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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aYWltfrKYtN8
６月２日（ブルームバーグ）：ウエストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏（ニューヨーク在勤）はブルームバーグラジオとのインタビューで以下のようにコメントした。
◎鳩山首相の辞任について：
「政局がわずかに不透明になっており、即座の反応は円と円建て資産売りだ。だが、辞任のニュースに大げさに反応したくはない。昔から日本の政権は短命に終わっている」
◎円の見通しについて： フラヌロビッチ氏は、米国の経済成長見通しが日本を上回っていることから、円の対ドル相場は、2009年４月以来の１ドル＝100円まで下げる可能性があるとの見解を示した。
同氏は「現時点でスマートマネーが着目すべき点はそこだ」と指摘。「単純に言って、米経済は日本経済よりもはるかに強い成長の勢いを示している」と述べた。
また、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は日本銀行よりも借り入れコストの引き上げに近づいているとの見方を示した。
◎円と日本の輸出について：
「ソニーやトヨタといった企業の輸出の見通しが本当に明るくなり始めるには、円が1ドル＝100円の水準に向けて７−10％下げる必要がある」
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コメント
ポッポ内閣の性格が徐々に漏れ始めました。結局、ポッポ政権というのは、反小沢政権であったということなのかもしれません。
社民党が連立離脱するとどんなことが起こるのか全く理解していなかった反小沢政権の読みの甘さ、そして典型的な日本型滅私奉公の性格をもつ小沢幹事長に関して、ポッポ総理は、反小沢派の意見を優先し、間違えたということでしょう。
小沢幹事長と刺し違えで両者とも辞任となりましたが、もはやポッポ内閣退陣後にこのバラバラな民主党をどう運営していこうとするのでしょうか。
国民新党にしてお郵政見直し法案が可決できなければ、連立離脱に動きだしますし、かつ、無理に可決してもポッポ政権の閣僚、菅大臣を筆頭にこの見直し法案は反対のようですし、もはや衆議院３００議席を越していても政権運営ができなくなります。
たとえ法案を可決したとしても菅大臣と反小沢派の大臣とは、金融、財政の考え方がちがっており、いずれ政権離脱ということも見えてきています。
結局は、ポッポ総理の身勝手な発言、行動で日本経済にしてもさらに混迷していくことになったようです。
ポッポ総理としては、反小沢派の議員から、社民党は連立解消はしないと国土交通省の女性副大臣をとりこもうとしていたようですが、それも空振りとなり、この社民党離脱劇にだれが動いていたというのが全く理解できていなかったのかもしれません。
基本的には、民主党の閣僚は、個人的な待遇でのひねくれ議員、そして反民主党勢力にまんまと騙された青臭い政権であり、ポッポ政権が、反小沢的色彩が強いことでさらに政界という世界での青臭さが前面にでたということなのかもしれません。
このような推策でみると、政権当初から、辺野古移転、高速道路無料化、子供手当、事業仕分け、国家戦略局構想、無駄削減、国民生活重視という小沢党首時代のマニュフェストを破棄する政権だったということかもしれません。
辺野古移転問題にしても、ポッポ総理は、沖縄の負担という思いはあったのかもしれませんが、地元とよく話し合ってそのためのチームをつくり動こうとした気配はなく、前原国土大臣の高速道路無料化に対する反乱も見て見ぬふりをしたりと謎が少しずつ分かりかけてきます。
小泉元総理が与党の辛さ、責任の重大さをよくわかってもらいたいと発言していましたが、まさしくその通りであり、そのことをよく知っているのは、わずか小沢幹事長ただ一人というのが、民主党の現実だったのでしょう。
よって、だれが民主党で総理になろうとももはや前原元民主党党首のようなメール問題時代に逆戻りになるというのが流れかとも感じます。
利権政治と今の政治の世界とマスコミなどが批判していますが、基本的には国民から集めた税金の分配の取り合いというのが政治の世界かなとも感じます。よって、利権というのは、政治家が日本のために思考錯誤しながら仕事をなしとげることによって利権が生まれるのであり、今までのポッポ政権の閣僚は、はじめに利権ありきのような動きをしたことでさらにポッポ政権が特に無党派層の支持が放れていったということでしょう。
多くの国民が政権交代ということで期待した民主党政権でしたが、できあがった民主党政権は、マニュフェストを破棄するための反小沢的政権であったために、そのことが原因で小沢幹事長も無党派層を広げることよりも自民党の支持団体をきりくずすことを優先したのかもしれません。
つまりは、今後どの政権がつこうとも非正社員などが多い無党派層の支持を集めるような政策をしない政権は、政権運営ができなくなりつつあるということが少しずつですが今の政治家に分かりかけてきているのではないかとも感じます。
たぶん、黄門様と今回の鳩山小沢辞任を１００点満点と喜んでいる議員、何故俺が大臣になれなく、副幹事長というポストに甘んじているということで党批判をした議員などは、政界から去らざる負えなくなるでしょうし、また、そのような組織批判をする人材などどこの組織もいらないという現実に直面されるでしょう。
今後民主党は、衆議院を解散しなく政権を継続したとしても、小沢幹事長が党首時代に若手議員に説いた有権者まわりというどぶ板を実行することを忘れ、官僚依存をさらにむかめることになる政権に変わりつつあるのかもしれません。
もう国民からみれば民主党は信用できないというところまで突き進むでしょう。衆議院を早く解散すれば傷を小さくできるかもしれませんが、高待遇な議員の地位をあくまでも維持したいという気持ちが強い、公務員的体質を持つ議員が多い政界では、麻生内閣と同じことをするのかもしれません。
今日の株式市場は、円安もあり大幅高、つまりは、ポッポ総理、小沢幹事長辞任ということで市場は、歓迎しているかのような市場の動きです。
ただ、外国人投資家動向は、朝方の買い越しも少なく、多分昨日の公的資金の買い上げによる買い戻しかなとも感じられます。
また、菅総理誕生との噂もありますが、投資観点からみればもはや財務省の操り人形となった菅大臣では、海外からたぶん厳しい見方をされるのではないかとも感じます。結局は、NY市場、中国市場の動き次第ということかな。
次の選挙も無党派層が、今後の日本の方向を作用し、無党派層の一票という選挙の票が、日本を動かす時代へといくことが日本にとって、日本国民にとって後悔しない選択なのかもしれません。
マニュフェスト破りの民主党は、とことん政治家の地位からひきづりおろすことが無党派層の役目であり、そのことで政治家に対して大きな緊張感を芽生えさせるエネルギーとなるかなとも感じます。
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