてもバランスが良く、常時使いたくなる機構でした。

オーディオにこだわりすぎないまでもモノにはこだわりたい。
良質な内容と音質、飽きのこないデザインを兼ね備えた製品で、いい腕時計のように一度選んだものは愛着を持ってずっと使っていきたい、という価値観をお持ちの方にはピッタリの製品と言えるかもしれませんね。
https://ameblo.jp/audiocore/entry-12464482036.html

3. 中川隆[-14684] koaQ7Jey 2020年1月11日 23:45:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1624] 報告

Burmester CD Player"061" Amplifire "035" "036"
2011年3月 清原 裕介
https://www.ippinkan.com/burmester_061_035_036.htm


ブルメスターは、ドイツのトップ・オーディオブランドでGerman Audiofileの憧れだ。ブガッティーという1億円を超えるフランスメイドの世界最高価格のスポーツカーに純正装着されているといえば、その高いブランドイメージはご理解頂けると思う。最近では、ポルシェの4ドアモデルパナメーラにも採用されるなど、その勢いは留まるところを知らない。

高級オーディメーカーとしては珍しくブルメスターは、入り口から出口まですべての商品を生産する。プレーヤー、アンプ、スピーカーはもちろん、、オーディオラックまで作ってしまう顧客ホスピタリーの高さを有する高級オーディオブランドは、他に類がないはずだ。

ブルメスターの製品のそれぞれは非常に!高価だが、その仕上げや性能は申し分なく、入り口(CDプレーヤー)から出口(スピーカー)までブルメスターで統一するだけで、何の苦もなく最高のサウンドが得られる。この「大人のシステムコンポ」という思想が世界の富裕層に支持され、高級オーディオ市場ではかなりのセールスを記録している。

このドイツのそしてヨーロッパのトップ・オーディオブランドの試聴機がノアから届けられた。逸品館では私がブルメスターの本社を訪れ感銘を受けたこともあり、以前からこのブランドをお薦めしている。しかし、逸品館では高価格がネックとなってセールスは正直あまり芳しくない。しかし、昨年10月に円高の影響を受けて、ブルメスターの実売価格少し安くなった。このニュースを受けて今一度、ブルメスターをご紹介することにした。

1978年、ドイツに強力なオーディオ・メーカーが誕生しました。その名はBurmester / ブルメスター・オーディオシステムGmbH。設立者のディーター・ブルメスターは、ロックバンドのギタリスト/作曲家として活躍した後、医療用測定器の設計・製造に乗り出し、その後、理想の音を追求するためにハイエンド・オーディオに専心することを決意しました。彼の打ち立てたブランド『ブルメスター』は瞬く間に世界のオーディオファイルから高い評価を集め、一躍ビッグネームとなりました。
 自らのフィロソフィーについて、ブルメスターはこう語っています。「音楽性は数字だけで語れるものではない。その証拠に、私は同じ部品、同じ回路でサウンドの異なるシステムを設計できる…」。その言葉の通り、彼はあくまでも自らの感性をリファレンスに、回路設計を磨き上げてきました。勿論、製造段階でも測定に測定を重ね、厳格きわまるテストが繰り返されることは言うまでもありません。

 ブルメスターが掲げるスローガン、“ Art of the ear”。それが約束するのは、感動と驚異に満ちた真正な音楽体験です。

Burmester プリ アンプ 035
¥ 1,680,000円(税別)

プリアンプ035は036パワーアンプとベスト・マッチング。リファレンス・プリアンプ808MK5が持つ自然で暖かみのある音質をよりシンプルなデザインと操作性で実現しました。ブルメスターが誇るピュアDCバランス・アンプ回路、厳選された高音質パーツ、伝統の高精度シャーシー構造など、ブルメスターが培ってきたアンプ・テクノロジーを惜しみなく投入しながらも、036パワーアンプ同様、お求めやすい価格でハイ・コスト・パフォーマンスを実現しました。

主な仕様

入力端子
XLRバランス x 3、RCAアンバランス x 1
RCAテープ入力 x 1、ホームシアター用XLRバランス x 1

出力端子
XLRバランス x 1、RCAアンバランス x 1、RCA録音出力 x 0
ヘッドホン・ジャック x 1

周波数特性 2Hz〜200kHz(-3dB)
入力インピーダンス 22kΩ(バランス・アンバランス共)
消費電力 18W(スタンバイ時2W)
寸法・重量 W482mm×H95mm×D330mm・8.7kg


Burmester パワーアンプ 036
¥ 1,650,000円(税別)

036は、ブルメスター社の911MK3直系の本格的なハイエンド仕様のパワーアンプです。ブルメスターが誇る強力な電源部を備えたピュアDCバランス・アンプ回路、厳選された高音質パーツ、伝統の高精度シャーシーなど、ブルメスターが培ってきたアンプ・テクノロジーを惜しみなく投入しながらも、よりお求めやすい価格でハイ・コストパフォーマンスを実現しました。

主な仕様

出力 170W+170W(4Ω)、300W(4Ω、ブリッジ接続)

ダンピング・ファクター 1800以上(8Ω)

S/N比 81dB以上

周波数特性 0〜200kHz(-3dB)

ライズ・タイム 1.4μS(4/8Ω)・1.9μS(1Ω)
入力感度 730mV(最大出力時)・320mV(100W/4Ω)
入力インピーダンス 1.5kΩ
寸法・重量 W482mm×H95mm×D482mm・25kg


Burmester CDプレーヤー 061
¥ 1,950,000円(税別)

ハイエンド仕様CDプレーヤー「001」をベースに完成した061は、フィリップス製ハイエンド向けCD2 Pro ピックアップ・ドライブをブルメスター独自のサーボ回路によりダイレクト・ドライブするとともに96kHzと192kHzの切換え可能なアップ・サンプリング回路、ピュアDCアンプ構成のアナログ出力段、D/Aコンバーターとしても使用できる外部デジタル入力端子などを装備して現在、考え得る最も音の良いCDプレーヤーの実現を目指しました。また、抜群の操作感が楽しめる精密加工のトップ・ローディング・メカニズム、伝統のクロームメッキ・フロントパネルなど上級機と同等の高級パーツを採用し、音質のみならず仕上げにおいても一切の妥協を排してブルメスターならではのCDプレーヤーとして完成しました。


主な仕様

型式 トップ・ローディングCDプレーヤー

周波数特性 2Hz〜48kHz (2Hz〜88kHz:192kHzアップ・サンプリング時)

アナログ出力 XLRバランス端子(x1)、RCAアンバランス端子(x2)

デジタル出力 RCA端子(x1)、TOSLINK(x1)

デジタル入力 RCA端子(x2)、TOSLINK(x1)

全高調波歪み率 0.001%以下
S/N比 104dB以上

外形寸法 W482mm×H112mm×D340mm
重量 10kg

各部の仕上げは良好です


100万円以下のBurmester製品の仕上げは、あまり褒められたものではありませんでしたが、さすがのこのクラスは丁寧に仕上げられています。
この角度からも、ドイツ製らしい精密感溢れる仕上がりになっていることが見て取れます。
端子類は、さほど高級ではありません。

トップローディング部の仕上げも丁寧で美しく、ディスクの出し入れ時が気持ちよいと思います。
各製品の「エッジ」の仕上げが見事で、全体から精密さと高級感が漂ってきます。


使用機材

ブルメスター社は、入り口(CDプレーヤー、DVDプレーヤー)から出口(スピーカー)まで、すべて同社の製品を使うように強く推薦している。高級セット・コンポーネントという成り立ちではイギリスのQUADが同じスタンスを取る。

今回の試聴テストではブルメスターの主張を尊重してCD/AMPはブルメスターで固定した。さすがにスピーカーまでブルメスターにすると面白みがなくなってしまうので、スピーカーを5種類使い3種類のソフトを聞き比べてみた。

061 CDプレーヤー
035 プリ アンプ
036 パワーアンプ

Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand
Focal 0128BE
Tannoy Turnberry/SE
Zingali 1.12
Vienna Acoustics The Music


NORA JONES COME AWAY WITH ME


Eric Clapton clapton chronicles
the best of eric clapton

ヴァーツラフ・ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ドヴォルザーク/交響曲第9番『新世界より』


音質テスト

システムコンポとして音決めされているブルメスターの「素の音」を聞きたかったので、電源ケーブルは付属品を使い、電源は通常の壁コンセントから取った。接続にも標準的なバランスケーブルを使い、特殊に高価なケーブルなどは使わなかった。

最初に聞き慣れている、Beethoven Concert Grand(T3G)を接続し、音を出した瞬間はやけに低音ががんがん出ることに驚かされたが、しばらく鳴らしていると中高域の見通しが良くなっり音が上に伸びるようになった。時間の経過と共にバランスが改善し、レンジが広く透明なサウンドでスピーカーを鳴らし始めた。

そこで慌てずに一晩音を出したままにして十分なウォーミングアップの後、翌日試聴を行った。

Nora Jones
 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G)
試聴時にまず気づいたのは、小音量の調整が難しいことだ。音量調整はアッテネータール(リレーによる抵抗の切り替えだと思われる)方式で、ステップは60段階ある。しかし、最小のゼロからわずか二つボリュームを上げた「2」ですら、日本の平均的な一般家庭では十分な音量になる。「3」では、深夜は聞けない。つまり3/60しかボリュームが生かせない。「10」では、かなりの音量になる。

音量調整と共に気づいたのは、このアンプはある程度音量を上げないと「いい音がしない」と言うことだ。もちろん、音量を絞っても絶対的には十分いい音で鳴るのだが、音量を上げた時と比べるとどうしても「しょぼしょぼ鳴っている感じ」が強くなる。ブルメスターを鳴らすためには、「音量を上げられるそれなりの環境」が求められると言うことなのだろう。とりあえずボリュームを「4」にセットして、試聴を開始した。

最近テストしたブルメスターと同等の高級アンプにPassがある。Passが暖かみのあるクリーミーな音を出すのに対し、ブルメスターの音は「透明感」が高い。濁りがなく澄み切ったみずみずしい音だ。

ブルメスター設立者のディーター・ブルメスターは、ロックバンドのギタリスト/作曲家として活躍した後、医療用測定器の設計・製造に乗り出し、その後、理想の音を追求するためにハイエンド・オーディオに専心することを決意しブルメスターを設立したのだが、ギタリストの求める「透明なサウンド」が「医療機器レベルの精度に仕上げられた回路」によって見事に実現し、濁りのない透明なサウンドがスピーカーから溢れだしてくるように思える。

ノラ・ジョーンズの声は、上品で艶がある。明るいがわずかな憂いも感じられ、ぐいぐいと引きつけられる魅力がある。伴奏のギターは、澄み切った純度の高い理想的な音で鳴る。ピアノも高次倍音がよく伸びて、音色が鮮やかで美しい。ドラムのブラシワークも出しゃばりすぎず、引っ込みすぎず、良い感じに奥で鳴る。

主張し過ぎることなく、控え目すぎることもなく、BGMにならないぎりぎりの範囲で演奏がバランスよく再現される。まさに「高級」という言葉がぴったりと当てはまる音だ。ブルメスターのピカピカしすぎない程度に派手な外観がマッチするような音楽表現が感じられる。完成度が高く、おもてなしが見事に行き届いた音質だ。
しばらく音を聞いてその世界に浸っていると、ブルメスターは苦労して買う製品ではなく、数百万円が財布からすっと出るような超富裕層のために作られたようなコンポに感じられた。

 Focal 1028BE
高域が金属ツィーターらしい切れのある音に変わる。低音はこんな小さなパワーアンプから出ているとは思えないほど重心が低く、他のアンプで鳴らすよりも一オクターブ低い音階まで感じ取れるように思えるほどだ。

高音の切れ味の変化、低音の量感のアップでスピーカーを切り替えたことはわかるが、ノラ・ジョーンズのボーカルと楽器の音は、スピーカーを変えてもほとんど変化せず、注意しなければスピーカーがVienna AcousticsからFocalに変わったことが聴き取れない。

それはアンプがスピーカーのユニットをほぼ完全にドライブ(動かして止める)しているからだろう。Passも同様に感じられたが、さすがにこの価格のコンポになると、スピーカーに対する支配力が大きくなるようだ。それでもFocal 1028BEでは、Beethoven Concert Grand(T3G)と比べると重心が少し低く、ノラ・ジョーンズの声もややハスキーになった。

Beethoven Concert Grand(T3G)では一切の汚れを知らない少女が歌っているように感じられたノラ・ジョーンズだが、1028BEでは人生経験が豊富な大人の女性に感じられる。女性的な魅力、好みという意味では1028BEで聞くノラ・ジョーンズが好きだ。

ベースの低音は量感が大きくアップ!ギターの切れ味と透明感も増す。ボーカルと楽器の分離も向上し、よりストレスなく自然に音が出る。やや客観的で試聴しすぎない演奏という印象はそのままだが、音源(ミュージシャン)までの距離が近くなり、雰囲気がグッと濃くなる。少し広いホールでBGM的に聞こえた演奏が、もう少し小さなライブハウスの舞台袖で聞いているような印象に変化する。それでも、高域がきつくなったり、ソフトの粗を暴かないのは、さすがのチューニングだ。ぎりぎりのところで誘惑を躱す、そういう大人の艶のあるノラ・ジョーンズが聞けた。

 Tannoy Turnberry/SE
TannoyにJAZZは向かないと言われる。確かにVintageスタイルのTannoyは低域の反応の遅れや膨らみが原因で、ベースラインがぼけてしまうことが多くJAZZを上手く鳴らせない。そのためクラシック向きスピーカーと称されている。驚いたことにブルメスターは、このTannoyからJAZZのノリの良さを見事に引き出すことに成功した。
VintageスタイルのTannoyの欠点である、低域の遅れや膨らみはほとんどない。また、同軸ホーンの欠点である、中域〜高域の繋がりの違和感や指向性によるリスニングエリアの狭さも感じられない。ノラ・ジョーンズの声は、「やや紙臭く」感じることはあるが、自然で暖かい。ベースはずしんと腹に響く。ドラムは少しチープな感じだがドライに鳴り、エンクロージャーの鳴きによる共鳴は生じない。ピアノは、最高域がややマスキングされるが音色の変化は大きく鮮やかだ。ギターはホーンらしく切れ味がよく、透明感も高い。

ウッドベースの輪郭ががわずかにぼやけることを除けば、Beethoven Concert Grand(T3G)や1028BEで鳴らせたノラ・ジョーンズと大差ない印象でTurnberryが鳴る。Beethoven Concert Grand(T3G)/1028BEとTurnberryは全く違うスピーカーだがその差が感じられず、スピーカーが切り替わったことがわかりにくい。Turnberryからこんな音が出るとは想像したことはなかったし、ブルメスターがTurnberryをこれほどまでに見事に手なずけられることも想像できなかった。

Turnberryは「鳴らない」だろうと思って繋いでみたのだが、これほど見事に鳴らされると、文字通り舌を巻くしかない。良い悪いは別にして、Turnberryのこういう鳴り方は、ちょっとショックですらあった。

 Zingali 1.12
普通ならスピーカーをZingali 1.12に変えると「やっぱり大型ホーンは良いな!」と思えるのだが、ブルメスターはこのスピーカーを悪い意味で「普通」に鳴らす。
低域は1028BEよりも出て来ないし、中高域にもホーンらしさがあまり感じられない。中域〜高域の繋がりに少し違和感を生じる。絶対的にはかなりいいいい音なのだが、Zingali 1.12らしいイタリア的情熱、鳴りっぷりの良さがうまく引き出せない。ミスマッチとは言い切れないが、この組み合わせはグッドマッチではなかった。

 Vienna Acoustics The Music
Zingali 1.12がまるで小型スピーカーだったと感じるほど豊かな低域が出ることにまず驚かされる。高域は滑らかで繊細。全帯域で非常にリッチな音が出る。
今回の組み合わせでは文句なくベストの音だが、1028BEのあの独特な「色気」がThe Musicには感じらず、ノラ・ジョーンズが汚れを知らないまま、少女から大人になったような雰囲気になる。分離感も抜群で自然で細かい音でソフトが鳴る。

でもこのソフトには1028BEの「濃縮」された感じがよく合っていた。スピーカーを変えても再生される楽器の音色はほとんど変わらなかったが、醸し出される雰囲気には少なからず差が感じられた。再生周波数帯域が上下に拡大されたため、ボーカルの帯域がやや薄く感じられるのが、このソフトは1028BEで聞きたいと感じた原因だろう。

1028BEのあの独特な濃さは、いかにもフランス的だった。ノラ・ジョーンズとのマッチングは、1028BEがベストだった。

Eric Clapton
ここでソフトを「ギター演奏=エリック・クラプトン」に変えてみる。ブルメスター氏はギター奏者だから、このソフトを上手く鳴らせるスピーカーの組み合わせが、ブルメスターのベストパートナーかも知れない。


 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G)
昨晩からBeethoven Concert Grand(T3G)をずっと鳴らしていたせいか、このスピーカーとの組み合わせでは、ユニットやスピーカーの存在を感じさせないように音が軽く出る。見事なまでに「馴染んで」いるようだ。

ギターは透明で美しいが、ボーカルは子音がやや荒れる。心なしか声もやせて聞こえる。オーディオで聞くエリック・クラプトンを私はあまり好まないが、それは「弱々しい」と感じることがあるからだ。残念ながらブルメスターで聞くクラプトンは、すこし弱々しい。音は綺麗だが湿っぽく、力がない。

しばらく聞き続けていると「余韻が少ない」ことに気づいた。ユニットの制動が効きすぎるせいなのか?音が整理されすぎて、音と音の間にある「非共和音成分」が少なくロックらしい「雑味」がうまく出ない。それが原因で音数が少なく感じられ、音楽にエネルギー感が不足するようだ。ただ、このようなことは「わずかなチューニング」で解決することが多くい。絶対とは言えないが、電源や接続ケーブルを選ぶことでほぼ完全に解決するはずだ。


 Focal 1028BE
同じアンプで同じ曲を聴いているとは思えないほど音が変わる。低音は重量感とパワー感が出て、前に押し出してくる。ギターの切れ味は向上し、声にも力が出てくる。音の数もかなり増えて、聴き応えのある音に変化した。

Beethoven Concert Grand(T3G)と共通して感じられるのは、1028BEでもボーカルよりもギターにスポットを当てたような鳴り方をすることだ。通常はボーカルが前に出てギターは後に下がるが、ブルメスターで聞くとボーカルよりもギターが前に出る。ギターが主役で音楽が展開して行くイメージだ。それでも、まだ少し力(パワー感)が弱いようにも感じるが、しばらく聞いているとあまり気にならなくなる。
今、大阪は丁度低気圧が通過しつつあり、気圧の低下湿度の増加が同時に起きている。スピーカーの音が弱々しく聞こえるのは、こういう「環境の変化」によるものも非常に大きい。今日は、どうやらロック日和ではないらしい。

 Tannoy Turnberry/SE
驚いたことにこのソフトでは、Turnberryの低音が1028BEより量が多い。ちょっと膨らんではいるのだが、この量感の多さはなかなか心地よい。

最近、ウーファーやスコーカーには、分割共振を抑制する目的で紙よりも内部損失の大きい樹脂が使われたり、ダンピング材が塗布されていたりする。特性的には良くなるのだろうが、ユニットが重くなることが避けられず、下手をすると中低音が重くなってしまう。その点余計な混じりものがない「素の紙」で出来ているTurnberryからは、歯切れの良い乾いた低音が出る。たぶん、ウーファーの分割共振(暴れ)も良い影響(分割共振は、波動ツィーターと同じ効果を持つ)を与えているのだろう。先に聞いた2本のスピーカーとは、明らかに違う「明るい音」でクラプトンが鳴る。

それでも随所に「紙臭さ(紙臭さの発生こそユニットが分割共振している証拠)」を感じるが、音楽の鳴り方としてはTurnberryが一番ロックらしく、パワフルで楽しく聞けたことに驚いた。歴史が証明する(現代まで生きながらえてきた)VintageスタイルのTurnberryの実力は侮れない。これはこれで、見事な音楽スピーカーなのだ。


 Zingali 1.12
ノラ・ジョーンズでは振るわなかったが、この曲では一転してZingali 1.12がその力を存分に発揮する。

コンサート(ライブ)に使われるPAスピーカーの多くは「音の飛び」と「能率」を重要視して「ホーン型」が使われるが、そのPAスピーカーを家庭用に衣装替えしたようなZingali 1.12は、こういった電気音楽系ソフトを鳴らすのが実に上手い。まるでコンサート会場で音楽を聴いているようなパワフルかつ濃い雰囲気でエリック・クラプトンを見事に鳴らす。ギターは切れ味があり、張りもある。ボーカルは力強く、ベースはぐんぐん前に出る。

特に前に聞いた3本のスピーカーと違うのは「音の消え際」まで、しっかりと音が残って聞こえることだ。ボーカルの声が消えた所の「息吹」。ギタリストが音の余韻が完全に消えるまで「左手で弦を操作している様子」など、音にならない雰囲気まできちんと再現される。これはZingali 1.12だけの魅力だ。

 Vienna Acoustics The Music
ノラ・ジョーンズではBeethoven Concert Grand(T3G)とほとんど変わらない音色で再生周波数帯域と音の細やかさがアップしたが、ソフトをクラプトンに変えると音楽の鳴り方そのものが変わるのに気づく。

Beethoven Concert Grand(T3G)で感じたパワー不足感が全くない。音のエッジが鋭く、アタックが腰砕けにならずきちんと立ち上がる。ただそれだけのことなのだが、このアタックの再現というのがなかなか難しい。AIRBOWではそれを補正する目的でCLT-3FVと名付けた「波動ツィーター」をラインナップしているが、The Musicは波動ツィターの助けなしにアタックを再現する。それは、超高域用に使われた村田製作所のセラミックツィーターの効果かも知れないし、あるいはスパイダー構造を持つ特殊な平面ユニットの効果かも知れないが、とにかくロックがきちんとロックらしく鳴ることに驚かされた。

低域はかなり低い帯域まで伸び、パンチ力もある。ボーカルは滲みが少なく、フォーカスがきちんと合っている。ギターはボーカルよりも少し後に下がり、ボーカルの邪魔をしない。コーラスは分離が抜群で、一人一人の発声の違いが聞き分けられる。淀みもなく、歪みも無く、見事なHiFiサウンドでエリック・クラプトンが鳴る。Zingali 1.12の荒削りでパワーのあるクラプトンも良かったが、The Musicで聞く端正で自然なクラプトンもそれに負けず魅力的だった。

「新世界」
平均音量レベルが高いJAZZやROCKと違って交響曲はダイナミックレンジが広い。そこで十分な音量を得るために、ボリュームを「12」に上げると心なしか音の透明感や細やかさが向上したように感じられた。バランスも改善し一段と音が良くなったようだ。いずれにせよブルメスターの本領を発揮させるためには、やはり「それなりの音量」で鳴らすことがポイントのようだ。

 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G)
見事に過不足ない音で新世界が鳴る。音の広がり感、細やかさ、立体感、分離感とハーモニーの美しさ・・・、あらゆる部分に全く違和感がない。弦楽器の厚みと倍音構造の完璧さ、管楽器の切れ味とパワフルさ、打楽器の重量感と圧迫感、それぞれの分離と融合が実に見事で聴き応えがある。

絶対的、刹那的な「音質」でブルメスターを上回る高級コンポを見つけることは出来るかも知れないが、音楽再現のバランスと絶妙なバランスのチューニングでブルメスターに比類するのは、海外製品ではFMアコースティック、国産コンポならば、Digital Domain B1aくらいしか思い浮かばない。

ヨーロッパ最強の高級オーディオメーカーという称号は、決して伊達ではない。少なくとも日本のいびつなオーディオ市場に君臨する「コマーシャルとそれに迎合する耳の悪いアドバイザーが作り上げた名ばかりの高額ブランド」とは、完全に一線を画することは間違いない。この組み合わせで、いつまでも演奏を聴いていたかった。

 Focal 1028BE
1028BEとBeethoven Concert Grand(T3G)のサイズはほとんど同じだが、低音の出方はまるで違う。完全に一回り大きなスピーカーで聴いているような感覚で1オクターブ低い音程まで伝わってくる感覚がある。

ハーモニーの形成(混ざった感じ)はBeethoven Concert Grand(T3G)が1028BEを上回っていたが、音の分離は逆に1028BEが優れている。だが先に書いたように、これは「鳴らし込みの時間の違い(なじみの違い)」も大きく影響するので断定は出来ない。

自製ベリリウム振動板を採用したツィーターの威力で、高域の分解能・アタックの鮮やかさでBeethoven Concert Grand(T3G)を圧倒する。切れ味が増した弦楽器のパートはとてもスリリング。それでいて中音は滑らかで厚みがあり、バイオリンとチェロの音色をきちんと描き分ける。ベースの音には弾力と圧力が感じられ、低音部が独立したパートとなって心地よく分離して聞くことができる。低域、中域、高域のパートが見事に鳴らし分けられて、交響曲はかくあるべし!という教科書的なオーケストラレーションが再現される。

ここでふと気づいたのだが、ブルメスターの試聴のはずが、書いている内容がスピーカーの聞き比べに変わっている。これは、どんなスピーカーでも瞬時にその持ち味を発揮させられるブルメスターのスピーカードライブ能力の能力の高さの証だ。アンプの存在が感じられないことが、ブルメスターの最大の長所であり、他の類のない希有な能力なのだ。


 Tannoy Turnberry/SE
VintageスタイルのTannoyの音には、ハッキリそれとわかる癖が存在する。先ほどから言及している「紙臭さ」はその一つだが、低音部の箱鳴き(エンクロージャーの共鳴)など、HiFiと呼べない歪みは決して少なくない。しかし、その音楽再現能力は、驚くほど高い。

Beethoven Concert Grand(T3G)や1028BEでは「SS席の良い音」で交響曲が聴けた。Turnberryは少し悪い席(響きが濁る)になるが、オーケストラの実力が十分に高いこと、演奏が素晴らしいものであることはより強く感じとれる。

音楽は音(空気の振動)でしか伝わらないはずだが、Tannoyは音(空気の振動としてではない)にならない部分でも音楽をひしひしと伝えてくる。言い換えるなら、音質に頼らずに音楽を伝えることが出来るから、Vintage Tannoyがソフトの録音の善し悪しに左右されにくいのだろう。

音質よりも何かもっと本質的な部分で、心の琴線を振るわせる何かをTurnberryはソフトから引き出す。生演奏を聞き慣れた音楽ファンや、オーディオ嫌いの演奏家がVintage Tannoyを選ぶ理由は、正にそこにある。HiFi性能ではなく、ストーリーテラー(音楽の語り手)」としての資質をつよく持つスピーカーがVintageスタイルTannoyなのだ。


 Zingali 1.12
スピーカーをTurnberryから切り替えたせいもあるが、Zingali 1.12が実に「晴れやかな音」に聞こえる。

シンフォニーホールには一点の濁りもなく、空気は澄み切っている。先に聞いた3本のスピーカー、Beethoven Concert Grand(T3G)や1028BE、そしてTurnberryで聞く新世界が、湿っぽくやや冷たい大地(北ヨーロッパのような)を連想させるのに対し、Zingali 1.12は地中海側の暖かく乾いた大地を連想させる。国内録音のソフトと海外録音のソフトは音が違うが、Zingali 1.12はLA(アメリカ西海岸)で録音された「明るく乾いた音」で新世界を鳴らす。

弦楽器は、タッチが正しくハードで元気がよい。管楽器のセクションは、一歩前に出てパワフル。金管楽器が実にそれらしく聞こえるのはZingali 1.12ならではの良さだ。

音はスピーカーを中心に前後左右に広がる感じで、音場(ステージ)がスピーカーの後方に展開したこれまでの3本とは明らかに違っている。演奏の抑揚は大きく、メリハリと躍動感がある。どちらが正しく、どちらが違っているという問題ではなく、明らかに好みで判断すべき問題だが、私にはどちらも甲乙付けがたく感じられた。

 Vienna Acoustics The Music
コンサートホール、交響楽団のスケールが一段と大きくなる。透明で澄み切った音、濁りのないホールの音からは、ウィーンフィル(生で聞いたことはないが)を思い起こさせる。

CDの再生を開始して1分も経たない間に、これからどんな音でこのソフトが鳴るか?完全に予想がつくが、それはThe Musicの音が完全に違和感がなく自然(変な癖がない)な音だからだ。この素晴らしいThe Musicの音を聞いてさえ「新世界」の再生でブルメスターと最も相性が良かったのはBeethoven Concert Grand(T3G)だと思う。しかし、それはやはり「鳴らし込み(馴染み)」の影響も大きいし、スピーカーの設置環境(ルームアコースティック)も原因だろう。オーディオは一筋縄ではいかない。

The Musicとブルメスターの組み合わせでは、透明感と潤いに溢れる音、広大な広がりと緻密な構成を感じさせるオーケストラレーションの再現性を生かせる「ブルックナー」を聞いてみたくなったと言えば、どんな音が出ているか想像して頂けると思う。インスピレーションが働いて、ブルックナーをウィキペディアで調べて驚いた。Viennaで生まれたThe Musicとベルリンで作られるブルメスターでブルックナーを聞くというのは、まさに「ご当地」の組み合わせだったからだ。ブルメスターは、高級な音楽でその真価をより大きく発揮するのは間違いない。

総合評価

最初、ブルメスターを様々なスピーカーと組み合わせて聞いてみようという考えでスタートした今回の試聴だったが、気がつかない間に「スピーカーの聞き比べ」になってしまった。それは、ブルメスターという製品が非常の高度にチューニング(調音)されバランスが取れている証拠であり、またスピーカーを選ばないという証でもある。

ブルメスターをセットで使っている限り「組み合わせに悩む」必要はない。完璧に作り上げられた高級コンポの世界、何も考えず音楽に浸れる世界の実現、価格は決して安くはないが得られる代価としては決して悪くないと私は思う。ドイツ製品らしい「完璧性」とゲルマン民族らしい「秘められた熱さ」をこのコンポから感じ取れた。

2011年3月 清原 裕介
https://www.ippinkan.com/burmester_061_035_036.htm

4. 中川隆[-14683] koaQ7Jey 2020年1月12日 00:09:12 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1623] 報告

Burmester911MkVドイツ連邦 ステレオパワーアンプ ¥3,300,000



欧州ハイエンドの覇者として君臨するドイツのブルメスター、このブランドの製品は
ロングライフが特徴で、同じ顔をしたアンプが五世代、二十年と連綿と受け継がれています。
創設者はディーター・ブルメスター、同社製品は首都のベルリンで製造されています。
もうひとつの王者はFMアコースティックスですが、トップエンドは同様に高価なものの、
ブルメスターは手が届く?範囲まで製品展開しています。こちらは明るく開放的な音色で、
鋭く切れ込む音も余裕でこなしますが、柔らかい音ですね。ハイエンドとしての基礎性能も
格段に高く、高い質感とフラットバランスが実現させた細やかで心地よい空気感が特徴です。
1990年(平成2年)年に誕生したステレオ・パワーアンプ911にリファインメントを重ね、
とりわけ出力段に大幅なリデザインを施したのが、911MkIIIです。総容量130,000μFにおよぶ
フィルター・コンデンサーと750VAの巨大なトロイダル・トランスから構成される電源部により、
4Ωにて350W+350Wという余裕の大出力を実現しています。筐体重量は37kgでバランス
入力のみです。また、オプションの専用接続ケーブルを使用してブリッジ接続したモノラル
アンプとしてご使用になることも可能、この場合は4Ω負荷で770Wの大出力パワーアンプとして
ご使用になることも可能です。何度も導入を検討したのですが、ダイナミクスやスケール感も
及第点に達するものの、入手機会が少なく高額なので導入は未だ果たせておりません。
素晴らしい製品群ですが、我を忘れるほど引き込まれるような吸引力がやや足りないです。
やはりお国柄かアメリカ製と比べると、雄大だが自然体の音で誇張感などはないので、
温厚な感じです。しかし、欲しくなる魅力的なアンプです。(同じドイツのオクターヴは
凄まじい迫力ですが)これが大人の音、ヨーロッパの音です。音楽性はきわめて高く、
世界は広いですし、筆者は全てのアメリカンハイエンドアンプは知りえないのですが、
ドイツやスイスなどのアンプに音楽性の次元の高さではアメリカ製は敵わないと思う。
背景にある音楽の歴史の深みが違うと思うのです。ブルメスターはソナスファーベルと
組み合わせて鳴らされている事がとても多いですね。
5. 中川隆[-14682] koaQ7Jey 2020年1月12日 00:13:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1622] 報告



Burmester 911Mk3 ステレオパワーアンプ ドイツ連邦 \3,564,000


壮麗にして雄大、欧州の気品や風格に溢れる洗練を極めた美音。
華やかで軽快な空気感。ハイフィディリティとグットリプロダクションを高く並立。

製品の完成度、堅牢さ、保守体制の充実、全てが盤石の評価。Sonus faberと最高の相棒となるであろう半導体ステレオパワーアンプ。

ホールトーン、ソノリティ成分が過多で化粧が強く、OCTAVEやFMとの比較だと一聴での比較では911が魅力的に感じるだろう。

ダンピングファクター3000の駆動力を誇り、鳴らすスピーカーを選ばないとされるが、狭い部屋で使うJBL S9500だと低域過多で苦労した。

低域の量感ではFM711やFM411より911の方がずっと厚みがある。共振を限界まで
低減した結果、「重たく、暗い音」で鳴りがちな現代 Hi-End スピーカーを魅惑的な美音で歌わせる能力では特に優れている。

A級アンプだがヒートシンクによる冷却が効率的で筐体はどの箇所も熱くならない。冬季に電源をON、またはOFFにすると「パキパキ」と温度差による収縮で筐体から音が鳴る。自社製の銀線電源ケーブルが付属するなど一流のサービス。ただ梱包品位には若干引っかかりを感じるところもあった。

発売から年数が経過しているがライバルが見当たらない。

Burmesterは欧州最高峰のブランドのひとつ。

911は高価ではあるが、日本国定価は330万から始まり、上がったり下がったり、変動を繰り返しながら大幅な値上がりはしておらず良心的である。

現代アンプの音質は高性能を追及した結果、「ブランドの音」を喪失し、没個性で「薄い口の音」ばかりが氾濫する中、Burmester社の音を崩さない、一貫したポリシーには個人的に好感が持てる。

実際に両手で抱えたところ実重量は30g程度に感じた。


W(幅) : 482 mmH(高さ) : 216 mmD(奥行) : 482 mm

重量 37 kg

■定格出力:350W+350W(4Ω)、770W(モノ・ブリッジ動作時・4Ω) 

■入力端子:バランス入力:1系統(この入力の極性は3番ホット)

6. 中川隆[-14681] koaQ7Jey 2020年1月12日 00:28:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1621] 報告
 burmester 032 b30 音質 評価 試聴 テスト リポート
2009年 11月 清原 裕介
https://www.ippinkan.com/tad_m600_burmestr_b30.htm


TAD "M600" 、 Burmester "B30" 音質比較試聴テスト

毎年年末が近づくとオーディオイベントで使われた新製品の試聴機が開催期間の終了と同時に、まず雑誌社(評論家)に貸し出され、その後順次販売店に回ってくる。そのような理由からの時期は、国内外の主要な新製品モデルを聞く機会が多くなる。ほぼ同時期に多くのコンポを聞くことで、それぞれの性能や特徴も比較しやすい。

そのような経緯から、新製品のTADの"M600"、marantzの"UD8004"を聞き、その翌日には、Burmesterの"B30"と"032"を聞く機会に恵まれた。

TAD "M600"は、500万円ペアの超弩級パワーアンプ。marantz UD8004はブルーレイに対応したユニバーサルプレーヤーの中堅機(25万円)。そして"B30"は、自他共にヨーロッパ最高の高級ブランドと認めるドイツ"Burmester"のスピーカーで来年発売が予定されている製品だ。東京で行われたインターナショナルオーディオショウで鳴らしていたのをお聞きになられた方もいらっしゃるかと思う。

では試聴した順に沿って、まずTAD"M600"のリポートから書き始めよう。

TAD M600 Monoral Power Amplifire
 
TAD M600 主な仕様 

定格出力 600 W/4 Ω 20 Hz〜20 kHz T.H.D. 0.2 % 、 300 W/8 Ω 20 Hz〜20 kHz T.H.D. 0.2 %
周波数特性 1 Hz〜100 kHz +0/-1 dB
歪率 0.03 %以下(20 Hz〜20 kHz/4 Ω 300 W出力時)
利得 29.5 dB(入力感度1.5 V)

入力端子 XLR/220 kΩ×1
出力端子 専用大型ネジターミナル×2組(バイワイヤリング対応)

外形寸法 516 mm(W)×307 mm(H)×622 mm(D)(スパイク受け装着時)
重量 90.0 kg

メーカー標準価格 \3,000,000(1台、税別)


"M600"は、すでに発売されているTADのフラッグシップ・スピーカー"R-1"を鳴らすために開発されたパワーアンプだ。カタログ上の最大出力が600W(4Ω)の力持ちであるが、低インピーダンス駆動にも強いBTL回路が採用されているので、実際には1200W(2Ω)での使用でも動作上は何ら問題はないということだ。しかし、さすがにそれをギャランティーするのは憚られ、カタログ上の表記は600W(4Ω)に留めているということである。

"M600"にはTADのフラッグシップにふさわしいいくつかの技術的な特徴がある。一つは"完全なシンメトリー"を実現したバランス回路。そのため"M600"の入力はバランスに限られる。さらに音質劣化の原因となる入力セレクターや入力ボリュームも省かれている。次には"完全なる制振"を目差した、質量35kgにも及ぶ強固なベースフレームの採用である。

この超重量級のフレームを採用したため"M600"の総重量は90.0Kg/1台に及ぶ。"M600"を配達する我々販売店や、それをお使いになるお客様から見れば大変迷惑な話である。サイズも巨大でラックには入らず床に置くしかないだろう。バランス1系統のみの入力といい、90Kgの重量といい、サイズといい、"M600"は「普通の家庭での使用」は全く考慮されていないアンプだ。まあ、それにしても250万円/1台×2=500万円/ステレオの超弩級価格のアンプが「普通の家庭」で使われることは、あり得ない話だからその特異な成り立ちはプラスになることはあっても、マイナスになることはないのかもしれない。フェラーリを購入して、通勤やお買い物に使うお客様がいらっしゃらないのと同じ理由である。

音質テストは限られた時間で繋げる適当なプリアンプがなかった(サイズが大きすぎるため床に置き、その近くのアンプに繋ぐしかない)ので、プリアンプにはAIRBOW AV8003/Specialを使った。


 AIRBOW AV8003/Special \350,000 生産完了
プレーヤーは、同じAIRBOW DV60/Ultimateをアナログ7.1ch入力で使った。

 AIRBOW DV60/Ultimate \580,000 生産完了
スピーカーには、最近特に気に入っているVienna Acousutics "THE MUSIC"を選んだ。


Vienna Acoustics THE MUSIC \3,800,000(ペア)

電源投入直後に「ノラジョーンズ」を聞いたが、低音は丸く高音は曇っていてこれが500万円もするアンプの音なのか?と少し驚いた。ウォーミングアップが必要と判断し、とりあえず適度な音量で鳴らしながら"M600"についての蘊蓄からお伺いすることにした。紹介が遅れてしまったが、今回"M600"を逸品館にお持ち頂いたのは、「TAD 代表取締役 宮川 務」氏と「TAD マーケーティング、コーディネータ− 都留 盟幸」氏のお二人とPIONEERからお二人の合計4名だ。お話は、主にTADのお二人から伺った。

 NORA JONES "Come Away With Me" (CD)


"M600"の技術的な特徴については、ここに書くまでもなくTADのホームページに詳しく書かれているので省略するが、現品を目にして感じたのは「工作精度の高さ」、「動作安定性の高さ」、「回路やパーツの確かさ」といった「技術とコストを投入しなければ実現できない部分」だった。写真より実物はもっと良くできている。


電源OFF
スタンバイ


電源ON
付属電源ケーブル


リアパネル・スピーカー出力は2系統
シリアル番号は、1番!


底面にあるパワースイッチ
中央部は「吹き抜け」になっている

"M600"の技術の中で私が疑問に感じたのが「バランス入力」である。なぜなら、今までの経験ではバランス入力よりもアンバランス入力の方が音が良いことも少なくなかったからだ。

バランス入力には"音の濁り"を感じることがあるのだが、私はその原因が「接続ケーブル(バランスケーブル)にあると考えている。1chの信号を1本の線で伝送するアンバランス接続では、ケーブルが変形しても信号が乱れることが少ない。しかし、1chの信号を2本の線で伝送するバランス接続では、ケーブルが変形する(変形しないケーブルは使えない)とHOTとCOLDの信号線の長さが変わったり(ケーブルは引っ張られると伸びる)、インピーダンスが変わったり(ケーブルが変形すると静電容量も変わる)することで、HOT側とCOLD側の信号に「微妙なズレ」が生じ、それが原因で「音が濁る」ようなのだ。

それがバランス伝送の欠点であると私は考えている。もちろん、アンバランス接続にも問題はあるので、それだけでバランス接続が悪いと決めつけるのは早計であるが、ケーブル内部の電気的な乱れによってアンプに入力される信号が乱れると、アンプ内部が「完全なシンメトリー」であっても音は良くならない。この点をTADのお二人に指摘すると素直にそれを認められた。そこで「シンメトリーが崩れないケーブルの開発/音の良いバランスケーブルの開発」をリクエストした。もしそれが完成すれば、TADのシンメトリー戦略はパーフェクトに実を結ぶだろう。もちろん、そこまでしなくても「AETのような音の良いバランスケーブル」を選べば問題は生じない。

そんなこんなの四方山話を続けながら"M600"を聞き続けていると、まず15分程度で最初の変化が訪れた。高域のもたつきが解消し、ベールが剥がれたように見通しが良くなったのだ。同時に低音の濁りが消えて、音場の濁りが取れ空間がスッキリし始めた。ほぼ1時間が経過する頃には、最高音質の7〜8割程度には到達したように感じられたので本格的な試聴を開始することにした。念のためウォーミングアップ時間を尋ねると、一晩は温めて欲しいということだった。

 GETZ / GILBERT (SACD)

ディスクを「NORA JONES」から、録音の良い「GETZ / GILBERT」に変える。このディスクは昨年のハイエンドショウトウキョウでも使った聞き慣れたソフトだ。
"M600"の第一印象は「真面目な音」。過剰な色気はないが、TADの目差す「色づけのない音」に仕上がっているのがわかる。

物量を投入したアンプらしく低音と中音、高音の「タイミング」が完全に合致し、全く乱れを感じさせないのは見事だ。エネルギーバランスもフラットで、周波数特性も完全にフラットに感じられる。

質感は取り立てて高いようには感じられないが、しっかり聞くと「非常に細やかな部分まで虚飾なしに再現されている」のが聞き取れる。

誤解を恐れずに言うなら、"M600"には音楽性がない(余計な癖がない)から、他のアンプの評価のように音楽性を言及することが難しい。なぜなら、アンプからは何も感じないからだ。アンプの存在感を感じさせない、実にフラットで真面目な音というのが"M600"の印象だ。

次にディスクを「クラシック」に変えて聞く。

 Rimsky-Korsakov "Sheherazade" Valery Gergiev / Kirov Orchestra (SACD)

シンフォニーでは「バイオリンとビオラ」、「ビオラとチェロ」、「チェロとコントラバス」あるいは「クラリネットとファゴット」のように「音色が同じでサイズの違う楽器」が多く使われるが、スピーカーでそれを聞くとそれぞれの音の分離が悪くなり生演奏のようにそれぞれを聞き分けられなくなる。結果、楽譜に書かれたそれぞれのパートが不明瞭になるのだが、M600は、その微妙な違いを見事に描き分け、更に言うなら「一台一台の楽器の音を聞き分けられる」と感じられるほど、各々の楽器の音色の微妙な違いを微細もらさず描き分ける。これはすごいことだ。


"M600"総合評価

私が好きだと感じる海外製のアンプの多くは「独特の音色」を持ち、音楽を魅力的に聞かせるが"M600"は、それらと正反対の性質を持っている。言い換えるなら「洋食」と「和食」の違い。ソースの味が濃く、素材そのものの繊細な味わいをあまり感じさせない「洋食(海外製品)」に対し、"M600"は薄味の中に素材そのものの繊細な味わいが感じられる「和食」に例えられる。楽器それぞれの音色は薄めだが、その微妙な違いは克明に描かれる。だから、いつまで聞いても疲れないし、聞き飽きることもない。ミネラル分をほんの少しだけ含む、純水のような音。温度感もニュートラルで、暖かくも冷たくもない。日本的なオーディオの良さを突き詰めたニュートラルな音質は、正にExclusive伝統のサウンドが最高に昇華した味わいなのだろう。「無個性」こそが"M600"が持つ最大のそして世界で唯一の「素晴らしい個性」だと理解した。


Burmester Intagrated Amplifire "032" Loudspeaker "B30"

032 主な仕様 

定格出力 170 W/4 Ω
周波数特性 0 Hz〜200 kHz +0/-3 dB
ダンピングファクター 1800以上

ライズ・タイム 1.4μS(4/8Ω)、1.9μS(1Ω)

入力端子 RCA/2系統、XLR/3系統 (TAPE出力/1系統)

出力端子 ネジ式ターミナル×1組 (バナナプラグ対応)

外形寸法 482 mm(W)×180 mm(H)×482 mm(D)
重量 30 kg

メーカー標準価格 \2,300,000(税別)生産完了

B30 主な仕様 

システム構成 3ウェイ・リア・バスレフ方式フロア型スピーカーシステム

キャビネット 高品質MDF材によるキャビネット。共振の最適化ダンピングによる高音質設計、内部補強材により不要共振と定在波を排除。

高音域ユニット
ホーンロード付きAMT(エア・モーション・トランスフォーマー)型ツィーター
中音域ユニット
160mm口径コーン型(ケブラーコーン採用)
低音城ユニット
300mm×210mm径楕円型形状コーン型(ペーパーコーン採用)

クロスオーバー周波数 160Hz/2700Hz

ウーファー・スコーカー間は18dB/oct、スコーカー・ツィーター間は12dB/oct。
周波数特性 32Hz〜45,000Hz(+/-3dB)

出力音圧レベル 89dB/W/m

公称インピーダンス 4Ω

入力端子 バイ・ワイヤリング方式、バナナプラグ対応

外形寸法 W245mm×H1100mm×D410mm

メーカー標準価格 \1,400,000(ペア、税別)

重量 46.5kg


Burmester "B30"には、聞き慣れたAIRBOWのプレーヤー、SA15S2/Masterとプリメインアンプ、PM15S2/Masterを組み合わせた。

 AIRBOW SA15S2/Master \250,000 生産完了
 AIRBOW PM15S2/Master \250,000 生産完了

最初に手にしたディスクは「峰純子」。同じドイツ製のCDプレーヤーEMT 986のテストで最も印象に残ったソフトである。

 峰 純子 Child is Bone (CD)

音が出た瞬間、言葉を失った。Burmesterのスピーカーの音の良さは、ドイツの本社を訪問した時に実感していたにもかかわらず"そう言う音"が出なかったからだ。低音は籠もり、中高音は濁って広がらない。140万円ペアという価格を聞き、その印象はさらに悪くなる。しかし、僅か5分程度で音はどんどん良くなった!"B30"の寝起きは良くない。


B30は、ウーファーを内側に向けて設置する
スピーカサイドにウーファーの開口部がある


高音は、ハイルドライバーを使ったホーンユニット
ミッドレンジは、軽量ケブラーコンの16cmユニット


しっかりしたスピーカー端子と大口径のバスレフポート
音質を考量した良質なジャンパー線が付属する

実は、スピーカーにもウォーミングアップが必要な製品がある。ユニットやネットワークに使われているパーツが、信号の入力で急速に音が変わる(音がなじむ)からだが、アンプやプレーヤーのウォーミングアップ前後の違いを経験した方に比べ、スピーカーにもそれが必要なことを知る人はずっと少ない。TANNOYやQUAD ESLシリーズなどでスピーカーのウォーミングアップを経験するが、"B30"も15分ほど鳴らしてやると本来の姿を現した。

どっしりした低音と刺激の少ない高音。厚みと色気のある中音。これはまさにEMTでも感じたドイツの音。特に"ハイルドライバー"を使っているボーカル帯域の色気は、本当に濃い。素直で癖のない"M600"とは全く正反対のサウンドだ。高音は滑らかだがシンバルやピアノの音には芯があり、アタックがしっかり出る。

柔らかいけれど鋭いという、この独特な表現はBurmesterならではの特徴で3号館に設置しているBurmesterのパワーコンディショナーにも共通する。クリーミーでリッチ。それがBurmesterの持ち味だ。

ここでアンプを同時に持ち込まれた"032"に変える。価格は250万円と奇しくも"M600/1台"と全く同じで、このアンプも基本はバランス入力で使うように作られている。

 Burmester 032 \3,150,000

しかし、接続するプレーヤー(AIRBOW SA15S2/Master)にバランス接続が備わっていないため、あえてアンバランス接続とした。


美しい外観
電源ケーブルとリモコン

背面パネル

低音の力感、量感、質感が大きくアップする。最初に組合せたAIRBOW

PM15S2/Masterも低音には自信があったのだが、さすがに250万円のアンプは違う。以前にテストした100万円のBurmester "051"とは比べものにならない。"051"なら、AIRBOW PM15S2/Masterでも勝負?できたかも知れないが"032"は格が違う。車の排気量に当てはめるなら2倍くらいの差は充分に感じられる。

耳でハッキリとその違いが聞き取れる低音とは違って、"032"とPM15S2/Masterの高音の鮮度感や解像度感には大きな差はない。しかし、"質感"にはハッキリした違いがある。価格が10倍も違うのだから当然だが"032"の中高音はPM15S2/Masterよりも木目が細やかでデリケートだ。

繋いで音を出した瞬間から感じられることだが、"032"と"B30"のマッチングは素晴らしく良い。純正の組合せだからそれは当然なのだが、Burmesterが「自社製品の組合せを強く推薦している理由」がその音からよくわかる。一切の破綻なく、音楽を薫り高く、デリケートで色っぽく聞かせてくれる。極上の味わいがそこにある。
試聴の締めくくりにプレーヤーをAIRBOW SA15S2/MasterからEMT 986に変える。ディスクは変えない。

 EMT 986 MK2 \750,000 (生産完了)

接続は比較のためアンバランスのままで聞く。SA15S2/MasterとEMT 986の価格差は約3倍だが、アンプの違いで感じたのと同じように、「耳に聞こえる音質差」はそれほど大きくはない。SA15S2/Masterでも充分に細やかな音が出ていたからだ。しかし、雰囲気の繊細さはやはり違う。音質はさらにクリーミーな味わいと厚みを増し、音楽の表情に艶と深みが出る。両者の違いをウィスキーに例えるなら、17年と30年に相当するのだろうか?そういう熟成度の違いが音に出る。

ボーカルの唇は肉厚でしっとりと濡れている。ピアノの音は煌びやかだが厚みがあり、ベーゼンドルファーに似たほのかな色気と繊細さが感じられる。ベースは太く地面に根を張るようだ。高域はマイルドだが、時折ハッとするほど「明瞭」な音を出す。特に魅力的なのが中域の厚みだ。録音すると薄っぺらくなりがちな中域に、生演奏のような厚みと温かさが加わって感じられる。この魅力的な中域に比べ、高域はやや物足りなく感じられることがある。この点でBurmesterの評価の是非や、好き嫌いが分かれるかも知れない。

通常、音楽を躍動させるためには普通、高音の明瞭度がなによりも欠かせないと考える。生音とオーディオの音を比べると「高音の鮮度感の違い」がまず最初に耳に付くからだ。オーディオの切れ味(アタック)を生音に近づけたい。私も当初はそう考え、AIRBOW製品も初期はそういう「どこにもない切れ味」を目差し、それを高いレベルで実現していた。しかし、そう言う音は「ソフトの粗」を暴きやすく、良い音で聞こえる「スィートスポット」が小さくなる。オーディオの音を生音に近づければ、近づけるほど「市販ソフトが聞き辛くなる(ソフトの粗を暴きすぎる)」のだ(この点については先にお話ししたTADのお二人も全く同意見で、M600もそういう方向の音作りがなされている)。

しかし、最近私は「中低音の表現力を向上」させることで、高音の明瞭度を無闇に追わなくても「豊かな音楽の表現力を獲得」できることに気がついた。忠実に生音を再現するのではなく、絵画のように「生音にある程度のデフォルメ」を加えても、生演奏を彷彿とさせる音は出せるのだ。そして音楽の表現力を中低音域に移行すれば、ソフトを楽しめる「スィートスポット」も広がる。高音はシステムや録音の善し悪しに左右されやすいが、中音はそれよりも忠実に再現しやすいからだ。それはラジオの音でも音楽を心地よく楽しめる事で証明される。現在のAIRBOW製品は、そういう方向性を与えたモデルが増えているが、同時に初期の「切れ味命!」のサウンドも大切に守って行くつもりだ。

ただし、このある意味で「巧妙なすり替え」が成功するには一つ条件が必要になる。それは「右脳と左脳の連携」ではないかと思う。簡単にいうなら「理屈で音を聞かないこと」だ。通常、楽器の音は直接「右脳(イメージ脳/芸術脳)」に入るといわれている。しかし、日本人は例外的に「左脳(デジタル脳/論理脳)」を経由することが多いらしい。「左脳」に入った音が「右脳」に伝わらなければ、音楽はイメージ化しない。音は単に音でしかなく、音楽も単に「音の善し悪し」としか捉えられなくなる。音ばかり気にしている「オーディオマニア」は、この傾向が強いと考えられる。絵画を近くで見ているようなものだ。細かい部分の善し悪しからでは、全体に通じる「本当の良さ」は分からない。

オーディオマニアの男性よりも、女性の方がオーディオ器機の「本質的な良さ」に気付きやすいのは、女性が生まれながらに左脳と右脳の連携が活発(左脳と右脳を繋いでいる、脳梁が男よりも太い)で、音からイメージを形作りやすいからだろう。また、この「音からイメージを作る能力」は、経験(人生経験など)に培われてどんどん発達する。それに比例して、加齢と共に高音を聞き分ける能力は低下するから、若年者よりは年配になればなるほど「音楽の本質」には、より近づきやすいのではないだろうか?イタリア製コンポのポップなお洒落さとは正反対のトラディショナルなデザインがBurmesterには与えられているが、同じドイツ製のベンツやポルシェに通じるその重厚なデザイントレンドも含め、Burmesterはやや年配向きとも言える。

このように、Burmesterの音作りは鮮度感の薄い高域の表現力を中域の厚みが補う事で成り立っているのだが、ここであることに気がついた。試聴を行った日の天気は雨で空気は湿度が多かった。こんな日はスピーカーの音も湿っぽくなりがちなのだが、"B30"はそんな湿度の多い空気の中でも艶やかに鳴りこそすれ湿っぽくは感じられなかったのだ。

もしかすると?と思ってドイツの湿度を調べてみると、日本と同じように湿度は高いようだった。湿った空気の中でも音楽を明るく鳴らせるこの独特な能力は、日本と同じ湿度の高い気候から生まれたものではないだろうか?と考えたのだ。そういえば、私が好むPMCやQUADも雨の多いイギリス製であるし、Vienna Acousuicsも湿気の多いウィーンの生まれである。これらを偶然と片付けるよりも、スピーカーの作られた国の気候が製品の音質に密接に関連すると考える方が理に適っているだろう。

とにかく、今朝出社したときぐずついた天候のせいもあって「やや優れなかった気分」が、BurmesterでJAZZを聞いていると「爽やか」になった。BurmesterはZingaliのように「全身で感じられる爆発的な陽気さ」は持ち合わせていないが、違う方向からじわりと心を癒しパワーを与えてくれる力が確かにある。それは価格に置き換えることのできない高級品の「真の魅力(実力)」だと思う。

Burmester "B30"/"032"、EMT "982"のセットで約460万円になる。

それを欲しいか?と問われれば「欲しい」と答えるだろう。心の底からリラックスできる時間が手に入るなら、その価格は正当化することができるからだ。ポケットに400万円ちょっとのお金が入っていれば(ずいぶんと大きなポケットだが)、自分の人生に力を与えてくれる素晴らしいコンポを買うのは、決して悪くない。少なくとも、ガソリンを節約するために車を買い換えるよりは、ずっと有意義な気がする。

今回の試聴の締めくくりにアンプをPM15S1/Masterに戻し、プレーヤーをAIRBOW X05/Ultimateに変えてVienna Acoustics "THE MUSIC"を聞いてみた。

 AIRBOW X05/Ultimate \580,000 生産完了
 AIRBOW PM15S2/Master \250,000 生産完了

Vienna Acoustics THE MUSIC \3,200,000(ペア)

アンプの価格は1/10になってしまったが、それをスピーカーが補ってくれる。
低音はより太くクリアになり、ボーカル帯域はBurmasterが持っていた「脂気」が抜けて端正になるが、引き替えに透明感がグンと向上する。
ピアノの音はベーゼンドルファーから、煌びやかで澄みきったスタインウェイのサウンドに変化する。

シンバルの音はやや軽くなるが、芯はシッカリした。
音質の傾向は変わるが、体に伝わる「情報量」は明らかに増える。確かにTAD "M600"でTHE MUSICを聞いたときに感じたような「恐ろしいまでのきめ細やかさ」はない。しかし、それでも充分多い情報量からは、その場の空気感までが伝わってくる。良く聞くと、TAD "600"よりも「情報量」は少ないが、AIRBOWは「響き」が多い。両者には、そんな違いが感じとれる。端正だけれどほんの少しの色気がある音。"THE MUSIC"の鳴らし方としては、これはこれで悪くない。

この音を聞くために必要なスピーカー、アンプ、プレーヤーの総合計は約320万円で、Burmesterよりは100万円近くお買得だ。もちろん、絶対的にはどちらも高価なシステムであることに変わりはないけれど、魅力的という意味合いではこのセットも充分Burmesterに匹敵する。要は「好み」の問題ではないかと思う。

 
総合評価

今回は高級な"HI-ENDコンポ"を比較した。誤解を恐れず言うなら、それぞれに「絶対的な性能差」はなく、それよりも「それぞれの持ち味の差」が大きく感じられた。また、組み合わせるアンプやプレーヤー、スピーカーを変えることで得られる「味」が少なからず変わることもわかった。

結局の所、こういう高額商品では「それを好むか、好まないか?」がコンポを選ぶ時の唯一の指標になる。しかし、それよりも重要なのが「何を聞くか?」ということだ。どんなに高価なシステムを購入しても、プアな音楽しか聞かないのはもったいないし、それでは宝の持ち腐れになってしまう。

最近、オーディオイベント平均レベルの音質が明らかに低下しているが、その一番の原因は「評論家の質の低下」に原因があると思う。昔の評論家はそうではなかったが、最近の評論家はメーカーの広報資料をまとめるだけで、身銭を切って機器を購入することがない。あえていうなら、高級コンポを購入するお客様よりも評論家は「貧乏」である。それだから機器の評価を下すときに話が広がらず、狭い世界での自己完結に終始してしまう。

仕方がないといえばそれまでだが、昔はそんなことはなかった。車雑誌の老舗のカーグラフィックには「小林彰太郎さん」がいらっしゃった。小林氏が書かれた評論は、何度読み返しても広がりが豊かで味わいが深い。それは、豊かに人生を謳歌していらっしゃるからだろう。ステレオサウンドの初代社長「原田勲さん」や菅野沖彦氏も同じだし、すでになくなられた山中敬三さんや、高島誠さん、長岡鉄男さん、五味康助さんらもオーディオと人生を心から楽しまれたようにお見受けする。そして、その「豊かな人生感」に裏付けされた深さが文章や雑誌に出ていた。

比較して今の評論家の話からは、昔ほどの感銘を受けなくなった。もちろんそれは、オーディオだけではない。最近の趣味の専門誌は面白さだけでなく、得られることが極端に減ってしまった。さらに悪いことにこの現象は、雑誌のみならず新聞やTVにも波及している。最近のメディアの質の低下には目を覆うばかりで、面白可笑しいことばかりクローズアップされて消えて行く。なぜそんなことになってしまったのか?それは日本だけではなく世界的な傾向のようで、音楽もその影響を受けている。何もかもがインスタントになっている。それが良いのか悪いのか分からないが、古き良き時代にノスタルジーを感じることが少なくない。

話を戻そう。一つのオーディオセットから、どれくらい深い音楽性を引き出せるか?それは、すべて「使い手の力量」にかかっている。使い手の底が浅ければ、オーディオからは底の浅い音しか出ない。それは、楽器の演奏と全く同じだ。評論家書誌もオーディオマニアも「紙資料」を読む前に、インターネットで機器の評価を探る前に「音楽」ともっと深く付き合わねばならない。そして何よりも、自分の人生をもっと大切にしなければならない。

こんなことを書くと、昔話ばかりしている老人のように思われるかも知れないが、決してそうではない。前人が連綿と培ってきた「文化」を私たちは受け継ぎ、それをさらに深めて次世代に伝える責任があると私は考える。たかがオーディオかも知れないが、一つの趣味の発展と共に「一つの豊かな未来が花開く」と信じている。また、そうであらねばならないと強く願い、私は文章を書いている。

2009年 11月 清原 裕介
https://www.ippinkan.com/tad_m600_burmestr_b30.htm

7. 中川隆[-14680] koaQ7Jey 2020年1月12日 00:32:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1620] 報告
Burmesterの一連の製品を一気に試聴してみました。
https://www.otaiweb.com/otaiaudio/?p=3369

本日はメーカー様にブルメスターの製品を数機種お借りしましたので簡単な試聴レポートを紹介させていただきます。

ブルメスターはドイツのハイエンド機器専門メーカーで、音とブランド力の高さからメルセデスやポルシェの純正オプションのオーディオとして採用されております。

豪華なデザインで、鏡面仕上げのパネルが特徴的ですね。
お借りしたのは以下の4機種です。

・911MkIII (パワーアンプ)

・099 (プリアンプ)

・102 (CDプレーヤー)

・101 (プリメインアンプ)

911MkIII、099、102とB&W 802D3との組み合わせでさらっと聴いてみましたが、どのジャンルの音楽も共通して、滑らかで豊かさのあるリッチな音で奏でてくれます。
滑らかさの中に「コク」のようなものがあり、落ち着いている印象です。
車で例えますと、大排気量の英国サルーンの乗り心地ような感じです。ゆったりとしていながら、出るときにはしっかりと出てくれる、太いトルクに守られた安心感のようなものがありますね。

プレーヤーからアンプまでをブルメスターで合わせると、好結果が得られやすいように感じました。どこか一部が欠けてしますと、その世界感が崩れてしまいます。
超高級なシステムステレオという表現が近いかもしれません。

プリメインアンプの101も同系色の音です。こちらもブルメスターのCDプレーヤーと合わせたときが最も相性が良いように感じました。

ブルメスターの製品は従来のドイツ製オーディオのイメージとは離れており、豪華な外装とリッチな音が特徴的でした。

このようなオーディオ機器は他には中々見られませんので、「ハマる人」と「ハマらない人」とのはっきりと分かれるのではないでしょうか。

Burmester製品の詳細はオタイオーディオのHPをご覧ください。

・Burmester/パワーアンプ/911 Mk-III
・Burmester/プリアンプ/099
・Burmester/CDプレーヤー/102
・Burmester/プリメインアンプ/101

https://www.otaiweb.com/otaiaudio/?p=3369

8. 中川隆[-14684] koaQ7Jey 2020年1月12日 08:08:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1618] 報告
BURMESTER Pre-Amp 035
¥1,050,000(税込) 発売:2005年11月
https://community.phileweb.com/mypage/review/3684/3878/

エスセティックアンビエンス 099


プリアンプ BURMESTER 099

035は聞いたことがありませんが
099の登録がないようなので
こちらにインプレッションです。
ちなみにSIT-2もSIT-1にレビュー書きました。

Burmester 099を軸にした組み合わせは
それほど聞いたわけではないので、

Luxman D-08 (SACD Player)
First watt SIT-2 (Power amplifire)
Sonus faber ELIPSA RED (Loudspeaker)

で一ヶ月ちょっと鳴らしたインプレになります。


〜 ブルメスター 099が奏でる音 〜

ルックスさながらの美しいサウンドで
若干ながら美音調、帯域バランスは
誇張するような帯域はなくフラットな印象。

とにかく美しく、透明、繊細、爽やかな開放感、
そんでもってほんのり輝きと色気を醸し出して
微妙なニュアンスを感じ取れる
気品に満ちたサウンドです。


爽やかさが冷淡な響きになることなく
刺激的にはならないちょっとした鮮明感が
GOLDMUNDのように品よくまとまりすぎずに
比較的幅広い音楽ジャンルに対応する気がします。

LUXMAN C-800fとLINN KONTOROL SEとの自宅試聴では
Burmester 099は音と音の隙間が若干狭くなり、
整然と整理されたピンポイント定位ではなく、
音場広大ってわけでもないので、
奥深くキッチリ定位する感じにはなりません。

一方、フワッとした空気感、雰囲気が魅力的で
視覚を補うようなオーディオ的デフォルメ感がなく
自然な音像、定位感が個人的には好印象です。

他に気になったプリアンプ候補としては
ジャンルを限定して、特に弦や声に的を絞るのであれば
EINSTEIN The PreampかThe Tube IIにした気がします。


〜 純正パワーアンプについて 〜

099や035とペアが想定される036にしても
上位の911MKIIIにしてもプリとは若干音質傾向が異なり
美しく透明爽やかな響きが若干後退して
中間帯域を軸に堅牢な響きで太さを感じるサウンドは
トータルで音造りされているのかなと感じるところ。

プレーヤー含めたALL Burmesterはなかなか魅力的で
音に宿る音楽の生命感のようなものを
品良く引き出してくれる感じがします。


〜 筐体後ろにあるヘッドフォンジャック 〜

SENNHEISER HD650で試聴。

端子が裏にあるのでラックに収めると使いにくく
ジャックを挿すと音は出なくなりライン系排他で
パワーアンプに信号がいかなくなります。

大体のアンプ、プレーヤーと同様でおまけな感じ。
前述同様の音質傾向で魅力的ではあるのものの
中低域以下の広がりが不足気味で重量感のある低音。
ある意味同社パワーアンプと同様の傾向かもしれません。

ヘッドフォン端子は数時間な使用状況で
エージングが影響してる可能性もあります。
以前使用してたSANSUI AU-α907 Limitedの方が
ヘッドフォンの音質は優れてるかもです。


〜 ボリュームとリモコン 〜
ボリュームはステップが細かく、
少し重量感があるので、回すのが少し大変。
ですが微調整はしやすいです。

付属リモコン長押しで一気に変更できて、
この長押し感による変化量と細かい音量調整は
障害物さえなければ操作しやすい優れもの。
まどろっこしさ皆無&微調整を両立してます。

なおリモコンは普通に使えるレベルですが
それほど感度良好ってわけではなく、
間にちょっとした障害物があると効きません。

他にはカタログにも掲載されてますが
バランス端子は欧州の主流だった3番HOTでLuxman同様。
出力端子のみ2番HOTへの切替が可能。


ライン入力は3系統でフォーンプラグ、XLR共用端子。
RCAがなく、楽器によく使われるフォーンプラグ型の
変換コネクタで接続します。なおこのプラグは2組付属です。

2013年11月現在DAC部分もヘッドフォン同様、
((  ̄ρ ̄)_ホゲーッと聴いてるばかりであまり試してません。
こちらはなかなか出来がいいかもってことで
簡単にD-08の内蔵DACと比較試聴していずれ追記するかもしれません。


レス一覧
byMagicMusic at2014-09-23 07:41
1年弱色々使ってみたDAC部分のレビュー追記。

アクロリンク 7N-D5050III/RCAによる同軸接続、Luxman D-08 と PC の Digital out で試聴。

単品DACだと30万ぐらいのグレードな感覚で意外と高性能だがUSBのDSDは非対応。
099のプリアンプとしての印象に準じた音質傾向で美しく、透明、繊細、爽やかな開放感、輝きと色気を醸し出して微妙なニュアンスで音に宿る音楽の生命感を品良く引き出してくれる感じがする点は引き継いでますが、ほんの僅かながら厚みは薄れる印象。この厚みに関してはケーブル等に起因するかもしれません。。。D-08はピラミッドバランス、099はフラットバランスなので音源によって使い分けてます。

https://community.phileweb.com/mypage/review/3684/3878/

9. 中川隆[-14683] koaQ7Jey 2020年1月12日 08:18:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1617] 報告
プリメインアンプ
Burmester 101 Integrated Amplifier
¥1,200,000(税別)
https://www.phileweb.com/review/article/201707/20/2648.html


ドイツのブルメスターは、1978年に創業を開始したブランドだ。毎年新しいモデルを発売するのではなく、デザインを変えずに、静かに技術を昇華させ、実に息の長いモデルを製作している。ブリリアントなフロントパネルやアルミボディの美しい切削模様は手作業によるもので、内部基盤も自社製。全てが受注製品のように、ていねいにハンドメイドされている。

今回は、そのモデルラインの中から、コンパクトで美しいデザインのプリメインアンプ「Burmester 101」を紹介しよう。

このモデルは、洗練されたオーディオを求める方にふさわしいアンプである。本機の上にCDプレーヤー「Burmester 102」を重ねると、ブルメスター・ブランドの素敵なCDプレイバックシステムが完結する。選りすぐりのスピーカーとともにリビングでも映えることだろう。

本機とベストマッチなCDプレーヤー「102」


このアンプの大きな特徴は、クラスDの出力段を備え120W/4Ωを発生することだ。入力信号から全段バランス伝送で、高音質パーツを使った美しい回路基板を搭載する。まず、入力されたアナログ信号は、ダイナミックレンジとS/Nを向上するために初段増幅され、その後、音量調整機を経由する。

ここではアナログボリュームを使っているが、信号はボリュームの抵抗素子を通過せず、ドライバー段のゲインを可変して音量調整を行っている。これはS/Nと音質の劣化を防ぐためだ。その後、増幅された信号は、クラスD増幅素子を1chあたり2式(両chで4式)使った、シールドされたパワーブロックで最終増幅され、スピーカーをドライブする。

バランス(XLR)入力が3系統、アンバランス(RCA)が2系統のほか、大型のスピーカーターミナルを備えている


特筆すべきは、電源部だ。独自に製作したトロイダルトランスは振動を抑えたケースに収容され、6,800μF/63Vの平滑コンデンサーを8個使用し、ハイスピード電源を構成している。これは、クラスD出力段に大きく貢献する。

その音とドライブ力を今回、「TAD-ME1」(インピーダンス4Ω)で試したが、まさにサイズを超えたマッシブな音であった。ほんのわずかに、ウォームな質感を感じさせ、中低域は高密度で、曲によっては、どっしりとした厚みを披露する。

「スムース」というモードが使え、弱音では繊細で柔らかな質感を感じる。こうした音は、同社のパワーアンプ「911 Mk3」などを彷彿とさせる。従って、どんなジャンルの曲を再生してもアナログレコードのような、豊かな倍音を伴って再現する。

さらに特筆すべき点は、壮大なヴェルディーのレクイエムやマーラーの交響曲、あるいは、私の好むヘルゲ・リエン・トリオなどレンジ感に溢れた曲を再生した時に、高速レスポンスで、ダイナミックにスピーカーをドライブすることだ。

(角田郁雄)

Specifications

●形式:クラスDインテグレーテッドアンプ 

●入力:バランス(XLR)×3、アンバランス(RCA)×2系統 

●入力インピーダンス:16.4kΩ(バランス)、8.2kΩ(RCA) 

●出力系統:スピーカー×1、バランス・プリアウト(XLR)×1、φ6.3ヘッドホン×1

●最大出力:120W(4Ω)×2 

●周波数特性:5Hz〜60kHz(-3dB)
●S/N:92dB以上 
●全高調波歪率:0.015%以下 

●ダンピングファクター:250以上 

●ゲイン:ヴァリアブル・ゲインコントロール 
●消費電力:480W(最大)、1W以下(待機時)
●外形寸法:482W×93H×350Dmm 
●質量:12kg 

●取り扱い:(株)ノア

https://www.phileweb.com/review/article/201707/20/2648.html

10. 中川隆[-14682] koaQ7Jey 2020年1月12日 08:25:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1616] 報告
Burmester & Sonus Faber 試聴会 2013年04月21日
https://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo8/e/af7c5f250075dafbb2c5f0dfa48918ae


試聴会のお知らせです!! 2013-03-30

試聴用の機材は

イタリアの音の工房ソナス・ファベールから、ガルネリ・エヴォリューションとエリプサというスピーカーを、

ドイツの名門ブルメスターから、CDプレーヤー061,DACプリアンプ099,パワーアンプ036をお借りします。

今回はすべての商品が100万円を越えるまさに超高級オーディオの試聴会となっております…
http://kobaden.net/blog/2013/03/30/試聴会のお知らせです%EF%BC%81%EF%BC%81/



▲△▽▼


 地元の電気屋さんで行われた「Burmester & Sonus Faber 試聴会」
http://kobaden.net/blog/2013/03/30/試聴会のお知らせです%EF%BC%81%EF%BC%81/

へ行ってきました。

 Burmester(ブルメスター)というオーディオ・メーカーは初耳です。
 ドイツのハイエンド・ブランドらしい。
 ドイツというと「質実剛健」というイメージに陥りがちですが、その奏でる音は「柔らかく豊か」との説明。

 逸品館の試聴記事
http://www.ippinkan.com/burmester_061_035_036.htm


を覗くと「自他共に認めるヨーロッパ最高ブランド」「音質はクリーミーでリッチ」と記載がありました。


 
 Sonus Faber は私自身が「ELECTA AMATOR」というブックシェルフ型スピーカーを使用しているので馴染みのイタリアン・ブランド。
 今回は創業者のフランコ・セルブリン氏が会社を去る前に残した最後の機種「Elipsa」(’楕円’という意味)と、その後現代的な音造りに方向転換した最新の機種「GUARNERI evolution」の2つを聞き比べるという企画です。
※ フランコ・セルブリン氏は先日亡くなったそうです。すてきなスピーカーをありがとう。合掌。

 午前中の仕事が終わって一休みしてから出かけ、会場に着いたのは試聴会開始から既に1時間と大遅刻。GUARNERI evolution から Elipsa へスピーカーを交換している最中でした。
 「昔の Sonus」の ELECTA AMATOR と「新しい Sonus」の GUARNERI evolution の音の違いを確認したかったので、ちょっと残念。

 さて、Burmester CDP 061 - pre/power amp 035/036 - Elipsa という構成のシステムで一通りの種類の音源がプレゼンテーションされました。
 Sonus 得意のヴァイオリンはお約束のヒラリー・ハーン、それにメゾソプラノ(歌手の名前は聞き取れず)が続き、アルゲリッチのピアノ、ジャズ・ピアノ、オーケストラはオットー・クレンペラーのモーツァルトK550、最期にアンネ・ゾフィー・ムターによるチャイコフスキー・ヴァイオリンコンチェルト。

 やはり弦楽器の音色が絶品です。
 メゾソプラノの声もすばらしい。

 ただ、気になったのが低音の締まりが甘いこと。
 ジャズ・ベースの輪郭がややぼける印象あり。
 その点を指摘すると「確かにその傾向はありますが、まあ Sonus の特徴のうちです。」との答え。
 バスレフ式スピーカーなので「後面と壁の間を広く取ると改善しますか?」と聞くと「あまり変わりません」と残念なコメントでした。
 まあ、クラシック用の高級スピーカーでジャズを聴くな、ということでしょうか(苦笑)。

 2時間の試聴会終了後、4人ほどいた参加者が一部帰途につくタイミングで、持参したCDを聴かせてもらえました。
 私が持参したのは前日作成した試聴用CD-R。


@カルミニョーラのヴァイオリンをヴィヴァルディのコンチェルトで。艶やかに膨らんで魅力全快。高音も摩擦音を維持して決して金属的にはなりません。
Aアンドルー・マンゼのバロック・ヴァイオリンは@同様、弦を擦る音に艶やかさと豊かさを加えた魅力的な音です。
B朝崎郁恵さんの「阿母」:あまりのリアルさに目の前で朝崎さんが私に向かって歌ってくれているような錯覚に陥りました。
※ 彼女は奄美の島唄の第一人者で、民謡以前の古来伝わる日本のうたを感じさせる時間を超越した’語り’を感じさせる希有なアーティスト。・・・この歌を聴くと涙が出てくるんですよねえ。
Cジャズ・シンガーの中で一番のお気に入りのステイシー・ケント。最新アルバムからセレクトした曲はフランス語で囁くように歌う大人の雰囲気に満ちています。ヴォーカルはこの上なく艶やかで素晴らしいのだけど、伴奏のベースの音が膨らんで音像がぼけてしまうことにここで気がつきました。
Dシャンソンの新鋭で「エディット・ピアフの再来」と称されるZAZの曲。これは自宅のシステム(Mitsubishi 2S-305)とあまり違いを感じませんでした。

 独り占めすると待っている方に悪いので、ここで一旦終了。
 別の参加者が持参したCDをしばらく聴く間、展示してあるスピーカーケーブルを物色していました。
 10種類くらい並べてあり、「ナノテック・システムズ」というメーカーの「79」シリーズが複数置いてあるのが目に付きました。
 そのキャッチコピー「柔らかい音が好きな方へ」に俄然興味が沸きました。
 現在の自分のシステムではスピーカー Mitsubishi 2s-305 の高音が硬くて時に金属音に近くなることに悩んでいたのです。

 「音が柔らかくなると、音の腰がなよなよして魅力が減りませんか?」
 と少々意地悪な質問を店員さんにすると、
 「そんなことはありません。このケーブルでは情報量も多くなり音が柔らかく豊かになります。」
 との回答。
 ふ〜ん、そうなんだあ。いいなあ。買おうかなあ・・・。

 というタイミングで他のお客さんの試聴が途切れたので、CD-Rの続きを聴かせてもらいました。

F澤野工房からジョバンニ・ミラバッシのソロピアノ。うん、美しい。
G同じく澤野工房からトニー・ナイソーのピアノ・トリオ演奏。う〜ん、ここでもベースの音が・・・。
Hウィンダム・ヒルからウィリアム・アッカーマンのギターをセレクト。古い演奏・録音のせいか音の伸びと広がり感が今ひとつでした。自宅で聴いた方かいいかなあ、などと不謹慎な考えが頭をかすめました。
I言わずと知れたイーグルスの名曲「ホテル・カリフォルニア」。再結成時のライブ音源です。うん、この演奏も自宅のシステムとあまり変わらないかな。
Jスティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」。このアルバムでは当時新進気鋭のジャズ・ミュージシャンを迎えての音造りで話題になりました。サックスのブランフォード・マルサリスの哀愁を帯びた音色とメロディーがたまりません。でも、この音源も自宅システム以上の魅力は得られず。
Mシンセサイザー奏者、富田勲の名曲「惑星」からトリッキーな音造りの「水星」をセレクト。ステレオ感の確認に使ってます。え、Sonus でこんな曲をかけるなって? まあまあ。音は自宅システム以上とは感じず。

 ざっと聴いた感じでは、従来の Sonus のイメージ通り「弦とヴォーカルは最高」、でも「低音の締まりが甘く、オーケストラでは気にならないけどジャズのベースではちょっと違和感が」ということになりました。ポップスやフュージョンなどでも器楽・電気楽器中心では魅力は半減しそうです。

 以上、超高級オーディオシステム(総額500万円以上!)を満喫後、スピーカー・ケーブルを購入して帰途につきました。
 ナノテック・システムズの「G.S. #79 nano3」という品番です。感想は後ほど。

https://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo8/e/af7c5f250075dafbb2c5f0dfa48918ae

11. 中川隆[-14681] koaQ7Jey 2020年1月12日 08:58:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1615] 報告
51 プリメインアンプ 052 CDプレーヤー 038 電源コンディショナー 音質 評価 比較 試聴 テスト
Burmester Integrated Amplifier 051 Burmester cd Player 052 Burmester Power Conditioner 038 音質評価
2008年5月 清原 裕介
https://www.ippinkan.com/burmester_051_052_038.htm



 1978年、ドイツに強力なオーディオ・メーカーが誕生しました。その名はBurmester / ブルメスター・オーディオシステムGmbH。

設立者のディーター・ブルメスターは、ロックバンドのギタリスト/作曲家として活躍した後、医療用測定器の設計・製造に乗り出し、その後、理想の音を追求するためにハイエンド・オーディオに専心することを決意しました。彼の打ち立てたブランド『ブルメスター』は瞬く間に世界のオーディオファイルから高い評価を集め、一躍ビッグネームとなりました。

 自らのフィロソフィーについて、ブルメスターはこう語っています。「音楽性は数字だけで語れるものではない。その証拠に、私は同じ部品、同じ回路でサウンドの異なるシステムを設計できる…」。その言葉の通り、彼はあくまでも自らの感性をリファレンスに、回路設計を磨き上げてきました。勿論、製造段階でも測定に測定を重ね、厳格きわまるテストが繰り返されることは言うまでもありません。
 ブルメスターが掲げるスローガン、“ Art of the ear”。それが約束するのは、感動と驚異に満ちた真正な音楽体験です。

「ブログ逸品館」のBurmester ブルメスター社訪問記はこちらからご覧頂けます。

Burmester インテグレーテッド・ アンプ 051
生産完了しました

Burmester CDプレーヤー 052
生産完了しました

インテグレーテッド・アンプ051は、同社のハイエンド仕様インテグレーテッド・アンプ032をベースに開発。スリムなデザインながらブルメスター社が誇る数々のアンプ・テクノロジーを惜しみなく投入しました。

ブルメスターが誇る強力な電源部を備えたピュアDCバランス・アンプ構成のパワー部に加えてセパレート・アンプへの発展可能なプリアウト出力、バランス3系統を含む入力感度調整可能な5系統ライン入力、音質最優先トーン・コントロール機能などを装備。また、伝統のクロームメッキ・フロントパネルなど上級機と同等の高級パーツを採用し、音質、仕上げともに妥協を排したブルメスターならではのインテグレーテッド・アンプです。


CDプレーヤー052は、ブルメスターの誇る最新の高度な回路技術が投入されたダイレクトドライブ・メカニズムのCDプレーヤーです。

052には上級モデルと同じ、ブルメスターが誇る超低磁束漏型トロイダルトランスが搭載され、信号ラインにカップリングコンデンサーを使わない完全DC回路の採用で透明感が高く滑らかな音質を実現しています。上級機と同じ、CDを96KHz/24bitもしくは192KHz/24bitにアップサンプリングして再生する高度なDACが使われています。アップサンプリング周波数は、セットアップメニューから切り替えられます。
アナログ出力は、バランス、アンバランス各1系統に加えテープアウトを装備。デジタル入出力は、同軸、光各1系統を装備し、トランスポーターとしても、DACとしてもお使いいただけるようになっています。


主な仕様

出力 120W x 2(4Ω)、85W x 2(8Ω)
周波数特性 2 − 200kHz (-3dB)
入力インピーダンス 22kΩ
入力感度設定範囲 +/-15dB

入力端子 XLRバランス端子(x3)、RCAアンバランス端子(x2)

出力端子
プリアウト出力(XLRバランス端子、RCAアンバランス端子)
サラウンド出力(XLRバランス端子)

標準サイズ・ヘッドホン端子(リア・パネル)
テープループ
録音出力(RCA端子)、モニター入力(RCA端子)
リンク端子 入力端子(x1)、出力端子(x1)
外形寸法(最大) 482(W)x95(H)x340(D)mm
重量 14kg

アナログ出力 RCA、XLR (各1系統)
テープ出力 RCA (1系統)
デジタル出力 同軸:RCA、光:TOS (各1系統)
デジタル入力 同軸:RCA、光:TOS (各1系統)

出力電圧 XLRバランス端子:4V
RCAアンバランス端子:2V
周波数特性 2Hz−48KHz
Switchable to 2Hz−88KHz
高調波歪み <0.0015%
S/N比 >101dB

リンク端子
入力端子(x1)、出力端子(x1)

外形寸法(最大) 482(W)x95(H)x340(D)mm
重量 9kg

出力端子

アンプには、3系統のバランス入力と2系統のアンバランス入力が装備され、CDには各1系統の出力が装備されています。ほぼ同じグレードのケーブルを使って、それぞれの接続による音質を比較すると、バランスの透明度が高く、レンジ感が広い開放的な音質が得られたため、音質テストはバランス接続で行いました。


付属リモコン

フルコントロール(ディスプレイの明るさも調整可能)ができるリモコンが付属しています。
各部は、かなり華奢

プリメインアンプとCDプレーヤーに共通の脚は、比較的華奢で、裏側に傷つき防止の厚めのフェルトが張られています。

カーペット敷き詰めの床の上に直接置いた場合と、KRIPTONのボードを使って設置した場合の音質を比較しましたが、カーペットの上に直接置いた場合の方が音の広がりが豊かで、柔らかい音質が得られましたので「ボードなし」で音質テストを行いました。

この傾向は、052(CDプレーヤ)でも051(プリメインアンプ)でも変わりませんでした。

ボディーの板厚は薄く、指で本体を持ち上げようとすると簡単に浮き上がります。指を話すと元に戻りますが、100万円(税別)のアンプとしては、あまり褒められることではないと思います。

天板後部にネジを付ければ、簡単に解決することなので、もしかすると渦巻き電流?の発生などで音質が劣化するのを防止するため、わざとネジを付けていない可能性がありますが、それでも基板直付けのRCA端子など細かい部分、見えない部分は、日本製高級コンポのように高級ではありません。

見かけ重視、コストに対する仕上げ重視でブルメスターのエントリークラスに手を出すと、FMアコースティック同様、手痛いしっぺ返しを食らうことになりかねませんから、あくまでも音質重視で考えてください。

PHILIPSのハイエンドCDドライブメカ「CDM12」を使っていますが、そのCDトレイもやはりお世辞にも高級とは言えません。トレイのパネルも金属に見えますが、プラスチックです。

やはり、細かいことを気にする「貧乏性な人」は、こんな製品を買ってはいけないのだと思います。それが良いか悪いかは別にして、ブルメスターは100万円単位のお金をポンッ!と支払える富裕層の人だけに購入が許される贅沢な製品だということは間違いありません。

しかし、このプラスチックのパネルが肉厚のクロム・メッキが施されたフロントパネルと同じ質感に仕上がっているのは驚きです。少なくとも「前から」見ている限り、051も052も価格にふさわしい豪華な質感に仕上がっているのは事実です。


音質

ブルメスター社は、入り口(CDプレーヤー、DVDプレーヤー)から出口(スピーカー)まで、すべて同社の製品を使うように強く推薦しています。高級セット・コンポーネントという成り立ちではイギリスのQUAD(99シリーズ)などと同じ思想ですが、ブルメスターの対象顧客が庶民ではなくお金持ちだという事が明確な違いです。

ブルメスター社の訪問中にも生産ラインを見てコスト計算をし、もっと安くならないのだろうか?と言う質問をしたのですが、即座に「我々の顧客は、価格はまったく気にしていない。価格よりも音質やアフターサービスが優先される」と返されました。その毅然とした態度に、少し場違いかな?という印象を持ったのは事実です。しかし、その後夕食を共にした後では、高額=高級という彼らの「プライド」も理解できるようになりました。とにかく、「金に糸目は付けない」感覚でなければブルメスターとは付き合えません。

ブルメスターのスピーカーが用意されていない(日本では未発売)ため、スピーカーには普段良く聞いているVienna Acoustics T3Gを使って051+052の組合せを約一週間、徹底的に試聴しました。

結論から言うと051+052は、非常に良くできた大人のセットコンポだと感じました。ホテルのロビーや豪華なリビング、あるいはベッドルームで音楽を聴くのにふさわしいような音質です。このセットで聞くと、音楽は繊細で透明感が高く、上質でリラックスできる雰囲気で再生されます。高音が〜、低音が〜、広がりが〜、と言うようなオーディオ的な聴き方や品のない表現が、全くマッチしない「完成された世界」を持っています。

最も適しているのは、バラード系のヴォーカルやJAZZ、室内楽、そして製作者の好む「エルビス・プレスリー」のような、ライトなロックン・ロールです。それらの音楽を掛けたとき、051+052は流れるように流暢で、土臭さや汗くささの感じられない上質で品の良い音を出します。室内楽は、お抱え楽士が演奏するような「当たり障りがなく」かといって「情が感じられない」ということもなく聞こえます。その演奏者との「具合の良い距離感」の演出が051+052の真骨頂です。試しにAIRBOWに切り替えて同じソフトを聞くと、演奏が少し泥臭く、汗くさく感じられました。私としては、その方が「人間らしく」て好きなのですが、そういう「苦労」を感じさせない音で聴く音楽もまた悪くありません。

特筆しておきたいのは「女性ボーカル」の素晴らしさです。EMT 986でも同様に感じたのですが、女性ボーカルの色っぽさは抜群です。肉厚で艶とタメがあり、何とも言えない大人の雰囲気です。051+052のセットで中森明菜や中島美嘉、あるいは浜崎あゆみなどを聴くと、彼女たちが本当に色っぽい大人の“いい女”に感じられるから不思議です。ノラ・ジョーンズを聴いても同じです。グラマーで凹凸のある女性を想像させられます。この音は、大人の女性ボーカルファンには堪らないでしょう。

弦楽や器楽曲も同じです。何とも柔らかく厚みがあって、セクシーな音で聞こえます。バイオリンは、中音が本当に艶っぽく鳴ります。チェロも同じです。ギターも木質的な音で聞こえます。色彩感も豊かですが、出過ぎることはありません。トヨタの車だと「セルシオ(レクサス)」のような、ベンツだと「Sクラス」に通じるような、ある種の「豪華さ」を感じさせる音質です。

なんだか抽象的な表現になって申し訳ないのですが、ブルメスターはそういう高度にコントロールされた音で音楽を再現するコンポです。そういう意味では、QUADよりもLINNに近いイメージですが、良い意味でLINNほど個性的ではありません。難しいことや面倒はゴメンだけど、お金はあるから「いい音」を持ってこい!そういうリクエストに100%応えられるのが、ブルメスターです。


電源コンディショナー 038

Burmester 電源コンディショナー 038
生産完了しました

出力6系統。右から4つの出力には高周波フィルターが使えます(左から2つは、フィルターなし)。

発熱はほとんどなく、狭い場所に設置できます。
特許取得のブルメスター・オリジナル方式を採用したパワー・コンディショナーの新モデルが038です。038は、同方式を初めて採用して高い評価を得た948 のジュニア・モデルながら、その高性能を維持したまま、より一層のシンプル化とリファイン化により抜群のコスト・パフォーマンスを誇ります。038パワー・コンディショナーは電源波形の歪に起因する諸問題を根本から解決し、オーディオ・システムの音質改善に大きく貢献します。

● 038パワー・コンディショナーは、ドイツのブルメスター社がオーディオ機器の理想的な電源を求めて開発した電源供給ユニットです。ACラインのDC成分を外部から排除するユニークなパラレル動作回路(特許取得)により接続機器の音質を大幅に改善します。

● 電力機器などのノンリニア素子によって生じたACラインの+、−波形のアンバランスはDC成分として電源トランスのコアを飽和させ、ハムなどのノイズとなるだけでなく、トランスの効率を低下させ、音質劣化の原因となります。ブルメスターの038パワー・コンディショナーはこのDC成分を検出し、大きい波形にダミー負荷を与えて小さい波形に合わせる新技術によりACラインの+と−の波形をそろえ、この問題を根本から解決しました。

● 従来の安定化、またはアンプ方式による電源供給ユニットはACラインに直列に挿入されるシリーズ動作のため、レギュレーション悪化による音質劣化は避けられませんでした。038パワー・コンディショナーはACラインに外部から働きかけるパラレル動作のため最大で2kWの容量を誇り、大電流を必要とするパワーアンプも問題なく接続できます。

● さらに、出力コンセント6個のうちの4個にはRFラインフィルターを内蔵させたフィルター出力を装備。プリアンプなどのアナログ機器とCDプレーヤーなどのデジタル機器を別個に接続すると電源からの相互のノイズ干渉を遮断することができます。

● 電源電圧、またはACラインのDC成分のいずれかを切換えて表示ができるディスプレーを装備。電源に含まれるDC成分の除去効果を確認しながら使用できます。

● 他のブルメスター機器の電源スイッチと連動するコントロール端子。
● ブルメスター特製3重シールド・パワーケーブル付属。
● VDE、TUEV、CEなどの安全規格適合。
● 外形寸法:482(W)x95(H)x340(D)mm、 重量:10kg
 
機能

フロントパネルには電源インジケーターが付いています。3号館のAC電圧は、104Vと高めです。
休日はさらに高く、106Vに上昇します。

フロントパネルのスイッチを押すと表示がAC中のDC成分(DCオフセット)に切り替わります。
3号館では、DC成分(オフセット)はありませんでした。

フロントパネルのスイッチで高周波フィルター(RFフィルター)のON−OFFが切り替えられます。
フィルターがONの時には、インジケーター上部に赤いランプが点灯します。


特徴と音質

ブルメスターの電源コンディショナーは、いくつかの独自の特徴を持っていますが、面白いのはコンディショナーの電源スイッチがOFFの状態でも電源が供給されることでしょう。フロントパネルにある電源スイッチで「コンディショナーをOFF」にしても、接続している機器には電源が供給されます。もちろん、機器は普通に動作します。この時電源コンディショナーは単なる電源タップとして働いているだけですが、電源タップとしての音質改善効果が若干発揮されます。

038の電源スイッチを入れると、交流のDC成分がカットされます。接続している機器を動作させたまま電源スイッチをON−OFFしてもノイズが生じることもなく、全く問題はありません。スイッチを入れた状態でインジケーターを切り替えると、交流中のDC成分が表示されます。ちなみに3号館での電源電圧は104V、DC成分は0でした。

DC成分がゼロでも電源コンディショナーのスイッチを入れると、全体に音がハッキリと澄んでくることがわかります。さらに高域のノイズ成分を除去するRFフィルターのスイッチをONにすると、さらに高域の透明感としなやかさが増加します。
このコンディショナー特に良いと感じる所はエネルギー感が全く殺がれないことです。余計な濁り=背景ノイズだけが除去され、中高域の透明度が増加します。さらに中高域のしなやかさや艶も向上します。 効果の絶対量としてはそれほど大きくないのですが、変化の方向に「高級感」を感じます。僅かな変化なのですが、音楽好きにとっては抗しがたい方向への変化と感じました。

038を使うことでオーディオセットの電気臭さが抜けて、楽器本来の美しい響きが取り出せるようになります。浄水器を使うと水道水のカルキ臭さが抜けて、柔らかいミネラルウォーターに変化するような効果がありますが、イメージはかなり似ています。

他の電源タップやケーブルで感じる変化は、水そのものの味が変わったり、温度感が変わったり、あるいは水の勢いが変わったりするようなイメージですが、038はそういう水の本質?のようなものには影響せず、不純物だけを取り除き水をミネラルウォーターに変換するように働きます。他の電源タップやケーブルと併用しても効果は発揮されます。電源容量も2KWと非常に大きいので、一台あればすべての機器の電源を浄化できるでしょう。

¥800,000(税込)という価格は、決して安くありません。音質改善という方向から見るなら、AIRBOWの発売しているアクセサリーを上手く使えば、この価格の1/10以下で同等以上の音質改善も実現します。
テストをしている内に外せなくなってしまい、思わず一台購入してしまいました。

総合評価

ブルメスター社の製品は、コストパフォーマンスがお世辞にも良いとは言えないものばかりです。絶対的に高価なので、誰にでもお勧めできる製品ではありません。しかし、いい音を求めるのにお金に糸目は付けない、ブランド品という言葉の真の意味、あるいはその価値を感じ取れる人なら、ブルメスターを気に入っていただけると思います。

“大人の粋な無駄遣い”という言葉がふさわしい高級コンポでした。
2008年5月 清原 裕介

https://www.ippinkan.com/burmester_051_052_038.htm

12. 中川隆[-14680] koaQ7Jey 2020年1月12日 09:12:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1614] 報告

Burmester 088
https://dynamicaudio55553f.com/2017/09/06/brumester-088/


待望の新製品が発売となります、Burmester プリアンプ 088。

Burmester のプリアンプにはリファレンスモデルとして 077 があります。そのパフォーマンスには息を飲むほどの音色の美しさを幾度となく感じ、Burmester 製品の魅力の虜になってどれくらい経つでしょうか。

リファレンスモデル 077 は今も孤高の存在として、そのパフォーマンスを十分に引き継いだモデルが現れるのを楽しみにしていました。引き継いだモデルと言うのは、Burmester のプリアンプには 035 がありDAC内蔵の 099 もあります、どちらも譲れないパフォーマンスがありフロアーでも長期的にご案内している製品です。

しかし欲というのは不思議なもので 035 のパフォーマンスをもう少し高く設定したラインがあればもっとワクワクできるはず、077 まで手を伸ばさなくても手に入る Burmester のクオリティーがあればと。

待てばやがて向こうからやってくるものかどうかはさておき、まさにその欲するラインの製品が発売の運びとなりました。正式な発売開始は間もなくですが、その前に少しの期間 088 の音を確かめる機会を得ることができました。

先日パワーアンプも 036 から 911mk3 に入れ替えたところ、絶好の相棒を隣に迎えたかのように 088 と 911mk3 は並んでいます。Burmester の基本コンセプトは変わらずクロームメッキのフロントパネルに手触りの良いトグルスイッチがセンターに並び、各入力の位相切り替えもフロントディスプレイの視認性の高さと合わせて楽に設定可能。これもまた Burmester の伝統でもあるモジュール式の入力エリアも1系統設けてあり、購入時に DAC、もしくはフォノイコライザーのどちらかを選択し搭載する事ができる。これに悩ましいのはフォノイコライザーモジュールはリファレンスモデル 077 にオプションで使用するモジュールと同じものだという事、077 オプションフォノモジュールの価格はメーカーサイトでお調べ頂ければすぐに分かりますので気になる方はご覧ください。このフォノモジュールが購入時に選択すれば搭載できるという魅力は、悩ましさというより最高のプレゼントではないでしょうか。

現在お借りしている 088 のモジュールは DAC 搭載タイプ、残念ながらフォノモジュールの音色を聴く事は叶いませんでしたがまずは 088 プリアンプ自体の音を堪能しておきたいと思います。
ダイナミックオーディオ3F:柴田

https://dynamicaudio55553f.com/2017/09/06/brumester-088/

13. 中川隆[-14675] koaQ7Jey 2020年1月12日 12:35:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1608] 報告
大阪ハイエンドオーディオショウ 2014

第一位

ACCUSTIC ARTS MONOU ドイツ ¥2,600,000 モノラルパワーアンプ(2pcs)

清明さに溢れる 「新しい音」! この清々としたすがすがしさは一体なんだろう!
流麗なハーモニーの美しさに思わず心を奪われる!音楽が強い生命感を放っている!
水飛沫を上げる澄み切った清流をみるようなフレッシュさは、とても瑞々しい質感で、
艶めかしいとは違うが、心がときめく魅惑的なサウンドだった。
強烈な生気を発散するリキッドな推進力に溢れ、昨今の没個性ハイエンドアンプとは一味違う、
サムシングを聴かせた!


第二位

Burmester 911mkIII ドイツ パワーアンプ

壮麗な建築物を思わせる、造形そのままの雄大な音

圧倒的壮大なスケール感と荘厳で華麗な音楽性の合致した世界。




第三位

OCTAVE HP700 ドイツ ラインプリアンプ \1,700,000

OCTAVE RE290 ドイツ パワーアンプ ¥1,000,000

薫立つミュージカリティ!ドイツのトランス屋が作ったとは思えない、
高次元の音楽性。たんなる美音とは異なる奥深さと重厚な存在感を感じさせる音。
透明感を追求した音質ですが、重厚感や粘っこさ、グルーヴ感がある。
存在感があり、とても魅力のある音だった。


第四位

CH Precision M1 スイス モノラルパワーアンプ ¥12,000,000

2014年10月発売されたばかりの新製品。非常に高額なアンプだが、
この値段にふさわしい突出した実力は感じ取れなかった。
基本性能は極めて高い。


第五位

LUXMAN M-900u 日本 ステレオパワーアンプ ¥11,000,00

新トップエンドモデルのステレオパワーアンプをBTLで聴いた。
ラックスマンのフィロソフィーは、「長時間聴いても聴き疲れしない」事である。
響きが非常に綺麗で、余韻が美しく、誇張したところがない、アタックが丸くなったりはせず、
輪郭が曖昧だったり、ダルい音では全然ないが、柔らかくとても耳当りの良い音がする。
ハイフィディリティ性能も高い。世代を重ねて到達した高い完成度である。80年代ラックスの
ような濃厚さではないが、僅かに色付けがなされている。なにより、とても聞き惚れる音だった。
国産は軽んじられがちだが、本当に素晴らしいアンプである。ただ、惜しむらくはパンチや
実体感がこの規模のアンプとしてはやや物足りない。



第六位

Constellation Audio アメリカ 1.0 プリアンプ ¥1,450,000

Constellation Audio アメリカ 1.0 パワーアンプ ¥1,600,000

半額程度にコストダウンされたコンステレーション、
全体的に安っぽい音に感じたのは、直前に聴いた1200万のCHの為だろうか。
典型的な昨今のアンプの音であり、完全無色透明なハイエンドアンプである。

感動できなかったし、欲しいとも思えなかった。


第七位



DANIEL HERTZ M6L プリアンプ \2,052,000 スイス/中国

DANIEL HERTZ M5L パワーアンプ \4320000 スイス/中国


以前聴いたインテグレーテッドアンプの方が良く聴こえたのは
プロデュースしたマークレビンソン本人の神通力だろうか、
この値段だと求心力はない。ハッキリ言って中国製ベースでは高すぎるだろう。
音楽性は高く、いつまでも聴いていたくなる音。パンチがあるが、聴き疲れはしない。
ブックシェルフタイプのホーンスピーカーだったので、大型スピーカーで真価を聴きたいところだ。


第八位

Boulder 2110 アメリカ プリアンプ ¥7,100,000くらい

かなり高額である。音楽性が高い。かなり強い色付けを感じる。


〜中略〜


最下位 
  
Mark Levinson アメリカ プリメインアンプ 585L

完成間もない新品でエージングが不足しているのだろうか。
・・・・・これは正直ヒドイね。良いところがまったく感じられない。
無色透明というよりは、没個性で地味な音です。
クオリティ感も低いです。絶対に買わないように。

14. 中川隆[-14669] koaQ7Jey 2020年1月12日 14:14:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1602] 報告

Burmester 099 Line level amplifier  

プリアンプが今回のオーディオショウの中では良かったです、

組み合わせはアキュフェーズ A46パワーアンプ


正確に言いますと、僕の好みの音でした。


どれも薄味に感じられる現代ハイエンドの中で、
ブルメスターには鮮やかな色彩感が感じられ、実体感も伴い、
音楽が魅力的に聞こえてきました。


▲△▽▼


Burmester 099 DAC Pre Amplifier
http://www.noahcorporation.com/burmester/099LINE.html

−伝統に根差したラインレベル・プリアンプの新しいかたち−

ご好評をいただいているフォノ・イコライザアンプ「100」とベストマッチのラインレベル・プリアンプ「099」。3系統のアナログ入力端子、6系統のデジタル入力端子を装備、その内1系統はUSB入力端子となっており、コンピュータとの接続も容易です。インターネットにアクセス可能なコンピュータと本機をUSB入力経由で接続すれば、各種の動画配信サイトの音源や多彩なインターネットラジオの音源を再生可能です。

035プリアンプが別売オプションとしてフォノ・イコライザ・モジュールを用意しているのに対し、099は純粋なライン・プリアンプながらD/AコンバータとSRC(サンプリング・レート・コンバータ)機能を標準装備しており、デジタル音源をアップ・サンプリングしての再生が可能。インターネットラジオもPCサウンドも、全てブルメスター・クオリティで。

●この製品にはシステムリモコン067が付属、他のブルメスター製対応機器の操作も可能です。
●システムリモコン005でも、本機の操作が可能です。

USBでコンピュータとかんたん接続

099ラインアンプはUSB端子によるデジタル入力端子を1系統標準装備しており、お使いのコンピュータと簡単に接続することができます。一旦コンピュータと接続してしまえば、入力セレクタつまみを廻して他のソース機器と全く同じ感覚で、コンピュータを多彩な音源の宝庫としてお使いになることが出来ます。各種の動画配信・動画共有サイトや、インターネットラジオ、サイマルラジオなどの音源を、ブルメスターならではのハイクォリティサウンドでお楽しみいただくことができます。

コンピュータ側の準備は普通に音楽再生が出来るようにしておくだけ。一般市販されている普通のコンピュータであれば、本機と組み合わせてミュージックサーバー的にお使いいただくことが可能になります。

3系統のアナログ・バランス入力回路を装備
099ラインアンプのアナログ入力端子はXLRコネクタによるバランス入力を3系統装備しています。

この入力端子には通常のXLRコネクタ(いわゆるキャノンプラグ)を装備したケーブルを直接挿入することができるほか、DTM機器などで多用されるφ6.35フォーンプラグによるバランスケーブルもアダプタ無しで直接接続が可能です。また、φ6.35フォーンプラグを使用したアンバランスケーブルの場合もアダプタ類を使用しないで本機に直接接続することが可能です。

標準付属のプラグアダプタを使用すれば、ピンプラグを使用した一般的なアンバランス接続用ケーブルも、本機のバランス入力端子に接続可能です。

豊富なデジタル入出力端子

099ラインアンプにはUSB入力以外にも、ピンジャックによるデジタル入力2系統と、TOSリンクコネクタによるデジタル入力3系統を標準で装備されています。一方、デジタル出力端子はピンジャック・TOSリンクコネクタを各1系統装備。デジタルシステムのコントロールセンターに相応しい充実した内容です。


充実のアナログ出力回路

099ラインアンプのアナログ出力はバランス1系統+アンバランス1系統の合計2系統。実用的なハイエンドオーディオシステムとしては充分な仕様です。

更に、「究極のニアフィールドリスニングのためのミニマルシステム」として注目を集めているヘッドフォン再生のために、099ラインアンプでは通常のφ6.35フォーンプラグによるヘッドフォン出力端子の他、ピンジャックによるヘッドフォンアンプ用の出力端子を別途用意。お好みのヘッドフォンアンプを接続してシステムアップしていただくことができます。

これらのアナログ出力回路は、全てフロントパネルのボリュームつまみで音量調整できることは当然ながら、付属のシステムリモコンでの音量調整が可能。システムの中枢として、充分な機能を備えています。

本機のヘッドフォンジャックにヘッドフォンプラグを挿入すると、他の外部出力からは音声信号が出力されなくなり、ヘッドフォンプラグを抜くと他の外部出力から音声信号が出力されるようになりますが、微少音量での再生となります。システム保護のため、ヘッドフォンプラグ挿入前の再生音量に自動的に復帰することはいたしません。

シンプルで判り易い操作系

フロントパネルのスイッチ類、ツマミ類は、電源スイッチ、ボリュームツマミ、入力切換スイッチの3つのみ。日常的な操作であれば、この3つを操作するだけで、快適に音楽鑑賞をお楽しみいただくことができます。一方、各メニュー設定項目に入れば、本機を一層使いやすくする各種の詳細な設定・操作も可能です。

システムリモコン067を標準付属

099ラインアンプには赤外線式システムリモコン067が標準で付属しています。音量調整は勿論のこと、簡単な設定変更によりリモコンの数字キーを押すことでダイレクトに入力を切り換えることができるようになります。システムリモコン067は他のブルメスター社製機器の操作も可能、ブルメスター・システムでの高音質再生を快適にお楽しみいただくことが出来ます。本機以外のブルメスター社製機器に付属しているシステムリモコン「005」で本機を操作することも可能です。


本機の規格

アナログ入力端子(ライン入力)
バランス入力×3(アンバランス入力用アダプタがステレオ2系統分付属)

アナログ出力端子(プリアウト)
プリアウト出力(バランス出力×1・アンバランス出力×1)
ヘッドフォンアンプ用出力(アンバランス出力×1)
アナログヘッドフォン出力端子 φ6.35フォーンプラグ×1

デジタル入力端子 6系統(SP-DIF端子×2系統・TOS-LINK端子×3系統・USB標準サイズB型×1)

デジタル出力端子 2系統(SP-DIF端子×1・TOS-LINK端子×1系統)

寸法・重量 W482mm×H95mm×D345mm・10kg
消費電力 動作時25W・待機時1W

USBコネクタはデジタル入力端子のみ装備しています(出力端子はありません)。
本機のライン入力端子には、φ6.35フォーンプラグを装備したケーブルが直接接続可能です。

バランス入力端子に挿入する、アンバランス入力(ピンジャック)用アダプタがステレオ2系統分付属しています。
本機には電源ケーブルのみが付属しており、その他のオーディオケーブル類は付属しておりません。
本機でアナログ・レコードを再生するには、フォノ・イコライザアンプなどが必要です。


●本機をはじめとするブルメスター製機器のアナログ・バランス入力端子の極性は3番ホットです。
●本機は入力端子の極性のみ変更可能で、出力端子の極性は変更出来ません。
●極性変更の操作には付属のシステムリモコン067をお使いいただく必要があります。

http://www.noahcorporation.com/burmester/099LINE.html

15. 中川隆[-14666] koaQ7Jey 2020年1月12日 16:04:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1598] 報告
Burmester 069 CDプレーヤーの私的レビュー:内なる音楽へ
https://community.phileweb.com/mypage/entry/1698/20110803/

2011年08月03日
ごく稀なことだ。
真に高度なオーディオに接したとき、私はいわゆる「内なる音楽」を聞くことがある。
すなわち、スピーカーから放射された音が、鼓膜の振動という形で自分の外の空間から聞こえるのではなく、まるで自分の心の中から音が湧き出てきて、それを自分の中でじかに聞いているように感じられる状態である。


これは、
外界と心の中を分けるバリアが消え、心の中が直接、外の世界と通じたため、
音楽が最小の過程で、ストレートに心に鳴り響いている状況ではないかと私は想像している。
自分の内外の区別を全く意識せずに音楽を聞いている気分と言ってもいいかもしれない。

とはいえ、この説明自体は私の個人的な願望に近いものであり、
心のバリアなどというものは実際には認識しえないものだろうから、
実は、複雑な聴覚上の錯覚に陥っているだけなのかもしれない。

しかし、その境地が、ハイエンドオーディオマシーンの性能と、リスナーの感覚が完全にシンクロしたときにしか到達できない、オーディオのスピリチュアルな領域であることだけは間違いない。

Burmester069は、日本へのデビューが実は数年前であるにもかかわらず、事実上、日本語によるレビューがほとんど存在しない、非常に高価な一体型CDプレーヤーである。

ドイツのブルメスター社で製造された、このCD専用プレーヤーの価格は税込約600万円!
一体型では世界最高価格と言われる。

この時勢に、USB入力もなくSACDすらかからないプレーヤーのプライスタグとしてどう考えたらよいのか。

しかし、そのサウンドは600万円を自由にできるなら、今すぐ手元に置きたいと思わせるほどのレベルであった。
私は久々に内なる音楽を聞いたのである。

外観:
様々なオーディオ機器のデザインを見比べていると、
日本とは全く異なる文化をベースに生み出されたフォルムを
発見してしまうことがある。
長方形を基本に仕立てられた
銀白の筐体が与えられた069が目の前にある。

このフォルムの印象は日本人の伝統的なかたちにはないものであろう。
(強いて言えば正倉院?でもあんな鄙びた印象は微塵もなし)
まるでオーディオラックに建立された小さな神殿ように、
四本の長めのフットで、面取りされた専用のアルミボードの上に立つ、
その強烈なソリッドネスは
リスニングルームの他の機器たちを威嚇するかのようだ。

このプレーヤーにはディスクトレイがなく、トップローディング方式が採用されている。
つまりアナログめいた「儀式」を必要とするデジタルプレーヤーであり、
PCオーディオファンにとっては甚だしく時代遅れの機械と言えよう。
フタの開け閉めは非常に円滑な感触で
摩擦も引っかかりもまるでない。
アナログ出力、デジタル入出力の他、
アナログ入力をも持ち合わせる。

なんとフロントパネルにはボリュウムボタンがついている。
つまりプリアンプ機能を持っているCDプレーヤーなのだ。
これはパワーアンプへのダイレクト入力を意識した結果、
プリアンプとしてのフューチャーを持つに
到ったのかもしれない。

フロントパネルは鏡面仕上げであり、
トップパネルはつや消しシルバーである。
様々な銀色の質感の違いが正確に面取りされ、
一つの機械の上に同居し凝縮している。

電源部は別筐体であり、本体とほぼ同等の大きさを持つ。
相当な物量投入を感じさせるが、
こういう構成は本当に一体型と言ってよいものだろうか。
非常に多くのボタンのついた大型のリモコンが付属する。

このリモコンで一般的な操作はもちろん、
アップサンプリングの周波数を変えることもできる。
このリモコンについては筐体に高級感はあるものの、
そのボタンの押し味などから、
やや操作感が洗練されていないと見える。
また、ボタン数が多いのにもかかわらず、
当然、CDのエジェクトボタンはない。

音質:
ストッという感じで引きフタをスライドさせて開ける。
コンパクトディスクを装填しスタビライザーをストンと落とし込む。
そしてまた、ストッという感じで引きフタを閉める。
わずかに間をおいてから、プレイボタンをパチリと押すと初めはゆるやかに、そして次第になめらかにベルトドライブがディスクを回し始め、フィリップスCD2Proのピックアップがデジタル信号を読みこむ。

このプレーヤーのリスニングは曲の歌い出しがまず比較を絶している。

形容しがたいのだが、スッと心の襞に入り込むというのか、身構える間もなく、あっけなく、いつのまにか音楽が始まっている。

ベースになる背景の静寂感が、300万クラスの他のプレーヤーと比べてもとても深く、録音さえよければ、曲が始まる直前のいわば録音された無音とプレイボタンを押す前の無音状態が見事につながるためだ。

また、音の立ち上がりが単純な鋭さではなく、
まろやかさを伴った鋭利さであることも
音の違いの一因であろう。

このサウンドはCDプレーヤーとして出せる、
最大限のダイナミックレンジの広がりを有しており、
全帯域のバランスも立派なピラミッドバランスである。
また、音像定位のゆるぎなさも
CDらしくないと言いたくなるほどだ。

この069、
基本的には特有の色艶と柔らかさに思わず引き込まれそうな
美音系のプレーヤーだが、
音に確たる芯がある。
ここの芯の強さが
同じく、ベルトドライブであるCEC TL-0Xや
同系の音とも取れるメトロノームの
カリスタのサウンドとの主な相違点である。

単に女性ボーカルや小編成弦楽が得意な、
色気一辺倒のソフトサウンドでは全くない。

音の芯の確かさは低域の制動力、解像度の高さにつながり、
柔軟さとはうらはらの、
ソリッドで叩きつけるような低音も出せるのだ。
確かに、このプレーヤーにはリスナーをキッと身構えさせる
過剰な緊張感や強さがなく、
大河の如く滔滔とした音の流れに身を任せる、
リラックスした雰囲気が根底にある。

しかし、その楽々した傾向の中に、
最高水準の解像力、音の芯の確かさ、帯域バランスの良さ、
そして自然なスピード感をも
並び立たせているところは素晴らしい。

さらに、
音響的快楽の最もスイートな部分のみを抽出、濃縮したような
耽美的な音色(ねいろ)が音の随所にスパイスとして加わって、
心とろかすようだ。

これほど官能的な音の快楽が他にあるだろうか?

こんな不謹慎で挑発的な問いが思わず頭に浮かんでしまうほど、
オーディオと私の感性がシンクロしたその時、
あの「内なる音楽」はついに聞こえてきたのだった。

069と対極的な音を出すCH precision D1と比べると
このBurmesterのプレーヤーには CH precisionほどのビビッドな激しさ、キレの良さはない。

リスニングルームにいっぱいに独特の磁界を創り出すようなCHの音も凄いのだが、
その音に何時までも浸っていたいと思わせる069の持つ無限大の心地よさは、さらに魅力的だった。

また069のサウンドは、腰の据わった高精度かつ優雅な再生が印象的な、
最新のアキュフェーズのプレーヤーDP-900+DC-901の場合よりも
CDの再生については、さらに滑らかで柔軟かつ高貴な音であるようだ。
069の演奏は、高精度なフォーカス感、低ジッター感が前面に出た
TAD D600のような印象でもない。

D600の真面目一筋・一途な音よりももっとほぐれて、
リラックスした069の音調が私は好きだ。

全体の印象こそちがえ、
このレベルに近い音が出たのはGOLDMUND Eidos Referenceに
相応のDACを組み合わせたとき以来ではなかろうか。

069のワンダーランドは現代最高のPCオーディオサウンドにとっても、
おそらく到れない、いや決して到ることはない世界であろう。

この音の源泉は
ベルトドライブメカ独特の音の滑らかさと
DACとの一体化にありそうだからである。

最近のデジタルオーディオの潮流に流される中で、
音の鮮度やクリアネス、利便性に囚われるあまり、
熟成された音の良さ、
醸し出されたものが持つゆとりの深さを忘れていたことを恥じる。

今回の試聴では
あらゆる音、あらゆるメロディ、
あらゆるリズム、そしてあらゆる沈黙さえ
069のカラーに染まり、069の様式美に変換され
リスナーの前に提示されていた。

最近、CH precision D1の試聴でもそれに近い支配力を感じたが、
069の支配力はさらに深く浸透する圧倒的なもので、
さすがに600万は伊達じゃない、
上には上が・・・と唸らせるものがある。
しかし、この値段は流石に・・・・・。

だが、
その対価を知っていても、まだまだ、諦めきれぬほどに、
麻薬的なサウンドでもあるのだ。


まとめ:

今回の私のレビューは、ただ単純に,自分の中で非常に稀有な体験をしたので、
どうしてもそれを語りたくなったので書いたに過ぎない。

このPCオーディオの時代、そして不景気の時代(下山の時代と言うらしいが)に
なんといってもこのプライスタグである。
本機のデモもごく少ない。

このプレーヤーは日本ではほとんど無視されている。
今の時代、このレビューを興味を持って読む人はごく少ないと思う。

しかし、自分の目指すオーディオの水準を
本当に高く保って行きたいと
心ひそかに思うなら、
時には、このBurmester 069 ほどのレベルの音に接し、
自分の音に対する慢心を強く諌めなければならぬ。

少なくとも私はそう思うだけだ。
とにかく、
オーディオとは
もっと深く、もっと広く、そしてもっと遠いものらしい。
我々が想像する以上に、だ。


レス一覧


どうもはじめましてMINTrと申します。

このCDPは私自身3度程聴いたことがありますが、 
やはり感動を覚え、いまだに頭に残っている音の1つです。

この感動を文章に出来る文才は流石ですね。。
(いつも拝見して思っておりましたが、、、)

やはり
購入を考えられるようなプライスではありませんが
このCDPはどうであれ一聴の価値はあると思いますし
上奉書屋さん同様オーディオについて
様々な思いが込み上げ考えさせられるような気がします。

誠に勝手ながら
お気に入りに登録させて頂きました。
byMINTr at2011-08-03 23:08

レスありがとうごさいます。
また拙文をお読みいただき感謝します。
おっしゃるとおり本当にいろいろとオーディオについて考えさせられるCDプレーヤーだと思います。
これに目を付ける方とはよほど鑑定眼がある方と思います。
これからも面白い話があったらぜひ教えてください。
よろしくおねがいいたします。
by上奉書屋 at2011-08-04 06:25

上奉書屋さん、こんにちは。

私は残念ながら聴いたことはありませんが、この記事を読むと
上奉書屋さんがこのCDPから離れがたい、可能ならばずっと聴いていたい・・という思いを感じます。

良い機器は沢山ありますが、こういうローレライ状態にしてくれる機器は少ないですよね。

私も機会があれば聴いてみたいですね〜
by小林二郎 at2011-08-04 13:11

小林二郎様、レスありがとうございます。
ご推察の通り、本当に素晴らしいプレーヤーでした。
機会を捉えてぜひともご試聴下さい。きっと何か感じるものが
あるはずです。
それではまた。
by上奉書屋 at2011-08-04 22:07

はじめましてRuriと申します。

先日ソナス/フトゥーラの試聴会で機器が全てBurmester、CDPが 069でした。
SPの試聴会ということで最初は069にはあまり関心なかったのですが、
出てくる音の「深み」が尋常ではないレベルだったのでSPの魅力だけではないな
とは感じていました。。。
技術レベルを超えて芸術的なCDPだと思います。
byRurimy at2011-08-04 23:59

Ruri様、お読みいただき、感謝します。このプレーヤーの
深みに魅了された方にお読みいただけて、書いて良かったと思います。そのうち、また別な話を書くかも知れませんので、
興味がおありでしたらどうぞ。
by上奉書屋 at2011-08-05 10:39


おひさしぶりです。上奉さん。
相変わらずの素晴らしい文章力で、思わず読み入ってしまいました。また精力的に他のオーディオ機器も試聴されているようで、その行動力には恐れ入ります。

自分は残念ながらブルメスター069という機種は聞いたことがないのですが、非常に魅力的なプレイヤーのようですね。

ウチにはTADのD600とCD12がありますし、価格が価格ですので購入には至らないと思いますが、機会があればぜひ聞いてみたい機種になりました。
他の製品レビューなど、今後も楽しみにしております。
by葉隠 at2011-08-27 09:01


今回もお読みいただき、ありがとうございます。このプレーヤーに
興味がおありでしたらぜひ聞いてみてください。
後悔はしないと思います。
by上奉書屋 at2011-08-27 17:18

https://community.phileweb.com/mypage/entry/1698/20110803/

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