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続報 (2010/09/21-13:29)-(2010/9/23/14:31)のニュース でっちあげられた郵便不正事件
http://www.asyura2.com/10/bd58/msg/691.html
投稿者 0_0 日時 2010 年 9 月 23 日 20:09:09: YQ201zwHWXfF6
 

(回答先: (2010/09/21)にあった報を書き出す。-主任検事が押収資料改ざん 最高検、証拠隠滅で捜査 投稿者 0_0 日時 2010 年 9 月 21 日 20:18:50)

続報
(2010/09/21-13:29)-(2010/9/23/14:31)のニュースを書き出す。

(画像 ttp://img.gazo-ch.net/bbs/2/img/201009/793243.jpg は以下の記事の画像。)

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大阪地検特捜検事を逮捕 証拠隠滅容疑で最高検


 大阪地検特捜部の前田恒彦主任検事  (画像*1)
 厚生労働省の文書偽造事件で、無罪判決が言い渡された村木厚子元局長(54)の部下だった元係長上村勉被告(41)から証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)のデータを捜査に有利な内容に改ざんしたとして、最高検は21日、証拠隠滅の疑いで大阪地検特捜部の主任検事前田恒彦容疑者(43)を逮捕した。

 大阪府内の検事宅や地検の執務室も捜索。公判の過程で次々とほころびが明らかになった一連の捜査の問題は、村木元局長を起訴した検事の刑事責任を追及する異例の事態となった。

 一方、大阪地検は、大阪地裁判決に対する控訴を断念し、上訴権を放棄した。村木元局長の無罪が確定した。

 捜査チームは最高検検事が主任を務め、東京地検の検事ら8人が加わった。21日、上村被告の弁護側からFDの任意提出を受け、解析を進めているほか、捜査を指揮した当時の幹部からも事情聴取を進める。

 検察関係者によると、前田容疑者は20日、大阪地検の事情聴取に、日付改ざんの事実を認めた。

 上村被告の弁護人によると、FDは昨年7月16日付で地検から発送され、17日に上村被告の家族あてに届いた。

2010/09/21 22:11 【共同通信】

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村木氏、局長級の内閣府統括官に 来週にも就任
 政府は22日、厚生労働省の文書偽造事件で無罪が確定し、約1年3カ月ぶりに復職した厚労省官房付の村木厚子氏(54)について、内閣府の政策統括官(共生社会政策担当)に起用する方針を固めた。24日にも閣議で承認、来週発令の見通し。

 村木氏は昨年6月の逮捕当時、厚労省で育児支援などを所管する雇用均等・児童家庭局長を務めていた。内閣府の政策統括官は同等の局長級ポストで、現在は空席。村木氏がライフワークとしている少子化対策や障害者政策などが担当のため、本人の希望にも沿うと判断した。

 政府は厚労省の別の局長で処遇することも検討したが、現職者を異動させなければならないことなどから見送った。

 村木氏は少子化対策では、幼稚園と保育所の垣根をなくした「こども園」の創設や子ども手当など、民主党政権が検討を進めている「子ども・子育て新システム」の制度設計を担うことになる。

2010/09/22 21:50 【共同通信】

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大阪地検幹部ら一斉聴取へ 最高検チーム
 厚生労働省の文書偽造事件の捜査に絡み、証拠隠滅の疑いで大阪地検特捜部の主任検事前田恒彦容疑者(43)が逮捕された事件で、最高検の捜査チームは22日、フロッピーディスク(FD)のデータ改ざんについて今年2月に報告を受けていた検事正ら当時の地検幹部らを23日にも一斉に事情聴取する方針を固めた。

 地検幹部らは改ざんについて調査、公表をせず、外部に隠ぺいを図った可能性もあり、最高検は組織的な関与の有無について慎重に調べる。

 検察関係者によると、無罪判決が確定し復職した厚労省元局長村木厚子さんの初公判後の今年2月ごろ、前田容疑者が元係長上村勉被告(41)宅から押収したFDの更新日付を改ざんしたとの情報が特捜部や公判部内に広がった。

 同僚の検事が「意図的に改ざんしたのではないか」と追及。「わざとではない」と故意を否定する前田容疑者との間で口論になったという。

 改ざんの事実は、これを契機に当時の大坪弘道特捜部長(現京都地検次席検事)を通じて次席検事や検事正にも報告されたが、FDが上村被告に返却されて検証できないことから、幹部は調査を見送ったとみられる。

2010/09/23 01:59 【共同通信】

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最高検・捜査チーム、前特捜部長らを聴取

最高検による事情聴取に向かう大坪弘道前特捜部長(23日、JR品川駅で)=上甲鉄撮影  (画像*2)

 郵便不正事件を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざん事件で、最高検の捜査チームは23日午後、証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦容疑者(43)の上司だった大坪弘道・前特捜部長(現・京都地検次席検事)と佐賀元明・前副部長(現・神戸地検特別刑事部長)の事情聴取を始めた。

 聴取は東京・霞が関の検察合同庁舎内で行われている。

 大坪前部長らは今年2月初め頃、FDの改ざんについて、前田容疑者から「故意ではないが、自分がFDを操作した可能性がある」と伝えられたとされる。

 最高検の捜査チームは、大坪前部長らが、前田容疑者の改ざん行為を、どこまで把握していたかについて詳しく聞く方針。

(2010年9月23日14時31分 読売新聞)

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検察、客観的な証拠を軽視 郵便不正、元局長の判決(1/2ページ)2010年9月21日19時0分

 郵便不正事件をめぐる大阪地検特捜部の捜査については、フロッピーディスク(FD)の取り扱い以外でも、公判などでそのずさんさが浮き彫りになった。

 虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴された厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)に無罪を言い渡した今月10日の大阪地裁判決。横田信之裁判長は「供述内容の具体性、迫真性というものは、後から作り出すことも可能だ」と述べ、村木氏が証明書の不正発行に関与したとする関係者の供述を集めた捜査手法に疑問を投げかけた。

 そのうえで、検察側の主張に沿う公判証言や捜査段階の供述調書の内容については、関係者の当時の行動や物証などの客観的な証拠に合わず、信用できないと退けた。

 検察側が描いた構図の根幹を最も揺るがしたのは、自称障害者団体「凛(りん)の会」の元会長の倉沢邦夫被告(74)=一審・一部無罪、検察側控訴=が証明書の発行前に石井一・参院議員と面会し、厚労省に対する発行の口添えを頼んだとされる時期の裏付けを怠ったことだった。

 特捜部は、倉沢被告がスケジュールを記していた手帳をもとに「口添え依頼は2004年2月25日」と判断し、石井議員が同日朝から千葉県成田市のゴルフ場にいたことを見落とした。石井議員の手帳やゴルフ場の記録を調べれば把握できたはずだったが、特捜部は最高検の意向を踏まえて昨夏の総選挙への影響に配慮し、村木氏の起訴前の石井議員からの任意聴取を見送っていた。

 こうした捜査で特捜部は証明書発行の流れについて「国会議員→元同省障害保健福祉部長→村木氏→上村被告」とし、この構図に沿う供述調書を証拠として採用するよう地裁に請求した。しかし、地裁は5月の村木氏の公判で「検事の誘導で作られた」として大半の調書を証拠採用しなかった。

 そして、10日の判決。裁判長は、採用された残りの調書についても(1)口添え依頼を受けたとされる日の石井議員の行動(2)捜査報告書に記された証明書の作成時期(3)倉沢被告が村木氏らの名刺を持っていなかった――などの客観的証拠と矛盾しているとし、信用できないと判断した。

 また、上村被告らの取り調べを担当した6人の検事・副検事は、取り調べの状況を記録したメモを08年の最高検の通知に反して廃棄していたことも公判で明らかになった。地裁は上村被告らの調書の大半を証拠採用しない決定を下した際、「メモは取り調べ状況を認定する有用な資料となる」と指摘。ここでも特捜部が客観的な証拠を軽視したことが批判された。

アサヒ・コム

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大阪地検資料改ざん「由々しきこと」と批判 厚労相2010年9月21日21時39分

 細川律夫厚生労働相は、主任検事の逮捕前に行われた21日の記者会見で、大阪地検特捜部が押収したFDのデータを改ざんした疑いがあることについて「遺憾に思う」と述べた。そのうえで「私も以前は弁護士の仕事をしていた。捜査段階で、もしあのようなことがされていたならば、本当に由々しきことだ」と批判した。

 また、村木厚子元局長については「早急に復帰の手続きを取りたい」と明言。復職後の処遇は本人の意向も踏まえて決める方針だ。

アサヒ・コム

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村木氏の無罪確定、厚労省に復職 地検が上訴権放棄2010年9月21日23時24分

会見する大阪地検の大島忠郁次席検事=21日午後9時34分、大阪市福島区、小玉重隆撮  (画像*3)

 最高検と大阪地検は21日夜、厚生労働省元局長、村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=について上訴権放棄の手続きをとり、無罪判決が確定したことを明らかにした。最高検、大阪地検とも村木氏に対し、「ご負担をおかけしたことを申し訳なく思います」と謝罪した。

 大阪地裁で10日にあった判決公判では、横田信之裁判長が、検察側が描いた事件の構図の大半を否定。客観証拠と関係者の供述調書の内容が符合しないことなどを指摘し、「村木氏が証明書の発行を部下に指示したとは認められない」と無罪(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。

 大阪地検の大島忠郁次席検事は21日夜の記者会見で、「判決で客観証拠と供述内容との不整合について指摘を受け、検討の結果、判決を受け入れるべきだとの判断に至った」などと述べた。

 無罪判決の確定を受けて、厚生労働省は大臣官房付で起訴休職中だった元局長の村木厚子氏を21日付で復職させた。


アサヒ・コム

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村木氏「最高検の動きの早さに正直驚いている」2010年9月21日23時44分

 厚生労働省元局長、村木厚子氏(54)は21日夜、朝日新聞の取材に、「最高検の動きの早さに正直驚いている。検察組織の中にも危機感を持った人がおり、早急に事件化した、と思いたい」と語った。

 さらに、「彼はお金をもらう目的でこんなことをしてしまったわけではない。検察という組織全体で、背景を含めて検証してほしい」「一連の捜査や公判で明らかになった、裏付け捜査や取り調べメモの廃棄など様々な問題が、今回の逮捕で隠れてしまってはいけない」とも述べた。

 無罪確定については、「ほっとしたし、解放されたと思っている。約1年3カ月ぶりに自由になれた気持ち。まだ実感がわいてこない」と弾んだ声。復職したことには、「厚生労働省と相談しながら、リスタートを切りたい」と語った。

 村木氏の代理人、弘中惇一郎弁護士は「早急な逮捕は、検察への逆風を感じ取った結果だろう。特捜部の功名心、ストーリーに合わせた証拠集めなどの土壌が、今回の改ざんを生み出したと考える」と語った。そのうえで、「早い逮捕で一番危惧(きぐ)するのは、捜査手法など組織の問題が忘れ去られ、個人犯罪と認定されることだ」と指摘した。

 一方、村木氏の共犯として逮捕された厚労省元係長、上村勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=は、代理人の弁護士を通じ、「公的証明書を偽造した私の立場からは何も言えることはありません」とのコメントを出した。

 上村被告の代理人の弁護士は「郵便不正事件では、検察ストーリーに沿うような調書の取り方が問題となったが、現場で指揮をした前田検事の指示だったのではないか、とも疑ってしまう。物証や鑑定結果といった客観証拠の信用を検察自らがおとしめた。弁護士らは今後も、証拠の信用性の吟味を十分にしなければならない」と話した。


アサヒ・コム

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村木氏「涙こぼれた」 地検の上訴権放棄を知り2010年9月21日23時44分

 村木厚子氏の話 弁護人を通じ、大阪地検が上訴権を放棄するとの連絡を受けました。さすがに、この1年3カ月余りのことを思い、涙がこぼれました。前田検事の逮捕は報道で知りました。この証拠の改ざんのみでなく、本件全体を通じての問題点をきちんと検証して下さることを期待しています。

アサヒ・コム

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「ほっとした」 村木元局長、1年3カ月ぶり職場復帰(1/2ページ)2010年9月22日12時19分

会見中、笑顔を見せる村木厚子さん=22日午前10時17分、東京・霞が関の司法記者クラブ、金子淳撮影
復職し、厚労省の玄関で同僚職員らに迎えられる村木厚子さん=22日午前11時54分、東京・霞が関、越田省吾撮影  (画像*4)

 郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件で逮捕・起訴され、21日に無罪判決が確定した厚生労働省の村木厚子元局長(54)は22日、職場復帰した。同日正午前に厚労省に登庁、細川律夫厚労相から辞令交付された。

 村木さんが出勤するのは、昨年6月の逮捕から1年3カ月ぶり。昨年7月13日付で起訴休職となっていたが、無罪判決の確定を受け、同省は21日付で大臣官房付で復職させた。本人の意向を聞いた上で、同省か内閣府の局長級ポストに就任させる方向で検討している。

 厚労省に登庁した村木さんは22日正午前、70人以上の職員の拍手に迎えられて玄関をくぐった。久しぶりの「わが家」に、満面に笑みを浮かべ、「ありがとうございます」と頭を下げた。職員からは「村木さん」という呼びかけの声が上がり、涙を浮かべる女性職員の姿もあった。

 登庁を前に東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「やっと胸のつかえが取れ、正直ほっとした」と笑顔で語った。

■「とても苦しかったが、得るものも」

 「どの分野でもいいから、公務員としてできることをやっていきたい」

 村木さんは東京・霞が関の司法記者クラブでの記者会見でそう語り、職場に復帰してからの意欲を見せた。

 21日夜、主任弁護人の弘中惇一郎弁護士(64)を通じて大阪地検から上訴権を放棄したとの連絡を受けた。

 「『おめでとう』と言われ、うれしかった。初めて実感がわいた」。家族とは、こぶしを突き合わせて喜び合ったという。「長女は『ほっとした』、次女は『よく頑張りましたね』、夫は『明日から専業主婦がいなくなるな』と言ってくれました」。家族のことに話題が及ぶと、緊張がほぐれて笑顔をのぞかせた。

 同日夜には、細川律夫厚労相からも直接、激励の電話があったという。「同僚に会ったら言いたいことが山ほどあるから、どうしていいか分からなくなると思う」

 証拠を改ざんした疑惑が朝日新聞の報道で発覚したその日のうちに、最高検が主任検事を逮捕するという展開は、予想もできなかった。

 「展開の早さに驚いているが、検察の抱える問題が修正されるきっかけになればいい。検証を厳しく、温かく見守る役割を果たしたい」と述べた。自分の体験が後に生きるよう、検察の抱える問題には何らかの形でかかわっていきたいという。

 共に会見した弘中弁護士は「身内だけで処理せず、国会や弁護士会、報道が協力して検察の病理にメスを入れる必要がある。無罪になったから『はい、おしまい』ではない」と注文をつけた。

 逮捕からこの日まで、1年3カ月余という時間が流れた。記者から「どんな時間だったか」と問われると、村木さんはしばらく考えた後、「自分の周りにこれだけ応援してくれる人がいるのかと実感させてもらった。とても苦しかったが、後になってみると、得るものの多い1年3カ月でした」と周囲への感謝の気持ちを表した。

アサヒ・コム

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「検察体質の抜本改革を」 冤罪事件支援団体が要望書2010年9月23日0時3分

 大阪地検特捜部の主任検事が証拠を改ざんしたとされる事件をめぐり、冤罪事件などを支援してきた市民団体「日本国民救援会」(鈴木亜英=つぐひで=会長)は22日、「有罪のために何でもやるという体質が事件発生の根本にある」として、大林宏検事総長あてに事件の徹底検証と検察の体質の改革を求める要請書を出した。

 要請書は「検察は公益の代表者の立場を放棄し、起訴したら何としても有罪にする姿勢がある。その最たるものが都合の悪い証拠や無罪に影響する証拠を隠すことだ」と指摘。検察官が持つ証拠を全面的に開示することや、取り調べの全面可視化を求めた。

アサヒ・コム

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大阪地検前特捜部長らを聴取 証拠改ざん事件で最高検2010年9月23日13時59分

最高検に向かう大坪弘道・前大阪地検特捜部長(現・京都地検次席検事)=23日午後0時49分、東京・霞が関、戸村登撮影
最高検の聴取を受けるため、JR品川駅に到着した大坪弘道・前大阪地検特捜部長(現・京都地検次席検事)=23日午後0時29分、東京都港区、高橋雄大撮影  (画像*5)

 郵便不正事件をめぐり証拠品のフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた疑いのある事件で、最高検は23日午後、大阪地検特捜部前部長の大坪弘道・京都地検次席検事と、同部前副部長の佐賀元明・神戸地検特別刑事部長から事情聴取を始めた。

 2人の部下だった大阪地検特捜部検事・前田恒彦容疑者(43)が証拠隠滅容疑で逮捕されたことを受けた捜査の一環。これまでの大阪地検の調査によると、前田検事は今年1月末に佐賀前副部長と同僚検事に電話で「FDのデータを書き換えた可能性がある」と打ち明けたとされる。その後、佐賀前副部長から2月上旬に、大坪前部長へと伝えられたとされる。


アサヒ・コム

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「あまりに稚拙」と批判=上村被告弁護人、特捜部から電話も−大阪
 上村勉被告(41)の弁護団の一人は21日午前、大阪市内の事務所で取材に応じ、大阪地検特捜部による証拠品のフロッピーディスクの更新日時書き換えについて「あまりに稚拙」と強く批判した。
 この弁護士は、データが検察側主張に沿って書き換えられていたことについて「改ざんの意図があった」との考えを示し、「上村被告が自分で変えたことにするつもりだったのではないか」と述べた。
 取材直後、事務所に電話があり、弁護士は大阪地検特捜部からの事件に関する資料提供を求める問い合わせだったと明かした。(2010/09/21-13:29)

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資料改ざん「由々しき問題」=検察捜査に苦言−厚労相
 大阪地検特捜部の検事が押収品のフロッピーディスクを書き換えたとされる問題で、細川律夫厚生労働相は21日、閣議後の記者会見で「あのような捜査が行われたのは遺憾に思う」と述べた。
 細川厚労相は弁護士出身。「捜査の段階であのようなことがなされていたとすれば、本当に由々しき問題だ」と苦言を呈した。(2010/09/21-16:09)

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証拠改ざん、厳正対処を=菅首相
 菅直人首相は21日夕、厚生労働省の偽証明書発行事件で、大阪地検特捜部の検事が証拠品を改ざんした疑いがあることについて「最高検が厳正に捜査し、厳正に対処すると言っている。そうあるべきだ」と述べ、事実関係を把握した上で必要に応じて刑事処分や懲戒処分を科すべきだとの考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。(2010/09/21-18:56)

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主任検事を逮捕=郵便不正事件データ改ざん−証拠隠滅容疑、自宅を捜索・最高検
 障害者割引郵便制度の悪用に絡む厚生労働省の偽証明書発行事件で、大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)内の文書データを改ざんしたとして、最高検は21日、証拠隠滅容疑で、同事件の主任検事前田恒彦容疑者(43)を逮捕し、大阪府枚方市の自宅を家宅捜索した。
 村木厚子同省元局長(54)への無罪判決で、特捜捜査の問題点が指摘された事件は、検察そのものの信頼を揺るがす事態に発展した。
 大阪地検は同日、村木元局長について控訴を断念して上訴権を放棄、元局長の無罪が確定した。
 前田容疑者の逮捕容疑は、昨年7月中旬ごろ、捜査で押収した厚労省元係長上村勉被告(41)=公判中=のFDに記録された文書データを改ざんし、証拠を隠滅した疑い。
 捜査関係者によると、前田容疑者は21日までの大阪地検の事情聴取に改ざんを認めたが、「誤ってやった」などと故意を否定する説明をしているという。
 最高検は同日に捜査を開始し、証明書事件の捜査にかかわった検事や当時の上司らを一斉聴取。上村被告の弁護側からFDの任意提出を受けていた。
 FDは昨年5月26日、特捜部が上村被告宅から押収。同被告が自称障害者団体「凛(りん)の会」に発行したとされる偽の証明書のデータが保存されていた。押収されたFDが返却されたのは同年7月16日で、改ざんは3日前の同13日だった。
 公判で証拠採用された捜査報告書によると、データの最終更新日時は2004年6月1日だったが、返却されたFDに残された記録では同月8日となっていた。
 検察側は公判で、村木元局長が同月上旬、上村被告に偽証明書発行を指示したと主張。更新日時はこの主張と矛盾しないよう変更されていた。(2010/09/21-23:41)

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(画像*6)

「元局長に負担掛けた」=大阪地検次席検事が謝罪−最高検次長「半端なことしない」
 大阪地検の大島忠郁次席検事は午後9時半すぎに記者会見し、村木厚子厚生労働省元局長に対する無罪判決について控訴断念と上訴権放棄を発表し、「村木元局長に負担を掛け申し訳ない。真摯(しんし)に反省し、基本に忠実な捜査を徹底するよう指導する」と謝罪した。前田恒彦検事の逮捕については「深くおわびする。最高検の捜査に全面的に協力する」と頭を下げた。
 判決について、大島次席は「客観的証拠と関係者の供述内容との不整合について指摘を受け検討したが、判決結果を受け入れるべきだとの判断に至った」と説明した。
 前田検事の上司だった当時の特捜部長らの処分については「最高検の捜査結果を見て厳正に対処する」と語った。一方で、検察庁舎が最高検の家宅捜索を受けたかどうかについては「捜査を受ける立場で、情報を頂けない。具体的な捜査内容は答えかねる」と述べるにとどまった。
 一方、最高検の伊藤鉄男次長検事も前田検事逮捕について記者会見。「徹底的な捜査をする。中途半端なことはしない」と強調した。村木元局長に対しては「負担をお掛けしたことを申し訳なく思っている」としたコメントを読み上げ、謝罪した。
 前田検事の供述については、捜査への支障を理由に明かさなかったが、「証拠隠滅罪は故意犯であり、われわれは過失ではないと思って捜査している」と語った。組織としての関与について問われると、「最終的にはやってみないと分からないが、予断、先入観を持たずにやりたい」とした。(2010/09/21-23:58)

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改ざん情報「問題ない」と報告=特捜部長ら上層部に−主任検事同僚が指摘・証拠隠滅
 郵便不正をめぐる証拠改ざん事件で、当時の大阪地検特捜部長らが今年2月ごろ、主任検事だった前田恒彦容疑者(43)の同僚から、証拠品のフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた可能性があるとの指摘を受けながら、地検上層部に「問題ない」と報告していたことが22日、関係者への取材で分かった。
 最高検は、地検内部で情報が処理された詳しい経緯について、捜査を担当した検事らから事情を聴いている。
 前田容疑者は、昨年7月中旬ごろ、押収した厚生労働省元係長上村勉被告(41)=公判中=のFDに記録された文書データを改ざんしたとして逮捕された。
 関係者によると、前田容疑者の当時の同僚は今年2月ごろ、同容疑者から、文書のデータを書き換えたことを聞いたという。
 同僚が問題視し、改ざんの可能性を指摘。当時の特捜部長や副部長もこのことを把握した。しかし、特捜部長らは前田容疑者から説明を受けた結果、問題はないと判断。地検上層部に対しても、「解決しており、問題ない」と説明していた。
 前田容疑者は逮捕前の聴取に対し、「FDのデータをUSBメモリーにコピーし、上村被告による改ざんがなかったか調べたが確認できず、中身を書き換えて遊んだ。USBのデータをいじっていたと思ったが、公判に入ってから、FDの方を書き換えていたことに気付いた」として、故意であることを否定していたという。(2010/09/22-05:33)

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「検察の存立基盤にかかわる」=監督権者の責任に言及−検事証拠改ざんで官房長官
 仙谷由人官房長官は22日午前の記者会見で、郵便料金不正事件で大阪地検主任検事が証拠隠滅容疑で逮捕されたことについて「検察の存立基盤にかかわる可能性もある部分を含んでいる。(最高検は)身内のことでも犯罪捜査として、極めて厳しく、正しくやっていただく」と述べ、厳正な捜査を求めた。
 検察トップの検事総長らの進退を含めた責任問題について、仙谷長官は「まだそこまでは考えていない」としながらも、「上司たる監督権者の身の処し方、部内的な処理の仕方は通常の組織とは違った厳正さが必要だ」と強調。「まずは自己規律機能を発揮して、正しい捜査をやっていただかなければならない。その上で(責任問題が)出てくるのかこないのかということだ」と述べた。(2010/09/22-12:35)

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(画像*7)

職場復帰「実感わいた」=仕事への意欲にじませ−村木元局長
 郵便不正事件で無罪が確定した厚生労働省の村木厚子元局長が22日、約1年3カ月ぶりに職場復帰したのを受け、同省内で記者会見し、「社会のために働くという大事な柱を、もう一回取り戻せたのはうれしい」と仕事への意欲を語った。
 村木さんは自らの裁判について、「弁護士らプロの助けを借りて難局を乗り切った」と説明。病気や障害と向き合う人への支援のあり方で勉強になったとし、「体験したことを、そしゃくしながら新しい視点として持てたらいい」と話した。
 休職中に職場を客観視し、責任の重さをより実感したという。「議員から頼まれたら何でもするというストーリーを国民が信じたのがショックだった。信頼してもらうために努力をしなければと改めて実感した」と語気を強めた。
 登庁後は雇用政策などの動向について説明を受けたが、執務室には訪問者が絶えなかった。昼食のパンをかじりながらの会話に、「こういう生活だったなと思い出した」と笑顔を見せた。(2010/09/22-19:40)

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検事総長にも責任=国民新代表−与野党、徹底究明求める
 郵便料金不正事件で大阪地検特捜部の主任検事が証拠隠滅容疑で逮捕されたことに関し、与野党からは22日、検察トップの責任論に言及する意見や、事実関係の徹底究明を求める声が噴出した。
 警察官僚出身の亀井静香国民新党代表は記者会見で、「こんなことが警察で起きたら、現場の課長や署長が責任を取るだけでは終わらない。立派な検事総長であれば当然、自分で分かっているのではないか」と述べ、大林宏検事総長の責任は避けられないとの認識を示した。
 民主党の川内博史衆院議員は、自身が会長を務める同党有志の「取り調べの全面可視化を実現する議員連盟」総会で、「検察機構全体に問題点があるなら、国会に特別委員会を設置して議論しなければならない」と強調。石井一副代表は、事件に関連して主任検事の前田恒彦容疑者から聴取を受けたことを明かした上で、「まじめ過ぎる検事だった。目的のために手段を選ばないという心理ではなかったか」と語った。
 自民党の小池百合子総務会長は会見で「検察の信頼性にかかわる大きな問題だ。信頼回復のために検察が何をなすべきなのか考えてほしい」と指摘。共産党の穀田恵二国対委員長も、記者団に「組織的関与(の有無)も含めて真相の徹底した究明が大切だ」と述べた。(2010/09/22-22:15)
 

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