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  台湾総統選:蔡英文総統が再選 !中国との向き合い方が今後の焦点 !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2020 年 1 月 13 日 21:23:54: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


 台湾総統選:蔡英文総統が再選 ! 中国との向き合い方が今後の焦点 !

     蔡英文氏のプロフィールとは ?

(www3.nhk.or.jp :2020年1月12日 5時27分より抜粋・転載)

台湾では、1月11日、総統選挙が行われ、現職の与党・民進党の蔡英文総統が、過去最多となる800万を超える票を獲得して、再選されました。

同時に行われた、議会にあたる立法院の選挙も、民進党が過半数を維持し、中国に対抗する姿勢で臨むことが、支持された結果となり、今後、蔡総統と中国が、どのように向き合っていくかが焦点となります。

11日投票が行われた台湾の総統選挙は、現職の与党・民進党の蔡英文総統(63)が、817万票余り、得票率およそ57%、南部・高雄の市長で、最大野党・国民党の韓国瑜氏(62)が、552万2000票余り、得票率およそ38%などとなり、蔡氏が、再選されました。

◆投票率は74.9 % !

投票率は74.9 %でした。

蔡総統の得票は、1996年に、台湾で初めて直接投票による総統選挙が行われて以来、最も多くなりました。

また、同時に行われた議会にあたる立法院の選挙も、113議席のうち、民進党が61議席、国民党が38議席などとなり、民進党が過半数を維持して第一党となりました。

蔡総統は、11日夜、記者会見を行い、中国に対して「武力による脅しを放棄すべきだ」と述べ、将来の台湾統一を目指し、武力の行使も辞さないとする中国に対抗する姿勢を示しました。

今回の選挙で示された結果を受けて、今後、蔡総統と中国がどのように向き合っていくかが焦点となります。

◆蔡総統の勝因とは ?

蔡英文氏は、中国との距離の取り方が最大の争点となった今回の選挙で中国に対抗姿勢を示すことで支持を広げてきました。

4年前に蔡政権が発足して以降、中国側は、対話の基礎とする「1つの中国」の原則を受け入れない蔡政権に対し、外交や軍事、それに経済面で圧力を強めてきました。

去年1月、中国の習近平国家主席が将来の台湾統一に向けて「一国二制度こそが最良の形だ」と発言した際には、蔡氏は即座に「絶対に受け入れられない」と激しく反発しました。

さらに去年6月、「一国二制度」が導入されている香港で抗議活動が始まると、抗議活動に共感を示す幅広い世代の人たちに蔡氏への支持が広がり、低迷していた蔡氏の支持率が回復していきました。

経済面では、米中の貿易摩擦を受けて、中国に進出している台湾企業がアメリカへの輸出に関税が上乗せされる中国から台湾に生産拠点を移す動きが活発化していることも蔡氏に有利に働きました。

蔡政権は、新たに台湾に投資する企業に優遇策を打ち出し、投資の申請はこれまでに160社以上にのぼっています。

蔡氏は、香港の一連の抗議活動や米中の貿易摩擦が追い風となり、民進党の支持層だけでなく、無党派層からも幅広い支持を得たことが再選につながったとみられます。

◆韓氏の敗因とは ?

韓国瑜氏は、蔡英文政権が中国との関係を悪化させ、経済を低迷させていると批判して中台関係の改善を訴えてきました。

しかし、中国の影響力が強まる香港で自由や民主的な価値観が失われつつあるとして、抗議活動が続いていることを受けて、台湾でも中国への警戒感が高まり、中国に融和的な姿勢をとる韓氏には逆風となっていました。

韓氏は、中国が高度な自治を認める「一国二制度」を通じて台湾統一を目指すことに反対すると強調しましたが、具体的な議論になると発言を避ける場面もあり、有権者の不安を払しょくすることができなかったとみられます。

また、国民党内では一部の勢力が韓氏の立候補に反発し、挙党一致の選挙戦が行われなかったほか、中高年を中心に支持を集めたものの、若い世代や無党派層には支持が広がらなかったとみられます。

◆中国政府:「『1つの中国』の原則を堅持」

台湾の総統選挙の結果について、中国政府で台湾問題を担当する国務院台湾事務弁公室は11日夜、談話を発表し、蔡英文総統が過去最多の得票で勝利したことには触れず、「われわれは平和的な台湾統一と一国二制度の基本方針とともに『1つの中国』の原則を堅持する」としたうえで、「いかなる形の台湾独立のたくらみと行為に断固反対する」と強調しました。

そして、「『1つの中国』の共通認識と台湾独立反対の政治的基礎の上で、台湾の同胞とともに両岸関係の平和的な発展と祖国の平和的統一を推し進め、中華民族の偉大な復興をともに切り開いていきたい」として、蔡政権への警戒感をにじませています。

◆中国政府:深刻に受け止めか ?

中国政府は、蔡英文総統が過去最多となる得票で再選されたことについて、深刻に受け止めているものとみられます。

習近平指導部は、香港で続く抗議活動への対応で市民の反発を招いたのに続いて、今回、台湾でも、有権者を中国側に引き寄せることに失敗し、政策の行き詰まりが露呈した形です。このため指導部内で、これまで高めてきた習主席の権威にも傷がつきかねない事態となっています。

中国のテレビや新聞では、今回の選挙についての詳しい報道はほとんどなく、習近平指導部は、台湾の有権者が「1つの中国」を受け入れない蔡総統を支持していることを国民に印象づけないように苦心しています。

その一方で中国政府は、今回の選挙結果を詳しく分析し、台湾統一に少しでも近づくよう長期戦を覚悟しながら、どのようにより効果的に蔡政権に圧力をかけるかなど今後の対台湾政策を慎重に検討していくものとみられます。

◆米国の長官:「民主主義の力強さ改めて示した」

アメリカのポンペイオ国務長官は、「蔡英文総統の再選をアメリカは歓迎する」という声明を発表しました。

ポンペイオ長官は、声明の中で「台湾は民主主義の力強さを改めて示した。アメリカと台湾は、政治的、経済的、そして国際的な価値観を共有する同じ民主主義の一員だ」と指摘し、トップを決める直接選挙が行われていない中国との違いを強調しました。

そのうえで、「容赦のない圧力にもかかわらず、台湾海峡の安定に対する蔡英文総統の取り組みを称賛する。蔡総統のリーダーシップのもと、台湾が引き続き、民主主義を求める国々の手本となることを望む」と期待感を示しました。

◆香港の抗議活動リーダー:

「中国共産党の権威主義に『ノー』」

香港で2014年に行われた民主的な選挙を求める抗議活動「雨傘運動」を率いたリーダーの1人、黄之鋒氏は台湾の総統選挙の結果についてSNS上に、「台湾の多くの人々が民主主義と自由を守るという運命を選び、中国共産党の権威主義に『ノー』と声をあげた。香港の人々にとっても貴重な瞬間だ」と投稿し、選挙結果を歓迎しました。

そのうえで、「自由な世界の最前線である香港と台湾は最も緊密な同盟として、ともに中国の脅迫に対抗し続けるだろう」として台湾の人たちと連携して中国に対抗していく考えを示しました。

また、「雨傘運動」の中心メンバーの1人、周庭氏もSNS上に、「民主主義と自由を重視している立候補者が当選されてよかった。台湾がこれからも引き続き民主的な場所でありますように」と日本語で投稿しました。

◆蔡総統:「台日の絆を深めていきたい」

蔡英文総統は、総統選挙で再選されたことを受けて、日本時間の12日未明、引き続き日本との友好関係を深めていきたいとするメッセージをツイッターに日本語で投稿しました。

この中で蔡総統は、台湾で民主的な選挙が無事行われたと強調し、「すべての台湾人と一緒に民主主義を享受できることが、私にとって最大の誇りです」と書き込みました。

そのうえで、日本との関係については、「台日の絆を深めていきたいです!」と書き込み、さらなる関係の強化に意欲を示しました。

◆茂木外相:「協力と交流のさらなる深化を」

茂木外務大臣は、「民主的な選挙の円滑な実施と蔡英文氏の再選に祝意を表する。台湾は、わが国にとって、基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーで大切な友人だ。政府としては、台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していく立場を踏まえ、日台間の協力と交流のさらなる深化を図っていく考えだ」という談話を発表しました。

また、中国と台湾をめぐる問題については、「当事者間の直接の対話により平和的に解決され、地域の平和と安定に寄与することを期待する」としています。

(参考資料)

   蔡英文氏のプロフィールとは ?

(ウィキペディアより抜粋・転載)

蔡英文(ツァイ・インウェン、さいえいぶん、ウェード式: Ts'ai Ing-wen、1956年8月31日生まれ、63歳)は、中華民国(台湾)の政治家、法学博士(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)。現在の中華民国総統(第14代)。同国行政院副院長(副首相に相当)、民主進歩党主席(第12-13・15代)などを歴任した。

◆経歴・生い立ち

蔡英文の祖父は屏東県枋山郷楓港の客家の旧家であり、祖母は獅子郷のパイワン族の末裔である[2]。

蔡英文の父・蔡潔生は枋山郷出身の豪商。『商業周刊』の報道によれば、蔡潔生は四人の女性と家庭を持ち、蔡英文の母は張金鳳。子供は合わせて十一人で蔡英文は末子[3]。
ジャーナリストで政治評論家の周玉蔻は、著書で「蔡潔生は五人の女性がいて、蔡英文は五人目の女性が生んだ」と主張しているが、この説は蔡潔生の家族の確認を得られてはいない[4]。父親について蔡英文は「とても凄い」と自嘲していた[5]。

蔡潔生は18歳の時に 日本軍による南洋作戦への徴用を避けるために中国大陸に渡り、満州国の満州機械学校で飛行機修理を学んだ[6]。
太平洋戦争で日本が降伏した後に台湾に戻り、自分で事業を起こし、貨物運送所を開設。後に台北市に移って自動車整備工場を開設して輸入車整備業務に参入し、駐台米軍と外国人顧問の相手を専門にして事業を営み、60歳近くになって不動産業、建築業及びホテルビジネスに参入。

中山区の中山北路と新生北路一帯に少なくない不動産を購入して富を得た。2011年12月下旬の中央選挙委員会の財産申請資料によれば、蔡英文は土地4ヶ所、建物2ヶ所、ニュー台湾ドルで1805万元の預金、担保等を所有していた[7]。

蔡英文のパイワン族名は「Tjuku」[8][9]で、頭目の娘という意味である[10]。家系図によれば本来は「蔡瀛文」と命名されるはずであったが、父親の蔡潔生は「瀛」は画数が多過ぎるので、名前を「蔡英文」へと変更した[11]。

経歴・学歴:父親の勧めで法学を学び[12]、1978年に台湾のトップ名門大学である国立台湾大学法学部を卒業後、1980年にアメリカのコーネル大学ロースクールで法学修士、1984年にイギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法学博士を取得[13][14]。

帰国後、国立政治大学及び東呉大学の教授に就任[15]。専門は国際経済法。[要出典]

◆中華民国総統:2016年5月20日、中華民国総統に就任した[35]。

2016年8月1日、「原住民族の日」に政府を代表して原住民に日本統治時代の同化・皇民化政策や戦後の中華民国政府の方針について謝罪した[36][37]。

2016年8月16日に「対外経済戦略会談」を開き、東南アジア諸国や南アジア、ニュージーランド、オーストラリアとの関係を強化する「新南向政策綱領」を採択した[38][39]。

2016年12月2日、アメリカ合衆国次期大統領のドナルド・トランプと、電話会談を行った[40]。電話会談が公になるのは、1979年にアメリカが中華民国と断交して以来初めて。その後も蔡は再会談の可能性を示唆したが[41]、大統領就任後のトランプは習近平中国国家主席(党総書記)と「個人的な良好な関係を築いた」として応じない意向を示した[42][41]。―以下省略―

 

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