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神戸元町 ジャズ喫茶 jamjam _ UREI 813BX
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/417.html
投稿者 富山誠 日時 2013 年 1 月 27 日 14:02:39: .ZiyFiDl12hyQ
 

(回答先: jazz オーディオ 魔境の旅  投稿者 富山誠 日時 2013 年 1 月 23 日 12:20:25)

HELSINKI SOUL "JAZZ ANOTHER SIDE" Live at jamjam ヘルシンキソウル
http://www.youtube.com/watch?v=EnDH8hVcrKk

ジャムジャム (coffee bar jam jam)
http://jamjam.tonosama.jp/
http://twilog.org/jam_jam_kobe
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28000638/


神戸市中央区元町1-7-2 ニューもとビル地下1FAccessJR

TEL078-331-0876


営業時間 12:00〜23:00

日曜営業
定休日 不定休(GW・年末年始・盆時期は営業)


再生装置 2003/04/20

パワ-アンプ・・・マッキントッシュMC2000
コントロ-ル・・・マッキントッシュC27、LUX-CL35V
プレイヤ-・・・・ト-レンスD521
カ-トリッジ・・・シュア-V15V
スピ-カ-・・・・UREI-813BX

MC2000は世界中で400台の限定モデルです。KT88を8本使っています。
このアンプの底力は凄い!の一言です。

今現在コントロ-ルにLUXを使っていますが、これも一昔までのJAZZ喫茶ではよくお目にかかったものです。

jamjamではUREI,MC2000とのマッチング(バランス)を考慮し、ちょっと手を加えています。(本当によく鳴っていますよ)

おとなしそうに見えて、結構JAZZの魂を伝えてくれます。
カウントベ-シ-の凄さ、楽しさを是非体中で感じてください。

レコ-ドによって、録音の良し悪しがありますが、悪いもの(但し、演奏内容が良い)も出来るだけ生々しく表現できるようにと、頑張っています。

音の良いものだけしかかけない---というような店ではありませんので、どんどんリクエストをください
http://adm.eva.to/jamjam/tu/diary.cgi?mode=thing&page=60&kiji=18


アクセス
JR元町駅より海側に降り、徒歩2〜3分
旧居留地・大丸前駅から112m


地図
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28000638/dtlmap/
http://map.mapple.net/map/map.aspx?q=_sid-G028011724


南京町そばにあるJazz喫茶Jam Jamにも行きました。Jam Jamも久しぶりだな。

ここは雑居ビルのB1Fにあり、私が知る中では全国3本の指に入る大きなJazz喫茶です。感覚的に茶房Voiceの5倍以上大きい。50坪くらいあるんじゃないかなぁ。冗談抜きでトイレですら四畳半くらいの大きさです。

薄暗い店内は短辺にウーレイ813BXが置かれ、あとは椅子やらソファやらカウンターやらが余裕を持って並べられています。(そんな人はいませんが)ソファに横になりながらでも聴けるんじゃないかくらい。

ブレンド500円とホットドック350円を注文。わたしここのホットドックが意外に好きでして、ホットドック食べるか、南京町で肉まん食べるかちょっと悩んだものです。

店が大きいから音量も大きくて、ここもVoiceと好対照。共通しているのはアナログが流れていることかな。
ほんとにこういう店がうちの地元にないものか・・・・。
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/201101150000/?scid=we_blg_tw01


menu

Hot
ブレンドコーヒー¥500
ウインナコ−ヒ−¥600
エスプレッソ¥500
カプチ−ノ¥600
カフェ・ラテ¥600
フレ−バ−・ラテ¥650 (バニラ・キャラメル・アーモンド)
ココア¥600
紅茶(セイロン)¥600
ア−ルグレイ¥600
ハーブティー¥600 (アプリコット、ジャスミン)

Ice
アイスコ−ヒ−¥600
コ−ヒ−フロ−ト¥700
カフェラテ・フレッド¥600
カフェラテ・フレッド・フレ−バ−¥650
(バニラ・キャラメル・アーモンド)
アイス・ア−ルグレイ¥600
オーガニックオレンジジュース¥600
ジュースフロート¥700
メロンソーダ¥600
ソ−ダフロ−ト¥700

Dessert
バニラアイスクリ−ム¥600
アフォガ−ド・アル・カフェ¥700
シフォンケ−キ¥400
*ケーキは飲み物とセットでご注文下さい

Food
ピザト−スト¥600
シナモント−スト¥500
ト−スト¥400
おつまみ¥400

Alcohol
ビ−ル・ウイスキ−¥600
モスコミュール¥700
ジントニック¥700
http://jamjam.tonosama.jp/menu.html


シフォンケーキと飲み物をオーダーすると、シフォンケーキが\100円割引になります。ケーキセットとしてもどうぞ。

ウィンナーコーヒー(\600)
JamJamでぜひオーダーしたい一品がファンの中でも定評のあるウィンナーコーヒー。手動のエスプレッソ・マシーンによる挽きたて豆は、絶妙な力加減が腕の見せどころ。この挽きたてが、オーダー後にドリップされて香り深いコーヒーになる。香りや鮮度が違うのも頷けるわけですね。また、「あくまでサポート役」というクリームですが、これがまた美味しいんです。まさに隙なし!の一品です。


ベーシックシフォンケーキ(単品\500)
これはもう、スタッフさんの研究の賜物といえます。そのこだわりの一つ目は、黄身の美しさを最大に引き出すために、試行錯誤の末に選ばれた良質の卵「輝」。そして、ベーキングパウダー不使用により、口の中にパサパサ感を残させないまろやかさ。定番化しているベーシック・オレンジ・ココアの3種に加え、葡萄・紅茶のシフォンのお披露目が待ち遠しい。

JamJam流ウィンナーコーヒーの美味しい飲み方を伝授します。

1)たっぷりのせられたクリームはそのままに、そぅっと口に運ぶ。
2)表面上のクリームがある程度なくなったら、ここでかき混ぜないのがポイント。
  *コーヒーの旨みを損なわないため
3)ブラウンシュガーがゆっくり溶け出して、飲み終わる頃にはカップの底はキレイなもの。
ゆっくり楽しんで・・ごちそうさまでした!
http://www.equiv.net/_11_mt/mt008.html

2007.11.07
JR元町からもほんの数分、おいしそうなパン屋さんがあったり、おいしそうな肉まんの店があったり…。おお、この餃子のお店は移転したんだなあ…なんて思いながら海側に歩く。
ジャズとは無関係な誘惑も多いこの辺り。どことなくエキゾチックな匂いのする街角を西に折れたら、すぐに見つかるのがジャズ喫茶「ジャムジャム」だ。

「ジャズ喫茶ってこんな感じだよね」っていうイメージが確かにあって。

1.薄暗くて、
2.なんか古っぽくて、
3.難しい顔をしたマスターがいて、
4.馴染みらしい(つまりはマニアっぽい)客が
5.いかにもウンチクを語りたそうな様子で
6.むつかしい顔をして音楽を聴いている…。

こんなイメージってありません?

ありますよね、事実、70年代くらいには、そんなふうなのこそが「正しいジャズ喫茶」だったわけで、そのとおりのお店もいまだにたくさんあるみたい。

幸い、この「ジャズ探訪記」ではそういうムツカシい所には出会ってないんだけど…今回お邪魔する「ジャムジャム」は、いったいどんなお店だろう?

ヘアサロンやレストランのサインも見えるビルの地下、エレベーターを降りると、もうそこがエントランス…、あれ、なんだこれ。

壁には映画のポスターが並んでいる。「死刑台のエレベーター」とかならナルホドだけど、これはジャズとは無関係だし、しかも新しい、地味ながら評価の高い佳品のものだ。公開前の作品まである。

「薬指の標本」、「やさしい嘘」…、映画好きなら、もうここで「あ、ナルホド」って思うはず。僕は映画には疎いけれど(あ、ジャズにも詳しくないんですけどね、スミマセン・笑)、もうここですでに、お店のセンスがわかっちゃう気がしますね。突き当たりの、ペパーミントグリーンに塗られたドアの向こうがいよいよ「ジャムジャム」だ。

お、さすがに大音量のジャズが聴こえる。でも、なんか違うぞ。

すぐに目にとまるのは長いカウンター。並んだボトルもコーヒーカップもいかにも清げで気持ちいい。観葉植物が目にも爽やかにレイアウトされていて、さらに座り心地の良さそうなソファが並んでいる。

棚に溢れんばかりのレコードは当然としても、2台ならんだターンテーブルは何だろう?えー、ジャズ喫茶というより、クラブとかカフェの雰囲気なんじゃない?

思い込みのイメージと実際のお店とのギャップに悩んでいると、そこに颯爽とあらわれたのがオーナーの池之上義人さん。シャツをはおった姿がいかにもこなれたアメリカン・カジュアル、実にオシャレです。お聞きすると、なんと御歳○○歳!じゃあ、あそこのスタッフの女の子となら親子でもおかしくないですねえ…って、え、本当に親子なんですか!

ずっと前からお店を手伝っているというオーナーのお嬢さんは、なんとまだ高校二年生なのだとか。こんなに早くからジャズの英才教育(?)を受けているとは末恐ろしい。いや違う、なんとも頼もしい。そしてその若さも、すんなりここの雰囲気になじんでいる。いや逆に、それくらい新しい、UP TO DATEなお店だということだろうなあ。

ジャズがかかってるのは当然だけど、不定期にライブやイベントも行われるそうだ。中でもおもしろそうなのが、月に一回くらいの割で行われる詩の朗読で、即興の詩あり、持ち込みの詩あり。お客さんがそれぞれに朗読をするんだそうだ。それに合わせて音を選んでDJをするのも池之上さんご自身(あ、2台のターンテーブルはそのためだったんですね)なんだそうだ。

「いや、まったく商売がヘタで…」

と苦笑する池之上さんだけど、「ジャムジャム」ももう延べ20年の歴史を持つ。震災後のブランクも、

「ちゃんと音を出せる場所が見つからなくて」

という理由だったらしい。


「古いジャズの良さはもちろん、新しいジャズの良さも提供できる店でありたいんです。そうやっていつでもお客さんをビックリさせたいですね(笑)」

今までのジャズ喫茶にこだわることなく、常に新しいスタイルを常に模索しているというこのお店。きっといつ来ても、その度に新しい発見があることだろう。
その自由さと柔軟さは、ジャズの魅力そのものなのかもしれない。
http://kobejazz.jp/jazz_report/vol18.html


「そこ」にあるjazzで癒す時間

ショッピングや通勤で賑わう街の、小さなビルの地下で今日も流れるjazz。JAZZ喫茶としてもあり方はいろいろ。こちらJamJamではレコードから出る音を体全体で聴くことができる。そしてそんなJamJamのオーナーはこう考える。

「何年経っても変わらないJAZZ喫茶。都会の中にあってもう一つの閉ざされた空間であり続ける。」

レコード盤という情報ソフト、その中に込められたプレイヤー達の情熱をオーディオというハードで少しでも伝えたいという。そんなマスターの情熱のこもったお店で暖かいコーヒーとJAZZを聞いていると日常の煩雑さから離れ、間違いなく至高のひと時を味わうことができる。街の中に居ながらにして、静かにジャズに耳を傾ける贅沢を楽しみたい人はぜひ立ち寄ってみて欲しい。

店長からの一言
たまにはJAZZを体中で聴いて下さい。スッキリするよ。


鹿間さん(05.05.30)
地下に広がる異次元空間。JAMJAM JAZZ WORLD コルトレーンがいる!

マイルスがそつけない横顔でペツトを片手に左足でリズムを取っている!

ここには往年のミユージシャンが日替わりで演奏にやつてくる。マスターの一郎さんの魅力にひきつけられて・・今日は誰に会えるのかな?・・
http://www.equiv.net/_11_mt/mt008.html

1995(平成7)年1月17日の阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)から早14年。

三宮や元町を歩いていても表面上は、その傷あとが(あまり)感じられない。

かつて存在していた「木馬」も“木馬's Tavern”として復活しているし、ここ“jamjam”も営業しているし、“KOBE JAZZ street”も毎年恒例になっているし、ライブハウスも三宮を中心に何軒も存在し、もともとjazzが盛んな港町の面影が、その気になれば感じられるすてきな街として、復興した。

大丸神戸店から元町商店街のアーケードに入ったちょっと裏手の地下一階。

←絶滅したはずの文字「ジャズ喫茶」を掲げている!

この「ちょっと裏手の地下」という立地が「わかる人だけ、来てね。」というメッセージになっていて、ソソラレルのだ。

地下への階段も初めての人には、

「えっ、ここって大丈夫(アブナイ店じゃないの)?」と思わせるし、2回目以降の人は、こんな案内表記もにこにこしながら、通過するだろう。

 ←アルバイトの女の子の手書きですね、これは。

ドアを開ける。
(ドアの下には通気のためだろうか、ドアストッパーがついている)

 ←やはりアジトである。

すると、そこでは右側から大音量の洗礼を受けることになる。


機材。

(プレーヤー・トーレンスTD521+SME3012PRO、SURE V15V/W)
(プリ・トロアード3C33、C27、LUX C35M)
(パワー・マッキントッシュC2255)
(スピーカー・ウーレイ813BX)
〜季刊ジャズ批評別冊「ジャズ日本列島95年版」より


右側の席は椅子がほとんどスピーカーを向けて配置されており、往年のジャズ喫茶そのもの。

当然! 「会話厳禁」

ただ、椅子の快適さは平成の時代のもので、今風である。

例えるならば、ボールがグローブに包み込まれるような感じで、疲れた身体を抱擁してくれる、そんな暖かさなのだ。

一度この椅子に腰掛けると、精気を吸い取られるように「ぐたぁ〜」としてしまう。
と同時に、スピーカーから大音量のほとばしり出る音の洪水と音の粒子(!?)を全身に浴びることになる。

すると10分も経つと音の粒子によって、身体の新陳代謝が良くなり、再び元気がわいてくる(私の場合。症状には個人差があります)。

そんなタイムスリップを体験できるスペースなのである。

 ←雑居ビルの地下1階は、配管剥き出しのアングラ空間。

左手のスペースは会話OKのテーブル席が配置されていて、こちらはちょっと大きめの声で(もしくはお互いに耳元で囁きながら)談笑している。

ここで是非とも行ってほしいのがトイレ。

無駄に広いその空間(ドアの内側)は、もし自分が便座に腰掛けていたときノックされても、遙か遠くにドアがあるために、反応することができない(声を出せばいいけど、恥ずかしい。鍵がかかっていれば「使用中」ってわかってほしいぞ!)

いつ行っても私より上の世代が過半を占める、そんな客層ですが、がむばってほしいお店です。
http://www.geocities.jp/sjtsunoda/jazzshop/jamjam/jamjam.html


JAZZ喫茶 jamjam に行ってきました。 2012年03月28日

場所は、中華街のある元町駅(兵庫県)。
横浜にも元町中華街駅というのがあるので、混同してしまいそうです。
中華街に入る一歩手前の路地に、JAZZ喫茶「jamjam」はありました。

お昼からやっているので、気軽に行きやすいと思います。
(ちなみに、私は日曜の2:00頃に行きました)

JAZZ喫茶は、地下一階にあります。
ちょっと薄暗い感じですが、勇気を出して突き進みますw

店内は縦に長く、その短辺にスピーカーが設置してありました。
(写真奥がアンプ、スピーカー。レコードプレーヤーは、カウンター席にありました)

リスニング席と、雑談席に分かれていて、JAZZをガッツリ聴きたい人は前者の席に座ります。写真はリスニング席からです。

休日の午後だったので、店内には常時3〜5人前後の人がおり、皆音楽に耳を傾けたり、本を読んだりとリラックスしている様子でした。

スピーカーは、UREI(ウーレイ)製のちょっと珍しい大型SPでした。
(暗くてよく見えませんでしたが、多分これ↑)

広々とした店内に、大音量(生演奏よりやや小さい?)でJAZZが響き渡っていました。

UREIのスピーカーは、適切に駆動されているようで、 弾ける低音、そして適度な張り出しをもった中高音が絶妙でした。 低音が「どぉぅッ」と鳴らずに「ボン、ダン」と鳴るのは、JAZZ再生にとって最高のご馳走ですね! JAZZに詳しくない私でも、気分がノリノリになる再生音でした。

スピーカーの構造上ツイーターの位置が低いので、前の席に人が座ると、やや高域がロールオフする感じはありました。

音楽鑑賞には問題ないレベルなので、リラックスして聞く分にはあえてツイーターが隠れるような席を探すのも良いでしょう。

このJAZZ喫茶は、若いご夫婦で経営されているようで、 トーストとドリンクを頂きましたが、なかなか美味でした。

元町駅(兵庫)から、徒歩3分程度なので、 近くの方はぜひ寄ってみてください!
http://blog.goo.ne.jp/4g1g4g0/e/f515b20663ad388fcaf8b915ab269cf0

久しぶりに、ジャズ喫茶のjamjamに行ってきました。
キース・ジャレットのライブが、神戸でありまして。そのついでに、寄りました。

暗くて良く見えませんが、ウーレイの813BXが鎮座しています。
これがまた、JBLユニットのホーン付きのアレで、濃い音なんですわ。

オーディオの音、ジャズ喫茶の音、ヴィンテージスピーカーの音、レコードの音。
まずは、ここへ寄ってみると良いです。
普通の生活を送っている人であれば、かなりの衝撃を受けるはずです。


おしゃべり厳禁席があったり、スピーカーの真ん前にリスニング席があったり。
まぁ、古代系の、由緒正しき、ジャズを聴く店です。

その割に、おしゃべりコーナーもあって、頑固一徹でもなく、多少の柔軟性をアレしています。

コーヒーも濃いです。
なかなかの、黒人フレーヴァーです。


でかい音で、濃い音で、真剣にレコードを聴ける、なかなか貴重な店です。
三宮や、元町に行ったら、是非jamjamへ。
此処で聴く、ウエインショーターや、トニーウイリアムスは、本当に最高です。
http://kikijazz.exblog.jp/14753154/

リッキーの父さんの口コミ 50代前半・男性・岡山県 '10/03 訪問
よくぞ復活!

この店は昔神戸に勤務していたときに良く行ったお店でした。
その当時は今の場所では無く、栄町通りのビルの1階にありました。

神戸を襲った地震でこのお店も被害に遭い、長らく休業していました。再開するのを楽しみにしていたのですが、その内私は神戸から転勤となり、この店のことも忘れていました。先日、会議で神戸に行く用事があり、ついでにジャズの聞ける店に行こうとインターネットを見ていたら懐かしい名前を見つけました。

もしかしてと思い、訪れてみるとやはりあの店でした。
見覚えのあるウーレイのスピーカー。アンプはマッキントッシュ。
ターンテーブルは変わっていましたが、音源は相変わらずレコード。

訪れた時、お店は若い女性が切り盛りしていて、オーナーが変わったかと思いましたが暫くすると懐かしいマスターが出勤。少しお話をしたところ、9年前にここで再開したそうです。私は10年前に神戸から転勤したのでその直後に再開したようです。残念。

ジャズ喫茶業界も厳しいそうで、訪れた日もお客さんは私の他に3人。
可成り広い店内がガランとしていました。

音の方は相変わらずいい音で、丁度私の好きなビル・エヴァンスのアルバム「ポートレイト・イン・ジャズ」が掛かりましたが、家では聞けない素晴らしい音。
普通のステレオでは女性的に聞こえるビルのピアノがここでは力強いタッチで別人のようです。
アルバム自体もオリジナル版のようで、その違いも大きいと思います。

とにかく、ジャズやオーディオが好きな人は是非一度訪れてください。
きっとお気に入りになるはずです。
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28000638/dtlrvwlst/1515160/


イカ八郎 (388)さんの口コミ 30代後半・男性・兵庫県 '10/12 訪問
JAZZの街神戸の老舗JAZZ喫茶

’10・12・24(金)
たぶん8年ぶりくらいです。
21時くらいに元町で喫茶店を探して歩いていたが、やっとたどり着いたのがこちら。

JAZZが流れる喫茶店ではない。JAZZを聴きながらコーヒーが飲める店である。
とにかく、めちゃくちゃ大音量。
これより大きい音ってクラブかライブでしか聴けない。

リスニングコーナーと会話コーナーがあるが、昔、会話コーナーで大きな声で笑ってしまい注意されたことがある。

なんせ、JAZZを聴くために入る店なんで、コブクロ好きには辛いでしょう。

でも、JAZZが苦にならない人なら、ソファーふかふかだし、コーヒー美味しいし、雰囲気いいし、トイレ大きいし。
いい喫茶店でもあります。
近づかないと話しにくいので、二人の距離を縮めるにもいいかもしれません。

ほとんどの人が会話コーナーで喫茶使いしていますが、会社帰りのサラリーマンらしき人が一人でリスニングコーナーに入ったりも。
JAZZ好きなんだろうなぁ。
大好きなJAZZをこんな大音量で聴けるって至福の時間でしょうね。

来年1月始めには「砂の器」のロケに使われるので2日間ほど休業するらしいです。
そんないい感じのお店なんです。
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28000638/dtlrvwlst/2320619/



2008.2.14 還暦よし坊 本当のJAZZ喫茶

1960年からJAZZ喫茶に通っている還暦のおっさんです。煙草の煙とアナログレコードから出る大音量。そして怪しげなインテリア!会話をせずにただJAZZを聞く。これが本当のJAZZ喫茶。

この感じの喫茶店は1990年代には廃れ、飲み屋やライブ屋になり、つい最近驚いたことに有名な吉祥寺のメグはCD演奏で店内禁煙!喫茶店は憩いの場所で煙草も吸えんJAZZ喫茶は引退したら寺島オーナー。

今の所私が知っている本当のJAZZ喫茶は今のところ一関のベーシーと東京のいーぐるとここ神戸元町のJAMJAMだけか!

JAMJAMは薄暗い階段を地下に下りていくといかにも手作りインテリアと言う感じの店内で少し年はとっているがイケメンのマスターとその娘さんと思われる方が仕切っている。暗く50uはある店内で美味しい珈琲を飲みながらのアナログレコードのJAZZは最高。ただいつもガラガラで儲かっていないと思われるのが心配です。マスター頑張ってこれからも良いJAZZ喫茶の火を消さないで下さい。

2007.8.14 自称ボサノバギタリスト 震災から神戸にいます

神戸に来て早くも12年。
神戸はJAZZストリートをはじめ、JAZZのお店が多くて嬉しい限り。
コーヒー好きもあってJAMJAMには時々行ってます。(普段はスタバですが・・・)

とにかくオーディオがすばらしく、これほど大音量で高品質な音を聞けるお店はなかなかないでしょう。

東京にも住んでいましたが、いままでの中では音質、店の雰囲気共最高だと思います。

建築家の安藤忠雄氏も時折来店されるようです。

お客さんがいつも少ないのが心配・・・
いつまでも続けてほしいお店のひとつです
http://www.jazzsoda.com/cafe/jamjam.htm


神戸 JAZZ巡礼の旅へ 〜JAZZ喫茶 JamJam再訪〜 2006年07月23日

三連休の先週末、所用で4年振りの神戸へ。神戸と言えばJAZZの街としても有名であるが、元町にあるJAZZ喫茶JamJamは、数ある神戸のJAZZスポットの中でも、僕にとって特に思い入れの深い店だ。

JR元町駅の程近く。賑やかな商店街のアーケードから一本それた細い通り沿いのビルの地下に、その店はある。学校の教室2つ分ほどの広々とした地下の空間に、大音量で鳴り響くJAZZ。

店の前方に鎮座する巨大なオーディオシステムの力なのか、LPのみに限られている音源の為なのかは定かではないが、その空間に溢れるサウンドは大音量ながら丸みと温かみを帯びていて、訪れた者を心地良く包み込む。まるでライブでも聴いているかのような音の立体感と臨場感。

幸福な音に満ちた空間、外界と遮断された独特の店の雰囲気、美味い珈琲、マスターの選盤センスと人柄。その全てが素晴らしく、神戸を訪れた際にはここを再訪することを心に決めていた店だった。


4年ぶりの訪問。マスター、イチロウさんに挨拶を済ませ、まずリクエストさせてもらったのが、Wes Montgomery(g)の”Live in Paris 1965”。前回の訪問の際に聴かせて頂いて、演奏内容の良さと轟音のような観客の拍手と歓声に感動し、東京に帰ってこの盤を探し回ったという、僕にとって思い出の一枚である。東京で探し当てて、自宅のステレオでその拍手と歓声を聴いたときは「こんなもんだったか?」と思ったが、改めてJamJamで聴みると、やはり僕の記憶の中にあった通りの轟音であった。

Ray Bryant(p) の”Alone at Montreux”などという、よく知った盤もかかっていたが、これも自宅で聴くのとは全く印象が違う。自分が熱狂する観客の渦の中にいて、目の前で圧倒的なパフォーマンスが行われていると錯覚するかのような迫力。2枚のライブ盤は、この店、このシステムでしか作れない音があるということを、改めて僕に認識させてくれた。

その他にも、Spring is here / Carol Sloane (Vo)、For members only / Tubby Hayes (ts)、Black Orpheus / 鈴木勲 (b) などなど、今回もマスターは今迄聴いたことのなかった名盤の数々を、僕に聴かせてくれた。結局土日両日お邪魔してしまい、JamJam滞在時間は2日間で延べ5時間。浴びるようにJAZZを聴いた。こんなに高い密度で音楽を聴いたのは、本当に久しぶりだった。

純粋にJAZZを堪能したいコアなファンから、本を片手に一人の世界を楽しむ人、この店の雰囲気が好きでやって来るカップルまで、本当に様々な人たちがこの店を去来する。JAZZが下火となっている昨今に於いて、これほどまで多くの人が訪れる店というのも希有な存在である。しかし、訪れる人は様々であっても、彼らが求めるものは同じなのだろう。きっと彼らは、マスターのこだわりが生み出したこの至福の空間を求めて、この店を訪れるのだ。

僕は東京、神戸を含め、様々な街でJAZZの店を訪れたけれど、音楽と居心地の良さをここまで両立させた店は、他になかなか無いのではないかと思う。神戸を訪れたなら是非立ち寄って、そこに流れる音楽と時間、そして空間を自ら体験して頂きたい。JAZZの街神戸を代表する名店である。


コメント


1. Posted by nureyev_1968 2006年08月29日 21:52
おお なおきさんもJamJamファンですか

僕も年に1〜2度は足を向けます

カウンターでグラスを傾けながら聴くも良し、椅子にのんびりと座って本を読みながら聴くも良し、そのときの気分で楽しんでおります

それにしても、あそこでかかるレコードは見たことも無いようなものばかりで、毎回驚きの連続です


2. Posted by なおき 2006年08月31日 12:57
読者の中にもJAMJAMファンがいらっしゃるとは!奇遇ですねえ。

本文にも書きましたが、全国探してもこれほど条件の整ったJAZZ喫茶はそうは無いと思います。わざわざ神戸に行くだけの価値を感じるお店です。

マスターも素晴らしい方なので、一度お話になられてみては如何でしょうか?
http://blog.livedoor.jp/threeviews/archives/50965838.html


神戸のジャズ喫茶♪ Jam Jam 2010/10/13(水)

遠い昔〜Dzは神戸の三宮にある国際会館でジャズフェスティバルがありましてあのすさみの片田舎からバスと電車に乗って一人〜三宮に出かけました!
学生の分際で〜国際会館探すのめんどくさいから〜

タクシー乗り場で「すみません〜国際会館まで」と言うと運転手がめんどくさそうな顔をして「兄ちゃん〜〜あそこや〜〜」目の前200メートルほどのトコロを指差してくれました!

ううん〜〜なつかしい〜〜

神戸か横浜か〜〜異人漂う街〜多分神戸だったと思うのですが日本のジャズの発祥地〜

おしゃれでしょ〜このオブジェ〜
風見鶏の前にありました!
元町中華街の近くにあります〜

ジャズ喫茶〜Jam Jam 地下1階にあります!           

めっちゃ広い店内でスタジオモニタースピーカー ウ―レィの38センチ×2〜コアキシャル(同軸)スピーカーをラックスのアンプでレコードをガンガン鳴らしてました!

最近家でブログばかりで^オーディオまったく聴いてない〜
やっぱり38センチダブルウーハーはいい低音出ますね〜〜

久々胸騒ぎしました〜〜あかんあかん〜〜バイク買ったばかり
オーディオは今封印しなければ、、、、、、、
我が家も38センチダブルウーハーです!

2枚目のレコードがかかった時「おっ〜〜これはいい〜〜」
ギターでブルーボッサ〜とか知ってる曲がたくさん鳴って〜

マスターに「この演奏誰なんですか?」と聞くと

「パット マルチーノです〜いいでしょ〜〜グイグイくる演奏!」

僕らは昔ジャズ喫茶を回っていいレコードかかったら題名教えてもらってレコード店に行って買ったもんです〜〜

「和歌山の白浜方面から来ました」〜「またきてください」って握手してくれました
とっても感じのいい店でとっても気さくで感じのいいマスターでした!
きっとまた来ますから〜〜
http://blogs.yahoo.co.jp/drzmanno23l/17346884.html


インタビュー:池之上義人 (ジャズ喫茶 jamjam) 2012年8月7日火曜日

2012.8.10 Friに開催の、「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-RENEWAL SPECIAL-」。
同イベントにスペシャル・ゲストDJとして出演していただく、ジャズ喫茶 jamjamのマスター・池之上義人さんへのインタビューをお送りします♪

今年(2012年)5月に還暦を迎えられ、ますます渋味を増し、ますます滋味を深め、ますますパワフルなマスターから発せられる言々句々は…

すべてのジャズ愛好家が刮目し、精神の奥底に刻むべきスピリットにあふれています。

*****
■マスターとジャズ

__ジャズとは、いつ、どのように出合ったのですか?
大学時代に初めて行ったジャズ喫茶で、コルトレーンを聴かされて打ちのめされました。それからは、寝てもジャズ、起きてもジャズでしたね。写真の仕事をしながらも、ファインダーには常にジャズがありました。

__好きなアーティスト/楽曲/LPはありますか? また、それはなぜなでしょうか。
好きと言えるものは数えきれませんが、敢えて言いますと“ジョン・コルトレーン”(アーティスト)かな? その「至上の愛」。誰もが知ってるLPです。理屈じゃないですね。未だに理解できないです。

■マスターとジャズ喫茶

__ジャズ喫茶をオープンしようと思ったキッカケは?
まあ、若気の至りでカメラマンを目指していたんですが、ドロップアウト。初めてのジャズ喫茶経験から、そのイメージがいつも頭によぎっていました。就職してからもジャズ喫茶通いが続き、気がつけばジャズ喫茶を始めていた。当然なるようになった”ということでしょうか。

__“jamjam”というネーミングには、どんな想いが込められているのですか?
ジャムですね。いわゆる苺ジャムです。「人種、イディオロギー 、宗教を超え、ジャズという中でごちゃ混ぜになって楽しもう」不遜ながら、そういう気持ちからネーミングしました。同じ語句の繰り返しは覚えやすいように(笑)。


__現在の、お店の形態や特徴を教えてください。
店の形態はド・ジャズ”を大音量で聴いていただくこと。コーヒー、アルコールを飲みながら、思いっきりジャズに浸っていただくことですね。中途半端にレコードはかけません。真剣勝負でかけています(疲れますけどね)。

■マスターと選曲/DJ

__お店の選曲について、テーマはありますか?
ジャズ喫茶として皿を回す時には、メインストリーム物を中心に載しています。DJ時でもそうですが、緊張と弛緩はいつも冷静でいるつもりです。テーマとしては“生きるジャズ”でしょうか?

__なぜDJをしようと思ったのですか?
30数年間ジャズ喫茶をしていますが、DJイベントを初めて体験し、「あっ、僕のしたかったことはこれだ!」と気づきました。ジャズの楽しさが、ダイレクトに伝わってきたんです。

__DJをされるときのテーマを教えてください。
ジャズは決して古きにあらず。いつも進化し、人に活力を与えてくれるもの。そう信じて回しています。


■マスターの人生
__マスター人生において、忘れられない人や事はありますか?
60年生きてきましたから、それなりにややこしい事や素晴らしい出会いなどありましたね(笑)。ジャズ喫茶で聴いた「至上の愛」コルトレーン)。ラジオから流れてきた「エクスプロレーションズ」ビル・エバンス)。この二つの出会いが今の僕です。あと、儲けにもならないジャズ喫茶を続ける僕を応援してくれた彼女たち(故人)。

__長きにわたって、ジャズ喫茶を運営してこられました。なぜ続けることができたと思いますか?
いつも、「もう辞めよう、辞めよう」と思っていましたよ。でも「僕の出来ることはこれしかないし、二足のわらじは履きたくいない」「ジャズで生きよう」と思って続けています。
http://moreproject3776.blogspot.jp/2012/08/jamjam.html


神戸元町 JamJam 超本格派! 訪問日:2004年4月20日金曜

なかなか良い気分になって、M&Mを出て、何か不穏な匂いのする”JamJam”へ向かう。元町に来た最初にこのジャズ喫茶を確認し、奥から攻めて、最後に来ようと予定した。

何か期待をして良いような看板である。
少なくとも、大音量を保障してくれる。
うーむ、ちょっと体に力が入る。

地下に降りてゆくと、広い。
普通直ちにドアがあると思うが、ここでは大きな地下の空洞に、家が建っている、という感じである。

こんな看板があって、
こんな看板があって、
ようやくドアがある。

中に入ると広い。

中は大きく分けて、スピーカーサイドと(ここはシートがスピーカーを向いている)、奥のほう(スピーカーから遠い方)に別れ、スピーカー側には、「会話厳禁」の札があり、奥のほうには、「お話は小声で」的な注意書きがある。

懐かしい言葉ですね、「会話厳禁」です。

更に、トイレが広い、6−8畳はある。
その店員募集の紙の文章が、また凄い。
厳しく、厳格で、超本格派である、まだ生き残っている。
今まで訪問した中で最強ではないだろうか。
「会話厳禁」「熱血指導」だよ。

そして、ここで何が起こったか?
素晴らしい。完全脱帽である。

最初はちょっと遠慮して前から3番目ほどのシートに座ったのだが、どうももっと前に行く必要がある気がして、最前線に移動した。


ちょっと暗いが、スピーカーのところに張ってある「会話厳禁」。

ど迫力で音が押して来る、この音楽は何だろうと、ジャケットを見ようと見回したが見当たらない。
のこのことカウンターに行き聞くと、カウンターの壁面に飾ってある。

恥ずかしながら知らない、が、すごい。

それからかかるものかかるものが、全て素晴らしく、このような体験は千葉のキャンディ以来である。

つまり、音が違うので、音楽が違うように聞こえる。これが本来のこのレコードの音楽なのだろうか、或いは、本来のレコードの音を誇張したような音楽なのだろうか・・・、しかしいずれにしろ、素晴らしく自分に届くことは確かだ。

シダー・ウォルトン:First Set (シダーさん、あんたはパウエルか?)
フレディー・ハバード:バックラッシュ
キースジャレット:Changes
Screaming・・・ちょっとわからない。

どれもこれも、何となくもう一度聞きなおす、というような体験である。
ビールの他に、ちょっと悪いので、コーヒーとホットドッグも頼んだ。

そして、トイレの素晴らしさ、広い、映画のポスターなどでいっぱい。
とにかく広くておもしろい。

雑記帳はトイレの中にある。
見なかったので筆記具があるかどうかはわからない。

たっぷり楽しんで、いやもっと長い時間いたいのだけれど、次の予定がある。

昔、45年前の学生時代、三宮か西宮に下宿していた津山、邪美館のマスターのところに京都から遊びに来たことも数度あった。

その頃一番気に入っていた神戸のジャズ喫茶は「さりげなく」だった。何か上へ上へと登って行き、上から光が降り注ぎ、ジャズが流れ、天空のジャズ喫茶のような印象が残っている。

その頃、このJamJamは無かったのだろうか?(チェックしてみると、2000年に開店です、その頃はなかった。)

元町近辺のジャズファンはいいですね、M&MとJamJamがある。
http://jazzangya.jugem.jp/?cid=96


神戸ジャズ喫茶 M&M
http://www.youtube.com/watch?v=Zx5A5S0r9W0

M&M
兵庫県神戸市中央区栄町通2-7-3
TEL 078-393-0788
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28008967/
http://kobejazz.jp/jazz_report/vol74.html

地図
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28008967/dtlmap/


M&Mの再生装置
スピーカー JBL2600
プレーヤー THORENSのTD320VB/3009RS
McIntoshの真空管メインアンプ
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28008967/dtlrvwlst/838918/


ジャズ喫茶「M&M」の思ひ出 2012/11/17

元町のジャズ喫茶M&Mのママが、この夏に亡くなったという事を今日知った。最近はめっきり行く時間が持てなかったのだが、学生の頃からよく入り浸り、ママにも可愛がってもらってただけにショックが隠せない。遅ればせながら、ご冥福をお祈りします。

M&Mは元町南京町の西側入口にあるジャズ喫茶。以前はJamJamというジャズ喫茶を開いていた。

高校生の頃、時々行ったことがあるが2枚扉をくぐると「談話はご遠慮ください」という貼り紙がしてあり、大音量で良質のJazzが流れていた。

あそこで聴いたエディ・ロックジョー・デイビスとジョニー・グリフィンのクインテットの演奏(モンクの曲を演ってた)の熱気は忘れられない体験となった。


JamJamは夫婦で経営されている店で、ジーンズのオーバーオールを着た、少し水森亜土ちゃんに似た感じの奥さんがかわいくて、クールだった。高校生の僕はそんな雰囲気を背伸びして味わっていたのだ。


学生時代に阪神大震災が起きた。僕は大阪に下宿していたのだが、少し落ち着いてから神戸に戻っていろんな所を歩いて回った。元町のジャズ喫茶もどうなってるかなと回ってみた。「木馬」も「JamJam」もなんとか営業を再開しててとりあえずホッとしたものだ。

しかし、入居しているビルの損傷のため「木馬」も「JamJam」も閉店を余儀なくされる。「木馬」はトアウエストに店を移し再開。昔ながらのジャズ喫茶という風情は薄まりつつも、音楽、映画、文学、写真などの文化人が集う場として復活した感じだった。僕もよく通った。

しばらくして「JamJam」のママが店を出すらしい、という噂を耳にした。

どうやら閉店後、離婚し、レコードもほとんどない状態で店を再開する、ということらしかった。その話を聞いて、これはママを助けなイカン!応援するぞ!と友人と共に誓ったのであった。

僕のジャズ喫茶での居座りスタイルは、カウンターにどっかり腰を落ち着けて、注文はたいてい珈琲をブラックで。あまりべらべら話はせず、ジャズの雑誌に目を落としながら流れてくる音楽に耳を傾ける。気になる音源に遭遇したら「これは誰ですか?」と訊いてマニアックな情報を得る。

そうこうしているうちにママとも面識が出来てきて、少しばかりの会話を楽しむことも増えてきた。珈琲を注文しても「ブラックやね」と言って、ミルクもスプーンも出てこない感じになってきた。ZOOT SIMSが好きだと言ったら、すっと彼のレコードを取って掛けてくれたりした。


そのウチ、元町商店街の東入口辺りに「JamJam」という店がオープンする。

そう、別れたダンナの方が店を再開したのだ。
複雑な気持ちで、ちゃっかりと検証しに行ったのだが、大音量でJazzを聴かせる昔ながらのスタイルは保っていた。しかし、カウンターの中には違う女の方…

新「JamJam」の雰囲気も良いので、それはそれでいいんだけど、個人的には「M&M」のアットホームな感じがホッとするし、やっぱりママを応援したいなという気持ちも強かったので、やっぱり自ずとそっちに足が向かうのだった。


大学を卒業して何年か経った頃、僕は写真に凝っていた時期がある。昔、王子動物園で動物の写真を取っていた時のネガがあって、その中から面白い写真を大きく引き伸ばしたりして楽しんでいたのだが、その写真をママに見せたら、なぜかお腹の大きいヤギが2匹寝てる写真を気に入った。

その写真はママにあげたのだが、後日ちゃんと額縁に入れていろんな人に見せていたらしい。自分の中ではどうってことない写真だと思っていたけど、そこまでされるのは正直嬉しかった。

仕事に就いてからは、街に出ること自体が少なくなったのだが出張の帰りや、飲み会の帰りや何やかやと機会があれば足を運んだものだ。同僚も連れて行ったりして。そして帰り際にママにこんな仕事に就いたとか、子どもが出来たとか、近況報告をしたのだ。

ここ何年かはホントに顔を出せなかったな。最後に行ったのはいつだったか?たまに元町を歩くことがあると、寄りたいなといつも思っていたのだが、どうしても帰りを急いでいたり他に行く所があったりで行けずにいたのだ。今思えば心残りだな。もう一度、ママと話をしたかった。

ママ亡き後、今M&Mはどうなってんだろ?有志の手によって再開させたいという話があると聞いたが、現在はどんな感じに話がなっているのだろう?ま、どうであれ、今度近くに行ってみようと思う。そしてママに感謝の意を表したい。
http://moriakimiki.wordpress.com/2012/11/17/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E5%96%AB%E8%8C%B6%E3%80%8Cmm%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%80%9D%E3%81%B2%E5%87%BA/

にゃんこは悲しい 2012年7月 9日 (月)

にゃんこの勤務地が神戸になった約15年前からのお付き合いで、南京町の入口近くのJAZZ喫茶「M&M」のママが突然に亡くなった。

少し前に、夕方だったが、「M&M」のママに会いたいと思って電話をした時に、「これからあがって帰るとこ、ごめんなさい」って聞いたのが、最後の言葉だった。

「M&M」はJBLとマッキンでLPでのJAZZが聴ける貴重なJAZZ喫茶だが、にゃんこはどちらかと言えば、ママと話が出来るのが楽しみだった。年齢は不詳だったが、「ペギー・リー」にちょっと似ている素敵なママ。

その「M&M」が縁で、知り合ったT君から、突然、「ママが亡くなった」と電話での連絡があった。嘘だと思いたかったが、彼は冗談を言うタイプではない。でもすぐには信じ難い。でも現実でもある。「お別れの場は?」と聞いてみたが、「何も詳しいことは分からない」とのこと。その時は「何かわかったら連絡をして」と・・・。その後、すぐに連絡を貰ったが、「ご家族のみでのお葬式をされるので、我々にお別れの機会がない」とのことだった。

ママが亡くなった実感がないままに悶々としていた時・・・ママが亡くなる前から、「M&M」でライブが予定されていた日に、予定通りライブが行われるとの連絡がTより入った。そのライブに行けば、もしかしてその時にお別れができるようなことが行われるかも?

夜のライブだったので、Cafeの営業が終わってから行けると、急いで行く準備した。まずホテルを予約しようと、神戸大丸の前にある、いつも神戸では利用する「東急ビズフォート」にて宿を確保。

どうして亡くなったかも、何も分からないままに、当日を迎え、仕事を終えて、シュフと近鉄特急に飛び乗った。車内ではママとの思い出話だった。「M&M」へ行く時はいつもシュフ光子といっしょに行く。そしてママとの世間ばなしを楽しんだ。片方の耳で、ママの話を聞きながら、もう片方はJBLから流れるJAZZを聴いていた。

ホテルへチェックインをして、南京町を通り抜けて、「M&M」に着いて、すぐT君を見つけた。結構、多くの方が来ておられた。そしてまず知ったのは「ライブは無くて、お別れの場を設けられていた」こと。

いつもママが座っていたところのカウンターに遺影が飾られて、お花とお線香を供えられるようになっていた。早速、お参りをさせて頂いた。ずっと、にゃんこの瞼に残っている、笑顔のママの写真が供えられていた。「ママ どうして?」  ・・・やっと実感として、本当にママはなくなったんや。

優しいママをたくさんの方が慕っておられたんや。JAZZ喫茶スペースは人で埋まっていた。T君に空いたテーブルへ案内して貰って、落ち着いた。ママが亡くなった原因は突然の脳出血とのことが解った。テーブルの周りの方々とママの思い出話をさせて頂いた。

その場所からはママがいつも居たカウンターの内側がちょうど見えた。でもママの姿はない。

最も気にしていたのは、今後のJAZZ喫茶「M&M」はどうなるのか? 何も決まっていないようだ。ママがいての「M&M」だから、存続は難しいそう。お別れ会は11時までとのことで、先に失礼することにした。お世話になったT君にはお礼を言って、もう一度、遺影のママに最後のお別れをした。二階にあるので、通い慣れた木製の階段を寂しく降りたら、下ではママによく似た娘さんが居られて、ご挨拶をして、「M&M」を後にした。

5年間の神戸での勤務はたいへんだったけど、よく、ここに来て、ママの笑顔と楽しいお話で癒された。

「ママありがとう、安らかに・・・」

このブログを書いている時、ちょうどNHKが「スイング・ガール」を放送している。
http://asuka-no-shokutaku.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-fa77.html


ジャズ喫茶 M&M(神戸・元町) ジャズ探訪記 2012.11.26

神戸元町。観光スポットとしても人気の高い南京町にもほど近いこの辺りだが、今を去ること5年近く前、2008年に我らが「ジャズ探」取材チームはこの店を訪れているのである。

ビルの2階にあるこのお店の中がとても静かで落ち着ける空間であることに驚いたものだった。その後、ごく近くまで行きながら立ち寄れないでいたのだった。

ところがつい最近、「エムエムが再開したらしい」という噂が僕の耳にも聞えてきたのである。

再開?

ってことは閉まってたの?

そんなことすら知らなかったのだ。何度も神戸を訪ねていながら。

事情がよくわからないままに再びこのお店を紹介することとなり、古びた階段を昇って行くと、入り口のドアのロゴも懐かしい。ビルの中とは思えない、あの天井が見えてくる。

迎えてくれたのはM&Mの新しい店主、桶口優さんである。

若い!

聞けばまだ31歳なのだとか。店主というより、どうかするとアルバイトスタッフに見えてしまうくらいの若さだ。

我々取材チームがここを訪ねたのが2008年の2月。その後も変わりなくお店は開いていたのだが、前オーナー池之上さんが今年6月に急逝。後を引き継ぐ人もなく、お店は閉まったままだったらしい。そこで立ち上がったのが桶口さんなのである。

桶口さん自身このお店の常連で、週に何度も足を運び、ジャズを聴き、池之上ママと話をしていくのが楽しみだったのだそうだ。それだけにママの急逝と閉店はとても残念だったらしい。

閉店を知らせるポスターにも、「早く再開してくれよ」なんていうジャズファン・M&Mファンのメッセージがたくさん残されていた。

「将来はこんなお店を持てたらいいなあ」

とずっと思っていて、計画をあれこれ練っていたという桶口さん、立ち上がってからは早かった。

そう、こういうときって、不思議な縁とか出会いがあるモンなんですよね。池之上ママのご家族とも、なんとも意外な形で出会っていたということだ。それからトントン拍子に話が進み、なんと閉店から4ヶ月ほどでM&Mは再びその扉を開けることになったのである。新聞でもこのことが紹介されたとの事、再開を待ち望んでいたファンの多くがどれほど喜んだことかは想像に難くない。

ところで新生M&M。 カテゴリーとすれば「ジャズ喫茶」なのだけど、ここはあえて、敬意をこめて「ジャズカフェ」と呼びたい。多くの若い人たちがイメージする(つまり、直接には知らない)ジャズ喫茶とは大きく違うのだ。清潔で明るく、難しい顔をしてジャズを聴いてる人なんていないのだ。桶口さん自身もかなりなジャズファンには違いないのだけど、いわゆる「こだわり」がないようなのだ。好きな人が好きなように聴けばええんちゃう?という感じ。

(…しかしアレですね、『ジャズファン=こだわりの人』みたいな図式が僕らの中にいまだにあるわけですねえ、こうして書いてるってことは)
そして、

「気軽にジャズに触れて楽しんで、その魅力を知ってもらえれば、うれしいですねえ。まずそれが第一です」

とおっしゃる。池之上ママが作った店と雰囲気を大切にしていることはまちがいないけど、たくさんのLPレコードやオーディオも「こだわって使ってる」というよりは

「いいものがちゃんと残ってるんだからたいせつに使おう」

という気持ちが感じられるのだ。その気持ちに妙なバイアスがかかってないのがとても好ましい。いや、かかっているのはむしろ硬派なジャズだったりもするのだけど、ここでそれを聴くのはとても平明な、自然なことのように思える。ここで聴いているうちにいい曲や好きなフレーズに出会うと、つい笑顔になってしまうような感じなのだ。「ジャズっていいよねえ」と。

営業時間も含め、まだまだ模索中のことも多いという桶口さん。

その桶口さんのジャズ以外のおすすめは、「ギネスカレー」である。

ギネスビールで煮込んだというそのカレーは1日に10食ほどしか出せないらしいのだけど、いやあこれは食べてみたい。そして我々取材チームがちょっと驚いたのは、コーヒーがおいしいことである。

「そんなのアタリマエ」などと言うなかれ。コーヒーにしろ紅茶にしろ、ホントにおいしいところは意外なほど少ないんです。

神戸の街の窓に、しばらく消えていた明かりが再び灯った。
それが僕たちの胸を、なんと明るく照らしてくれることだろう。取材を終え、あれこれ書きたいことはたくさんあるんだけど…、ホントはたったひとこと書けばいいのだ。

「一度行きたまえ」と。
http://kobejazz.jp/jazz_report/vol74.html

JAZZ喫茶 M&M / 神戸元町 2013/01/19(土)

元町を散歩中
昔、通っていたJAZZ喫茶
素敵なママさんが居る店だ

たまたま、通りかかったら開いていた

以前から何度も前を通ると閉まっていたので
閉店したのだと思っていた。


久々にママさんに会える!
思わず階段を登る

アレッ?
何か違う

違和感

階段に置かれたスピーカーからはジャズが流れている

以前は無かったような?
あったような?


扉を開けると空気が違う
前と違う店に来たような感じだ

周りを見渡す

馴染みのJBLのスピーカーも
マッキントッシュのパワーアンプも健在だ

程なく、いらっしゃいませ!
と奥から若い男性が注文をとる

ママさんは?
と確認すると、お亡くなりになられたみたいだった。

そして、話してくれたのは息子さん

店を残したいとの声が多かったみたいです。
そして、常連さんと息子さんが一念発起でがんばっている。

立つ人によって店自体が変わってしまう。


2000枚あるLPからスピーカーを通して深みと重みのある音が店に鳴り響く
良い店は残したい。
応援してみようと思います。


コメント

時を超え流れる歌声は以前と変わらず
でも大きなピースが抜けたパズル
それすらも自然にする長い時間
応援してあげてくださいね

P.S.ヘレンメリルが好きです
2013/01/20(日) 19:10:51 | URL | アルティマ #- [ 編集 ]

さみしいですよね
店内に流れる音楽に
ママさんの思い出を
重ね合わせるお客さんも多いのでは?
2013/01/21(月) 09:10:02 | URL | 八ちゃん #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
やはり、そうゆうお客さんも多いみたいです。
皆で、盛り上げないとです。
2013/01/21(月) 22:43:15 | URL | コジ #- [ 編集 ]
http://kojikikojiki.blog.fc2.com/blog-entry-35.html

 

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コメント
 
01. 2013年1月27日 20:09:37 : W18zBTaIM6

以前の M&M はこんな店


コアなM&Mマニア青山様のレポート No.1 No.2(98年)

今日、M&Mと最後のお別れをしてきました。
といってもM&Mが閉店する訳ではなく、私が東京へ転勤するだけです。
とはいえ大好きなジャズ喫茶とお別れするのは淋しいですね。

場所は神戸元町の南京町(中華街)の西門を南(浜側)へ下ってすぐ左手にあります。ローソンの斜め前にある看板を探すと簡単に見つけられますよ。

最寄りの駅はJR元町駅もしくは阪神元町駅です。西側の出口から出て下さい。営業時間は12:00〜23:00で年中無休です。

バイトの永作嬢(仮名)は引退ですが、美人ママは健在ですよ!

よくかかるレコードはハードバップ中心です。安心して聴けるジャズ喫茶というところですね。


組合長
それにしてもm&mはなかなか良さそうな店ですね。私も一度は例の永作似のアルバイターに会いたかったな・・・。

M&M続報です

ここまで書けばきっと組合長様もM&Mをリストに載せてくれるに違いない!
予算ですが、コーヒー¥400、バーボン¥600〜650、ビール¥650だと思います。

食事はトーストなら見た事あります。それから紅茶の葉っぱケースが色々並んでいるようですから紅茶が美味しいかもしれませんよ。(私はアルコール専門なもんで・・・)チャージは一切ありません。

マンガは置いてありませんがジャズ批評、スイングジャーナル、ジャズライフ等の雑誌は置いてあります。

昼時に来る普通のサラリーマン用に一般誌も若干置いているようです。

ライブは本当に不定期に突然ヤルようです。今度の7月にやるような事を聞きました。店の造りからいうとライブ向きではないです。


そして問題の難易度ですが、この店にはマスターが居ません。旧JamJamのマスターは趣味の写真の世界に行ってしまったようです。

ママとバイトだけですから決して恐い店ではありません。女の子のグループがよく来店しているくらいです。

だから多少のお喋りはOKですけど他のお客さんに迷惑のかからない程度にしましょうね。(常識の範囲内という事で。)

かけるディスクはレコード中心です。CDもありますが、滅多にかかりません。ママのポリシーみたいです。新譜はほとんどかかりません。それからフリーやアバンギャルドもかかりません。ほとんどがハードバップの隠れた名盤です。たまに「やられたー!」と思うような超渋いレコードをかけてくれます。

これだからM&Mは止められない。


1999.12.8 トトカルチョ

旧jamjamのマスタ−は一体何処へ。あれほどジャズにのめり込んでいた方が、写真の世界へいってしまうとは・・・ちょっと考えられません。
もしかすると、ジャズ喫茶を再開するために、悪戦苦闘されてるのかも知れません。

どなたか近況をご存知でしたら是非おしらせください。  
http://www.jazzsoda.com/cafe/mm.htm

南京町の西端から南に下ったところにある喫茶店です。
女性オーナーさんが一人で切り盛りされています。

梁がむき出しの天井にシャンデリアやレトロな感じの電気スタンドなどで飾られた内装です。

 コーヒー・紅茶・オレンジジュースなどのドリンクメニューと、タルトやアップルパイなどのスイーツがメニューです。ピザやアルコール類も置いています。小休止に訪れてホットコーヒー(450円)をオーダー。

 このお店の最大の売りはBGMで、店内の棚に置かれた1500枚以上のLP盤をいかにもハイエンドな感じのオーディオシステムで聴かせてくれます。
(壁にも額に入れたクインシー・ジョーンズやらのLP盤が飾られています。)

 基本的にオーナーの気まぐれでレコードをチョイスするのですが、リクエストなども聞いてくれるようです。演奏中のレコードのジャケットはレジ前に立てかけて手に取ることもできます。中にはサイン入りのレア盤もあります。また、時にはライブを催されているようです。

 コーヒーそのものは軽い感じのものでした。あくまでも嗜好の問題ですが、もう少しコクや苦味があっても良いかと言う感じです。

 コーヒー片手にジャズに聴き入らせて頂きました。
店内やや暗めの照明で、落ち着いた雰囲気の中ゆったりとくつろがせていただきました。好きな人にはたまらない魅力がいっぱいで、ジャズを知らない人にもはまるきっかけを与えてくれる良いお店だと思います。
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28008967/dtlrvwlst/702301/


M&Mである。

入り口から、何か細やかな気遣いの気配が感じられる。

何となく、カジュアルな暖かさがこぼれる。

いい感じだ。


うちにも欲しい。

2Fへ上がる。

なかなかの導入口である。

スピーカーの延長線上の席に座る。
イメージ的には今は無きシャンクレール風の感じである。

かなりのボリュームでジャズは流れるが、たくさんのお客さんがいて、話などもごく自然にしている。

じっくり耳を傾けると、きちんとジャズが聴ける、周りの人は思い思いに行動している、極自然だ。

マサコほどカジュアルではないが、何か共通の自由さが感じられる。

いいですね、こんなに自然にジャズが溶け込み、いろいろな人が自由に時間を過ごせる、なかなか難しい調合の気がする。

ああ、やはり、マサコが無くなって寂しい。こんなジャズ喫茶が近くにあれば、楽しいのに。
http://jazzangya.jugem.jp/?page=3


02. 2013年1月27日 20:39:35 : W18zBTaIM6


ドーナツがおいしぃ落ち着けるJAZZ喫茶 M&M

チィッカ (518)さんの口コミ 女性・兵庫県 '11/08 訪問


母と元町をふらふら〜と

どっかいぃ(母がいるのでたばこの吸えそうな)喫茶店なぃかな〜?

と歩いていて目に留まったのでたまたま入って見たお店です。

ここならたばこ吸えそう!&下の看板でケーキがあることが確認できたので!!

細い階段を上がった先がお店です。

中に入ると、懐かしい感じの喫茶店の雰囲気に音量が大きめのJAZZがかかっています。カウンターの棚のところに大量のレコード盤が!!!

あいてるお席に〜とのことでしたので窓際の席にvv
お客さんもまばらでいぃ感じに落ち着けそぅな雰囲気。
席に普通に灰皿がおいてありましたので全席喫煙可のよぅです。


私は
・ベリーチーズタルトのセット 900円

母は、
・ドーナツセット 750円
を注文。2人ともドリンクは紅茶で。

ドーナツは
プレーン・シナモン・キャラメル・チョコから2つ選べるよぅで母は『シナモン』と『キャラメル』を選んでました。

ベリーチーズタルトはベリーの酸味とマイルドなチーズと相性抜群でおいしぃ!!
感じからして手作りケーキのよぅです。サイズも大きめで嬉しいですvv

母のドーナツは温めてありました!!

一口貰いましたが、さくさくだけどやわらかくやさしい味のドーナツでこちらも手作りのよぅでした!!

ドーナツ推してる理由がわかりますvvわたし的に甘さがひきたったシナモンの方が好みでしたが、あまり甘いものを食べない母はキャラメルの甘さ控えめのほうが気に入ったよぅです。


店内で結構な音量でかかっているジャズですが、誰でも聞きやすいジャズばかりでしたのでジャズを知らなくても全然聞いていられる感じで、すごく落ち着きます。
ここの雰囲気ついつい長居してしまいそうな感じです。

駅に違いほどカフェもたくさんありますが、席と席が近くあまりこうやって落ち着くことの出来るところが少ないのでいぃ感じのところを発見できたな!と思いました。

母と神戸に来る際は喫煙可のところをいつも探すので、ここならちょぅど元町の中華街にも近くて便利なのでまた来たいと思います。
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28008967/dtlrvwlst/3118489/


03. 2013年1月27日 21:48:03 : W18zBTaIM6


いい感じ♪

ごんぼさんさんの口コミ 40代前半・女性・大阪府 '12/01 訪問


元町喫茶がイマイチだったんで…珈琲を飲みなおそう!と喫茶店をキョロキョロ。

何軒か並んでた中でもジャズ喫茶♪ということでココに決定

階段を上がって行くタイプのお店です

店の中が見えるまでは何か不安でした…が

入ると共にボリューム大のジャズが♪

ええやん!ココ!
薄い中にいくつかムーディーなスタンドが素敵です

はっきり言ってジャズは全くわかりませんが心地好いです

カウンターではお一人様おじさんが3人…腕を組んで目を閉じてジャズを聞いてはります

珈琲をいだたきました
普通においしいです


ママさん1人で切り盛りしてるのかな?

還暦過ぎた?ママさん綺麗です

赤いジャケットに黒のミニスカート…ニットのベレー帽?
すごく雰囲気があって素敵です

他のお客さんも静かにジャズを聞いたり本を読んだりゆっくりできる素敵な空間です
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28008967/dtlrvwlst/3758034/


JAZZ CAFE M&M 【 ジャズカフェ エムアンドエム 】

兵庫県神戸市中央区栄町通2-7-3

南京町西門を南に50m


TEL 078-393-0788

営業時間 12:00〜23:00

定休日 無し ※年中無休

アクセス 各線元町駅より徒歩3分

地図
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28008967/dtlmap/


JAZZの街神戸でも一目置かれる正統派ジャズ喫茶。
落ち着きある木調の店内では、音楽と珈琲が存分に堪能できる。

カウンター後ろにびっしりと並んだレコードはなんと2500枚!!

いわゆるモダンジャズと言われる50年代〜60年代のものが多い。

雰囲気に合わせたり、お客様のリクエストに応えたりして曲が変わるので、何時間居ても、何度来ても違う楽しみが味わえる。大きなオーディオから流れるJAZZのリズムは座っている椅子からも伝わり、身体全体で音楽を感じられる。

 M&Mのアルバイトスタッフは、神戸大学JAZZ研究会の学生が代々受け継いでいるそう。学生主催のライブやプロミュージシャンライブの他、毎年開催されるカウントダウンオールナイトセッションも盛り上がる。

なんとも神戸らしいJAZZ CAFE。
神戸に来たらぜひとも訪れておきたい一店☆
http://www.kuchikomi-kobe.com/kk000217/


04. dreammaker 2013年2月02日 15:52:19 : dhLO/ovBRybgM : 1eeweVVgoY
当方、関西在住ということで、神戸に行く際には必ず寄る店。
多分、関西のジャズ喫茶では最高の空間。
しかし低域が出すぎ。ベース部あたりの帯域を考えてほしい。
誰も注意しないんだろうな。ていうか出来ないのかな。
楽器の音を知っている人なら、あんな音はありえないんだけどな。

05. 2013年6月23日 00:11:16 : W18zBTaIM6


- 消えていく超一流メーカー(鬼門)-


ウーレイ(UREI):米国

今もレコーディングスタジオの定番商品がいくつもあります、超一流の中の超一流です。それは30年以上も前のものばかりです。しかし、代用品がないことから、今も世界中のスタジオの定番で使われています。

コンプレッサー UREI 1176、
チャンネルディバイダー ウーレイ(UREI) 525、
その他パワーアンプなどです。


このウーレイ(UREI)は、 30年くらい前に、あのJBL社に買収されました。

一時、JBL/UREIというようなブランドで、機材を出していた時期もありましたが、すでに時遅し、JBL社が絡んだ途端、レベルは格段に下がってしまいました。

そして、今ではウーレイ(UREI)ブランドは、その影も残さず、消滅してしまっています。中古をプロフェッショナルが入手いるのみです。

これは、しかし、今も世界中のレコーディングスタジオの必需品で、欠かすことのできない、永遠のブランドです。
http://www.procable.jp/setting/16.html


06. 中川隆 2013年6月23日 00:17:46 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6


UREI 813Bx \780,000(1台、1985年発売)

スタジオモニター813Bをベースに、コンシューマー用として改良が施されたフロア型スピーカーシステム。

コンシューマーモデルでは必要ないユニット保護ヒューズや警告ランプを省き、回路自体を単純化しています。

メインユニットとして813Bにも採用された801Bを搭載しています。
このユニットは、JBL 2425Hドライバーに800Hホーンを取り付けたトゥイーターとPAS社のウーファーを組合わせた同軸ユニットで、ホーンの開口部にはプラスチックユサフォームを採用し、優れた空気インピーダンスとスムーズなレスポンスを実現しています。

サブウーファーとしてJBLの2234Hを採用しています。
JBLの中でも、当時最も軽い振動板、最も強力な磁気回路を搭載しており、低音再生能力を向上させています。

ネットワークには独自のタイムアラインシステムを採用しており、ユニット間の位相差や時間差を抑えています。

エンクロージャーは板厚25mmの高密度チップボードを採用しており、内部の全コーナーは約40mm角の米松角材で補強するなど各部を補強し、ユニットから放射される音響エネルギーに対処しています。

サランネットのネームプレートは、アクリルとアルミの2種類のバリエーションがありました。


定格

3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型

使用ユニット
全帯域用:38cm同軸型(801B)
低域用:38cmコーン型(JBL 2234H)

周波数特性 45Hz〜17.5kHz ±3dB

インピーダンス 8Ω

出力音圧レベル 101dB/W/m

許容レベル 150W(40Hz〜20kHz、ピンクノイズ)

外形寸法 幅711×高さ908×奥行533mm
重量 85kg
http://audio-heritage.jp/UREI/speaker/813bx.html


07. 中川隆 2013年6月23日 00:22:48 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

個人的にも、UreiIのスピーカーはデザインもとてもカッコ良く気に入っているのですが、『実は全然Ureiのことを知らない・・!』っと思い、先輩に聞いたり、アメリカのサイトを調べてみてみました!

まず、創設者は Bill Putnam氏


Bill Putnamさんの彼の会社Universal Audioを1950年にシカゴで設立され、この当時のサウンドシステムに携わり、音楽機材のデザイン、製造などを主に手がけていたようです。


そして歴史的な機材 Urei 1176LNや、Urei Time Align Monitorsや、人気の高い urei 1620 leや urei 1603を生み出しています。

LA Jazz Record 〜ビンテージな日々。〜-Urei 1176


そして1957年にハリウッドに移り、Universal Audioという名前を
United Recording Electronics Industries (今のUREI)に改名しました!


そしてここでビックリなのが、このBill Putnamさん、EASTWEST STUDIOSというレコーディングスタジオも設立されている方であり、"近代レコーディングの父"と評されていらっしゃいます


Putnamは、装飾的なリバーブやレコーディングの商業化を最初におこなった人物として知られ、最初にマルチバンドイコライザーを開発した人間でもあるそうです!


その上、シカゴ、ハリウッド、サンフランシスコでスタジオ経営をおこない、
ステレオ録音の手法も生み出しています。


そして、テープエコー、エコーチェンバー、ボーカルブース、マルチレコーディング、8トラックレコーディング、ハーフスピードのディスクマスタリングなど、ケイシーが知っているスピーカーだけでは無く、スタジオでのレコーディングビジネス、そしてステレオ録音の手法を生み出すなど、幅広く活躍されている方ですね!!!

しかしながら、1985年にBill Putnamさんはレコーディングスタジオも、Ureiともに引渡ししてしまい、引退されました。


そして! 買いとったのは、そう、スピーカーで有名なJBL社が買いとったのでした!


一時、JBL/UREIというようなブランドで、機材を出していた時期もあったそうです!


Ureiという会社は無くなってしまったものの、彼の残した功績は数知れませんね!
http://ameblo.jp/lajazzaudio/theme-10044835971.html


08. 中川隆 2013年6月23日 01:43:44 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

UREI_813 〜大型スタジオモニターの雄〜 2011年5月28日


●イーベイUKにて、UREIのあの813をみつけました。

ウーレイっていう幽霊みたいな名前の会社ですが、United Recording Electronics Industryの略で、プロ用機器の有名な老舗です。Bill Putnamによって1958年にUniversal Audio社(現存しています)が設立された後に、ビルによってUERI社も設立されましたが、今はJBLに吸収されてUREI社は残っていません、業務用アンプのJBL/UREIとして出ています。

 この813は1977年の米国発売ですからもう30年以上前の製品になります、当時\100万という高価なスタジオモニターとして発売されていました。録音スタジオの壁に埋め込まれているスカイブルーのホーンが際立つ大変印象的な813の写真を見た人も多いと思います。

813は頻繁にレベルアップされ、813Bになるとコンシューマー用としてユニット保護ヒューズやアラームランプなどが省略された813BXという大型フロア型も出ました。木目のキャビネットが綺麗で、ALTECの6041みたいなスピーカでした。

●813シリーズはUREI独自のタイムアライメントネットワークを採用したモニタスピーカーシステムで、マルチユニットによる位相ズレを解消しています。ウーハの位相を電気的にずらすことで、両ユニットの音響中心を揃えたのと同等以上の効果で、リスニング・ポイントの位相差をなくすもので、スタジオ録音に重要な優れた定位を実現しているんです。

 813の構成は、サブウーハと同軸ユニットの2スピーカの3ウェイ・バスレフ方式で、f特は40Hz〜17.5kHz、8Ωで150W、幅787×高さ908×奥行559mmで、重さはなんと80kgという超重量スピーカです。

 まず813Bでは、同軸ユニットにUREI自慢の801Bを採用、これはPAS(Professional Audio Systems)社製38cmノンコルゲーションコーンにJBLの高域ドライバとホーン(2425H+800H)を埋め込んだ同軸型ユニットで、ホーンの開口部にはあのスカイブルーの発泡プラスチック製のユサ・フォームが塗布されています。

これは、適切な空気インピーダンスとスムーズなレスポンス?を実現しているのだそうで、意味分かってませんがただのパフォーマンスではないようでしたぁ。

サブウーハにはケンタッキー州のエミネンス(Eminence)社(いまでもギターアンプのスピーカユニットなんか作っていま〜す)のウーハを採用。この813Bが大ヒットになってUREIはスタジオモニタとしての座を確実なものとしました。


 でも私の知っている813は確かアルテックのユニットだったと思っておられる方、そうなんですねぇ、初代813はアルテック604-8Gとサブウーハにエミネンス社の800Wが搭載されていまして、今回の出品がまさにこれにあたります。この時のホーンはあの青いユサ・フォームは付いていなかったはずなのですが、出品画像にはなぜかちゃんとついていますねぇ。

 813は1979年に磁気回路がフェライトの604-8Kへ変更となり型番が813Aとなりましたが、このときホーン部にユサフォームとホーン内のレゾネータ(風切音みたいな高域の吸音材って感じです)が付きました、これはカットオフ近辺のあばれとか3kHz付近のピークを改善するためなんだそうです、こんなんでいいんだぁ、って感じですが、、。

となると今回の出品は813Aとも思えますが、実はネットワークが838が搭載されていまして、これだと813となります、813Aではネットワークは839に変更されているんです。ただ、813Aと813のカタログを見ますと、813にはユサフォームは付いていなくて813Aには付いていますが、搭載ウーハは813と同じ、604-8Gと記載されているものがありました。どうも813から813Aへの過渡期にはどっちもありだったみたいですねぇ、このあたりあんまりこだわっていないところがいかにも海外メーカだと思いました。

 さて、1980年代初めになるとアルテックが供給不安を起こすようになりました(品質上の問題らしです)。そこで代わりにPAS社の同軸ユニット採用となるわけで、これが813Bで1983年に米で発売、813シリーズの中で一番売れたモデルとなるわけです。

 ちなみに813の最終モデルは813Cで1984年の発売でJBLのE145と2425(2426)を組み合わせた同軸ユニットと2215Hウーハの組み合わせです。エンクロージャーは板厚25mmの高密度チップボードで内部の全コーナーは約40mm角の米松角材で補強されています。

●813はセッティングでかなり音が変わるようですね。そもそも奇妙なセッティングで、サブウーハーが上になるようにして、ホーンがリスナーの耳の位置になるように設置するのが本体の使い方らしいのです。このためには高さが数十センチもある頑丈なスタンドが必要となりますし。

さらに背面を共振しにくい堅固な壁面に密着させる必要があるそうです。もっとも家庭用ではなくてスタジオ用だからこれでいいのでしょう。でも家庭では大変扱いにくい、もっともそんな人はめったにいませんが。

 音は、JBLのカラっと明るい音よりさらに楽天的だそうで、なんのことやら。これではなぜ813がスタジオで認められたのか不思議です。

モニタースピーカーとしての明晰な音、なんら色づけされないモニタリングとしての役割にはおよそふさわしくない、弾みのついた明るい響き、雄大なスケール感でアメリカ的な朗々とした豪華な音らしいのです。


 たとえばマッキントッシュなんかの豪華アンプで50年代のジャズを目一杯の音量で鳴らしたら、輝きと生命力に満ちた豪華サウンドで至福の時となるのでしょうが、バロックファンの私には到底合いそうにありません。


●価格は即決価格で£1499(約20万円)となっています。813Bだと人気機種なのですが、初代813ということで、\25万が相場、\8万で即買いと勝手に値付けいたしました。

 なんせ160kgですからね、送るのが一苦労で、もちろんUKからは無理ですよねぇ。もっとも日本で売っていても、これをウサギ小屋の一般家庭で鳴らそうとは思いませんが、逆にこれ買って鳴らせる環境の人がうらやましいっす。
http://audioagent.wordpress.com/2011/05/28/urei-813/
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/62843145.html


09. 中川隆 2013年6月23日 01:55:03 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6


UREI Model 813 1980年6月15日


菅野沖彦
ステレオサウンド 55号(1980年6月発行)
特集・「’80ベストバイコンポ209選」より

 アメリカのプロ機器メーカーUREIが、アルテックの604−8Gを改造してシステム化したユニークなモデルだ。サブウーファーを追加、ホーンをUREI製に変え、タイムアライメントを施したネットワークを内蔵させている。適度なダンピングコントロールを施してたサブウーファーの働きで低域が豊かに、また歪の少ない高域が特徴。置き方によって音がかなり変るシステムだ。



UREI Model 813(組合せ)1979年10月30日


瀬川冬樹

続コンポーネントステレオのすすめ(ステレオサウンド別冊・1979年秋発行)
「第17項・アメリカの新しいモニタースピーカー UREI #813」より


 UREIはユナイテド・レコーディング・エレクトロニクス・インダストリーズの頭文字。日本語で発音するとあまり印象がよくないが、録音スタジオ等のプロ用器材の製造で、古くから有名なメーカーだ。つまり一般コンシュマー用ではないが、この会社の手がけた新しいモニタースピーカー813型は、日本のオーディオファンのあいだで、ちょっとした話題になっている。

 というのは、JBL4343の出現で、新しいモニタースピーカーの、音にぜい肉のない、つまり鋭利な刃物でスパッと切り割いてゆくような明晰な音に馴らされていた(しかしその点に多少とも不満をおぼえていた)人たちに、そうでないもうひとつのアメリカの音、肉づきの豊かな、神経質でない、人の好いアメリカ人のような屈託のない朗々とした豪華な味わいを、久々に聴かせてくれたスピーカーだという点で。

 なにしろ、音がいくらでも湧き出てくるような、弾みのついた明るい響き。雄大なスケール感。まるでコダカラーのような、つまりどこか人工的な味わいであることは感じさせながらも、しかしこれはアメリカでしか作ることのできない色彩のあざやかさと豊富さ。この音に馴らされたあとでたとえばJBLを聴くと、どこか禁欲的にさえ聴こえるほど、こちらの鳴らす音は享楽的だ。

 外形寸法は相当に大きい。とくに奥行きの深いことが、いっそう大きく感じさせる。そしてもうひとつ、低音用ユニットが上になるようにして、高音用ユニットが聴き手の耳の高さにくるように設置するという条件を満たすためには、高さが数十センチの頑丈なスタンドが必要だ。サイドボードや物入れのような共鳴しやすい材料は厳禁だ。また背後には共振しにくい堅固な壁面を選び、原則として背面を壁に密着させる。

 これは一般家庭用ではなくスタジオ用だから、家庭ではひどく扱いにくい。こういうスピーカーを家に持ち込むのは、日本の愛好家ぐらいのものかもしれないが、しかしこの音は他に得がたい魅力だ。ただ私は、ここまで楽天的な音を、毎日のように楽しむ気にはなれないが。

          ※

 このスピーカーを生かすのは、たとえばマッキントッシュのアンプの豪華な音だろう。そしてカートリッジもアメリカの製品。これで50年代のジャズをいっぱいのボリュウムで鳴らしたら、しばらくのあいだ陶然とした気分が味わえるにちがいない。輝きと生命力に満ちた豪華なサウンド。しかし、渋いクラシックのファンにはどう考えてもこの音は好まれない。

 このスピーカーの基本はアルテックの604−8Gというモニター用のユニットだが、UREIの技術によって、アルテックの音がなんと現代ふうに蘇ったことかと思う。おじ604−8Gを収めた620Aシステムでは、こういう鳴り方はしない。この813に匹敵しあるいはこれを凌ぐのは、604−8Gを超特大の平面(プレイン)バッフルにとりつけたとき、ぐらいのものだろう。

 UREI813を鳴らす組合せ例をもうひとつあけておく。国産で羽音の表情の最も濃いトリオの07シリーズを中心に、プレーヤーもカートリッジも結果的にスピーカーと同じまっ黒け≠ナ統一できた。むろんそういうおもしろさより、音質本位に考えた結果である。


スピーカーシステム:UREI #813 ¥498,000×2
コントロールアンプ:マッキントッシュ C32 ¥690,000
パワーアンプ:マッキントッシュ MC2205 ¥668,000
チューナー:マッキントッシュ MR78 ¥490,000
ターンテーブル:テクニクス SP-10MK2 ¥150.000
キャビネット:テクニクス SH-10B3 ¥70,000
トーンアーム:テクニクス EPA-100 ¥60,000
カートリッジ:ピカリング XUV/4500Q ¥53,000
カートリッジ:エンパイア EDR.9 ¥50,000
計¥3,177,000(ピカリング XUV/4500Q使用)
計¥3,174,000(エンパイア EDR.9使用)


スピーカーシステム:UREI #813 ¥498,000×2
コントロールアンプ:トリオ L-07CII ¥160,000
パワーアンプ:トリオ L-07MII ¥1200,000×2
チューナー:トリオ L-07TII ¥130,000
プレーヤーシステム:テクニクス SL-01 ¥80.000
カートリッジ:エンパイア EDR.9 ¥50,000
計¥1,656,000



UREI Model 813 1979年6月15日


菅野沖彦
ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より


 武骨なスタジオモニターながら実に堂々たるアメリカンサウンドを聴かせてくれる。アルテックの音には違いないが、高域の歪感のなさは、確かにリファインされたモデルといってよい。


UREI Model 813 1978年6月15日


菅野沖彦
ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

モニターとしての確度と音楽の魅力がバランスした優秀製品。


UREI Model 813 1978年6月15日

井上卓也
ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

古き器に新しき酒をもった伝統と技術の巧みな調和は強烈な魅力だ。



UREI Model 813 1978年6月15日

瀬川冬樹
ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

これこそアメリカでしか作ることのできない、血色のよい明るい響き。



UREI Model 813 1978年3月15日


瀬川冬樹
ステレオサウンド 46号(1978年3月発行)
特集・「世界のモニタースピーカー そのサウンドと特質をさぐる」より


 久しぶりに面白いスピーカーに出会った。永いこと忘れかけていた音、実にユニークな音。

たとえばブラームスのP協のスケールの雄大な独特な人工的な響き。
アメリカのスピーカーでしか鳴らすことのできない豪華で華麗な音の饗宴。
そしてラヴェル。

「パリのアメリカ人」ではなくて「パリジャン・イン・アメリカ」とでも言いたい、まるでコダカラーのような色あいのあざやかさ。

だがそれう不自然と言いきってしまうには、たとえばバッハのV協のフランチェスカッティのヴァイオリンで、自分でヴァイオリンを弾くときのようなあの耳もとで鳴る胴鳴りの生々しさ。このスピーカーにはそうしたリアルな部分がある。アルゲリチのピアノのタッチなど、箱の共鳴音が皆無とはいえず、ユニット自体も中域がかなり張り出していながらも、しかしグランドピアノの打鍵音のビインと伸びきる響きの生々しさに、一種の快感をさえおぼえて思わず口もとがほころんだりする。

だが何といっても、クラシックのオーケストラや室内楽を、ことに弦の繊細な美しさを、しみじみ聴こうという気持にはとうていなれない。何しろ音がいかにも楽天的で享楽的であっけらかんとしている。スペンドールの枯淡の境地とはまるで正反対だ。

  そのことを裏がえしていえば、ジャズやポピュラーの再生に限定したとき、このスピーカーは全く他に得がたい美しい音を聴かせる。中でも菅野録音に代表される豊かで豪華な音の響きを味わいたいという場合、あるいは、五〇年代に代表される良き時代のスタイルで演奏されるジャズ、こういうプログラムソースが、このスピーカーからは、素晴らしく味の濃い密度の高い、ゴージャズでしかも何よりも大切なことはとても暖かい音で、再生される。

この音に楽しまされているうちに、ここ数年来、JBLやイギリスの新しい流れのモニタースピーカーを中心に、少なくとも私自身の耳が、このいくらか古めかしく暖かな音の美しさをすっかり忘れかけていたことに気づかされた。リッチで、ことに低音のリズムが豊かによく弾み、明るく楽しい。音が少しもいじけていない。伸び伸びと、あくまでも伸び伸びとよく唱う。音がいくらでも湧き出てくるような気分になる。

スピーカー自体の能率がかなり高いこともあってアンプのボリュウムはかなり絞っておいても音が豊かさを失わないが、能率の高さよりも音の自体の性質がいっそうそれを感じさせるのにちがいない。今日的なワイドレインジと、古き良き日の善意に満ちた(分析的でない)楽しい豊かさとが見事にドッキングして、解像力の高くしかも冷たさのない新しいモニタースピーカーが生まれた。

スピーカーユニットの配置が独特なので、試みに天地を逆さまにして床に直接置いてみたが、これでは音像がべったりして全然よくない。指定どおり、高域ユニットが耳の高さ附近にくるように、高めの台に乗せることが必要のようだ。




UREI Model 813 1978年3月15日

菅野沖彦
ステレオサウンド 46号(1978年3月発行)
特集・「世界のモニタースピーカー そのサウンドと特質をさぐる」より


 ユーレイという名前は日本では奇異な感じを持たれるかもしれないが、このメーカーはアメリカ・カリフォルニア州サン・ヴァレイにあるプロ機器専門メーカーで、ユナイテッド、レコーディング・エレクトロニクス・インダストリーズという。そのイニシャルをとるとUREIとなる。

社名が示す如く、主に録音の周辺機器を製造しているが、同社のスピーカーに接するのは、私もこれが初めてであった。

このシステムは、今アメリカのスタジオで、一つの流行ともいえる様相を呈しているアルテックの604のモディファイである。

604−8Gのセクトラルホーンとネットワークをはずし同社製の800Hというストレートホーンをつけ、これにもう一つ38センチのユニットを追加、これらにタイム・アラインド・ネットワークをつけ、大きなダンプドバスレフ・エンクロージュアに収めた大型モニターシステムである。

モデル813と呼ばれるこのユニークなシステムは、正直なところ完全に私を魅了してしまった。

その高域は、604−8Gとは似ても似つかぬ繊細かつ、明確、なめらかなハイエンドと化し、しなやかな弦の響きを再現するし、パルシヴな高域のハーモニックスも優美な音を響かせる。加えて、適度にダンピングをコントロールした低域の豊かさは素晴らしく、フェイズ感はナチュラルで、近来稀に聴く優れたスピーカーだった。
http://audiosharing.com/review/?cat=91


10. 中川隆 2013年6月23日 02:07:35 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

UREIの製品は、初期物に人気がある。

たとえば、1620ミキサーは太い音の初期物に対し、後期物はハイファイ的音と評されている。

価格も初期物が高く、自ずとどちらの音を皆が望んでいるかは分かる。

私もUREIのスピーカーは、JBLユニットを使う前の813が好きであって、それが置いてある日本橋の喫茶店へよく行ったものだ。
http://wabikichi.blog133.fc2.com/blog-category-17.html


さてUREI夫さんの813ですが、38ユニットが縦に並ぶその巨大さは圧巻です。

最初、再生音にちょっとホコリっぽい感じもあったんですが、それは単にまだ目覚めていないだけでした。しばらく鳴らすうちに調子が出てきて、豪放磊落、悦楽再生そのものという感じで歌い出します。

さすがはマッキン2500でドライブしているだけはある、暖かみとパワフルさが共存した音です。

この813にはアルテックのユニットが使ってあるそうで、歯切れの良さと重量感が同居したこのSPの低音レスポンスの良さはその賜かも知れません…。
http://www.geocities.jp/krytone1234/tabioto.htm


11. 中川隆 2013年6月23日 10:50:59 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

同軸型ユニットの選択


川崎先生は「プレゼンテーションの極意」のなかで、特徴と特長について語られている。
     *
「特徴」とは、物事を決定づけている特色ある徴のこと。
「特長」とは、その物事からこそ特別な長所となっている特徴。

     *
ベッセル型フィルターの「特徴」が、同軸型ユニットと組み合わせることで「特長」となる。

UREIの813のネットワーク(TIME ALIGN NETWORK)は、回路図から判断するに、
ウーファー部のハイカットフィルターは、8次のベッセル型である。

ベッセル型フィルターの通過帯域内の群遅延特性はフラットであると前に書いているが、そううまくウーファーの音だけに遅延がかかって、トゥイーターからの音と時間的な整合がとれているのか、と疑われる方もおられるだろう。

メーカーの言い分だけでは信じられない、コイルとコンデンサーだけのネットワークで、タイムアライメントをとることが、ほんとうに可能なのか、と疑問を持たれても不思議ではない。

ステレオサウンドの46号の特集記事はモニタースピーカーだった。
その次の47号で、46号で登場したモニタースピーカーを、三菱電機郡山製作所にての測定結果が載っている。

アルテックの620A、JBLの4343、4333A、ダイヤトーンのMonitor1、キャバスのブリガンタン、K+Hの092、OL10、ヤマハのNS1000M、そしてUREIの813の、無響室と2π空間での周波数特性、ウーファー、バスレフポート、パッシヴラジエーターに対する近接周波数特性、超高域周波数特性、高次高調波歪特性、混変調歪特性と混変調歪差周波掃引、インパルスレスポンス、群遅延特性、エネルギータイムレスポンス、累積スペクトラム、裏板振動特性、デジタル計測による混変調歪が載っている。


ステレオサウンド 47号の測定結果で比較したいのは、アルテック620A とUREI・813であることはいうまでもない。

813のネットワークの効果がはっきりと出ているのは、インパルスレスポンス、群遅延特性、エネルギータイムレスポンスにおいてである。

620Aのエネルギータイムレスポンスは、まず-40dB程度のゆるやかな山があらわれたあとに、高く鋭く、レベルの高い山が続く。 最初の山がウーファーからのエネルギーの到達を示し、それに続く山がトゥイーターからのものである。

813はどうかというと、ゆるやかなウーファーの山の中ほどに、トゥイーターからの鋭い山が入りこんでいる。ふたつの山の中心が、ほぼ重なり合っている形になっている。

620Aでのウーファーの山のはじまりと、813でのはじまりを比較すると、813のほうがあきらかに遅れて放射されていることがわかる。

インパルスレスポンスの波形をみても、このことは読み取れる。

620Aでは、やはりゆるやかな低い山がまずあらわれたあとに鋭い、レベルの高い山が続く。

813では、ゆるやかな山の始まりが遅れることで、鋭い山とほぼ重なり合う。

群遅延特性も、同じアルテックの604-8Gを使用しているのに、813はかなり優秀な特性となっている。
http://audiosharing.com/blog/?cat=60


12. 中川隆 2013年6月23日 10:56:12 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6


UREI 813

PAS社のユニットはUREIに採用されたことがありました。以下の文章は、UREIのモニタースピーカーシステムについて、ランシングヘリテッジフォーラムの管理人、Don McRitchie氏が2001年8月に同フォーラムに記載したものです。

ちょっとだけ訳してみると…


オリジナルの813(下の画像)はモディファイしたALTEC604-8GとEminence社(北米のスピーカーユニットメーカー)のウーファーを使用。このウーファー(型番はU800W、または800W)は最低域を伸ばすのではなく、パワーハンドリングを改善するためのもの。

その後、1979年にフェライトの604-8Kに変更。フォーム状のパッドをホーンに取付けカットオフ近辺のクセを低減。さらに、ホーンの内壁にレゾネーターを形成して3kHzのピークを解消。これが813A。

70年代後半から80年代初頭にかけてALTEC社は品質管理に問題を抱えるようになり、UREIは604の代わりを探し始めた。候補としてTannoy、Emilar、Gaussの同軸をテストしたが要求を満たさず。結局、PAS社の同軸ウーファー部にJBL社の2425を組み合わせ、これにEminenceの補助ウーファーを搭載したのが813B(下の画像)。UREIのビジネスはこれで大成功する。

UREIはその後ハーマンに吸収され、1984年にJBL社の801と呼ばれる新型同軸ユニットと2215Hを組み合わせた813Cになったということです。


UREI stands for Universal Recording Electronics Industries. It was founded by Bill Putnam in the 1960’s as a small manufacturing arm of his larger recording studio business – Universal Recording Company (later United Recording, United Western and currently Ocean Way). Bill was one of the most respected recording engineers in the business. He was Frank Sinatra’s favorite engineer and worked on many of his most renowned recordingsBill was instrumental in developing many of the technological innovations that have become standards in the recording history. A detailed profile of his life can be found at:

http://www.uaudio.com/history/BPsr.html

Word of Bill’s innovations in developing homebuilt equipment for his studio spread throughout the industry and resulted in demand for him to manufacture and sell his products. This was the genesis of what would ultimately become UREI. One of Bill’s homebuilt products that gained significant word-of-mouth was a customized monitor that was the prototype for the 813The original prototype was based on the Big Red monitor developed by Sherwood Sax of Mastering Lab and manufactured by Audio Techniques of Stamford Connecticut. It was based on the Altec 604. The major innovation of the Big Red was to replace the standard cross-over with a customized design that tamed a ragged midrange response that plagued all 604/605’s of that era. It resulted in a much smoother response that addressed the long standing reputation of the 604 as being a “fatiguing” monitorBill Putnam worked with Dean Austin, Ed Long and Dennis Fink of UREI to further improve the 604. The multicell horn of that driver had relatively poor directional control and poor loading at crossover which contributed to the harsh and ragged response. The 813 was developed with a customized, flared horn that had tighter pattern control and a revised cross-over. The cross-over was designed by Ed Long and introduced the patented Time Align (R) concept that allowed the 604 to operate as a time-coherent point-sourceThe original 813 was installed in Putnam’s own United/Western recording studios in the mid 70’s. Outside mixers and engineers that booked time in these studios were very impressed with this new monitor and pressured Putnam to manufacture and sell the 813. In 1976, UREI expanded its field of operations and entered into the monitor businessThe original 813 used a modified 604-8G along with an Eminence helper woofer and Ed Long’s Time Align crossover. Interestingly, the main purpose of the Eminence woofer was not to extend bass response but rather increase overall output. The 604 was prone to failure at high output levels. The helper woofer allowed UREI to increase the power handling of the 813. To this day, unless soffit mounted and equalized, the 813 has a reputation of being somewhat bass shy.

In 1979, Altec introduced the 604-8K as the ferrite replacement of the Alnico 604-8H. The new driver was found to sound quite different leading Putnam to make further revisions to the 813. A new horn was introduced that added foam padding to the interior of the horn and a foam extender on the horn mouth to soften the cutoff frequency characteristics. Putnam also included small Helmholtz resonators on the internal side walls of the horn to trap the persistent 3 khz spike in the 604 response. The network was redesigned to accommodate the driver changes and the new system became the 813ADuring the late 70’s and into the early 80’s, Altec was experiencing significant quality control problems. At the time, Altec was headed towards bankruptcy and the eventual closure of the Anaheim facility. It resulted in such poor product consistency that UREI was rejecting as much as 95% of the incoming Altec drivers. UREI became an authorized Altec repair center just to ensure they would have enough stock on hand to build the 813. It led UREI to ultimately seek a replacement for the 604UREI initially tested Tannoy, Emilar and Gauss products, but none would meet their requirements. Ultimately, they became interested in PAS drivers which had a unique 15” bass driver that could accept a high frequency compression driver of the user’s choice. UREI was favorably impressed with JBL’s 2425 compression driver and tried mating it to the PAS transducer. This became the basis of the 813B introduced in 1983. Again, an Eminence helper woofer was employed. This was a very successful design and led to a very healthy upgrade business for UREI in converting 813A’s to 813B’s. The 815 was also introduced at this time which was a monster monitor that contained two Eminence helper woofers for a total of 3-15” drivers.

During the development of the 813B, there was a very interesting problem with the production 813A. All of the sudden, new 604’s exhibited a deep, narrow hole in their response at 3 kHz. A phone call to Altec established that the long known issue of the spiked midrange response had finally been addressed by a new engineer and a design change was made without informing their customers. UREI addressed this new development by substituting closed-cell foam of the same color as the original open-cell foam in the resonating holes, which disabled the resonators without changing the product cosmeticsIn the early 80’s, Bill Putam’s wife died and he began to lose heart in the business. Harman International expressed interest in the firm and UREI was sold in late 1983 to become a division of JBLpro. Dean Austin moved over to JBL and became responsible for the ongoing design of UREI monitors. In 1984, the 813C was introduced as an all JBL product. It used a new coaxial called the 801 and replaced the Eminence helper woofer with the 2215H (pro equivalent of the LE15). This was the most successful 813 yet and replaced the 815B as well since it had higher output than that 3 driver system. Dean went on to design the very successful 12” 809 which was the last UREI monitor that was sold when Harman International discontinued the brand in the mid 1990’s

Commented by Roberto at 2008-06-18 21:52 x
urei かっこいいですね! 真似っこしてミニ版を作ってみたいです(笑)

確かネットワークに特殊な位相補正技術が使われていたとか...
ところで、ダブルウーハーのエンクロージャーは一体なんでしょうかね?
全然違う特性のユニットだと思うのですが。

Commented by kiirojbl at 2008-06-18 22:46
あれっ?
箱の中は当然仕切られているのではなかったかしら…
考えてみると813、813A、813Bについては確認してないです。
http://www.jblproservice.com/pdf/UREI%20Time%20Align%20Series/813C-L,R.pdf

Commented by darda95_215 at 2008-06-19 17:19
懐かしいなぁ、使ってました 813A。
仕切りは無かったっす。
モニターのクセになんでも自己流で鳴らしてしまう頑固なヤツでした。
ハマれば無敵なほど魅力的、JBLほどの融通性は無くてALTECの血の方が濃いように感じてました。
ネットワークにタイムアライメントとか言うわりに電球とか使われていて面白かったです。
信号がフィラメント通るんだもん、SPケーブルなんざなんでもええよね w


Commented by kiirojbl at 2008-06-19 19:22
813A、箱の仕切りはなかったですか。
うれしいです、そういう構造。
スピーカー、理屈じゃないですよね。

自己流で鳴らしてしまう、ってこれもうれしいですね。
スピーカーってそのぐらい主張が欲しい。
じゃないと、こだわっている意味がないですもん。

それがALTECの音ならなおさらいい。
ALTECって恐ろしいほどの魅力を感じます。
聴いてみたいなぁ…

電球をネットワークに使うのは知ってましたが、UREIもそうだったんですか。
というかもしかしたらUREIが最初だった?
貴重な情報として覚えておきますです。


Commented by Roberto at 2008-06-20 09:29 x
仕切りはないのですね! ダクトが1個なのでそうかな〜と思っていました。面白いですね。 エッジが硬いユニットだから問題ないのでしょうね。

電球は、リミッタですね? せっかくだから外からピカピカ見えたら楽しいのに!

Commented by kiirojbl at 2008-06-20 14:15
813Aは仕切りなし、813Cは仕切りありということが分かっていますので、あとはオリジナルの813と813Bですね。
http://www.jblproservice.com/pdf/UREI%20Time%20Align%20Series/813C-L,R.pdf

Commented by old_style_photo at 2008-07-10 08:04 x
うちの813には仕切りがありますね。鳴らすのにひと苦労でした。


Commented by old_style_photo at 2008-07-10 08:06 x
こんな感じで使っています。


Commented by kiirojbl at 2008-07-10 12:00
お使いになっているのは813Aでしょうか、それとも813Bでしょうか?


Commented by old_style_photo at 2008-07-10 12:31 x
たぶんAだと思うのですが。
altec604-Kが使用されているタイプです。

Commented by kiirojbl at 2008-07-10 12:49
貴重な情報、ありがとうございます。
604-8Kですと、813Aですね。
だーださんの813Aは仕切りなし、old styleさんの813Aは仕切りあり・・・
う〜む、謎が深まってまいりました。面白いですね。


Commented by old_style_photo at 2008-07-10 12:56 x
仕切りはありますが密閉ではありませんよ。
バスレフのような構造になっています。
こちらこそよろしくお願い致します。

Commented by old_style_photo at 2008-07-10 15:26 x
入手当初のあまり鳴りがよくなかったのでネットワークをオリジナルに基づき作り直しました。
http://kiirojbl.exblog.jp/9070201/


13. 中川隆 2013年6月23日 11:01:58 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

次のSPは Urei 813 スタジオモニター 2009年01月25日

専務用の次のSPは 「Urei 813 スタジオモニター」 にしました。

アルテックの604系のユニットとJBLのウーハーで構成されています。
ブルーのホーンがアクセントですね。

既に604系では604-8Gで#614や#620AをTrail仕様にして、その実力を十二分に確認しています。モニターSPの中で「普通に使える」SPとしてALTEC 604系のSPユニットは非常に素晴らしいソノリティを持っています。

一般的なモニターSPと違って「削られた音」が ほとんどないユニットですので非常に楽しみです。

パワーアンプも2種、Trail仕様の「化け物クラス」のアンプを用意しています。


Urei813、いいですね。
昔、MJ(無線と実験)を愛読していまして、(今はしていませんが)表紙になっていたのが今でも鮮明に覚えています。

部屋が広ければ、一度は使ってみたいのですが、多分、無理でしょう。せめて、620とかは使ってみたいです。(中学くらいから憬れています。)
byいたちょう at2009-01-25 11:01

604系のSPは大変素晴らしいサウンドを聴かせてくれます。
自分の気に入るレベルまで追い込んでみたいと思っています。
byしき at2009-01-25 11:10

前日記(レス禁止で(-_-;))で

「モニターSPを探していま〜〜す!」

ってあったので 気になっていたのですが・・・  
早ッ!!  ウ〜〜レイ(Urei)になったのですね。  懐かし〜〜いです。    モチロン使った事もありませんし ホンモノを見た事があるかも今となっては・・・?? 記憶にアリマセン。

当時は スタジオモニターが 流行って いましたよねェ〜〜   

ウ〜〜レイに ガウス タンノイ ATC アルテック そして JBL。 

憧れですよね。   

ウチには やっとの思いで 4344を入れた思い出があります。  6畳間に押し込んでの使用でしたが 降り注ぎ 浴びせ掛けられる様な音のシャワーに 満喫していましたね。  多分・・・ アレでは4344の良さは聴き出せていなかったと思いますが 当時は当時で楽しんでいたのですから まァ− よし! でしょうかネ。

今は部屋も広くなりましたので 大型のモニターSPの導入を企んでおります。  企むのはタダですからネ  (^_^)v   

JBLやTANNOY ウエストレイク・・・  
 今一度 アノ 浴びせ掛ける様な 音のシャワーに浸りた〜〜い。
byアコスの住人 at2009-01-25 13:26

SP遍歴を繰り返した挙句、メーカーオリジナルを基本にSPユニットの変更や追加で自分好みのSPを作っています。

ALTECの604系のユニットの潜在能力が非常に高く、これを使わない手はないと思いました。

Urei 813 を自家薬籠中の玉に仕上げたいと思っています。
byしき at2009-01-25 13:52

なるほど、ウーレイですか これは気付きませんでした。
確かに、しきさんのこれまでの方向ときっちり一致しますね。
byたくみ@深川 at2009-01-25 19:47

JBLは既に3セットの大型システムを持っていますので次はALTECと思い614や620Aを使ってきましたが、良い所と欲しい所を考えるとウーレイが良いと思いました。

一生付き合えるSPと考えるとそれなりに しっかりしたSPユニットが必要です。

既にJBLとALTECのユニットの「潜在能力」の高さを感じていますので期待を裏切らないと思います。 結構大きな箱ですので置き場所も大変です。
byしき at2009-01-25 20:13
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2051/20090125/9763/


14. 中川隆 2013年6月23日 17:04:50 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

Urei 813 の音出し 2009/02/01

早速ユニットを組み付けて前オーナーさん手作りのネットワークで「音出し確認」です。

とにかくSPの高さが180cm有りますので「異常な高さ」です。前オーナーさんはALTEC A4 を導入されるためにこのUREI を手放されたとの事ですので相当大きいお部屋でしかも「大音量」でドライブされていたようです。

ともかく「音出し確認」は無事に完了しました。スケール感の大きい再生音でパワーを入れれば入れるだけ「鳴り」が良くなってきます。

「音の空気感」に独特のスケールと雰囲気を持っています。前オーナーさん手作りのネットワークはOILコンデンサー等が宙ぶらりんなので後日対策が必要ですが、なかなか良い部品が使って有り、このサウンドの源かも知れません。

ただ、自分が作り上げたRCA箱システムと比べると「豪放さ」は有るものの、「音の粗さ」も相当ありますので、あちこちに手を入れて行かないと「専務宅」で使えません。

単純に第一チェックで


1)SPスタンドの新規作成・・・・高さと安全・音質対策

2)ネットワークのユニット化・・・ネットワークの完成(フィルムコンデンサー交換)

3)低域ウーハーのユニット交換・・・416-8Bに交換予定(ノーブランドウーハー交換)

4)高域にピラミッドツィーターの追加・・・高域の伸びと音数改善

5)SP内部配線、ネットワーク配線と各SP端子の交換・・・音質改善


を対策したいと考えています。

しばらくはこのままで聴きながら一つ一つ確実にグレードアップと使い勝手をよくしていきたいと思っています。


コメント

d4studio さん この度はありがとうございました。
ユニットと箱代だけでもこの価格は安かったと思っています。
付属のネットワークには疑問を持っていまして、今回いただいたネットワークの様な物を「特注」で作ろうかと考えていたぐらいです。
ネットワークの仕上げでこのシステムのサウンドが決まります。
現状でも「合格点」が出せるようなサウンドが出ています。非常に満足しています。
でも「大きい」ですね。
投稿 トレイル | 2009/02/02 10:46
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/02/urei_813_d4f0.html


UREI 813 のサウンド 2009/02/03

UREI 813 のサウンドは「非常に魅力的なサウンド」です。
JBLの3大ホーンシステムとは随分と変わった「雰囲気」が有ります。

まだ「音質改善対策」は一切やっていません。音は比較すれば「粗い」のでしょうが「豪放なサウンド」は非常に魅力的な部分を持っています。多分オイルコンを使った手製のネットワークがなせるサウンドかもしれません。515Bのウーハーを使ったときのサウンドに似ていますね。


コメント

ネットワークいろいろ試してみて下さい。自分なりに試行錯誤して作り上げた音です。50年代のjazzを聴く設定になっています。604でここまで太い音が出るのはなかなか無いと思いますよ(笑)
投稿 d4studio | 2009/02/04 02:19


今出ているサウンドは良質なネットワークによって出ているサウンドだと思います。
どう表現すればいいのでしょうか?「うねるような音楽が表現される」様で、こんな響きのサウンドは初めてです。
非常に気に入っています。
投稿 トレイル | 2009/02/04 10:33
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/02/urei_813_0c38.html


UREI 813 にOLD N1200 ネットワークの組み合わせ 2009/02/10

昨夜は早くから寝て12時間爆睡していました。
出かける前に UREI 813 用にもう一つネットワーク(JBL N1200)を手配していましたので1昨日入荷していました。
付属のオイルコンを使ったネットワークと違いJBL N1200のサウンドは「カチッ」とした質感で、ALTECとJBLの違いがはっきりと出ています。どちらが良いと云うのではなく「表現を変える」事が出来るitemとして使って行きたいと思っています。

オイルコンを使ったサウンドは「豪快で音楽を大きな河の流れの様に」聴く事が出来ます。一方JBLのN 1200を使ったサウンドは本来の「スタジオモニター」の様な切れ込みと粒立ちを感じさせるサウンドです。どちらも私には素晴らしいサウンドを予感させてくれます。

まだ今週はUREI 813 に手を付ける事が出来ませんが、着々と注文していた部品が入荷しています。

来週には「専用トレール」が出来上がって来ますので、それからすぐに手を付ける予定でいます。取りあえずはN 1200を使ったシステムとして作り上げます。オイルコンのネットワークは部品を固定する部品を入手しないと安心して使えません。またこのネットワークには上品な「専用木箱」を作る予定です。

写真でも判るように後ろのRCAシステムがUREIの陰に隠れて全く見えなくなっています。180cmの高さでは、立って聴かないといけません。

コメント

urei813はレコーディングスタジオ用に作られたものでかなり高い位置から上部を前にたおしたレイアウトを基本としているようです。それに習って高くしていました。
投稿 d4studio | 2009/02/11 23:23


専務の自宅で使う予定なので高さをSP上面で120cmにします。その上にピラミッドのリボンツィーターを追加して使う予定です。
オイルコンのネットワークも配線を替えていろいろ試していますが、d4studioさんのオリジナルが一番良さそうです。
回路が決まり次第「固定化」します。木箱の設計と、サランネットの設計をしないといけません。なにせ、専務宅には「遊び盛り」の幼児が2人もいますので防御しないとホーンを折られてしまいます。
投稿 トレイル | 2009/02/11 23:47
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/02/urei_813old_n12_c070.html

UREI813 の進捗 2009/02/13

今日はN1200の音質対策を実施しました。「音質対策」と云っても大したことは出来ませんが、「鉛半田」を「鉛レス半田」に一部を入れ替えました。本当は全部したいのですが半田こてが入りません。

これだけでも結構な音質改善になります。

またオイルコンを使ったネットワークの配線変更で実験をして見ました(シンプル化)が、やはり部品点数が多いほど「深み」や「コク」が出るようで、元の状態が一番良さそうだと云う事になりました。

コメント


ネットワークの部品点数が多い方が深みやコクが出る・・・というのは興味深いです。
byヒジヤン at2009-02-13 19:46


ネットワークもアンプも「シンプルだから良い」とはいえない部分が有ります。ケーブルも同じです。
「音楽の味」は「料理の味」とそっくりです。
一つの商品の中に「良い音の素材を沢山入れた」ものはなめらかで音数が多くて、力感も良くて、「うま味」が有るのです。
byしき at2009-02-13 20:41

「シンプル イズ ベスト」理論はどうしたのでしょうか。
byヒジヤン at2009-02-13 20:49


短絡した考え方の「シンプル イズ ベスト」ではまろやかさが出ませんね。
機器の数は出来るだけ少ない方が良いのですが、その中身は豊富な良い素材が使ってあることが必要です。
byしき at2009-02-13 21:07
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2051/20090213/

UREI813 の改造着手 2009/02/14

R305 が出て行きましたので少しスペースが出来ました。トレールの入荷も日取りが確定しましたので、懸案の「改造」に取り掛かりました。

まずは背の高いスタンドから降ろして仮置き用のトレールに載せました。そしてユニットを取り外しています。

ウーハーユニットが下に来るように箱を上下逆に向きを変えました。内部配線材には「ルシファー」を使います。

裏面のSP端子を付ける処が塗装されていませんでしたのでブラックに塗装しています。

内部の桟の入り方です。内部は2分割されていると思っていましたが、グラスウールで仕切ってあるだけの簡単な構造です。

取り外したユニット達です。単純に2つのユニットだけですのでシンプルです。

ダイアフラムも開けて見ました。ダイアフラムも「ラディアン」に交換してあるそうで、配線も交換してありました。

ここら辺も「音質改善対策」の重要な部分です。

ネットワークは今回はJBL N1200 を使う事にしました。このネットワークをBOXの中に入れて固定化させて使います。
ユニットは「対策中」です。明日にはすべて組み上がる予定です。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/02/urei813_1aa7.html


UREI813 の音質改善対策完了 2009/02/15

Urei81326_2 ウーレイ(UREI)813のSPの「音質改善対策」が完了しました。まだ鳴らし始めたばかりなので、各部の馴染みが進んでいませんのでかなりピーキーな音が出ていますが、少しづつまろやかに変化しています。

対策内容は

1)SP端子の設置(購入時点では付いていなかった)

2)ネットワークをJBL N1200 に変更。

3)内部配線を「ルシファーケーブル」でやり直し。

4)各ユニット毎に半田の入れ替えやケーブル材の入れ替えを実施。

等です。何せ配線が太く巨大ですのでその取り回しや強度が強い為に端子をへし折ったりとトラブルが有りましたが何とか完成に至りました。

1st印象は「低域の分解能と量感は十分、中高音はまだ馴染みを待つしかない」でした。かなり「吠え」ましたね。

明後日には専用トレールが来ますので、その頃までにはかなりエージングが進むと思います。とにかくN1200がふん詰まっています。いきなり今まで扱った事のない「情報量」が来ていますので時間が必要です。

コメント

ネットワーク内臓の「普通のSP」の形態にまとめました。
家庭用で使いますのでこちらの方がシンプルで使いやすいと思います。
後は専用トレールの入荷とサランネットの作成です。
音質は今でも申し分ないサウンドになっています。
投稿 トレイル | 2009/02/16 10:27
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/02/urei813_c960.html


UREI813 のその後 2009/03/01

Urei8131_2 UREI813も最終形態にして鳴らし込みを続けて来ました。
約2週間になります。
ネットワークのエージングもようやく完了して来たみたいで
まろやかなサウンドになって来ています。

現在の実力は後ろのRCA箱システムと遜色ないサウンドを奏でています。
部屋に入った瞬間どちらが鳴っているのか判りません。

UREI813のサウンドは低音域の豊かさと伸びきった高域になります。
単体では高域は伸びていませんのでピラミッドのツィーターに負う処が大きいのですが、つながりが良いので違和感を感じません。

反応の軽さと音の厚みとレンジの広さとウォームな質感で期待通りになりました。
大音量再生から小音量再生まで幅広く使えます。
後はサランネットが出来て来るのを待つだけです。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/03/urei813_3b33.html


UREI#813Bシステムの変貌 2010/06/09

今日は午後から専務宅のUREI#813Bシステムのサウンドを聴きに行きました。前回3月に行っていますがその時との違いは「正規品パワータップ」の導入前後と云う事になります。

先月「正規品パワータップ」(100V/1000W・117V/500W仕様)を導入してサウンドが「激変」したとの報告を受けていましたが、「ダブル 604系ユニット化」も頭の中にイメージを描いていますので、その必要性もチェックしたかったのです。

いつも良く聴く「ジェットストリーム」でポール・モーリアの曲をかけてもらいましたが「ビックリ」致しました。「激変」しています。

前回はやたらと低域が出しゃばっていましたが「バランスの良い事」と「音の厚みの増大」、「音色の艶やかさ・美しさ」、「音数のビックリするくらいの増加」等が直ぐに判ります。ちなみにプリアンプのC40のイコライザーは全て「ノーマル」ポジションです。

電源タップを「パワータップ正規品」に交換しただけで大幅なグレードアップとバランスの良さ、音色の美しさを手に入れています。聴取位置が若干近いのですが「うるささ」をほとんど感じません。小音量から大音量まで使えます。

UREI#813BのSPシステムに「ダブル 604系ユニット化」は必要ないと結論しました。想像以上の変貌ぶりでした。

自宅のSP707Jシステムはまだ100Vラインが試作品パワータップです。これを早く交換したくなります。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2010/06/urei813b_faa9.html


15. 中川隆 2013年6月23日 17:26:39 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6


[3490] ドン・コルレオーネ [関東] 2005/10/27(Thu) 08:59

アメリカの通信線は、恐ろしく長いので電圧がドロップします。
これを防ぐには、ラインブースターといわれる電圧増幅をします。
通常長距離の場合は2A3、若しくは300Bの後でラインブースターを使います。これはベル研(昔のATT)の方式です。
ベル研の子会社であるウエスタン・エレクトリック(WE)がトーキーに使いました。
製造1924年、実際の始動は1926年ジャズシンガーです。
これが世に言うWE211とWE−555コンプレッションドライバーです。

[3582] ドン・コルレオーネ[関東] 2005/11/06(Sun) 13:11

今日はコンプレッションとSPの話です。
初期のトーキーの問題はどうして音を均一にするかです。
当時は、映画館というよりは劇場です。
スクリーンの前と後で音の大きさが違うのはお客様が大変です。音源から遠くまであまり変わらないことです。
此処に遠くへ音を押し出すというコンプレッションと言う方式が開発されました。後にシネラマ用として開発されたボイスオブシアター(A−7)も遠くへ音を押し出すタイプです。
これは大成功しました。当時は高性能な磁石が無かったのでコンプレッションドライバーはフィールドタイプです。

エジソンのお陰で?スピーカーが作れなかったウエストレックスとしては結果的に映画のトーキーシステムを90%握る事になります。

これから20年後にランシングがアルニコのパーマネントSPを開発します。

[3653] k5 [京都] 2005/11/16(Wed) 10:50

ウーレイって、アルテック604をチューンしたSPを売っていた会社ですよね。
元オンキョー、現タイムドメインの由井さんによるとホーンとネットワークがセットになったキットも売っていたそうです。取り付け説明書には、
「604のホーンを金槌(木槌か?)で殴って折れ」
という説明があったそうで、当時高価だった604のホーンを折るというのに驚いたそうです。ウーレイのキットは位相と時間軸補正をオリジナルより正確にやるらしく、それが由井さんのポリシー(タイムドメイン)のベースになっていると言うことでした。


[3654] ドン・コルレオーネ[関東] 2005/11/16(Wed) 11:57

少し解説を入れますと
813Aがアルテック604で
813Bが、JBLユニットです。

現在もurei社はミキサーでは世界一らしいです。

元々フランクシナトラ専用のミキサー技術者だったららしいですが評判が良くて会社を作ったそうです。

604は、ランシングがアルテックをやめてJBLをつくりフィールドコイルからパーマネント(アルニコ)の1940年(この世に生を同時に受ける)に作ったスピーカーの傑作ですね。

現在でもこれ以上のSPは、出てこないそうです。
アルテックといいJBLといい一人の天才が後世に名を残すなんて凄いですね。
実は今日そのureiの中古が出てきたそうです。
25年立ってもう一度同じスピーカーを買うとはね。


[3653] k5 [京都] 2005/11/

>元々フランクシナトラ専用のミキサー技術者

キャピトル時代のシナトラの録音はいいですよね。特に初期のモノラル録音である、In the wee small hours とか Where are you ? なんかは大好きです。

もちろん、N.リドルやG.ジェンキンスなどの名アレンジャーあってのことですが。

>アルテックといいJBLといい一人の天才が後世に名を残すなんて

たしか、8インチのD208もそうでしたよね。
JBLもランシング路線からロカンシー路線になると途端にポリシーが変わります。
応答性から直線性、ユニットに例えるならD208からLE8Tと言うところでしょうか。
そういう意味ではランシング路線を継承したのはALTECですね。

ところで、このHPはご存じですよね?
http://hwm8.gyao.ne.jp/nao-sakamoto/

http://homepage2.nifty.com/HInoue/Don.htm


16. 2013年6月23日 17:31:47 : W18zBTaIM6

UREI 813A
http://www.youtube.com/watch?v=rHISNYYetIw

Urei 813A Monitor Speakers
http://www.youtube.com/watch?v=0egU46lL9QY


17. 2013年6月23日 22:14:54 : W18zBTaIM6


アルテック・ランシング 604 シリーズ  

 1944年に(604E)を発売を開始して以来(604−8G)、(604−8H)、(604−8K)、(604−HPLN)、(904−8A)、(604−16X)、(604−168X)にいたるまで、アルテック・ランシングは一貫したポリシーに従って(604シリーズ デュプレックス(DuplexR)ラウドスピーカ)を製造し続けてきました。

604 モニタ シリーズ 604E  

 高域も低域も(16 オーム)の製品です。
 クロスオーバーが一緒に出荷されていました。

604 シリーズ デュプレック ス(DuplexR)ラウドスピーカを代表する製品です。  
未だに多くのレコーディング・スタ ディオで標準モニターとして使われています。  


604−8G

 高域も低域も(8 オーム)の製品です。
 クロスオーバーが一緒に出荷されていました。

 新しい16 インチ フレームの最初の製品である604−8Gはアルテック・ランシングの最初のモニターシステムである604Eにとって変わりました。  

ウーレイ(UREI)社のタイム・アライン(Time AlignTM)の最初のバージョンに使われた604は604-8G のOEMバージョンでした。
http://hwm8.gyao.ne.jp/nao-sakamoto/yota/index.html


18. 中川隆[-15903] koaQ7Jey 2021年10月23日 08:10:48 : PHeKaqYmhc : RTk1bTBYOXF2SkE=[2] 報告
Date: 10月 22nd, 2021
色づけ(colorationとcolorization・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=35798

カラーレイション(coloration)とカラリゼイション(colorization)は、
同じように捉えがちの人もいるようだが、同じ色づけであっても、
その意味あいが違う、ということを(その1)で触れている。

カラリゼイションということで、私がまっさきに思い浮べるスピーカーは、
やはりアルテックだ。

往時のアルテックのことであり、
そのアルテックの604-8Gを搭載したUREIの813のことである。

UREIの813は聴く機会がなかった。
813Aもなかった。
私がステレオサウンドの試聴室で聴いたのは、813Bと、
そのコンシューマー・ヴァージョンの813Bxである。

813Bはアルテックの604ではなくなっている。

813の音は、ほんとうに聴きたかった。
瀬川先生は、「続コンポーネントステレオのすすめ」で、813についてこう書かれている。
     *
なにしろ、音がいくらでも湧き出てくるような、弾みのついた明るい響き。雄大なスケール感。まるでコダカラーのような、つまりどこか人工的な味わいであることは感じさせながらも、しかしこれはアメリカでしか作ることのできない色彩のあざやかさと豊富さ。
     *
ステレオサウンド 46号の特集の試聴記では、こう書かれている。
     *
たとえばブラームスのP協のスケールの雄大な独特な人工的な響き。アメリカのスピーカーでしか鳴らすことのできない豪華で華麗な音の饗宴。そしてラヴェル。「パリのアメリカ人」ではなくて「パリジャン・イン・アメリカ」とでも言いたい、まるでコダカラーのような色あいのあざやかさ。
     *
46号では、岡先生も、同じように評価されていた。

こういう良さが、813Bでは、少なくとも私は感じられなかった。
アルテックのユニットではなくなったからなのか。

UREIの813の音は、はっきりとカラリゼイションである。
しかもそのカラリゼイションは、
アルテックのユニットだからこその色づけだと感じるし、
五味先生が山中先生のリスニングルームで、ブルックナーを聴かれたことも思い出す。

http://audiosharing.com/blog/?p=35798

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