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続報 (2010/09/24/05:00)-(2010/10/02-20:38)のニュース でっちあげられた郵便不正事件
http://www.asyura2.com/10/bd58/msg/732.html
投稿者 0_0 日時 2010 年 10 月 02 日 22:03:11: YQ201zwHWXfF6
 

(回答先: 続報 (2010/09/21-13:29)-(2010/9/23/14:31)のニュース でっちあげられた郵便不正事件 投稿者 0_0 日時 2010 年 9 月 23 日 20:09:09)

続報
(2010/09/24/05:00)-(2010/10/02-20:38)のニュースを書き出す。

(画像 ttp://img.gazo-ch.net/bbs/2/img/201009/794587.jpg は以下の記事の画像。)

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前田検事、故意の改ざん認める 最高検調べ、供述一転2010年9月24日5時0分 (画像 ttp://img.gazo-ch.net/bbs/2/img/201009/794587.jpg)
  
 大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた疑いのある事件で、証拠隠滅容疑で最高検に逮捕された同部検事の前田恒彦容疑者(43)が、「故意にデータを改ざんした」と認める趣旨の供述を始めたことが分かった。大阪地検の調査や逮捕後のこれまでの調べでは「誤って書き換えた」と意図的な改ざんを否定していた。

 最高検は、郵便不正事件で捜査の主任を務めていた前田検事が特捜部の描いた事件の構図に沿わない証拠を都合よく改ざんした可能性があるとみて、書き換えた理由やその後の上司らへの説明状況などを調べている。

 最高検の調べによると、前田検事が改ざんした疑いがあるのは、厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から昨年5月に押収されたFD。昨年7月、大阪地検内に私物パソコンを持ち込み、専用ソフトを使って最終更新日時が「04年6月1日」だったのを「04年6月8日」に書き換えたとされる。

 検察関係者によると、今年1月に大阪地裁で開かれた厚労省元局長の村木厚子氏(54)=無罪確定=の初公判で、FDに記録された最終更新日時が問題になった。FDは昨年7月に上村被告側に返却されていたため、同僚検事の一人が、東京地検特捜部に応援に行っていた前田検事に電話をかけて「重要な証拠なのに、なぜ返却したのか」と聞いた。これに対し、前田検事は「FDに時限爆弾を仕掛けた。プロパティ(最終更新日時)を変えた」と明かしたという。

 検察側は、2004年の「6月上旬」に、村木氏が上村被告に偽の証明書を発行するよう指示したのではないかと疑っていた。そうした内容の上村被告の捜査段階の供述調書もあった。だが、証明書のデータが入っていたFD内の最終更新日時は「6月1日未明」。これでは、村木氏の指示が5月中にあったことになり、検察側の主張が崩れかねない状況だった。

アサヒ・コム
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FD改ざん「あまりに稚拙」 矛盾ない書き換えは困難(1/2ページ)2010年9月27日15時1分
  
 大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータ改ざん容疑事件で、特捜部主任検事の前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=がデータ書き換えに使ったコンピューターソフトの機能は、「タイムスタンプ変更機能」などと呼ばれる。しかし、ファイルに記録された日時情報を矛盾なく書き換えるのは専門家でも難しく、前田検事の場合は専門家が見ればすぐに分かる表面的な書き換えだったという。

 コンピューターファイルにはそれぞれ、「作成」「更新」の日時情報「タイムスタンプ」が記録されている。タイムスタンプ変更機能があるソフトは、インターネット上のサイトから無償、有償で入手できる。

 前田検事が使ったとされる「ファイルバイザー」は、有料のソフト。複数のファイルの名前を一括して変更できるなどファイルを管理する複数の機能を備えている。

 朝日新聞の依頼でFDの解析をした大手情報セキュリティー会社によると、タイムスタンプ変更機能を使えば、表面的な日時は書き換えることができるが、ファイル内の様々な日時情報を矛盾なく整合させるのは、コンピューターの専門知識があってもかなり困難という。

 前田検事による書き換えも、タイムスタンプの更新日時=が「2004年6月1日1時20分06秒」から「2004年6月8日21時10分56秒」に変わっていたが、ファイルには「2009年7月13日」に更新日時を書き換えた痕跡が残っていたという。

 同社の技術担当者は「今回の書き換えは、改ざんの仕方としてはあまりに稚拙だった。前田検事はコンピューターにあまり詳しくなかったのではないか」と話した。

 タイムスタンプ変更機能を使う人にはコンピューターソフトの製作者が多い。多くのソフトは複数のファイルで構成されているが、新作ソフトの発売時などに見栄えをよくするため、ファイルの日時情報を統一するのに使う。

 さらに、日時情報を使って画像などの大量のファイルを管理する場合や、ファイルを作成・更新した日時を他人に知られたくない場合、ファイルの日時に不都合がある場合にも使われるケースがある。

 コンピューターソフトを製作、販売している都内のネット関連会社の社長は「会計監査のとき、納期遅れは厳しく指摘される。製作が納期を越えてしまった場合、ソフトを使って納期前に納めたようにつじつまを合わせることはある」と話していた。

 タイムスタンプ変更機能がある別のソフトを製作した男性(43)は「検察官がこのソフトの存在を知っていたことに驚いた。日時を変えなければ、使う必要がなく、捜査で使うなど考えられない」と語った。(坂本泰紀)

アサヒ・コム
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最高検、大阪地検検事正を聴取 データ改ざん疑惑2010年9月28日15時1分

 大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータ改ざん容疑事件で、最高検は28日、地検トップの小林敬(たかし)検事正から事情聴取した。同日午後には、当時の次席検事の玉井英章・大阪高検次席検事からも事情を聴く。大坪弘道・前特捜部長(現・京都地検次席検事)らから改ざんの報告を受けたかどうかなどについて説明を求めるとみられる。

 最高検は23日以降、大坪前部長と佐賀元明・前特捜部副部長(現・神戸地検特別刑事部長)も事情聴取。28日も計5日目の聴取を行っている。2人は最高検の調べに対し、1〜2月に主任検事の前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=からデータ書き換えの可能性を知らされ、検事正と次席に「前田検事がデータを書き換えたかもしれないが、問題ない」と報告したと説明しているとみられる。

 一方、検事正と次席はこれまでの朝日新聞の取材に「書き換えたと言われたのなら記憶にあると思うが、そうした報告は聞いていない」と異なる認識を示している。このため、最高検は改ざん疑惑の隠蔽(いんぺい)の有無を確認するためには、検事正の聴取が必要と判断した。(板橋洋佳)

アサヒ・コム
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改ざん「報告」作らせたが上層部に見せず
改ざん
 郵便不正を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざん事件で、大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦容疑者(43)(逮捕)の改ざん疑惑が浮上した直後の2月、特捜部幹部らが前田容疑者に経緯をまとめた報告書を作らせたものの、地検上層部に提出していなかったことが、検察関係者の話でわかった。


 報告書は「FDを書き換えた可能性がある」とする内容だったというが、特捜部側は上層部に「検事間のトラブル」とだけ伝えていた。最高検は、報告書を部内限りにした理由を調べている。

 関係者によると、前田容疑者が1月末、同僚検事に改ざんを示唆する発言をし、疑惑が表面化。当時の上司だった大坪弘道・前特捜部長(現・京都地検次席検事)と佐賀元明・前副部長(現・神戸地検特別刑事部長)は前田容疑者から電話で「FDを操作したかもしれないが、過失だ」とする釈明を受け、小林敬・検事正らに「FDを巡って検事同士がトラブルになったが、(解決したので)大丈夫です」と報告した。

 前田容疑者は当時、東京地検の事件の応援で出張中だったため、帰阪後の2月、大坪前部長らは改めて文書で疑惑についてまとめさせたが、検事正や次席検事には提出しなかった。

(2010年9月29日14時16分 読売新聞)
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前特捜部長ら「故意の改ざんと思わず」 連日聴取に説明(1/2ページ)2010年9月28日15時1分

 大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた疑いのある事件で、特捜部の大坪弘道・前部長(現・京都地検次席検事)と佐賀元明・前副部長(現・神戸地検特別刑事部長)への最高検の聴取が連日続いている。2人は「主任検事から『誤って書き換えたかも知れない』と聞き、それを信じた。故意の改ざんとは思わなかった」と一貫して説明しているとみられる。

 2人が、証拠隠滅容疑で逮捕された主任検事の前田恒彦容疑者(43)による意図的な改ざんを認識しながら隠したとすれば、犯人隠避罪(2年以下の懲役か20万円以下の罰金)にあたる可能性がある。捜査当局への適用例としては、1999年に発覚した神奈川県警本部長らの覚せい剤使用もみ消し事件以降、新潟、富山など各地の県警で身内の不祥事などのもみ消しが相次いで立件されており、最高検は慎重に調べている。

 郵便不正事件の捜査を指揮した大坪前部長と佐賀前副部長への聴取は、東京・霞が関の最高検で行われている。都内のホテルに泊まりながら、28日で連続3日目。23、24日にも呼ばれており、通算すると5日目だ。聴取には、東京地検特捜部に在籍したことがある最高検の検事があたる。

 聴取の中心は、前田検事や同僚検事からFDデータの「書き換え」の報告を受けた際の2人の認識と、その後の上層部への報告の仕方についてだ。

 前田検事は今年1月末、他部から応援に来ていた同僚検事に「FDのデータを書き換えてしまった」と告げた。この情報は、佐賀前副部長から大坪前部長へと伝わった。この際、意図的な改ざんの疑いがあると知りながら、証拠隠滅の疑いで調べずに放置した可能性がないかを最高検は見極めようとしている。

 前田検事の告白を聞いた同僚検事が、大坪前部長と佐賀前副部長にどのように伝えたかも焦点だ。「FDに時限爆弾を仕掛けた」という前田検事の発言を聞いたとされる同僚検事の説明と、大坪前部長らの説明には食い違う点があるといい、事実を固めるのに時間がかかっているようだ。

 大坪前部長と佐賀前副部長らは今年2月初めに、大阪地検トップの小林敬検事正と当時の玉井英章・次席検事(現・大阪高検次席検事)にも報告していた。大坪前部長らは「上には『前田検事がデータを書き換えた可能性があるが問題ない』と報告した」と説明しているとされる。

アサヒ・コム
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9/30-10/2 の時事新聞の記事

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主任検事報告書、押収されず=特捜幹部が部内限りに−作成経緯など捜査・証拠改ざん
 大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で、逮捕された主任検事前田恒彦容疑者(43)がデータ書き換えの経緯をまとめ、特捜部幹部に提出したとされる報告書が、同地検内に残されておらず、最高検の家宅捜索でも押収されていないことが29日、関係者の話で分かった。報告書は大坪弘道・前特捜部長らが作成を指示し、地検上層部には提出されなかった。
 最高検は、報告書が部内限りとされた経緯や、特捜部幹部に提出された後の取り扱いなどについて調べている。(2010/09/29-20:27)
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「故意の改ざんを報告」=前田容疑者、特捜部長らに−検事証拠隠滅事件
 大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で、主任検事前田恒彦容疑者(43)が最高検の調べに対し、「フロッピーディスク(FD)のデータを意図的に改ざんしたことを、特捜部長らに伝えた」との供述をしていることが30日、関係者の話で分かった。
 最高検は、前田容疑者から改ざんを知らされた大坪弘道・前特捜部長らが、故意に隠ぺいした可能性もあるとみて、犯人隠避容疑に当たるか、慎重に捜査を進めている。
 関係者によると、前田容疑者は逮捕前の調査や逮捕後の調べには、「FDのデータをUSBメモリーにコピーして中身をいじっていたところ、誤ってFDの方を書き換えてしまった」と話していたが、最近になって意図的な改ざんを認めた。
 さらに、「大坪前部長や佐賀元明・前特捜部副部長に電話で説明した際に、故意に改ざんしたことを伝えた」と認めたという。(2010/09/30-10:43)
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村木氏逮捕前に矛盾認識か=FD日付のずれ、同僚が指摘−上司に伝えず・前田容疑者
 大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で逮捕された前田恒彦容疑者(43)が、郵便不正事件で村木厚子厚生労働省元局長=無罪確定=を逮捕する前に、同僚の指摘を受け、フロッピーディスク(FD)に記録された最終更新日が検察側が描く構図と食い違うことに気付いていた可能性の高いことが30日、検察関係者の話で分かった。日付の矛盾は、弁護側が指摘するまで、特捜部長ら上層部に伝えられなかった。
 主任検事だった前田容疑者が、無実であることを示す有力な証拠があることを隠して、村木氏を逮捕した可能性が浮上した。最高検は、データ改ざんの動機につながるとみて、経緯を調べている。
 郵便不正事件で特捜部は、村木氏が同省元係長上村勉被告(41)=公判中=に対し、2004年6月上旬に証明書発行を指示したとの構図を描いて捜査。昨年5月26日に上村被告を逮捕して偽の証明書が保存されたFDを押収し、6月14日には村木氏を逮捕した。
 検察関係者によると、上村被告の取り調べを担当した同僚検事は、FDを押収した直後に、FDに残された「2004年6月1日」という偽証明書の最終更新日が、特捜部の構図と矛盾することに気付き、主任検事だった前田容疑者に告げたという。
 しかし、前田容疑者は特捜部長らに矛盾について報告せず、村木氏の逮捕は許可された。同僚検事は構図に沿って「6月上旬に指示を受けた」という趣旨の上村被告の供述調書を作成した。FDの日付は、村木氏の取り調べを担当した検事にも伝えられなかった。
 特捜部は昨年7月4日に村木氏を起訴。前田容疑者は同13日、FDの日付を特捜部の構図と矛盾しない「2004年6月8日」に書き換え、16日に上村被告側に返却した。(2010/09/30-21:41)
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前特捜部長ら再聴取=主任検事「故意」供述受け−証拠改ざん事件・最高検
 大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で、最高検は1日、大坪弘道・前特捜部長と佐賀元明・前特捜部副部長から、改めて大阪市内で事情聴取した。主任検事前田恒彦容疑者(43)が「フロッピーディスク(FD)のデータを故意に改ざんしたことを、特捜部長らに伝えた」との供述を始めたことを受け、再聴取が必要と判断した。
 最高検は、前田容疑者の1回目の拘置期限となる同日、今後の捜査方針について中間的な協議を実施。拘置延長した上で、大坪前部長らの刑事責任の有無について、引き続き慎重に捜査する。
 検察関係者によると、大坪前部長らはこれまで5日間にわたって聴取を受けており、「(前田容疑者から)『データを書き換えたが過失だった』との説明を受け、検事正らにもそのように報告した。故意だという認識はなかった」と説明したとされる。
 一方、前田容疑者は逮捕後の調べには「誤って書き換えた」と故意を否認してきたが、最近になって「意図的に改ざんした。故意だったことを部長と副部長に伝えた」との供述を始めた。(2010/10/01-13:09)
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「信頼できる検察に」=首相
 菅直人首相は1日午後、大阪地検特捜部検事による証拠隠滅事件で、最高検が前特捜部長と前同部副部長を逮捕する方針を固めたことに関連し、「国民が信頼できる検察になってもらいたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 検察首脳の責任については、「捜査が進んでいるので、現時点で触れないほうがいい」と言及を避けた。(2010/10/01-18:30)
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「そこまで組織的だったか」=無罪の村木さん弁護人
 大坪弘道・前大阪地検特捜部長が逮捕されたことを受け、一連の不祥事が判明するきっかけとなった郵便料金不正事件で厚生労働省元局長(現内閣府政策統括官)村木厚子さん=無罪確定=の弁護人を務めた弘中惇一郎弁護士は、「そこまで組織的だったのかと驚き、暗たんとした気持ちだ」と語った。
 弘中弁護士は、最高検が大坪前部長らの刑事責任を追及する姿勢を固めたことを評価する一方、「最高検はどこまで本気なのか。どこかでお茶を濁す気なのか、相当の返り血を覚悟しても、徹底的に究明するのか」と指摘。今後の捜査の動向を見守る必要があると強調した。(2010/10/01-22:29)
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裁判官「特捜事件の信頼性低下」=「組織のあり方原因」と日弁連
 前大阪地検特捜部長らの逮捕に対し、裁判官や弁護士会からも厳しい声が上がった。
 ある刑事裁判官は特捜事件について、「これまでも危ないなと思うものはあったが、最近はその傾向がさらに強まっている」と指摘。「それでも、供述調書自体の信用性は高いと思われてきたが、郵便不正事件の無罪判決に続き、今回の(証拠改ざん)事件が起きた。信頼できるかと言われると、今後は難しくなってくるだろう」と述べた。
 日弁連は前特捜部長らの逮捕容疑について、「事実であれば、一連の事件が単に主任検事個人の問題でなく、検察組織自体のあり方に起因する深刻な問題であることが露呈したことになる」とするコメントを発表。第三者が参加した独立機関が、真相解明に当たるべきだとした。(2010/10/01-22:30)
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「検事人生否定された思い」=捜査、公判への影響も懸念−特捜幹部逮捕に衝撃
 大坪弘道・前大阪地検特捜部長らの逮捕に衝撃が走り、各地の検事らの間には動揺が広がった。ある特捜部長経験者は「情けない。わたしの検事人生が否定された思いだ」と絶句した。
 特捜部経験のある若手検事は「それしかない」と逮捕を当然視。「証拠の改ざんはとてもできないこと。特捜部長や副部長から『証拠を変えろ』ぐらいの示唆があったのでは」と上司の責任を指摘した。証拠データを改ざんした容疑で逮捕された主任検事の前田恒彦容疑者について、「指示されたわけでなくても、追い詰めるプレッシャーがあったのではないか」と推測、現場を知る立場から心情をおもんばかった。
 一方、別の若手検事は「信頼回復のためにやるべきことが、それ(逮捕)だったのか」と懐疑的。「みんな嫌々だろ。気分が良くない」と吐き捨てるように語った。
 佐賀元明・前副部長と同期の中堅幹部は「隠そうとしたことの本質を考えると、逮捕は当然」とやり切れない様子。しかし、捜査の急展開には違和感を覚え、「どこかで見た構図と同じ。検察は本当に反省しているのか」と首をかしげた。
 別の中堅幹部は「法曹三者の中で、周囲の環境は厳しくなるだろう」と捜査や公判への影響を懸念。「何年かかっても、信頼回復のため努力していくしかない」と語気を強めた。
 大坪前部長らが春まで在籍した大阪地検。特捜部出身のある幹部は「大阪の特捜部もなくなってしまう」と危機感をあらわに。「代々、関西出身者だった地検次席のポストも、地元以外になるかもしれない」と唇をかんだ。(2010/10/01-22:48)
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前特捜部長らを逮捕=改ざん認識し隠ぺい−検事証拠隠滅事件・最高検
 大阪地検特捜部検事による証拠隠滅事件で、主任検事前田恒彦容疑者(43)による故意の証拠データ改ざんを認識しながら、隠ぺいした疑いが強まったとして、最高検は1日、犯人隠避容疑で、前特捜部長の大坪弘道(57)=現京都地検次席検事=、前同部副部長の佐賀元明(49)=現神戸地検特別刑事部長=両容疑者を逮捕した。
 現職特捜検事が逮捕された事件は、特捜部トップだった検察幹部の刑事責任が問われる事態へと発展した。
 検察関係者によると、2人はいずれも、「故意の改ざんという認識はなかった」と否認している。
 逮捕容疑によると、大坪容疑者らは2月上旬ごろ、東京地検に応援派遣されていた前田容疑者に対し、今後は改ざんが過失だったと説明するよう電話で指示。同10日ごろには、前田容疑者が作成した上申書の内容を、過失だったことが合理的に説明できるように修正させ、故意の改ざんではなかったように装い、処罰を免れさせた疑い。
 検察関係者によると、大坪容疑者らは、前田容疑者から改ざんを知らされた同僚検事から、「故意の改ざんであり、調査して公表すべきだ」と伝えられた。
 しかし2月上旬、地検トップの検事正らに「同僚とトラブルになっているが、解決している。故意ではなく、問題ない」などと報告していた。
 前田容疑者の上申書は、検事正らへの報告後、大坪容疑者らの指示で作成された。最高検の家宅捜索では押収されていないという。
 前田容疑者はこれまでの調べに対し、「意図的にデータを改ざんしたことを、特捜部長と副部長に伝えた」と供述していた。(2010/10/02-00:14)
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幹部逮捕「遺憾」と謝罪=上層部関与「認識ない」−最高検会見
 最高検の伊藤鉄男次長検事は、大坪弘道・前大阪地検特捜部長らの逮捕を受け、午後10時半から記者会見。「逮捕は遺憾」「国民に深くおわびする」としたコメントを読み上げた。
 逮捕容疑について検事正ら幹部がどの程度把握していたのかを問われると、「これから捜査を進めていくが、(検事正らが)知っていたとは認識していない」と述べた。
 大坪前部長らの犯人隠避の認識や改ざんが故意であると知った経緯など、事件の中身について質問が及ぶと、「言えない」「明らかにできない」との回答を繰り返した。
 伊藤次長は「捜査の行方と検証結果を見てから、批判があるならしてもらいたい」と強調した。大坪前部長らの身内である最高検が捜査していることについては、「われわれはプロの捜査機関であり、第三者が入ってうまくいくとは思わない」と話した。
 会見は撮影が許可されず、約30分間で打ち切られた。(2010/10/02-00:50)
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頭下げ「深くおわび」=深夜の会見で謝罪−大阪高検トップの検事長
 大阪高検トップの柳俊夫検事長は午後11時すぎから約40分にわたり、高検が入る大阪市福島区の合同庁舎で記者会見。「管内の検察官を監督すべき者として、現職幹部の2人が逮捕されるという重大な事態に至ったことは誠に遺憾。深くおわびする」と謝罪し、頭を下げた。
 大阪高検は大阪地検を管轄する直接の上級庁。記者会見は、24階の会見室で開かれ、カメラ撮影は冒頭部分だけ。記者とのやりとりはカメラを退出させて行われた。
 柳検事長は用意した紙を机に置き、コメントを読み上げた。「検察に対する信頼回復に全力で取り組む」。逮捕された2人について現職を解き、同高検総務部付とすることを明らかにした。
 2人の犯人隠避容疑に関し、記者から相次いで質問が飛んだ。柳検事長は「組織的な事案と言えると思う」と苦渋の表情で応じた。
 しかし、特捜部の立て直し策や2人の仕事ぶりを尋ねる質問には、「最高検が現在捜査しているので、わたしどもからは差し控えたい」と答えたのみ。自身の責任については「上級庁で対応することになろうかと思う」と話した。(2010/10/02-01:12)
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検事総長、責任免れぬ=政府高官
 政府高官は2日未明、大阪地検特捜部検事の証拠隠滅事件で前特捜部長らが犯人隠避容疑で逮捕されたことを受け、大林宏検事総長の責任は免れないとの認識を示した。
 同高官は「(検事総長の責任問題は)そのうち来るだろう。3人も逮捕されたのだから」と語った。(2010/10/02-01:55)
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前田容疑者、報告書を廃棄=パソコンの文書ファイルも削除−最高検
 前大阪地検特捜部長らによる犯人隠避事件で、主任検事の前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=が証拠品のフロッピーディスク(FD)を改ざんした経緯をまとめた報告書を、同容疑者が破棄し、パソコン内の文書ファイルも削除していたことが2日、検察関係者の話で分かった。報告書は、前特捜部長の大坪弘道容疑者(57)らによる隠ぺいを裏付ける重要証拠だった。
 最高検は、大坪容疑者らが、「FDの書き換えは過失だった」という内容に報告書を書き直すよう前田容疑者に指示し、意図的な改ざんを隠ぺいしたとみて捜査。報告書が廃棄された経緯についても調べている。(2010/10/02-07:24)
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前特捜部長宅など捜索=容疑裏付け、京都・神戸両地検も−最高検
 最高検は2日午前、犯人隠避の疑いで逮捕した大阪地検の前特捜部長大坪弘道容疑者(57)=現大阪高検総務部付=と、前副部長佐賀元明容疑者(49)=同=の容疑を裏付けるため、それぞれの自宅や、逮捕されるまで勤務していた京都、神戸両地検の執務室などを家宅捜索した。
 大阪府吹田市の大坪容疑者の自宅マンションには午前8時40分ごろ、ボストンバッグを持った係官4人が到着。報道陣によるフラッシュが一斉にたかれる中、エントランス前に止めたワゴン車から降り、一様に厳しい表情を浮かべて室内へと急いだ。(2010/10/02-10:51)
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検事総長の責任「今は見守る」=福山副長官
 福山哲郎官房副長官は2日午前、大阪地検特捜部検事による証拠隠滅事件で前特捜部長らが最高検に逮捕されたことに関し、「司法制度の信頼にかかわる問題なので、重く受け止めなければならない」と述べた。大林宏検事総長ら検察首脳の監督責任については「これから事実関係が明らかになると思う。今のところは見守りたい」と述べるにとどめた。都内で記者団の質問に答えた。
 これに関連し、政府関係者は「地検特捜部は事件をつくり上げる存在になっている面があるのではないか」と述べ、背景には特捜部の体質があるとの認識を示した。(2010/10/02-10:58)
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「不利な証拠消したい」=前田容疑者が動機供述−証拠改ざん事件・最高検
 大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で、逮捕された主任検事前田恒彦容疑者(43)が最高検の調べに対し、郵便不正事件で押収したフロッピーディスク(FD)のデータ改ざんの動機について、「公判の立証で不利になる証拠を消したかった」という趣旨の供述をしていることが2日、分かった。
 最高検は、犯人隠避容疑で逮捕された前特捜部長大坪弘道容疑者(57)らが、前田容疑者から改ざんの詳しい動機を聞いた上で、証拠隠滅罪に当たると判断して隠ぺいに及んだとみて、詳しいやりとりを調べている。
 前田容疑者は、村木厚子厚生労働省元局長=無罪確定=を起訴した後の昨年7月13日、同省元係長上村勉被告(41)=公判中=のFDに記録された偽証明書の最終更新日を「2004年6月1日」から「04年6月8日」に書き換えたとして、逮捕された。(2010/10/02-20:38)
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9/30-10/2 のその他記事


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検事「上司の決裁通らないのが怖かった」 改ざん疑惑(1/2ページ)2010年9月30日5時0分 画像※4 ttp://img.gazo-ch.net/bbs/2/img/201010/797476.jpg

  
 事件の見立てと異なるフロッピーディスク(FD)のデータの存在を知りながら、大阪地検特捜部主任検事の前田恒彦容疑者(43)が捜査を進めていた疑いが浮上した。最高検の調べによると、理由は「(上級庁などの)決裁が通らないのが怖かった」。昨年7月中旬の改ざん直後には、同僚検事に「意図的に書き換えた」と打ち明けていたことも供述。最高検は証拠を隠滅した動機の解明を進めている。

■同僚検事が報告

 「最終更新のタイムスタンプは、6月1日未明になっています」

 他部からの応援で捜査に加わっていた同僚検事が気付いたのは、昨年5月27日のことだった。すぐに主任の前田検事に報告したという。

 前田検事は、特捜部が手がけた郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で主任を務めていた。報告の前日の26日、特捜部は厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)を逮捕。東京都中野区の自宅から、1枚のFDをみつけた。

 同僚検事が分析したところ、重要な証拠と判明した。中には、自称障害者団体「凛(りん)の会」が割引制度の適用を受けるために、上村被告が作成した偽の証明書が保存されていた。

 特捜部は当時、厚労省元局長の村木厚子氏=無罪確定=から上村被告に、「04年6月上旬」に証明書発行の指示があったとみていた。

 ところが、押収した上村被告のFDの最終更新日時は「04年6月1日未明」。これでは村木氏の指示が「6月上旬」にならず、特捜部が描くシナリオと反していた。

■「高検幹部が怖い」

 しかし、前田検事はこの証拠の存在を検察内部で伏せておくことにした。

 その理由について、最高検の調べなどに前田検事は、「このFDの最終更新日時の件を上司に報告したら、村木氏を逮捕するために必要な決裁が通らないと思った。特に、捜査現場にまで直接問い合わせてくる大阪高検の幹部が怖かった」という趣旨の供述をしているという。

 大きな事件で容疑者を逮捕する前には通常、どんな証拠が集まっているかなどについて「着手報告書」と呼ばれる文書にまとめ、地検幹部だけでなく高検、最高検にも決裁を求める。

 前田検事は、都合の悪い証拠の存在を隠したまま、「着手報告書」を作成。「この証拠でいけます」と訴え、大阪高検、最高検の決裁を得て昨年6月14日に村木氏を逮捕し、7月4日に起訴した。村木氏は否認のままだった。

■「まさか……」

 起訴後の昨年7月中旬に同僚検事が「FDの件はどうなりましたか」と尋ねると、前田検事はこう答えた。「返却する前に、04年6月8日に書き換えておいた」

 同僚検事は驚いた。最高検の調べに、「まさかそんなことまでするとは思わなかった」と語ったという。

 7月16日には、FDは上村被告側に返却されていた。前田検事が改ざんしたとされるのは、その3日前。最終更新日時を「04年6月1日未明」から「04年6月8日」に書き換えたとされる。

 だが一方で、最終更新日時が「6月1日未明」と正しく記載された捜査報告書が、昨年6月29日に事務官の手で作成されていた。前田検事はこの報告書について「見ていなかった。忙しくて、チェックし忘れていた」と供述しているという。

 捜査報告書はその後、前田検事が気づかないまま、村木氏や上村被告の弁護側に開示された。今年1月末の村木氏の公判で弁護側は、捜査報告書をもとに「検察側の主張は破綻(はたん)している」と訴えた。

 その直後、昨年7月の段階で前田検事から日付書き換えを聞かされた同僚検事が、公判担当検事らに改ざんを打ち明けた。さらに佐賀元明・特捜部前副部長にも伝わり、ようやく上司が不都合な証拠を把握することになった。

アサヒ・コム
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大阪地検の前特捜部長らを逮捕 犯人隠避の疑いで最高検 2010年10月2日3時7分  画像※2-4 ttp://img.gazo-ch.net/bbs/2/img/201010/797476.jpg

大坪弘道・前大阪地検特捜部長 画像※2

佐賀元明・前特捜部副部長 画像※3

画像※4

 大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータ改ざん容疑事件に関連して、最高検は1日、同部前部長の大坪弘道容疑者(57)と、前副部長の佐賀元明容疑者(49)を犯人隠避の疑いで逮捕した。2人の部下だった主任検事が、FDのデータを改ざんしたと知りながら、隠した疑いが強まった。

 容疑を裏付けるため、最高検は2日にも、直近の職場である京都地検などを捜索する。今後、当時の大阪高検の幹部らからも事情聴取する方針。

 2人が容疑を認めているかどうか、最高検は1日の記者会見で明らかにしていない。2人は最高検のこれまでの調べに容疑を否認していたが、関係者によると逮捕後も否認を続けているという。

 多くの政治家や官僚、企業トップなどを摘発し、「最強の捜査機関」とも呼ばれてきた特捜検察が、トップ以下の組織ぐるみで不正を隠蔽(いん・ぺい)しようとした疑いが浮上した。しかも、特捜部長が在職中に手がけた事件に関連して逮捕されるという前代未聞の不祥事に、検事総長の辞任や特捜部の解体も含めて議論になるのは必至だ。

 大坪前部長と佐賀前副部長は昨年、厚生労働省元局長の村木厚子氏=無罪確定=らを逮捕、起訴した郵便不正事件の捜査を指揮した。最高検の調べでは、2人は部下の同部検事・前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=がFDのデータを改ざんしたことを知りながら、証拠隠滅罪での刑事処罰を免れさせる目的で、今年2月上旬、大阪地検内からの電話で前田検事に「データの改変は過失によるもの」と説明するよう指示。同月10日には、前田検事が同地検に持ってきた上申書案を読んだうえ、その説明に合うように修正させるなどして、データの改変が故意ではなく過失であるように事実をすり替えた疑いがあるという。

 2人は今年9月23日以降、東京の最高検で連日のように事情を聴かれた際、「前田検事から『データを誤って書き換えたかも知れない』と聞き、それを信じた。改ざんの報告は受けていない」と説明していた。1日は最高検の捜査チームが拠点を置く大阪市内で取り調べを受けたが、同じ説明を繰り返したとみられる。

 最高検のこれまでの調べによると、前田検事が改ざんした疑いがあるのは、厚労省元係長の上村勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅で昨年5月に押収されたFD。郵便割引制度を悪用するために作成された偽の証明書が保存されていた。「04年6月上旬に村木氏が上村被告に指示して作らせた」という検察の見立てに合うように昨年7月、最終更新日時が「04年6月1日」だったのを「04年6月8日」に書き換えたとされる。

 前田検事は改ざん後の昨年7月中旬に、同僚検事に「データを書き換えた」と告白。今年1月末の村木氏の初公判で最終更新日時が問題となり、同僚検事が別の公判担当検事に打ち明けたことで、大坪前部長と佐賀前副部長も初めて知るところとなった。

 最高検は、前田検事の証拠隠滅容疑の捜査の中で、同僚検事から「部長と副部長も改ざんを知っていた」との証言を得た。前田検事も最高検の調べに「事件の見立てに合うように改ざんしたことを、部長、副部長に直接、報告した」と供述したとされる。

 大坪前部長、佐賀前副部長、同僚検事の3人は今年2月、大阪地検トップの小林検事正と玉井英章・前次席検事(現・大阪高検次席検事)に報告し、「データを書き換えたといううわさがあるが、問題はない」と説明したという。一方、小林検事正と玉井前次席は「書き換えた疑いがあるという報告なら覚えているはずだが、聞いていない」と食い違う説明をしている。

 大坪前部長は、1984年に検事に任官し、法務省保護局総務課長などを歴任。08年10月から今年4月まで大阪地検特捜部長を務めた。佐賀前副部長とともに、多額の郵便料金を不正に免れた郵便法違反事件や、村木氏を逮捕・起訴した郵便不正事件などの捜査を指揮した。

     ◇

 最高検は1日付で大坪前部長を京都地検次席検事から、佐賀前副部長を神戸地検特別刑事部長から、いずれも大阪高検総務部付に異動させた。

アサヒ・コム
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「事実を隠したことはない。争う」佐賀前副部長一問一答2010年10月2日5時13分


 大阪地検の大坪弘道・前特捜部長と佐賀元明・前副部長は逮捕前の朝日新聞の取材に対し、前田恒彦・主任検事によるデータの書き換えを隠そうとした事実はないと説明してきた。佐賀元明・前副部長の主なやりとりは次の通り。

 【佐賀前副部長】

 ――データの書き換えについて、前田検事からどのように報告されたのか。

 1月下旬に電話で聞き取った。意図的な書き換えとは言っていなかった。

――どう受け止めたのか。

 前田検事は「インターネットからダウンロードしたソフトで誤ってFDの日時データを書き換えたかもしれない」と言っていた。疑問は感じたが、正しい日時データが記された捜査報告書がすでに証拠開示されており、意図的ではなく過失だと思った。

 ――当時を振り返り、反省点はあるか。

 当時の大坪部長や検事正に対し、厚労省元係長側に返却していたFDを回収して書き換えの事実があるかを確かめよう、と進言するべきだった。東京地検特捜部に応援に行っていた前田検事もすぐに呼び戻し、詳しく聞くべきだった。

 ――なぜ、FDを回収して書き換えの事実を確認しなかったのか。

 元係長側から何も言ってきていないのに、確認するのはちゅうちょがあった。そもそも意図的な書き換えと聞いていない。大坪部長とともに、書き換えた事実を隠したこともない。逮捕されても争う。

アサヒ・コム
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「過失と判断」「説明信じた」大坪前特捜部長の一問一答2010年10月2日5時12分


 大坪弘道・大阪地検前特捜部長と佐賀元明・前副部長は逮捕前の朝日新聞の取材に対し、前田恒彦・主任検事によるデータの書き換えを隠そうとした事実はないと説明してきた。大坪弘道・前特捜部長との主なやりとりは次の通り。

 【大坪前部長】

 ――改ざんについて、前田検事から直接聞き取りをしたのか。

 本人からは聞いていない。佐賀前副部長が前田検事から「データを書き換えたかもしれない」と聞き取り、その報告を受けた。しかし、すでにFDは返却済みでデータを確認できなかった。意図的な改ざんだった場合、(正しい最終更新日時が記された)捜査報告書が残っているのも不自然だったため、過失による書き換えと判断した。

 ――検事正らには報告したのか。

 佐賀前副部長、前田検事の同僚検事と報告した。「前田検事がデータを書き換えた可能性があるが、公判には捜査報告書が提出されており、問題はない」と説明した。

 ――同僚検事から「次席検事に意図的な書き換えだったと話しましょう」と言われたことはないか。

 まったくない。

 ――公判部の主任検事から「公表すべきだ」と言われたこともないか。

 公判部主任検事と同僚検事が「前田検事が改ざんした」と決めつけ、2人から公表を求められたことはあった。しかし、「事実関係が固まったわけではないだろう」となだめた。意図的な書き換えだったとすれば、なぜ捜査報告書を放置したのか。また、どうしてFDをすぐに返却したのか、説明がつかない。だから前田検事の説明を信じた。

アサヒ・コム
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前特捜部長「公判に影響」と改ざん調べず
改ざん
 郵便不正事件を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざんに関連して犯人隠避容疑で逮捕された大阪地検特捜部前部長・大坪弘道容疑者(57)が、最高検の調べなどに対し、「(厚生労働省元局長の村木厚子さんの)公判に大きな影響が出ると思い、改ざんの有無を調べなかった」と話していることが、検察関係者への取材でわかった。


 最高検は、公判で有罪判決を得るため、意図的な改ざんと知りながら隠蔽(いんぺい)に走った、との見方を強めている。

 一方、容疑については、大坪容疑者、前副部長・佐賀元明容疑者(49)ともに「故意だとは聞いていない」と否認しているとみられる。

 最高検の調べでは、大坪容疑者は佐賀容疑者と共謀し、主任検事だった前田恒彦容疑者(43)(証拠隠滅容疑で逮捕)からFDを故意に改ざんしたとの報告を受けながら、2月上旬頃、前田容疑者に「過失とするように」と指示するなどし、証拠隠滅罪での摘発を免れさせた疑いが持たれている。

(2010年10月2日14時41分 読売新聞)
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