★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6 > 15839.html
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ ★阿修羅♪
   矢野事務次官の論考が示す、財政運営危機 !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/15839.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2021 年 10 月 28 日 18:19:48: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 

   矢野事務次官の論考が示す、財政運営危機 !

    自民党政権・自公政権下、官僚の真相・深層は ?

植草一秀氏ブログ「知られざる真実」
(第2968号:2021年10月27日)

1)矢野・財務省事務次官の文章内容は、稚拙そのものである !

財務省事務次官の矢野康治氏が、文藝春秋2021年11月号に寄稿した文章が、大きく取り上げられたが、内容は稚拙そのものである。
政府債務が大きく国家財政が破綻するとの、「オオカミ少年」の言葉が、繰り返されているだけである。
後藤田正晴氏の「勇気をもって具申せよ」を実践した、との美談仕立てだが、内容に説得力がまったくない。

2)財政危機論の論拠は、「先進国でずば抜けて大きい」というものだ !

財政危機論の論拠は、「政府債務が1166兆円に達し、GDPの2.2倍になっており、先進国でずば抜けて大きい」というものである。
財政危機に直面した、あのギリシャでさえ、政府債務のGDP比は170%だった。
この主張にころりと騙されたのが、菅直人氏だった。
2010年に菅直人氏は、消費税増税の主張を示せば、人気が出ると判断した模様である。
民主党内クーデターで、鳩山内閣総辞職後に、首相の地位を強奪した直後、菅直人氏は、2010年6月17日の参院選公約発表会見で、突然、消費税率10%への引き上げ公約を公表した。

3)菅直人氏は、消費税率10%への公約を

  公表して、民主党は、参院選で大惨敗した !

この政策提示で、民主党は、参院選で大惨敗した。
菅直人氏は、2009年の政権交代の偉業を根底から破壊した。
政策責任者は、玄葉光一郎氏だった。
民主党は2009年の総選挙で、「天下り根絶なくして消費税増税なし」を訴えた。
この主張をもっとも大声で叫んだのが、野田佳彦氏である。
この野田佳彦氏が、菅直人氏の後に、後継首相に就任した。

4)野田氏は、シロアリを一匹も退治しないまま、消費税率を10%に引き上げた !

野田氏は、天下り根絶に手を付けず、シロアリを一匹も退治しないまま、消費税率を10%に引き上げた。消費税増税法を強行制定して、自爆解散に打って出た。
民主党は、壊滅的敗北を喫して、現在に至っている。
日本財政が危機に直面しているのかどうかを、判断する最重要指標は、政府債務残高でない。
企業の財務状況を診断するときに債務残高だけを注視する手法はない。

5)破綻危機ランキングが、債務残高ランキングと同じだ !

破綻危機ランキングが、債務残高ランキングと同じになってしまう。
あるいは、債務残高の売上高比、債務残高の営業利益比、債務残高の経常利益比ランキングと同じになってしまう。
政府の財務状況は、債務だけでなく、資産を合わせて判断する必要がある。
内閣府が発表している、国民経済計算統計によると、日本政府の負債残高は、1335兆円であった。たしかに1000兆円を超えている。
負債残高1335兆円は、2019年のGDP559.9兆円の約2.4倍である。
矢野・財務省事務次官は、この数値をもって、日本は財政危機に直面していると主張する。
木を見て森を見ずである。

6)矢野・財務省事務次官は、日本政府の資産残高に言及しない !

矢野・財務省事務次官は、日本政府の資産残高に言及しない。
国民経済計算統計には、日本政府の資産残高も、記載されている。
2019年末の政府資産残高は、1439兆円である。
負債残高よりも99兆円多い。日本政府は、資産超過の状態にある。
この状態で、財政破綻は生じない。
―この続きは次回投稿しますー

(参考資料)

T 「失敗から学ぶ」「失敗学」で「官僚」の「無謬神話」をつぶせ !

    国の巨額債務は多すぎる官僚の高給と天下りが原因 !

(logs.yahoo.co.jp:2006/9/14より抜粋・転載)

1)「部分最適・局所最適」は「全体最悪」を招く !
素晴らしいコラムを読んだ。9月7日の日経夕刊<明日への話題>。筆者はアドバンテスト相談役の大浦溥さん。タイトルは「失敗学」―――。ー中略ー畑村洋太郎先生の『失敗学』との付き合いが始まり、先生には会社の研究開発拠点の一つ群馬R&Dセンタで講義をして頂いた」と始まる。「豊富な事例をもとに『失敗には許される失敗とそうでない失敗がある』『<局所最適>は<全体最悪>を招く』『一つの失敗の陰に29の<中失敗>があり、その裏には3百件のヒヤリハットする<小失敗>がある』など、聞く人の心を離さない貴重なお話をお聞きした」と続く―――。やはり素晴らしい。

2)タテワリ、横並びの官僚組織、「省益」「局益」「課益」への固執 !

ここまでに<ヒヤリハット>ならぬ<ヒカリパット>するダイヤモンドのような<金言>がある。<ダイヤ>のような<金>です。<部分最適>は<全体最悪>―――。みなさんは何を<連想>しますか。<想像力>の問題。<創造力>はこれで決まる。この連想が<ヒヤリハット>を<ピカリパット>にする。火山が<連想>したのは<霞ヶ関>です。<タテ>ワリで、しかも<横>並び―――。その結果、何が起こっているか。各省庁がそれぞれの<権益>を主張、絶対に自分のところの<省益><局益><課益>を譲らない。結果として予算カットやリストラが全然進まない。そのくせお役人のみなさん、例の<無謬神話>です。我々は絶対正しい。絶対<誤り>を犯さない。
つまり<部分最適>―――。

3)国と地方の借金合計約1400兆円、歳出削減せず民間の2倍の高給を貪る !

  天下り、渡りの法人へ年間12.1兆円歳出 ! 65年間で約787兆円の出費 !

だが国と地方を合わせた借金はなんと<1061兆9000億円>(日経・2005年1月3日)(2015年度は約1400兆円)―――。その後も減ったという話を聞かない。GDP(国内総生産)の2倍超。先進諸国中の最悪。歳出カットは全然進まないのに民間に比べ<倍>近い<高給>を貪る。自民党の中川秀直政調会長ですら、憤然と「給料は半分でもよい」とテレビで絶叫する。火山は3回もテレビで観た。つまり<全体最悪>―――。民間だったら会社が<破産状態>だったら、給料カットは当然起る。それが<民間の掟>。だが<お上>は<無謬>―――。

4)マスコミは大部分インペイしているが官僚の汚職・腐敗は蔓延 !

しかも最近の社会保険庁の不正・腐敗を筆頭に過去、財務省、外務省、厚生省、防衛庁など「汚職・腐敗のオンパレード」である。日経朝刊のコラム<春秋>も9月5日、「このところ公害や薬害の裁判で国が負け続けている。肝炎、基地騒音、原爆症、水俣病、じん肺―――。政策判断を誤り、無策のまま放置して被害を広げ、被害の認定基準は合理性を欠く。こんな行政の責任を司法が厳密に判断すれば、当然、国に勝ち目はない。(中略)国家賠償の費用も国が裁判の投じるカネも、同じ税金である。『役所は絶対間違わない』などという今どき誰も信じない、「官僚の無謬神話」を守るために、これまでどれほど「ムダな訴訟費用」を費やしてきたことか」と書いたばかり。<部分最適>を主張するから<全体最悪>―――。公務員の「腐敗事例」は事欠かない。岐阜県庁の<裏金><17億円>。梶原拓前知事は4期16年も務め、その前は県企画部長、副知事も務めた。それでも「知らなかった」「やましいことは何もない」と言い切って見せた。火山は「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」という米国ATT前社長F・R・カッペル「企業成長の哲学」(ダイヤモンド社)の言葉が好きだ。企業の教育担当として「管理職研修」の教材にずっと使ってきた。

5)「権限委譲」は「責任放棄」ではない、「知りませんでした」で責任逃れ !

「結果として…」―――。不祥事で官僚や企業のトップが謝罪会見をすると、必ずといってよいほど飛び出す<決まり文句>。こんな言葉「カッペルの<辞書>にはない」―――。「知りませんでした」というのも同じ。「権限委譲」は「責任放棄」ではない。逆だ。<委譲>すればするほど<責任>は重くなる。それこそがトップの<器>―――。「知りませんでした」など、恥ずかしくて口にできる言葉ではない。「失敗学」に話を戻そう。「先生は技術、設計分野で研究し始めた『失敗学』を経営のジャンルまで敷衍し、『波長のための失敗学』も上梓された。『失敗学の方法論は全て同じだ。必ず自分なりに観察して一つの仮説を立てる。次にそれを実証する。そこでもう一度仮説を作り直す。この繰り返しである』という考えは説得力をもつ」―――と続く。何を言っているか。カッペルと一緒。「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」だ。<予見>とは<仮説>なのだ。火山の「管理職研修」は<問題解決>学。。問題を分析、<仮説>を立てる。それを<検証>する。そうして<問題>を解決する。そうやって<仮説><設定能力>を高めていく。<戦略>とは<仮説>―――。<先手必勝>とは<仮説>で<状況>を分析、環境に秘められた<好機>と<脅威>を<予見><洞察>する。そして自分の<強み>と<弱み>を掴み<必勝条件>を整える。もう一度<失敗学>…。「日本の社会全体が成果主義といって、結果だけを見て誤った賞賛や誹謗をし、その成功や失敗から学ぶことを怠る。挙句の果てに、失敗そのものを恐れて何もしない風潮を作り出していることを大いに憂うべきだ」―――。ここからは火山の意見。
お役人の<無謬神話>―――。<神話>とはウソという意味。むしろ<誤謬>だらけ。<腐敗><不正>だらけ。でも<無謬>だから<失敗から学ぶ>こともない。ナンタルチーア。断固<官僚>リストラだ。豪腕維新の小沢一郎に期待したい。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲上へ      ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ  前へ

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
最新投稿・コメント全文リスト  コメント投稿はメルマガで即時配信  スレ建て依頼スレ

▲上へ      ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
ペンネーム登録待ち板6掲示板  
次へ