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新潟県知事選で野党系候補勝利に「解散風の風向き変わる」可能性大 ！
小泉元首相：「廃炉は国民の常識」と主張 ！
伊集院光×中村尚登
（numbers2007.blog123.fc2.com：2016.10.18より抜粋・転載）
新潟県知事選で「反原発」掲げる野党系候補
・米山隆一氏勝利に「解散風の風向き変わる」可能性大 ！
2016年10月17日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光とTBSラジオ編成局ニュース情報部担当部長・中村尚登が、新潟県知事選で、反原発を掲げる野党系候補・米山隆一氏勝利に「解散風の風向き変わる」可能性があると語っていた。
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1
◆３野党推薦の米山県知事誕生の衝撃 ！
伊集院光：僕がちょっと興味深いと思ったのは、新潟の知事選挙なんですけど。
中村尚登：野党系の候補の米山隆一さんがね。それまではね、森民夫さんが有利だと言われていたんですけど。与党側がね。
伊集院光：はい。
中村尚登：民進党の母体である連合の新潟も、森さんを応援してて。「与党圧勝じゃないか」と言われてたんですが、蓋を開けてみれば、米山さんが勝った、ということですよね。
伊集院光：ビックリしますね。与党が推薦をしたのに対して、そうではない人が勝ったというと、何となく民進党が推薦している人なのか、と思うとそうじゃないんですよね(笑)
中村尚登：民進党は、推薦していない。今回は、この米山さんは、どちらかというと共産党が、主体なんですよね。あと、自由と社民が推薦していて。民進党は、自主投票になっているんですよ。
伊集院光：へぇ。
中村尚登：後半に入って、連舫さんなんかも応援には行ったみたいですけれどもね。
伊集院光：うん。
＊補足説明：2016年新潟県知事選の結果。
10月16日、3野党推薦の米山氏は、自公推薦の森民夫氏に6万3千票差で、当選した。
新潟県民・民進党支持者の8割、自民党支持者の3割は、米山氏に投票したようである。
◆反原発の意志を示すにいがた新潟県民
中村尚登：実際に、新潟県で野党系の知事が誕生するのは、初めてなんですよね。もちろん、共産党が推薦した候補が知事になるというのも、初めてということで。それだけ、県民のその反原発の意思というのが、強いということですよね。
伊集院光：こうなってくると、鹿児島の三反園知事もやっぱり「原発、いかがなものか」みたいな風を受けて、当選するわけじゃないですか。そうすると国としてはね、原発がないわけにもいかないだろうし。
中村尚登：そうですね。この新潟というのは夏の参議院選挙の時も、最後の最後までデッドヒートを繰り返して、現職を破って、森裕子さんがね、野党統一候補の森裕子さんが勝ったというところなんですよね。もう、その時に2,000票差だったんですよ。56万票と55万8000票の差で、野党側が統一候補が勝ったと。
伊集院光：ああ。
中村尚登：そこでまず1つ、今まではどちらかと言うと、与党の候補のほうが強いところだったんだけど、自民党が落とした、と。新潟で落としたとショックを受けていたところにきて、ここも米山さんというのも、告示の6日前になって、立候補を表明しているんですね。
伊集院光：うん。
中村尚登：だからほとんど、選挙運動も事前の運動もなかなかできなかったはずなのに、これだけ票を集めたということですから、自民党、与党にとってみると非常にショック、痛手ですよね。
伊集院光：うん。
＊補足説明：新潟県の原発事故は ？
柏崎刈羽原発は世界一の規模であり、福島の原発事故のような
事故になれば、福島の原発の数倍の巨大事故になる可能性がある。
◆衆議院「解散風」の風向きが変わるか ？
中村尚登：ですから、今度の日曜日に東京10区と福岡6区、衆議院選の補選がありますけれども。ここでどういうふうな数字になるのか、というのも踏まえると、「年明けに安倍総理が解散するんじゃないか」なんて、「今、解散風が吹いてきている」なんて言われていますけれども、それもちょっと、雰囲気が変わってくる。風向きが変わってくるという可能性がありますね。
伊集院光：なるほど。それこそ、任期まで行かなくても今、調子が良いうちに解散して、選挙をやって任期を先に延ばしていく、みたいなやり方をしようと思ったら、「これ風向きどうなの？」ということになるわけですよね。
中村尚登：そうですね。今回なんかも、国政選挙とは違う、ということを言う人もいますけれども、実際に今回、新潟のところでも、地盤が強い人、弱い人とかって、色々いるわけですよね。県会議員にしてもそうだし、国会議員にしてもそうだし。
伊集院光：うん。
中村尚登：今の衆議院議員の、自民党非常に強いわけですけれども、1年生、2年生というのは、非常に若い人達で、まだそれほど基盤がないわけですよね。もう、前回の選挙の時に、安倍さん人気みたいなのでワーッと通った、というふうな部分がありますので。
安田美香：はい。
中村尚登：ここにきてまた、こういう動きが地方で広がっているとすると、そういう若い議員達は、なかなか自民党票を集めきれないんじゃないか、というそういう不安もくるわけですよね。だから、「ちょっと待てよ。
今やったら、大勝できると思ったら、そうでもないかもしれない」というふうなムードが漂ってくると、今も言っている年明け解散とかというのは、ひょっとしたらもう、「え？そんな風、吹いていたっけ？」って話になる。
伊集院光：あとまぁ、根本の電力問題。難しくて、すぐには解決できないのは分かりますけれども、やっぱり、この選挙結果を受けてインタビューとか、記事とか読んでいると、都会でいっぱい電気を使うのに対して、我がふるさとに原発というものがあるのは嫌だという人の数も多い、と。
それで、我々都会に暮らしているわけで。なんか本当に簡単ではないな、というね。
中村尚登：実際、これなんか、今回なんかも野党系の候補が勝っていますけど、原発の立地している柏崎市とか、そういうところに行けば、与党候補の方が、やっぱり上回っているんですね。
伊集院光：ああ。
中村尚登：というのは、やはりそこのところでお金が落ちてきて。それで町が活気付いて雇用にもつながったりしているわけですよね。あれだけ大きい原発ですから。
伊集院光：はい、はい。
中村尚登：だから、そういうものがもしなくなったとすると、その人達の収入はどうするんだ、というのは地元なんかではくるわけですよね。だから、そういうところ、同じ県民の中でも、気持ちの違いみたいのが出てくる部分がありますのでね。
◆反原発と現実
伊集院光：そうなんです。確かにね、僕ふらふら、ふらふら旅しているじゃないですか。ましてや、自転車でものすごい距離を走ったりとかしますとね、急に僕は、そんなに知らない町だけど、この一角の…たとえば、僕は、草野球が好きなんで、野球のグラウンドとかつい目が行くんですけど、「とても良い施設があるけど、どうしたんだろう？」と思ったりすると、実はやっぱり、原子力発電所があるところだったりするケースってあるんですよ。
安田美香：はい。
伊集院光：やっぱり、その地域は潤うということと、さらにはやっぱり東日本大震災を…我々、日本は経験したから、それに対して思っていること。あと、「実際問題、電気は？」みたいなことね。もう、本当に難しいとしか言えなくて、大変申し訳ないですが。
（参考資料）
Ⅰ 小泉純一郎元総理の今までの脱原発に関する発言まとめ
「政府は、原発は低コストだとしてきたが、高レベル放射性廃棄物を処分するには、膨大な費用と数万年単位の時間がかかる」
「10万年だよ。300年後に考える（見直す）
っていうんだけど、みんな死んでるよ。
日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」
「脱原発は、政治がリーダーシップを発揮しないと進まない。
自分は数十年後には死んでいて、原発のない日本は見られないかも知れないが、それをするのが本物の政治家だ」
「東日本大震災を考えると、原発をゼロにした方がいい。日本の能力を考えればできる。ピンチをチャンスに変え、原発ゼロの
循環型社会をつくる契機にすべきだ」
「震災の困難をチャンスに変えることが、日本ならできる」
Ⅱ 小泉元首相の講演、今度は福島・
いわき市で「廃炉は国民の常識」と主張 ！
（yuzawagenpatu.blogspot.com：2016年2月11日より抜粋・転載）
小泉元首相は、2月8日に、都内で脱原発の講演をしたばかりですが、2月10日には、福島県いわき市で、講演をおこないました。
約1300人の聴衆に向かい、「福島の原発を全て廃炉にするのは国民の常識」、
「原発ゼロは空想でも幻想でもない。事実が証明している」と述べました。
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