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整流管は何が良いか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1059.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 6 月 15 日 10:52:06: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 真空管のメーカー選び 投稿者 中川隆 日時 2020 年 4 月 12 日 20:06:04)

整流管は何が良いか?


改めて「整流管」の大切さを力説しよう - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年06月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3814cf5fbe59a5c60816282d1c4c0606


つい先日のこと、過去記事ランキングで「レイセオンの整流管5Y3G」が上位に食い込んでいた。

書いた本人でも中身の方は綺麗サッパリ「忘却の彼方」だったが、再読してみると、真空管アンプにおいて「縁の下の力持ち」ともいえる「整流管」の大切さを謳った内容で現在でも通用しそうなので、以下のとおり再掲させてもらおう。

先日の試聴会でのこと、仲間が持参した整流管の活躍の残像がいまだに尾を引いている。

その時のことを再現してみると、

「Kさんが持参された整流管「STCの4・274A」と、我が家の「シルヴァニアの274B」の一騎打ちだ。ちなみに我が家の300Bアンプは整流管用のソケットが2種類(4ピンと5ピン)挿せるようになっていて便利がいい。

そして、結果は圧倒的にSTC(英国)の4・274Aに軍配が上がった。
「交流を直流に換えるだけの整流管なのになぜこんなにも音が変わるの?」と、驚くほどの変わりよう。その原因だが専門家から話を伺うと、整流管はアンプ全般の音質のSN比に多大の影響を及ぼすとのことで、音のクリヤさにおいてベールが1枚も2枚も剥がれたような気がした。
ある意味では整流管こそ真空管アンプの命かもしれない。あだやおろそかにできない存在である。」

というわけで、「柳の下の二匹目のどじょう」を狙って(笑)、今度は手元の「371Aプッシュプル」アンプの整流管を交換してみた。

   

このアンプの概要だが、真空管の構成は前段管が一次、二次とも「127」(ARCTURAS:ブルー管4本)、出力管が「371A」(カニンガム、ナス管4本)、そして整流管が「5Y3G」(メーカー不明のST管1本)。トランス類も非常に凝っていて、出力トランスが名門ピアレスだしインターステージトランスはパーマロイコアだ。

今どき「127」や「371A」などの型番を聞いても「?」という方がきっと多いに違いない。1940年前後に製造された球だから仕方がないが、音質的には近代管に求められない落ち着いた雰囲気があって、楽器や人の声がリアルに聴こえるところがたいへん気に入っている。

このアンプは以前、オークションで運よく落札したものを「北国の真空管博士」から全面改造していただいたものだが、「球からトランスまで、役者がそろっているので悪い音の出ようがありません。」とのお墨付きをいただいている。

ところが、実をいうとこのアンプにはちょっと不満があったのである。音の元気度はいいのだが透明感がいまいちで、ときどきこのアンプを引っ張り出しては聴くものの2〜3日もするとまたお引き取り願うというパターンの繰り返しだった。

音抜けのいいシングルンアンプと比べるとプッシュプルアンプの限界かなあと、半ば諦めていたのだが、今回の「整流管騒動」で「もしかしたら」と思い、これまで挿しこんでいた無銘ブランドの「5Y3G」からレイセオン(アメリカ)の「5Y3G」に取り換えてみた。

    

レイセオンといえば現在はミサイルなどの高度な武器製造メーカー(世界第1位)として知られる軍需産業だが、昔は真空管もつくっていた。しかもその性能たるやツクリも音質も当時から飛びぬけていて、とりわけ「4ピラー」というプレート部分が4本柱で支えられている真空管はいまだに古典管マニアの垂涎の的である。

アメリカ系の真空管アンプを使うときは「レイセオンを使えば間違いなし。」と言われるほどだが、後期ともなると単なる「名前貸し」が多くなるので用心している。

余談になるが兵器の話が出てきたので、先日のNさん(大分市)との会話を思い出した。
「アメリカの大統領からいつも兵器の購入を迫られて日本は莫大な支出を余儀なくされていますが、そんなことなら自国で何とか開発できないものですかね。自分の国は自分で守るというのが真の独立国でしょうに。」

するとNさん曰く「日本の知的レベルの象徴である東大が世界の大学ランキングで何位か知っていますか。どんなに日本が頑張ってもアメリカの兵器産業のレベルには未来永劫に追いつけるはずがありませんよ。」

「そうですか・・・。外交力は自国の軍事力を背景にしないと成り立ちませんから、日本はアメリカの言いなりになるしかないですね。淋しい限りです。」

閑話休題

話は戻って、このレイセオン球に差し替えてみると何とまあ、「この音は何だ!」と驚くほどの変わりよう!

音の力強さは相変わらずだが、鮮度と透明感がぐ〜んと向上して、シングルアンプとまったく遜色ない状態になったのだからたまらない(笑)。「原因は整流管にあったのか」と疑問が氷解したが、真空管アンプに及ぼす整流管の絶大な威力を改めて目の当たりにした。

しかも、どんなスピーカーとも相性が良くなったのが頼もしい。念のため、我が家を代表する「PP5/400シングル」、「WE300Bシングル」と比べても繊細さと品の良さには及ばないが骨太い音質には見るべきものがあって、総合力では肉迫するほどだ。

これらの出力管はお値段もさることながら、もはや手に入れるのが難しい希少管ばかりなのでどうしても「もったいない精神」が先に立ち、必然的にこの「71Aプッシュプル」の出番が多くなってしまいそうだ(笑)。

前段管の「127」や出力管の「371A」は当時一般家庭に普及していたラジオ用として大量生産されたものだし、アメリカが「世界大戦の戦場」にならなかったおかげも手伝って比較的安価な状態で残されているので大助かり。

ただし、レイセオンの「5Y3G」はスペアを持っていないので、何が何でもあと1本くらいは死に物狂いで手に入れなければならない(笑)。

以上のような内容だったが、補足しておくと、魅了されたSTCの整流管「4・274A」は清水の舞台から飛び降りる思いでようやく手に入れて、現在「WE300B」アンプに使っていますよ〜。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3814cf5fbe59a5c60816282d1c4c0606  

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コメント
1. 2020年8月18日 07:07:18 : wMNaZtQUxg : d3ZObTZIaS8yN1E=[6] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
生き返った真空管アンプ 2020年08月18日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/74da2954e87b2f7d35dd678d89d07286

以前のブログに搭載していた「レイセオンの整流管5Y3G」について、この記事をご覧になった「北国の真空管博士」からご連絡があった。

「実は私は5Y3Gのコレクターなんですよ。手元には長い年月をかけて収集した希少管がかなりありますが、やはりブランドとしてはレイセオンが最右翼だと思います。とても珍しいレイセオンの4ピラーの5Y3Gを2本持っています。10年かけて1本手に入るかどうかの確率でした。

あなたの記事の画像のレイセオンを拝見しますと、比較的近代のものですね。4ピラーは無理ですが、もっと時代が古くてより性能のいい5Y3Gを持っていますのでお譲りしてもいいですよ。」

古典管マニアの垂涎の的である「4ピラー」、しかも5Y3Gを2本も持っておられるなんてといささか驚いた。と同時にこれは願ってもないお話だが、希少な古典管ともなるとお値段が唯一のネックになる(笑)。

恐る恐る「お値段はいかほどでしょうか?」とお伺いすると「ハイ、あなたなら〇千円でいいですよ。」

ウワ〜、うれしい!

めでたく商談が成立して、二日後に到着した「5Y3G」がこれ。

    

左側が現用中の5Y3G、右側が今回ゲットしたもので袴の部分には「ZENITH」(ゼニス)と刻印が打ってある。

プリントではなくて刻印が打ってある球は古典管であることの証明みたいなものだが、これまでの経験で刻印球に駄作は1本もなかったので、まずはうれしい兆候だ。

博士によると、当時(1940年前後)のアメリカの業界は「RCA」が覇権を握ろうとしていた頃で、それに対抗しようとしていたのが「ゼニス」というラジオの組み立てメーカーで、自社では真空管を製造していないため、レイセオンから供給を受けていたとのこと。

したがって、「ゼニス=レイセオン」で間違いなし。

さあ、問題は音である。同じレイセオンでも今回の古典管(以下「古典管」)と比較的近代に属する球(「近代管」)とではどう違うのか。

ドキドキ、ワクワクしながら耳を傾けてみた。

すると、まず音量のレベルが違うのには驚いた。古典管の方が音量が大きて、プリアンプのボリュームを一目盛り落としてようやく釣り合ったほどだった。それに明らかに情報量も多い!

さっそく博士にご注進。「おそらく新品に近いものだからでしょうか、随分と整流能力が高いみたいですね。音量と情報量がかなり違うみたいです。」

「ハイ、何といっても大きな違いはプレートのサイズですね。近代管と比べると古典管の方が一回り大きいはずです。需要が多くなればなるほど真空管メーカーは手抜きをしますから初期バージョンにはどうしても及びません。それに音質もさることながら、しっかりしたツクリなので寿命の方も随分伸びると思いますよ。」

このところめっきり出番が少なくなった「171Aプッシュプルアンプ」だが、出力トランスは「ピアレス」だし、インターステージトランスは「パーマロイコア」だし、素性は申し分なし。こうして選択肢が増えることはまことにありがたい限り。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/74da2954e87b2f7d35dd678d89d07286

2. 2020年12月14日 09:15:31 : Hro5tul77Q : bVR0Tmx4ZzM1L1k=[13] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
オークション情報〜高騰する整流管〜 2020年12月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2433b7c844322e0ce39a71ea4d034003


✰ STCの整流管「4274A」

つい先日(9日=落札日)、出品されていたSTC(英国)の「4274A」(整流管)がこれ。

オークションの解説にはこうあった。

「とあるマニアからの放出品。元のオーナーは、かなり以前に専門店で購入、その後、暗所保管されていたものとなります。
すでに亡くなっているので、入手経路や使用履歴等は不明。見たところ焼けや変色はほとんどありません。ゲッターも十分残っているので、まだまだお使いいただけると思います。なお、音出しは未確認です。」

これも遺品ですね。もっとも、愛好家がこんな凄い代物を目の黒いうちに放出するはずがない(笑)。

ちなみに、我が家でも同じ型番の「4274A」(STC)を使っているが、WE300Bアンプがこの球を使うことによって一段と品が良く潤いが出てきて透明感に溢れた音に変身したことを痛感している。

同じようにオークションを利用して2年ほど前に手に入れたのだが、その時はたしか「8万円」ぐらいだったとおもう。高額の真空管を購入するときは必ず古典管の「泰山北斗=北国の真空管博士」に相談することにしているが、

「画像で見る限り程度がいいようです。そのお値段ならお買い得だと思いますよ」とのコメントが強力な後押しになって落札したのだが、いまもって健在で大活躍中。もし同じくらいの値段だったら、もう1本予備に欲しいと思うのは当然だろう。

スタート価格が安かったので、毎日パソコンを開くたびにおさおさチェックを怠らなかったが、落札日が近づくにつれみるみる入札価格が高騰した。

こりゃアカンと途中で匙を投げたが結局、落札価格は「27万3千円」なり!

エ〜ッ、「整流管」にそんな値段が付いていいのかと驚いた。さっそく、前述の博士にご注進。

「ああ、STCの赤字付きの4274Aは初期タイプですね。高くなるのは当然ですが27万円とはちょっと想像できませんね。あなたは実にいいときに購入されましたよ」。

ふと、ずっと以前に「整流管」についてコメントしたブログを思い出したので関係部分を抜粋して終わりとしよう。

「40年以上に亘って真空管アンプを愛用しているが、一番の楽しみは何といってもいろんな役割を持つ真空管を手軽に挿し換えながら音の変化を楽しめることにある。

たとえば通常のアンプの真空管の構成は電流の流れに沿っていくと整流管、初段管(ドライバー管)、(インターステージトランス)、出力管といった順番になる。

まあ、この中で最後尾に位置する出力管を殿様とすると、他の真空管はすべてその引き立て役にあたる。いわば主君と家来という主従の関係のようなものだが、中には主君と相性が悪くてご機嫌を損じるあまり切腹を命じられることもあるのでご用心(笑)。

そういう中で整流管については縁の下の力持ち的な存在で日頃なかなか陽が当たらないもののユメユメおろそかに出来ない真空管である。

整流管の役割については今さらの話だが「家庭で使っている交流電流を直流に換える」役目を担っているが、アンプ全体が醸し出す「透明感」や「SN比」を根源的に支配するので絶対に手を抜けない球である。

原則としてはアンプの回路や出力管の規格に対応したものを使うのが無難だが、数字的にかなりの幅があっていろんな型番のものを冒険できるのが非常に面白い。

お値段の方もピンからキリまであっていろんな球が発売されている。たとえば最高峰とされる「WE274B」ともなるとオークション相場は程度にもよるが15万円(1本)ほどになり、そこそこの真空管アンプが1台買えるほどのお値段がするかと思えば、中には整流管の役割を軽んじるというか疎い方がたまにいたりして格安で出品したりするのでそういうときこそ狙い目である。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2433b7c844322e0ce39a71ea4d034003

3. 中川隆[-5804] koaQ7Jey 2021年4月12日 09:37:54 : F28bjgJ4Vg : aHFqN2tuN21FdDY=[14] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
トライ&エラー〜アンプ編〜 2021年04月12日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/22e403df0cac00d257110e21a187056b


AXIOM80(復刻版)とオリジナル版との差を縮めるために「トライ&エラー」を繰り返しているが、「スピーカー編」は一応目途がついたので次はアンプ編といこう。

1 プリアンプ

手持ちの3台のうち先日のFさん(福岡)に聴いていただいたのは「JADIS」(フランス)のプリアンプで、これも悪くはなかったけど気分転換のために「安井式」に変更。

これは「12AU7」を4本使ったプリアンプだが、銘柄次第でガラリと音が変わるのでテストのし甲斐がある。

初段の2本を東芝、ナショナル、シーメンス、RCA、ムラードと次々に代えて試聴したが、ひときわスッキリ爽やかで清澄感が冴えわたっていたのはRCA(赤文字付)だったので、これで決まり〜。

2 PX25シングルアンプの登場

我が家のアンプ群の中でWE300Bアンプに次いで期待しているのがこのPX25アンプ。

「インターステージトランスが入っていると、とりわけ前段管で音が変わりますよ」とは、有識者(北国の真空管博士)の弁だが、このアンプを何とか「WE300B」並みのレベルに近づけたいというのが積年の思いである。

そもそもPX25はイギリス産の球なので「AXIOM80」には同じお国柄としてマッチしているはずとの思いが消えることはない。

そこでだが、自分に弄れるところは前段管と整流管の選択ぐらいなので、これまでそれこそいろんな球を「トライ&エラー」してみた。

まず、アンプのSN比と透明感を左右する「整流管」(交流を直流に換える球)については、「WE422A」(1958年製)で役不足は無かろう。

問題は前段管の選択である。

たまたま、このアンプはソケットの差込口を2種類、増幅率(μ=ミュー)の違いを3段階の切り替えスイッチで調整できるようにしてもらっている。

上段、左から「MHL4」(オスラム)「AC/HL」(英国マツダ)「GSX−112」

下段、左から「LS7」(GEC)、以下STC群の「3A/109B」「3A/107B」「3A/110B」の3タイプ

これまで、これらの7ペアをコツコツと収集し折にふれ試してきた。

はたしてそのバカさ加減を嘲笑されるのか、それとも執念深い熱心さに感心してもらえるのか、読者のご判断にお任せしよう(笑)。

今回の対象は小振りの箱に容れた「AXIOM80」なのですっかり様相が変わった。じっくりと時間をかけてこれらの7ペアを「ためつすがめつ」試聴してみた。

真空管アンプはこういう「球を差し換えて音の変化を楽しむ」ことが簡単にできるところが良い、これだから真空管アンプは止められない(笑)。

その結果、これまで見向きもしなかった「MHL4」と「AC/HL」が急浮上したのには驚いた。

何しろ「μ」が前者は20前後、後者は30前後とこれらの中で大きい方なので元気が良くて溌溂とした音が出るのが特徴。

その点、STCなどは聴き疲れがしないし、品のいい音は出るんだけど「μ」が小さいだけにあまりにも控えめ過ぎて、もう少し野性味が欲しい気がした。

ただし、これも周辺環境次第でアンプ内蔵の「インターステージトランス」(UTC:Aー19)の容量が増えれば大いに挽回のチャンスがある。

いずれにしても、お値段が3倍ほど違うし部品も回路も凝りに凝っている「300B」アンプと比べるのは、はなから酷だがどうにか聴ける状態に到達した。


これらの2つの「秘策」を講じて「F」さんの再度のご来訪を迎える準備が整ったことになる。

Fさん、前回に懲りずにいつでもどうぞ〜(笑)。

最後に、今回のスピーカーとアンプの「トライ&エラー」を通じて痛切に感じたことは、やっぱりオーディオはいろいろ理屈をこね繰り回すよりも、そんな時間があったら即行動に移す、つまり「やってみなくちゃ分からん!」に尽きますね〜(笑)。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/22e403df0cac00d257110e21a187056b

4. 2021年8月19日 18:00:26 : Jm8CVpY6ro : WTZTb21hdUMvdEE=[46] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
オーディオの「まさか」にご用心 2021年08月19日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f821a9dd681a3d64047dc38ab0faa575


我が家の真空管アンプ群のうちで性能的、お値段的、そしてブランド的にもっとも信頼できる存在の「WE300Bシングル」アンプ。

このところ新鮮な「ミニチュア管アンプ」に押されっぱなしだったが、久しぶりに電気を通しておこうとスイッチを入れたところ何と音が出てこない!

あれっ、おかしいなあ・・・。

前段管と出力管の点灯具合、そしてケーブル類の接触不良を疑ったがすべて異常なし。

首を傾げる中、ようやく最後になって「整流管」が点灯していないことに気が付いた。

ブランドは「STCの4274A」で3年ほど前にオークションで手に入れたものだ。

「STCブランド」(英国)は音もいいけれど、もともと出自が通信管なので簡単に故障しないことでも有名である。

「たまには球を入れ換えて違った音を楽しみたいのだが故障しないので困る」とまで、こぼされるほどのブランドである。

我が家でもSTCブランドが故障したのは初めてで、まったく信じられない思いである。

まさか・・。

さっそく「北国の真空管博士」にご意見を伺ったところ「ピンのハンダ付け不良かもしれませんね。そのうち送ってください」

「ハイ、分かりました。当面その代わりにどういう整流管を挿したらいいんでしょう」

ずっと以前にこのアンプを全面改造していただいた博士なので回路は隅から隅まで熟知されている。

「電源トランスの端子に合わせてヒーターが5ボルト、電流が2アンペアタイプの整流管を使ってください。たとえば、274B、83V、5R4GY、GZ32といったところでしょうか」

これらの比較的ポピュラーな球となると我が家の守備範囲である(笑)。

有名なウェスタン製ではないけれど「274B」が2本、「5R4GY」、「83V」「GZ32」が各1本づつの計5本。

それぞれピンの形態が違うが、幸いこのアンプは2種類のピンの挿し代えが可能になっている。

まず「274B」(シルヴァニア)を挿し込んで試聴したところ音が見違えるほど鮮明になって中高音域のあでやかさがひときわ響き渡った。

なるほど、このところこのアンプがイマイチとの印象を持っていたのだが整流管のヘタリだったかもしれないとの思いが脳裡をよぎった、と同時に
そのせいで「ミニチュア管」風情が「跳梁跋扈」する余地があったのかもしれないなあ(笑)。

ただし、「AXIOM80」に繊細かつ本来の「ふっくらとした柔らかい響き」を求めるとなると「WE300Bアンプ」はパワーがあり過ぎて相性がイマイチの感がありますね。我が家では・・。

最後に、整流管の役割は「交流を直流に換えて豊かな電流を供給する」という、いわば縁の下の力持ち的な存在だが、一番消耗が激しい球でもあるようでときどき状態をチェックする必要がありますよ。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f821a9dd681a3d64047dc38ab0faa575

5. 2021年8月25日 15:12:00 : l9pnz3Ue8I : bGdBazRYLll0Si4=[35] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
怪我の功名 2021年08月24日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9f983ad81820aebcc2b05b36662bdce6

ご存知の方も多いと思うが「怪我の功名」という言葉がある。

広辞苑によると「過失が思いがけなくも良い結果を生むこと。また、何気なしにやったことが偶然に好結果を生むこと」とある。

あまりにも「変数」(部屋の広さ、様々な機種、箱の大きさ・・)が多いことから必ずしも理論と現象が一致しないケースがたびたび起きるオーディオのことだから全国至るところで「怪我の功名」が起こっていると言っても過言ではあるまい。

つい最近起こった我が家での「怪我の功名」を記してみよう。

このところ出番が少なくなった「WE300シングル」アンプの整流管「4274A」(英国STC)が故障したのは先日のブログに記載したとおり。

当然、代わりとなる整流管を探さねばならないが選択肢がいろいろあった。

274B(2本)、5R4GY、GZ32、そして83V(刻印)

一番図体が大きいのが「274B」なのでアンプの図体に呼応して挿し込んだわけだが、気になったのが比較的小ぶりの「83V」(下段右端:RCA)で、どうも手に入れたときの経緯が思い出せないし、素性も定かではない。

こういうときは「北国の真空管博士」の出番だ。

すると「貴方が所有している2台の71系アンプにも使えますよ。80型整流管に比べて5割増しほど元気のいい音が出るはずです」

それではさっそくというわけで、挿し込んでいる「80」を外して「83V」を挿し込んでワクワクしながら耳を傾けた。

前段管が左端の「A411」(バリウム昇華型フィラメント:独ヴァルボ)、真ん中の出力管は「171」(トリタンフィラメント)、そして整流管は右端の「83V」、出力の方はせいぜい1ワットぐらいだろう。

スピーカーは「AXIOM80」(復刻版:フルレンジ)にサブウーファーとして100ヘルツ以下を「D123」(口径30センチ:JBL)で補強。

すると信じられないような艶と輝きのある音が出てきた。

え〜っ、整流管だけでこんなに音が変わるの!!

このアンプはこれまで全体的に音にやや元気が足りなくて能率の高いJBL「075」ツィーターなどへの出番が限られていたのだが、これなら他のアンプと十分伍していけると思わせるほどの健闘ぶり。

さっそく博士にご注進。

「そうでしょう!ただし刻印付きの83Vじゃないと駄目ですよ〜。人気があって今や品薄状態です。」

結局「宝の持ち腐れ」状態だったのが悔しいが、とにかく気が付いて良かった。「4274A」が故障しないとこういう展開にはならなかったので、「怪我の功名」とはこのことだ。

それはさておき、我が家ではこのところ「ミチュア管アンプ」を含めてこの「171アンプ」などの小出力アンプの出番がどんどん増えていく。

主として古典系のスピーカーを使っていると「オーバー・パワー」の弊害がやたらに気になるようになったからである。

「AXIOM80」が製作された当時のテスト用アンプは小出力の「45」と聞いたことがあるので「むべなるかな」。

これから新たな視点で我が家のアンプ群をどう編成していくか、悩みは深くて尽きない(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9f983ad81820aebcc2b05b36662bdce6

6. 2022年2月04日 04:27:48 : JKSPu7iMHo : eDYxc1lad1o1NEk=[22] 報告
5U4G 整流菅 聴き比べ | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12720709012.html
7. 中川隆[-12826] koaQ7Jey 2023年1月05日 05:47:32 : 3gBsuWQ1d2 : OEFWN1dZTDVCYzI=[2] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
「常識外れ」が我が家の流儀
2023年01月05日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/984cc65d91805250ebfa07cb7308d35e

昨年末のブログ「悪夢の伏線」(2022・12・29)で述べたように、「非力な真空管アンプでは無理だ!」と、とうとう匙を投げたスピーカー「PL−100」(英国:モニターオーディオ)。

そこで翌30日からは「口直し」のつもりでオーソドックスなシステムで試聴した。

ところが・・。

どんなシステムでも4日もするとアラが目立ってくるのが我が家の悲しい現実だ(笑)。

「やっぱり大きな箱はええなあ!」と、思ったのも束の間で、その反面どうしても「音像フォーカス」の甘さが気になってくる。

「無いものねだり」だろうが、もう少し引き締まった「シャープな音像」が欲しいんだよなあ〜。

となると、やっぱり小型スピーカーの出番となり、いったん放り投げた「PL−100」の再登場。

そう、粘っこくて簡単に諦めないのが我が家の流儀です(笑)。

もしかして、「WE300Bアンプ」のパワー不足だったのは「整流管」のヘタリが原因だったのではなかろうかと疑問の眼(まなこ)を向けて再チャレンジ。

周知のとおり、整流管は「縁の下の力持ち」的存在で「交流を直流に代えてアンプに新鮮な電流を流す」役目を担っている。

左がこれまで使っていた「GZ32」だが、これを同等の新品「CV593」に代えて聴いてみたところあっと驚いた。

パワー不足を感じないのである!

北国の真空管博士によると「整流管ははっきりいって消耗品です。劣化すると前段管や出力管に必要なプレート電流を供給できなくなり、伸び伸びとした艶やかな音質が失われてきます。常用しているのであれば、せいぜい2年くらいで代えた方がいいでしょう」

「GZ32」は常用ではなかったがもう3年あまりになるかなあ、まだ使えるのでもったいない気もするが・・、そうだ、能率の高いスピーカーのときに使うことにしよう。

というわけで「PL−100」が見事に息を吹き返したわけだが、なぜこのSPにしつこく未練を持つかといえば、実はこのスピーカーが一番「正しい音」ではなかろうかという気がするからで、もちろん好き嫌いは別ですよ〜。

言い換えると、SPの「箱」の功罪を考えさせてくれるスピーカーともいえる。

そして、設置場所もいろいろ試してみたところ「常識外れ」の場所を見つけた。

この「PL−100」の後ろ側には背圧を逃がすために口径10cmほどの穴が空いているが、この背圧を「ウェストミンスター」と「壁」の間の狭い隙間に流し込もうという作戦である。

おそらく低音域がかなり豊かになるんじゃないかな・・、そして予想通りの結果に〜。

これだと、左右のスピーカーの間隔が6mほどになって、まったくセオリー無視だが、「長時間聴いても疲れない音」「スピーカーの存在を意識させない音」という点では、これがベストである。

そして、そのうち、ほかのスピーカーにも応用が利きそうだなあという思いがしてきた・・。

新春早々から思いがけない収穫で、今年は飛びっきり運が良さそうだ〜(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/984cc65d91805250ebfa07cb7308d35e

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