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  山本太郎議員の質疑・主張: 子供・子育て支援法一部改正案
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/6135.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2016 年 5 月 23 日 21:51:00: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


山本太郎議員の質疑・主張:

内閣委「子ども・子育て支援法一部改正案」

〜保育士の給与は国家公務員

福祉職俸給表に基づくべきだ !


(www.taro-yamamoto.jp:2016.05.16 より抜粋・転載)
2016.3.31内閣委:

○山本太郎君: ありがとうございます。生活の党と山本太郎となかまたち共同代表、山本太郎です。

子ども・子育て支援の一部改正案について質問したいと思います。
加藤大臣、5月にも発表されるといいます一億総活躍プランの待機児童対策は、昨年4月1日現在の数字でいうと待機児童2万3千167人と潜在待機児童6万208人、合わせて8万3375人のための待機児童対策ということでよろしいでしょうか。

○国務大臣(加藤勝信君): 先日、厚生労働省において公表した待機児童から除外されている4つの類型については、これはもう既に平成13年度からこういった形で取扱いがなされているところと承知をしております。

待機児童数の把握を行う際には、平成27年度からの子ども・子育て支援新制度の施行に伴い、待機児童にカウントしない方も含めて幅広く支援策を考えるに当たって参考とするため、その数字について新たに把握をされたものだというふうに思います。

これらの数字については、従来よりも、地方単独事業を利用した児童の場合は自治体が関与し一定の質の確保された保育サービスを利用していることなど、一定の根拠を持って待機児童から除外をしているところでございます。

市町村においては、待機児童、狭い意味での待機児童、今御指摘があった意味では2万3千人ということ以外も含めて潜在ニーズをまず広く把握をしていただいて、そしてさらに、これは今の状況ですけど、これからどういうふうにこの需要が動いていくのかということも含めて計画的に保育サービスを拡大をしていただくこととしておりまして、私どもとしても、顕在化している待機児童以外も含めて、そうしたことを前提に保育の受皿を確保していきたいと、こういうふうに思っております。

○山本太郎君: ありがとうございます。
今言われている待機児童だけじゃなくて、もっと広いところもカバーしていくというようなおつもりで一億総活躍プラン、待機児童対策ということも考えていらっしゃるという理解でいいかと思うんですけれども、ありがとうございます。


☆待機児童、そして、潜在待機児童合わせて、

 8万3千375人いる !

加藤大臣、この待機児童、一般的に言われます待機児童、そして、潜在待機児童合わせて昨年4月1日時点で8万3千375人、都合上今この数字を使わせていただきますけれども、8万3千375人の児童の保護者の方々の中で、今回の改正法案の事業所内保育所、これを求めている方々どのくらいいらっしゃいますか、教えてください。

○国務大臣(加藤勝信君): 今回の事業所内企業主導型保育というのは、これから平成29年度まで我々見据える中で、当初40万人分の受皿拡大を考えておりましたけれども、女性の就業率の向上、あるいは今回子ども・子育て新支援制度を導入したことも含めて更に10万人を上積みすることとし、そして実際市町村から上がってきている45.6万人、これは認可保育園等で対応するわけでございますけれども、それ以外の5万人分の保育の受皿に対応していこうということでやらせていただいているところでございますので、今委員御指摘のように、このうちどれだけが今の待機児童から来るのか来ないのかと、個々のケースまで想定しているところではございません。

○山本太郎君: これ、おかしな話なんですよね。5万人、事業所内保育というところにつくっていきますよという話なんですけど、じゃ、それ、誰が求めているんですかということに対して、その答えはないということなんですよ。

でも、これ、つくるためには、やっぱり根拠というものが必要ですけれども、じゃ、どうやってその数字を導き出したんだ、5万人という話なんですけれども、2003年に行われた調査ですよね、これ、民間の方々が。日本労働研究機構、サンプル数は1182人。2005年にも調べたよと、第一生命が、サンプル数百。これを根拠に5万人の事業所内保育、ニーズがあるというような雰囲気でつくり出しているという話なんですよね。要は、ニーズ理解していないんだと、使っているこのデータなんて2003年、2005年、いつの使っているんだよという話ですよね。


☆ニーズも理解せず、調査もせず、提供するサービス

を一方的に決める、かなり、乱暴な印象を受ける !

ニーズも理解せず、調査もせず、提供するサービスを一方的に決める、それをこの場で話し合って決める、これってかなり乱暴な印象を受けるのは私だけでしょうか。事業所内保育所を増やしていく法案に対しての質問に対して、事業所内保育所を求めている人がどれくらいいるか分からないって、これは悪い冗談ですよ。立法事実なしと答えているのと同じことですよね。

大都市以外でマイカー通勤されている方々のお話、こういうことだったらまだ理解できると。事業所や病院などでの保育施設の意義は十分理解できますと。でも、大都市部の保護者の方々は電車で通勤が多くないですかって、いろんな委員の先生方からの御指摘があったと思います。

これ、大人が移動するだけでもこの超満員電車、特に東京なんてそうですよね。皆さん、最近電車に乗られていますか。超満員電車乗られた記憶って最近いつですかね。これ、正気を保っているだけでも大変なんですよ、大人が。ここに赤ちゃん抱いて、小さな子供の手を引いて、また満員電車に乗り換えて、やっと出勤できた、いやあ、事業所内保育所に預けられるから安心だわって、普通に考えてこれあり得ない話なんですよ。

そう言うと、必ず、こういう答えが返ってくるんです、フレックス制。フレックス制利用するから問題ないですよって話になるんですけど、じゃ、この国に存在している企業の中でフレックス制が導入されている企業、

どれぐらいあるんですかって、厚労省調べているんですけれども、たったの4.3%。この法案、今回ここに提出されて審議されている、議論されているこの法案というのは、世の中のニーズとずれていませんかという話だと思うんですよね。

大丈夫ですよ、マイカー通勤していない方も大丈夫なんですよ、事業所内だけじゃないんですよって、これ地域枠というのがありますからね、場所も自由に設定できたりするんですから、あなたのお住まいの最寄りの駅で利用可能になるかもしれませんよという話をされても、これ企業ですから、やっぱりコスト重視しますよねって。


☆コスト重視の結果、しわ寄せのほとんどが、

  保育士に行ってしまう !

場所代にコストが掛かったら、まず、最初にしわ寄せが行くのは、どこですかって、最初にカットされるの、誰ですかって、これ保育士以外ないんですよ。人件費に響くんですよ。結果、しわ寄せのほとんどが保育士に行ってしまうという話になってしまう。
定員弾力化、変わった言葉ですね。定員の弾力化。この名の下に規制緩和がなされていくと。


☆定員を上回る子供を受け入れる状況、まさに

 破滅的、明らかに保育士潰しです !

現在ぎりぎりですよ、ほとんどが。現在ぎりぎりの状態の現場に対して、更に定員を上回る子供を受け入れる状況、これ進んだらどうなりますかって、もう保育士バーンアウトしちゃいますよって、燃え尽きてしまう保育士をつくり出すようなものだ。安全性にも大きな影響を及ぼす。まさに破滅的、明らかに保育士潰しですよ、これ。

資格があっても保育の仕事に就けない理由、理解されていますか。これを増大させることになりますよっていうお話なんです。


☆安倍政権の緊急対策の内容は、現場の保育士

さんたちの待遇、全く改善されていない !

昨年4月1日時点での待機児童と潜在待機児童合計8万3375人の児童の保護者の人たちが求めているものは、先日、3月28日に塩崎厚労大臣が発表した、待機児童緊急対策では全くない、と私は思います。

緊急対策の内容は、現場の保育士さんたちの待遇、全く改善されていないじゃないですか、負担だけ増えているじゃないですか、これ保育の質が低下しているっていうこと理解されていますかって。

大多数の保護者の方たちが求めていることは、プロがしっかりと子供を見てくれるということなんですよね。で、経済的負担が軽いということなんですよね。
ということは、もうこれ認可保育所以外ないじゃないかって。

それを整備するために、コンビニ的につくっていくっていう考え方もあるかもしれませんよ。


☆一番の緊急課題は、国の責任、政府の責任

 で認可保育所を増やすことだ !

でも、加藤大臣、もう一度、一番大切なポイントに戻ると、一番の緊急課題は国の責任、政府の責任で認可保育所を増やすことだと思うんですけれども、そういうことで間違いないですよね。

○国務大臣(加藤勝信君): これまでも御説明させていただきましたけれども、我々のベースはまず

45万6千、これ市町村から出てきた、先ほど申し上げた現在の待機児童数、潜在的な児童数、さらにはこれからの地域における動向を踏まえて整備計画が出てきているわけでありまして、まずこれをしっかりと実行していく。

しかし、それを超えても出てくるということが想定されるものでありますから、そういったものの受皿として、今回、企業主導型保育所というものを提案をさせていただいているわけでございます。

また、今回のこういう議論を踏まえる中で、多分今年の春においては、また各市町村からいろいろとそういったことも情報を頂戴するということになろうかと思います。その段階において更にその数字が増えていけば、またそれを踏まえた対応をしていくというのは、これは当然のことだと思います。

○山本太郎君: ありがとうございます。
本当に必要なものは認可保育だということをよく、もう当然のことだというふうに認識されているというお話だと思うんですけれども。


☆今のゼロ歳から五歳児まで、当時の出生率を

見てみると1.4、1.42くらいだ !

ごめんなさい、これは通告にないんですけれども、今のゼロ歳から五歳児まで、この保育というものを受けている子供たちの出生率、当時の出生率を見てみると1.4、1.42、これぐらいの数値だと思うんですけれども、安倍政権、1.8を目指すと言っていますよね。1.4から1.8に増えるということは、今よりも子供どれぐらい増えるかということは御認識されていますか。御存じの方いらっしゃったら教えてください。

○国務大臣(加藤勝信君): 希望出生率1.8というのは、それぞれの若い方々が結婚されたい、そして結婚して子供さんを持ちたいということからつくり上げてきた数字ということでございまして、そういう意味で希望出生率ということで提示をさせていただいております。

ただ、どの段階でどれだけの子供さんが生まれてくるかというところまで我々数字を持っているわけではございません。

○山本太郎君: ありがとうございます。


☆合計特殊出生率1.8になると、ゼロ歳から五歳

までの子供が、今より、162万人増加する !

通告していなかったので、その答えというものは持ち合わせていないということも理解できるんですけれども、2014年の合計特殊出生率1.42、これ、出生数は100万3532人。本当に簡単な、あくまで仮定の話で単純に計算しただけですけれども、大体これが1.8になると一年当たり27万人増えるんじゃないかと。ゼロ歳から五歳までの六年代だと、27万人掛ける6年代で、162万人。

今の状況に対応もできていない状況で1.8ということは、もうこれ本当に急がなきゃいけないし、その状況をつくらないことには1.8にもなれるわけがないし、子供を産もうという状況にはならないということだと思うんですね。
話を進めたいと思います。

問題は、施設が足りないということもありますけれども、それだけではないということはもう皆さん重々御存じのとおりですよね。箱だけ増やしても中身伴っていなきゃ何の意味もないよと。

「ルポ 保育崩壊」の著者であるジャーナリストの小林美希さん、著書の中で、現場に目を向ければ、
箱物は用意されても肝腎の人材確保や人材の教育が追い付かない、利益を出すことを目的とする株式会社の新規参入や事業拡大が目立つ中、とにかく保育園に入れないことには、仕事を失いかねないという保護者の切迫した状況と裏腹に、とても安心して子供を預けられないような、現実がある、このようにおっしゃっています。


☆保育現場が。長時間労働、低賃金によって、

そこで働く人々が余裕をなくしてしまう、結果、

使い潰されるような労働環境になっている !

そのような状況をつくり出している原因の一つとして、保育現場が長時間労働、低賃金によってそこで働く人々が余裕をなくしてしまう、結果、使い潰されるような労働環境になっているということがあると思います。

ぎりぎりの保育の現場で求められるのは、子供一人一人のペースに合わせた保育ではなく、時間内に仕事をこなせる要領、スピードが全て。新人の保育士がてきぱきできないというだけでもういじめの対象になってしまうというような事実もあるようです。

一人一人に寄り添う保育、温かみのある保育とは、懸け離れた、全く余裕のない保育で接する大人たち。こういう大人たちを目の前に、子供たち、伸び伸びできるわけないですよね。

逆に、その緊張感が伝わってしまって、もうびくびくした緊張状態を強いられる保育だと。そんな状況をより加速させるような緊急対策、これ、何の意味もないですよね。


☆提出した修正案は、政府による保育士さん

の処遇改善と認可保育所等の整備です !

この悪循環、現実、変えていくんですと、そういうお話だと思うんですけれども、本気でそう考えるんだったら、政府そして厚労省が一番逃げたいテーマ、ここにしっかりと取り組む必要があるんじゃないかなと思うんです。本法案も含めた子育て緊急対策で一番扱いの悪い部分にフォーカスをする必要があるということです。

そこで、私は修正案を提出させていただくことにいたしました。
内容は、政府による保育士さんの処遇改善と認可保育所等の整備です。

まず、保育士さんの処遇改善についてお話しします。配付資料の一になります。
国家公務員福祉職一級の俸給表で、短大卒の保育士さんをモデルケースとして、地域手当ごとの勤務年数に応じた年齢別の年間給与の一覧表になっております。人事院にお願いして作っていただきました。

−この続きは次回投稿します−

 

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