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津久井やまゆり園 障害者19人殺害事件
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投稿者 中川隆 日時 2017 年 9 月 06 日 03:32:48: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 淡路島5人殺害事件 投稿者 中川隆 日時 2017 年 8 月 28 日 12:27:33)

相模原障害者殺傷事件・植松聖被告が初めて語った事件の核心
篠田博之 | 月刊『創』編集長 9/5(火) 21:42



植松被告が獄中でしたためたノート


 2017年9月5日、約1年前に津久井やまゆり園で19人もの障害者を殺害した植松聖被告に2度目の面会を行った。この記事は帰社して夕方から書いている。障害者に死を強制した彼が自らの死、つまり死刑になることを覚悟しているのかどうか。今回はそういう話を彼と約30分行った。当然、彼はその覚悟を持って昨年7月26日未明に事件を起こしているのだが、その話の前に、植松被告とこの1カ月ほど、私がどういうやりとりを行ってきたか書いていこう。彼があの日本中を震撼させた事件をどういう思いで引き起こしたのか、今それについてどう考えているのかという核心的な話だ。

 本人がそれについて詳細に語るのはもちろんこれが初めてだ。彼は現在、マスコミとの面会は基本的に断っているのだが、私とはこの1カ月以上、かなり頻繁に手紙のやりとりを重ね、面会も行ってきた。手紙も含めたこの1カ月ほどの彼とのやりとりは、9月7日発売の月刊『創』10月号に詳細に掲載した。その発売前に今回、彼の話の主要部分をこのヤフーニュースで公開することにしたのは、この事件が大変深刻で、決して風化させてはいけないと思っており、少しでも多くの人に読んでほしいからだ。ただ同時にこの事件については報道のしかたもまた難しいものがある。

 例えば植松被告からは手紙だけでなく、この間、彼が獄中でしたためたノートも送られてきている。この記事の冒頭の写真がその青色の獄中ノートだが、中身は彼の主張の集大成といったものだ。『創』10月号にはそれも一部掲載したが、ヤフーニュースのような極めて多くの人が見る媒体ではそのまま掲載するのは無理がある。報道する側もそういうことを考えねばならないほど、この事件の提起した障害者差別などの問題は、深刻だということだ。

 6月頃から植松被告は多くのマスコミの依頼に応じて手紙を書いたのだが、事件について全く反省していない内容だっため、新聞やテレビは「身勝手な主張」と紹介しただけで、その内容を公開しなかった。被害者感情を考えれば、私もそれはひとつの見識だと思う。しかし、一方で彼が何を考えてあの事件を起こし、今何を考えているのかという事実をできるだけ詳細に伝えることも、事件解明のためには必要だ。

それは事件の犠牲者19人がいまだに匿名であることとも関わっているのだが、この事件についてどう報道すべきかという問題も、実はなかなか難しい。その問題については機会あるごとに述べたいと思っているが、まずは植松被告が事件についてどう語っているのか。ここで8月22日に面会した時のやりとりを紹介しよう。

面会室で植松被告は深々と頭を下げた

「わざわざおいでいただきありがとうございます」

 8月22日、植松聖被告はそう言って、面会室で立ったまま深々と頭を下げた。あの凶悪な事件を起こした犯人と思えないような丁寧な対応をするというのは聞いていた通りだ。

 グレーのTシャツを着てさっぱりした印象なのだが、報道されてきたイメージと印象が異なるのは、髪の色が違うからだろう。逮捕後の植松被告については、彼が送検時に車の中で不敵な笑いを浮かべた映像が何度も公開されたが、あの金髪が強い印象を与えているようだ。髪の色が黒くなった植松被告は、ごく普通の若者という感じで、街中に現れても周囲の人は彼だと気づかないだろう。

「髪を染めていたのを黒に戻したの?」

 そう尋ねると彼はこう答えた。

「いや、伸ばしたままにしているだけです。だから後ろの髪の先のほうはまだ前のままなんです」

 そう言って首をひねると、後ろで束ねられた髪の先が確かに金髪だった。

ヒトラーの思想についてどう思っているのか

 植松被告とはこの1カ月以上、かなり多くの手紙のやりとりをしてきた。面会で尋ねたのは、そこで前から彼と議論してきたことだ。

《――君はヒトラーの思想と同じだとよく言われているけれど、君自身は手紙で、それは違うと言っている。だからヒトラーと君の考えのどこがどう違うのか確かめたい。君は昨年2月に津久井やまゆり園で職員らと話をした時に、「それじゃヒトラーと同じじゃないのか」と言われ、それを覚えていたので、措置入院の時に「ヒトラーの思想が降りてきた」と語ったという。それで間違いない?

植松 その通りです。もともとヒトラーがユダヤ人を殺害したのは知っていましたが、障害者をも殺害していたことは知らなかったんです。その時、職員から初めて聞きました。

――措置入院の時に「ヒトラーの思想が降りてきた」と言ったのはどういう意味だったの?

植松 それほど深い意味を考えて言ったわけではありません。

 今ちょうど『アンネの日記』を読んでいるのですが、ヒトラーと自分の考えは違います。ユダヤ人虐殺は間違っていたと思っていますから。

――じゃあナチスが障害者を殺害したことについてはどう思うの?

植松 それはよいと思います。ただ、よく自分のことを障害者差別と言われるのですが、差別とは違うと思うんですね。

――君は津久井やまゆり園で起こした事件については、今も間違っていたと思っていないわけね。

植松 安楽死という形にならなかったことは反省しています。

――つまり死を強制してしまったことね。でも殺されるほうは同意するがわけないじゃないか。今『アンネの日記』を読んでいると言ったけど、他にはどんな本を読んでいるの。

植松 鑑定のために一時立川署にいたのですが、その時はいろいろな本を読みました。医療関係の本とかですね。

――精神医療ということ?

植松 延命治療とか安楽死とかについてです。

――ああ、そういうことか。

「自己愛性パーソナリティ障害」という診断について

――君は精神鑑定で「自己愛性パーソナリティ障害」と診断されたけど、それについてはどう感じているの?

植松 指摘されたことについては、ああそういうこともあるのかと、自分の欠点を指摘されたと思いました。ただ、それを「障害」と言われると違うと思います。

――鑑定は君の責任能力を見るために行われたわけだけれど、君は昨年2月に衆議院議長に届けた手紙で、心神喪失という診断で無罪にという話を書いていた。今回の鑑定では責任能力ありと診断されたわけだけれど、そこのところはどう考えているの?

植松 あの手紙のその部分については、そこまで深く考えて書いたわけではないのです。

――君は自分のことがどう報道されているかある程度は知っているのだと思うけれど、テレビは見ているの?

植松 テレビは見ていません。

――じゃあ送検の時の「不敵な笑い」と言われた君の表情については動画では見てないの?

植松 それは新聞で見ました。まずかったなあと反省しました。

――「不敵な笑い」と言われても自分ではそんなつもりはなかったと。

植松 はい。

――取材陣が殺到する異常な光景を見て思わず笑ってしまい、「不敵な笑い」と言われるのは、こういうケースでよくあることだよね。テレビを見ている人には取材陣が大混乱している様子が映されないから、事情がわからない。 》   

事件から1年を迎えた津久井やまゆり園
事件から1年を迎えた津久井やまゆり園

 以上、紙幅の都合で主要な部分の会話を紹介した。植松被告については、これまで具体的な情報が乏しかったこともあって、例えばネットで検索すると根拠のない話が大量に流布されている。送検時の植松被告の「不敵な笑い」についても、さんざん語られているのだが、かなりの部分が思い込みに基づくものだ。凶悪犯が逮捕されると「不敵な笑み」を浮かべ、食事を「ペロリとたいらげる」というステレオタイプな思い込みがあって、植松被告の送検時の笑いについての報道も、色濃くそれが反映されている。

 私はこれまで凶悪犯と言われた当事者に何人も接してきたが、植松被告の特異な点のひとつは、あれだけの事件を起こして社会から指弾されながら、いまだに自分の考えは正しいと思い込み、それだけでなくそれを世に訴えたいと考えていることだ。彼が起訴されて接見禁止が解けて以降、マスコミ取材にかなり応じてきたのは、それが理由だったと思う。

 この強固な思い込みをいったいどう考えたらよいのか。そうした思い込みを実行に移そうとまでしたのがこの事件だが、そうした彼のパーソナリティをどう考えるべきか。あの凄惨な事件は、彼が精神を病んでいて、その病気のゆえに起きたのか、そうでないのか。そこが最も大きな論点だ。恐らくこの1年ほどは、多くの人が、植松被告というのは精神を病んでいて、コミュニケーションも成立しないような人物ではないかと想像していたのではないだろうか。しかし、ここに書いたように、実際にはかなり違う。では、もし仮に彼が病気でないとするならば、いったいなにゆえにあれほど戦慄すべき事件が起きたのか。それを解明することが社会の側に問われているのだと思う。

拡大する排外主義と植松被告の思想  

 植松被告の事件を追っていて気になるのは、彼の発想や考え方が、いま世界的に拡大している排外主義とどう関わっているのかということだ。アメリカでは誰もがまさかと思っていたトランプ大統領が誕生したし、欧州ではネオナチの流れを汲んだと言われる極右政党が勢力を広げている。社会が閉塞すると排外主義が拡大すると言われるが、日本におけるヘイトスピーチの台頭もそのひとつだろう。

 そうした流れと植松被告の思想は通底しているのだろうか。彼の獄中ノートを見ると、いろいろな言葉を断片的に書き留めた中に、こういう一節があった。

「やまゆり園で勤務している時に、テレビでISISの活動とトランプ大統領の演説が放送されていました。世界は戦争により悲サンな人達が山程いる、トランプ大統領は真実を話している、と感じました」

 彼が昨年、テレビでトランプ大統領候補の演説を見、イスラム国の起こした事件を見て、何を思い、その時、津久井やまゆり園の職員らとどんな話をしたのか。それはきょうの面会でも話が出たし、彼が障害者施設の職員でありながら、どういう経過で障害者に対するあのような考えを持つに至ったかというのも重要な問題だ。それについては機会を改めて詳しく紹介しようと思う。

障害者19人を殺害するという植松被告の犯した事件を我々はどう考えればよいのか。その解明は社会に課せられた重要な課題だし、ジャーナリズムにもまた大きな役割が求められていると思う。
 

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コメント
 
1. 中川隆[-6502] koaQ7Jey 2017年9月06日 03:36:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2016-07-26
大量殺人鬼と化した植松聖に欠如していたのは3つのものだ


フランス、ドイツ、アメリカで、様々なタイプの大量殺人が続いているのだが、2016年7月26日には、唐突として日本でも奇妙な大量殺人事件が発生している。

神奈川県相模原市緑区千木良の知的障害者施設「津久井やまゆり園」に刃物を持った26歳の元職員が侵入し、知的障害者を次々と殺害していくという事件だ。

この男は「植松聖」という名前なのだが、入所者の知的障害者を明確に殺害する意図を持って施設に侵入し、刃物で次々と首を刺していた。

現在のところ19名が死亡、25名が重軽傷の状態となった。命の危ない重傷者もいることから、死亡者はさらに増える可能性もある。

植松聖はこの施設で働いていた職員だったが、解雇に近い自主退職に追い込まれていた。そのことから、何らかの私怨があったとも言われている。

辞職に追い込まれた原因は今のところはっきりしないが、勤務中に障害者に暴力を振るっていたとも言われているので、それが原因ではないかと推測されている。暴力は一度や二度ではなく、恒常的だったようだ。

「障害者総勢470名を抹殺することができる」

もっとも一般人に対しては暴力的ではなく、逆に腰が低く柔和で明るい好青年の一面を見せていたとも言われている。恐らく反抗的な入所者に対して言い聞かせるための暴力がエスカレートし、恒常的になっていったのだと思われる。

本人はツイッターをしているのだが、2016年2月19日には「会社は自主退職、このまま逮捕されるかも...」と書き込んでいた。

逮捕されるかもしれないというのは、入所者に対する暴力を示唆している可能性がある。

この事件は衝動殺人ではなく、計画殺人であるという見方が強まっている。

というのも、この「逮捕されるかも」という書き込みの4日前に、わざわざ犯行予告のような手紙を持って衆議院議長公邸に訪れて手紙を渡そうとしているからだ。

その手紙には植松聖本人の手書きの文字で、住所も氏名も書かれていたのだが、その内容は以下のものだった。

私は障害者総勢470名を抹殺することができます。

常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為と思い居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。

理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。

障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。

私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。

重複障害者に対する命のあり方は未だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。

フリーメイソンからなる「  」が作られた「   」を勉強させて頂きました。戦争で未来ある人間が殺されるのはとても悲しく、多くの憎しみを生みますが、障害者を殺すことは不幸を最大まで抑えることができます。

今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛い決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。

世界を担う大島理森様のお力で世界をより良い方向に進めて頂けないでしょうか。是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います。

私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。
衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。

植松聖の実態

私は大量殺人をしたいという狂気に満ちた発想で今回の作戦を、提案を上げる訳ではありません。全人類が心の隅に隠した想いを声に出し、実行する決意を持って行動しました。

今までの人生設計では、大学で取得した小学校教諭免許と現在勤務している障害者施設での経験を生かし、特別支援学校の教員を目指していました。それまでは運送業で働きながら「   」が叔父である立派な先生の元で3年間修行させて頂きました。
9月車で事故に遭い目に後遺障害が残り、300万円程頂ける予定です。そのお金で「    」の株を購入する予定でした。「    」はフリーメイソンだと考え(「    」にも記載)今後も更なる発展を信じております。

外見はとても大切なことに気づき、容姿に自信が無い為、美容整形を行います。進化の先にある大きい瞳、小さい顔、宇宙人が代表するイメージ

それらを実現しております。私はUFOを2回見たことがあります。未来人なのかも知れません。

本当は後2つお願いがございます。今回の話とは別件ですが、耳を傾けて頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い致します。

医療大麻の導入

精神薬を服用する人は確実に頭がマイナス思考になり、人生に絶望しております。心を壊す毒に頼らずに、地球の奇跡が生んだ大麻の力は必要不可欠だと考えます。何卒宜しくお願い致します。私は信頼できる仲間とカジノの建設、過すことを目的として歩いています。

日本には既に多くの賭事が存在しています。パチンコは人生を蝕みます。街を歩けば違法な賭事も数多くあります。裏の事情が有り、脅されているのかも知れません。それらは皆様の熱意で決行することができます。恐い人達には国が新しいシノギの模索、提供することで協調できればと考えました。日本軍の設立。刺青を認め、簡単な筆記試験にする。

出過ぎた発言をしてしまし、本当に申し訳ありません。今回の革命で日本国が生まれ変わればと考えております。

作戦内容

職員の少ない夜勤に決行致します。

重複障害者が多く在籍している2つの園 津久井やまゆり、「    」)を標的とします。

見守り職員は結束バンドで身動き、外部との連絡をとれなくします。職員は絶対に傷つけず、速やかに作戦を実行します。
2つの園260名を抹殺した後は自首します。

作戦を実行するに私からはいくつかのご要望がございます。
逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせて下さい。心神喪失による無罪。

新しい名前(   )、本籍、運転免許証等の生活に必要な書類、美容整形による一般社会への擬態。
金銭的支援5億円。
これらを確約して頂ければと考えております。

ご決断頂ければ、いつでも作戦を実行致します。
日本国と世界平和の為に何卒よろしくお願い致します。
想像を絶する激務の中大変恐縮ではございますが、安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております。

植松聖(うえまつ さとし)


精神的に正常ではなかったのではないかという指摘

この内容には「障害者が健常者の負担となっているので自分が障害者を殺すことで不幸を最大まで抑えることができる」という歪んだ使命感が前半にあるのだが、それから先が奇妙だ。

フリーメーソンが出てきたり、宇宙人が出てきたり、自分を未来人と言ってみたり、金銭的支援5億円を確約しろと言ってみたり、それが「日本国と世界平和のため」と言ってみたり、支離滅裂だ。

医療大麻の導入、パチンコの規制、刺青の認知などにも触れられているのだが、これは障害者の大量殺戮という目的を語る内容とまったく関連性もない。

明らかに、妙なオカルトの世界に入り込んで現実感を見失っている。

現実感を見失っているところに、障害者施設で疲弊した現場や自分の思う通りにならない世界に対する鬱屈とした感情が積もり、狂気にとらわれていったのではないか。

奇妙奇天烈な陰謀論やオカルトに没頭して、現実を見失って殺人に至るのだから、その観点で植松聖という男は一種の精神錯乱があったと言うのは間違いない。

一番、知的な部分で問題があったのは、被害者よりもむしろ加害者の植松聖の方であったはずだ。

元々、精神的に正常ではなかったのではないかという指摘もある。

詳しくは分かっていないが、警察当局は「植松容疑者は過去に起こしたトラブルにより医療機関の診察を受け、措置入院させられたことがある」とも報じられている。

もし、そうであるとするならば、精神的に極めて不安定な人間が知的障害者施設に職を得て、そこで働いていたということになる。

その中で、もともと現実感のなかったところに知的障害者に対する不満、同僚に対する不満などが鬱積して、ついに2016年7月26日の凶行につながっていったのだろう。


植松聖に欠如していたのは何か。それは、3つある

植松聖の最後のツイートは「世界が平和になりますように」というものだった。

大量殺人を行う人間が世界平和を願うというのはブラックジョークに見えるが、殺人鬼ほど「世界が平和になりますように」と言いたがるのは世の中の常だ。

殺人鬼にとっての世界平和というのは、自分の目ざわりな人間が死ぬことによって平和になるという意味だ。だから、大量殺人を行うことと、平和になることは、精神異常者にとっては矛盾していない。

しかし、矛盾していないから正しいというわけでもない。それは充分に異常であり、危険である。

特に自分の理念のためには殺人という手段に出るということ自体が、すでに精神的な異常の域に達している。身勝手であり、かつ現実感を見失っている。

植松聖に欠如していたのは何か。それは、3つある。

常識と、良識と、現実である。

自分が導き出した結論は常識に則っているのか。良識に照らし合わせて正しいのか。そして、自分が考えていることは現実的なことなのか。

常識と、良識と、現実があれば、大量殺人が障害者問題の最終手段であるという結論には至らなかったはずだ。奇妙奇天烈なオカルトにとらわれなかったはずだし、そもそも職を失うこともなかったはずだ。

植松聖の文章を読んで、文頭から文末まで欠けているのは、常識と、良識と、現実だったのである。だから、その文章は、読んでいて狂気と精神の未熟さを感じさせるのだ。

植松聖は人間として大切な常識や良識が欠如して現実を見失っていた。常識と、良識と、現実を見失った人間の行動というのは、まともなものになり得ない。

常識と、良識と、現実があれば、大量殺人が障害者問題の最終手段であるという結論には至らなかったはずだ。奇妙奇天烈なオカルトにとらわれなかったはずだし、そもそも職を失うこともなかったはずだ。植松聖には、この3つが欠如していた。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/07/20160726T1712300900.html


2. 中川隆[-13845] koaQ7Jey 2018年8月04日 16:40:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17599]

愛国的リバタリアンという怪物 - 内田樹の研究室 2018-08-04


これは2017年の6月に劇団態変の金満里さんの求めに応じて寄稿した一文である。
杉田水脈発言から「社会的弱者は殺してもいい」と言って19人を殺害した植松聖に言及する人が多かったので、旧稿を筐底から引き出して諸賢のご批判を請うことにした。

相模原の大量殺人事件のもたらした最大の衝撃は、植松聖容疑者が事前に安倍晋三首相宛てと大島理森衆院議長宛てに犯行を予告する内容の書簡を届けていたことにある。

それは単に権力者を挑発するための犯行予告ではなく、自分の行為が政権と国会多数派には「好ましい」ものとして受け止められ、権力からの同意と保護を得られるだろうという期待をこめたものだった。逮捕後も容疑者は「権力者に守られているので、自分は死刑にはならない」という趣旨の発言をしている。

もちろん、これは容疑者の妄想に過ぎない。けれども、何の現実的根拠もない妄想ではない。彼の妄想形成を強化するような現実が今の日本社会内部にはたしかに存在しているからである。

アナウンサーの長谷川豊は事件の直後の2016年9月に自身のブログに「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」というタイトルの記事を投稿した。これには批判が殺到し、専門医からも事実誤認が指摘されたが、この人物を日本維新の会は千葉一区から衆院の立候補者として擁立するということが先日発表された。

重篤な病人や障害者に対する公然たる差別発言にはまだ一定の社会的な規制が働いており、有名人の場合には、それなりの批判を受けて、社会的制裁が課されているが、在日コリアン、生活保護受給者やLGBTなどの社会的弱者に対する差別や攻撃の発言はほとんど何のペナルティもないままに垂れ流しされている。

際立つのが片山さつき議員で、生活保護受給者は「実質年収4百万円」の生活をしているという無根拠な都市伝説の流布に加担して、生活保護叩き発言を繰り返してきたが、最近も捏造投稿に基づいてNHKのニュース内容にクレームをつけて、生活保護受給者が社会福祉の「フリーライダー」だという世論の喚起に励んでいる。もちろん、本人がそう「信じている」という信憑の問題もあるのだろうが、「そういうこと」を公言すると選挙で票が集まるという現実的な打算も同時に働いているはずである。

アメリカではドナルド・トランプ大統領が「弱者叩き」の代表格である。「ラストベルト」のプア・ホワイトたちの輿望を担って登場したはずのトランプだが、就任後実施された政策は富裕層への厚遇措置ばかりで、移民排斥や、海外企業の国内移転への圧力などの「雇用対策」は今ここにいる社会的弱者のためには何の利益ももたらしてはいない。選挙公約だったオバマケアの廃止は、それによって2400万人が医療保険を失うという予測が公表されて、さすがに与党共和党も加担できず、改廃法案を撤回するという騒ぎになった。アメリカの有権者はそのような人物を大統領に選んだのである。

これはおそらく全世界的な傾向である。社会的弱者たちは、自己責任で弱者になったわけであり、いわばそういう生き方を選択したのだから、政府や自治体が、公金を投じて彼らを支援することは「フェアではない」というロジックは目新しいものではない。これは「リバタリアニズム(libertarianism)」というかたちで、建国当初からつねにアメリカ社会に伏流していた考え方である。アメリカが世界に冠絶する覇権国家となり、その国の作法や価値観が「グローバル化」したことによって、アメリカ的な「リバタリアニズム」もまたグローバル化したということだと私は理解している。

「セルフメイド・マン(selfmade man)」というのは建国以来、理想とされてきたアメリカ市民像だが、要するに誰にも頼らず独立独行で自己実現を遂げることである。「リバタリアン(libertarian)」というのは、その過激化したかたちである。
リバタリアンは、人間は自分の運命の完全な支配者であるべきであり、他者であれ公共機関であれ、いかなるものも自分の運命に介入する権利はないと考える。だから、リバタリアンは政府による徴税にも、徴兵制にも反対する。当然ながら、社会福祉のための原資の提供にも反対する。

ドナルド・トランプが徴税と社会福祉制度につよい嫌悪感を示すのは、彼がリバタリアンの伝統に連なっていることを示している。トランプは選挙期間中に対立候補から連邦税を納めていないことを指摘されて、「すべてのアメリカ人は納税額を最小化するために日々知恵を絞っている。私が連邦税を払っていないのは私が賢いからである」と述べて支持者の喝采を浴びた。これは別に露悪的な発言をしたわけではなく、ほんとうにそう思っているからそう言ったのである。彼に喝采を送ったプア・ホワイトたちは、自分たちとは桁が違う大富豪であるトランプの「納税したくない」というリバタリアン気質が「自分と同じだ」と思って、その発言に賛意を評したのである。

トランプは軍務の経験も、行政の経験もないはじめての大統領だが、それは軍務に就くことも、公共機関で働くことも、どちらもリバタリアンとしては「やらないにこしたことはない」仕事だからである。アメリカの有権者たちは彼の「公的権力を用いて私利私欲を満たすが、公益のためには何もしない」という態度がたいそう気に入ったのである。

今の日本で起きている「弱者叩き」はアメリカ原産のリバタリアニズムが日本に漂着し、日本独特の陰湿なしかたで退廃したものだと私は理解している。
トランプのリバタリアニズムはこう言ってよければ「あっけらかん」としている。ロシアとの内通疑惑が暴かれたことによって、彼が「愛国者」であるかどうかについてはアメリカ人の多くが疑問を抱いているだろう。けれども、リバタリアンにおいて、愛国者であることは「アメリカ人的であること」のための必要条件ではない(国家や政府などというものは「ない方がいい」というのが正統的なリバタリアンの立場だからである)。

けれども、日本では公的立場にある人間は「国よりも自分が大事」というようなことを(心で思っていても)口には出さない。仮に、安倍晋三が所得税を払っていなかったことが発覚したとしても、彼は「私は賢いから税金を払わずに済ませた」という言い訳をしないだろうし、その言い訳に喝采を送る有権者も日本にはいないはずである。日本ではリバタリアンも愛国的なポーズをすることを強いられる。
だから、日本では「リバタリアンでありながら、かつ愛国的」という奇妙な生き物が生まれてくる。現代日本に跋扈しているのは、この「愛国的リバタリアン」という(「肉好きのベジタリアン」とか「気前のいい吝嗇漢」というような)形容矛盾的存在である。

一方において、彼らは自分が獲得したものはすべて「自己努力によって獲得されたもの」だから、100%自分の所有に属し、誰とも分かち合う気がないと断言する。同じ理屈で、貧困や疾病や障害や不運などによって社会的弱者になった者たちについても「すべて自己責任で失ったもの」であるので、そのための支援を公的機関に求めるのは筋違いであると主張する。ここまではリバタリアン的主張であるが、日本の「愛国的リバタリアン」はこれに愛国主義(というより排外主義、外国人嫌い(ゼノフォビア))をぱらぱらとまぶして、社会的弱者というのは実は「外国人」であるという奇妙な社会理論を創り出す。ここが日本のリバタリアニズムの独特の歪みである。

日本型リバタリアンによると、社会的弱者やあるいは社会的弱者を支援する人たちは「外国人」なのである。仮に血統的には日本人であったにせよ、外国渡来のイデオロギーや理説に「感染」したせいで、「外側は日本人だが、中身は外国人」になっているのである。だから、社会福祉や教育や医療などの活動に公的な支援を求める組織や運動は本質的には「日本の国益よりも、彼らが忠誠を誓っている外国の利益に奉仕するもの」なのだという妄説が出来上がる。生活保護の受給者は多くが在日コリアンであるとか、日教組の背後にはコミンテルンがいるとか、朝日新聞は反日であるとか、翁長沖縄県知事は中国に操られているといった類のネトウヨ的妄説はその典型的なものである。

語っている本人もさすがにほんとうだと思ってそう言っているわけではいないだろう。にもかかわらず、彼らが「反政府的な人間=外国人」というスキームに固執するのは彼らにリバタリアンに徹底する覚悟がないからである。

リバタリアンであれば、話はすっきりしている。貧乏なのも、病気なのも、障害者であるのも、すべては自己責任である。だから、それについては他者からの同情や公的支援を当てにしてはならない。医療保険制度はいらない(医療は「サービス」なのだから金を出して買え。金がないやつは死ね)。公立学校も要らない(教育は「サービス」なのだから、金を出して買え。金がないやつは働いて学費を稼ぐか、有利子で借りろ)。社会福祉制度はいらない(他人の施しがないと生きていけないやつは死ね)と、ずいぶん非人情ではあるけれど、バケツの底が抜けたように「あっけらかん」としている。

しかし、さすがに日本では(心ではそう思っていても)そこまでは言い切れない(居酒屋のカウンターで酔余の勢いで口走ることはあるだろうが、公的な立場ではなかなか口にはされない。

その不徹底をとりつくろうために、日本的リバタリアンは「排外主義」的イデオロギーを装飾的に身にまとう。そして、貧乏人も、病人も、障害者も、生活保護受給者も、みな本質的には「外国人」であるという摩訶不思議な理説を噛ませることで、話のつじつまを合わせようとするのである。

相模原事件の植松容疑者はその意味では障害者支援をめぐる問題の本質をよく見抜いていたというべきだろうと思う。彼自身は生活保護の受給者であったが、その事実は「わずかな賃金を得るために、他人に顎で使われて、自分の貴重な人生を空費したくない」という彼のリバタリアン的な気質と齟齬するものではなかった。けれども、自分以外の生活保護受給者や障害者は彼の目には許し難い社会的寄生者に見えた。この矛盾を彼はどう解決したのだろうか。自分には公的支援を受けることを許すが、他人には許さないという身勝手な識別を可能にする境界線として最終的に彼が思いついたのは「私は日本人として日本の国益を優先的に配慮しているが、彼らはしていない」という「日本人/非日本人」スキームであった。

だから、植松容疑者がこれは「日本のために」したのだとか、「社会が賛同するはずだった」とかいう自己弁明を繰り返し、「国益を害するものたち」を「処分」する「官許」を首相や衆院議長に申請したことには論理的には必然性があったのである。彼は自分が「愛国的リバタリアン」という政治的奇形物であり、現在の日本の政界の指導者たちの多くが程度の差はあれ自分の「同類」だと直感していたのである。
http://blog.tatsuru.com/2018/08/04_1031.html


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